スモールワールド 前編

前編

 ある日、俺は目が覚めたら自分が超能力を使えることに気づいた。どうやら俺は、他人を自分の思いどおりに操ることができるらしい。
 こんな力を手に入れたからには、することは決まっている。いろんな女とセックスだ。
 
「よし、俺はでかけてくるぞ。当分うちには帰らないからな」
「…はい…陽平お兄様…」
「俺の部屋の掃除とかはお前がやっとけよ。命令だぞ」
「はい…お兄様の部屋をお掃除できて、嬉しいなぁ……」

 うつろな目の恭平が浮かべる笑みには、兄に尽くす幸せに満ちている。
 あの勉強できて良い子ちゃんで、親にもヒイキされてたナマイキな弟もこのザマだ。
 ちなみにムカつく俺の親は二人揃ってヤバイ感じにしてやった。あいつらいつも俺をみそっかす扱いしてやがったから、いい気味だぜ。
 だが、こんなの序の口だ。俺の力で出来ることはまだまだこの程度じゃない。
 俺はハンディモップ片手にだらしない表情で掃除を始める弟の尻に蹴りを入れて、2度と帰らぬだろう我が家に別れを告げる。
 レッツ、マインドコントロール!

「おはよーございます!」

 まずは隣の春海んちに突入。勝手知ったる幼なじみの家に、俺は有無を言わせず上がり込んだ。

「んー、陽平ひゃん、ほうしたの?」
「おっす、青梅ちゃん」

 洗面所から顔を出したのは、春海の妹の青梅ちゃんだ。前髪をデコで縛って、キャラクターモノの歯ブラシ咥えたまま驚いた顔している。
 黄色いパジャマ姿が異常にかわいいが、この子はまだ小学5年生。抱くにはちょっと早いようだぜ。

「春海って、どこ?」
「んー、ん?」
 
 小首傾げて2階を指さす青梅ちゃんに、俺は超能力を使って微笑みかける。

「サンキュ、青梅ちゃん。今日から青梅ちゃんも俺の奴隷にしてやるよ」
「んぱ…ふぁい…ありがほうございまふ…」

 青梅ちゃんは歯ブラシを咥えたまま、ダラダラと口の中の物を吐き出して目をうつろにする。まだ寝癖のついたその頭を撫でてやりながら、俺は春海の部屋へ駆け上がっていく。
 
「え…陽平…?」

 春海はちょうど身支度の途中だったようだ。ブルーのシンプルな下着。羽織っただけの制服のブラウス。そして鏡の前で長い髪をポニーテールに縛っている最中だった。
 大きく膨らんだ胸とくびれた腰、小さな下着を張り詰めさせてる尻から太ももの肌の白さと色っぽいラインときたら。
 久しぶりに拝んだ幼なじみの身体は、なかなかの絶景だった。

「きゃああああッ!? な、なに勝手に入ってきてんのよ、バカ!」

 しばし呆然としたあと、春海は悲鳴を上げて、俺に向かってブラシを投げつけようと構える。

「動くな!」
「え? え、ええ? な…んで…?」

 その前に、俺の超能力で春海の体から自由を奪った。指一本動かせなくなった春海は、戸惑うように目をキョロキョロさせて、やがて恐怖に引き攣らせる。
 俺はその体をすくい上げて、ベッドの上に放り投げる。

「きゃあ!?」
「はいはい、大声ださなーい。そのまま体の力抜いてー。手足をだらりとさせて、抵抗しなーい」
「え…あ…なんなのよ、これ…さっきから…?」

 全身の力の抜けた春海は、くったりとベッドの上に手足を投げ出す。俺はその体を見下ろす。
 これが幼なじみの身体か。中学くらいから若干疎遠になっていたが、制服の下はこんなにも成長していたんだな。高校は別々になったから最近は言葉を交わす機会も減っていたが、女っぽくなっていく幼なじみは、端から見ててもそそるようになったなぁと思っていた。

「なんなのよぉ…見ないでったら…出てってッ」

 顔を真っ赤にして春海は俺を睨みつける。その気の強そうな瞳は小さい頃から変わらない。昔から「可愛い子」だと近所でも評判だったが、最近は顔も細くなってキレイになったという気がする。
 誰かのオンナになっちゃうんじゃないかって、秘かに気を揉んでいた俺だ。
 その白い腹を、指でなぞってみる。

「んっ」

 くすぐったそうに春海は顔をしかめる。そしてすぐに「触んな、バカ」と口を尖らせる。

「俺に触られると、お前はすごく気持ち良くなる」
「あッ…やっ!? なんで、あっ、あっ、ダメ、やだッ! あぁ!」

 腹をちょっとつついただけで、春海の肌がビクンと震える。太ももと、胸も、つついただけで面白いくらいの反応を見せてくれた。
 女の身体も、俺は自由に操れるんだ。どんな女も、俺の超能力でメロメロにしてやれる。
 俺は春海のブラジャーの後ろに手を差し込んだ。想像してたより簡単にホックは外れる。カップの下の肉が、ふにゃって少しだけ横に広がった。そのままゆっくりカップを取り除く。おぉ、これが春海のおっぱいか!

「やめて…バカぁ」

 すでに俺に触れられる快楽に蕩けかかっている春海の抵抗の声は、むしろ甘い喜びすら含んでいるように聞こえて俺の興奮をあおった。幼なじみの白くて丸いおっぱいの先端は少し固そうに張っている。
 俺はそれを両手で鷲づかみにした。

「あああぁぁッ!?」

 春海はいよいよ大声を上げてよがる。俺はその反応が楽しくておっぱいを揉みまくった。
 すげえ。俺、平日の朝っぱらから隣りんちの女のおっぱい揉んでる。昨日までなら単なるズリネタでしかなかったようなシチュが、今、目の前で現実のものになってるんだ。
 俺ってすごい。本物の超能力者だ。
 さっさと童貞なんて捨てちまって、この力で世界中の女を抱きまくろう!

「春海、お前は処女か?」
「ん、あっ、なんなの、もうっ、あんたなんかに、関係、なっ、あっ、あっ、揉むなって、もう、あっ」
「処女なら黙って頷け。処女か?」
「あっ、んっ、んっ、んっ…」

 顔を真っ赤にして春海は頷く。イエス!

「よし、お前の処女は俺が貰った。お前の最初の男は俺だ!」
「やっ! そんなの、絶対、やめ、てぇ!」

 つべこべうるさい春海のパンツを一気に脱がす。陰毛と女のアソコ。男の前で晒すのは初めての体だ。
 春海、バージン最後の裸体!

「やめっ…お願い、やめて…!」
「心配すんな。喜べ、俺も童貞だから」

 俺はパンツを下げてすっかり固くなった自分のを解放する。春海は短い悲鳴を上げて目を逸らす。
 陽平、童貞最後のボッキ!

「入れるぜ」
「やだ、やだやめ…ッ」

 濡れそぼったソコはぬるぬると滑って照準が狙いづらいが、足を思いっきり広げさせて体重を乗せると、ぬるりと先端だけ埋まった。

「んんんーッ」

 春海はビクッと体を仰け反らせる。

「別に痛くねえだろ? 先っちょ入っただけだから、もうちょっと待ってろ」
「やだ…もうやだ…お願い、ゆるし…!?」

 俺はさらに体を被せて、チンポが逃げないように手を添え、一気に腰を進めた。

「はぅ! ああぁぁぁッ!?」

 ズクズクって中を切り開く感触がして、俺のがずっぽり春海の中に埋まった。

「あ……あっ……」

 白目をひっくり返して、息も絶え絶えに喘ぐ春海。痛みと、俺に体の中まで触れられている快感で、意識がぶっ飛びそうなんだろう。
 そこまではいかないけど、俺の感じている気持ちよさも相当なものだった。これがマンコの中か。すげえよ。俺のチンポにぴったりと張り付いてきてヒクヒク震えてる。なんだよ、この一体感。これがセックスか。俺は童貞捨てたのか。なんか、すっげぇ感動!

「春海! 春海!」
「いやぁぁッ、はぁッ、はぁぁぁッ、あぁ!」

 がむしゃらに腰を動かして、春海の身体を抱きしめる。春海は俺の動きに合わせて、すげぇエロい声で叫ぶ。
 俺は春海とセックスしてる。幼なじみと処女と童貞のセックスしている。すごいよ、俺。あのナマイキな春海が俺にチンポ刺されてよがってる。
 これでもう春海は俺の女だ。コイツの処女を奪ったのは俺だ。

「春海っ、んんっ、んぶっ、ちゅぶ、ちゅぶっ」
「んんっ…! んぐっ、んっ、んぐっ、ちゅぶ、えろぉ…」

 春海の唇を吸って、舌を突っ込んで、唾を飲ませる。息苦しそうに春海は俺の舌に触れ、喉を鳴らして俺の唾を飲み込む。

「あぁッ! 陽平! 陽平!」

 興奮しすぎて、目の奥がチカチカしてくる。セックスは気持ち良くて気分がいい。どんな生意気な女も、俺に抱かれれば気持ちよがって喜びの涙を流す。すごく支配的な気分になれる。
 俺はやるぞ。春海だけじゃなく、世界中の女とやりまくってやる。

「出すぞ、春海! お前の中に出すぞ!」
「あ、いやぁ! 中は、ダメ! 妊娠しちゃ、うぅ!」
「春海、お前は俺の奴隷だ。チンポ大好きメス奴隷だ。俺の精液をたっぷり飲み込んで喜ぶ淫乱奴隷だ。いいな!」
「あぁッ、私は、陽平さまのメス奴隷です! どうか、どうか陽平さまのチンポから出る精液をたっぷり注ぎ込んで、私の淫乱マンコを孕ませてくださいぃぃ!」
「あ、いやまだ妊娠は勘弁な。ボテ腹あんまり趣味じゃないし」

 俺は超能力を遺憾なく発揮し、妊娠を禁止する。

「はあぁぁぁッ!? あぁ! よ、陽平さまぁ! イク、イクぅ!」

 春海の中に、思いっきり射精する。グッ、グッと中に押し込むようにして、膣の一番奥に俺の精液をなすりつける。妊娠はしないように命令したので、今後も中出しし放題。俺という男の味を徹底的に春海に染みこませてやる。
 コイツは今日から、俺専用マンコその1だ。

「おい、ちゃんと後始末しろよ」
「ふぁい…んっ、んぶ、んっ、ちゅぶっ」

 春海の髪を掴んで俺のを咥えさせる。目を蕩けさせたまま、春海は俺のを飲み込み、喉を鳴らしながら舌を絡ませてきた。
 幸せそうな顔して、あのナマイキだった春海が俺のチンポをしゃぶっている。なかなか気分のいいもんだ。またムクムクと第2ラウンドの鐘を鳴らそうとする我が相棒。
 だが、せっかくの超能力なんだから、もっともっといろんな女と楽しもうぜ。

 次は学校だ!



