劈頭

「悪魔はますます勢いを増してます」

「悪魔が・・・・・・・・」

「決戦は避けられません」

「そ、そんな!」

「口惜しい事に今の私の身体ではどうしようもありません」

「シスター!」

「あなた達二人には心底悪いと思ってます。でもあなた達しかいないのです」

「悪いだなんておっしゃらないでください!私達の命は既に我らが父の物」

「すまない!本当にすまない」

「何を言うのですか!私達は運命に従うだけの事!」

「むしろ光栄です」

「お前達・・・・・・・・・・」

「大丈夫ですシスター!必ず我らが手で」

「あぁ!主におわします我らが父よ!どうか我らを悪魔よりお守りください。アーメン!」

「アーメン!」

『久しぶりだな!我が母よ』

「なぜ分かったのです」

『わしに不可能は無い!それはお前が一番よく知ってるはずだ』

「相変わらずですね」

『しかしまさかこんなちっぽけな国に隠れていたとはな』

「・・・・・・・・・・・・・・・・」

『怖い目だな!どうやら感動の親子対面とはいかないようだな』

「私は心の底から恥じています」

『なんだと』

「お前のような悪魔を産んだ事を」

『何を馬鹿な事を言っている。お前も人間どもから言わしたら化け物だろうが』

「たしかに姿はそうかもしれません。でもお前のように心までは汚れていないわ」

『お前の心が澄んでいるとでも言うのか』

「そんな事は言ってないわ!ただ私は少なくともお前より愛を知っている。優しさも知っている。人間の素晴らしさも理解してるわ」

『馬鹿め!あれから2000年も過ぎているのにまだそんな事を言っているのか!』

「2000年もの間私はいろんな人間を見てきてこの思いは余計に強くなった」

『ふっ!いったい何処を見てたんだ』

「何もかも全てよ!」

『愛だと!優しさだと!素晴らしさだと!ふざけるな!あいつらは欲求に貪欲な愚か者にすぎぬわ』

「たしかにお前の言うように人間は強い欲求を持っていて時には悲劇をもたらす事もある。でもそれが全てでは無いわ」

『全てだ!』

「あなたに言っても分からないでしょう」

『あぁ!分からんな』

「あなたと話しても無駄なようね」

『初めからお前と話しをする気などない』

「では何のために私を捜していたのですか?」

『ひとつ聞きたい事がある』

「聞きたい事?」

『あの男だ!』

「あの男?あなたの話しは唐突で何を言ってるのか分からないわ」

『とぼけるな!お前が愛したあの馬鹿の事だ』

「馬鹿?」

『2000年前わしの罠にひっかかりおったあのまぬけの事だ』

「昔の事でしょ」

『とぼけるな!転生の時は迫っている筈だ』

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

『答えろ!やつはいつ何処で現れる?』

「やはり知っていたのね!あの人の転生の事を」

『お前共々二度とこの世に現れないようにしてやるわ』

「怖れているのですか」

『怖れ?馬鹿な!あんな弱者を怖れるやつが何処にいる』

「あの方は弱者ではないわ!」

『なんだと』

「それはあなたが一番よく知っているはずよ」

『ではなぜ私の罠にかかったのだ?』

「あの人は罠と知っていながら飛び込んでいったのよ」

『なにを取り乱している!今でもあやつが忘れられないのか』

「あの人ほど心が澄みきっていて優しくそして力強い人はいなかったわ」

『やつは所詮私に負けたのだ!』

「たしかにあの人はお前の罠にひっかかった。でも決して憎んではいなかったわ」

『違うな!やつの目は憎悪で燃えておったわ』

「あの人の為にもお前をこの母が止めなければいけないようね」

『あぁ!やれるもんならやってみろ。もうすぐお前は完全に覚醒する。その時永久に葬ってやるわ』

「お前に人間の事が少しでも理解出来れば・・・・・・・・・・」

『ふっ!涙か。くだらぬ!』

メキッ!メキッ!

