ドールメイカー・カンパニー2 (23)

(23)約束の日(後編)

 健志は自分の下腹部に押し付けていた諒子の顔をゆっくりと引き離した。
 すると口の中から諒子の唾液と自らが分泌した粘液でテカテカと光った肉棒がぞろりと引き出されていった。

「諒子ぉ・・・へへへっ、溢すなよ、俺の、ご主人様の大~切な精液だからな。ゆっくりと味わえ、俺が良いと言うまでぜ~ったい飲み込んでもいけない」

 健志はそう言ってから、ようやく諒子の口からペニスを引き抜いたのだった。
 諒子は嵐のような蹂躪からやっと自由になりそっと肩の力を抜いたのだが、その途端に口の中に残された健志の精液の生臭い味が強烈に広がった。
 おぞましさと気持ち悪さで諒子の眉間に深い皺が寄る。
 しかし決して吐き出すことは出来なかったのだ。
 それどころか舌が勝手に蠢き、悪夢の粘液を口中に広がらせているのだった。

 諒子の嫌悪感一杯の表情に健志は顔を近づけて言った。

「どうだい?諒子ぉ、俺の味は。くっくっくっ、どれちょっと見せてごらん。ほら、あ~~んってして」

 その言葉に諒子は逆らえない。
 苦しそうな顔を上に向けると、その口を開き口内を健志の視線に晒したのだった。

「お~おっ、すっげぇな、俺。こぉんなに溜まってたんか。うわぁ、どろどろだぁ」

 健志は遠慮なく開いた口に指を突っ込み舌の上に溜まっている精液を指先で触って言ったのだった。

「へへへ。しっかり味を覚えろよ。なんせ今日からお前達の主食だからな」

 健志は諒子の目を覗きこみながら言った。そしてすぐに何かに気付いたように美紀を振り返った。

「おっと、悪ぃなぁ、美紀。お前にも味合わせてやらねぇとなっ」

 そう言うと健志はソファで大股を開き二人を見ていた美紀を呼び寄せた。
 そして諒子の横に跪かせた美紀に健志はこう言った。

「美紀、諒子から半分わけて貰え。諒子、美紀に口移して注げ」

「いやっ!それだけは許してっ!お姉ちゃん、やめてぇ」

 美紀はおぞましさに気を失いそうな有様だったが、それでも諒子の顔が近づいてくるとその口へ自分から吸い付いたのだった。
 そして諒子の口の間から流し込まれる生暖かい粘液が美紀の口腔に溜まっていった。
 その生臭さ、気持ち悪さは、美紀の予想以上だった。
 目尻からポロポロと涙が毀れる。
 そんな様子を健志は小気味よさげに眺めいてた。

「どうした?美紀。涙を流すほどうまいか?気に入ってくれたんなら毎日飲ませてやるからな」

 そう言って二人を見下すように見詰めた。

「どうだ、お前らっ。そろそろ自分達がどういう立場か理解できたんじゃねぇか?二人とも口を開けてみろっ」

 すると忽ち並んで跪いている諒子と美紀と口が大きく開けられ、部屋の照明に口中の粘液の白い色が晒された。

「くっくっくっ。姉妹揃っていい格好だぜ。どれ、記念に撮ってやるよ」

 用意してあったデジタル・カメラを健志は取り出すと二人のその姿を写したのだった。
 大きく口を開け口中にザーメンを溜めた写真が次々と記録されていった。

「判るか、お前たち。お前らはもう、人間じゃねぇんだ。俺が買い取った俺の家畜だ。人権なんかとは無縁だ。一切の権利は認めねぇ。これから一生、俺の命令どおりに生きるしかねぇんだ」

 健志はそう言って二人の口に指を差し入れ、勝手気ままにその指で口中をかき回したのだった。

「お前らは・・・肉で出来た穴だ。俺に使ってもらうための・・・そのためだけの穴なんだ。この口も、マ○コも・・・ケツの穴も・・・俺が自由に使う。出したい時に出したい穴に、突っ込み、出す。お前らは、命令されたらすぐにその場で、命令された穴を差し出すんだ。お前らの価値はそれしかねぇんだからなっ」