 CM明けのスタジオは、本番とはいえプロたちの慣れた雰囲気で、さほどの緊張感は感じられなかった。

「はい、それでは今日はスペシャルなゲストに来ていただいてるということでですね、このコーナーに行ってみたいと思います」
「はい」

 蝶ネクタイの男が隣のキャスターと笑顔を交わし、毎朝、どこかのチャンネルで行われているコーナー名をテロップとともに流す。

「陽平さまの、『今日の穴、どんなアナ~』ということでですね、なんと今日の穴は、当番組のメインキャスター、高平アナウンサーなんですねえ」
「あっ、あっ、あぅんっ、みなさま、ごらんください! 陽平さまのおチンポ、私の穴にぶっすり刺さってますぅ!」

 メイン席に座る俺の上に、カメラを向いて跨る高平アナが、俺のを咥えた腰を揺すりながら笑顔を浮かべる。

「高平アナが陽平さまの穴になるのは今月2回目ということなんですがぁ、今回はちょっと趣向を変えていまして、後ろの穴を使っているんですねえ」
「んっ、んっ、はい、そのとおりです! 私も初めてで緊張したんですが、ローションを使うと、意外と、スムーズにですね、ズブズブ入っちゃうので驚きましたぁ!」
「生田アナもお手伝いしたんですよね?」
「はい。私は陽平さまのおチンポをおしゃぶりしたのと、高平アナの穴にローションを塗る手伝いをさせていただきました」
「え、ホント。ちょっと指嗅がせてくれる?」
「やだあ、もう、犬塚さーん」

 大仏みたいなジジイが変態じみたことを言って、スタジオが爆笑する。
 俺はそういうのは完全に無視して、ピストンのペースを上げる。

「どうですか、高平さん。後ろの穴は初めてというお話でしたが?」
「はいっ、最初は、やっぱり抵抗もありましたけど、んっ、でも、入れていただくと自分でも新世界って、いいますか、まったく新しい感覚なのに、ずっと前からこれを待ってたみたいな、んっ、素晴らしい朝を迎えた気持ち、ですぅ!」
「なるほどー。でも、そんな高平アナなんですがぁ、じつは恋人がいらっしゃるんですよね?」
「もー、テレビで言わないでくださいよぉ」
「じつは、モニターが繋がっています。高平アナの恋人、ミュージシャンのポンカンさんです。ポンカンさーん!」
「……どうも」
「うっそぉ!」

 わざとらしく高平アナは口に手を当てて驚いた表情を見せる。
 じつはリハまでやってるんだがな。

「いかがですか、恋人が朝のテレビでアナルを犯されてるのをご覧になって?」
「斬新な気分ですね」
「もー、なんで出てきちゃうのぉ?」
「高平アナも恥ずかしがってるようですが、恋人として、彼女に一言」
「今度、俺にも使わせろよ」
「あははっ、もう、バカ」
「さて、ポンカンさんは今週新曲を発表されたそうで。それがなんと、陽平さまの夜の番組、『勝ち抜き彼女』のエンディングテーマに選ばれたとか」
「おー、あの深夜放送にも関わらず、視聴率30%を越える超人気番組ですよね?」
「毎週、街角でスカウトされたカップル8組の彼女の方が、下着審査や陽平さまの好みでランキングされて、最終的にエッチまでされた彼女の彼氏に賞金200円が贈られるという番組なんですが、とにかくもう、その辺を歩いてる素人娘たちのあられもない格好とエッチがモザイクなしで楽しめるとあって、世のお父さんたちや非リア充のみなさんに大人気の番組なんです」
「先週の中学生の子、可愛かったですよね~。しかも処女だったし。ウヒ!」
「ではさっそく聞いていただきましょう、ポンカンさんの新曲で『君がNTRの夏』どうぞ!」

 切ない系のフォークソングが流れる中、俺の興奮も徐々に上がってきて、スクール水着(言い忘れたけど、チャンネルごとに女子アナの制服は決まっているのだ)を胸元もはだけさせ、おっぱい丸出しにして床に手をつかせる。

「おおっ、盛り上がってまいりましたね!」

 大仏みたいな男がはしゃぐ中、キャスターテーブルをどけさせ、俺と高平アナの結合している尻がカメラによく見えるように横を向く。

「あっ、あっ、あっ、あっ」

 歌に合わせて尻をパンパンと叩き、高平アナもカメラに向かってよがり顔を見せて喘ぐ。カメラの横では、ADが次のカンペを出して手を回していた。
 くそ、もう時間がないのか。次のコーナーは潰すわけにはいかないのに。
 高平アナの尻に食い込む俺の指。熱くなっていく股間。尻から飛び散るなんかの液体。ヒートアップしていく俺らの交尾に、スタジオも息を呑む。

「あっ、あっ、あっ、イキます! イッちゃいます!」

 徐々にカメラが高平アナの顔にズームアップ。そして、絶頂に達した彼女が叫ぶ。

「CMのあとは、今日の犬っコロですぅぅぅ!」

 犬っころのような格好で、高平アナは潮を吹いて絶叫する。癒し系のこのコーナーは、俺も毎朝楽しみにしているのだ。犬、かぁいい~。

「ほら、もっとそこに舌をチロチロさせて」
「ふぁい…ん、れろ、れろ、れろ…」
「おつかれさまでした~」

 無事に番組も終了して、お天気キャスターの子に掃除フェラさせている俺に、ディレクターが近づいてくる。

「いやぁ、今日もすばらしいエッチをしていただいて、ありがとうございました。高平も「アナルから天国が生まれるかのようでした」と申してました」
「まあ当然だな」
「それで、あのー、今後のコーナーの予定なんですが」
「あぁ、また気が向いたときに気が向いたアナを犯しにくるぞ。前からそうだろ?」
「ええ、ええ、そうなんですけど、まあ、女子アナも仕事しながら犯されるのは大変と申しますか、その、負担といいますか、もちろん、好きなときに好きなだけ犯す権利が陽平さまにはございますけど、たとえばニュース番組などでは、ちょっと……」
「何が言いたいんだよ?」
「つまりその、アナでもタレントでも、指定してだければ、担当番組以外の枠で彼女たちを犯す番組をそれぞれの局で設けて、まあ、例えば深夜放送などでどうかと、陽平さまに伺いする方向で…いえ、他局の方から、そういう形式が良いんじゃないか、という話が持ち上がりまして」
「めんどくせぇな」
「はっ、もうしわけありません」
「俺がいつ、どこでどのアナを犯すのかわからないところが面白いんだろ。何言ってんだよ」
「いや、返す言葉もございませんが……ですが、その……」

 ゴチャゴチャとうるさいディレクターに、俺は超能力を発揮する。

「いいから、俺の言うとおりにしろ。それが最高に面白い番組で、お前らはそのために働いてるんだ。わかったな?」
「……はいっ、ありがとうございます!」

 目をとろんとさせて、ディレクターは仕事に戻る。
 まったく、大人はいろいろと細かいことに口うるさい。ついでに、同じ命令を超能力で全局の制作担当者たちに与える。お前らの都合なんて知ったことか。俺は犯したいときに犯したい女を犯す。それがテレビとかネットとか、みんなの見ている前なら、なお最高だ。

「春海」
「はい、陽平さま」

 俺はマネージャーの春海に命令して、カメラとPCを用意させる。今からネット生放送で、このお天気お姉さんを犯してみようと思う。
 視聴人数が多すぎて鯖落ちさせること数回。とうとう俺専用チャンネルとして独立したアカウントで、俺は「仕事明けのお天気お姉さんを犯してみる」とタイトルを打ち込んだ。
 四つんばいにしたお姉さんの顔をアップで、後ろから突かれているところを生で放送する。よがり狂うお天気キャスターのアヘ顔は、あっというまにコメントで埋まった。
 ちなみに、今日も1日快晴だってさ!

「そろそろ学校へ行こうか」

 リムジンの後部座席で春海を座位で抱きながら、運転手に学校行きを命令する。テレビ局を発進したリムジンは、ゆっくりとハンドルを切って母校へと向かう。

「どうだ、春海。今日の俺のチンポは?」
「ひゃ、ひゃい、今日も、最高のおチンポです! 陽平さまのおチンポ、美味しいです!」

 あの日、一番最初に犯して淫乱奴隷になれと命令して以来、俺の忠実なシモベとなった春海。昔はいつもツンツンしてた生意気な幼なじみも、今や24時間俺のチンポのことばかり考えている淫乱牝豚だ。ポニーテールを揺らして、でかい尻を俺の膝の上で振っている。
 あれから半年くらいか。この尻も、男の味を知ってからちょっとでかくなった気がする。処女だった春海は、俺に抱かれることでいやらしい体に成長し、そして身も心も俺に捧げて夢中になっている。
 じつは俺も、コイツのこと意識してた時期があった。
 中学に上がったあたりから、春海は男子にモテるようになった。周りからそういう評判を聞くようになり、俺も遅まきながらコイツが美少女だと気づいて、そうなると幼なじみであることが誇らしいというか、妙に照れくさくなったり、なんだか勝手に「俺の嫁」みたいに錯覚しちゃってたこともあったんだ。
 でもコイツはそれを知ってか知らずか、徐々に俺を避けるようになり、別々の高校に上がってから、本当に疎遠な関係になっていたんだ。
 まあ、リアルの幼なじみなんてそんなものかと、俺は諦めてたけど、まさかそれがこんな形で手に入るなんてな。

「陽平さま、んんっ、陽平さまぁ~ん」

 唇に貪りつき、ヨダレを流し込むように俺を求める春海は、芸能人でも行きずりの美女でも好きなだけ抱けるようになった今となっては、もう俺の中でも抜群にイイ女ってわけではなくなったが、幼なじみという思い出補正もあって、やはり特別な執着があった。なので、彼女には俺のそばにいる権利を与えている。
 要するに秘書っていう名の小間使いだ。
 俺のことを避けてた春海を、俺の言いなりにしてそばに仕えさせているのは、俺的にもかなり気分が良かった。そして、俺のことを避けてきた恨みを、こんな形で返すこともできるしな。

「春海、そろそろお前の学校に着くぞ」
「ええ? でも、私は、まだ……」

 イク寸前だった春海は、いいところで動きを止められたことに戸惑いを見せる。
 しかし俺はそれを無視して車も止めさせる。春海は生意気にも俺よか偏差値の高い私立に通っていた。その校門前に車をつけて、俺はまだ膝の上で濡れた尻を振っている春海を、車の外に突き飛ばす。

