家庭教師 インナーウェア

インナーウェア

 インターネット通販で、紀子は、下着を探していた。今は、学校のコンピュータ室だが、紀子は、何の気なしにインターネットでネットサーフィンをしていた。
「へー、今まで知らなかったけど、いろんなサイトでいろんな物を売っているんだぁ」
 紀子は、独り言を呟きながらいろいろなサイトを次々に渡り、気に入ったサイトのURLをメモりながらあちこち動き回っていた。
「あ、ここ、知っている。へーそうか、カタログの通販会社でもインターネットで物が買えるんだ。へぇーなるほどねぇ」紀子は、突然思い付いた。
「そうだわ。通販なら結構いい下着が安く買えるわね。デパートやスーパーに買いに行ってもいいけど、セクシーな下着ってやっぱり人に見られるのって恥ずかしいし、通販なら大胆な下着だって買っても平気だし、私もそろそろ大人なんだし、下着に凝ってもいい年頃だもの・・。
 それに、誰に見せる訳でもないし、ちょっと興味がある程度でわざわざデパートの下着売り場に行くほどでもないわよね。それに、通販ならデパートで買うより安いし、何より人に見られないのがいいわね。うちのマンションには宅配BOXもあるし、外出している時でも宅配便の人は宅配BOXに入れてくれるし、通販だったら、宅配のおじさんとかもどんな中身が入っているか分からないし・・・。そうだわ、ちょっと通販のホームページを調べてみよう」
 紀子はそう思い、またインターネットで検索を始めた。
「えーっと、検索のキーワードは、通販、インナーっと・・・。これで、どうだ。えい」
 そう独り言を呟いて検索を行った。結構あるわね。紀子はそう思いながら、次々にそのリンク先に移動していった。「ふーん、私も全然知らない所が結構あるのね」いろいろなサイトを訪れて行くうちに輸入専門の下着を取り扱っているサイトに出くわした。「え、何これ・・・。アダルトサイト?
違うわね。こんなエッチな下着を売っているんだぁ。ふーん。値段もそんなに高くないのね。
 こんなの一体誰が買うのかしら・・・。でも、ちょっと私には要らないわね。これほど過激じゃなくてでも、ちょっとセクシーな物がいいわ」紀子はそう思いつつも、多少興味があったので、URLは一応メモっておいた。「ああ、これって確か、書店とかでカタログを無料で配っている所だわ。
 あら、なかなか安いわね。そうね、今日の帰りにでもカタログをもらってこようかしら」紀子はそう考えとりあえず学校の帰りに本屋で通信販売の無料カタログをもらって帰る事にした。
 やがてまばらな学生しかいなかったコンピュータ室もいろいろな学生が増えてきた。
 紀子は、時計を確認した。次の講義まで15分くらいに成っていた。
「ちょうどいい時間だし、次の講義は途中から入るとあの教授はうるさいから遅れない様にしなきゃ」
 そう思い、紀子は、インターネットの接続を閉じ、一也が教えてくれた裏技でインターネットのアクセスの痕跡を消し、席を立った。

