サンタの贈り物 サンタの贈り物 -それぞれのクリスマス-

- それぞれのクリスマス -

 パンッパンッグチュ・ ・ ・ パンッ、グチュ・ ・ ・ パンッ、グチュ・ ・ ・

「ンフッ・ ・ ・ ンフッ・ ・ ・ アァン!・ ・ ・ そこ・ ・ ・ イイ! !」 
 深夜の薄暗い部屋、エプロン姿の私をノブ太さんが後ろから攻めてくる。

 パンッズチュ・ ・ ・ チュ・ ・ ・ ジュルジュル・ ・ ・ ズチュズチュズチュ・ ・ ・ ・ ・ ・

「・ ・ ・ ゥアンッ・ ・ ・ ノブ、太さん・ ・ ・ ッん・ ・ ・ チュ・ ・ ・ ジュルジュル・ ・ ・ 」
 振り向きノブ太さんとキスをする・ ・ ・ 唇と下の密着、そこから伝わる吐息、そしてバックから・ ・ ・ ・ 嗚呼・ ・ ・ たまらないわ・ ・ ・

 ズチュ・ ・ ・ ズチュズチュ・ ・ ・ ズチュズチュズチュ・ ・ ・ ズチュッパンッ・ ・ ・ パンッパンッ・ ・ ・ パンパンパンパン! !・ ・ ・

 はぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 ノブ太さんの腰の動きがいつもりよ早い・ ・ ・
「フゥァン! !・ ・ ・ ノブ太さん・ ・ ・ 私・ ・ ・ もう、駄目・ ・ ・ イっちゃう・ ・ ・ イっちゃうよぅ・ ・ ・ 」
「茜ちゃん・ ・ ・ 俺も・ ・ ・ 今日はもう駄目だ・ ・ ・ 」
「うん! !・ ・ ・ イこう!・ ・ ・ アンッ!・ ・ ・ イこう!・ ・ ・ 一緒にイこう! ! ! !」

 パンパンパンパンパンパン・ ・ ・ ・ ・ ・

「茜ちゃん・ ・ ・ 」
 
 ガシッ! !

 ノブ太さんはお尻を鷲づかみし、より腰の加速を図る。
 やだ・ ・ ・ そんな刺激されたら・ ・ ・

 ビクンッッ! !

「ハァァァッン! ! ! ! ! ! ! !」
 暗いはずなのに、目の前が白い世界になる。
 体を支えきれない・ ・ ・ これ以上の刺激は・ ・ ・ ・

 パンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンッ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ! ! ! 

 やだ・ ・ ・ まだ、私・ ・ ・ ・

 アアッ!?アァッ!アァッ!アァッ!アァッ!アアンッ! !アアンッ! !アアンッツ! !アアンッ! !嗚呼ァァァァァァァンッ! ! ! !

 二度目の絶頂・ ・ ・ あぁ・ ・ ・ 壊れちゃう・ ・ ・

 はぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
 
 もう限界だよぉ~・ ・ ・
「茜ちゃん・ ・ ・ イクよ! !」
 ノブ太さんも早く・ ・ ・
「うん! !・ ・ ・ 中に!中に! !中にぃ~! ! ! ! ! ! !」
「うゥ~! ! ! !」

 ドピュッ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! !

「アッ・ ・ ・ アアアァァァァァァァァ・ ・ ・ ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! !」
 ノブ太さんのの熱い脈が伝わってくる。

 はぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 ピクンッ!ピクンッ!ピクンッ!ピクンッ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 ・ ・ ・ 私のアソコとお尻は、自分の意志とは関係なく上下する。

 ピクンッ!ピクンッ!ピクンッ!ピクンッ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

「はぁ~・ ・ ・ 気持ち良すぎるよ~・ ・ ・ ・ 」
 キッチンにもたれかかり、腕に顔をうずめたまま私は呟く。
「茜ちゃん俺も気持ちよかったよ」

 ヒシッ

「アンッ・ ・ ・ 」
 腰に手を回され、抱きつかれただけなのに感じちゃう・ ・ ・ ああ・ ・ ・ ノブ太さん・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 愛してます・ ・ ・ ・

 はぁはぁはぁはぁはぁはぁ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 シャーーーーーーーーーーーーーーーーーー・ ・ ・ ・ ・ ・

 茜ちゃんがシャワーを浴びている。
 サンタさんがいなくなってから一週間以上が経過し、俺は毎夜、彼女と甘い一時を過ごしていた。
 これで現実世界でも同じ様に付き合えたら文句はないのだが・ ・ ・ 茜ちゃんの話を聞いていると、彼女は俺の部屋にいる状態を『夢』と思い込み、その為か朝目覚めてからは、ここの記憶はほとんど思い出せないらしい ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
 彼女からしたら、
「ノブ太さんが現実に存在したらどんなに嬉しいか! !」
 なんて、言ってくれたりするが、サンタさんから人形のリスクを聞いてない以上、茜ちゃんが『夢』と思ってるなら、迂闊な事は口にできない。

 シャーーーーーーーーーー・ ・ ・ ・ キュッ。

 シャワーの音が止んだ。
「ノブ太さん、シャワー気持ち良かったです、ノブ太さんもどうぞ」
「ん?・ ・ ・ ああ・ ・ ・ 」
 体がしっとりと濡れ、湯気が出ている彼女を見ていると、本当にあの人形がこんなになるんだろうか! ? と疑わしくなるが実際、目の前に存在しているのだから疑いようがない。
「?・ ・ ・ どうしたんですか?・ ・ ・ ちょっと浮かない顔してますけど・ ・ ・ 」
 元々情けない顔してるからな~・ ・ ・ そう見えるのかな?
「大丈夫だよ、ちょっと見とれてただけだから」
 よく、こんなセリフが言えたな~・ ・ ・ 俺・ ・ ・
「!?・ ・ ・ やだ! !・ ・ ・ 恥ずかしいです! ! !」
 頬に手を当てて顔を真っ赤にする茜ちゃん・ ・ ・ ・ くぅ~・ ・ ・ かわゆすぎる! ! ! !
「あの!・ ・ ・ ノブ太さんも早く入ってください! ! !」
 相当照れた様だ・ ・ ・ 俺の手を引っ張り、無理やりお風呂場に連れ込む。
「うん!わかったよ」
 そうして俺もシャワーを浴びる。

 シャーーーーーーーーーーーーーーーーーー・ ・ ・ ・ ・ ・

 体に残る俺と彼女の汗が流れていく・ ・ ・ 少し寂しい気もするが、次茜ちゃんを抱くときに不潔すぎるのも、考えものなので清潔にしておかないとな。

 シャーーーーーーーーーー・ ・ ・ ・ キュッ。

「茜ちゃんシャワー気持ち良かった・ ・ ・ よ」
 ・ ・ ・ 風呂場から出ると、彼女はもう人形に戻っていた。
 どうりで静かだと思った・ ・ ・ ・ ・ いつも、区切りが良さげなとこで、彼女から目を離すと人形に戻る・ ・ ・ きっと当たり前な事なのだろうが・ ・ ・ 少し寂しい・ ・ ・
「ふぅ~・ ・ ・ 髪乾かして寝るかな・ ・ ・ 」
 今日もすでに夜中の3時を回りつつある。
 寝不足なのが少し辛いところだが、茜ちゃんの事を考えると何て事はない。
「おやすみ、茜ちゃん」
 そう言って、人形の頭にキスをした。

 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ピ~~~ンポ~~~~~~ン・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 寝かけていた俺の部屋にチャイムの音が鳴り響く。
「・ ・ ・ ・ ・ ん?・ ・ ・ ・ ・ ・ 」
 今、チャイムが鳴った?