 そんな健志の言葉を、美紀は泣きながら、諒子は目で精一杯威嚇しながら聞いていた。

「じゃあ、そろそろ飲ませてやろうか。これから俺が出したザーメンは必ずこうしてお前たちで始末するんだからなっ。さっ、飲めっ!」

 命令とともに手をポンと打ち鳴らすと、二人の喉が一斉に動き遂に健志の精液が飲み込まれていったのだった。
 そしてようやく命令が一段落したためか、二人は暫らくぶりに行動の制約を解かれ、自由を取り戻したのだった。
 しかし美紀はもとより、さすがの諒子でさえ、この絶望的な現実にショックを隠しきれず、自由を取り戻した手で自分の口を抑え、吐き気を我慢するしか出来なかった。

 しかし健志はそんな二人にいつまでも休みを与えておくつもりなど全く無かった。
 両手で顔を覆って泣いている美紀を後から抱き上げ、その裸の感触を楽しみながら先ほどのソファに投げ出したのだった。

「いやっ!」「何をするっ!」

 二人の声が同時に上がった。
 しかし健志はそんな叫びには耳も貸さず、もう硬度を取り戻しつつあるペニスを美紀の口に差し出したのだった。

「口だ」

 健志の口にした言葉はそれだけだった。
 しかし先ほどの演説で行動パターンを規定されてしまった美紀は、それだけでもう勝手に口が開き始めてしまっていた。
 健志は何の躊躇いも無く、その開きかけた口中に自らの肉棒を滑り込ませた。
 そして先ほどの射精の名残の粘液を舐め取らせるとともに、新たに分泌させた唾液でペニスを満遍なく包み込ませたのだった。
 やがて口から引き抜いたペニスは再び先ほどの硬度と角度を取り戻していた。
 そして、それに続く健志の行動はまさに二人が予想した通りの展開だった。

 ソファの上で仰向けに寝かされた美紀の股間に健志は体を割り込ませたのだった。
 気持ちで完全に負けている美紀は、もうそれだけで抵抗も出来ず、されるがままに両膝を割り広げられ自らの女の器官を無防備に健志の視線に晒したのだった。
 埋め込まれた暗示のとおり、嬲られつづけた美紀の媚肉はその時点でもうすっかり綻び、体内から湯気の立つような粘液が止めども無く流していた。
 健志はそんな美紀の媚肉の割れ目にゆっくりとペニスを擦りつけた。

「駄目っ!待ちなさいっ」

 丁度その時、諒子の口から最後の叫びが迸ったのだった。

「待つ?何を待ちゃ良いんだ?諒子」

 健志はそう言いながら、諒子の目の前で美紀の体内にズブズブと自らのペニスを沈めていたのだった。
 忽ち熱い粘膜が健志の分身を咥え込み、その心地よさに健志の顔に恍惚とした表情が浮かんだ。
 逆に美紀は唇を噛んで顔を背け、必死にこの暴虐が通り過ぎるのを待っていたのだった。

「っくぅ~~っ。いい締め付けだぜ、美紀。よっぽどマ○コに注いでもらいたいみたいだなぁ」

 ヌチャヌチャと湿った音を立てながら健志は腰を振りたてて言った。
 しかし、一旦は健志にモノを言うことの無意味さに口を閉じかけた諒子だったが、この健志の言葉には反応しないわけには行かなかった。

「待ってっ!お願いっ、美紀の中には出さないでっ!まだ高校生なのよ、妊娠してしまうわっ」

 諒子は思わず二人を引き離すように健志の身体に手を伸ばそうとしたが、無論身体は反応しなかった。
 そんな諒子を健志は冷ややか視線で見ていた。

「お前、頭悪すぎ。今、説明したばっかりだろ?俺は入れたい穴に入れて、出したい穴に出すんだ。妊娠?すりゃいいじゃねぇか。美紀はどっちみち俺のザーメン注ぎ専用の肉壺だ。高校に行っててもしょうがないだろ?腹が膨らんできたら退学手続きをしてやるさ」

 健志の言葉は、思いがけぬ重さで諒子の胸を直撃した。
 今のこの出来事が余りに現実離れしているため諒子の中でどこか夢の中の出来事のような感じがしていたのは否めなかったが、この一言はその甘い幻想を完全に打ち砕いたのだった。

 (美紀が・・・妊娠してしまう。まだ17歳の美紀が・・・そんなことで退学に・・・)

 そこまで考えた時、諒子は反射的に叫んでいたっ!

