催眠術師 鋭次01 (7)(8)(9)

(7) 処女を捧げるために

 コンコン。1919号室のドアが再び、ノックされる。
 梨華にとって、長い夜が始まるのである。
 鋭次は、昼に梨華と別れてから、一旦家に帰り、必要なものを一通り持ってきて、準備を済ませていた。撮影用のビデオテープも複数分、用意してある。
 その他にも、いろいろな小道具も用意されていた・・・
 待っていたかのように、鋭次がドアを開く。そこには、お昼と同じように、梨華が立っていた。
「入るんだ」
「はい」
 ドアロックとドアチェーンを丁寧にかけて、梨華を部屋に招き入れた。本当は、そこまでする必要もないのだが・・・ なにしろ、梨華は、今夜、逃げて家に帰るようなことは、しないのだから。だが、梨華が高い声をあげて、不審がられた時、外からの来客やホテルの従業員に備えて、慎重にカギをかけていたのだった。
 梨華の腰に手を回し、部屋の中に連れていく。部屋の中央にある丸形のダブルベットの前に立たせ、鋭次が、梨華に確認の質問をする。
「”可愛い梨華ちゃん人形” お前は、何のためにこの部屋に来たんだ?」
 催眠術が効いているか、念のため、質問してみる。
「はい。あなたに・・・処女を捧げるために・・・来ました」
 梨華の目がとろーんとなり、期待通りの返答をした。
「”あなた”では無い!! 俺の事は、”鋭次様”と呼べ!!わかったな!!」
 鋭次が、荒々しく言う。さっきまでとは、目つきも違う。
「はい」
「返事は、”はい。鋭次様”だ!!わかったな!!」
「はい。鋭次様」
「よしよし。いい子だ」
 鋭次は、いつものやさしい声に戻っていた。
「では、もう一度、聞く。お前は、何のためにこの部屋に来たんだ?」
「はい。鋭次様に処女を捧げるために来ました」
「よしよし」
 鋭次は、満足そうに梨華を見ていた。

「それでは、まず、始めに家に電話してもらうとするか・・・ 家に電話して、”今夜は帰らない”と、連絡するんだ。怪しまれないように、巧く話すんだ。わかったな?」
「はい。鋭次様」
「よし。では、この電話で家にかけるんだ」
 鋭次は、ベッドの枕元にある電話機を梨華に渡した。
 梨華が、ダイヤルを押して、自宅に電話する。
「プルルルル、ガチャ。はい、西川でございます」
 電話に出たのは、母親であった。
「もしもし、お母さん」
 梨華が、いつもの明るい声で話す。
「ああ、梨華ね。どうしたの?」
 母親も何気なく尋ねる。
「うん。今晩、陽子ちゃん達と食事とカラオケに行くことになったの。それでね、遅くなると思うので、今夜は、友達の所に泊まることになると思うから」
「そう。楽しんでらっしゃい!」
 母親は、特に心配もしていない。母親からすれば、梨華もいい年なんだし、遊ぶこともあるだろう。
 それに母親は、陽子の事も知っていた。会った事もあった。梨華がよく陽子の事を話すので、どんな子かも知っていたので、安心していた。
「うん。それじゃあ。ガチャ」
 梨華は、受話器を置いた。電話機を持って、鋭次に報告する。
「鋭次様、お家に連絡しました」
「よしよし。いい子だ」
 電話機を取り上げ、ベッドの枕元に戻す。これで、今夜、梨華が家に帰ることは無くなった。
 今夜は、鋭次のやりたい放題になるのである。

 今回の連絡は、幸いにもバレないのである。何度となく、このような事をしてきた鋭次であるが、女が家に連絡したが、矛盾が生じて、バレることもあった。バレるのは、女の方で、鋭次に特に害が及ぶことはないのだが。
 例えば、女が家に「友達の所に泊まるから」と言って、連絡したのはいいが、その友達から家に、「○○ちゃん、いますか?」と、いう電話があり、バレるケース。
 これは、何度かあったらしい。
 女は、夜の事を覚えていないので、うまく言い訳が出来ない。
 しかし、鋭次には害は無いが、そういう女は、すぐに捨ててしまう。家の者に怪しまれるのは、避けたいからだ。
 今回は、そのような事もない。陽子は彼氏と飲みに行っていた。
 その後、夕方のうやむやを晴らすために、カラオケに行っていた。
 そして、その後は、どこに行ったかは、陽子と彼氏だけのプライベートな話である。
 どっちにしろ、陽子が梨華の家に電話することは無かった。
 そういう訳で、梨華のアリバイは完璧で、誰にも心配されることなく、鋭次に可愛がられるのであった。