「ふーん、っと」紀子は、思いっきり背筋を伸ばした。やっと今日の授業が終わって、一息ついた所だった。
「さぁてと、帰るか」そう呟くと、紀子は教室から出て行き家路についた。
 キャンパスから駅に向かう途中に郊外型のかなり大きな書店があり、紀子はそこに立ち寄った。
 店内で本や雑誌を一通り見回してから雑誌コーナーに通信販売の無料カタログを見つけた。
「あった、これよ、これ」紀子はそう思い、カタログを手に取ると鞄の中に入れて店を出ていった。
 その夜、リビングでくつろぎながらそのカタログを見ていた。
 ふーん、いろいろな物があるのね、これなんかセクシーな感じだし、それにお値段もお手ごろね。
 そう言いながらカタログの必要事項に記載をし、通信販売の申し込みを書いた。
「ふーん、ベビードールって言うんだ、これなんか結構やらしいな・・・」そう思いながらかなりきわどい下着やベビードール、レースの下着のセット、Tバックなどを選んでいた。
「まぁ、物は試しに買ってみようかな」紀子はなんとなくそういう気になり、注文書を書き上げた。
 そうこうしているうちに急にドラッグストアに行く事を思い付いた。
「何だか思い出せないけど、薬を買わなきゃ・・・。ああ、そうだわ、駅前のドラッグストアに行かなきゃ」
 そう思って、書いたばかりの通信販売の申し込みハガキを持って紀子は駅前のドラッグストアに向かった。
 紀子はこの時は、既に一也の後催眠の通り、深い催眠状態で淫乱な奴隷の紀子になっていた。
 マンションを出て、駅前のドラッグストアに向かいコンドームを買った。紀子は店内を見回したがピルは売っていなかった。しかたがないのでドラッグストアの店員に尋ねた。
「あの、ピルってここでは、売っていないんですか?」「お客様申し訳ないんですが、ピルは、お医者さまの処方箋がないとお売りする事ができないので・・・。処方箋はお持ちですか?」紀子は、知らなかったのでまた尋ねた。「処方箋がなければ駄目なんですか・・・。それって産婦人科で見てもらえばいいんですよね」
「そうですね。日本じゃピルは厚生省から認可されていないので医師の処方箋がないとお売りできないんです」
「処方箋があれば、当店でも扱っていますので・・・。申し訳ございません」
「わかりました。それじゃこれを」そう言って紀子はコンドームを3箱程カウンターに置き、代金を払った。
 紀子は自宅のマンションに戻り、ドラッグストアの袋からコンドームを取り出した。
 そして1箱を開け、その中の小箱をひとつ取り出し、一也の家庭教師の時に持っていく鞄の中に入れた。
 そして、残りの分はコスチュームのしまっている紙袋に入れて、書斎に入っていった。
 紀子は、インターネットでピルについて調べ始めた。
「やっぱり薬局の店員の言う通り処方箋が必要なのね」そう呟くと、紀子はタウンページを取り出し近くの産婦人科を探した。
 もうこの時間だと開いている病院はないだろうし、ピルの処方箋をもらうのに救急外来もないわね。
 紀子はそう考えると、明日一番で病院に行って処方箋を手に入れようと考えた。
 幸い、明日は午後からしか講義はなく、午前中は空いている。
 ご主人様の指示通りには行かなかったけれど、普段と違う行動を取って周囲に怪しまれるのはまずい。
 何より、ご主人様は周囲の人間にばれるのが一番嫌われている事だ。私は、あえてご主人様のお言い付けに逆らって明日に処方箋を手に入れてピルを手に入れよう。もし、ご主人様がここにいらっしゃたらそう言われるに違いない。でも、私が無知だったばっかりにご主人様のお言い付けを守れないなんて奴隷として最低だわ。そうよ。今日は徹底的に避妊についてインターネットで調べましょう。
 これも、奴隷としての勉強だわ。そう決心をした紀子は、インターネットで避妊方法から、道具はたまた薬の数々まで色々な事を調べまくった。
 そうだわ。昼間見ていた下着ももう少し詳しく調べてみなくっちゃ。たしか、メモを取っていた筈だけど、あったわ。これ、ええーっと、これで・・・、出たわ。
 それから紀子は海外製のエッチな下着なんかを見てまた、メモをとった。
「ああ、ああ、ご主人様・・・。紀子をかわいがってくださいませ。ああーん」そう言いながら画面を見て興奮したのかまたオナニーを始めた。
 自分で自分を慰めて一息ついた頃、紀子は気だるい体をしゃんとさせ、「ご主人様に選んでもらおう・・・」そう言いながらメモを書きまた一也の家庭教師の時に持っていく鞄の中に入れた。
 紀子は、時計を見た。「あら、もうこんな時間だわ。明日は病院に行かなきゃいけないし」そう言ってパソコンを終了させて、紀子は、お風呂場に向かった。
 風呂場で汚れた下着を脱いでシャワーを浴び、体を洗ってから髪の毛を乾かしながら、「何だか眠くなってきたわね。ふわーあ」そうあくびをして、パジャマに着替えると、ベッドに入った。
 ベッドに入ると先程の心地よい快感の為かすぐに寝入ってしまった。

「はぁーあ、あれ、私、いつの間にか眠ったみたい。昨日は何してたっけ? 確か通信販売のカタログを見てそれから・・・。どうも思い出せない・・・。ま、いいか」そう思い洗面所に行った。
 顔を洗いながら紀子は、何か重要な事が有った様な気がして鏡に写った自分を見た。
 鏡に写った自分の目と眼があった瞬間、紀子は、ぼおーっとするのを感じた。
 焦点が合わない様な表情を見せ、はっとなったように気がついた。
「そうだわ。今日は産婦人科に行って処方箋をもらわなきゃ」そう思って紀子は急いで身支度を始めた。
「昨日はご主人様のお言い付けが守れなかったけど、今日はちゃんとしなきゃいけない」そう紀子は思った。
 この時、すでに紀子は奴隷の紀子になっていた。

 紀子は昨日調べた産婦人科の病院で診察をうけ、ピルの処方箋を出してもらった。
 そして、ピルの用法の諸注意を聞き、薬局に向かった。
 病院ではどこの薬局でも構わないと言われていたので、病院の隣にある薬局で処方してもらった。
「はい、これです。この薬を1日1錠飲んで下さい。いつ飲んでも構いませんが、毎日飲まないと効果はありませんから、決まった時間に服用する様にしてください。朝、起きてからでもいいし、夜寝る前でもいいし、決まった時間に飲む習慣をつければ、いいですから。それじゃ、お大事に」
 そう説明を受けると紀子はお金を払い、マンションに戻っていった。
 マンションに戻るともう11時半を過ぎていた。
 紀子は、本当ならば昨日から飲んでいる筈のピルを1錠飲み、洗面所の脇に箱を置き、その中にピルを入れた。
「あれ、私、何ボーッとしてたんだろう。あれ?」紀子は、ふと時計を見て驚いた。
「もう、こんな時間、やっばーい。寝過ごしたんだわ。今からだと急がなきゃ、間に合わない」
 そう言うと慌てて紀子は準備を整えてマンションから学校に向かった。

今日は、一也の家庭教師の日だ。紀子は、普段と変わりなく大学に行き、いつもの様に一旦自宅のマンションに戻って、家庭教師の道具を取りに戻ってきた。
 学校から戻り、洗面所で手を洗ってふと鏡を見るとまたボーッとしてしまった。
「そうだわ、着替えなきゃ」紀子は普段あまり開けないクローゼットから紙袋を取り出し、シースルーの下着を身につけるとまた紙袋をしまい、さっきまで着ていた服を着た。そして、脱いだ下着は洗濯物入れのかごに掘り込んで一也の家庭教師の資料の入ったバッグを持ち、いそいそと出かけて行った。
 玄関で鍵をかけ、一也の家に向かった。