「きゃあッ!?」

 コロンと転がってノーパンの尻を丸出しにする春海。何人か校門前にいた生徒たちも、驚いて立ち止まった。

「よし、行け」
「ま、待ってください、陽平さま! もう少し、もう少しだけお慈悲を───」
「じゃあな、しっかり勉強しろよ」

 すがる春海をシカトして、俺は車を発進させる。腰が抜けた春海は追いかけてくることもできず、悲痛な叫び声を上げる。

「行かないで! もっと、私におチンポを~ッ!」

 あぁ、面白ぇ。あの春海があんなバカになってまで俺を欲しがる姿なんて、想像したこともなかったぜ。
 あとでまた、どんな風にイジメてやろうかな。

「おはようございます、陽平さま!」

 俺の学校に着くと、校門前には久遠先輩と吉嶋先輩を先頭に、60名の奴隷女生徒たちが整列して俺を迎える。そして、教室の窓から国内はおろか海外から選りすぐった同年代の美少女たちが手を振って俺を出迎えてくれた。

 うちの高校は、今年度から女子校になった。
 男子はどっかに転校させて、ついでに興味のない女子どももどっかにやって、近くのマンションもついで乗っ取り、全寮制の女子校に改造してやったのだ。
 教師も当然、美女ばかり。制服は相変わらず下半身裸体。
 先日、学校名も変更した。ここは陽平大奥高校。略称はヨウオク。俺の認めた美少女しか入学できない、現代の後宮なのだ。

「おはよう、諸君」

 俺が片手をあげて軽く挨拶するだけで、黄色い悲鳴が沸き上がり、何人かの生徒は失神してしまう。スウェットにつっかけサンダル姿の俺なのに、まるで来日したばかりのスターみたいに猛烈な歓迎っぷりだ。

「陽平さま。ご登校、おつかれさまです。先にお風呂になさいますか、それとも朝食になさいますか?」
「メシにしよう。今日はパンが食いたい」
「はい、そうおっしゃるかと思い、焼きたてのクロワッサンを取り寄せてあります。厨房には、陽平さまがお席につくタイミングに合わせて卵を焼くように指示しておりますので、まっすぐ食堂へお向かいください」
「うむ」
「陽平さま、今朝のテレビ観ました。とても男らしくて…大胆なエッチでした」
「おう。あとで吉嶋のアナルも犯してやるよ」
「ふふっ、楽しみにしてます」
「……あの、陽平さま……」
「わかってるよ、久遠もな」
「あは、ありがとうございます!」
「ったく、ゆりっぺの甘えん坊は直らねぇな」
「ふーんだ。ユキちゃんだって、昨夜は寝言で「陽平さま~」って言ってましたのよ」
「なっ!? ウ、ウソつくなよーッ」
「こらこら、俺を挟んでイチャつくなって」

 左右から俺の両腕を絡めて身を寄せてくる2人は、金色首輪の奴隷天使となって以来、元の親友(というかそれ以上の関係)に戻って、2人仲良く学校の代表として俺の大奥を統括してくれている。
 これでも一応、頼りになる2人だった。

「グッドモーニン、マスター!」
「ヨーヘイ、オハヨ! アイシテル!」

 校舎の中に入ると、金髪の少女たちが俺に絡みついてくる。たぶん北米か南米クラスの子たちだ。
 さらにオセアニアクラスもアジアクラスの子たちも便乗して集まってきて、玄関前はちょっとした騒ぎになる。

「ちょっと、あなたたち。また勝手に教室を抜けだして!」
「陽平さまは朝食に向かうところだよ! みんなは授業があるでしょ!」

 世界中から美少女を集めてきたおかげでワールドワイドになった俺の大奥なのだが、風習も文化も違う連中が集まると、学校内もかなり自由な雰囲気になってしまった。
 あと文化の違いというより、単純にまだ世間を知らない選りすぐりの美少女ばかりとなれば、当然それぞれにライバル意識もプライドも高く、俺の愛を巡って、こんな風に毎朝大騒ぎになるのだ。
 
「仕方ないわね……『ストップ』!」
「ッ!?」
「ソンナ……チョット挨拶のキスしただけダヨ……」
「ダメよ。陽平さまへのキスやペッティングが許されるのは、陽平さまが許可を与えたときだけです。ここは日本なのですから、女性はたしなみを持って行動しなければなりません」
「……ユリコもユキも、ヨーヘイにくっついてる……」
「うるさい。あたしたちは特別なの。な、ゆりっぺ?」
「ね、ユキちゃん」

 彼女たち2人には、『ストップ』の権利を与えている。
 この学校の生徒ならば、彼女たちのストップにより、体は一切動かなくなる。暴走しがちで、時には教室間紛争にまで至る多国籍学校を束ねる以上、多少の武力は必要なのだ。
 というようなことを彼女たちに要望されて、俺は彼女らにこのような特権を与えてやった。

「それじゃ、罰だよ。お尻こっちに向けて」
「うう……」
「えい!」

 ピシリ、と北米クラスの真っ白い尻に、久遠先輩のムチが走る。

「陽平さまにご迷惑をおかけしたこと。私たちの制止に逆らったこと。あなたたちはムチ打ち2回とします」

 赤くとてもいやらしいムチのあとが2本ずつ、彼女たちの尻に走る。他のクラスの子たちは1本ずつだ。
 ムチも彼女たちを始めとする金色首輪の天使組だけが所持を許されている。学校は彼女たち陽平クラスを代表するメンバーによって統制され、平和に運営されているのだ。

「それでは、食堂へどうぞ」
「うむ」
「キャッ!?」
「アン!」
 
 でもまあ、涙目の子たちがあんまり可哀想だったから、痛々しいお尻を撫でてやってから俺は食堂へ向かった。
 久遠先輩たちも、優しい目をして微笑んでいる。

 メシを食ったあとは、各クラスの授業参観だ。今日はアジアクラスをお邪魔することにした。

「イラッシャイマセ、陽平サマ!」

 顔立ちも肌の色も異なる少女たちだが、みんな同じ制服に身を包み、下半身を裸にして瞳を輝かせていた。国籍も民族もバラバラだが、みんな俺の奴隷ということでまとまっている。
 世界は一つ。俺の奴隷。

「それじゃ、とりあえずフェラからな」
「ハイ!」

 まずはフェラから始めるのが俺のお約束。そのへんのことは知り尽くしているクラスのみんなは、クラス委員長のフェイリンを先頭にして、教卓の上でパンツ下ろして待ってる俺の前に整列する。

「陽平ご主人様。貴方を敬愛する奴隷である私たちが、心を込めてご奉仕いたします。どうか至らぬときは遠慮なくお叱りください。その代わり、上手くできたときはお褒めの言葉をいただきたく、お願い申し上げます」
「うむ」

 きっちりと、まるで練習してたかのように滑らかに恭しく叩頭するフェイリンに、俺は鷹揚に頷き返し、早くせよと言わんばかりに剛直を主張する。
 フェイリンは頬を赤くして、「まるで天を衝く龍のようです」と、そっと両手を添えて祈るよう顔を下げる。
 そして、ネトッと舌を絡ませてくる。
 瓜実のような輪郭に、スッキリとした目鼻立ち。上品な家庭に生まれた少女だが、その舌は意外と長く、生来に器用な子なのか、大胆によく動いた。
 小さな口をすぼめて、舌だけを伸ばして俺のを愛撫する。簡単にくわえ込んだりしない。舌だけで丹念に俺を悦ばせることに執着し、そして、それを極めたといってもいいレベルで愛撫してくれる。
 チロッ、チロッと裏スジが強めに刺激される。尿道あたりをベロベロと高速で舐め回す。よくこんなに動くもんだと感心するくらい、休みなく工夫された動きで俺のを高めていく。
 もちろんトップバッターだから、俺を最後までイかせたりしない。寸前で微妙に動きを緩くして、俺が収まるのを待っている。広いおでこの上目遣いが可愛いといつも思う。

「…いいぞっ、フェイリンはさすがだな」

 俺が頭を撫でてやると、行儀正しいフェイリンが、子どもみたいな顔して微笑む。
 そして、後ろの子にバトンタッチ。褐色の肌をした女の子だ。

「シ、シアンです……ヨロシクお願いデス」
「うむ」

 シアンは、まだ編入されて間もない子なのか、よくあるご奉仕活動なのに緊張した様子だった。不器用そうに俺のを両手に掴むと、バクっと思い切って咥えてきた。
 俺の表情を伺いながら、自信なさげにゆっくりしたリズムで顔を前後に動かし始める。そしてそのまま、ずっと同じ動きを続けている。
 単調で味気ない奉仕だった。しかし、俺が叱るよりも早く、フェイリンが吊り目がちな目を光らせる。

「シアン、ダメ。それじゃ陽平ご主人様は嬉しくない」
「ふぇ?」
「顔を引くときは、もっと強く吸う。口の中でも舌は動かさないとダメ。手も怠けさせないで、シコシコかクリクリ。それ絶対」
「ふ……吸って、シコシコ? クリクリ?」
「こうする」

 シアンから一旦俺のを奪って、パクリとフェイリンはくわえ込んだ。そして、ズズズと音がするほど強く吸ったかと思えば、頬の肉がグニグニ動くほど俺のを擦りつけ、舌を出して絡ませ、なおかつ指で根元をしごいたり袋の下をクリクリをイジったり、先ほどとはまたうって変わったテクニックを披露してみせた。

「オオー」

 シアンも、その後ろにいた女の子たちも思わず歓声を上げる。俺も油断するとあっという間に出してしまいそうだから、グッと歯を食いしばって我慢した。
 フェイリンは、照れくさいのか頬を赤くして、しかし真面目な表情は崩さないままシアンと後ろの子たちに向かって、俺のチンポを握りながら演説する。

「陽平ご主人様は世界中の女を抱いてる。私たちはもっと勉強して、私たちにしかできないやり方でご主人様を悦ばせなければならない。今のは基本。出来て当たり前。これくらい出来なければ他の教室とは戦えない。私たちは、欧米よりも、日本の首輪女たちよりも、陽平ご主人様を悦ばせる生徒になる。そうでなければ、この学校で生きていく意味はない。違うか?」

 シアンも、他の子たちも、フェイリンの言葉に神妙に頷いている。正直、そこまで気合い入れなきゃならないことかとは思うが、俺のことを思ってのことだから、気の済むようにやらせておくことにする。
 俺は俺が気持ち良ければそれでいいのだ。

「シアンは、張り子で練習する」
「ハイ!」
「陽平ご主人様。次の子にやらせてもよいですか?」
「うむ」

 各教室には、俺の陰茎の形をしたプラスチック模型が置いてある。シアンはそれを持って、俺の横に跪いて咥える練習を始めた。
 次の子が前に出る。後ろに髪を結んだ真面目そうな子だ。
 だが、その眼はフェイリンの情熱に当てられたのか、激しく燃えていた。凄まじい奉仕熱だった。

「フェイリン、ワタシのも見てホシイ。ダメなとこ教える」
「わかった」

 次の子は、パクリと咥えるとバキュームのように俺のを吸い込み、舌も手も優しく動いた。さっきのフェイリンと同じことをしてみせた。
 しかしフェイリンは、顔を厳しくする。

