催眠術師 鋭次03 (3)(4)

(3) 院長室の裏には・・・

 院長が挨拶に来た時には、いろいろな話を聞く事が出来た。
 院長は、忙しい身ではあるが、10分くらいなので、今後の事も考え、挨拶に来たのである。
 しかし、その時は、30分か、60分か、時間を忘れて話をしていたと思われる。
 院長は初め、(なんだこんな若いやつが・・・)と心の中では思っていたが、最上級のコースを受けて頂いている患者様なので、表面上はにこやかに話していた。
 しかし、しばらくして、鋭次の催眠術にかかり、鋭次に好意を持つようになった。そして、いつしか、昔からの旧友のように、楽しく話をしていた。

 この病院の現状や、経営状態、法律ぎりぎりの悪どい行為や、薬品の横流し、そろそろ始めようとしている看護婦売春の話など、細かい所まで、話してもらった。
 おかげで、鋭次には、勉強になる部分や参考になる部分がいくつかあった。
 薬一つの話にしても、クロロホルム、睡眠薬でも、速攻性のものや遅効性のものがあることを聞いた。睡眠効果も、1時間や2時間の短い時間から、9時間や12時間も眠ってしまう長時間の効果があるものがあることを聞いた。

 また、院長室の裏には、秘密のモニタルームがあり、病院中の様子を監視出来るようになっていたのである。
 この部屋の事は、一部の者以外、ほとんどの者が知らなかった。隠しカメラの存在も誰も知らずに、日々、仕事に従事している。
 そんな中、美人看護婦を自分の物にしようと、薬や凶器を使って悪事を働く者もいる。
 加害者は、自分でも巧く成功したと思っているのだろうが、後に、院長室に呼ばれ、厳重に処罰される事になるのである。

 看護婦の仕事はハードなので、いつも疲れた状態の者が多い。
 『この薬は新型のビタミンB剤だから、疲れが一気に消えちゃうよ!!』と内科医師に言われて、飲んだ薬は、長時間の睡眠薬であった。
 美少女看護婦が眠っている間に撮られたビデオや写真に驚かされるのは、目が覚めた後である。眠っている間の恥ずかしい行為を見せられて、驚愕するのであった。
 ビデオや写真を盾に取られて、美少女看護婦は、この内科医師に服従する事になる。

 リネン室で、ベッドシーツの整理をしていたアイドル看護婦は、クロロホルムを口と鼻に当てられて、気を失った。
 30分後、目の覚めたアイドル看護婦は、VIP病棟にある特別手術室で、両手両足を固定され、手術台の上にいる事に気付いた。
 助けを求めて、大きな声を上げる看護婦に、男は、両方の頬にビンタを叩き込んで、言った。
「この手術室は、完全防音対策になっているんだぞ。どんなに大きな声を出したって、外には聞こえないようになっている。内側から鍵をかけている。誰も来ねぇよ!!」
 そう言うと、再び、ビンタを叩き込んだ。アイドル看護婦は、それで静かになった。短めのスカートの白衣を手術で使うメスで切り裂いていく。
 続いて、ブラジャー、ストッキング、パンティも切り裂かれた。もう絶対に身に着ける事が出来ない状態になるまで、バラバラにみじん切りにされた。
 そして、オッパイを愛撫されながら、バイブをゆっくりと挿入される。アイドル看護婦が周りを見渡すと、自分を凌辱している男の他に何人かの男がいた。
 しかし、それらの男は、皆マスクをしており、誰であるかは、わからなかった。時々、薄ら笑いをしているのが聞こえる。
 そして、それらの男が、ビデオ撮影しているのも見てとれた。時々、カメラのフラッシュも焚かれている。
 アイドル看護婦は、その後も、その外科医師に、この手術室に呼ばれることになる。

