髪射へび少女 第三話

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雅美也「女の子の三つ編みの髪の毛が、へびの顔に…」
真里「うふふふ」
 妹の暁子のクラスに転校してきて、この日家に遊びに来ていた真里という少女が洗面台で腰からお尻にまで届いている長い髪の毛をとかしているシーンを思わず見続けていた雅美也は、その場で興奮して精液を大量に出してしまった。そのために下半身が下着ごと濡れて身動きもしにくくなったため、どうしようかと思っているうちにまた前を見ると、少女の両サイドにあるそれぞれ三つ編みに結った髪の束が、風もないのに舞い上がってそれぞれ黒いゴムでゆわえている毛先がへびの顔に変わりはじめたのであった。三つ編みといえば、毛束をそのとおり三つずつの束にして交互に編んでいくものであるが、そのうちのいちばん上の束がへびの頭に、いちばん下がへびの顎になり、内側にはさまれている毛束はほかの束に比べてより長く見えるため、まさしくへびの舌のように垂れ下がっているようであった。だが、その姿も一瞬ですぐにまた肩先から前のほうへまたへびがはうように垂れていったため、雅美也の目からは見えなくなってしまった。だが、その髪を両方とも前に垂らしていた真里は、手に口をあてながら不気味に笑うのであった。
真里「うふふふ、さあ、おまえたちにもおいしいごちそうが分けられるわ」
三つ編みにしている自分の髪の毛をまんかあたりから指を使ってからめはじめると、その毛先に向かって真里が問いかけたのである。
真里「うふふふふ」
雅美也「ああっ、ど、どうしよう」
雅美也葉後ろを向いて逃げようとしたが、あまりの恐ろしい姿にぼうぜんとして立ちすくんでまたふるえていた。やっと後ろを向こうかと思った時、真里が始めて振り向いて雅美也に顔を見せたのである。
雅美也「あっ」
 その時、両方の三つ編みの髪も背中のほうへ払い除けながら真里は振り向いていた。
真里「あら?暁子ちゃんのおにいさん?もしかして」
雅美也「え?うん。そうだけど」
真里「はじめまして、こんど、暁子ちゃんのクラスに転校して入った尾藤真里っていうの。時々遊びに来ると思うのでよろしくお願いしますね」
雅美也「え、ええ。よろしく」
真里「もしかして、洗面所をあくのを待っていたの?ごめんなさいね。お待たせして。ちょっと激しい運動やったので顔と髪の毛を洗わせていただいたわ。どうぞ」
 こうして、真里は洗面台から退いて雅美也のそばをすれちがっていき、その間にも雅美也は胸の鼓動を高鳴らせているようであった。
 思ったより礼儀正しい少女だと思い、また顔も幼さが残るかわいらしさだったので雅美也は長い髪の毛だけでなく性格的にも真里のことを気に入ったようである。また、最近家族以外の女の子としゃべったことがなく、またこうして自分に親しげに話しかけてくれる女の子なんてめったにいないと思った雅美也は、ますます真里のことが気に入りそうだと思い、さきほどのへびになった三つ編みの髪のことなども気のせいだろうと思った。
 だが、真里の正体は恐ろしいへび少女なのである。暁子を実は眠り薬を飲ませてしばらく眠らせていたのであった。暁子の部屋に入ってベッドの上に洋服を着たまま、暁子は真里に寝かされていた。
真里「うふふふ。わたしのことをなにも知らずに…」
 また、自分の長い髪の毛をかきあげながら不気味に笑う真里だった。

 郊外の研究所では、田崎博士が女子生徒たちを案内していた。
女子生徒某「あっ」
女子生徒某「あっ、良子さんが」
女子生徒某「奈美ちゃんも、こっちにいるわ」
 松田良子と、その良子によって襲われていた荻野奈美は、それぞれ通路から仕切られて通路をはさんで別々の真っ暗なガラスの部屋のなかにふとんにくるまれて眠り続けていた。
女子生徒某「先生、なんかこれ、まるで動物園の洞窟かなんかにあるおりに入れられているみたいだわ」
女子生徒某「あんな、ほんとうに猛獣扱いされているみたいでかわいそう」
