BLOOD DEMON 第1節

第1節

 ピーンポーン
 いつもと同じ時間。いつもと同じタイミングでチャイムがなった。
 俺は急がずに身支度を整えて忘れ物はないかなどを確認して家を出た。
「はいはい。今出るよ、ったくいっつも早え~んだよ。あいつ」
 ガチャ
 玄関の扉を開けたとたん文句の声が鋭く飛んできた。
「おそぉいよ~。学校遅刻しちゃうじゃん!先出ちゃおうかと思ったよ」
 こいつは遅刻なんて言ってるけどこいつが来るのが早すぎて遅刻なんてありえるはずがないと思ったが我慢した。
「ははは、わりぃわりぃ。これでも急いだつもりなんだけどな~」
「もう、ぜんっぜん急いだ痕跡が見られないんですけど~」
「だから謝ってんじゃん。ごめんごめん」
「もうしょうがないな~。明日からはきちんと早く出てくる事!わかった?」
「OK!約束するよ!」
「昨日も同じ事言ったよ!秋也の寝坊は治んないのかな。ふぅまーいや。んじゃいこっ!」
 そう言うとそいつはきびすを返し、進み始めた。
「ふぅ太陽は相変わらず俺にはキツイね~」
「太陽は元気を沢山くれるよ!私太陽だ~い好き!」
 朝からこんな風にやり取りしているこいつは、月城 みやか(つきしろ みやか)
 まあ、例によって例のごとく幼馴染って奴だ。
 幼馴染と言っても幼稚園、小学校の時は近所に住んでいて親同士も仲が良かったが中学校に入ると 同時にこいつは引っ越してしまった。
 そして一旦離れていたのだが俺が中学校2年の頃母親が他界し父親は俺が生まれた時からいなかったので
 独身の叔母(母の妹)の家に引き取ってもらう事になったのだ。
 なんと叔母の家がこいつの家の近くでまあ腐れ縁って奴で今も同じ高校に通っている。
 学校は家から歩いて十五分の所にある。まあ自転車を使う必要はなく近くてよい。
 みやかはバッグから袋を取り出して俺に差し出した。
 おれは疑問に思い聞いてみた。
「なに、これ?」
「え?自分の誕生日も覚えてないの?今日、2月3日は秋也の誕生日でしょ?だから、これ!」
「・・・すっかり忘れてた。ありがと」
「うん!おめでとう!これで17歳だね!開けてみてよ!」
「ああ、わかった」
 ガサガサ
 中に入っていたのは十字型の首飾りだった。
「なにこれ。クロムハーツ?」
「そーだよ。高かったんだからね。」
「へ~。趣味良いじゃん。ありがとね。付けてくれよ」
 そう言うと俺は首飾りをみやかに渡してかがんだ。
 みやかはそれを受け取り器用な手つきでそれを俺の首につけた。
 そしてみやかは得意げに言った。
「それをしてれば吸血鬼に襲われたって大丈夫だよ!」
「は?吸血鬼?」
「え~?秋也はTVも見てないの?昨日、一昨日とここの近くで起きた失踪事件の事だよ」
「失踪事件?」
「なんでも血が道にあったらしいの。
 んでそこの近くに住んでる人が娘の帰りが遅くて探しに行ってみたらその血がある近くに
 その娘のバッグが落ちてたらしいの。
 それで警察に行ったんだけどその子はまだ見つかってないんだって。
 似たようなのが昨日にも合ったんだよ」
「物騒な事があるんだな。みやかも気をつけろよ」
「うん、わかった。けどいざとなったら秋也が助けてくれるんだよね?」
「ははは、その場に居合わせるかわからないだろ?しかも・・・」
 と俺が言いかけたら後ろから見知った声がした。
「おっす!何また二人で登校?相変わらず仲がよろしい事で。」
 というこいつの名前は醍醐 久志(だいご ひさし)。
 高校1年の頃から同じクラスの奴だ。
 まぁ面倒見の良い奴なんだがこういうチャチャを入れてくるのが難点だ。
 しかしいささか慣れたので俺は醍醐に向かって言った。
「おう。おはよ。おまえも仲に入るか?」
 みやかはそういう言葉に慣れないのか顔を赤くしている。
 赤い顔のままみやかは言った。
「おはよう。醍醐君朝から元気だね」
「おはよ。月城さん。お前らの仲にか~。無理無理だって月城さんが嫌がってんぞ。んじゃまた!」
 みやかは顔をもっと赤くしながら言った。
「べ、別に。わ、私は嫌がってなんか・・・」
 醍醐はその言葉を聞き終える前にダッシュをかけ学校の方へ向って行った。
「ったく、あいつは。みやかもあんな言葉でいちいち反応すんなって」
 みやかはその言葉を赤くなった顔を俯かせながらこたえた。
「え?あ、うん。けどあーゆー風にいわれると恋人みたいに聞こえるんだもん」
「誰と誰が?」
「私と秋也がだよ・・・」
「はぁ。恋人じゃないんだからいちいち気にしたってしょうがないだろ?