 また、薬の中には、その注射をされると、意識ははっきりとしているのだが、身体が自分の意志で思うように動かなくなる薬もあると聞いた。
 30才になる婦長候補の看護婦は、仕事一筋で、これまでやってきた。しかし、なかなかの美人であるこの看護婦は、身体の方も熟成していた。
 毎夜、セックスをしたい時期であるに違いないが、たまたま彼氏もいなくて、毎日の仕事の疲れのせいか、家では寝ていることが多い。たまに、自慰行為をするくらいである。
 そんな彼女を50才になる病院の理事長が狙っていた。50才といっても、そんなに年齢には見えない男で、見方によっては、30台後半にも見える。
 セックスの方も現役でバリバリやっている。休日の日に、若い男性内科医師に、緊急呼び出しをされた彼女は、救急室で待機していた。
 待機していると、理事長が現れた。
「どうした? 急患かね?」
 理事長が優しい声で尋ねる。
「はい。暴走行為で、車に激突した若い男性が来るそうです」
 看護婦は、病院の理事長に説明をした。しかし、これは偽情報であり、実際には、そんな急患は来ない。
 こんな所に理事長が来るのが、おかしい事に気付いたのは、その後だった。
 彼女の肩に、筋肉注射を打ち込むと、注射液を一挙に注入した。看護婦は、慌てて、理事長から離れて言った。
「何をされるんですか!! 何を注射したのですか!!」
 彼女は、理事長の行為に、激しく抗議した。
「なぁに、楽しくなる薬ですよ」
 理事長は、舐め回すように、彼女の熟成した身体を見ながら言った。危険を感じた彼女は、その場を立ち去ろうとした。しかし・・・
「近寄らないで下さい!! あっ・・・」
 彼女の足がもつれ、その場に倒れこんでしまった。
「おやおや、薬が効いてきたようですね。先ほどの注射の薬は・・・」
 薬品の名前を言われ、彼女の顔は青ざめていった。そして、すぐに理事長室に運ばれ、部屋の奥にあるダブルベッドに寝かされた。
「今日から、君は、私のものになるんですよ」
 意識は、はっきりとしているのに、身体が思うように動かない。まるで、糸の切れた操り人形のように、身体の力が抜けていた。
 その注射には、身体の自由を奪う薬品が入っていた。ベッドの上の人形は、白衣を脱がされると、理事長の愛撫が始まった。

 しばらくして、理事長は、ベッドの脇にあるテーブルの上で、注射の準備を始めた。
 薬品の小瓶から、注射器で、黄色い液体を吸い取る。通常の二倍の量を注入する。産婦人科に、2年ほど、配属になっていたことのある彼女には、その薬品の効果が分かっていた。
「お注射の時間ですよ」
 理事長は、楽しそうに言った。そして、抵抗出来ない彼女の腕に、再び、注射を行った。
「今度は、何を注射したのですか!!」
 二度目の注射に、彼女は激しく抗議の声を出した。
「なぁに、ホシクナールを少し、二倍の量ほど、注射しただけですよ」
 理事長は、あっさりと言った。しかし、彼女は、薬品の名前を聞いて、そして、二倍の量を注射された事を聞いて、再び、青ざめた。
 ホシクナールは、アラビア産の強力な媚薬であり、不妊治療などに用いられる薬である。この注射をされた女は、性感が50倍になると言われている。男に軽く触れられただけで、とてつもなく感じてしまう事になる。身体全体が、性感帯になってしまう感じになるとも言われている。
 男が彼女を可愛がることを目的として、愛撫をしたりすると、凄まじく感じる事になる。そして、最後には、男に挿入して欲しいと、嘆願する事になるのである。
 そんな注射をされて、彼女は、自分がどうなってしまうのか、不安になった。
 しかし、理事長の愛撫が始まると、仕事一筋の婦長候補の看護婦も、あっさりと一人の女になってしまった。理事長の愛撫が、まるで、愛している彼氏の愛撫のように、気持ち良く、何度も甘い声を出してしまった。
 そして、理事長に最後のおねだりをするのであった。
「お願いぃ。入れてぇ。入れてぇ」
「これは、君のお願いですね?」
「早くぅー。早くぅ、入れてぇ」
「そんなに入れて下さいと言われれば、ご希望に答えるしかありませんねぇ」
 そう言って、理事長は、彼女と合体したのである。