田崎博士「はいはい。こうしていまはふたりとも眠らせています。しかし、時々目がさめてまた暴れ出したりしますので、外に出られたらたいへんなことになりますので。ほんとうに動物のようなやりかたで申し訳ないのですが、こうするよりいい方法がいまのところ見つからないものですから。けれど、いまなんとかして彼女たちが元のようになるようにいろいろ薬を作るため考えていますので」
女子生徒某「あの、先生、本当になおせるんですか」
田崎博士「なんとかしてみますので」

 ふろ場の着替え場所にようやくたどりついた雅美也は着ていた服をすべてぬいで裸になり、隣にあるトイレに入っていた。
雅美也「ああ、こんなに濡れてしまって。パンツもそうとう濡れたし」
 結局、まだ乾かないという感じでふろ場に雅美也は入っていった。着替えのための下着はこのふろ場の横に箪笥もあるのでそこから取り出して新しい下着を身につけることができるようになっていた。
 ふろ場はたいてい前日の残りが浴槽にあるのだが、この日は昼間に母親が洗濯に使ってしまったようで、浴槽に水は残っていなかった。雅美也はシャワーを使おうと手をかけたが、その時ふろ場の扉をあける音がした。
雅美也「はっ、だ、だれ?ああっ!」
 ふろ場にやってきたのはあの真里だったのだ。真里もまた裸になっていた。髪の毛はそのまま両サイドの前髪をそれぞれ三つ編みに結ってうしろの髪といっしょに背中におろしたままだった。
真里「うふふふ」
雅美也「や、やだ。いきなり急になにしに来たの?お湯はわいてないし水も残ってないよ」
真里「いっしょにおふろに入りたくなったのよ」
雅美也「ちょっとやめてよ。君みたいな女の子がどうして」
雅美也は、またぼっきしてしまいうそうになった自分の性器を両手で隠そうとしたが、その腕を真里がつかみはじめた。
真里「あら?うふふ、たってる」
雅美也「やだ、変な子、やめて」
雅美也は顔をますます赤らめていた。
真里「うふふふ、ほんとうはうれしいくせに」
雅美也「やめてよ。暁子やママに見つかったら大変でしょ」
真里「心配ないわ。暁子ちゃんも、あなたのおかあさんも、いまはぐっすり眠っていて、このお風呂場もあけられないようになってるの」
雅美也「あけられないって、どうして、あっ」
雅美也は、いま入ってきた真里が閉めたふろ場の扉をあけようとノブをまわしはじめたが、いつのまにかあけられなくなってしまった。
真里「ほらね」
雅美也「ああっ。いったいどういうこと?」
真里「さあ、これでもう気がねなくあなたとエッチなことができるわね」
雅美也「そんなこと、どうして言うの?ああっ」
真里「うふふふ」
 さっそく、真里が雅美也の脇腹からとびかかって雅美也の背中を右腕でおさえ、左手でぼっきしていた雅美也の性器をつかみはじめた。
雅美也「やめてよ」
真里「うふふふ、男の子が女の子にやめてと言うのは、逆の意味だと女の子たちはとらえているの。まだ、あなたのおちんちん濡れてるわね。どうしてこんなにおもらししたのかしら。いけない子ねえ。さっき、わたしのこと見て興奮してたでしょ」
雅美也「ええっ?」
真里「うふふ。みんなわかっているのよ。このこと、ほかの人に言われたくないと思うのなら、わたしのいうとおりにするのね」
 とうとう、脅迫されてしまった。雅美也がまた驚いたのは、男以上に力が強くて振りほどこうとしてもできないことであった。
雅美也「どうして、女の子なのに、こんなに力が強いの?」
真里「うふふふ。教えてあげる」
雅美也「あっ」
 とうとう、雅美也は腕を引っぱられてその床に倒されてしまった。その腹の上を真里が雅美也に背中を向け始めながらまたぎはじめた。長い黒髪に覆われた背中をしっかり雅美也に見せながら、雅美也の股のところに首をかがませていた。雅美也の性器をしゃぶるためである。
真里「うふふふ」
雅美也「ああっ」