 大体1年の時から周りに似た様なこと言われてるんだからその度そんな反応してどうする?
 だから面白がってあいつとかが飽きずにかまってくるんだよ」
「だよね。けどなんかあーゆーのには慣れなくって」
 そーゆー会話をしていたら。学校に到着した。
 ガチャ
 下駄箱を開けたら手紙が12通と箱が8個入っていた。
「今日は12通とプレゼントか。やっぱ誕生日は2桁いったね。やっぱり秋也はもてるね~。
 幼馴染として鼻が高いよ」
「別にもてねーって俺はそうゆうのには今は興味がないって言ってるのに。
 とゆうよりそういうみやかだってどうせ入ってたんだろ?何枚だ?」
 俺が言うとみやかは顔を赤くして俯き言った。
「え?そんなん言うものじゃないよ。秘密」
「ま、何枚だろうと俺には関係ないけどね。ただ、変な男にだけは捕まるなよな」
「うん。私も今はそういうのは興味がないから。今は部活で精一杯だよ」
「全国近いんだろ?頑張れよ。お前も良くそんな名門の部長なんてなる気になるよな。
 俺には無理だ。面倒臭くて敵わない。」
「だって好きなんだもん。吹奏楽。面倒臭がるのは秋也の悪いとこだよ!
 治さなきゃ!いろんなとこから勧誘来てるのに、みんな断ってるんだから」
「いいんだよ。俺の好きなようにやれば」
「もう!そんなことだから・・・」
 俺はみやかが全部言いきる前に中断させ話しかけた。
「ほら、教室。ついてるぞ。スマイルスマイル」
 ガラガラ
 文句を言おうとするみやかに気付かないふりをして自分の席についた。
 前の席の小林 由紀子(こばやし ゆきこ)が話しかけてきた。
 こいつは人をいじるのが好きな奴だ。ノリは良いし席が前と言うことで俺とよく話す。
「阿久津君、おはよ!あと誕生日おめでとう!はいプレゼント」
 俺は答えた
「おう。ありがと。見返りはないぞ?」
「い・い・の。私もファンの一人なんだから。それともプレゼントは私自身が良かった?」
「おいおい。冗談はそこで止めとけって周りの目も気にしなさい」
「ふふふ。はいはい。冗談はその辺にしといて、ファンの子達のプレゼント。机の中に入ってるよ」
「げ、まじかよ」
 ガサガサ
 俺は机の中を漁ってみると箱っぽいのが3個入っていた。
「なあ、小林袋持ってない?なんか沢山貰っちゃってありがたいんだけどさ。
 実際本当に悪いこと言ってるようなんだけどかさばっちゃってるんだよね」
「さっき私があげたプレゼント。あ・け・て・み・て♪」
「え?ああ」
 俺はプレゼントを開けてみた。中には紙袋が3つ入っていた。
「さんきゅ!小林。やっぱ気がきくね。助かるよ」
「別に良いわよ。その代わりさ。今夜どう?」
「俺をあんまりいじめないでくれよ。何度も言うようだが少しは恥じらいを・・・」
 そう言いかけたその時横から高い声が聞こえた。
「由紀子~。駄目だよ、阿久津いじめちゃ!私もいれてくれないと!」
 そう言ったこいつは村上 美紀。こいつと小林がそろったらもう手がつけられなくなる。
 村上はテンションの高い声で話しかけてきた。
「おはよう!二人とも。阿久津~誕生日なんだって?おめでと!プレゼントは~」
 チュッ
「ほっぺにKISSね♪」
「何すんだよ。ったく」