 ピ~~~ンポ~~~~~~ン、ピンポンピンポンピンポンピンポンピンピンピンピンピンピンピ~~~~~ンポ~~~~~ン! !

「だ~~~~~~~~~~! ! ! !」
 誰だ!?こんな遅い時間に! !近所迷惑にも程があるぞ! ! ! ! !

 ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダッ! !ッバン! ! ! !

 ベッドを出て急いで扉の覗き穴を覗く。
「ん?」
 外は薄明かりしかない為、分かりづらいが人が二人立っている。

 カチャ

「誰ですか!?」
 時間も時間なのでインターフォンの受話器越しに少し怒鳴りつけた感じで聞いた。
「よう・ ・ ・ ・ 」
 よう・ ・ ・ ?
「・ ・ ・ ・ うん?・ ・ ・ ・ 誰なんですか?」
「・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 俺たい・ ・ ・ ・ ・ ・ 」
 この九州弁は!?
「サンタさん!?」
「おぅ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 」
 この人は突然に現れる・ ・ ・
「今開けますんで」
「おぅ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 」

 ガチャ

 扉を開けるとサンタさんが立っている・ ・ ・ サンタさんが・ ・ ・ サンタさんが・ ・ ・ サンタさん?
「あれ?」
「おぅ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 」
「サンタさん?」
「おぅ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 」
 格好はサンタさんだが・ ・ ・ そこには顔を腫らしまくったサンタさんが立っていた。
「どうしたんですかその顔!?」
「おぅ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 」
 おぅ・ ・ ・ って、アンタ他に喋る事あるだろ!?
「どうも、初めまして」
「え?」
 そう言えばもう一人いたんだった・ ・ ・ ん!?
「ぎょえ~・ ・ ・ モガ!モガ! !」

 もう一人の人が・ ・ ・ いや・ ・ ・ 人ではない人が、俺の口を抑える。
「ま・ ・ ・ 立ち話も何なので詳しい事は部屋の中で話しましょう」
 人ではない人が、そのまま部屋の中へと強引に入ってくる。
「おじゃまします」
 おじゃまします・ ・ ・ じゃね~! !

 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 それから5分くらいが経過した。
「はぁ~・ ・ ・ ・ 」
「だいぶ、落ち着いたようですね」
 あきれてんだよ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
 俺・ ・ ・ サンタさん・ ・ ・ 人ではない人が、コタツを囲んで座っている。
 サンタさんだけでも十分驚きはあったが、この人・ ・ ・ この言い方は少し違うかもしれない・ ・ ・ ・ この動物はもっと異様である。
 スーツ姿に、きちっとした言葉遣い、どこか紳士を思わせる雰囲気をもっているが、顔は何故か鹿である。
 サンタさんが連れてるトナカイである事は明白だろうが、問題は何故スーツ姿で二足歩行しているかということだ・ ・ ・
「いやっはっはっは! !この姿を見ると皆さんやっぱり初めは驚かれるんですよね」
 そりゃ驚くわ・ ・ ・
「あ!?申し遅れました、私こういうものです」
 そう言って、彼(?)は名刺を差し出してきた。

 第13課トナカイ所属 課長 トナカイ次郎

「トナカイ次郎・ ・ ・ さんですか・ ・ ・ 」
「はい」
 鹿が名詞を出す・ ・ ・ この気持ちをどう表現したらいいだろうか・ ・ ・
「つもる話は色々あるのですが・ ・ ・ 」
「はあ・ ・ ・ 」
 俺は無いが・ ・ ・
「今回、こちらにお伺いしたのは他でもありません」
「はあ・ ・ ・ 」
「うちの、部下がとんだ粗相をしたようでして、そのお詫びに参りました」
「え!?」
 サンタさんが鹿の部下!?・ ・ ・ んなアホな!?
「・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ちょっと・ ・ ・ 心外ですね・ ・ ・ ・ ・ 」
「え!?」
 やばい・ ・ ・ 顔に出てたか!?
「確かに私を見て驚かれるのは仕方ありません・ ・ ・ でも、人って見かけで判断するものじゃないでしょ? 鹿だからサンタの上司をやってはいけないのですか? それなら、年下の人が上司であるのはどうなんですか? ・ ・ ・ 人それぞれ色んな人生があります。その中で万年平の人もいれば、今まで同じ平だった人がどんどん出世してその人にこき使われる事だってあります。そうです、努力とチャンスを掴めた人が上にいけるのです・ ・ ・ そんな中、見た目が鹿だからって、そんな差別していいんですか? 私の苦労も知らないのに、見た目だけで人を判断する。そんな事だからいつまでたっても差別なんてなくならないんです。だいたいそれだったら、何を持って上司と言えばいいんですか? うさぎですか? 犬ですか? 猫ですか? 牛だったらいいんですか? ・ ・ ・ そうじゃないでしょう・ ・ ・ 一生懸命やった人が上にいけるチャンスを掴めるわけでしょう? そこに人種なんて関係ありません! ! そうです今では浮浪者の人が上司になる事があったっておかしくない時代でしょう? 鹿の一人や二人、上司がいたっておかしくないじゃないですか! そう思いませんか? 」
 正論のような気もするが、なんか違う気もする・ ・ ・ でも差別はよくないとは思うのでとりあえずあやまっておこう
「あ・ ・ ・ はぁ・ ・ ・ そんなつもりじゃなかったんですけど・ ・ ・ 見かけだけで判断してすいませんでした」
『ノブ太・ ・ ・ 課長、時々訳分からん説教しだすけん、気にすんな』
 サンタさんが俺に小声で話し掛けてきた。
「サンタ・ ・ ・ ・ 」