「私にっ!私にしなさいっ!私が相手をしますっ!」

 諒子のその言葉に健志は内心ほくそ笑んだ。
 遂に諒子が罠に掛かったのだった。
 最初から・・・諒子の写真を見たその瞬間から、健志のターゲットはずっと諒子だけなのであった。
 健志にとって美紀は単なる添え物でしかなく、諒子を動かすためのリモコンのような役割なのだった。

 (よ~やく、食いついて来やがったか。へへへ・・・いよいよメインディッシュの登場だぜ)

 しかし、健志はそんな策略はオクビにも出さず、チラッと視線を諒子に送ってから言った。

「はっ!なにエラソ~に言ってんだか。俺は、従順な女しか抱かねぇんだ。俺に抱いて欲しけりゃ、そこで土下座して頼みなよ、先生」

 健志はそう言いながらも、美紀の腰の上で自らの腰をゆっくりと動かしていたのだった。
 健志のこの言葉に思わず切れそうになった諒子だったが、唇を噛んで必死でその思いを封殺した。

「どした?妹思いのフリしてても、プライドには勝てねぇのか。ははっ、口先だったんですねぇ」

 健志は諒子を見もせずに、美紀の上でその美乳を弄びながら言った。
 その言葉に反応したのは美紀だった。
 涙を滲ませた縋るような視線が諒子に注がれた。
 健志の戯言(ざれごと)など無視するのに躊躇いは無いが、美紀のこの視線には諒子は抗すべき手段を持ち得なかった。
 その場で一度唾を飲み込むと、ゆっくりと跪き頭を床に擦りつけたのだった。

「わ・・・私を・・・抱いてください。お願いします」

 屈辱を飲み込み必死で頭を下げる諒子だったが、しかし健志の反応は冷たかった。
 振り返りもせずに美紀の両足首を持ち、大きく広げたその股間に出入りする自らの肉棒をニタニタと笑いながら見詰めているだけだったのだ。
 諒子は反応の無さにチラッと視線を上げ、健志が背を向けたまま美紀の身体を貫いているのを見ると、更に声を張り上げた。

「わっ・・私をっ!だっ・・抱いてくだ・・・」

 しかしその言葉を言い終るより早く、健志の罵声がそれを遮った。

「誰に頼んでるつもりだっ!てめえはよぉ!」

 叩きつけるような怒声に諒子は一瞬口を閉じてしまった。

「だっ・・誰って・・・あ、あなたに・・・」

「“あなた”だぁ~?てめぇ国語の教師のくせに言葉遣いも知らねえのかっ!奴隷が飼主に頼む時は“ご主人様”って言うんだよっ!」

 健志はそう言うと美紀の腰を両手で掴み、本格的に腰を振り出したのだった。
 そして顔を背けたまま健志のその律動に耐えいてる美紀に話し掛けたのだった。

「へへへ・・・美紀よぉ~、残念だったな。お前のバカ姉貴は、ホントは助ける気も無ぇみたいだぜ。ミエミエの手で時間稼ぎしてやがる。そうしてる間に俺がお前のマ○コに出しちまうのを待ってるんだぜ」

「違うっ!私はっ・・・」

 諒子は咄嗟に反論しようとしたが、健志に貫かれて身体をリズミカルに揺すられている美紀の姿を見ると、もうそんな事を言っている暇は無いことは明白だった。

「ごっ・・・ご主人様っ!私をっ・・・抱いてくださいっ」

 再び額を床に擦りつけた諒子は、必死の思いでそのセリフを口にしたのだった。

「ふっふっふっ。“ご主人様”・・・か。てぇことはだ、諒子、お前自分が俺の奴隷だって認めたのか?」

 健志はニンマリと微笑んで諒子を振り返り言った。

「み・・・認めます」

 諒子は視線を床に当てたまま、悔しげにそう応えた。
 しかし健志はそれで満足はしなかった。

「ちゃんと復唱しろっ!」

 そう言って、聞こえよがしに腰を振り、美紀の股間から湿った粘液の音を立てさせたのだ。

「私は・・・ご主人様の・・・奴隷です」

「駄目だっ!そうじゃねぇ、奴隷は“私”なんて言葉は使えねぇんだ。自分のことは“奴隷の諒子”と言えっ!『奴隷の諒子は、黒岩健志ご主人様の所有物だと認めます』って言ってみろっ!」