「ピンポーン」紀子は、一也の家の玄関のチャイムを鳴らした。
「しばらくすると一也が出てきた」「あ、一也君、こんばんわ。またご両親はお仕事?」紀子はそう尋ねた。
「はい、まだお店の方がバタバタしているみたいで、でも、来週ぐらいかは落ち着くと思うんですけど」
 そう言って紀子を家にあげ、いつものように鍵をしてチェーンロックを掛けた。
「一也君、こないだは本当にありがとうね。おかげで随分インターネットが出来るようになったと思うんだけど、まだちょっと不安な所が有るんだ。悪いけど、また今度の日曜日に教えに来てくれない?」
「いいですよ」そう話ながら、一也と紀子は2階の一也の部屋に上がっていった。
 一也は部屋に入るとおもむろに紀子に言った。「紀子は僕の催眠のとりこ」
 紀子は、びくっとして、それから空ろな眼になり「わたしは、あなたの催眠のとりこです。」と言った。
「紀子、服を脱ぎなさい」「はい、ご主人様」そう言うと紀子は、着ていた服を脱ぎ始めた。
「うん、紀子。その下着はこの間僕が買ってやった物じゃないか」「はい、ご主人様。これはこの前の日曜日にご主人様に買っていただいた下着です」「なんで、それを着てきたんだ。俺は、紀子にオシャレに気を付けろと言った筈だったな」「はい、ご主人様。でも、下着は今日には間に合いませんでした。
 申し訳ございません。月曜日に通信販売で注文したので、遅くとも今度の日曜日には届くと思うんですけど・・」
 そう言いながら、語尾は小声になっていった。
「そうか、まぁ、しょうがないな。まぁ、いい。ところで、ピルはあれから飲みつづけているな」
「はい、ご主人様。飲みつづけています。でも、ご主人様念の為にコンドームはお付けになった方がよろしいです。あれから、いろいろ避妊について勉強しましたが、最低でも1週間は置かないとピルの効果も怪しいという臨床例が載っていました。ですから、念の為にコンドームはお付けになった方がよろしいかと思います」そう紀子は言った。「わかったよ。紀子、僕も紀子が完全に安全日になっているかピルの効き目が十分だと思える様になるまでコンドームを付けるよ。ありがとう、紀子」
 紀子は、鞄の中からコンドームを取り出すと一也に手渡した。
「今日はとりあえず、これだけ持ってきました。私のマンションに買っておいてあります。
 無くなったらいつでもおっしゃって下さい。すぐにでもお渡しいたします」
「わかった。紀子、今日は可愛がってやろう。さぁ、ベッドにお行き」そう言うと、紀子は、ベッドに寝転がってまたいつもの様に紀子の大事な所がわざと見えるようなポーズをとって一也を誘った。
「さぁ、その下着を脱がしてあげよう」そう言うと、一也は紀子のシースルーの下着を脱がし、紀子の胸を揉み、乳首を吸いだした。
 一ラウンドが終わると紀子が一也にこう尋ねた。「ご主人様、ちょっと見ていただきたい物がありまして、ご相談にのっていただけますか?」俺は、紀子の胸を揉みながら聞いた。
「ああ、ちょっとパソコンを立ちあげて頂いて、インターネットに接続していただけますか?」
 そう言ったので、俺は、紀子の胸を揉むのを止め、パソコンを起動した。
「紀子、何だ。俺に何を見てもらいたいんだ?」そう聞くと、紀子は、メモを取り出し、おもむろにURLを入力しだした。
「このサイトでご主人様の気に入った物が見つかればいいんですが・・・」そう言って、インターネットの通販のサイトでかなり過激な下着を販売している所を画面に出した。
「なるほど、僕に下着を選んで欲しい訳だ。なかなかいい所があるじゃないか、紀子」
 僕は、画面を眺め、2、3気に入った下着を選ぶと紀子に言った。
「これなんか似合うんじゃないか? あと、SMっぽいのもいいな」そう言うと、紀子は、またメモをとり、こう言った。「ありがとうございます。ご主人様。やっぱりこういうのはご主人様に選んでいただかないと紀子はセンスが無くってだめです。まだまだ、勉強不足です」
 そういいながら、メモを鞄にしまい込んだ。これは、今日さっそく注文しておきます。
 それに、これはいつものように普段は忘れていて心の奥底の無意識のうちに覚えておけばよろしいですよね、ご主人様」そう言った。
「そうだ、紀子、良く分かっているな。そうしなさい」僕は、微笑みながら紀子にそう言った。
 紀子は既に、催眠状態で普段は忘れていて無意識のうちに覚えておくという事に慣れきっていて特に暗示を与えなくてもその様に半自動的に行えるように成っていた。
 しかし、このままなぁなぁで紀子に任せておくとそこからほころびが生じないとも限らない。
 僕は、用心の為に紀子を深い催眠状態にして予防の為の処置をする事にした。
 僕は、紀子の額に手を当てた。すると、紀子はすぐさま体の力を抜き、すっと瞼を閉じた。
「紀子、今の様に指示を与えると覚えておく事とおかない事を自分で判断して自己暗示を掛けるのは構わないが、自己暗示を掛ける時は、かならずこの僕に分かるようにしなければならない。面倒だと思っても必ず僕に確認しなさい。いいね」
「はい、ご主人様。ご主人様のお言い付けを無意識のうちに覚えておく時は、必ずご主人様に確認をします。これでいいですよね、ご主人様」紀子は、暗示を受け入れて、その暗示を受け入れた事を俺に分からせるためにわざと、同じ事を繰り返すように尋ねたのだった。
「そうだ、紀子。そういう具合に確認するんだ」「はい、ご主人様。今後はご主人様に分かるように確認いたします」
 これでよしと、僕は、予防処置が施されたのを確認し安心した。
 再び僕は、紀子を淫乱奴隷に戻して、インターネットでコスチュームを選ぶ指示をしていった。
 時計では既に1時間30分が過ぎており、紀子に対する記憶の調整を考えるとそろそろタイムオーバーに成りつつあった。
 僕はまた、紀子に体を洗いに行かせ、ベッドを片づけさせ、身繕いをすると、いつもの様にイスに座らせ、紀子の額に手を置いた。
 紀子は、すっと眼を閉じ、体の力を抜きたちまち深い催眠状態に陥った。
「紀子、よーくお聞き、お前は今日、僕と一緒に勉強していた。いいね。いつもの様に家庭教師をしていた。眼が醒めると、いつものように家庭教師をしている紀子に戻ります。
 そして、催眠中の僕がいつものように覚えておきなさいといった事は、心の奥底の無意識に覚えていますが、催眠が解けた後は、全然覚えていません。いいですね」
「はい、ご主人様。ご主人様がいつものように覚えておきなさいと指示された事は、私の心の奥の無意識に覚えていて、催眠が醒めた後は全然覚えていませんが、必ずご主人様のご命令通りに行動します。そして、私は眼が醒めた後は、ご主人様に家庭教師の授業をしていた事を覚えています」
「よろしい。では、3つ数を数えると紀子、あなたは眼が醒めます。1、2、3、はい」
 眼をぱちぱちさせて紀子ははっとした。
 僕は、机に向かって英語の本を読んでいる振りをして紀子の方を横目でちらっと見た。
「先生、どうしたの?」「う、ううん。何でもない。ちょっと考え事をしていただけ・・・」
 そう紀子は言った。「先生、ちょっとここの所、教えてくれませんか?」
 そう言って、僕は紀子に質問をした。僕も紀子で遊んでばかりいる訳ではない。ちゃんと勉強もしているのだ。その証拠に今回もちゃんと勉強をして紀子に質問をしている。
 今は、家庭教師の時間がほとんど紀子との調教で過ぎてしまっているので、僕は、紀子と会わない時間に英語の勉強をしている。紀子がまじめに勉強を教えてくれたおかげで英語に対するコンプレックスがなくなった。と、同時に自分で勉強する気になれるようになっている。
 紀子に対する調教の時間を確保するために、僕は時間を見つけ英語の勉強をして、紀子の家庭教師が出来るだけ続けられるように努力した。
 そういう意味で言えば、紀子は超一流の家庭教師だ。英語が苦手だった僕をやる気にして勉強させるように仕向けている。例えそれが、どんな状況下であろうが、結果だけ見れば十二分に成果はあがっている。