「基本は出来て当たり前と言った。お前の工夫がない」

 俺のを咥えてた子は、顔を赤くして、そのまま逡巡しているようだった。
 しかし、やがて意を決したように、おもむろに上半身の制服をたくし上げると、驚く俺とフェイリンの見ている前で、その小さく尖った乳房の先端を俺の先端に押しつけ、クリクリとマッサージを始めた。

「おほ」

 可愛らしい少女の扇情的な奉仕光景と、そのくすぐったさに思わず声が漏れる。
 フェイリンも頬を緩ませ、「それ面白い」と笑った。

 そんな感じでひとしきりフェラ奉仕を楽しんだ後は、みんなで乱交だ。
 体つきも肌の色も、抱いたときの反応もいろいろだ。
 アジアは広い。世界はもっと広い。だが、俺に抱かれてしまえば同じだ。心の底から快楽に溺れて、夢中になって腰を振り、俺への愛で幸せになる。

「あぁッ、あぁーッ! 陽平、ご主人様ァ! ご主人様ァーッ!」

 あの生真面目なフェイリンだって、ご覧の通り、誰よりも大きな声を出してよがり狂ってる。
 机に手をついて、夢中になって尻を振り、やがて絶頂に達して崩れ落ちるフェイリンを、他にも多数の女子が失神している床に並んで寝かせる。そして今度は、机の上で仰向けになって足を広げるシアンの方へ向かった。

「陽平サマ……シアンは、もっと勉強して、陽平サマのイチバンのペットになる」

 自信なさげだった彼女にも、明確な目標が生まれて、その瞳にも強い光が宿っていた。
「あぁ、がんばれ」と、優しく激励を与えて、俺はズッコンバッコンとシアンを犯した。

「はひゃぁ!? ひゃあ! あぁ! ひぃああぁぁ!」

 それじゃ、昼は南米クラスで遊ぼうかな。
 真面目で熱心なアジアや日本もいいんだけれど、やっぱりエッチは明るくだよね。
 今日も存分に我が生徒たちの奉仕を楽しみ、俺は学校をあとにした。

 米空軍より寄贈を受けたV-22が東京上空を旋回する。
 本当はもっと高速の戦闘機が欲しいところだが、都内ではなかなか滑走路が確保できないし、俺の体力的にも距離的にも通学に利用するにはハードすぎるので、垂直離着陸の可能な本機を俺のチャリ代わりに使うことにしていた。
 多少は俺も操縦を覚えたが、まだ離着陸は難しいので、そこは同じく米空軍より寄贈を受けた美人パイロットに任せることにする。

「OK、タッチダウンよ、マスター」
「サンキュー、アリシア」

 金髪のパイロットにキスをしてヘリポートに降りる。ここはスカイタワー屋上。最上階を住居に改造して、俺んちにしていた。
 屋上まで春海たちが迎えに出ている。俺は帰宅の接吻を秘書たちと交わしながら、暖かい我が家へと帰ってきた。

 360度パノラマの西側から、直射日光が俺のデスクを照らす。白い裸体で組み上げられた俺のチェアも、赤みがかった太陽のせいでオレンジ色に染め上げられていた。
 俺の帰宅を知ったときから椅子としてスタンバイしている彼女たちは、某集団アイドルチームの一つだ。
 かつて全員抱いてやろうと自宅に招いたのだが、衣装を脱がしてしまうと性欲そそる美少女はほんの一部で、あとは全然レベルの低い女ばかりでがっかりしたものだ。
 世界中を飛び回って、本物の美女、美少女を抱いてきた俺としては、彼女たちの「どこにでもいる女の子」レベルには、親近感どころか失望感しか抱けない。
 せいぜいアイドルよりも大道具係がいいくらいだろうと思い、彼女たちには交代で俺んちの家具をやらせている。
 右手の肘おきになっている尻をピシャリと叩いて、腰掛けた。
 肘あて及び背もたれには、この中でもレベルの高い子を担当にしている。背中に当たる胸の感触と、俺の手のひらで時々ビクンと震える尻やアソコの感触は、椅子の中でも一番大事なところだからだ。
 まあ、現役アイドルを椅子にするのはそれなりにいい気分だった。
 こんな奴らに騙されてCD10枚も買っちゃったのかと思うと、今でも口惜しいけど。

「陽平さま。政府より問い合わせが来ております」

 スーツ姿のお姉さんたちが、書類を手に報告を始める。
 彼女たちは政府より寄贈を受けた国家公務員たち。もちろん、容姿重視で俺の選んだクールビューティたちだ。
 別に国家レベルで権力者になるつもりはなかったが、俺の思いどおりにいろいろ動かしていくとなると、どうしても権力は持つ必要になる。まあ、世界中で好き勝手やってるんだから当たり前だが。
 この超能力は俺の気の向くままに使うためにある力だし、面倒なことは政治家とか官僚とかで勝手にやれと言ってるのだが、権力の好きな連中は、今日もしつこく俺にお近づきたがってくるのだ。
 
「先日、理事就任をお断りした国連が、今度は陽平さまに特別顧問の席ではどうかということで、調整に入りたいそうです」
「断る」
「アジア圏の各首脳が来日して、陽平さまを囲んだサミットを開催なさりたいそうです」
「断る」
「中近東の某国が、王族の会員制クラブで少女接待したいと内密に打診してきてます」
「重大な関心を持って前向きに検討していく」

 次々に上がってくる案件に適当に返答していく。今日も世界中からモテモテの俺だ。
 しかし全部の相手をしていたら俺の楽しむ時間がなくなる。だいたいの案件を蹴飛ばして、適当なところで本日の公務終了とする。

「あと各国に今月の奉納金を忘れるなと言っておけ。以上。風呂に入るぞ」
「はい」
「椅子、帰っていいぞ」
「はいッ!」

 仕事も終わったし、あとはお楽しみタイムだ。椅子係のメンバーは解体し、別れの挨拶代わりに新曲の1フレーズを俺の前で披露して帰っていく。難しい話のときは後ろに控えていた春海も、表情を明るくして服を脱ぎ始めた。
 クールビューティたちも脱ぎ始める。風呂係の美女たちも準備を始めて、俺の服を脱がしにかかる。
 総勢、28名の俺の世話係だ。全国から選りすぐっただけあって、非の打ち所もない美女軍団だ。彼女たちに比べたら、そこらのアイドルタレントも人間椅子みたいなもんだ。
 美しいものだけが俺のそばにある。この俺にふさわしいモノだけが。
 とても良い気持ちで彼女たちに服を脱がせてもらっていた。まさに王侯貴族の気分だ。
 しかし、ふと窓の向こうに汚れがついているのが気になった。
 鳥のフンか、あるいは接着に使った何かが垂れたのか、夕焼けに目立って影を落とすその汚れは俺の癪に障った。こう見えても俺、きれい好きである。

「おい、藤田ッ! 窓が汚れてるぞ!」

 隣の用具部屋に向かって怒鳴った。ゆっくりとドアが開いて、メイド服を着た女が現れる。
 かつての担任の藤田だ。俺の家でメイドとして働かせていた。
 もちろん、コイツに下した命令はそのままだ。俺の超能力に精神までは侵されていない。しかし、体は命令に逆らえない。
 彼女だけ正気を残したまま、俺のすぐそばで奉仕させていた。彼女が憂鬱そうに毎日働いている姿を見るのが、とても気分が良かったからだ。
 俺が窓の汚れを指すと、藤田は小さな声で「申し訳ありません」と呟いて、脚立を広げてその上に立った。
 メイド服の下から、Tバックの白い下着がよく見える。下着も当然、俺の指定だ。そして窓を開け、上空の強い風にスカートを靡かせながら、のろのろとした手つきで汚れを拭う。ますます尻が丸見えだった。
 かつての担任が、恥ずかしい格好で俺の命令に嫌々従う姿は、情欲をそそる。
 ムカつく教師だったけど、スタイルはかなり良いんだよなー。

「…終わりました」
「おう、ご苦労」

 藤田はうつむき、全裸で剛直をそそり立たせる俺から目を逸らす。

「それじゃ、お前にも仕事した褒美をやらないとな」
「…え?」
「机の上に手をついて足を開け」
「え、え、あっ、いやっ」

 心は拒んでも、体は抵抗できない。藤田は命令どおりの姿勢になって、俺に尻を向ける。短いスカートをまくり上げて、ヒモみたいな下着をずらして、俺の先端を押し当てる。

「いくぞ」
「…やっ…やめて、もう、本当に、お願い…」

 何度も俺に犯されて、俺が「やめて」と言われてやめる男じゃないことは十分承知のくせに、藤田は今日も懇願の声を震わせる。
 それが余計に俺を奮い立たせるって、いつになったら気づくんだろうな?
 遠慮無く、俺はまだ濡れてないソコに強引に割り入っていった。

「いやあああッ!」

 痛みで悲鳴を上げる藤田の中を何度も出し入れする。苦しそうな声を出す藤田も、徐々に中を湿らせてくちゅくちゅと音を立て始める。

「もう濡れてきたのかよ。ホント、せんせーはヘンタイだな」
「違っ、これ、違う…ッ」
「はいはい、黙れスケベー。みんな、このスケベに妊娠コールよろしくー」

 俺が手拍子すると、それに合わせて俺の取り巻き美女たちが妊娠コールを始める。盛り上がっていく俺の射精欲。フィニッシュを目指して腰の動きを速めていく。

「イクぞ!」
「うっ…う、う……」

 藤田の中にたっぷり出して、最後の一滴まで注ぎ込んでから抜き取る。どろりと濃い精液が、担任の膣の中から流れ落ちる。

「よーし、今日も藤田はシャワー禁止な。朝まで俺の精液を腹に抱えて寝ろ。明日はちゃんと仕事してくれよ、せんせー?」
「…うっ…うぅっ……」
「そんじゃ、俺たちは風呂に入ろうぜー!」

 今日も担任イジメて気分の良くなった俺は、美女たちを引き連れて下の大浴場階へ移動する。
 一度に全員入れる巨大風呂。夜景を眺めながらの乱交入浴が俺の楽しみだ。

「陽平さま、こちらへどうぞー」
「うむ」

 巨大マットの上に横になると、ローションと泡でヌレヌレになった少女たちが絡みついてくる。柔らかい体がくすぐったくて、ニヤけてしまう。イチャイチャと愛撫されたり挿入したりして遊んで、体を洗わせてからジャグジーへ。
 ローションプレイから泡風呂プレイへと贅沢な乱交を楽しんで、巨大浴槽に移ってまったりと夜景を楽しむ。
 洗い場で何人か失神してる女たちはいるが、残った女たちは俺の体をマッサージしたりドリンクを飲ませたり、甲斐甲斐しく俺の面倒を見てくれる。