 健志は嵩にかかって諒子に誓いを強制した。

「ど・・・奴隷の・・・奴隷の諒子は・・・黒岩・・健志・・ご主人様・・の・・しょっ・・くっ、所有物だと・・・・・・み・・認めます」

 諒子は血を吐くような思いでその言葉を口にした。
 健志は諒子のその屈従セリフを聞いて、それだけで思わず美紀の中に達しそうになり、慌てて顔を背けると唇を血が出るほど噛んだ。
 そして背中を向けたまま怒鳴りつけた。

「馬鹿野郎っ!てめぇ服を着たまま何言ってやがるっ!奴隷は素っ裸が基本だっ!全部脱いでやり直せっ!おっ、俺の目の前でストリップしてみろっ」

 その健志の言葉に諒子はもう何も言い返さなかった。
 言っても無駄だと悟っていた。
 それよりも一刻も早く従わないと、本当に美紀の中で果ててしまいそうな状況になってきていた。
 諒子は無言で立ち上がると、健志が美紀を貫いているソファの前に移動した。
 健志は美紀の両足を両手で掴みV字型に開き、その中心の自らの分身を埋め込んだまま呪詛を込めた視線を諒子に注いでいた。
 その視線の中、諒子は静かに教師スタイルのジャケットから脱ぎ捨てていった。
 いつかの全校集会で見た諒子のジャケット姿が1枚1枚と剥ぎ取られ、下着を、素肌を晒していく様子を健志は呆然と見詰めていた。
 真っ白い肌・・・しかし病的な感じとは程遠く、まるで大理石の彫刻のような圧倒的な質感で健志を圧倒していた。
 鍛えられた大胸筋で支えられた豊かな乳房は美紀の比ではなく、しかも奇蹟のように少しも垂れずに真正面に突き出していた。
 そしてそこから信じられないように急激に絞り込まれたウェストと更に見事に張り出した腰が黄金のプロポーションを形作っていた。
 諒子は今、全てを脱ぎ去り、健志の前に一糸纏わぬ姿を晒して立っていたのだ。
 気の強い諒子だったが、さすがにこの姿では健志と視線を合わせる気になれず俯き加減で床を見詰めていた。
 そして、健志の言いつけ通り屈辱のセリフを再び口にするため、跪くように腰を落とそうとしたところで健志の口からストップがかかった。

「りょっ・・・諒子・・・しゃがむな・・・・立ったまま言え。手を頭の後ろに組めっ!大股を開けッ!その格好で言うんだっ」

 土下座の姿勢は無論屈辱的だが、それでも全裸の身体を一瞬でも隠せると思っていた諒子は、健志のこの命令に唇を噛んだ。
 一方、健志はもうギリギリまで切羽詰っていた。
 先ほど腰が空になるほど注いだと思っていた欲望が、再びペニスの根元に集まり物凄い勢いで開放を迫っていた。
 少しでも気を抜けば雪崩を打ったように放出してしまいそうなのだった。

 (もう少し・・・あと少しだっ・・・待ってろよぉ)

 そんな健志の目の前で奇蹟の裸身を晒していた諒子が動いた・・・命令どおり・・・両手を頭の後ろに組み、足を大きく割り広げたのだ。
 薄めの陰毛を透して肉のスリットも、その奥の媚肉ももう健志の目に隠しようも無く晒されたのだった。
 そして恥ずかしげに視線を逸らせた諒子の口からあの誓いの言葉が語られたのだった。

「奴隷の・・・諒子は・・・黒岩健志・・ご主人様・・の・・、所有物だと・・・み・・認めます」

 ここまでがもう健志の限界だった。
 本当は、もっと何度も繰り返させ、屈辱のポーズを取らせてから抱くつもりだったのだが、もう一刻も待てなくなっていた。

 なんの惜しげも無く美紀の体内から肉棒を抜き去ると、二人の分泌した粘液でドロドロになっているそれを見せつけるようにしながら屈辱のポーズで固まっている諒子に向った。
 そして腕を掴むと強引に引っ張り、美紀の横たわるソファの目の前にある大理石のテーブルに仰向けで押し倒したのだった。
 完全にマインド・コントロールされている諒子は、その間一切の抵抗を示すことが出来なかった。
 そして先ほどの美紀と同じように両手で足首を掴みそれをV字型に広げた健志は、遂に諒子の媚肉をその視線に捉えたのだった。
 まるで処女のようにピンク色したその肉のスリットの間に健志は淫水焼けした自らの肉棒の先端を擦りつけ、肉の感触を味わう。
 もう心臓は爆発しそうだった。