『翼か!お前の最後の時が近づいてきたようだな。よかろう!その前にお前が愛した人間の愚かさや弱さを見せてやるわ』

「な、何を?」

『あの三人を見てみろ!』

「あの人達は?」

『何処にでもいるやつらだ!もっともあそこまでのレベルはそう簡単にはそろわないがな』

「どうするつもりなの?」

『な~に!人間の弱さをお前の前で証明するだけだ!』

「やめなさい!」

『ははは!そこで見ているがよい!』

「随分思い切った事したのね!」

「まぁね!」

「でもよく両親が許してくれたわね」

「大変だったんだから!お父さんなんか今でもカンカンよ」

「そりゃそうでしょ!圭子の家は特に厳しいからね。同棲なんて言ったら怒るに決まってるわよ」

「愛は障害がある程強くなるのよ」

「なに馬鹿な事言ってるの!聞いてられないわね京子」

「えっ?」

「弥生!京子にそんな話題ふってどうするの!困ってるじゃない」

「いえ!私は・・・・・・・」

「ところでさ圭子!ここ家賃高いでしょ」

「そんな事ないよ。この辺りも大分値下がりしてるから思ってるほどじゃないよ」

「いいな~!私もこんなところ住みたいな!」

「まだ空き部屋ある筈だから弥生も越してきなよ」

「簡単に言わないでよ」

「簡単よ」

「私も素敵な彼氏が出来たらすぐにでも引っ越すんだけどな」

「彼氏は関係ないわよ」

「京子!今の聞いた?いいわね!余裕ある人は」

「・・・・・・・・・・。」

「何を言ってるのよ。ほらほらまた京子困ってるじゃない」

「あぁ!なんで私達こんなかわいいのに彼がいないのかしら?」

「作ればいいじゃない。弥生ももてるんだから」

「『も』て何よ!」

「言葉のあやじゃない!いちいち噛みつかなくてもいいでしょ」

「何よその言い方!だいたい圭子ったら何様のつもりよ」

「弥生こそ何よ!」

「こんな偉そうなとこに引っ越したからって何なのその態度は!」

「あんたこそひがんじゃって惨めったらありゃしないわよ」

「二人ともやめて!」

「京子?」

「二人ともどうしちゃったの?変だよ」

「変?」

「なんでこんな事で言い争ってるの?」

「圭子!今の聞いた?」

「ええ」

「京子から見たら私達二人は変なんですって!」

「そうみたいね」

「えっ?」

「こんな事で言い争って馬鹿みたいに見えるらしいわよ」

「何を言ってるの弥生」

「『何を言ってるの』じゃないわよ!だいたいあなたのその優等生ぶった態度、前から気に入らなかったのよ」

「圭子!」

「気安く呼ばないでくれる!だいたいあんたが私の彼に色目使ってるのを私が知らないとでも思ってたの」

「そんな馬鹿な事があるわけないじゃない」

「しらばくれないで!私には分かってるんだから」

「そうよ!京子はいつもそう。おとなしいふりして男に媚びて、そして人の男を横取りするんだわ」

「なんでそんな事言うの!非道いよ!弥生」

「非道いのはあんたよ!そして奪い取ったらすぐにポイ捨て。勝利の余韻に浸ってるのよ」

「やめて!」

「どうせあんたは『自分は他の人とは違う!特別なんだ』って思ってるんでしょ」

「そんな事無いよ!あるわけないじゃない」

『いいや!お前は自分の事を特別だと思っている』

「えっ?何?」

『少なくとも自分はこの二人より優れていると思っている』

「これは・・・・・・・・・・」

「やっぱりそうね!おとなしいふりして腹の底ではそんな事思っていたんだわ」

「どうせあんたは特別よ」

「特別じゃないよ!私、私・・・・・・・・・・」

「あぁ!やってられない。気分転換にオナニーでもさしてもらうわね」

くちゅくちゅくちゅ

「弥生!何してるの」

「あん!気持ち良い。とっても気持ち良いわ」

「やるのは構わないけど部屋汚さないでね」

「圭子!何を言ってるの!弥生を止めないと」

「ちょっと!何するのよ」

「おかしいよ!こんな所で何してるの」

「何って、見てわからないの?」

「京子は私達と違うからこんな下等な行為は分からないらしいわよ」

「いいかげんにしてよ」

「いいかげんにするのはあなたの方よ!いつも人を見下して」

「だからそんな事はしてないよ」