「んっ、んっ、んっ、ぷはぁ」

 俺の股の間に顔を沈め、水中フェラしたり息継ぎしたり、忙しそうに奉仕しているのは春海だ。
 ホント、コイツってチンポ好きな。まあ、そういう女にしたのは俺だけど。
 春海が息継ぎしようとするタイミングで、頭を押さえつける。そのまま強引に何度も腰を突き上げて、春海の口に射精する。

「うぐっ、げほっ、ごほっ、げほっ……」

 顔を上げた春海の口から、俺の精液がだらりと垂れてお湯に落ちる。みっともなく鼻からお湯出してむせる春海に、俺は笑って頭を小突いた。

「ったく、しょーがねえなぁ、お前は。こぼさず飲めって言ってんだろ、バカ。ハハハッ」
「あ、あはは……。ごめんなさい、陽平さま……こほっ」

 追従の笑みを浮かべる春海と周りの女たち。俺が何をしようと彼女たちは喜び、幸福とする奴隷女たちだ。

 どこまでも幸せな毎日だ。
 見晴らしのいい場所を独り占めして、世界中の美女を独り占めして、権力を独り占めだ。

「そこに俺の像でも建てようか。世界一でっかいやつ」

 窓から見える夜景の向こうに、ライトアップした俺の姿を立たせよう。俺の権力を象徴し、東京の新しい名所となるだろう。

「すごーい」
「それ絶対に素敵です、陽平さま!」

 ついでに、俺の万博でもやって世界中の人間を集めようか。
 セックスとエロ遊びの祭典やって、新しい奴隷と世話係も選出しよう。派手な祭りになるぜ、きっと。
 女たちも歓声を上げて喜んでいる。適当な女を2、3人抱き寄せ、風呂の中でセックスを始める。

 最高の毎日だ。俺は王。世界は俺のもの。
 俺に不可能はない!

 ───ぐしゃ。

 ……変に胸騒ぎがして、目が覚めてしまった。
 全然眠れた気がしないし、なんだか体の調子もよくない気がする。
 なんだか最近、疲れてるのかもしれない。
 父さんも母さんも相変わらず入院中だし、そっちの面倒も家のことも一人でやらなければならないのだから、中学生の僕には荷が重すぎるんだ、きっと。
 お兄様が帰ってきてくれたら全部何とかしてくれるんだろうけど、そんなことを頼るわけにはいかないし。
 お兄様は、僕に任せたっておっしゃってたんだから。
 パジャマを着替えて、まずは日課のお兄様の部屋の掃除から始める。
 お兄様は忙しいみたいで、もう1年以上も帰ってきてないけど、いつ戻られてもいいように、僕は毎朝きれいに掃除している。
 弟として、当然の仕事だ。
 お兄様の部屋はプラモデルやフィギュアが多い。戦闘機と美少女が大好きで、1個1個磨いていくのは大変だ。それに、もしもキズ1つでも付けたらお兄様は激怒するので、細心の注意を払わなければならない。
 といっても、毎日やってるんだから、もう慣れたものだけど。
 それに、これをやってると心が落ち着くような気がする。お兄様の気持ちがわかるというか、今では1個1個のプラモにも愛着も湧いている。この作業は結構好きだ。
 寝起きのときの心苦しさも、もうなくなっている。今日もお兄様の部屋をきれいに掃除して、朝ごはんを食べて、学校に行って帰りに病院に寄って、いつもどおりの1日を過ごそう。
 お兄様の部屋のテレビをつけて、朝の報道番組を流す。7時のアナウンスが流れるまでは掃除の時間。僕は時間に正確だ。そういう几帳面なところは僕たち兄弟似ているって、昔、隣の春海姉ちゃんに言われたことがある。
 お兄様、元気にしてるだろうか。テレビではよく活躍を見てるし、お兄様が出ている番組は必ず録画しているから、元気なのはわかってるけど、やっぱりたまには直接お会いしてお話をしてみたい。
 今、スカイタワーの近くに建設されている『陽平像』は、来年の春には完成するし、それに合わせて陽平万博が大々的に開催されるそうだ。それが一段落したら、実家にも顔くらい出してくれるかもしれない。
 万博が始まったら、僕も行ってみようと思う。ひょっとしたら、お兄様にも会えるかもしれない。
 そんなこと考えながらF-2支援戦闘機を磨いていると、なんだかテレビが騒がしくしていることに気づいた。
 見ると、乳首のところに穴の開いたいつものスクール水着を着た高平アナが、涙を流して緊急ニュースを読み上げているところだった。

『テレビをご覧の皆様……ッ、最悪の、ニュースをお伝えします! 昨夜未明、スカイタワーの下で発見された転落死体の、続報です! 警視庁は、ついさきほど、DNA検査の結果、間違いなく私の……私たちの王、陽平さまだということを、発表いたしましたぁ!』

 絶叫のような声で泣き崩れる高平アナの後ろで、真っ赤な花のような映像が映される。
 緊急映像だからか、あるいはモザイク嫌いなお兄様への配慮なのか、上空から映されたアスファルトの上に、大きく弾けた血の跡と、飛び散った白い肉片が水風船を落としたみたいに広がっている映像が、はっきりと映し出されていた。

『繰り返し、お伝えします! 昨夜未明、ひぐっ、昨夜未明、スカイタワーの───』

 耳がキンキンして、テレビの音が聞こえなくなる。高平アナが何か喚いてるけど、僕には何にも聞こえない。
 お兄様のF-2支援戦闘機は僕の手から滑り落ち、片翼を折って床に不時着した。
 大事なプラモを壊してしまっては、お兄様にこっぴどく怒られる。
 僕は慌ててプラモを拾い上げった。そしてテレビで真っ赤な花になったお兄様を見た。それからプラモを見て、テレビを見て、プラモを見て───、わけがわかんなくなって、悲鳴を上げた。

< つづく >



 CM明けのスタジオは、本番とはいえプロたちの慣れた雰囲気で、さほどの緊張感は感じられなかった。

「はい、それでは今日はスペシャルなゲストに来ていただいてるということでですね、このコーナーに行ってみたいと思います」
「はい」

 蝶ネクタイの男が隣のキャスターと笑顔を交わし、毎朝、どこかのチャンネルで行われているコーナー名をテロップとともに流す。

「陽平さまの、『今日の穴、どんなアナ~』ということでですね、なんと今日の穴は、当番組のメインキャスター、高平アナウンサーなんですねえ」
「あっ、あっ、あぅんっ、みなさま、ごらんください! 陽平さまのおチンポ、私の穴にぶっすり刺さってますぅ!」

 メイン席に座る俺の上に、カメラを向いて跨る高平アナが、俺のを咥えた腰を揺すりながら笑顔を浮かべる。

「高平アナが陽平さまの穴になるのは今月2回目ということなんですがぁ、今回はちょっと趣向を変えていまして、後ろの穴を使っているんですねえ」
「んっ、んっ、はい、そのとおりです! 私も初めてで緊張したんですが、ローションを使うと、意外と、スムーズにですね、ズブズブ入っちゃうので驚きましたぁ!」
「生田アナもお手伝いしたんですよね?」
「はい。私は陽平さまのおチンポをおしゃぶりしたのと、高平アナの穴にローションを塗る手伝いをさせていただきました」
「え、ホント。ちょっと指嗅がせてくれる?」
「やだあ、もう、犬塚さーん」

 大仏みたいなジジイが変態じみたことを言って、スタジオが爆笑する。
 俺はそういうのは完全に無視して、ピストンのペースを上げる。

「どうですか、高平さん。後ろの穴は初めてというお話でしたが?」
「はいっ、最初は、やっぱり抵抗もありましたけど、んっ、でも、入れていただくと自分でも新世界って、いいますか、まったく新しい感覚なのに、ずっと前からこれを待ってたみたいな、んっ、素晴らしい朝を迎えた気持ち、ですぅ!」
「なるほどー。でも、そんな高平アナなんですがぁ、じつは恋人がいらっしゃるんですよね?」
「もー、テレビで言わないでくださいよぉ」
「じつは、モニターが繋がっています。高平アナの恋人、ミュージシャンのポンカンさんです。ポンカンさーん!」
「……どうも」
「うっそぉ!」

 わざとらしく高平アナは口に手を当てて驚いた表情を見せる。
 じつはリハまでやってるんだがな。

「いかがですか、恋人が朝のテレビでアナルを犯されてるのをご覧になって?」
「斬新な気分ですね」
「もー、なんで出てきちゃうのぉ?」
「高平アナも恥ずかしがってるようですが、恋人として、彼女に一言」
「今度、俺にも使わせろよ」
「あははっ、もう、バカ」
「さて、ポンカンさんは今週新曲を発表されたそうで。それがなんと、陽平さまの夜の番組、『勝ち抜き彼女』のエンディングテーマに選ばれたとか」
「おー、あの深夜放送にも関わらず、視聴率30%を越える超人気番組ですよね?」
「毎週、街角でスカウトされたカップル8組の彼女の方が、下着審査や陽平さまの好みでランキングされて、最終的にエッチまでされた彼女の彼氏に賞金200円が贈られるという番組なんですが、とにかくもう、その辺を歩いてる素人娘たちのあられもない格好とエッチがモザイクなしで楽しめるとあって、世のお父さんたちや非リア充のみなさんに大人気の番組なんです」
「先週の中学生の子、可愛かったですよね~。しかも処女だったし。ウヒ!」
「ではさっそく聞いていただきましょう、ポンカンさんの新曲で『君がNTRの夏』どうぞ!」

 切ない系のフォークソングが流れる中、俺の興奮も徐々に上がってきて、スクール水着(言い忘れたけど、チャンネルごとに女子アナの制服は決まっているのだ)を胸元もはだけさせ、おっぱい丸出しにして床に手をつかせる。

「おおっ、盛り上がってまいりましたね!」

 大仏みたいな男がはしゃぐ中、キャスターテーブルをどけさせ、俺と高平アナの結合している尻がカメラによく見えるように横を向く。

「あっ、あっ、あっ、あっ」

 歌に合わせて尻をパンパンと叩き、高平アナもカメラに向かってよがり顔を見せて喘ぐ。カメラの横では、ADが次のカンペを出して手を回していた。
 くそ、もう時間がないのか。次のコーナーは潰すわけにはいかないのに。
 高平アナの尻に食い込む俺の指。熱くなっていく股間。尻から飛び散るなんかの液体。ヒートアップしていく俺らの交尾に、スタジオも息を呑む。