「ところで、一也君」いきなり紀子が話し掛けてきた。
「何ですか、先生?」僕は、聞き返した。「一也君、今度の日曜日、空いてる?」
 僕は、すぐにピンときた。この前に紀子に与えてあった後催眠の暗示が効いたのだ。もちろん、予定は入れてはいなかった。こうなる事が分かっていたので予定は入れない様にしていたのだ。
「ええ、一応、空いていますけど、何ですか?」僕は分かっていたが、分からないふりをして尋ねた。
「悪いけど、先週教えてもらったパソコンの所で分からない所があるの・・・。それで、また一也君には悪いんだけど、付き合ってもらいたいんだけど・・・。ダメ?」
「ああ、そういう事ですか。分かりました。僕もやっつけ仕事でやったので、説明とか良く分からない所とか有るんじゃないかって気になっていたんですよ。分かりました。日曜日ですよね」
「そう、日曜日。もし良かったら、だけど・・・」「大丈夫ですって、日曜日予定開けておきますから」
「そうね。そしたらまた朝の10時にしましょう。10時にうちのマンションに来てくれる?」
「わかりました。10時ですね。じゃぁ、10時に先生のマンションに行きますから」
 僕は、そう言って日曜日に紀子のマンションに行く約束をした。

 その週の日曜日、約束通り僕は、紀子のマンションに向かった。
「ピンポーン」僕は、マンションのオートロックの玄関のインターフォンで紀子の部屋番号を押し、インターフォンのスイッチを押した。やがて「はーい」という返事が聞こえてきた。
「先生、一也です。開けれくれますか?」そう言うと、「はい、開いた?」と言う声と同時にマンションの玄関扉が開いた。僕は、おもむろに玄関扉をくぐってエレベータに乗り込み8階のボタンを押した。
 エレベータは8階に止まり紀子のマンションの玄関のドアの前に立った。僕は、またインターフォンを押した。「はい、はーい」そうするといきなりガチャンという音がして、紀子が玄関を開けた。
「一也君、ありがとうね、今日は。さぁ、あがって」そう言って僕を迎え入れて、玄関の鍵とドアロックをして、僕をリビングに招き入れた。
「一也君、わざわざありがとうね。本当なら教えてもらいに行けば良いんだろうけど、パソコンを抱えて持っていくわけもいかないし、家庭教師の時間は一也君の勉強の時間だからその時に聞く事もできないし、今日は日曜日で、朝からやれば、午後には一通り覚えられるかなぁって思って、ね。
 それに、もし良かったら一也君、お夕飯も食べて行ってよ。一人で食べるより二人で食べた方が楽しいしそれに、作りがいもあるから。ぜひそうしてよ。今日は予定入れてないでしょ?」
 紀子はそう一方的に今日の予定を決めてしゃべった。もちろん、僕としてはこの申し出に断る理由もなく、「構いませんよ。今日は徹底的にやりましょう」そう言った。
「先生、先生こそ、今日は予定とか大丈夫なんですか?」そう聞くと、「大丈夫。今日はなんの予定も入れてないから、それにいつも会っている友達も今日は用事が有るとかで連絡は入らないから」
 そう言うと、紀子はキッチンからいつもの様にコーラを入れて僕の座っているソファーの前のテーブルに置いた。「さぁ、どうぞ、まず一息ついてそれから始めましょうよ」
 僕は、紀子と5分ほど雑談をして、紀子の書斎のパソコンの前に座った。
 紀子は僕にイスを薦め、自分も横のイスに座ってパソコンのスイッチを入れた。
「で、先生、どこの部分を聞きたいんですか?」「聞きたいっていうか、出来るかどうかなんだけど」
 紀子は初心者に有りがちなどうすればいいのか分からないという類の質問をし出した。
 要するにスタートアップにメールとインターネットの接続を入れれば解決するような類の質問を聞いているのだ。
 僕は、10分ほど紀子に付き合ってやる事にした。
 どうやら、内容も一段落したようなので、僕は、今日の本題に入る事にした。
「紀子は僕の催眠のとりこ」僕はそう言うと紀子は、すぐに眼を閉じて「わたしは、あなたの催眠のとりこです。」と言った。
「紀子、服を脱いで」僕は、そう言った。「はい、ご主人様。紀子を見て下さい」
 そう言って、服を脱いだ。紀子は下着に今まで見た事が無いようないやらしい下着を着けていた。「ご主人様、インターネットで買った下着です。金曜日に届きました」
 それで、今日の為に着けてみたんですが、似合いますか?」
 そう聞いてちょっと照れる仕草をした。「うん、紀子、似合うよ。かわいいよ」
 そう言いながら紀子の下着姿をじっくりと鑑賞した。紀子は、胸の先が2つに割れて乳首が丸見えになっているブラジャーと大事な所以外透け透けになったパンティをしていた。
