呪いのふたなり少女 第ニ話

第2話

佐矢子が保健室に圭織を運ぶ途中、圭織の表情が不気味な笑いに変わっていた。佐矢子は圭織がずっと気絶して眠っているものと思って気づいていないようすであった。

圭織「うふふふ。」

圭織は、片手を佐矢子のはいているトレーナーのすそのところに伸ばし、自分のトレーナーもつまんでしかも下着ごとずりおろしていたのであった。そのなかからは、女の身体にあるはずもないような醜い性器が勃起して出てきたのである。そして、佐矢子のトレーナーにとうとうそれをつっこませていた。佐矢子の髪を長くしている後ろ姿をじかに接して興奮しはじめたため、精液も垂れて出ていたのであった。

佐矢子「なんか、下半身が濡れている感じだわ、べつにトイレに行きたいと思ってなかったのに、気のせいかしら。」

まさか、佐矢子も男が背中に抱きついているなどと思っていなかったろう。

保健室についた佐矢子は扉をあけた。

佐矢子「保健の先生、いないみたい。いいわ。まず、圭織ちゃんをそこのベッドへ。」

ふたつ並んでいるうちのひとつのベッドに佐矢子が圭織を降ろしたが、そのとき、圭織が目をあけた。実際には眠っていたふりをして佐矢子の下半身に精液を流した後、また目をつむっていたのである。もちろん、トレーナーはもとの位置に戻している。

圭織「うっ、ううん。」
佐矢子「はっ、圭織ちゃん、よかったわ。気がついたのね。」
圭織「わたし、どうしたのかしら。たしか、体育の授業で、ここは保健室?わたしのこと運んできてくれたのね。」
佐矢子「そうよ、体育の授業で圭織ちゃん、倒れたから、ここまで運んできたのよ。」
圭織「ありがとう。しばらくわたし、休んだほうがいいかしら。」
佐矢子「そうね、また急に倒れるかもしれないから、あっ、か、圭織ちゃん…。」
圭織「どうしたの?」
佐矢子「あなたの、ほら、そこ、股のところ、へんなものがはみ出ているわ。」
圭織「えっ?ああっ。」

体操着であるから、股のところもはっきりと見えていたが、圭織のそのあたりが異常にふくらんできているのが見えたのである。

佐矢子「圭織ちゃん、や、やだ。」
圭織「どうしたのかしら。ちょっと、下着もぬいでみないと。」

圭織は、着ていた体操着の短パンと、パンティーやショーツも下げてみた。それを見て、ふたりとも悲鳴をあげた。
もちろん、圭織のほうはそのふりをしているだけである。

佐矢子「きゃあーっ、圭織ちゃんの股のところが!」
圭織「ええっ、ああっ!」

それは、明らかに男の性器だった。圭織の股には、いつのまにかはえ始めたのか、しかも興奮して勃起したために、短パンからはみ出ていたのである。

佐矢子「やだ、あなた、おちんちんなんかついて、男だったの?女子校に男が通ってしかもそんなお尻をこえるくらい髪の毛長くして三つ編みまでしているなんて。」
圭織「ねえ、佐矢子ちゃんも見せてよ。下半身どうなっているのか、あなたも男になっているかもしれないわよ。」
佐矢子「じょうだんじゃないわ。あっ。」
圭織「うふふふふ。」

圭織は、不気味に笑い始めて、佐矢子の着ていた体操着の短パンに手をかけ始め、それをぬがそうとした。

佐矢子「やだ、エッチ、男にわたしの下半身は見せられないわ。」
圭織「ちゃんとほら、おっぱいがあるんだから、わたしは女の子よ。」
佐矢子「女どうしでもそんなこと、ふつうしないわよ。あっ。」

とうとう、圭織はベッドから起きだして佐矢子の腰のあたりに抱きつき、佐矢子の短パンと下着を勢いよくぬがせてしまったのである。

圭織「あら、やっぱり女の子だったんだわ。」
佐矢子「そうよ。圭織ちゃん、急に変なことして、保健の先生が戻ってきたらどうするの。」
圭織「じゃあ、そこのベッドでセックスしよう。わたしは男、あなたは女なんだから、ちょうどいいわ。」
佐矢子「ちょっと。さっきは自分のことを女の子だって言ってたじゃない。わたしは体育の授業にすぐ戻らなきゃ。あっ。」
圭織「うふふふふ。」

圭織は、佐矢子の身体を倒してしまい、すぐに佐矢子の身体にとびかかった。そして、男の性器を佐矢子の股間にズボッと入れてしまった。

佐矢子「か、圭織ちゃん、やめて。」
圭織「うふふふふ、うふふふふ。」

不気味に笑い続ける圭織の顔が、やがておそろしい姿に変わりつつあった。目がつりあがり、口が裂けてきて、なかからニュルッとした舌が出てきた。

佐矢子「きゃあーっ!」
圭織「くくくく。おまえを離さないよ。」
佐矢子「あなた、圭織ちゃんじゃないわ。声まで男みたいに変わって。」
圭織「うふふふふ。」

圭織は、右腕で佐矢子を抱きしめながら、佐矢子の髪をま$

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佐矢子「ううっ。」
圭織「おまえも仲間になるのだよ。」
佐矢子「やめて。」