 ボソ・ ・ ・

「! !・ ・ ・ はい! !すいません! !」
 鹿・ ・ ・ いや、次郎さんが一言声を掛けただけでサンタさんがびびっている・ ・ ・ この人(?)っていったい・ ・ ・ ・
「ちょっと話が脱線しすぎましたね、本題に戻りますがよろしいですか?」
「はい」
 迂闊な事は言えそうにないな~・ ・ ・
「まず、今回又こちらにお伺いしたのは、ノブ太さんにお渡ししたプレゼントの説明が不十分だった事にあります」
 なるほど。
「それで、改めてきちんとあの人形の説明をさせて頂きたいと思っているのですがよろしいでしょうか?」
「それはもちろん!お願いします! !」
 そうだ! !毎夜彼女と会えることは凄く嬉しいのだが、人形のリスクがどういうものなのか分かっていない為、彼女と会う度に少しの不安はあった。
「それでは失礼して、まずはあの人形の名前から・ ・ ・ ・ あの人形は『幸せドール』と言います」
「『幸せドール』ですか・ ・ ・ 」
「まあ、ここだけの話、裏事情を言ってしまうと名前なんて何でもいいんですが、そうしないとメリハリがつきにくそうっだたので、とりあえずそういう名前に落ち着きました」
 何か・ ・ ・ いいかげんだな~・ ・ ・
「そして、その効果の方なのですが、ノブ太さんもご存知の通り相手の体の一部を胸に埋め込み、寝ている間だけ埋め込んだ人の言いなりと言いますか、都合のよい操り人形と化します」
「操り人形ですか?」
 俺は別に、茜ちゃんを操ってるなんて思ってないけど・ ・ ・
「少し説明不足でしたね・ ・ ・ いうなれば埋め込んだ人が願っている事、例えば『この人をメイドとして扱いたい』と願えばそういうふうになりますし、『奴隷として扱いたい』と願えばそうなります。また、ノブ太さんの場合でしたら『彼女が欲しい』とでも願いませんでしたか?」
 うっ・ ・ ・
「確かにそういうことは少しは考えてました・ ・ ・ 」
「ようは、埋め込んだ人の思っている通りの行動をやってくれると考えてもらって構いません」
「え!?でも、僕茜ちゃんに対してどうこうしてほしいとか、考えてないですよ!?」
「そうですね~・ ・ ・ ノブ太さんがそう望んでいるなら、あとは人形・ ・ ・ この場合は茜ちゃんという人ですか?、その人の意思が反映されていると思います」
「何か、分かるような分からないような・ ・ ・ ・ 」
「ちょっと私の説明力が足りないみたいですね・ ・ ・ 申し訳ありません」
「いや! !何となくですけど、理解はできます! !」
 ようは、本人の望んだ通りになるって事だよね。
「私どもも、このプレゼントにおきましては、個々によって性能が変わってきますので一概には説明しずらいところはあるんですよ・ ・ ・ 」
「はあ~・ ・ ・ 大変ですね~・ ・ ・ 」
「それでは、問題のリスクについてなのですが・ ・ ・ 」
「はい」
 いよいよきた! !
「この人形においてのリスクは、ノブ太さんには特に問題は発生しません」
 ・ ・ ・ へ!?
「その代わり、茜さんの方に問題が発生します」
「え!?茜ちゃんに!?どういうことですか!?」
「まあ、落ち着いて下さい」
 これが落ち着いてられるか! !俺のせいで、彼女に何かあったら悔やんでも悔やみきれないぞ! ! ! !
「その問題というのは・ ・ ・ 」

 ゴク・ ・ ・ ・

「一回の使用の度、彼女の寿命が一年縮みます」

 ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! !

「そんな・ ・ ・ 」
 彼女の寿命が一年縮む! ? ・ ・ ・ 今日が18日・ ・ ・ 彼女との出会いは7日から・ ・ ・ 11日・ ・ ・ 11年寿命が縮んでいる? ・ ・ ・ そんな馬鹿な事があってたまるか! ! ・ ・ ・ 俺はあれから毎夜あの娘と会っているんだぞ! !
 彼女は俺と会う事が嬉しい言ってくれた! !
 俺と一緒なら安心出来ると言ってくれた! !
 毎夜俺と『夢』で会えるから、どんなに辛い事があっても、頑張れると言ってくれた! !
 そんな彼女の命を俺は縮めているというのか!?・ ・ ・ そんな! !そんな! !
「何でそんな大事な事を教えてくれなかったんですかサンタさん! ! ! ! ! !」
 俺は立ってサンタさんを睨みつける。
「すまん・ ・ ・ ノブ太・ ・ ・ 」
 すまんじゃない・ ・ ・ すまんじゃないんだよサンタさん! !
 サンタさんはただ、横を向くだけ。
「少し・ ・ ・ よろしいでしょうか?」
 次郎さんが口をだしてきた。
 俺は・ ・ ・ 何も言わず即す。
「酷な言い方になりますが、本来この人形は、一人につき何度も使用するモノではないのです・ ・ ・ また、使用目的といたしまして、使用する者、又された者も、最高の幸せを満喫できるよう設計されおりまして、その代償として人形の寿命からほんの一年を頂くようになっております。
 今回の件につきましては、ノブ太さん御本人様がリスクの少ないものと言う事でサンタがチョイスしてお出ししたプレゼントなのですが、それにおいてサンタが充分な説明をしていなかった事についてはこちらにも落ち度がありまして・ ・ ・ 」
「俺にも責任があるっていうんですか!?」
「そうは申しておりません、ただ現実問題と致しまして、残念ながら彼女の縮んだ寿命を元に戻す事はできませんので・ ・ ・ 」
「そんな・ ・ ・ 」
 無茶苦茶だ・ ・ ・ 茜ちゃんのおかげでこんな充実した毎日を送っているのに、その為に彼女の寿命を縮めているなんて・ ・ ・ しかも、短くなった寿命はもう元に戻らない・ ・ ・ こんなの・ ・ ・ こんなの・ ・ ・ ちっとも幸せなんかじゃない! !
「せめて、今まで縮んだ分の寿命を俺の方に振り替える事はできないんですか!?」

 フルフルフル・ ・ ・

 次郎さんが首を横に振る。
「私どもができるのは・ ・ ・ あとは、プレゼントの交換くらいです」
 万策尽きたみたいな顔で喋るなよ! !
「もう・ ・ ・ いいです・ ・ ・ 出てってください・ ・ ・ 」

 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 サンタさんと次郎さんが顔を見合わせる。
「・ ・ ・ ・ 出てって下さい・ ・ ・ ・ 」
「・ ・ ・ わかりました・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 」
 二人ともコタツから出て部屋を出る。
「最後にノブ太さん・ ・ ・ 」
「・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 」
 次郎さんが声を掛けるが、俺は、黙って下を向くだけだ。
「幸せと不幸せは紙一重です・ ・ ・ 今後の『幸せ人形』の使用は当然あなたにお任せいたしますので・ ・ ・ 」
「・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 」
「・ ・ ・ それでは失礼致します」

 ガチャン

 扉が閉じる音が聞こえた。
「任せると言われても・ ・ ・ もう、答えは決まってる・ ・ ・ ・ ・ ・ 」
 俺は一人呟いた。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 キ~~~~ン、コ~~~~~ン、カ~~~~~~ン、コ~~~~~~~~ン

「あ~~~~~~、今日も長い一日が終わった~! ! ! !」
 私は背伸びをしながら、先生が教室を出て行くのを片目で追いかけていた。
「あ~~か~~~ね~~~ちゃ~~~~~ん・ ・ ・ ・ ・ ・ 」

 どろどろどろどろ~~~~・ ・ ・ ・ ・

「ひょえ!?どうしたの唯ちゃん!?」
 クラスメイトの唯ちゃんが幽霊のように、私の背後に現れた。
「ちょっと~・ ・ ・ 聞いてよど○え○~ん! !>へ<」
 私はド○え○んじゃありません・ ・ ・
「それで・ ・ ・ どうしたの?」
「あの人ったら非道いのよ~! !」
 あの人とは、もちろんこの前合コンで一緒だった『スネ』さんの事だろう・ ・ ・
「あの人ったら、別に好きな娘が出来たから・ ・ ・ もう・ ・ ・ もう私とは会えないって・ ・ ・ ・ ウッ・ ・ ・ ウェ~~~~ン! ! ! ! !」
「ちょ!?・ ・ ・ ちょっとぉ! !」
 鼻水垂らしたまんま、私の服になすりつけないで! !
「ウェ~~~~~~~~ン! ! ! ! ! ! ! ! ! ! !」
「っちょ! !ほら、落ち着いて! !」
 そう言って私はハンカチを唯に手渡す。
「うう~・ ・ ・ ありがとう茜ぇ~・ ・ ・ 」

 ち~~~~~ん! !