 いろいろな話を聞いて、鋭次は勉強になった。また、そんな薬があるのかと、感心させられた。
 そして、これらの薬は、これからは鋭次の好きな時に、院長から貰えることになるのである。
 また、隠しカメラの存在を教えられ、鋭次が、一日目に行った看護婦への行為を消去する事が出来たのは、大変良いことであった。
 もう少しで、鋭次のしている事が、院長に、分かってしまうところであった。
 院長に聞くと、一日目は、病院学会に出張していて、モニタルームには、誰も入っていない事が確認出来た。
 また、一日目の様子や、その夜に鋭次が行った看護婦への凌辱行為は、まだ、確認する前であったとのことである。
 まさに、ラッキーであった。 鋭次は、一日目の様子を撮影したマスターテープを院長に持ってくるように命令すると、内容を確認した後に、ビデオテープをみじん切りにした後に、焼却処分した。
 そして、院長には、鋭次が処分を行った事を分からないように、催眠術をかけて、記憶に植え付けた。
 これで、鋭次の一日目の行為は、誰にも分からないようになったのである。

(4) VIP病室での一日目

 VIP病室にいた鋭次は、最上級の人間ドッグのコースの患者様に優先的に呼び出しに応じる専属看護婦を決められていた。
 なかなかの美人看護婦で、三日間であったが、鋭次が何か用があって、呼び出した時は、優先的に来てくれた。
「何か、ご用ですかぁ?」
 と、明るい声で、部屋の中央にあるベッドの所まで来て、用事を聞くのであった。
 二日目に院長が来た時には、冗談まじりに、「看護婦さんには、手を出さないで下さいよ」と、言っていた。
 美人看護婦が多いので、手を出そうとする者がよくあるらしい。
 看護婦には、患者に、何かをされた時の対処方法も説明されており、また、看護婦一人一人に、非常ベルを持たせていた。
 この非常ベルは、小型の携帯のもので、ボタンを押すと、看護婦詰め所で、警報が鳴る仕組みになっている。
 看護婦が身に危険を感じた時に押すと、看護婦の名前の所に、警報ランプが点灯して、警報ベルが鳴る。看護婦が、どの病室に居るかも分かるようになっている。これらのおかげで、今のところ、看護婦は安心して仕事が出来て、大きな被害も無い。

