他人史 第一話

第一話

『で、何か聞きたい事は?』
 俺に他人史の力があることを教えてくれたサイバーは、そう聞いてきた。
 
聞きたい事はいくらでもあった。何故わざわざ俺に力の事を教えたのか。そしてあんたは何者なのか。それに他に居るという能力者の事もだ。
 それらの疑問を全部入力すると、サイバーはまず自分のことから語り始めた。

『僕が力に目覚めたのは、今から二年ぐらい前。当時は、ただのパソコン好きの病弱な子供にすぎなかった。・・・今でも未成年だけどね』

『それでパソコンで色々やっているうちに、力に気づいた。僕がやりたいと思うと、知らないはずのパスワードを指が勝手に動いて入力していたり、ハッキングの技術なんて無いのに、映画みたいに他人のコンピュタ―に侵入できた』

『それからは、僕はこの力の研究を始めた。その結果、僕は某国の機密情報を新聞のように朝食を食べながら眺めたり、銀行にハッキングして、簡単なアルバイト感覚で莫大な金額を自分の懐に入れることができるようになった』

『それに、僕にもう一つの力にも目覚めた。分析って僕は呼んでる。文字通り、人や物を分析して情報を手に入れる能力だよ。この力があったから、君に他人史の力があるって理解できた』

『でもね、この二つの力には大きな弱点があるんだ。それは現実に存在する人間には、無力だって事さ。裏画像や裏動画なら、いくらでも手に入るけど、生身の女の子には、この力は何の役にも立たない。でも、どうしても諦め切れなくてね。そこで協力者を探すことにしたのさ』
 
それで協力者として目を付けられたのが俺と言う事なんだろう。しかし、何で俺がサイバーに協力すると思うんだ? 俺は子分になるつもりは無いぞ。
『もしかして、子分になれとでも言われたと思ったかい? そんな事は言わないよ。持ちつ持たれつって奴さ。君の力だって弱点が無いわけじゃないだろ。
 例えば、君の力は使うために相手の本名と生年月日を、知ってなくちゃならない。さらに、一度に大量の人物を操ることはできない。
 後ついでに、僕はお金を提供できる』

『弱点については、たしかにその通りだ』
 俺が家族以外で、本名と生年月日を知っているのは、幼馴染の有里くらいだ。それ以外は、学校内の女子なら聞き込めばすぐに分かるかもしれない。しかし、将来は学校の外の女にも手を出すだろう。そのときにサイバーの助力は役立つ。大勢の人間を操る時は・・・俺だけでやると時間がかかるし、腱鞘炎になりそうだな。

『しかし、何で金が必要なんだ?』
『ハーレムを作るなら、あったほうがいいからさ。それに君、小道具があったほうが燃えたりしない? 好みの下着とか水着を着させるにしても、買わなきゃならないしね』

『・・・あったほうがいい事は分かったけど、何で俺がハーレムを作るって思うんだ?』
『僕も含めて、君以外の三人がそうだから。それに、僕の分析もそうだろうって推測してる。それで、君みたいな人に能力が眠っているようなら、声を掛けてみることにしてる。
 大きな野心とか持ってる人は何かと面倒だから』
 つまり、正義感の強い奴や大事を起こしそうな奴は、力があっても邪魔と言うことか。

『それで他の二人については?』
『自分のことは自分で話すって。ハンドルネームは『ノイジー』と『リキ』だ。二人には君の事もハンドルネーム意外話してないから、その辺は公平だよ』

 さて、とりあえずこれで当座は訊きたいことは全部訊いたことになる。他の二人と話すのは、後のお楽しみにしておこう。
『そろそろ訊きたいことも無くなったから、サイバーの予想の通りハーレムを作ろうと思うんだけど、いいかい?』
『いいとも。またねー』

俺はチャットを止めると、早速ハーレムを作るための準備に取り掛かった。拠点はもちろん我が家。学園は、場所と時間を選ばない限り、大勢を一度に操れない俺には今は危険だ。獲物を探すにはいい場所だが。
 
まず邪魔者の排除から始めよう。父と母の他人史に同じ内容の記述を書き加える。
『子供達が淫らな事をしていても、それはお互いに仲が良い証拠なのでむしろ喜ばしい事だ。息子が不特定多数の女性と付き合うのは、息子が魅力的である証明であって、誇らしい』
『これらは人にあえて話すような事ではないので、話さない』
 これで理解ある両親出来上がり。義母は美人だからターゲットにしてもいいが、今は身重なので自重する。