圭織は、佐矢子の身体からいったん離れて立ち上がったが、髪の毛はわしづかみにしたままだった。

圭織「いひひひひ、だんだんこうふんしてきたぜ。」

明らかに、顔や体型は圭織でも、話している口調は男のものだった。ぬいでいた下着から性器をろこつにあらわし、だんだんまた大きく立ってきて、ついにそれを佐矢子の口もとになでさせていた。

佐矢子「きゃあーっ!あんっ。」

圭織は、佐矢子のおどろいて叫んだ口のなかに、ズボッと性器を突っ込ませていった。圭織、というより、圭織の身体を借りた男といったほうが正確だろうか。

圭織「くくくく、くくくく。」
佐矢子「うっ、うぐ、うぐ。」

最高にこうふんした圭織の性器からは精液が大量に飛び出て、佐矢子の口からも垂れてきたが、圭織がまた佐矢子の髪をぎゅっとひっぱると、佐矢子はついに精液を飲み込んでしまった。

圭織「おまえも、これでふたなりになるんだよ。ほら、自分の股のところを見てみな。」
佐矢子「えっ?あっ、きゃあーっ!」

佐矢子の股からも男の性器がじょじょにはえていた。

圭織「ふふふふ、これでかんぺきな身体になったぜ。身体の次は心も悪魔化させてやるよ。」

佐矢子は、驚くばかりでどうしていいのかわからなかったが、そのはえたばかりの性器に圭織が口を加えはじめた。いわゆるフェラチオである。

佐矢子「ああっ、ああ、ああ…。」
圭織「きもちいいだろ。おまえも人を襲いたくなってくるんだよ。」

ついに、佐矢子の表情もうつろになり、心にもないようなことまで言うようになっていた。

佐矢子「圭織ちゃん、じゃあ、こんどはあなたのおまんこにわたしのおちんちんを入れさせて…。」
圭織「ふふふふ、こんどはおまえが男役で自分は女役か、いいだろう。」

佐矢子にはえた男の性器が圭織の下着をぬいでいた尻に入れられ、佐矢子に三つ編みの髪をひっぱられたり、おっぱいをじかにもまれたりして圭織に乗り移った男もあえいでいた。

圭織「ああん、あん、あん。」

その後、佐矢子がうつろな表情で体育の授業に戻るため保健室を出ていった後、残った圭織が手を口にあてて、不気味に笑い始めた。

圭織「うふふふふ。う
ふふふふ。」

また、保健室にあった等身大の鏡の前に立ち、前におろしていた三つ編みの髪の毛をつまみながら、不気味な笑いを続けていた。しかも、短パンやパンティーを脱ぎかけて性器をぼっきさせたままである。背中に両方の髪をはらうと、髪をゆわえているヘアゴムの位置もちょうどお尻のあたりにあってなでられる感触でより長い毛先の束がひざのあたりまで垂れていた。もうひとつの等身大の鏡があって、壁にあった鏡と向き合わせながら、自分の乗り移った少女の後ろ姿にもハアハアしているのであった。

圭織「うふふふふ、とうとう、この圭織とやらに乗り移れたな。この女の身体は居心地がいいし、しばらくはこの子の身体を借りていよう。」

圭織には、やはり妹の由里につきまとっていた男が乗り移っていたのである。そして、体育の授業が行われ続けていたクラスだったので誰もいない教室に入り、着替えていた圭織の制服を見つけるとその制服にも着替えて圭織になりすましているのであった。そして、気分が優れないから早退ということで学校を出ていたのである。

圭織に乗り移った男は、帰り際にも女子便所に寄って鏡に三つ編みのおさげ髪をつまみながら写した自分の制服姿を眺めるのであった。うしろへおろせばやはりゆわえたゴムの位置がちょうどはいているスカートのお尻の上にあたり、毛先はスカートの下裾を越えている。だが、便所の一室に入ってスカートを脱げば下着には露骨な性器のふくらみが見られるのである。それも、穴のない下着にきつく勃起させている。

圭織「うふふふ。」

ところで、なぜ圭織に男が乗り移れたのだろうか。男が落された洞窟は悪魔の潜んだところであった。そのため、超常現象に借り出されたのであった。男が由里の家に誘われた時、傍らに姉の圭織の写真があった。いま着ているものと同じ制服姿で三つ編みのおさげであった。由里が三つ編みなんてしたのを見たことがなかったので珍しいと男は思って、つまり当然よく似ている姉とまちがえてその写真をポケットに入れてしまったのである。由里はもちろん気づいていない。その写真に男の魂が移し出されたのであった。

いっぽう、もう男が来る心配はなくなったと思っていた由里は、予定の下校時刻になってようやく晴れ晴れとした気分で毎日帰ることができると思うのであった。だが、その日に校門ではまた怪しい影が由里の目についたのであった。

由里「まただれ
かが待ち伏せしているみたいだわ。」

由里はいつものように足早に校門を抜けようとしたが、校門に少し見えたのは、風がふいていたために舞い上がっていただれかの三つ編みの髪の毛であった。すると、女の子だったんだと思って由里は安心し、その主を確かめたのであったが。

由里「えっ?圭織ねえさんだったの?」
圭織「うふふふ。」

口に手をあてて後ろ姿を見せながら不気味に笑う圭織に乗り移っている男が、ついに由里に近づこうとしているのであった。

< つづく >

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