『いいや!お前は見下している。こいつらを見て優越感に浸っているのだ』

「えっ?」

「一生優越感に浸ってるがいいわ!あんたなんか誰も相手しなくなるのよ」

「だから浸ってないわ」

「嘘つき!あんたの言う事なんか誰も信用しないわ」

「一生あんたは一人ぼっちよ」

「やめてお願い」

『自分が不利になるとすぐに現実逃避か!』

「違う!違うわ!」

「卑怯者!」

「エゴイスト!」

「違うわ!違う!違う!信じて!」

「あんたなんか信じられるわけないでしょ!どうせ人前でオナニーする女を馬鹿だと思ってるんでしょ」

「そんな事思ってない!お願いだから信じてちょうだい」

「弥生!騙されては駄目よ。こいつはあなたがここでオナニーする事を心底軽蔑しているのよ」

「圭子・・・・・・・・・・・」

『そうだこいつは心底お前達を軽蔑している』

「違う!違う!違うわ!そんな事ないわ」

「じゃぁ!あんたが私達の前でオナニーしなさいよ」

「えっ!」

「ほうら!やっぱり出来ないんだ」

「そんな馬鹿な行為は出来ませんて事ね」

「えっ!」

「どうせあんたは特別よ」

「やめて」

(違う!そうじゃないのよ)

「嘘つき」

「お願いだからやめて」

(私・・・・・・・私嘘なんかついてないよ)

『お前は一生一人ぼっちだ』

「嫌!嫌!嫌よ」

(私を一人にしないで)

「じゃぁ!態度で表しなさいよ」

「そんな・・・・・・・・・・・」

「嘘つき!嘘つき!嘘つき!嘘つき!嘘つき!嘘つき!嘘つき!」

「やめて!やめて!お願いやめて!」

「じゃぁどうするの?」

「やります!やりますから私を見捨てないで」

くちゅっ!くちゅっ!くちゅっ!

(な、なんで?凄い!凄いよ)

「うわぁ!やらしい音たてて。本当は凄くやりたかったんでしょ」

「そ、そんな事・・・・・・・・・」

「違うとでも言うの?こんな状態でよく言えるわね」

「だって!だって・・・・・・・・・・」

『やはりこいつは嘘つきだ!これだけ身体ひくひくさしてるのにお前らを欺くつもりだ』

「嘘つき!」

「あんたの周りには誰も居なくなるのよ」

「はあんっ!あ~!やめて一人にしないで」

『ではどうするんだ?』

「正直に言いなさいよ」

「早く!」

「んっ!んっ!・・・・は~ん!・・・す、凄く気持ち良いです」

「やっぱり」

「あんっ!指が止まらない」

『止めずともよい!お前には最高の快楽を味あわしてやる』

くちゅくちゅくちゅくちゅくちゅくちゅくちゅ

「うわぁ!凄いスピード。何処まで京子は淫乱なの?」

『気持ちよくて死にそうだろ』

「そうよね!京子は淫乱だもんね」

『凄く気持ち良いだろ!ずっとこうしていたいだろ!正直に答えるのだ』

「はい!私は凄く淫乱です」

「いいかげん男が欲しくなってきたんじゃない?」

「あんっ!あんっ!あんっ!あんっ!あんっ!」

『男が欲しいんだろ』

「欲しいって言いなさい」

「ほ、欲しい・・・・・・・」

「もっと大きな声で」

「男が凄く欲しい!」

(欲しい!欲しい!欲しい!欲しい!欲しい!欲しい!欲しい!欲しい!欲しい!)

『ふっ!母よ。見たか!これが人間の本質だ!プライドが高く他の者より優位に立ちたいくせに孤独を怖がる』

「あなたと言う子は・・・・・・・・・・」

『矛盾だらけの生物よ』

「矛盾だらけなのはあなたよ!」

『よく見てみろ!あの女を!性欲に溺れ理性など消し飛んでおるわ』

「そんなに人が崩壊する姿が見たいの」

『崩壊?・・・・・違うな!本質だ!本能だ!これが人間と言うものだ!』

「違うわ!」

『だいたいお前が言う愛とはなんだ!』

「全てよ!お互いをいたわりそして育てていく尊いものよ」

『馬鹿め!愛とは所有欲に過ぎぬわ!相手を自分だけの物にする為自由を奪いとり縛り付ける。それが愛だ』

「お前は間違っている」

『間違ってるのはお前だ!その目でよく見るがいい』

「あんあん!男が欲しいの!誰か京子を抱いて」

「あたしも欲しい」

「あたしも・・・・・・・・・・・・・・・・・えっ?」

(あれ?私今まで何して・・・・・・・・・・)

くちゅくちゅくちゅくちゅくちゅくちゅ!