真里「さっきもこうして、わたしの髪の毛をとかしている時にこうふんしておちんちん立たせたでしょう。それであなたは精液たっぷり出したんだし。男の子もいろいろいるわね。わたしはおっぱいはでていないしお尻も大きくないけど、あなたは髪の毛で興奮するんでしょ」
 こうして、またでかかってきた精液をぴちゃっ、ぴちゃっとなめながら雅美也の性器をしゃぶっていた。
雅美也「ああっ、ああ…」
真里「きもちいいでしょ」
 こうしてまた真里は雅美也の身体をまたいでいたのをまた立ち上がって今度は身体を反対にし、つまり雅美也に対して顔が向き合うように雅美也の両足の上にかがむのであった。そして両腕を雅美也の身体に左右の脇のしたから入れ始めて雅美也にまず抱きつきだした。
雅美也「ああっ」
真里「わたしのおにいちゃんになって。あなたのことひとめで好きになったの」
雅美也「ええっ?」
真里「暁子ちゃんより、わたしみたいな長い髪の毛の子が妹だったらいいなって思ってるでしょ」
雅美也「その、いくらなんでもこんなことするなんて」
真里「ほんとうは、あなたも女の子をできたらいたずらしたいとか、襲いたいとか思っているはずよ。とくに髪の毛が長い女の子をね。さっきあなたが興奮したのがその証拠よ」
雅美也「ああっ」
真里「もう、あなたの心の中にもそういう悪魔がひそんでいるのよ。あなたはわたしのことを悪魔だと思ってるでしょうけどね」
 もはや、雅美也はなにも言い返せず、認めるしかないと思った。
真里「その願いをかなえてあげるようにするわ。じっとしているのよ」
雅美也「ええ?なにをかなえるのかって?」
真里「うふふふ」
真里は、後ろにほかの髪といっしょに垂らしていた両サイドの三つ編みの髪を、また手で両方とも前にもってきていた。そして、雅美也の性器のなかほどになんとその三つ編みの髪の毛を左右から巻きつけさせていたのである。
雅美也「真里ちゃん、そんなことしたらたいせつな髪の毛がよごれちゃうでしょ」
真里「どうせ、ここはおふろなんだから、すぐ洗えばいいわ。うふふ」
 その髪の毛も巻きつかせるために顔も性器に近づけていた。そして、性器の先をまた舌でなめて亀頭部のあたりもかみつきはじめていた。
雅美也「もう、ほんとうにやだ。ううっ、はっ」
雅美也は、自分の性器がだんだんむずむずしてきておかしいと思うようになり始めた。
真里「うふふふ。さあ、おいしい精液をたっぷりおあがり」
雅美也「あっ」
 誰に真里が話しかけていたのかと思ったら、雅美也の性器にまきつかせた三つ編みの髪の毛が、さきほど洗面台で見たように毛先がグロテスクなへびの顔になっていたのであった。そして、そのへびが雅美也の性器を舌でなめて流れ出ていた精液を吸い込んでいたのである。そして、性器の先にも雅美也は強い痛みを感じた。
真里「くくくく」
雅美也の性器を口で加えていた真里のその口からも長い舌と牙があらわれはじめていた。
雅美也「やだ、もしかして、うわさで聞いたことのあるへび女?」
真里「うふふふ、そのとおりよ」
 とうとう、顔をあげた真里の顔も恐ろしいうろこだらけになっていて、口が両側に裂けていたのだった。
雅美也「うわあーっ!」
真里「くくくく」
 真里は今度は胴体を上下に伸ばしはじめた。まさしく、へびの身体のようにくねくねとなった長い胴体になり、倒れていた雅美也の上半身にまた巻きつきはじめた。
雅美也「ああっ、う、うう」
真里「うふふふ。あなたは長い髪の毛の女の子を見てすぐ興奮する、ほんとうにいやらしい男。そうしていやらしい目でじろじろ見られている女の子たちはみんなあなたのことを気持ち悪がっていたわ。だから、みんなまとめて復讐するのよ」
雅美也「そ、そんな、ごめんなさい」
真里「ふふふふ、認める気ね」
 身体を巻きつかれた雅美也は、強くしめつけられてもだえるばかりであった。
雅美也「ああ、うう…」
真里「うふふふ、わたしたち女の子は相手が男だったらこのまま窒息死させて殺すのがふつうよ。でも、わたしはあなたを気に入ったから、特別に救ってあげるわ。おほほほ」
雅美也「え?救うって」