(8) リモコンイヤリング

「さて、それでは、可愛がってやるとするか・・・」
 梨華は、ベッドのそばに立っている。
(どのように、可愛がってやるかな・・・)
 鋭次が、考えをめぐらす。しかし、すぐにビデオ撮影の事を思い出し、
(とりあえず、前回の方法でいくか!!)
 鋭次は、必要な小道具を準備するのだった。
 梨華は、催眠術にかかっているので、思いのままにすることは出来る。
 しかし、ビデオを撮影するとした場合、それでは、あまりに面白くない。
 抵抗しない訳だし、何でも言うことを聞くのだから、脱がして犯すのは、簡単なことだ。
 しかし、そんなビデオを誰かに見せたところで、
「どうせ、変な薬でも飲ましたか、脅迫でもしたんだろ。また、大金を渡して芝居でもしているんじゃないか?」
 などと、言われるのが、おちである。
 そこで、鋭次は、女から、いろいろ”して下さい。”と言わせる方法をとることにした。
 これだと、”無抵抗”という、面白なさも、少しは解消出来るからだ。
 また、ビデオを見せられた時の、女の衝撃も大きくなる。

 始めのうちは女に、”このように言え。”と、いうように、例えば、
「”服を脱がして下さい。”と、言え」
 と、女に耳打ちして、その後、女が、「服を脱がして下さい」と、言うパターンだった。
 しかし、これでも、毎回、女に耳打ちしているという不自然さが残る。ビデオで見ていると何か不自然である。それに、毎回、言うのも大変である。
 そこで、鋭次は、画期的な方法を見つけたのである。
 コードレスウォークマンと精巧なイヤホンである。
 カセットテープに、あらかじめ、女に言わせることを録音しておき、”それを聴かして言わせる”という方法である。

「これをつけるんだ」
 鋭次が、梨華に、”小さいイヤリング”を渡した。
 それは、直径1センチぐらいのパール色をした真珠を思わせる、かわいいイヤリングである。
 実はこれは、”精巧なイヤホン”なのである。骨伝導式となっており、ヘッドホンを両方の耳に掛けているくらいに、正確に聴こえるのである。
 そこから聞こえる言葉を、女に言わせるのである。
 梨華は、イヤリングをつけ終わったようだ。鋭次は、梨華を抱き寄せて言った。
「”可愛い梨華ちゃん人形!!” これから、お前は、今から、このイヤリングから聞こえる言葉を言うようにするんだ!!」
「はい。鋭次様・・・」
 梨華の目がとろーんとなり、催眠奴隷の暗示状態になっていった。
「それから、言った後に、その言葉と同じ行動をするんだ!! 分かったか!!」
「はい。鋭次様」
 梨華にキスをして、より催眠術を強いものにした。
「それでは、テストをするか・・・」

 鋭次は、コードレスのリモコンと超小型のマイクを持って、テストをしてみた。
 リモコンの入力切り替えを、カセットからマイクに切り替える。カセットテープだけでなく、マイクからでも命令出来るように、この機種を選んだのだった。
 梨華から背を向けて、少し離れて、マイクに一言、言ってみる。
 すぐに、梨華がこちらに向き直り、鋭次に近づいてきて、言うのであった。
「鋭次様。梨華は、あなたの事を愛しています。梨華にキスをして下さい」
 そして、鋭次に近づくとキスをせがむような態度をとった。
 マイクで言ったとおりに、梨華は動いている。
「よしよし」
 鋭次は、梨華にキスをしてやった。梨華は目が、とろーんとなっている。
 そんな梨華から、再び離れて、
「それでは、もう一つのほうを・・・」
 それは、言葉は言わせずに、行動だけをとらすものだった。マイクに向かって、一言二言言ってみる。そして、最後に、
「これは、行動だけでいいぞ!!」
 と、付け加えるだけであった。
 再び、梨華が近づいてきて、今度はスカートを脱ぎ始めた。
 そして、スカートを脱ぎ終えると、鋭次の手を取り、パンティの大切な部分に自分から、鋭次の手を導くのであった。
「よしよし。後でたっぷり、ここを可愛がってやるからな!」
 鋭次が、パンティの上から、梨華の大切な所をまさぐった。