「てめぇ、諒子っ!手間かけさせやがってっ!お前は最初から俺がチンポをハメるために雇ってやったんだぜ!それを勘違いしやがってっ。誰がてめぇなんかを教師として雇うもんか。てめぇはもう、この黒岩さまの肉便器だからなっ!一生逃がしゃしねぇ、わかったかっっ!!」

 健志はそう言いながら、遂に念願の媚肉に己の肉棒を押し込んだのだった。

「ああ~っ!」

 その瞬間、諒子の口から初めて悲鳴が出た。
 しかしそれは屈辱の悲鳴ではなく、信じられない快感信号が背骨を走った結果だった。

 そしてそれは健志も同じだった。
 美紀とは明らかに違うその締め付け、その感触・・・そして何より長い間夢想し続けた石田諒子の体内に埋め込んでいるというその感激っ!
 健志の最後の我慢は呆気なく崩壊した。
 ほんの2、3度腰を振っただけで尿道を駆け上る熱い欲望を抑えきれなくなってしまったのだ。

「ちっ、畜生ぉっ!」

 健志は思わず罵声を漏らすと、両手で諒子の乳房を鷲掴みしその見事な感触を掌に感じながら、最後のスパートで腰を思いっきり振ったのだった。

 その健志の腰使いが諒子に最後の瞬間が来たことを教えていた。
 そして深層心理下に埋め込まれた条件に従い諒子の腰の奥から脳に向けて凄まじい快感信号が背筋を伝ったのだった。

「あっ、いやっ、んんっ、んあっ、ぁぁぁぁああああああひぃっ!」

 諒子の顎が上がり美しい喉が無防備に健志の視線に晒される。
 そして頭と腰でブリッジをするように仰け反ったのだ。
 体中の筋肉が収縮し、健志の分身を締め付ける力も倍加する。
 そして、その中で遂に健志の噴射が始まったのだった。

「くっ・・・り、諒子ぉぉおおお!おもいしれぇっ!」

 健志は最後の言葉とともに諒子の体内の奥深くに自らの淫欲を注ぎ込んだのだった。
 一度抜いているにも拘わらず、健志の体内からは次から次へと白濁した粘液が送り出され、それが一滴もこぼれずに全て諒子の子宮に注ぎ込まれていった。
 そして、長い長い射精のあと、ようやく健志は全ての力を抜いて諒子の体の上に覆い被さったのだった。
 痺れるような快感が波のように引いていくと、スポーツの後のような心地よい気だるさに健志は弛緩した表情となって諒子の首筋に顔を埋めた。
 そして荒い息を静めながら、諒子の髪の香りを胸一杯に吸い込んでいた。

「へへへ・・・出したぜぇ、諒子ぉ。へへへ、お前のマ○コん中にた~~っぷりとな」

 健志はそう言ってようやく頭を起こすと、諒子の顔を見下ろした。
 その諒子は悔しげに唇をきつく結んでいたが、目尻から一筋の涙が伝った後を見つけ、健志はニンマリと笑った。

「諒子ぉ・・・これでわかったろ?お前ら庶民が俺たち支配者階級に逆らったらどうなるか・・・。へへへっ、これが現実なんだよ。時代が移っても民主主義だろうが法治国家だろうが権力者には常に特権が用意されているのさ。それに逆らったバカはお前らみたいに奴隷にされちまうんだ。ふふっ、残念だったなぁ。俺の学校に採用された時点でこの身体を俺に捧げていりゃ普通に愛人として囲ってやったのによ。もう遅いぜ。お前ら姉妹は徹底的にこの黒岩様に逆らっちまったんだからなぁ。一生、俺の肉便器で過ごすんだ。一生な・・・」