「紀子、偉いぞ。これからもちゃんと下着のおしゃれに気をつけなさい。わかったね」
「はい、ご主人様。紀子はこれからも下着のお洒落に気を付けます。ご主人様も、紀子のセンスが無い時は叱ってくださいね」そう言ってちょと嬉しそうに微笑んだ。
 僕は書斎を後にして紀子のベッドルームに移動する事にした。
「紀子、ベッドルームに移ろう。コスチュームを一式持ってきなさい」
 そう言って僕は紀子のベッドルームに入って、ベッドに腰を掛けて紀子を待った。
 しばらく待つと紀子が紙袋を持ってやってきた。
「お待たせしました。ご主人様。コスチュームです」
「紀子、ちょっと見せてごらん」そう言って紀子が持ってきたコスチュームを見た。
 通信販売で買った下着が多少増えていた。SMっぽいレザーのボンデージスーツもあり、紀子は言い付け通り買い揃えていたようだった。
 僕は、紀子が買い揃えた衣装を一通り見て言った。
「紀子、これに着替えてみなさい」そう言ってレザースーツと首輪、手錠の鎖、マウスボールを手渡した。
 紀子はこれからの仕打ちに心をときめかせているのか、怪しげな瞳の光を宿し、「はい、ご主人様」そう言いながら、下着をすべて脱ぎ捨てて手渡した衣装を身に着け出した。
 ボンデージスーツを着て、自分で犬の首輪をはめた。マウスボールは自分では嵌める事ができないらしく、「ご主人様、これを紀子に嵌めてください」そう自分で言い出した。
 僕は、マウスボールを紀子の口にくわえさせると紀子の手を手錠で括り付け、ベッドに大の字になるように紀子を戒めた。「紀子、お前は何だ?」「ふいー、ふふふーーーふふ」マウスボールを口にくわえているので何を言っているのか分からない。紀子は自分の置かれているシチュエーションに興奮したのか、ボンデージスーツの下の口からは、紀子の愛腋がじわりと滲み出してきた。
 僕は何をしゃべっているのか分からないので、紀子の口を自由にしてやる事にした。
「紀子、お前、これからどうして欲しい?」僕はわざと、焦らすように聞いた。
「はい、ご主人様、紀子は、紀子は淫乱なご主人様の奴隷です。紀子の身体を使ってご主人様のお好きなように弄んで下さい。紀子は、ご主人様にお役に立てれば本望です。ご主人様、どうぞ紀子を好きなようにして下さい」
 紀子は、淫乱なマゾ奴隷として、既に暗示を与えてあったので、俺は好きな事をしても、例えそれが、紀子の苦痛であったとしても、紀子自身はそれがものすごい快感となってしまう様にされている。しかも、その事が幸せで俺に弄ばれたり虐められたりするのが、非常な快楽となるように調教されている。本来なら、このようなシチュエーションも催眠によるイメージを与える事により楽に調教できるのだが、一也はあえてそうはしなかった。催眠はあくまで、紀子を操るための手段で紀子を調教するのは、催眠ではなく、本当の調教で行いたかったのである。
 この所の一也の調教で、紀子は既に、催眠中は完全に一也の奴隷になってしまっていた。
 しかも、これは、与えられた暗示による奴隷ではなく、快感と幸福感による一種のマインドコントロールの様な物で、催眠中の被暗示性の高さとセック○による快感のコントロールで暗示よりもっと根深い所で紀子を奴隷に教育していった。紀子も、催眠中という状況だけが普段と違うだけで、その他の奴隷としての調教は一也の暗示ではなく、調教技術により、この頃では自らすすんで痴態をさらけ出すようになっていた。
 最近の一也に対する催眠状態ではない時の紀子の態度も、無意識下で一也に対し親愛の情を持っているように接し、今の所紀子は、一也を教え子というより、仲のいい弟として感じているようであった。
 その心を知ってか知らずか一也は紀子を弄んでいった。
「紀子、お前はメス犬だ。もう、こんなに欲情して・・・」俺は、紀子のオマ○コを弄りながら言った。
 そう言うとますます紀子は、感じてきてこう言った。「紀子は、スケベな奴隷です。ご主人様どうか紀子を可愛がって下さい」そう言うと紀子は、腰を少し浮かして俺を誘った。
 俺は、紀子を少し虐めながらイチモツが硬くなり紀子を犯したくなったので、紀子が用意していたコンドームを嵌めて拘束したままで手足が自由の効かない紀子を犯した。紀子は十分に潤っていたので、俺の物はすんなりと入った。ただ、このままでは正常位しかできないので、俺は、紀子に挿入したまま足に着けた足かせを外し片足を持ち上げ紀子のさらに奥に自分の物を挿入した。
 紀子は、さらにヨガリ声をあげてオーガズムを迎えた。
 俺も、同時に紀子に果てた。それから俺は、紀子と3ラウンドをむかえお昼近くになった。