「あっ、あっ、あっ、イキます! イッちゃいます!」

 徐々にカメラが高平アナの顔にズームアップ。そして、絶頂に達した彼女が叫ぶ。

「CMのあとは、今日の犬っコロですぅぅぅ!」

 犬っころのような格好で、高平アナは潮を吹いて絶叫する。癒し系のこのコーナーは、俺も毎朝楽しみにしているのだ。犬、かぁいい~。

「ほら、もっとそこに舌をチロチロさせて」
「ふぁい…ん、れろ、れろ、れろ…」
「おつかれさまでした~」

 無事に番組も終了して、お天気キャスターの子に掃除フェラさせている俺に、ディレクターが近づいてくる。

「いやぁ、今日もすばらしいエッチをしていただいて、ありがとうございました。高平も「アナルから天国が生まれるかのようでした」と申してました」
「まあ当然だな」
「それで、あのー、今後のコーナーの予定なんですが」
「あぁ、また気が向いたときに気が向いたアナを犯しにくるぞ。前からそうだろ?」
「ええ、ええ、そうなんですけど、まあ、女子アナも仕事しながら犯されるのは大変と申しますか、その、負担といいますか、もちろん、好きなときに好きなだけ犯す権利が陽平さまにはございますけど、たとえばニュース番組などでは、ちょっと……」
「何が言いたいんだよ?」
「つまりその、アナでもタレントでも、指定してだければ、担当番組以外の枠で彼女たちを犯す番組をそれぞれの局で設けて、まあ、例えば深夜放送などでどうかと、陽平さまに伺いする方向で…いえ、他局の方から、そういう形式が良いんじゃないか、という話が持ち上がりまして」
「めんどくせぇな」
「はっ、もうしわけありません」
「俺がいつ、どこでどのアナを犯すのかわからないところが面白いんだろ。何言ってんだよ」
「いや、返す言葉もございませんが……ですが、その……」

 ゴチャゴチャとうるさいディレクターに、俺は超能力を発揮する。

「いいから、俺の言うとおりにしろ。それが最高に面白い番組で、お前らはそのために働いてるんだ。わかったな?」
「……はいっ、ありがとうございます!」

 目をとろんとさせて、ディレクターは仕事に戻る。
 まったく、大人はいろいろと細かいことに口うるさい。ついでに、同じ命令を超能力で全局の制作担当者たちに与える。お前らの都合なんて知ったことか。俺は犯したいときに犯したい女を犯す。それがテレビとかネットとか、みんなの見ている前なら、なお最高だ。

「春海」
「はい、陽平さま」

 俺はマネージャーの春海に命令して、カメラとPCを用意させる。今からネット生放送で、このお天気お姉さんを犯してみようと思う。
 視聴人数が多すぎて鯖落ちさせること数回。とうとう俺専用チャンネルとして独立したアカウントで、俺は「仕事明けのお天気お姉さんを犯してみる」とタイトルを打ち込んだ。
 四つんばいにしたお姉さんの顔をアップで、後ろから突かれているところを生で放送する。よがり狂うお天気キャスターのアヘ顔は、あっというまにコメントで埋まった。
 ちなみに、今日も1日快晴だってさ!

「そろそろ学校へ行こうか」

 リムジンの後部座席で春海を座位で抱きながら、運転手に学校行きを命令する。テレビ局を発進したリムジンは、ゆっくりとハンドルを切って母校へと向かう。

「どうだ、春海。今日の俺のチンポは?」
「ひゃ、ひゃい、今日も、最高のおチンポです! 陽平さまのおチンポ、美味しいです!」

 あの日、一番最初に犯して淫乱奴隷になれと命令して以来、俺の忠実なシモベとなった春海。昔はいつもツンツンしてた生意気な幼なじみも、今や24時間俺のチンポのことばかり考えている淫乱牝豚だ。ポニーテールを揺らして、でかい尻を俺の膝の上で振っている。
 あれから半年くらいか。この尻も、男の味を知ってからちょっとでかくなった気がする。処女だった春海は、俺に抱かれることでいやらしい体に成長し、そして身も心も俺に捧げて夢中になっている。
 じつは俺も、コイツのこと意識してた時期があった。
 中学に上がったあたりから、春海は男子にモテるようになった。周りからそういう評判を聞くようになり、俺も遅まきながらコイツが美少女だと気づいて、そうなると幼なじみであることが誇らしいというか、妙に照れくさくなったり、なんだか勝手に「俺の嫁」みたいに錯覚しちゃってたこともあったんだ。
 でもコイツはそれを知ってか知らずか、徐々に俺を避けるようになり、別々の高校に上がってから、本当に疎遠な関係になっていたんだ。
 まあ、リアルの幼なじみなんてそんなものかと、俺は諦めてたけど、まさかそれがこんな形で手に入るなんてな。

「陽平さま、んんっ、陽平さまぁ~ん」

 唇に貪りつき、ヨダレを流し込むように俺を求める春海は、芸能人でも行きずりの美女でも好きなだけ抱けるようになった今となっては、もう俺の中でも抜群にイイ女ってわけではなくなったが、幼なじみという思い出補正もあって、やはり特別な執着があった。なので、彼女には俺のそばにいる権利を与えている。
 要するに秘書っていう名の小間使いだ。
 俺のことを避けてた春海を、俺の言いなりにしてそばに仕えさせているのは、俺的にもかなり気分が良かった。そして、俺のことを避けてきた恨みを、こんな形で返すこともできるしな。

「春海、そろそろお前の学校に着くぞ」
「ええ? でも、私は、まだ……」

 イク寸前だった春海は、いいところで動きを止められたことに戸惑いを見せる。
 しかし俺はそれを無視して車も止めさせる。春海は生意気にも俺よか偏差値の高い私立に通っていた。その校門前に車をつけて、俺はまだ膝の上で濡れた尻を振っている春海を、車の外に突き飛ばす。

「きゃあッ!?」

 コロンと転がってノーパンの尻を丸出しにする春海。何人か校門前にいた生徒たちも、驚いて立ち止まった。

「よし、行け」
「ま、待ってください、陽平さま! もう少し、もう少しだけお慈悲を───」
「じゃあな、しっかり勉強しろよ」

 すがる春海をシカトして、俺は車を発進させる。腰が抜けた春海は追いかけてくることもできず、悲痛な叫び声を上げる。

「行かないで! もっと、私におチンポを~ッ!」

 あぁ、面白ぇ。あの春海があんなバカになってまで俺を欲しがる姿なんて、想像したこともなかったぜ。
 あとでまた、どんな風にイジメてやろうかな。

「おはようございます、陽平さま!」

 俺の学校に着くと、校門前には久遠先輩と吉嶋先輩を先頭に、60名の奴隷女生徒たちが整列して俺を迎える。そして、教室の窓から国内はおろか海外から選りすぐった同年代の美少女たちが手を振って俺を出迎えてくれた。

 うちの高校は、今年度から女子校になった。
 男子はどっかに転校させて、ついでに興味のない女子どももどっかにやって、近くのマンションもついで乗っ取り、全寮制の女子校に改造してやったのだ。
 教師も当然、美女ばかり。制服は相変わらず下半身裸体。
 先日、学校名も変更した。ここは陽平大奥高校。略称はヨウオク。俺の認めた美少女しか入学できない、現代の後宮なのだ。

「おはよう、諸君」

 俺が片手をあげて軽く挨拶するだけで、黄色い悲鳴が沸き上がり、何人かの生徒は失神してしまう。スウェットにつっかけサンダル姿の俺なのに、まるで来日したばかりのスターみたいに猛烈な歓迎っぷりだ。

「陽平さま。ご登校、おつかれさまです。先にお風呂になさいますか、それとも朝食になさいますか?」
「メシにしよう。今日はパンが食いたい」
「はい、そうおっしゃるかと思い、焼きたてのクロワッサンを取り寄せてあります。厨房には、陽平さまがお席につくタイミングに合わせて卵を焼くように指示しておりますので、まっすぐ食堂へお向かいください」
「うむ」
「陽平さま、今朝のテレビ観ました。とても男らしくて…大胆なエッチでした」
「おう。あとで吉嶋のアナルも犯してやるよ」
「ふふっ、楽しみにしてます」
「……あの、陽平さま……」
「わかってるよ、久遠もな」
「あは、ありがとうございます!」
「ったく、ゆりっぺの甘えん坊は直らねぇな」
「ふーんだ。ユキちゃんだって、昨夜は寝言で「陽平さま~」って言ってましたのよ」
「なっ!? ウ、ウソつくなよーッ」
「こらこら、俺を挟んでイチャつくなって」

 左右から俺の両腕を絡めて身を寄せてくる2人は、金色首輪の奴隷天使となって以来、元の親友(というかそれ以上の関係)に戻って、2人仲良く学校の代表として俺の大奥を統括してくれている。
 これでも一応、頼りになる2人だった。

「グッドモーニン、マスター!」
「ヨーヘイ、オハヨ! アイシテル!」

 校舎の中に入ると、金髪の少女たちが俺に絡みついてくる。たぶん北米か南米クラスの子たちだ。
 さらにオセアニアクラスもアジアクラスの子たちも便乗して集まってきて、玄関前はちょっとした騒ぎになる。

「ちょっと、あなたたち。また勝手に教室を抜けだして!」
「陽平さまは朝食に向かうところだよ! みんなは授業があるでしょ!」

 世界中から美少女を集めてきたおかげでワールドワイドになった俺の大奥なのだが、風習も文化も違う連中が集まると、学校内もかなり自由な雰囲気になってしまった。
 あと文化の違いというより、単純にまだ世間を知らない選りすぐりの美少女ばかりとなれば、当然それぞれにライバル意識もプライドも高く、俺の愛を巡って、こんな風に毎朝大騒ぎになるのだ。
 
「仕方ないわね……『ストップ』!」
「ッ!?」
「ソンナ……チョット挨拶のキスしただけダヨ……」
「ダメよ。陽平さまへのキスやペッティングが許されるのは、陽平さまが許可を与えたときだけです。ここは日本なのですから、女性はたしなみを持って行動しなければなりません」
「……ユリコもユキも、ヨーヘイにくっついてる……」
「うるさい。あたしたちは特別なの。な、ゆりっぺ?」
「ね、ユキちゃん」

 彼女たち2人には、『ストップ』の権利を与えている。
 この学校の生徒ならば、彼女たちのストップにより、体は一切動かなくなる。暴走しがちで、時には教室間紛争にまで至る多国籍学校を束ねる以上、多少の武力は必要なのだ。
 というようなことを彼女たちに要望されて、俺は彼女らにこのような特権を与えてやった。

「それじゃ、罰だよ。お尻こっちに向けて」
「うう……」
「えい!」

 ピシリ、と北米クラスの真っ白い尻に、久遠先輩のムチが走る。

「陽平さまにご迷惑をおかけしたこと。私たちの制止に逆らったこと。あなたたちはムチ打ち2回とします」

 赤くとてもいやらしいムチのあとが2本ずつ、彼女たちの尻に走る。他のクラスの子たちは1本ずつだ。
 ムチも彼女たちを始めとする金色首輪の天使組だけが所持を許されている。学校は彼女たち陽平クラスを代表するメンバーによって統制され、平和に運営されているのだ。