 あ~あ・ ・ ・
「ところで、どうしたの?」
「ヒック・ ・ ・ うん・ ・ ・ ヒック・ ・ ・ あの人・ ・ ・ スネさんがね、私とはもう会えないんだって・ ・ ・ 」
「それは、今聞いたわ」
「それでね・ ・ ・ ヒック・ ・ ・ その好きな娘って言うのがね・ ・ ・ ・ ヒック・ ・ ・ 」
「うん」
「あの『静江』なのよ~~~~! !っう・ ・ ・ ・ ウェ~~~~ン! ! ! !」
「ええ!?」
 静江とは、私の隣のクラスで、この前一緒に合コンに参加した娘だ。
「何でスネさんが静江さんを!?」
 あの時は、合コン相手の『杉田』さんといい関係になってたはずだけど!?
「ヒック・ ・ ・ 昨日『スネ』さんと『静江』が街を歩いているところを見たの! !・ ・ ・ ヒック・ ・ ・ 好きな娘って・ ・ ・ あの女の事なのよぉ~ヲンヲン~・ ・ ・ 」
「またぁ~・ ・ ・ たまたま一緒にいただけでしょ?」
「ううん ・ ・ ・ ヒック・ ・ ・ さっき静江に聞いたら・ ・ ・ ヒック・ ・ ・ 『スネ』さんと付き合ってるって・ ・ ・ ・ ヒック・ ・ ・ あの・ ・ ・ 女狐がぁ~・ ・ ・ ・ ビエ~~~~~ン! ! ! ! ! 」
「ええ! ! ! ! ! !」
 これもまた、驚きである・ ・ ・ あのおっとりした娘が・ ・ ・ ・ ・ まあ、たぶんどちらから声を掛けたかは想像できるけど・ ・ ・
「しかも、それだけじゃないの~! !・ ・ ・ ヒック・ ・ ・ 」
 まだ、あるの?
「あの娘、『杉田』さんと『スネ』さん二人と付き合ってるのよぉ~! ! !ヲンヲン~・ ・ ・ ・ 」
「えええええええええええええええ! ! ! ! ! ! ! !」
 これは本当に驚きだわ(汗)・ ・ ・ あんなおっとりした感じの娘が、二股やってるなんて!?
「ヒック・ ・ ・ まだあるのよ~・ ・ ・ 」
「え!?まだあるの!?」
「ヒック・ ・ ・ 何で私の彼を取るのかって聞いたら・ ・ ・ ヒック・ ・ ・ 」
「聞いたら!?」
「ヒック・ ・ ・ 私に・ ・ ・ ヒック・ ・ ・ み・ ・ ・ 魅力が無いからって・ ・ ・ ヒック・ ・ ・ 『静江』が・ ・ ・ ヒック・ ・ ・ 面倒見てあげてるのって・ ・ ・ う・ ・ ・ ビエ~~~~~~~~ン! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! !」
「あちゃ~・ ・ ・ 」
 ・ ・ ・ ・ ・ 女ってエグイわ~・ ・ ・ こんなにお世話になってる唯にここまでいうなんて、普通なら考えられない・ ・ ・
「唯・ ・ ・ とりあえず・ ・ ・ 元気だしなよ・ ・ ・ ・ 」
 まあ・ ・ ・ 私だって男が絡んできたらどうなるか分かんないけど・ ・ ・ でも、いくらなんでも二股はちょっとね~・ ・ ・
「唯に魅力がないなんて、そんな事はないわよ」
「ヒック・ ・ ・ ヒック・ ・ ・ 本当・ ・ ・ ?」
 これはもちろん本当だ、唯はどちらかというと美人系で、しかもわりと慕われる事が多い娘だ・ ・ ・ もてない訳がない。
「彼氏の事を悪くいうわけじゃないのよ・ ・ ・ 」
「うん・ ・ ・ ヒック・ ・ ・ 」
「今回は、その彼が唯の魅力に気づけなかっただけなのよ・ ・ ・ 」
「そんなぁ~・ ・ ・ ヒック・ ・ ・ 」

 フルフルフル・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 あ・ ・ ・ また泣きそうである・ ・ ・
「ちょ!?元気だしなよ! !・ ・ ・ そうだ! !大体、私が男だったら、まず間違いなく唯を彼女にしたいと思うよ普通! ! ! !」
「え!?・ ・ ・ 本当に?・ ・ ・ 」

 うんうんうん・ ・ ・ ・

 少し驚いてる様だけど、本当の事だよ。
「もちろん! !」
「・ ・ ・ 私って魅力ある?」

 うんうんうん・ ・ ・ ・

「茜が男だったら彼女にしたいと思う?」

 うんうんうん・ ・ ・ ・

「・ ・ ・ ヒック・ ・ ・ ヒック・ ・ ・ 」
「ね?・ ・ ・ だから元気だしな・ ・ ・ 『男は一人だけじゃないんだから』・ ・ ・ でしょ?」
「ヒック・ ・ ・ うん・ ・ ・ ヒック・ ・ ・ 」
 どうにか・ ・ ・ 落ち着いてはくれたようね・ ・ ・ しかし驚いたわ・ ・ ・ 前、唯に言われた言葉を私が言うはめになるとは・ ・ ・ ・
「・ ・ ・ ヒック・ ・ ・ ヒック・ ・ ・ 」
「はいはい・ ・ ・ いつまでもメソメソしないのぉ唯ちゃん」
 そう言って私は彼女の頭を撫でる。
「う~・ ・ ・ ヒック・ ・ ・ あ~~か~~~ね~~~ちゅ~~~~~わ~~~~~~ん・ ・ ・ ・ ・ ・ 」

 ガシッ

「ちょ!?きゃ~~~~~~~! ! ! ! ! ! ! !」

 ガタンガタン・ ・ ・

 唯がいきなり私に抱きついてきた。
「もう、離さないだから~~~~~! ! !」
「え!?ええええええええええええええ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! !」
 ちょっと待って~! ! !抱きついてきて離れない唯・ ・ ・ ここは学校よ! ! ! ! ! ! !
「もう、私茜無しじゃ生きられないんだから~! ! ! ! !」
「えええええええええええええええええええええ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! !」
 私まだ何もしてないし、そんな趣味は無~~~~~~~~~い! ! ! ! ! !・ ・ ・ ・ ・ ・ 誰か、ヘルプミ~~~~~~! ! ! ! ! ! !((TTOTT))
 嗚呼・ ・ ・ ・ 周りの視線が痛い・ ・ ・ ・