「よし。それでは、最後にこっちの方だ・・・」
リモコンの入力切り替えを、マイクからカセットに切り替える。先ほど脱いだスカートを履かせ、梨華と一緒にベッドのそばに行き、テープの再生ボタンを押す。
 梨華が、向き直り、鋭次に言うのであった。
「鋭次様。今夜は、梨華を可愛がって下さい。そして、梨華の処女を貰って下さい。お願いいたします」
 これは、テープの1番目に入っている言葉だ。
(よしよし。テープの方もバッチリみたいだな。)
 鋭次は、テープを巻き戻し、テストが出来たことを確認していた。
 次に、鋭次は、ビデオの映り具合を確認し、
「それでは、撮影するとするか!!」
 と、楽しそうにリモコンを手にするのだった。
 これから、梨華にとって、”恥辱のお遊戯”が始まるのである。

(9) 撮影開始、恥辱のお遊戯

 梨華をベッドのそばに連れていき、撮影のスタートである!!
 ベッドの周りには、昼間と同じように、数台のビデオカメラが設置されており、また、高性能なカメラも同じように設置されていた。
 鋭次は、リモコンの再生ボタンを、一度押した。
「鋭次様。今夜は、梨華を可愛がって下さい。そして、梨華の処女を貰って下さい。お願いいたします」
 先ほど、梨華が言ったのと同じ言葉である。違うのは、今は、ビデオにその言葉が撮られているという所である。
「そうか、そこまで言うんだったら、仕方ないなぁー。お前の処女を貰ってやるよ!!」
 鋭次が、仕方なさそうに言う。そして、再生ボタンを押す。
「ありがとうございます。よろしく、お願いします」
 梨華が、少し嬉しそうな表情で言った。
 もちろん、テープに”嬉しそうに言え。”と、聞かされているからである。
「それでは、まず、服を脱いでもらおうかな」
 鋭次が、当然とばかりに、梨華に命令する。
「服を脱ぐんだ!」
 と言って、再生ボタンを押す。
 梨華がうなずき、服を脱ぎかけたが、手が止まった。
 テープからの声が、耳元で聞こえたからである。
「あの・・・鋭次様。鋭次様が、脱がせてくれませんか。よろしければ、梨華の服を脱がせて下さい」
 もじもじしながら、恥ずかしそうに頬を染めて、梨華がおねだりをした。
「なんだ? 俺に服を脱がしてもらいたいのか?」
 鋭次が、わざとらしく、聞き直す。
「はい、鋭次様。梨華は、今夜、鋭次様のものになりますので、鋭次様にお洋服を脱がして欲しいのです。お願いします・・・」
 梨華が、頬を染めて、軽く礼をしてお願いする。いかにも、自分から、お洋服を脱がして欲しいと、おねだりをしているようにビデオには写っている。
「そうか、それでは、望みどおり、俺が脱がしてやろう! ゆっくりとな! 手がすべるかもしれないぞ! ふっふっふ!!」
 鋭次は、いやらしく笑い、梨華に近づいた。