「それでは、食堂へどうぞ」
「うむ」
「キャッ!?」
「アン!」
 
 でもまあ、涙目の子たちがあんまり可哀想だったから、痛々しいお尻を撫でてやってから俺は食堂へ向かった。
 久遠先輩たちも、優しい目をして微笑んでいる。

 メシを食ったあとは、各クラスの授業参観だ。今日はアジアクラスをお邪魔することにした。

「イラッシャイマセ、陽平サマ!」

 顔立ちも肌の色も異なる少女たちだが、みんな同じ制服に身を包み、下半身を裸にして瞳を輝かせていた。国籍も民族もバラバラだが、みんな俺の奴隷ということでまとまっている。
 世界は一つ。俺の奴隷。

「それじゃ、とりあえずフェラからな」
「ハイ!」

 まずはフェラから始めるのが俺のお約束。そのへんのことは知り尽くしているクラスのみんなは、クラス委員長のフェイリンを先頭にして、教卓の上でパンツ下ろして待ってる俺の前に整列する。

「陽平ご主人様。貴方を敬愛する奴隷である私たちが、心を込めてご奉仕いたします。どうか至らぬときは遠慮なくお叱りください。その代わり、上手くできたときはお褒めの言葉をいただきたく、お願い申し上げます」
「うむ」

 きっちりと、まるで練習してたかのように滑らかに恭しく叩頭するフェイリンに、俺は鷹揚に頷き返し、早くせよと言わんばかりに剛直を主張する。
 フェイリンは頬を赤くして、「まるで天を衝く龍のようです」と、そっと両手を添えて祈るよう顔を下げる。
 そして、ネトッと舌を絡ませてくる。
 瓜実のような輪郭に、スッキリとした目鼻立ち。上品な家庭に生まれた少女だが、その舌は意外と長く、生来に器用な子なのか、大胆によく動いた。
 小さな口をすぼめて、舌だけを伸ばして俺のを愛撫する。簡単にくわえ込んだりしない。舌だけで丹念に俺を悦ばせることに執着し、そして、それを極めたといってもいいレベルで愛撫してくれる。
 チロッ、チロッと裏スジが強めに刺激される。尿道あたりをベロベロと高速で舐め回す。よくこんなに動くもんだと感心するくらい、休みなく工夫された動きで俺のを高めていく。
 もちろんトップバッターだから、俺を最後までイかせたりしない。寸前で微妙に動きを緩くして、俺が収まるのを待っている。広いおでこの上目遣いが可愛いといつも思う。

「…いいぞっ、フェイリンはさすがだな」

 俺が頭を撫でてやると、行儀正しいフェイリンが、子どもみたいな顔して微笑む。
 そして、後ろの子にバトンタッチ。褐色の肌をした女の子だ。

「シ、シアンです……ヨロシクお願いデス」
「うむ」

 シアンは、まだ編入されて間もない子なのか、よくあるご奉仕活動なのに緊張した様子だった。不器用そうに俺のを両手に掴むと、バクっと思い切って咥えてきた。
 俺の表情を伺いながら、自信なさげにゆっくりしたリズムで顔を前後に動かし始める。そしてそのまま、ずっと同じ動きを続けている。
 単調で味気ない奉仕だった。しかし、俺が叱るよりも早く、フェイリンが吊り目がちな目を光らせる。

「シアン、ダメ。それじゃ陽平ご主人様は嬉しくない」
「ふぇ?」
「顔を引くときは、もっと強く吸う。口の中でも舌は動かさないとダメ。手も怠けさせないで、シコシコかクリクリ。それ絶対」
「ふ……吸って、シコシコ? クリクリ?」
「こうする」

 シアンから一旦俺のを奪って、パクリとフェイリンはくわえ込んだ。そして、ズズズと音がするほど強く吸ったかと思えば、頬の肉がグニグニ動くほど俺のを擦りつけ、舌を出して絡ませ、なおかつ指で根元をしごいたり袋の下をクリクリをイジったり、先ほどとはまたうって変わったテクニックを披露してみせた。

「オオー」

 シアンも、その後ろにいた女の子たちも思わず歓声を上げる。俺も油断するとあっという間に出してしまいそうだから、グッと歯を食いしばって我慢した。
 フェイリンは、照れくさいのか頬を赤くして、しかし真面目な表情は崩さないままシアンと後ろの子たちに向かって、俺のチンポを握りながら演説する。

「陽平ご主人様は世界中の女を抱いてる。私たちはもっと勉強して、私たちにしかできないやり方でご主人様を悦ばせなければならない。今のは基本。出来て当たり前。これくらい出来なければ他の教室とは戦えない。私たちは、欧米よりも、日本の首輪女たちよりも、陽平ご主人様を悦ばせる生徒になる。そうでなければ、この学校で生きていく意味はない。違うか?」

 シアンも、他の子たちも、フェイリンの言葉に神妙に頷いている。正直、そこまで気合い入れなきゃならないことかとは思うが、俺のことを思ってのことだから、気の済むようにやらせておくことにする。
 俺は俺が気持ち良ければそれでいいのだ。

「シアンは、張り子で練習する」
「ハイ!」
「陽平ご主人様。次の子にやらせてもよいですか?」
「うむ」

 各教室には、俺の陰茎の形をしたプラスチック模型が置いてある。シアンはそれを持って、俺の横に跪いて咥える練習を始めた。
 次の子が前に出る。後ろに髪を結んだ真面目そうな子だ。
 だが、その眼はフェイリンの情熱に当てられたのか、激しく燃えていた。凄まじい奉仕熱だった。

「フェイリン、ワタシのも見てホシイ。ダメなとこ教える」
「わかった」

 次の子は、パクリと咥えるとバキュームのように俺のを吸い込み、舌も手も優しく動いた。さっきのフェイリンと同じことをしてみせた。
 しかしフェイリンは、顔を厳しくする。

「基本は出来て当たり前と言った。お前の工夫がない」

 俺のを咥えてた子は、顔を赤くして、そのまま逡巡しているようだった。
 しかし、やがて意を決したように、おもむろに上半身の制服をたくし上げると、驚く俺とフェイリンの見ている前で、その小さく尖った乳房の先端を俺の先端に押しつけ、クリクリとマッサージを始めた。

「おほ」

 可愛らしい少女の扇情的な奉仕光景と、そのくすぐったさに思わず声が漏れる。
 フェイリンも頬を緩ませ、「それ面白い」と笑った。

 そんな感じでひとしきりフェラ奉仕を楽しんだ後は、みんなで乱交だ。
 体つきも肌の色も、抱いたときの反応もいろいろだ。
 アジアは広い。世界はもっと広い。だが、俺に抱かれてしまえば同じだ。心の底から快楽に溺れて、夢中になって腰を振り、俺への愛で幸せになる。

「あぁッ、あぁーッ! 陽平、ご主人様ァ! ご主人様ァーッ!」

 あの生真面目なフェイリンだって、ご覧の通り、誰よりも大きな声を出してよがり狂ってる。
 机に手をついて、夢中になって尻を振り、やがて絶頂に達して崩れ落ちるフェイリンを、他にも多数の女子が失神している床に並んで寝かせる。そして今度は、机の上で仰向けになって足を広げるシアンの方へ向かった。

「陽平サマ……シアンは、もっと勉強して、陽平サマのイチバンのペットになる」

 自信なさげだった彼女にも、明確な目標が生まれて、その瞳にも強い光が宿っていた。
「あぁ、がんばれ」と、優しく激励を与えて、俺はズッコンバッコンとシアンを犯した。

「はひゃぁ!? ひゃあ! あぁ! ひぃああぁぁ!」

 それじゃ、昼は南米クラスで遊ぼうかな。
 真面目で熱心なアジアや日本もいいんだけれど、やっぱりエッチは明るくだよね。
 今日も存分に我が生徒たちの奉仕を楽しみ、俺は学校をあとにした。

 米空軍より寄贈を受けたV-22が東京上空を旋回する。
 本当はもっと高速の戦闘機が欲しいところだが、都内ではなかなか滑走路が確保できないし、俺の体力的にも距離的にも通学に利用するにはハードすぎるので、垂直離着陸の可能な本機を俺のチャリ代わりに使うことにしていた。
 多少は俺も操縦を覚えたが、まだ離着陸は難しいので、そこは同じく米空軍より寄贈を受けた美人パイロットに任せることにする。

「OK、タッチダウンよ、マスター」
「サンキュー、アリシア」

 金髪のパイロットにキスをしてヘリポートに降りる。ここはスカイタワー屋上。最上階を住居に改造して、俺んちにしていた。
 屋上まで春海たちが迎えに出ている。俺は帰宅の接吻を秘書たちと交わしながら、暖かい我が家へと帰ってきた。

 360度パノラマの西側から、直射日光が俺のデスクを照らす。白い裸体で組み上げられた俺のチェアも、赤みがかった太陽のせいでオレンジ色に染め上げられていた。
 俺の帰宅を知ったときから椅子としてスタンバイしている彼女たちは、某集団アイドルチームの一つだ。
 かつて全員抱いてやろうと自宅に招いたのだが、衣装を脱がしてしまうと性欲そそる美少女はほんの一部で、あとは全然レベルの低い女ばかりでがっかりしたものだ。
 世界中を飛び回って、本物の美女、美少女を抱いてきた俺としては、彼女たちの「どこにでもいる女の子」レベルには、親近感どころか失望感しか抱けない。
 せいぜいアイドルよりも大道具係がいいくらいだろうと思い、彼女たちには交代で俺んちの家具をやらせている。
 右手の肘おきになっている尻をピシャリと叩いて、腰掛けた。
 肘あて及び背もたれには、この中でもレベルの高い子を担当にしている。背中に当たる胸の感触と、俺の手のひらで時々ビクンと震える尻やアソコの感触は、椅子の中でも一番大事なところだからだ。
 まあ、現役アイドルを椅子にするのはそれなりにいい気分だった。
 こんな奴らに騙されてCD10枚も買っちゃったのかと思うと、今でも口惜しいけど。

「陽平さま。政府より問い合わせが来ております」

 スーツ姿のお姉さんたちが、書類を手に報告を始める。
 彼女たちは政府より寄贈を受けた国家公務員たち。もちろん、容姿重視で俺の選んだクールビューティたちだ。
 別に国家レベルで権力者になるつもりはなかったが、俺の思いどおりにいろいろ動かしていくとなると、どうしても権力は持つ必要になる。まあ、世界中で好き勝手やってるんだから当たり前だが。
 この超能力は俺の気の向くままに使うためにある力だし、面倒なことは政治家とか官僚とかで勝手にやれと言ってるのだが、権力の好きな連中は、今日もしつこく俺にお近づきたがってくるのだ。
 
「先日、理事就任をお断りした国連が、今度は陽平さまに特別顧問の席ではどうかということで、調整に入りたいそうです」
「断る」
「アジア圏の各首脳が来日して、陽平さまを囲んだサミットを開催なさりたいそうです」
「断る」
「中近東の某国が、王族の会員制クラブで少女接待したいと内密に打診してきてます」
「重大な関心を持って前向きに検討していく」