 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

「ふぅ・ ・ ・ ・ ・ た~~~~だいま~~~~~」
 あれから、どうにか唯を落ち着かせて何とか無事、家に帰ってきた。
 只、今日の事でクラスで誤解が生じてるのは間違いないわね・ ・ ・
「はぁ~・ ・ ・ 今日はしんどかった・ ・ ・ ・ ・ 」
 まさか、唯に限ってソッチの気はないと思うが、やはり『頭なでなで』がまずかったかな~・ ・ ・ と色々反省してみる。
「あら?お帰り茜、ご飯できてるわよ」
 母さんが台所から声を掛けてきた。
「う~ん・ ・ ・ 今日はいらな~い・ ・ ・ 」
 食事よりもこんな疲れた日は、一秒でも早くベッドに入り『彼』の夢を見たい・ ・ ・
「そう・ ・ ・ じゃあ後からでも、お腹すいたらお母さんに言いなさいね」
「は~~~~~い」
 家は放任主義みたいな処があって、結構本人の意思を尊重してもらえるのはこういう時、助かる。

 たったったったっ・ ・ ・ バサッ

 二階の自室に入り、着替えもしないでベッドに潜り込んだ。
「今日はどんな夢、見れるかな~」
 遠足に行く時の様な、ドキドキが最近いつもある・ ・ ・ ああ・ ・ ・ 早く眠りにつきたい・ ・ ・ ・

 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 ここは・ ・ ・ ・ ・ 一面白い世界・ ・ ・ ・ フワフワして体が宙に浮いてるみたいで気持ちいい。
 あ・ ・ ・ 今度は体が何かに引っ張られてる・ ・ ・ いよいよね・ ・ ・ ・

 ヒューーーーーーーーーーーーーッズン

 今度は一面黒い世界、相変わらず少し不安な気持ちになるけれど、それとは別に、今は凄くこの感触がうれしい ・ ・ ・ そして、少しずつ周りの景色や声が聞こえてくる・ ・ ・ ・
 目の前にはいつもと同じノブ太さんの部屋が見える。
「あ」
 ノブ太さんだ! !
「おはようございますノブ太さん! !」
 『夢』の中だけど、いつもノブ太さんと会う時は初めにこの言葉から始めるようにしている。
「おはよう・ ・ ・ 」

 ニコ(^_^)

「おはようございますノブ太さん! !」
彼の一言が一言が凄く嬉しい・ ・ ・ 思わずもう一度挨拶しちゃった・ ・ ・ てへ。
「じゃ、始めようか」
「え!?」
 今日はいきなりですか!?
「さて・ ・ ・ まずは立って」
「え?・ ・ ・ え?・ ・ ・ え!?」
 今日は何かノブ太さん大胆?
「立って・ ・ ・ 」
「あ・ ・ ・ はい・ ・ ・ 」

 スッ・ ・ ・

 何だか、初めの頃のようで恥ずかしい・ ・ ・
「隠さないで・ ・ ・ 」
「・ ・ ・ はい・ ・ ・ 」
 胸とアソコを隠していた手をどける。
「・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 」
「・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 」
 や・ ・ ・ だ・ ・ ・ 見られてるだけで感じちゃうよ・ ・ ・
「もっと、よく見せて・ ・ ・ 」
「え・ ・ ・ 」
 もっとって・ ・ ・
「あ・ ・ ・ 」
 ノブ太さんが近づいてきた。

 チュッ・ ・ ・

「あん! !」
 ノブ太さんが首筋にキスをする・ ・ ・
「茜ちゃん・ ・ ・ 」

 チュッ・ ・ ・

「ふぅん! !・ ・ ・ 」
 今度は胸を・ ・ ・

 はぁはぁはぁはぁはぁはぁ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

「あん! !・ ・ ・ ノブ太さん・ ・ ・ ノブ太さん・ ・ ・ 」
 あれから、ノブ太さんは私の首、胸、腕、お腹、背中、お尻、脚・ ・ ・ 体中に唇を交わす・ ・ ・ ・ ・ ・
「茜ちゃん・ ・ ・ 」
 何だか・ ・ ・ 今日のノブ太さんいつもと違う・ ・ ・
「あの・ ・ ・ ノブ太さん・ ・ ・ 」
 ノブ太さんを少し離す。
「ん?」
「何か・ ・ ・ あったんですか?」
「・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 」
 何で、何も言ってくれないんだろう・ ・ ・

 ちゅっ・ ・ ・ ちゅるちゅるちゅる・ ・ ・

 ノブ太さんは顔を私の秘所にうずめる。
「ノブ太さん・ ・ ・ ・ あ!?・ ・ ・ あん! !・ ・ ・ ノブ・ ・ ・ アン! !・ ・ ・ 太・ ・ ・ っん・ ・ ・ ・ さぁん~・ ・ ・ ・ ・ 」
 ずるいノブ太さん・ ・ ・ アソコを責めて、話をずらすなんて・ ・ ・ ・

 ズルズルズル・ ・ ・ ちゅっちゅちゅ・ ・ ・

「あああああん! ! ! ! ! !」
 ああ・ ・ ・ 気持ち良すぎるよ~・ ・ ・

 スッ

 はぁはぁはぁはぁはぁはぁ・ ・ ・ ・ ・ ・

 ノブ太さんが顔を離す。
「茜ちゃん・ ・ ・ 後ろを向いて・ ・ ・ 」
「はぁはぁ・ ・ ・ はい・ ・ ・ はぁはぁ・ ・ ・ 」
 ノブ太さん・ ・ ・ いつもと違う感じがするけど・ ・ ・ でも、もう駄目・ ・ ・ さっきのキス攻めでアソコが疼いてたまらない・ ・ ・
 ただ・ ・ ・ ・ ・ 今はノブ太さんの言う通りに後ろを向き、ノブ太さんを待つ。
「これで・ ・ ・ いいですか?」

 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 嗚呼・ ・ ・ 焦らさないでノブ太さん・ ・ ・
「茜ちゃん」
「はい・ ・ ・ 」
「アソコを自分で開いてよく見せて・ ・ ・ 」
「ええ!?」
 そんな恥ずかしい事・ ・ ・ 私・ ・ ・ ・
「早く・ ・ ・ ・ ・ 」
 うう~・ ・ ・ ノブ太さんには逆らえない・ ・ ・ ・

 グッ

 両肩で自分の体を支えながら、私は両手で、自分の秘所を広げていく・ ・ ・
 
 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
 
 そんなに、見つめちゃ・ ・ ・ や・ ・ ・ ・ ・ だ・ ・ ・

 タラ~~・ ・ ・

「アン! ! !」
 アソコを広げてるせいかな・ ・ ・ 愛液が溢れてきて太ももに伝い落ちていく、只その感触だけで感じちゃう・ ・ ・
「きれいだよ、茜ちゃん」
「やだ・ ・ ・ 恥ずかしいです・ ・ ・ ・ 」
「うん・ ・ ・ でも、感じてるんでしょ?」
 ノブ太さんが聞いてくる。
「いじわる・ ・ ・ 」
「フフッ・ ・ ・ ・ ・ 」
 恥ずかしくはあるけど、ノブ太さんが満足してくれてるならうれしいかな~・ ・ ・