 ベッドの中央に座らされ、梨華の肩に鋭次の手がのびる。
「では、最初は、このスーツからだ・・・」
 クリーム色のスーツを腕から抜き取る。今日の梨華の服装は、クリーム色のパンツスーツだ。かわいいボタンが3つのスーツに、スカートは、というと、ちょうど膝ぐらいまでのキュロットタイプのものだった。それに、白いブラウス。これは、銀行で着ているやつだ。
 梨華は、このパンツスーツがお気に入りで、よく通勤に着ていっている。スーツがベッドの下に落とされる。本当だったら、スーツがしわになるので、梨華は拾うだろうが、今は服を脱がせてもらっているので、そんなことは考えない。
「次は、スカートを脱がせてやろう」
 鋭次の手が、梨華の下半身に迫る。スカートのベルトを外し、ファスナーを降ろす。
「腰を浮かすんだ」
 座っている梨華に命じる。言われたとおりに、梨華が腰を浮かせると、きれいな足首からスカートが降ろされた。
「ほぉー。ストッキングは無しか。こいつは、都合がいいぜ」
 スカートを脱がせると、きれいな足が現れた。それと同時に、白い三角形の布地に包まれた女にとって大切な所が露になる。股の所が、少し食い込み、女の匂いがこもっている。
(ここは、後でたっぷり可愛がってやるぜ!)
 鋭次は、逸る気持ちを抑えて、次の作業に取りかかるのだった。

「次は、このブラウスだ」
 銀行の白いブラウスのボタンを1つ1つ外していく。あっという間に、ボタンが全部外された。
 白いブラが、ちらっと見える。あと、腕からブラウスを抜き取るだけというところで、鋭次の手が、ブラウスの胸元にのびた。ブラウスの上から、オッパイがわしづかみにされる。
「あっ!」
 梨華が、声を出す。それと同時に、鋭次が、ビデオに不自然にならない角度で、梨華に対して、耳元で囁いた。
「オッパイを触わっても抵抗するな」
 梨華は、そう言われると抵抗が出来なくなった。
「おっと! 手がすべってしまった!」
 鋭次が、わざとらしく言う。
「”手がすべるかもしれない。”って、言ってたよな?」
 梨華に背中から抱きつき、大きな声で言う。梨華は、うなずくだけであった。
 鋭次は、ちょうどいい体勢になった。梨華の後ろから抱きつくように座り、オッパイを揉みながら、うなじや髪や耳元に時々軽くキスをする。ビデオには、そう映っているだろう。
 しかし、耳元に近づいた時には、梨華に命令が出されているのだ。
「手がすべったけど、構わないよな?」
 まるで、このビデオを見る者に対して言っているように、大きな声で言った。
「はい・・・鋭次様」
「お前が、”服を脱がせて下さい。”と言ったんだから、この服を脱がせるまでは、おとなしくしているんだよな?」
「はい。鋭次様。おとなしくしています」
「服を脱がし終えるまでは、お前は着せ替え人形だ」
「はい。梨華は・・・着せ替え人形・・・です」
 ブラウスを左右に開いて、今度はブラの上からオッパイをわしづかみにする。
「あーん。いや・・・」
 梨華が、軽く抵抗する。それでも、鋭次は、いやらしく揉みまくった。
 催眠術にかかってはいるが、恥ずかしさに本当の声が出てしまう。
「あの・・・私は、いつまで・・・着せ替え人形なのでしょうか?」
「このブラウスを脱がすまでだ」
「いつになったら、ブラウスを脱がせてくれるんですか?」
 ブラウスのボタンを全部外されてから、時間が経っている。胸を揉み揉みしている鋭次に梨華は、少し大きい声で、鋭次に訴えた。しかし、すぐに、ハッとなって、
「鋭次様。ごめんなさい。気を悪くしないで・・・」
 と、消え入るような声で、言うのだった。
「あぁ、いいぜ」
 鋭次は、続けて言った。
「脱がそうと思えば、今すぐにでも脱がせられる。しかし、それも、梨華! お前しだいだな!!
 俺は、1時間でも2時間でも、ゆっくりと時間をかけて、脱がせてやってもいいんだぜ。
 何しろ俺は、お前に”服を脱がせて下さい”って、頼まれているんだからな!!
 お前には、抵抗する資格は無い!! おとなしくしていれば、すぐに脱がせてやるよ」
 鋭次は、吐き捨てるように言った。
「ごめんなさい。鋭次様。おとなしくしていますので、ゆっくり脱がせて下さい」
 観念したかのように、梨華が言った。
「よしよし、わかればいいんだ」