 しかし、鋭次の担当になった美人看護婦は、既に、一日目から、鋭次の思いのままになっていた。鋭次の事を突っぱねたり、堅い態度を取ったりといった事はしなかった。また、非常ベルを押すことも決してなかった。
 一日目の検査が終わった夕方、病院では標準的な6時という早目の夕食を食べた鋭次は、専属看護婦を呼んで聞いた。
「満里奈、お前の勤務は、何時までだ?」
 部屋の中央にあるスイートベッドの上には、看護婦が身に着けていたと思われるパンティとブラジャーが置かれていた。この部屋に入った時に、鋭次に脱がされたのである。
 そして、ベッドの端に座らされ、白衣の胸のボタンを外され、白衣の中に手を入れて、オッパイを愛撫しながら、鋭次が聞いた。
 とろーんとなった目で、看護婦の 鈴木 満里奈 が口を開く。
 満里奈は、看護学校を卒業して、この病院に配属となり、今年で2年目である。この時は、鋭次と同じ20才であった。
 身長は、170センチと、スラリとしたスタイルで、モデルにでもなれるのではないかと思えるほどである。
 ウエストは、抱きしめたら、折れてしまうのではないかと思うほど細い。少し茶髪の入った細い髪は、肩より少し下まで伸ばされていた。
 少し、ヤンキー気味のようにも見えるが、そんな事はなく、歌手の工藤静香に似た感じの美人顔である。
 そんな満里奈は、三日間、鋭次の担当となったのである。とろーんとなった目で、満里奈が答えた。
「6時30分までです」
 催眠術にかかっているので、嘘は言っていない。今日の彼女は、朝9時からの普通の勤務で、夕方の6時30分までとなっていた。
「そうか。それでは、6時40分になったら、この部屋に来るんだ。ここに来る事は、誰にも言うんじゃないぞ」
 そう言って、鋭次は、満里奈の目を見つめながら、強くキスをした。
「はい、鋭次様・・・」
 美人看護婦は、この時点で、逆らう事の出来ない催眠術にかかったのである。
「今夜は、このベッドで、たっぷりと可愛がってやるよ」
 そう言って、鋭次が、キスをすると、とろーんとなった目で、満里奈がすぐに返答した。
「はい、鋭次様。今夜は、私を、たくさん、可愛がって下さい。お願いします」
 オッパイを愛撫されながら、満里奈は恥ずかしそうに返答した。
「可愛がるのは、ここだけじゃないぜ!」
 そう言うと、今まで、オッパイを愛撫していた手を、白衣のスカートの中に入れた。そして、まだ誰にも触れられた事のない恥部を触られた。
「あっ! そこはっ!」
 満里奈は、真っ赤になって、身を固くする。
「ここも、たっぷりと可愛がってやるからな」
「そんな・・・」
「どうした? 嫌なのか?」
「いえ・・・でも・・・」
 真っ赤になったまま、なかなか返事をしない満里奈に、鋭次は、冗談混じりに言う。
「そうか、バージンなんだろ?」
「いえ・・・その・・・」
「俺の問いに答えるんだ! バージンなのかどうかだ!」
 鋭次が、厳しく言って、キスをすると、満里奈は、すぐに返答した。
 鋭次の問いに逆らう事は出来ない。蚊の鳴くような小さな声で返答した。
「処女・・・です」
「なんだ? よく聞こえないな」
「処女です。私は、バージンです」
 今度は、普通に聞こえるように返答した。
「そうか。それは良かったな。今夜、このベッドで、満里奈の処女を貰ってやるよ!」
「そんな・・・今日、初めて会った鋭次様に、大切な処女を捧げるなんて・・・」
「嬉しいだろう? バージンじゃなくなるんだぜ」
「私・・・恥ずかしい・・・」
「ふっふっふ。今日は、満里奈の記念日になるな」
 そう言って、鋭次は、満里奈の前に立ち、満里奈の目を見つめた。
 満里奈は何故か、鋭次から目を反らす事が出来なかった。そして、鋭次が宣言をした。
「今から、今夜の大事な行為の、誓いのキスを行う」
 満里奈は、黙って聞いている。
「看護婦、鈴木満里奈は、今から行うキスを受けると、今夜、俺に、処女を捧げる事を誓うこととする」
「そんな・・・」
 大切な処女を捧げる事を決定させられるキスという言葉に、満里奈は戸惑いを感じていた。
 普通の20才の女であれば、好きな男性から、このように言われて、キスをされるのであれば、受け入れるであろうが、今日、初めて会った男に、こんな事を言われてキスをするはずがない。
 しかし、満里奈は、この後、あっさりと鋭次にキスをされるのである。ベッドに座っている満里奈を立たせると、鋭次は、満里奈の顎下を掴んで言った。
「キスをしてやるよ。このキスを受けると、お前は、俺に処女を捧げるんだ!」
 満里奈は、鋭次に見つめられて、このように言われても、鋭次から、目を反らす事が出来なかった。また、なぜか、鋭次から離れる事が出来なかった。
 満里奈は、少女のように、小刻みに震えて、恥ずかしい誓いのキスを受け入れる体勢になっていた。
(このキスを受け入れたら、処女を捧げる事になってしまうの? こんなのって・・・)
 満里奈は、心の中では、キスを受けることは、いけないことであると思っていたが、身体が思うように動かない感じであった。
 特に、鋭次が力を入れて、満里奈を抱きしめている訳でもなく、逃げようと思えば、逃げられる状態であったが、何故か、身体が動かせなかった。震えている少女の自分を感じていた。
 ゆっくり、ゆっくりと、鋭次の唇が、自分の唇に近付いてきた。
(このままじゃ、キスを受けちゃう・・・)
 満里奈は、恥ずかしそうに、震えるだけであった。あと1センチで、唇が重なるというところで、鋭次は、満里奈を見つめながら言った。
「今夜、満里奈の処女を貰ってやるよ」
 そう言うと、鋭次は、震えている少女の唇に、強くキスをした。
(あっ!! 鋭次様のキスを受け入れてしまったわ・・・)
 満里奈は、誓いのキスを受けてしまった事を、心に刻み付けられた。鋭次の目を見ていると、満里奈の目は、とろーんとなった。そして、鋭次に今夜、処女を捧げるという使命を心に刻み付けられたのである。
(今夜は、鋭次様に、処女を捧げないといけないんだわ・・・)
 30秒くらいしていた誓いのキスを止めると、鋭次は、満里奈に言った。
「誓いのキスを受けたな。今夜は、どうするか分かっているよな?」
「はい、鋭次様。今夜は、鋭次様に、たくさん可愛がっていたたぎます」
「それもそうだが、その事じゃないだろ。もっと、大事な事があるだろ」
「はい。鋭次様に、処女を捧げます。満里奈の処女を貰って下さい」
 とろーんとなった目で、満里奈は、今夜の大切な儀式を鋭次に答えていた。