 健志は諒子の体内に肉棒を埋め込んだまま、諒子の耳にそう囁いたのだった。
 そして自らのその言葉に触発されたように、健志の肉棒はまたもその力を取り戻しつつあったのだった。

 (さあて、今日の仕上げにかかるとするか・・・)

 健志は内心そう呟くと、上体を起こし諒子の体内からゆっくりと肉棒を引き抜いていった。
 健志の視線に諒子の無防備な肢体が晒される。
 相変わらず動くことを許されていない肉体は、まるでひっくり返ったカエルのように真っ白い腹部を晒したまま足をM字型に開いていた。
 健志はその白い腹部に我が物顔で手を押し当て、滑らかな感触を楽しみながらゆっくりと体重を掛けていった。
 するとその圧力に押されて、諒子の媚肉の間からブチュブチュと音をたてて健志が注ぎ込んだ白い粘液がはみ出して来たのだった。
 健志はその粘液を目を輝かせて見詰め、指で掬って諒子の股間に塗り込めていった。
 忽ち諒子の股間は、異臭を放つ粘液でベトベトになる。
 そうしておいてから健志は傍らで全てを固唾を飲んで見詰めていた美紀を呼んだ。

「美紀、仕事だぜ。大事なお姉ちゃんのマ○コがベトベトだ。その舌で綺麗に舐めとりな。勿論、マ○コの奥にもまだたっぷり詰まってるしよ、それにケツの穴にまで垂れてるからな。ちょっとでも残したら・・・仕置きだぜ」

 健志に顎で指示された美紀は痛ましげな視線を諒子に注いだ。

「お姉ちゃん・・・ごめんなさい」

 身代わりになった諒子の汚された姿を美紀は唇を噛んで見詰めた。
 そして意を決したように立ち上がり諒子の股間に歩み寄った。
 身震いするほど嫌悪感を抱く健志の精液だが、もたもたしていては諒子が妊娠してしまう。
 美紀は諒子の股間に向き合うように膝をつくとそっと口を寄せていった。
 しかし、次の瞬間、ピシッという音とともに背中に焼け付くような痛みが走った。

「あうっ!」

 反射的に身体を反らせた美紀は、痛みに顔をしかめながら振り向いた。

「そうじゃねぇ。諒子の上に乗れ。シックス・ナインの格好だ。わかるだろ?」

 鞭を手にした健志が片方の眉を上げながらそう言った。
 美紀はもう健志に逆らう気力は完全になくなっていた。
 目を伏せると小さく頷き、諒子の体の上に身体を反対向きに重ねた。
 眼下には諒子の開ききった媚肉が間から白い粘液をゆっくりと吐き出している。
 そして無論、反対に諒子の真上には美紀の媚肉が晒されているのだ。

 みじめ過ぎる二人の格好だが、美紀は姉のために唯一できることをするため、そこに再び口を寄せていった。
 しかし・・・無情にも再び健志の鞭が炸裂した。

「ぎゃあっ!」

 一度目の腫れに再び切り裂くような衝撃が加わり、美紀は体を痙攣させた。

「おい・・・お前・・・俺をなめてるのか」

 鞭の先を美紀の顎の下に入れて美紀の顔を上向かせるようにして健志は言った。

「復唱はどうした?土下座はっ!」

 諒子に注いで思いを遂げた健志は、酷薄そうな顔で美紀を見下ろしていた。
 鞭の痛みもあるが、美紀は健志のその表情に怖れをなし、慌てて床に正座したのだった。
 そして頭を床に擦りつけて言った。

「わた・・・いっ、いえ・・・ど、奴隷の美紀は・・・姉の・・・あうっ!」

 風きり音を伴って、また鞭が叩きつけられる。

「奴隷の諒子・・・」

 健志がバカにしたように呟く。

「はっ、はいっ。奴隷の美紀は・・・ど、奴隷の諒子の・・・あの・・あそこ・・・きゃんっ!」

 ピシッ

「マ○コだよ・・・マ○コ」

「はいっ。マ・・マ○コのっ、汚れ・・・ヒィッ」

 ピシッ

「汚れじゃねぇだろ?『ご主人様の大切な精液を汚ねぇ奴隷のマ○コから吸い出させて頂きます』だろ?」

「はっ、はいっ・・・申し訳有りません。奴隷の美紀は、ご主人様の・・・大切な、せ、精液を・・・き・・汚い・・・奴隷の諒子・・・の、マ、マ○コから・・吸い出させていただきます」