「紀子、そろそろお昼だな。飯にするか」
「はい、ご主人様。お昼を用意いたします。何かリクエストはありますでしょうか?」
 そう聞いてきたので、俺はこう答えた。「別に食事は何でもいい。適当に作ってくれ。
 でも、その前にこれに着替えて用意をしなさい」
 そう言うと俺は、ベビードールを差し出した。この上からエプロンをして食事を作りなさい。
 そう言うと、紀子は、すぐに下着を着替えた。
 レザーのボンデージスーツは紀子の愛液と俺の汗や紀子の汗でべちゃべちゃになっていた。
 それをタオルでちょっと拭くと、紀子は、手渡された下着にベビードールを羽織りその上からエプロンをしてキッチンに入っていった。
 俺は、紀子がキッチンで食事の用意をしている間に、シャワーを浴びてさっぱりした。
 それから、紀子の様子を見にキッチンに入った。
 僕は紀子のベビードールにエプロン姿の後ろ姿に何か感じる物があり、紀子に料理をさせながらバックからそのまま犯した。
「あん、ご主人様、料理の途中です・・・。そんな、いけませんわ・・・。ああーん」
 そう言いながら料理の手を休め、一也の手に自分の手を重ねて内から沸き上がってくる快感に身を預け一也に犯される状況を楽しんでいた。
 紀子は、完全に一也の奴隷に成り下がってしまい、既に一也が紀子に与える快楽の虜になっていた。
 この快感を得るために一也の奴隷になるのになんの躊躇いもなく、自らすすんでその快感を得ようとしていた。
 俺はまたも紀子の中で果てた。紀子も俺が果てるのを見てまた絶頂を迎えた。
 キッチンで紀子を犯し、紀子に食事の用意を再開するように命じ、また自分だけシャワーを浴びた。
 キッチンでは、紀子が食事の用意を再開しており鼻歌まじりに食事の準備をしていた。
「あ、ご主人様。もうちょっと待って下さい。もう少しで出来ますので」
 そう言うとキッチンをパタパタ走り周り皿に料理を盛り付け始めた。
 俺は、外からその様子を眺め、紀子の食事の準備を見守った。
「さぁ、ご主人様。お待たせいたしました。さぁ、召し上がれ」そう、言ってテーブルに料理を並べていった。
 紀子が作った料理はどれも美味しそうで俺の食欲を誘った。
「紀子、俺の横に座って一緒に食べよう」俺はそう言い、俺の向かいに座ろうとした紀子に横に座るように命じ、食事を食べ始めた。食事を食べながら、俺は、紀子のベビードールを弄び、時折紀子の感じるところをつついたりして楽しく食事をした。
 紀子も最初のうちは嫌がっていたが、俺に弄ばれているうちに段々感じてきたらしく最後は悶えながら食事をとっていた。
 食事が終わり、僕はお腹が満たされたので、今度は息子の欲求を満たす事にした。
 ベッドルームに移動して、紀子が食事の片づけをするのを待っていた。
 僕は、コスチュームの中でまだ、セーラー服を使っていない事を思い出した。
「紀子、そう言えばこのセーラー服を使っていなかったよね。ふーん、よし」
 僕は紀子に対してちょっとした悪戯心を思い付いた。そこに紀子が片づけが終わってやってきた。
「紀子、白のブラジャーとパンティを持っているね。それを履いてその上にこのセーラー服を着るんだ」
「はい、ご主人様」そういうと、タンスの引き出しから白の上下の下着を取り出し身につけた。
 それからセーラー服を羽織った。「ご主人様、これでよろしいでしょうか?」紀子は、そう尋ねた。
「うん、いいよ」僕はおもむろに紀子の額に手を当てた。紀子はとたんに瞼を閉じ、脱力した。
「紀子、君は今から段々若返っていきます。僕が1つ数を数えると1歳年が若返ります。1つ、2つ、3つ、4つ。あなたは今いくつですか?」「16です」紀子は、そう答えた。
「いいですか、3つ数えて目が覚めてもあなたは16歳のままです。そして、あなたは僕の恋人です。この部屋や自分の置かれている状況は全然気になりません。
 あなたは今日、僕に始めて抱かれます。そして、あなたは僕の事を全面的に信頼しているので僕の言う事には逆らいません。さぁ、3つ数を数えます。1、2、3、はい」
「紀子、今日は本当にいいんだね」「ああ、一也君。私・・・」「大丈夫、僕に任せておけば・・」
 そう言うと僕は、紀子をそっと抱き寄せながら優しくキスをした。
「優しくしてね」そう言うと紀子は、そっと眼を閉じベッドに寝転がった。
 僕も、それに身体を合わせ横になると、紀子に濃厚なキスをした。
 紀子も半ば強引な僕のディープキスに多少戸惑いながらも口を開け、僕の舌を自分の舌に絡ませた。
 僕は紀子の肩に置いていた手を下にずらしていき、段々と紀子の胸に近づけていった。
 セーラー服のスカーフを外し、胸元のホックを外して手を胸元に入れ込んで胸の辺りを弄っているとブラジャーにあたった。僕は、キスをしたままブラジャーをずらし、そのまま紀子の胸を揉み出した。
 キスで口をふさいでいるが、紀子は、カフッと息をもらし、感じている様子だった。
 紀子の乳首は既に勃起しており、この様子では紀子の陰部はすでに潤いつつあるようだった。
 僕はそのまま胸を丹念に揉みほぐし、もう片方の手をおへそから下の方にずらしていった。
 紀子も前戯で感じてきたのか、僕の手が紀子の股間に行っても抵抗せずに、自然に股を開いて僕の愛撫を受け入れた。その頃には紀子のオマ○コもすっかり準備ができていた。
 僕はゆっくりと紀子の服を脱がせた。
「いいかい?」僕は紀子に尋ねると「うん」と小声で紀子は頷いた。
 紀子は、少し震えている様だった。僕は紀子にこう言った。「大丈夫、優しくするから」