「あははは。ナイス美紀。阿久津君すっごい口紅ついてるよ」
「まじですか?」
「まじです。はい、鏡」
 俺は小林から受け取った鏡を覗いた。映ったその顔には口紅の痕がくっきり残っていた。
 ゴシゴシゴシ
「マジ止めてくれよな。すぐに気付いたから良かった物を。時間たったらとれなくなるんだからよ」
「あはは。ごめんね、阿久津。んじゃ反省のKISSを♪」
「しなくて良い!ったく俺はもう寝る。邪魔すんなよな」
「「え~!ノリ悪いよ。阿久津(君)」」
 二人から文句が来たが俺は聞こえないフリをして寝始めた。。。。。。
「・・・・・津・・・・・・・・」
「阿・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・阿久津・・・・・」
「ほら!起きて下さい。阿久津君」
 ガバッ
 寝起きのボーっとした頭で声のする方に向いた。
 そこには担任の小泉 麗香(こいずみ れいか)がいた。
「おはよ。阿久津君。ホームルーム始まってるよ。
 朝からそんなんで大丈夫?授業中寝ないようにね。お願いね!」
 クラスの所々から笑いが起きたが俺は別にそんなこと気にはならなかった。

 キーンコ-ンカーンコーン
「おい。阿久津。次は家庭科だ。調理実習室行こーぜ」
 醍醐が近づいてきて俺にそう言った。
「ああ。いこーぜ」
 俺達はクラスを出て実習室に歩き始めた。
「ったくお前は起きてる授業ないのかよ!今何時間目かわかるか?」
「え、えーと2時間目?」
「は~。四時間目だ。ずっと寝てるからわかんねーだろ。ったくなんでこれで成績はいいんだよ」
「造りが違うんだよ醍醐とはね」
「むかつく物言いだな。おい。だがなんか頷けるから余計むかつく!もてるし頭が良いし運動できる。お前、死んじゃえよ!つーか死ね!」
 俺達は雑談しながら調理室にいった。
 醍醐は不機嫌な顔して文句を言ってきた。
「つーか何?ここまで来るのに大人しくこれないの?二人の娘にプレゼント貰っちゃってよ」
「まあ、ね。ほら、誕生日だしさ、しょうがないじゃん。
 それよりさ。ほらほら、料理手伝ってこいよ。
 料理はお前の得意分野だろ?料理じゃお前には負けるよ。俺はここで見てるから」
「まあな。ま、首長くして待ってろよ。一番うまいもん作ってくるから」
「ふう。んじゃ俺は寝るか」
 目をつぶり寝ようとした所横から声が飛んできた。
「また寝ようとしてる!だめだよ、秋也!こっち手伝ってよ」
 みやかだ。俺は寝るのを諦めみやかを手伝う事にした。
 ここで断ると後で何を言われるかわからない。
「んで?俺は何すれば良いの?」
「んーとじゃあ私が人参を切るから。秋也は・・・・ジャガイモ洗って皮を剥いてね」
「OK」
 カッカッカッカッカッカッカ
 包丁の心地よいリズムの横で俺はジャガイモを洗い始めた。
「痛っ!」
 突然声が聞こえたので俺はそっちを振り向いた。
「おい、みやか。どーしたんだよ」
「ううんなんでもない少し指切っちゃっただけ」
「お前は馬鹿だな~。少し見せてみろよ」
「え。別に大丈夫だよ。少し切っただけ・・・あっ!」
 俺はみやかの言葉は最後まで聞かずみやかが抑えていた手を掴んで見てみた。
 血が・・・血が出ていた。
 ドクン。ドクン。ドックン!