 再び、オッパイを揉みながら、鋭次は言った。
「ここは、どうかな?」
 三角形のデルタの付け根の部分に指を這わせる。
「あーー!! そこは!!」
 梨華が声を上げる。
「どうしたんだ? おとなしくしているんじゃなかったのか? どうしてそんな声をあげるんだ?」
 鋭次が、いやらしく質問する。
「ごめんなさい。鋭次様。でも、そこは、梨華の大切な所で・・・」
 消え入るような声で言う。
「そうか。大切な所なのか。では、こんな事をされると、どうなるのかな?」
 パンティの上から、いやらしくクリトリスを撫でる。
「ここか? ここか?」
 感じる所を探すように、指が這わされる。
「あぁん。いやーん。許してーー。鋭次様」
 梨華が、甘い声を出す。
「声を出さずに、おとなしくしているんだ。抵抗してると、いつまでも脱がさないぞ!」
 鋭次が、いやみっぽく言う。
「あぁん。ごめんなさい。鋭次様ぁ。おとなしく・・・声を出さないようにします」
 梨華が、甘えた声で言った。

「よしよし。では」
 鋭次が、ブラにキスをした。チュッチュッと、音をたてて、何度もキスをしている。
「手だけでなく、口まですべってしまったよ」
 などと、言っている。 梨華は、声が出るのを抑えて、右に左に悶えている。
「次は、こっちだ」
 鋭次は、頭を下半身に持っていき、パンティに顔を近づけた。チュッチュッ、ぺろぺろと音が聞こえる。さっきまで、指を這わしていた所を舐めているらしい。
「舌まで、すべってしまったよ」
 などと、言っている。
(あぁーー!! だめぇー!!)
 梨華は、もう声が出そうである。一番感じる所を、舐められているのである。パンティの外側は舐められて濡れているし、内側も先ほどからの口撃により、濡れているのだった。
 パンティを舐めながら、指をブラにのばし、乳首を摘んだ。
 ピクン!! と、梨華の身体が反応した。
(ん!?)鋭次は、今の反応を見逃さなかった。
(そうか!! ここは、よく感じるみたいだな・・・)
 もう一度、乳首を摘んでみる。再び、ピクンとなり、
「あっ!!」
 と、梨華の喉から声が漏れる。
(ふっふっふ。よおーし。次は、こっちだ。)
 鋭次の攻撃目標が、切り替えられる。梨華の上に覆いかぶさるように乗り、両手で乳首を摘む。クリクリとねじるようにいたぶる。梨華は、思ったより早く、声を出してしまった。
「あぁーん。うーーん」
 梨華は、甘い声を出している。片方の指で、もう片方は口にくわえ、ぺろぺろと舐める。
「いやぁーん。だめぇーー!!」
 梨華が、我慢出来なくなって、声を出す。
「どうしたんだ? 声を出さずに、おとなしくするんじゃなかったのか?」
 乳首をクリクリ、ペロペロしながら、鋭次が言う。
「でも・・・あぁーん・・・」
 梨華は、感じているので、うまく答えられない。
「”声を出す”ということは、”いつまでも、こうして欲しい”ということだな!!」
 鋭次が、皮肉っぽく言う。
「違います・・・違うん・・・です・・・あんっ!!」
「いいか。声を出している間は、ずっと、いろんな事をするぞ!! いやなら、声を出さないことだな!!」
 鋭次が、宣言した。
「はい・・・わかりました。鋭次様っ!! あぁーーん!!」
 梨華は、鋭次の宣言に、返答した。
「ああーー!! いゃーん!! んーんー!!」
「ほらほら、声を出していいのか?」
「ああーん。許してー!!」
 声を出しては、いつまでも、いたぶられるので、声を出してはいけない。
 しかし、どうしても、声が出てしまう。
 梨華には、ベッドに上がる前に、感じて声が出そうになった時に、手で口を塞いだり、口を閉ざして声を出さない といった行為を禁じるように催眠術をかけていた。
 その為、鋭次にいたぶられると、感じるがままに、大きな声を出してしまっていた。
(声を出さないように、しなくちゃいけないのに・・・)
 そんな切なそうな梨華の表情が、見事にビデオに映っていた。
 その後、梨華は、長い間、可愛がられたのだった。そして、ブラウスが脱がされた時には声も枯れ、パンティやブラは、ベチョベチョに濡れていたのだった。

< つづく >

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