 そう言うとコクンと頷いて身を硬くした。僕はもう少し前戯に時間を掛ける事にし、紀子の乳首をそっと舐めた。紀子は、ビクンと身体を反応させ、「あっ」と声を出し、そのまま我慢をしているのか、両手の指でシーツを掴んだ。
 僕は、丹念に紀子の乳首を吸い、舌の先で転がすように愛撫し紀子の乳首は僕の舌が転がる毎に大きくなるように感じられた。
「ああ、あーん、来て」紀子は、そう言うとシーツを握っていた手を僕の首の後ろにまわし腕を組んで僕を抱きかかえるような格好をとった。
 僕は紀子の潤っている秘部に自分のを挿入した。紀子の中は愛液で充分に濡れていたのでスムーズに挿入できた。僕は紀子が痛がらない様にゆっくりと腰を動かした。
「かはーん」紀子は腰を動かすたびに小声で反応し、徐々に快楽の波が紀子を包んでいった。
 僕はしばらくすると腰の動きを段々早くして段々荒々しく紀子の中を突いていくようにした。
「あ、あ、あっ」紀子は腰を前後に動かすたびに声を出し、徐々に階段を上り詰めていった。
 僕も紀子と同じペースでオルガズムの階段を上り、やがて同時に上り詰め、果てた。
 僕は、紀子の中から自分の物を出し、紀子のあそこをティッシュで拭いてやった。
 それから僕は自分の物に被さっているコンドームを取り除きティッシュでくるんでごみ箱に捨てた。
 それから、僕は紀子にまたキスをして紀子にシャワーを浴びるように言った。
 2人で紀子の部屋の浴室に入った。僕は先に紀子の身体を洗わせると、その後に自分の体を洗った。
 紀子は自分の身体を洗っている最中も恥ずかしそうにしていたが、僕は何も言わずにずっとその様子を見守っていた。
 ベッドルームに戻るとシーツに赤い印が残っていた。紀子はそれを見つけると、「嫌っ」といい慌ててそれを隠した。その様子を見て僕はそっと紀子に呟いた。
「紀子は僕の催眠のとりこ」僕はそう言うと紀子は、すぐに眼を閉じて「わたしは、あなたの催眠のとりこです。」と言った。
「紀子、ベッドから降りなさい」「はい、ご主人様」そう言うと紀子はベッドから降りてフローリングの床に跪いた。僕は紀子がさっき隠した赤い印を再び見つめて考えた。
 紀子の処女はもう何日も前に僕が頂戴した。僕はさっき紀子に退行催眠をかけ16歳につまり処女だった頃に戻して再度セッ○スを行ったんだが、紀子は完全に16歳の身体に戻ったのか、それとも暗示による思い込みでその様に肉体が反応したのかいずれにしろ興味のある現象だな。
 僕は念の為に紀子に尋ねた。「紀子、あなたは今いくつですか?」すると、「16歳です、ご主人様」
 と答えた。紀子はまだ退行催眠の中にいて本当に16歳と思い込んでいる。
「さっき、僕とセッ○スしたけど、気持ち良かった?」そう僕が尋ねると、紀子はかぁーと顔を真っ赤にして「はい、ご主人様、気持ち良かったです」と、こう答えた。「僕とセッ○スして紀子は処女でなくなったけど、後悔していない?」そう尋ねると、「はい、後悔なんてしていません。だってあんなに優しくご主人様が愛してくれたんですから、紀子はすごく幸せです」そう言って、にっこり微笑んだ。
 僕はこのままほのぼのとしていてもいいなぁと思ったが、16歳の紀子も良かったが、やはり奴隷の20歳の紀子の方が良かったので、元の20歳の紀子に戻す事にした。
 僕は、紀子の額にそっと手を当てた。紀子はフローリングの床の上で脱力した。
「紀子、僕が3つ数を数えると紀子は20歳の紀子に戻ります。そしてまた深い催眠状態になってベッドに横になりましょう。ベッドに横になるといつものように催眠状態になった時の合図を言います。
 いいですね。1、2、3、はい」そう言い終わると紀子はゆっくりと眼を開けて立ち上がるとベッドに横になり、すぐに眼を閉じて「わたしは、あなたの催眠のとりこです。」と言った。
「紀子、あなたは今何歳ですか?」「ハタチです。ご主人様」そう言った。
 これで、いつもの紀子に戻った。さて、いつもの様に奴隷に戻して今朝の続きの調教を再開するか。
 そう僕は思い、紀子を奴隷に戻すようにした。
「紀子、3つ数を数えるといつものように奴隷の紀子になります。1、2、3、はい」
 紀子は眼を開けてベッドの上に座った。「紀子、2度目の処女喪失はどうだった?」
 俺はそう尋ねると紀子は幸せそうな表情になり、「はい、ご主人様。ご主人様に2度もロストバージンを捧げられて紀子は本当に幸せな奴隷です。それに、16歳の頃の私を愛して下さったご主人様は本当に優しくって・・・。ああ、ご主人様。申し訳ございません。紀子は、奴隷でありながらご主人様の優しさに甘えてご奉仕しませんでした」そう言うと紀子はさっきとは打って変わった悲壮な表情をした。「いいんだよ、紀子。僕が紀子を16歳に戻した時に奴隷であるより、16歳の時のままの紀子を愛してあげたかったんだ。あの時の君はかわいかった。もちろん今もかわいいよ、本当に・・・」
 紀子はうっすら涙を浮かべながら言った。「ありがとうございます。ご主人様。紀子はご主人様の奴隷になれて本当に幸せです。これからも可愛がっていただけますか?」「そうだな。紀子。もっともっと努力して立派な僕の奴隷になってくれるかい?」紀子は満面の笑顔を見せて「はい、ご主人様。喜んでそういたします」
 そう元気に答えた。
 それからまた紀子を弄び、紀子も喜んでその状況を受け入れて時間が過ぎていった。
 夕方近くなり僕は紀子の催眠を解く事にした。
 紀子に命令して、風呂場で俺の体をきれいにさせて、さっぱりすると紀子に自分の体をきれいにさせ、身支度をさせ、朝の催眠を掛ける時と同じように書斎のパソコンの前に座った。