 クチュ・ ・ ・

「ひゃぁん! ! ! ! ! ! !」
 ノブ太さんが不意に指を秘所に入れてきた。

 クチュ・ ・ ・ ・ クチュクチュクチュ・ ・ ・ ・ ヌチュクチュヌチュクチュ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

「ああん! !ああん! !あんっ! !ノブ太っさん! ! !ぁああん! ! ! !うん! ! !」
 やだ! !感じちゃう感じちゃう感じちゃう感じちゃう感じちゃう! ! ! ! ! ! !
「アソコを広げた手は離しちゃ駄目だよ茜ちゃん」
 そんな・ ・ ・ ァアン! !
「返事は?」
「あっ!・ ・ ・ ふぁい! !・ ・ ・ アン! !茜絶対離しません・ ・ ・ ぅあん! !あん!アン!ああん! !だから・ ・ ・ だから・ ・ ・ ・ 」
「だから?・ ・ ・ ・ イきたい?」
 ああん! !・ ・ ・ そう!そう!そう!そう!そうです! ! ! ! !
「ふぁい! !・ ・ ・ 茜を・ ・ ・ あん! !・ ・ ・ イかせて下さい! ! !」
「いいよ」

 ズチョズチョズチョズチョズチョズチョ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 指の動きが少し早くなる
「っあ!っあ!っあ!っあ!・ ・ ・ ・ ・ 」

 チュッ・ ・ ・ ・ ずちゅちゅちゅちゅ・ ・ ・ ・

「ぃや~~~~~~~~~~ん! ! ! ! ! ! !」
 ノブ太さんは指をアソコに入れたまま、口で私のクり○○スを刺激する。
 その刺激の強さに、足に力が入り棒の様になる。
「嗚呼ん! !ノブ太さんそんなやられたら・ ・ ・ ・ 」

 ずちゅずちゅずちゅずちゅずちゅちゅちゅちゅ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

「もう・ ・ ・ っちゃう! !・ ・ ・ っちゃう! ! !っちゃうよ~! ! ! !」
 気持ちよすぎて言葉がうまく出ない。
「あああああ・ ・ ・ ・ ハァ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ン! ! ! ! ! ! ! ! ! ! !」

 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 はぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 ああ・ ・ ・ 来て早々イかされるなんて・ ・ ・ ・ ・ 気持ちよすぎる・ ・ ・ ・
「茜ちゃんって本当感じやすいんだね・ ・ ・ 」

 ボソ

 カァァァァァァァ~~~~~~~~~・ ・ ・ ・ (@///_///@)
 耳元で囁かれて、初めて自分の格好に気づいた。
 私はバックからノブ太さんの指でイかされて、アソコを自分で広げたままの格好をしているのだ。

 バッ! !

 座る格好になって股を閉じる。
「もう! !・ ・ ・ ノブ太さんのイジワル><」
「はは・ ・ ・ ごめんごめん・ ・ ・ 」
 ・ ・ ・ ・ ・ ・ やっぱり・ ・ ・ ・ ・ ・ 今日のノブ太さん、どこが元気が無い・ ・ ・ ・ ・
「ノブ太さん・ ・ ・ あの・ ・ ・ 」
「ん?何?」
「その・ ・ ・ 失礼します」
「ん?」

 スッ

 私はノブ太さんの頭を抱きかかえ、胸に沈めた。

 ナデナデ・ ・ ・

 頭をそっと撫でる。
「あの・ ・ ・ 昔、母に聞きました・ ・ ・ 人は寂しい時や落ち込んでる時ほど、人の温もりが何よりの薬だそうです・ ・ ・ 特にそれが、『特別な人』ほど良いと言う事らしく・ ・ ・ その・ ・ ・ こんな私で良ければ、ノブ太さんの薬になりたいと思ってますんで・ ・ ・ ・ 」
「あかね・ ・ ・ ちゃん・ ・ ・ 」
「はい・ ・ ・ 」
「ごめんな・ ・ ・ うぅ~・ ・ ・ さい・ ・ ・ 」
「私・ ・ ・ 謝られるような事何もされてないですよ・ ・ ・ 」

 ナデナデ・ ・ ・

 何で『ごめんなさい』なんだろう・ ・ ・
「うっ・ ・ ・ ぅぅ~・ ・ ・ ・ ・ うううぅ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 」
 只、ノブ太さんはそのまま私の胸の中で泣いていました。

 ナデナデナデ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

「茜ちゃん」
 大分落ち着いたのか、ノブ太さんが話掛けてきた。
「はい、何ですか?」
「君に大事な話があるんだ・ ・ ・ 」
「大事な話ですか・ ・ ・ ?」
 一体何だろう?
「そう・ ・ ・ とっても・ ・ ・ 」
 ノブ太さん・ ・ ・ 凄く真剣だ・ ・ ・
「はい・ ・ ・ ・ 」
「実は・ ・ ・ ・ 」

 ドッキン・ ・ ・ ・ ドッキン・ ・ ・ ・

「君と会うのは、今日で最後にしようと思ってる・ ・ ・ 」
「・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ え?・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 」
 今・ ・ ・ 何て言ったんですか?・ ・ ・ ・ ・
「茜ちゃんの事を嫌いになったわけじゃないんだ・ ・ ・ ・ ・ ・ 」
 待って下さい・ ・ ・ ・ 話しがうまく飲み込めません・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
「只・ ・ ・ これ以上会うのは茜ちゃんの為、良くないんだ・ ・ ・ ・ ・ ・ 」
 え?・ ・ ・ ・ ・ ・ え?・ ・ ・ ・ ・ え?・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
「だから、二人が会うのは・ ・ ・ うぅ・ ・ ・ 今日・ ・ ・ ・ で・ ・ ・ ・ 最後だ・ ・ ・ 」
 嫌! !・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 理解したくない・ ・ ・ 理解したくない!理解したくない! ! ! ! !