「・・・・・」
「・・・う・・・・・」
「秋也!おーい秋也?どーしたの?」
「え?あ、わり。血を見たらなんかボーッとしちゃってさ」
「手。手疲れたよ」
「あ、ごめん」
 そう言われて手をゆるめた。
「もーちょっとしか血出てないのに秋也は血に弱いんだね。はじめて知ったよ。チュッ」
「俺も、はじめて知った。まあ、血なんてめったに見ないし」
「はひはにほーはよへ。ほぬなになはひふひあひはほひ・・・」
「いやいや。指加えながら喋るな!何言ってるのかが全くわからん」
「ふん。わかっは。へほひょうひのふふひおねはひ」
「人の言ってる事きいてる?まあいいや。休んでろ俺が続きやってやるよ」
「ははっは。はひはほ」
 料理は苦手だがこうなったらしょうがない本気を出して料理にとりかかることにした。
「完成したぜ。これは美味いはず!さあ、みやか。遠慮せず食べてみろ」
「うん、わかった。いっただきまーす」
 パクッ!モグモグ。
「秋也・・・・何?これ?」
「何ってみればわかるだろ?クリームコロッケだよ。なんか不満か?」
「衣付きジャガバタかと思った。」
「は?んなもんねーよ!」
 パクッ。モグ・・・
「衣付きジャガバタだ・・・・」
「ね。やっぱり私が作れば良かったかも。血もすぐに止まったし」
「文句言うなら食べるな!この衣付きジャガバタは意地でも全部俺が食う!」
「冗談だよ。それはそれでおいしいから私も食べるよ~」

キーンコーンカーンコーン
やっと放課後だ。
(ちきしょー。胃がもたれる無理してあんな食うんじゃなかった)
「秋也。胃がもたれるね」
「みやかかよ。俺は全然もたれてないぜ。んじゃお前は部活だよな?頑張れよ」
「うん。秋也はバイトだよね?頑張ってね」
「おう。じゃまたな」
「うん。ばいばい!」

 バイトはコンビニの店員をやっている。
 これは楽で良い仕事だ。
 だが今日は疲れた。
 何故かと言うと二人で回転するはずの店が今日はもう一人の奴がいきなり休みやがった。
 もう一人の君島 葉月(きみしま はづき)の分働かなきゃいけなかったからもうくたくただ。
 もう今日は何もせずに寝る事にした。
 おやすみ。。。。

 その夜~谷津第八公園、針葉樹林の中~
「いやあ。やめてよ!離して!」
「いいじゃねーかよ。減るもんじゃねんだからよ~」
「そうだよ。こんな時間に一人で出歩いてるお前が悪いんだよ。おとなしくしろや」
「今日は彼女にふられて機嫌が悪りぃんだよ!殺しちゃうかもしんね~よぉぉ」
 女は足と腕を縛られて抵抗が出来なくされている。
「んじゃあまず脱いでもらっちゃおうかな。おらよ!」
「いやぁやめて。やめてぇぇぇぇぇぇ」
 男の二人組みは女を抑えこみ服を無理やり破いた。
 ビリィ!ビリィ!
 服は男の前では無力にちぎれ、そのたわわな胸が外気に曝された。
「おお!でけーじゃん!なんあるの?お前胸大好きだったよな?アコ」
「ミヤはおれのことわかってるね!俺はDはあると思うね!」
「いやあ。だれかだれか。助けて」
 女はその時思った。
 こんな事になるなら大人しくバイトに出ておくべきだった。
 彼に家まで送ってもらうべきだった。
 バイトを休むべきじゃなかった。と
「んじゃ、次は下いくよ~!おらよ」
「おい!ちょっと待て!後ろを見ろ。人がいる」
「あ、助けて下さい!襲われてるんです」
 ザッザッザッザッザッ
 突然現れた男は無言に真っ直ぐその場所へ向って言った。
 マフラーで半分しか見えない顔には表情がなかった。
 ミヤとアコは小声で話し合った。
「おい。こっち来るぜ。どーすんだよ」
「決まってるだろ。俺は機嫌が悪いって言っただろ。あっちは一人、俺等は二人だ」
「おーそーだな。しかも見た感じ小柄だし痩せてるし弱そうだぜ~。」
「オイ。行くぞ1.2.サンッ!」
 ダッッ!ガシ!
 ミヤとアコは小柄の男の両腕を抑えた。
「ね~きみ~。今とこ一人出来て何してるの?仲間に入りたいの?」
「けどね~。俺達二人で精一杯!だから君はここで沈んでてね。おら!」
 ヒュッ!
 アコが開いてる腕を振り下ろし男の顔面にヒットすると思われたその時、二人の腕から小柄な男は消えた。
「おい!どこだよ!でてこいや!」
 ドゴォ!?
 でかい音と共にミヤはアコの眼中から消え吹き飛んでいた。
 ミヤは木のところまで吹き飛びのびていた。
「ミヤ!おい大丈夫かよ?」
「ちきしょう!うわあああああ」
 アコはその男の桁違いな腕力に戦慄を感じ逃げ出そうとしたが
 既に眼前に小柄な男が迫っていた。
「あ、、あた、あんた。マジ誰だよ!」
 アコが震える声を絞りながら言った言葉に男は答えた。
「非力・・・・・失せろ」
 ドス!!