「さぁ、紀子。良くお聞き、あなたは今まで僕とパソコンの勉強をしていた。君はパソコンで判らない事をずーっと僕に質問していた。そして僕は、その質問にずっと答えていた。いいね。そして途中で昼食を食べ楽しくおしゃべりをしながら時間の経つのも忘れて雑談をしていた。時折、パソコンの質問を交えながらだ。
 そして、あなたはその質問の内容は全部理解できた。でも、不思議な事に質問内容の事は思い出せないけれどでも、あなたは、その事は全然不思議だと思わないし、気にもしない。そしてすぐに忘れてしまいます。
 いいですね」「はい、ご主人様。私はずっとご主人様にパソコンの事で相談に乗ってもらっていました。
 そしてお昼を食べ、雑談をしました。質問の内容は良く覚えていませんが、そんな事は全く気にならないし、すぐに忘れてしまいます」「よろしい、紀子、それじゃ3つ数を数える。そうすると目が覚めて普段通りの紀子に戻りますよ。1、2、3、はい」

 僕は、自分の腕時計を見て言った。「ああ、もうこんな時間か・・・」紀子は、「え?」と言うと僕の腕時計を覗き込んで言った。「あら、大変。もうこんな時間。そろそろ夕飯の準備をしないと・・・」
 そう言ってイスから立ち上がり、「一也君、夕飯食べていってね。お昼も一緒に食べていて楽しかったし一人で食べるのは味気ないし、なにより一也君の食欲を見てると作りがいがあるってものなのよ。ねぇ、いいわよね」そう言いながら、書斎からキッチンに向かって歩いていった。
「すみません。先生、じゃぁ、お言葉に甘えて夕飯をごちそうになります」
「いいって、いいって。是非甘えて行ってよ。さぁ、ちょっと待っててね。リビングでテレビでも見てくつろいでいてよ。私、腕によりをかけて美味しい物を作っちゃうから・・・」
 そういいながらキッチンで鼻歌まじりに料理を始めた。

 やがて、食事の準備が出来て、紀子がテーブルに料理を並べると僕は紀子に呼ばれた。
「一也君、用意が出来たからこっちに来て、さぁ、食べましょう」
 そう言うと紀子はエプロンをはずしてテーブルにつき、僕と向かい合わせに座った。
 僕は紀子の料理をほめ、雑談を交えながら楽しい夕食の一時を過ごした。

 夜7時をまわり、僕は紀子のマンションから帰る事にした。
「それじゃ、遅くまでおじゃましました。そろそろ帰ります」そう言うと帰り支度を始めた。
「一也君、こちらこそ遅くまでありがとう。楽しかったわ。ほとんど1日中突き合わせちゃって悪かったわね。今度、このお礼に何かしなくちゃね。フフフ」そう微笑みながら紀子は言った。
「いいですよ。お礼なんて。それじゃ失礼します」そう言って僕は紀子のマンションを後にした。

< 続く >

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