 ツゥーーーーーーーーーー・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 頬に涙が伝う・ ・ ・ 何で流れているのか、理解したくなかった・ ・ ・ ・ ・ でも・ ・ ・
「ナン・ ・ ・ ・ でですか?・ ・ ・ ・ ・ 私・ ・ ・ どこが・ ・ ・ ・ いけなかった・ ・ ・ ですか・ ・ ・ ・ 」
 溢れて来る感情を一生懸命押し込めて、必死に言葉を絞り出す。
「・ ・ ・ ・ わかって・ ・ ・ ・ くれ・ ・ ・ ・ ・ 」
 ノブ太さんも泣いている・ ・ ・ ・ でも・ ・ ・ 納得できないし・ ・ ・ 分かっても納得したくない・ ・ ・ ・ ・
「・ ・ ・ そんな・ ・ ・ ・ わか・ ・ ・ んないです・ ・ ・ ・ 何でですか・ ・ ・ ・ ・ 私・ ・ ・ どこが・ ・ ・ いけなかったですか・ ・ ・ ・ ・ ・ 言って・ ・ ・ ・ ・ 下さい・ ・ ・ ・ 直しますから・ ・ ・ ・ ・ ・ お願いです・ ・ ・ ううっ・ ・ ・ ・ ・ 」
 ダメ! !・ ・ ・ これ以上は言葉が・ ・ ・
「だめ・ ・ ・ なんだ・ ・ ・ ・ ダメなんだよ・ ・ ・ ・ 茜ちゃん・ ・ ・ ・ 」
「何がダメなのか分かりません! ! 私に悪い所があったら言ってください! ! どんな事でも直します! !どんな事だってします! ! どんな事をされても構いません! ! だから・ ・ ・ 別れるなんて言わないで・ ・ ・ 捨てないで・ ・ ・ 下さい・ ・ ・ お願いです! ! ・ ・ ・ お願いです! お願いです! お願いです! お願いです!おねが・ ・ ・ い・ ・ ・ い・ ・ ・ いぅ・ ・ ・ うぃ・ ・ ・ うぃっく・ ・ ・ いぃ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 」
 抑えていた感情が涙と一緒に溢れる。
 今まで、色んな男に別れを告げられても平気だったのに・ ・ ・ ・ ・ ・ ノブ太さんに捨てられる・ ・ ・ その事は、私にとって世界が終わるのと同じ意味を持っていた。
「もう・ ・ ・ 会わない方がいいんだ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 」

 ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! !

「あ・ ・ ・ 」
 やだ・ ・ ・ やだ・ ・ ・ やだよぉ~・ ・ ・ ・ 今日に限って早すぎる・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ もっと言わなきゃいけない事がある。
 もっと、引き止めなきゃいけないのに・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ だんだん気が遠くなっていく。
 停電したように周りが暗くなる。
 いつもと一緒だけどいつもと違う・ ・ ・ ・ ・

 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ かね・ ・

 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ あかね・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

「茜!・ ・ ・ 茜!?・ ・ ・ ・ 茜! !」

 ユッサユッサ・ ・ ・ ・ ・

「おかあ・ ・ ・ ・ さん・ ・ ・ 」
「茜・ ・ ・ 大丈夫?」
「何が?・ ・ ・ ・ ・ 」
 目覚めた私に、母が心配そうな顔で聞いてくる。
「何言ってるの!?こんなに凄い汗かいて・ ・ ・ それに、凄いうなされてるし・ ・ ・ 心配したのよ! !」
「そう・ ・ ・ ありがとう・ ・ ・ もう大丈夫だよ・ ・ ・ ・ 」
 私は母の手を払いのけ、立とうとする。
「きっと熱があるはずだから、今日は大人しく寝てなさい! !」
 そう言って私をまたベッドに寝かせつけようとする・ ・ ・ それなら、始めから起こさないでよね・ ・ ・
「でも、とりあえず制服は脱いで、寝間着には着替えなさいね」
 母が、寝間着を出してくれた。
「ありがとう・ ・ ・ 」
「お礼はいいから、体調を整えて茜の元気な顔、お母さんに見せてね」
 あ・ ・ ・ 本当に心配してくれてるんだ・ ・ ・ こういう時は少し親の愛が嬉しかったりする・ ・ ・ ・ ・ ・
「あとで、おかゆでも持ってくるからね、大人しくしてるのよ」
「うん・ ・ ・ 」

 ギィ~・ ・ ・ バタン

 母が部屋を出た後、寝間着に着替え、暗い部屋で一人天井を見上げる。
「あんな『夢』見たのは、熱のせいよね・ ・ ・ ・ ・ 」
 また眠りにつけば、『彼』の夢が見れる・ ・ ・ ・ そう思い、不安な気持ちを抑えて又眠りにつく・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ・ ・ ・ 茜ちゃんが人形に戻った・ ・ ・ ・ ・ ・ 初めて茜ちゃんが人形に戻るところを見たな・ ・ ・
 
 カパッ・ ・ ・ スッ・ ・ ・

 あまり感慨に耽っている暇は無い。
 人形の胸から、彼女の髪の毛を取る。

 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 不思議だった・ ・ ・ 普段は気づかなかったけど・ ・ ・ 人形には彼女の温もりが、微かだが確かに残っていた。
「う・ ・ ・ うう・ ・ ・ ううぅ~・ ・ ・ ・ 」

 バフッ! !

 枕に顔を埋め泣きじゃくる。
『ウヲォ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ! ! ! !』
 もっと一緒にいたかった・ ・ ・ もっと彼女の顔を見ていたかった・ ・ ・ もっと色んな話をしたかった・ ・ ・ もっと彼女を愛したかった・ ・ ・ もっと・ ・ ・ もっと・ ・ ・ もっと・ ・ ・
 たくさんの後悔が浮かんでは消えていった・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 仕方がないんだ・ ・ ・ 全て俺が悪いんだから・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
 その日は眠るまで涙が止まる事は無かった。

 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 ジングルベ~ル♪ジングルベ~ル♪鈴が~鳴る~♪・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

「そうか・ ・ ・ 今日はクリスマスなんだ・ ・ ・ 」
 仕事が終わり、街を歩く俺は、街頭のイルミネーションを見上げて一人つぶやく。
「なんか・ ・ ・ 今月は色々あったな~・ ・ ・ 」
 人形から髪を取り、茜ちゃんと会わなくなって四日が過ぎていた。
「今年も結局『シングル』ベルだな~」
 ちょっと親父ギャグを入れるが、それは、泣きそうになる気持ちを抑える為に言ったなんて、自分でも気づいてない・ ・ ・
 ・ ・ ・ あれから四日が経ったのだ。
 人によってはたった四日かもしれないが・ ・ ・ 俺からしたら、もう四日・ ・ ・ ・ だ。
 自分からしたら、平気でいるみたいで何か薄情だな・ ・ ・ なんて自己分析するんだけど・ ・ ・ 悲しくないわけじゃない・ ・ ・ 只・ ・ ・ 考えないようにしたり、無感情でいる事で、落ち込む気持ちから逃げているんだ・ ・ ・ 言葉にすればきれいな感じがするけど・ ・ ・ やっぱり俺って薄情なんだよな~・ ・ ・ ・ ・
「あ~あ・ ・ ・ 何が『幸せ人形』だよ」
 愚痴っても仕方ないけど、愚痴らずにはいられないよな~・ ・ ・ 熱いバカップル共を見ながら、俺は帰路についた。

 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

「ただいま~・ ・ ・ 」
 誰がいるわけじゃないけど・ ・ ・ 言ってしまうのは人の性だよな・ ・ ・
「おかえりなさい! !」

 ビクッ! !・ ・ ・ バンッ! ! !

 誰だ!?
 思わず扉に背中をへばりつける。
「おかえりなさい! !ノブ太さん! !」
「あ・ ・ ・ ・ 」
 そんな・ ・ ・ まさか・ ・ ・ ありえない・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
「どうしたんですか、ノブ太さん?」
 彼女がここにいるなんてありえない・ ・ ・ ・ ・ ・

 ツゥーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 あの日あんなに泣いたのに・ ・ ・ 涙が又あふれてくる・ ・ ・
「あ・ ・ ・ ・ あ・ ・ ・ ・ 」
「や・ ・ ・ だ・ ・ ・ そんな所にいつまでも立ってたら・ ・ ・ 風邪・ ・ ・ ひきますよ・ ・ ・ ・ 」
「・ ・ ・ 茜ちゃん・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 」

 嗚呼! ! ! ! ! !