 美紀はそう言って再び額を床に擦りつけた。
 そんな美紀の頭を健志はスリッパを履いた足で踏みつけて言った。

「へへへっ。お前も段々奴隷らしくなってきたじゃねぇか。ま、いい心がけだ」

 そしてようやく健志の許しを得た美紀は諒子に再び覆い被さったのだった。
 そして躊躇う時間も惜しむように、いきなり口を諒子の媚肉の合せ目に付け、中に溜まっている粘液を吸い出したのだった。
 諒子は股間から伝わる感触で美紀が屈辱の奉仕を始めたことを悟ったが、指一本動かすことが出来ない今の身体では、ただそれに身を任すしかなかった。
 そして諒子は仰向けのまま顔の向きすら変えることが出来ず、真上で動いている美紀の腰とその媚肉をただ見詰めているしかなかった。

 しかし不意にその視界に健志の顔が現れた。
 そして悪だくみが一目でわかる陰険な目つきで諒子を見下ろしたと思うと、すぐに粘液まみれのペニスをまた諒子の口に押し込んできたのだった。
 無論、口は自動的にその肉棒に絡みつき粘液を舐め取りつつ新たな唾液を塗りこんでいく。
 諒子は自らの舌技で、またも健志の肉棒を蘇らせたのだ。
 みたび臨戦体勢となった肉棒を諒子の口から引き抜くと、健志はそれを見せびらかすように諒子の目の前にかざした。
 そしてそのえらの張った亀頭のすぐ前には、諒子の股間を一生懸命舐めとっている美紀の媚肉があった。

「ま、待ってっ!約束が違うっ」

 思わずそう叫んだ諒子だったが、その目の前で健志の肉棒は我が物顔で美紀の媚肉に分け入ったのだった。

「あううっ」

 美紀の口から鞭で打たれた時と同じ叫び声が上がった。
 一瞬、諒子の股間から美紀の唇が離れる。
 しかし、ズブズブと沈んでいく肉棒が最奥に到達すると、美紀の口から熱い溜息が漏れ、そして唇の奉仕が再開されたのだった。
 しかも再開されたその唇や舌の動きはそれまでと微妙に変って来ていた。
 それまでの単に健志の付けた汚れを拭う動きから、諒子の肉芽を吸い、アヌスを舐め、そして媚肉の合せ目に舌を差し込むといった愛撫の動きへと次第に変ってきたのだった。

「へへへっ。どうした?諒子。俺は何も約束なんかしてないぜ。さっきはお前がどうしても抱いてくれって言うからマ○コに注いでやっただけじゃねぇか。順番が変わっただけだ」

 健志は美紀に肉棒を根元まで差し込んだまま、それを下から見上げている諒子を見下しながら言った。

「くっ・・・だったら・・・もう一度、わ、私に・・・奴隷の諒子に・・・注いでくださいっ」

 諒子は悔しげに健志を見上げて言った。

「はっ!お前の肉便器は掃除中だよ」

 健志はバカにしたようにそう言う。
 それを聞いて諒子は美紀を呼んだ。

「美紀っ。もういいっ!もう充分よ、もう綺麗になったわ。そこをどいてっ!そこはこれから・・・くっ、黒岩・・・健志・・・さまが使うんだから、場所を空けなさいっ」

 しかし美紀は諒子の言葉に従うどころか、なお一層唇と舌を動員して諒子の媚肉に愛撫を加えていったのだった。

 (お姉ちゃん・・・ゴメン。私の身代わりでこんなに汚されて・・・。今度は私が受ける、お姉ちゃんの代わりに私に注いでもらうわっ。お姉ちゃんの身体は私が守るわ)

「美紀・・・」

 美紀の無言の反抗の意味は、諒子にはすぐに判った。そしてそれが健志の計画どおりだということも・・・

 やがて顔のすぐ上から男女の濃厚な性臭が漂い、美紀の分泌する愛液が健志のピストン運動で飛び散り諒子の顔に降り注ぐようになってきた。

 諒子はその様子を真下からボンヤリと見ていたのだった。
 自分達姉妹が抜け出せない罠に陥ったことを感じながら・・・

< つづく >

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