「お先に失礼しまぁす」
 6時35分、後片づけを終えた満里奈は、帰る前の挨拶をした。
 『お疲れさまー』
 準夜勤の看護婦が、ねぎらいの声をかける。
 この病院は、シフト勤務になっており、勤務時間は、ほぼ決められている。
 いつまでも、ダラダラと残っているのではなく、時間が来れば帰れるようになっていた。
 また、出勤や帰宅の際、タイムカード等を入れる必要もない。
 いつもと変わった様子のない満里奈は、他の看護婦から見ても、特に違和感は無かった。
 まさか、この後、鋭次の病室で、凌辱の限りを尽くされるとは誰も思っていない。
 他の看護婦には、彼女が、更衣室の方に向かったように見えたが、満里奈は、そのままVIP病棟の方に歩いていった。
 何人かの、医師や看護婦や患者に会ったが、満里奈が白衣の姿であるので、VIP病棟を歩いていても、違和感は無い。
 満里奈は、そのまま、鋭次のいる部屋に入っていった。たまたま、満里奈が、鋭次の部屋に入る所は、誰にも目撃されなかった。
 部屋に入ると、内側から鍵が閉められ、鋭次に抱き寄せられた。
 普通、夜には、患者に異変がないかどうかの確認で、各病室を夜に、2、3回、見回りに来るものであるが、”ゆっくり休みたいので、見回りには来ないで下さい”という鋭次の提案に、夜勤の看護婦は、同意してくれた。
 直接的に、病気で入院している訳ではなく、ただ単に人間ドッグで泊まっているだけなので、見回りに来る必要もないと言った。
 この事により、鋭次の部屋には、明日の朝の検査が始まるまで、看護婦や医師が来ることがなくなったのである。
 また、部屋の内側から鍵をかけているので、不意に来客が来て、ドアを開けられるという事もない。
 念のため、外の入口のドアの所には、ホテル等でよく使われている ”朝まで起こさないで下さい”というプレートが掛けられていた。
 このプレートが掛かっている部屋には、看護婦が部屋を間違えて来たとしても、プレートを見ると、部屋に入る事は絶対にない。
 また、このVIP病室は、完全防音対策がとられており、部屋の中でどんな大きな声を出しても、外には聞こえないようになっているのであった。
 専属看護婦の満里奈が、今夜、どんなに悩ましい声を出しても、恥ずかしい声を出しても、外には絶対に聞こえないのである。
 鋭次は安心して、20才の処女看護婦の満里奈を、朝まで思いのままに出来るのである。
 そして、満里奈にとって、大事な記念日になるのである。

< つづく >

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