 涙が止まらない・ ・ ・

「うう~・ ・ ・ ノブ太さん! ! ! ! ! !」

 バンッ! ! ! !

 彼女も泣きながら、俺に抱きついてきた。
「寂しかった!寂しかった! !寂しかった! ! !寂しかったよぉ! ! ! !」
「うん・ ・ ・ ・ ・ うん・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ うん・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 」
 もっと他に考えなきゃいけない事がたくさんあるのに、もう・ ・ ・ ・ ・ うなずく事しかできない・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
「私、あれから・ ・ ・ 全然『夢』見れなくって・ ・ ・ ・ 」
「うん・ ・ ・ ・ 」
「それで、凄く辛くって・ ・ ・ ・ ・ 」
「うん・ ・ ・ ・ 」
「私、馬鹿だから・ ・ ・ ・ ・ 」
「うん・ ・ ・ ・ 」
「事故っちゃって・ ・ ・ ・ 」
「うん・ ・ ・ ・ えっ!?」
 茜ちゃんが事故!?
「最後にせめてノブ太さんに会いたくって・ ・ ・ 」
「う・ ・ ・ ん・ ・ ・ ・ 」
「そしたらサンタさんと会って」
「サンタさんと!?」
「今までの事、全部聞いて・ ・ ・ ・ 」
「・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 」
「後悔しないなら、ノブ太さんに会わせてくれるって・ ・ ・ ・ 」
「後悔って・ ・ ・ ?」
「わかんない! !・ ・ ・ ・ ・ でも、ノブ太さんに会えない事の方がずっとずっとずっとずぅっ~と後悔するから! !」
「・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 」
「だから・ ・ ・ だから・ ・ ・ だから・ ・ ・ お願いですから・ ・ ・ もう・ ・ ・ 会えないなんて言わないで下さい! ! !」
 茜ちゃんと再会して、自分の中でこんなに彼女の存在が大きくなってる事に驚いた。
 俺の方こそ、茜ちゃんを離すなんて・ ・ ・ いや・ ・ ・ 茜ちゃんと会えないなんて、もう考えられない・ ・ ・ ・
「こんな、俺でいいの?」
「ノブ太さんじゃないとダメなんです・ ・ ・ 」
 涙で目を潤ませる茜ちゃん・ ・ ・ あんなに泣かせちゃいけないと、心に思ってたのに・ ・ ・
「俺の方こそ・ ・ ・ もう・ ・ ・ 離れないで欲しい・ ・ ・ 」
 又泣かせてしまった・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ もう・ ・ ・ 今度こそこの娘を、泣かせちゃダメだ・ ・ ・ ・
「はい! !」
「絶対幸せにする・ ・ ・ 」
「はい・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 私も、ノブ太さんを幸せにしたい・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 」
「うん・ ・ ・ ・ 二人で幸せになろう・ ・ ・ 」
「はい・ ・ ・ ・ 」
 そうして俺は茜ちゃんに口づけをする。
「茜ちゃん・ ・ ・ ・ ・ ・ 」
「ノブ太さん・ ・ ・ ・ ・ 」
 それから、俺たちはお互いを求めあった・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・  
 
 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ゴ~~~~ン、ゴ~~~~~ン、ゴ~~~~~~ン・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 25日を告げる鐘が鳴る。
 そんな中ノブ太の部屋の窓の外、二つの影が浮かんでいる。
「やってくれたなぁ・ ・ ・ サンタ・ ・ ・ 」
「あ・ ・ ・ ・ ・ ・ 課長・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 」
 スーツ姿に、顔だけが鹿の『トナカイ次郎』が、サンタに話かける。
「・ ・ ・ これで『クビ』だぞ・ ・ ・ 」
「それは承知の上です・ ・ ・ ・ 」
「ふぅ~・ ・ ・ 」
 鹿が・ ・ ・ いや・ ・ ・ 次郎があきれかえっている。
「あ~あ・ ・ ・ これで俺もクビですね~・ ・ ・ 」
「馬鹿言え! !」
「え?」
「『俺』がクビなんだよ! !」
「え!?何でですか!?」
「部下の失態は上司の責任だ・ ・ ・ 本当はあの時、お前を止めようと思えば止めれてたんだ・ ・ ・ でも・ ・ ・ 止めなかった・ ・ ・ 今回は俺の監督責任が問われる問題なんだよ」
「そんな!?」
「馬鹿! !気にすんな・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 」
「何で・ ・ ・ ・ 止めんかったとですか?」
「お前がやらなくても、俺がやってたからさ・ ・ ・ ・ 」
「え!?・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ うう~・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 課長・ ・ ・ 」
「馬鹿! !泣くな! ! !」
「・ ・ ・ ・ はい・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 」
「何はともあれ、今年の仕事も終わったし、それじゃあ帰るぞ」
「・ ・ ・ はい・ ・ ・ ・ ・ ・ 」

 シャンシャンシャンシャンシャン・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 次郎が普通(?)のトナカイに戻りソリを引いて闇夜へ消えていく。
「あの~・ ・ ・ 課長」
「うん?・ ・ ・ 何だ?」
「あの二人・ ・ ・ 幸せになれますかね?」
「どうかな~・ ・ ・ 」
「幸せになって欲しいですね・ ・ ・ 」
「そうだな~・ ・ ・ 」
「元々は、色んな女と犯れるようにと思って、渡したプレゼントだったんですけどね~・ ・ ・ ・ 」
「まあ・ ・ ・ 最後まで人形の説明できなかったのがまずかったな・ ・ ・ 」
「そうですね~・ ・ ・ ・ 」
「それでも・ ・ ・ ・ 」
「はい?」
「あの彼なら、人形のリスクを聞いた時点で使う事はなかったかもな」
「そうなんですよね~・ ・ ・ ・ ・ ・ 」
「幸せと不幸は紙一重・ ・ ・ 」
「え!?何か言いました課長?」
「幸になる人がいれば不幸な人もいる・ ・ ・ 敗者がいるからこそ、勝者が生まれる訳だ」
「はあ・ ・ ・ ・ 」
「今回は『死』という形で、彼女は最高の幸せを手に入れたと考えれば、少しは気も楽になるかもしれん・ ・ ・ ・ 」
「はあ・ ・ ・ 難しいですねぇ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 」
「なあに・ ・ ・ 単なる私の偽善的考えだよ」
「・ ・ ・ ・ すいませんでした・ ・ ・ ・ 」
「反省してるんなら、これからは真面目に働くんだぞ! !」
「・ ・ ・ ・ ・ はい・ ・ ・ 課長・ ・ ・ ・ ・ ・ 」

 シャンシャンシャンシャンシャン・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 そうして、二つの影は夜の闇に消えていった・ ・ ・

< 終わり >

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