 さて、今すぐターゲットにするとしたら、真紀だけなのでそうすることにする。過去の記述に『自分は御堂誠二にとって、模範的な妹でいることが最も幸福な状態だ』と『模範的な妹とは、兄に絶対的に従い、身も心も捧げる事だ』を書き加える。これで真紀を俺の自由にできるわけだ。
 
ここからは実験。真紀を使って、この力で何ができるのか試してみよう。
 まずは感覚が操作できるか。『マゾヒストになる』この記述を未来の時刻に書けば、その時間にマゾになったかどうかでわかる。過去に書いてもそう思い込むだけなのはもう予想が付いている。
 
次に知識と技術の操作。『フェラの達人になる』この記述の通りになれば、記憶だけではなく知識や経験が操作できるかが判明する。
 
最後は、肉体の操作。『胸が大きくなる』この記述で、俺がどれくらい肉体を操れるのかが解る。
 
それぞれの記述は五分毎時間を空けてある。さて、では時間が来る前に真紀に来てもらうとしよう。『今すぐ兄の部屋に行く』
 
程なくして、慌ただしい足音が廊下から近づいて来て・・・。
「セイジィ、入るよー」
 やはりノックもせずに真紀が入ってくる。しかしそこで真紀の動きが止まり、訝しげに首を傾げる。そりゃそうだ。何のために俺に部屋に来たのか、真紀には分からないのだから。

「真紀、今すぐ服を脱げ。今度は下着もだぞ」
「え~~、セイジィのスケベ」
 と言いつつも、さすが模範的な妹。下着を脱ぐとき一瞬躊躇しただけで、スルスルと服を脱ぎ捨てる。

 ついさっき下着姿を見たばかりとは言え、義妹の生まれたままの姿に俺は、ひどく興奮した。すぐにでも何かしたいところだが、他人史が効果を発揮するまで時間がある。
「そのままで、よく見せろ」
 真紀の身体を、隅々まで観賞する。胸は・・・思っていた通り、両腕を横に大きく広げ胸を張ったら、膨らみは見た限りでは解らなくなるぐらいだ。陰毛は産毛くらいに生えているだけで、スジがきれいに見える。

「真紀、仰向けになってM字開脚。そのまま俺がいいと言うまで動くな」
 言われるままにポーズを取るが、真紀の顔は今にも火を噴きそうなぐらい真っ赤だ。羞恥心を消していないのに、肛門まで見えるポーズを取っているのだから、当然だ。消そうかとも思ったのだが、このままでいいかと結論を出した。

 そろそろ真紀がマゾヒストになる時間だ。それではと、真紀の胸に片手を乗せる。
「あっ」
 真紀が声を上げる。まだ柔らかさよりも、すぐ下の肋骨のコリコリとした感触が手を伝わってくる。
 ギリッと、乳首をつねり上げる。
「ぎっ!?」
 まだ少ししか生えていない陰毛に手を伸ばして、一度に何本も引きちぎる。
「ひっぎゃ!」
 痛みに悲鳴を上げ、目に涙を浮かべる真紀。しばらく様子を見てみるが、どう見ても痛み以上のものを感じているようには見えない。

「えーと、真紀?」
「ごめんよぉ セイジィ。Tバックでも何でも着るから許してよぉ。痛いのやだぁ」
 あ、泣き出した。やっぱり感覚を操作するのは無理か。
 このまま泣かせておくもの、誤解を解くのも面倒だ。
「真紀、じゃあこれからは、俺の好みの下着を着るようにするな?」
「うん! 着る、着るから・・・」
「じゃあ、もう一つ仕事をしたら許してやろう。そのポーズを止めて俺にフェラチオをしろ」
「うん!」
 真紀は涙を拭いて中立ちになると、おっかなびっくり俺の一物を取り出して、しげしげと見る。
「こうなってるんだ。セイジィの本って、男の方はあんまり写ってないから」
「・・・男メインの雑誌なんて買うか。ほら、いいからしゃぶれ」
「はーい」
 
ペロペロ、はむむみゅむみゅ。

 真紀は俺の一物に舌を這わせ、口をあけくわえた・・・だけ。舌を使ったり裏筋をなめ上げたりは、一切しない。しかし、これは想定内だ。まだ真紀がフェラの達人になるにはまだ時間があるのだから。こうやって、なる前となった後を比較してみようと俺は考えたのだ。
 
そして時間だ。

ペロペロ、はむむみゅむみゅ。

変化無し。知識と技術の操作もできないようだ。・・・これができたら、試験で楽ができると思ったんだが。

 そして次が最後の実験である、肉体操作に関する実験だ。これは確実にできるだろう。サイバーのお墨付きだし。相互協力を申し出ておいて、いきなり嘘をついたとも思えないし。