「ここ!ここが凄く熱いの」

「えっ!京子?・・・・・・な、何してるの!」

「オナニー!オナニー!京子オナニーしてるの」

「馬鹿!何を言ってるのよ。しっかりしなさい京子!」

「堅い事言うんじゃないよ」

「弘幸?」

「友達が俺達の部屋でくつろいでくれているんだ。歓迎すべきじゃないか」

「弘幸!どうしちゃったの」

「どうもしてないよ!いいかげんその五月蠅い口を閉じてもらえないかな」

「えっ?」

「俺は前から圭子のしゃべりにはうんざりしてたんだよ」

「何言ってるの?」

「お前にはうんざりしているって言っているんだ」

「う、嘘よね!弘幸嘘を言ってるのね」

「嘘?・・・・・どうしてなんでもそう都合良くとるんだ」

「弘幸!」

「うざいんだよ」

「ひ、ひどい!私の事愛しているんじゃなかったの」

「愛?・・・・・・そうだな!お前の身体は愛していたさ。美味しかったからな」

「そんな」

「でも最近飽きてきてお前を抱いていても他の女の事を考えていたがな」

「弘幸やめて!」

「あはっ!男だ」

「んっ!こいつはお前の友達だったな!たしか京子とか言ったな」

「京子!」

「前からこいつが欲しかったんだ!そういやお前を抱いている時この女を想像した時もあったぞ」

「嘘よ!嘘よ!嘘に決まってるわ!」

「おい!京子!俺に抱かれたいのか?」

「うん!男が欲しい!男が欲しいの!」

「やめて!・・・・・・・・・・・・・・・?」

(どうして?身体が動かない)

「舌を出してみろ」

「はぁん」

ちろっ!ちろっ!ちゅぱ!ちゅぱ!べちょっ!

「んん!んん!んん!んん!んん!」

「やめて!離れて!」

ちゃっちゃっくちゅくちゅ

「お願い!もうやめて」

『悔しいか?』

「えっ?」

『あの男も女も憎いだろ!』

「何?いったいこれは何?」

『かつてのお前の彼を見てみろ!あんなに夢中に乳をむさぼりおて』

「あっ!」

『そしてあの女の嬉しそうな顔』

「いや!」

『お前はあの男を独占していたつもりだろうが全て勘違いだ』

「独占だなんて・・・・・・・・」

『今でも愛しているなんて事が言えるか?』

「うっうっ」

『悔しいだろ!悲しいだろ!それはなぜなんだ?』

「それは・・・・・・・・」

『そうだ!分かっているはずだ!悲しいのは愛などというくだらぬ物が消滅したからではない。奪われたからだ』

「奪われた?」

『お前は勝手にあの男を自分だけの物と決めつけていた』

「それは・・・・・・・・」

『それを奪われたのだからな!』

「ひどい!ひどいわ!」

『今お前は嫉妬で燃え狂っておるわ』

「嫉妬!」

『そう嫉妬だ!見てみろ!とうとう挿入が始まったぞ』

ぎしぎしぎしぎしぎしぎしぎし

「あ~ん!いいよ!凄くいいよ!京子を!京子を滅茶苦茶にして~」

『あの恍惚の表情を見てみろ!お前の男を奪って歓喜に打ち震えておるわ』

「うっうっうっうっ」

『泣かずともよい!お前は気づかぬか?』

「うっ・・・・・・な、何を?」

『その嫉妬の炎がお前の身体に快感を与えてないか?』

「えっ?」

『もっと快感をむさぼりたくないか?』

「いったい何を?」

『全ての男を自分の物にしたいだろ』

「このお嬢様は私が慰めてあげましょう」

「えっ?えっ?」

(だ、誰?この人は誰?)