 アコは腹に蹴りを入れられ昏倒した。
「死ぬ事はない。手加減、しておいた」
「あ、あのありがとうございます。助かりました。」
 小柄な男はマフラーに手を掛けながら声のほうに向いた。
「いいや、例にはおよばない。見返りはきちんと貰うよ」
「え?」
 パラッ。
 マフラーが地に落ちそのマフラーの下には人にはありえない牙が生えていた。
「え?え?え?いや。いやぁぁあ・・・・」
 その姿を見た女が悲鳴をあげようとした時
 男の目を見た女の目から意思の光は消えた。
 男は口を開いた。
「女、名前はなんて言うんだ?」
「私の名前は君島 葉月です」
 ギュ、ビリッ!
「戒めは解いた。さあ、立ちあがるが良い」
「はい」
「これから私の言う事を聞いてもらう。そうだな私は前田勇次。勇次とでも呼ぶが良い」
「はい、かしこまりました。勇次様」
「お前を抱く事にした。服を脱げ」
「はい」
 もう上半身は脱げていたので下のスカートを脱いだ。
 スル
「こっちに来て私の物を準備させるんだ」
「はい。失礼します」
 ガチャガチャ
 ズボンを脱ぎ出てきた物は人間のそれとは根本的には変わらないが一般的には巨大と呼ばれるものだった。
「ああ、これが勇次様のおち○ぽ。。。立派です」
「失礼いたします」
 舌で尿道口を舐め亀頭を丹念に舐めまわしてその間にも玉を右手でもむ。
 ぺろっ。ぺろちろ
「なかなか慣れているではないか。経験は?」
「はい。前に彼氏に・・・」
 そういう間にも奉仕は忘れず玉を揉みサオをしごいている。
「ああ。勇次様のも大きくなりました」
 葉月は顎が外れんばかりに口を大きく開き亀頭を飲みこんだ。
 ギュポギュッポ
 小さな口の何処に入っているのかというくらいに深く飲みこみ口からは涎が垂れていたが少しも気にする様子もなく一心不乱に首を前後させた
「どうれすか?」
「ああ、良い感じだ。続けてくれ」
「ぷはっ。はい、かしこまりました」
 今度はさおを横から加え唾液を根元まで浸らせるようにした。
 葉月もそれをしながら興奮していたのか手は自然と下のほうに向って自分で慰めている。
「はぁ。あん。ふうう」
「良しもういいぞ。私の目を見ろ」
「はい」
 葉月は前田の目をじっと見た。
「これからお前も感じるが良い。今まで味わったどの感覚より気持ち良いと感じる。
 私の物を受け入れるとお前は幸せになる。そう思え」
「はい、私はあなたの物を受け入れます」
「そこの木に手をつけろ」
「はい」
 前田は葉月の股間をさわると確認するように言った。
「もう準備は出来てるみたいだな。行くぞ」
「きて、きてください」
 ぐちゅぽ
 淫猥な音と共に葉月に強烈な快感が襲いかかった。
「うあああ。ああああぁぁぁああぁぁ」
「なかなか良いぞ。処女でないのが少し残念だ」
「ふぁあああああ。申し・・うん・・訳ござい・・・・まぁ・・・せん」
 葉月は回っていない舌で必死に謝罪をした。
「まあ良いよ」
 二人の腰があったて離れるのを繰り返しているうちに葉月が限界を近づいていた
「うああああ。ひくぅ。いっちゃいます。ああああああああああああああああああああああ!!!!」
「気をやったか。しかしまだだ」
 そういうと前田は葉月から物を抜き駅弁のポジションでもう一度淫物を指した。
「そんな!今はいったばかりで・・・あああ」
 落ち着こうとした葉月にはこの衝撃でまた絶頂を迎えた。
「良くしまるな。そろそろ私も行くぞ」
「勇次様のを膣に下さい!」
 そう言うと前田の腰はスパートを向え段々は早くなっていった。
「いくぞ!」
「ううううあああああ!あああああああああぁぁぁあぁぁあっぁぁ!」
 二人の絶頂の瞬間、前田は口を大きく開け葉月の首筋に牙を立てた。
 グシュっ!
「ああああああああああ!!あああああああああああああああああああああああああああああ!」
 その葉月の声は公園全体に響いた。

< 続く >

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