 で、もうすぐ時間だ。俺は真紀にフェラをやめさせると、胸がよく見えるように立たせた。そして時間。
「・・・小さいままか」
「セイジィ、ちょっと傷つくんだけど」
 抗議の声を上げる真紀を無視して、メジャーでトップバスとアンダーバスとの差を計測してみる。七、六センチぎりぎりAカップ。
 まさか、一ミリ大きくなりましたなんてオチじゃないだろうな? 一応真紀の他人史を見てみるが、ミスは見当たらない。

「じゃあこうしてみると・・・」
 同じ記述を新たに書き、そして『急激に』と付け足す。今から一分後。
 そして計測。

「・・・やっぱり小さい」
「セイジィ~~~」
 恨めしげに抗議する真紀。それを無視しながら俺は考える。サイバーの嘘でないというなら、ひょっとして・・・力の限界と言う奴か? ある程度時間を置かなければ、肉体の成長は促せないのか。

 いや、もしかしたら毎秒何ミリずつとか、成長のスピードを具体的に書いてやればいいんじゃ・・・いや、止めておこう。そんなことをしたら、真紀の身体が壊れかねない。今は様子を見よう。

「真紀、ベッドに仰向けになって脚を広げろ。お前の処女をもらってやる」
「え、いいの? やったぁ!」
 さっきまでの不機嫌さが、まるで嘘のように明るい表情を見せると、真紀は言われた通りにした。
「お姉ちゃんみたいに巨乳じゃないと、してもらえないかと思っちゃたよ。セイジィの童貞とあたしのヴァージン交換できるなんて、妹冥利に尽きるってもんよね」
 ・・・俺が童貞だって知ってたか。やっぱり。
 
真紀の性器に手を伸ばし、様子を見る。綺麗なサーモンピンクが目に入るが、湿っているだけで、まだ押入には足りない。
「真紀、一分やるから自分で濡らせ。ただし、胸だけでだ。」
 真紀は慌てて胸を弄り始める。薄い胸全体を揉んだり、乳首を指の腹で擦ったり。あんまり慣れた動きには見えなかったが、俺に見られている事とこれからセックスをすると言う興奮で、それなりに濡れてきたようだ。

「はい一分たった。よし、入れるぞ」
 それなりに濡れてきたと言っても、それは俺にとっての話だ。ヴァージンな上に未成熟な真紀にとっては、まだ足りない。押入すれば、間違いなく激痛を味わうだろう。
「ま、待ってセイジィッ! まだまっ!」
 必死になって胸を弄る真紀にそれ以上構わず、俺は真紀の秘所に一物を当てがうと、無理やり押し込める。みちみちと、すごい圧力を一物に感じる。
「あぐぐぐ、までぇ、おねがっ、まっで・・・!」
「まだ先っぽも入りきってないぞ。それに、妹冥利に尽きるんだろ」
「そうだけど、・・・まだむりぃ、痛すぎるよぉ」

「気にするな。俺は痛くない」
 話している間は止めていた押入を、一気に再開する。なかなか入りきらないので、体重をかけて、力任せに入れてやる。ブツリと、何かが破れる感触。
 真紀がヴァージンを喪失した瞬間だ。

「―――っ!」
 目を剥いて、声にならない悲鳴を上げる真紀。その間俺の一物も、痛い程締め付けられている。
 これはすぐにイってしまうな。もう少し苛めてやりたかったが、また後にしよう。俺は真紀が落ち着くのを待ってから、腰の前後運動を開始した。

 ジュグブッ! ジュグブッ! ジュグブッ!

「がぁ、アッ、アッ、アッ、アッ!」
「おい真紀、中と外どっちに出してほしい?」
「中! 中にだじてぇっ、えっ、えっ!」
 答えが返ってくることを期待せず聞いてみると、きちんと帰ってきた。さすがは『模範的』な妹だ。ちゃんと見も心も捧げてる。

「よし、ご褒美だ!」
 真紀の一番深く出だしてやった。どくんどくんと、精液を真紀の中に放ってやる。それと同時に、ビクンっと大きく一度経典すると、真紀は動かなくなった。失神したようだ。
「さて、もうすぐ姉貴が帰ってくるころだな。・・・今日はもう疲れたし、姉貴は明日にしようか」

 俺は姉貴が真紀との事を気にしないようにだけ、他人史で操作してから、真紀で占領された自分のベットに気がついて、今日どこで寝るかを考え始めた。

< つづく >

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