 雅美也の上半身をしめつけた真里がようやく身体をゆるめ、とぐろを巻くようにしてやがて身体を元のように縮めていった。苦しみもだえた雅美也はその場にぐったりとなって倒れたが、その雅美也の頭の上を真里が股ではさみはじめ、後頭部も床の上につけさせられてその上を真里がまた腹を下に向けてのっかっていた。いわゆる、シックス・ナインの性行為である。
真里「うふふふ」
 真里が雅美也の性器をまたしゃぶりはじめた。雅美也の目にはまた真里の長い黒髪がうつってきたため、また雅美也は興奮するのであった。そして、性器をしゃぶる真里のお尻からもびゅーっと白い液がとびでて来て、とうとう雅美也の頭の上を直撃してしまった。
雅美也「うわーっ!」
真里「うふふふ、これでべったりあなたの頭にもついたわね」
雅美也「なんか、頭の上が…」
真里「おほほほほ。あなたもわたしの仲間になるのよ」
雅美也「えっ?」
真里「わたしも、髪の毛をパパのおちんちんに巻きつけられてへび女になったの。パパも長い髪の毛の女の人が好きでどこかのへび女に襲われたらしいわ。ママは離婚してずっといなくなってるけど」
雅美也「ぼくはいったい…、ああっ」
 だんだんと、雅美也の腕や腹のあたりにも、へびの模様が現われてきたのであった。
真里「これで、あなたもへびよ」

 そのあと、いったん気絶していた雅美也だったが、目がさめた時はすでに真里もいなくなっていて、夢だったのではないかと雅美也は思い始めていた。いつのまにか身体も髪もきれいに洗われており、真里の髪の毛で興奮したこともまた夢だったのだろうと思った。浴槽はいつのまにかお湯もわいていたので、雅美也はすぐに入った。それらが実は、身体や髪を洗ったのもお湯をわかしたのもすべて真里がやっていたともしらず…。
暁子「あらっ?あたし、いつのまに眠ってしまったのかしら。もう、暗くなってるわ。たしか、真里ちゃん来ていたと思ったけど、とっくに帰ったみたいね」
 暁子もついになにが起こっていたのか、全く気づいていないようであった。
 いつものように何気なく家族そろって夕食をすませ、宿題を各自やってテレビなども見て、決まった時間に兄妹とも寝床に入っていた。ふたりはすでに別々に部屋を持ってそれぞれのところで寝ていた。
 だが、夜も深くなって家族の全員が寝床に着いた後、雅美也が起きはじめた。
雅美也「ああ、うーん。はっ、ああっ」
 雅美也はいわゆる夢精をしていたのだ。やはり暁子の通っている学校にいる女子生徒でもっとも髪の毛を長くしてツイン・テールにしている水無川芳美のその双方の髪の毛を両手のそれぞれでわしづかみにしてひっぱって芳美がいやがっているのを襲っている夢で。興奮したところで目がさめたのであった。
 また身体を乾かして下着をかえようと、寝間着姿でトイレに行こうとした雅美也だったが、頭が重くなっているのを感じた。立ち上がると背中になにかがばさっと落ちてきたような感覚で、それをつかんでのけようとすると頭が強くひっぱられるように感じていた。
雅美也「ま、まさか…」
 洗面台のほうに静かに歩いていき、電灯をつけて鏡を見ると雅美也はまた驚くのであった。
雅美也「ああっ、ぼくの髪の毛が…」
 雅美也の頭の上から背中にかけ、腰までとどくようにしていつのまにか黒髪が前髪もそろって伸びていたのである。
雅美也「やだ、こんな女の子みたいにいつのまに…」
 雅美也の部屋は二階にあるが、その窓の下にも不気味に身体をはわせて近づくネグリジェ姿の者がいた。さきほど、雅美也を襲ってへびにした真里だったのである。しかも髪形を変えてふたつに分けた髪を三つ編みにそれぞれまとめ、毛先を編んだ髪の根元のところにまた輪になるようにそれぞれ結んだ髪形だった。
真里「うふふふ」
 またも口に手を当てながら不気味に笑う真里が、雅美也を恐ろしい行為に誘おうとするのであった。

< つづく >

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