「あの男は?」

『あやつもかつてわしに逆らった大馬鹿野郎だった』

「まさか?」

『そうだ!今ではわしの従順なしもべよ』

「魂を売ってしまったのね」

『ふっ!人間とは脆いものよ』

「やめて!お願いやめて~」

「お嬢さん嘘をつくものじゃありませんよ。あなたの身体はこんなに私を欲しがっている」

「そ、そんな!」

『そのとおりだ!お前は欲しがっている。男の身体を!そして快感を!』

「そんな事・・・・・・・あんっ!」

「綺麗な肌ですね!舌をスムーズに滑らす事が出来る」

つつーつーつーちゅぱっ!

「はあん」

『いい声だ!正直になれ。欲しいだろ!欲しいだろ!もっと快楽を欲しいだろ!』

「いや!いや!」

ちゅぱっ!ちゅぱっ!

「あぁん!」

『嫉妬の炎を燃やせ!快楽を手に入れるのだ!』

「あんっ!あんっ!あんっ!あんっ!あんっ!あんっ!」

(駄目よ!こんなの駄目よ!)

『あの男と女はお前を裏切った!このまま負け犬になりたいのか?』

かりかりかりかり

「そ、そんなとこ・・・・・あうっ!あうっ!あっ!はうん」

「お嬢さん正直に言いなさい。気持ち良いんでしょ!もっともっとして欲しいんでしょ!快楽の奴隷になりたいんでしょ!」

『そうだ!お前は奴隷だ!快楽の奴隷だ!』

「いや~ん!いや!入れないで!お願い!お願い!」

『全てを忘れさしてやるわ!嫉妬の快楽味わうがいい!』

ずぼっー!じゅるじゅるじゅるじゅる

「あぁぁん、あっ!うっ!あんっ!あんっ!」

(いい!いい!頭が!頭が真っ白になるよ・・・・・・・・・・・・・・)

ぎしぎしぎしぎしぎしぎし

「あっ!あんっ!いや!いや!あうん」

(気持ちいい!もうどうなっても!どうなってもいい)

『快楽に身をまかせるがいい!お前はこれを求めていたんだ!』

「遠慮なさらず快楽に身をまかせてください。あなたは今日からあのお方のしもべとなるのです」

「あっあっ!いい!いい!なんでこんなにいいの!」

(気持ち良い!弘幸よりずっとずっと気持ちいいよ~)

「あなたの元の彼氏は二回目に入ってますよ」

「そんなのどうでもいい!もっと!もっといっぱいして~」

「これはまた凄く淫乱なお嬢さんだ。そんなに締め付けるとはよっぽど私のが気に入りましたね」

「はあん!これがいいの!これがいいの!あなたが欲しい!」

「私が欲しいとは贅沢なお嬢さんだ!」

ぎしぎしぎしぎしぎしぎしぎしぎし

「あっ!あっ!あっ!あっ!あっ!あっ!あっ!もう駄目いっちゃう!いっちゃうよ」

『その前に正直に答えろ!お前も実はあの男の事を全て満足してたわけではないだろ』

「あ~ん!あぁぁぁぁん!そうよ。満足してなかったわ」

『ただ自分だけの物にしたかっただけだろ』

「そうです。そのとおりです。・・・・・・・・・・・お願いだからもういかさせて」

『ふっ!ではお前も我がしもべとなり最高の快感を味わうがいい』

ぎしっ!びくびくびくびく・・・・・・・・

「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・・・・・・・・・・」

ひくっひくっひくっひくっ

「あぁぁん次は弥生にエッチして」

『そうだ!求めるのだ!止むなき快感を求めるがよい』

「駄目!これは私の物よ」

『嫉妬の炎を燃やせ』

「いや!私にもして~」

『奪い取れ!奪い取るのだ!欲しければ全て奪い取るがよい』

「私だけの物よ・・・・・・・・・・・・・・・・」

『見たか!お前が信じている人間とは所詮こんなものだ』

「私はとんでもない悪魔をこの世に誕生させてしまった」

『ふっ!何を寝ぼけた事を・・・・・・・・・』

「私に出来る事は・・・・・・・・・うっ!」

メキッメキッメキッギリギリ

「うっ!うううぅぅ」

『遂に翼が完全に生えおったな!いよいよその姿を現すか』

ギリギリギリギリギリギリギリギリギリ・・・・・・・・・

『来い!来い!』

メリメリメリメリ・・・・・・・・・・

「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・・」

『ははは!時は来た!』

「ぐわぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・・・・・」

『全て消し去ってやるわ!ユダと共に!我が母マリアよ』

< 終 >

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