 次々に上がってくる案件に適当に返答していく。今日も世界中からモテモテの俺だ。
 しかし全部の相手をしていたら俺の楽しむ時間がなくなる。だいたいの案件を蹴飛ばして、適当なところで本日の公務終了とする。

「あと各国に今月の奉納金を忘れるなと言っておけ。以上。風呂に入るぞ」
「はい」
「椅子、帰っていいぞ」
「はいッ!」

 仕事も終わったし、あとはお楽しみタイムだ。椅子係のメンバーは解体し、別れの挨拶代わりに新曲の1フレーズを俺の前で披露して帰っていく。難しい話のときは後ろに控えていた春海も、表情を明るくして服を脱ぎ始めた。
 クールビューティたちも脱ぎ始める。風呂係の美女たちも準備を始めて、俺の服を脱がしにかかる。
 総勢、28名の俺の世話係だ。全国から選りすぐっただけあって、非の打ち所もない美女軍団だ。彼女たちに比べたら、そこらのアイドルタレントも人間椅子みたいなもんだ。
 美しいものだけが俺のそばにある。この俺にふさわしいモノだけが。
 とても良い気持ちで彼女たちに服を脱がせてもらっていた。まさに王侯貴族の気分だ。
 しかし、ふと窓の向こうに汚れがついているのが気になった。
 鳥のフンか、あるいは接着に使った何かが垂れたのか、夕焼けに目立って影を落とすその汚れは俺の癪に障った。こう見えても俺、きれい好きである。

「おい、藤田ッ! 窓が汚れてるぞ!」

 隣の用具部屋に向かって怒鳴った。ゆっくりとドアが開いて、メイド服を着た女が現れる。
 かつての担任の藤田だ。俺の家でメイドとして働かせていた。
 もちろん、コイツに下した命令はそのままだ。俺の超能力に精神までは侵されていない。しかし、体は命令に逆らえない。
 彼女だけ正気を残したまま、俺のすぐそばで奉仕させていた。彼女が憂鬱そうに毎日働いている姿を見るのが、とても気分が良かったからだ。
 俺が窓の汚れを指すと、藤田は小さな声で「申し訳ありません」と呟いて、脚立を広げてその上に立った。
 メイド服の下から、Tバックの白い下着がよく見える。下着も当然、俺の指定だ。そして窓を開け、上空の強い風にスカートを靡かせながら、のろのろとした手つきで汚れを拭う。ますます尻が丸見えだった。
 かつての担任が、恥ずかしい格好で俺の命令に嫌々従う姿は、情欲をそそる。
 ムカつく教師だったけど、スタイルはかなり良いんだよなー。

「…終わりました」
「おう、ご苦労」

 藤田はうつむき、全裸で剛直をそそり立たせる俺から目を逸らす。

「それじゃ、お前にも仕事した褒美をやらないとな」
「…え?」
「机の上に手をついて足を開け」
「え、え、あっ、いやっ」

 心は拒んでも、体は抵抗できない。藤田は命令どおりの姿勢になって、俺に尻を向ける。短いスカートをまくり上げて、ヒモみたいな下着をずらして、俺の先端を押し当てる。

「いくぞ」
「…やっ…やめて、もう、本当に、お願い…」

 何度も俺に犯されて、俺が「やめて」と言われてやめる男じゃないことは十分承知のくせに、藤田は今日も懇願の声を震わせる。
 それが余計に俺を奮い立たせるって、いつになったら気づくんだろうな?
 遠慮無く、俺はまだ濡れてないソコに強引に割り入っていった。

「いやあああッ!」

 痛みで悲鳴を上げる藤田の中を何度も出し入れする。苦しそうな声を出す藤田も、徐々に中を湿らせてくちゅくちゅと音を立て始める。

「もう濡れてきたのかよ。ホント、せんせーはヘンタイだな」
「違っ、これ、違う…ッ」
「はいはい、黙れスケベー。みんな、このスケベに妊娠コールよろしくー」

 俺が手拍子すると、それに合わせて俺の取り巻き美女たちが妊娠コールを始める。盛り上がっていく俺の射精欲。フィニッシュを目指して腰の動きを速めていく。

「イクぞ!」
「うっ…う、う……」

 藤田の中にたっぷり出して、最後の一滴まで注ぎ込んでから抜き取る。どろりと濃い精液が、担任の膣の中から流れ落ちる。

「よーし、今日も藤田はシャワー禁止な。朝まで俺の精液を腹に抱えて寝ろ。明日はちゃんと仕事してくれよ、せんせー?」
「…うっ…うぅっ……」
「そんじゃ、俺たちは風呂に入ろうぜー!」

 今日も担任イジメて気分の良くなった俺は、美女たちを引き連れて下の大浴場階へ移動する。
 一度に全員入れる巨大風呂。夜景を眺めながらの乱交入浴が俺の楽しみだ。

「陽平さま、こちらへどうぞー」
「うむ」

 巨大マットの上に横になると、ローションと泡でヌレヌレになった少女たちが絡みついてくる。柔らかい体がくすぐったくて、ニヤけてしまう。イチャイチャと愛撫されたり挿入したりして遊んで、体を洗わせてからジャグジーへ。
 ローションプレイから泡風呂プレイへと贅沢な乱交を楽しんで、巨大浴槽に移ってまったりと夜景を楽しむ。
 洗い場で何人か失神してる女たちはいるが、残った女たちは俺の体をマッサージしたりドリンクを飲ませたり、甲斐甲斐しく俺の面倒を見てくれる。

「んっ、んっ、んっ、ぷはぁ」

 俺の股の間に顔を沈め、水中フェラしたり息継ぎしたり、忙しそうに奉仕しているのは春海だ。
 ホント、コイツってチンポ好きな。まあ、そういう女にしたのは俺だけど。
 春海が息継ぎしようとするタイミングで、頭を押さえつける。そのまま強引に何度も腰を突き上げて、春海の口に射精する。

「うぐっ、げほっ、ごほっ、げほっ……」

 顔を上げた春海の口から、俺の精液がだらりと垂れてお湯に落ちる。みっともなく鼻からお湯出してむせる春海に、俺は笑って頭を小突いた。

「ったく、しょーがねえなぁ、お前は。こぼさず飲めって言ってんだろ、バカ。ハハハッ」
「あ、あはは……。ごめんなさい、陽平さま……こほっ」

 追従の笑みを浮かべる春海と周りの女たち。俺が何をしようと彼女たちは喜び、幸福とする奴隷女たちだ。

 どこまでも幸せな毎日だ。
 見晴らしのいい場所を独り占めして、世界中の美女を独り占めして、権力を独り占めだ。

「そこに俺の像でも建てようか。世界一でっかいやつ」

 窓から見える夜景の向こうに、ライトアップした俺の姿を立たせよう。俺の権力を象徴し、東京の新しい名所となるだろう。

「すごーい」
「それ絶対に素敵です、陽平さま!」

 ついでに、俺の万博でもやって世界中の人間を集めようか。
 セックスとエロ遊びの祭典やって、新しい奴隷と世話係も選出しよう。派手な祭りになるぜ、きっと。
 女たちも歓声を上げて喜んでいる。適当な女を2、3人抱き寄せ、風呂の中でセックスを始める。

 最高の毎日だ。俺は王。世界は俺のもの。
 俺に不可能はない!

 ───ぐしゃ。

 ……変に胸騒ぎがして、目が覚めてしまった。
 全然眠れた気がしないし、なんだか体の調子もよくない気がする。
 なんだか最近、疲れてるのかもしれない。
 父さんも母さんも相変わらず入院中だし、そっちの面倒も家のことも一人でやらなければならないのだから、中学生の僕には荷が重すぎるんだ、きっと。
 お兄様が帰ってきてくれたら全部何とかしてくれるんだろうけど、そんなことを頼るわけにはいかないし。
 お兄様は、僕に任せたっておっしゃってたんだから。
 パジャマを着替えて、まずは日課のお兄様の部屋の掃除から始める。
 お兄様は忙しいみたいで、もう1年以上も帰ってきてないけど、いつ戻られてもいいように、僕は毎朝きれいに掃除している。
 弟として、当然の仕事だ。
 お兄様の部屋はプラモデルやフィギュアが多い。戦闘機と美少女が大好きで、1個1個磨いていくのは大変だ。それに、もしもキズ1つでも付けたらお兄様は激怒するので、細心の注意を払わなければならない。
 といっても、毎日やってるんだから、もう慣れたものだけど。
 それに、これをやってると心が落ち着くような気がする。お兄様の気持ちがわかるというか、今では1個1個のプラモにも愛着も湧いている。この作業は結構好きだ。
 寝起きのときの心苦しさも、もうなくなっている。今日もお兄様の部屋をきれいに掃除して、朝ごはんを食べて、学校に行って帰りに病院に寄って、いつもどおりの1日を過ごそう。
 お兄様の部屋のテレビをつけて、朝の報道番組を流す。7時のアナウンスが流れるまでは掃除の時間。僕は時間に正確だ。そういう几帳面なところは僕たち兄弟似ているって、昔、隣の春海姉ちゃんに言われたことがある。
 お兄様、元気にしてるだろうか。テレビではよく活躍を見てるし、お兄様が出ている番組は必ず録画しているから、元気なのはわかってるけど、やっぱりたまには直接お会いしてお話をしてみたい。
 今、スカイタワーの近くに建設されている『陽平像』は、来年の春には完成するし、それに合わせて陽平万博が大々的に開催されるそうだ。それが一段落したら、実家にも顔くらい出してくれるかもしれない。
 万博が始まったら、僕も行ってみようと思う。ひょっとしたら、お兄様にも会えるかもしれない。
 そんなこと考えながらF-2支援戦闘機を磨いていると、なんだかテレビが騒がしくしていることに気づいた。
 見ると、乳首のところに穴の開いたいつものスクール水着を着た高平アナが、涙を流して緊急ニュースを読み上げているところだった。

『テレビをご覧の皆様……ッ、最悪の、ニュースをお伝えします! 昨夜未明、スカイタワーの下で発見された転落死体の、続報です! 警視庁は、ついさきほど、DNA検査の結果、間違いなく私の……私たちの王、陽平さまだということを、発表いたしましたぁ!』

 絶叫のような声で泣き崩れる高平アナの後ろで、真っ赤な花のような映像が映される。
 緊急映像だからか、あるいはモザイク嫌いなお兄様への配慮なのか、上空から映されたアスファルトの上に、大きく弾けた血の跡と、飛び散った白い肉片が水風船を落としたみたいに広がっている映像が、はっきりと映し出されていた。

『繰り返し、お伝えします! 昨夜未明、ひぐっ、昨夜未明、スカイタワーの───』

 耳がキンキンして、テレビの音が聞こえなくなる。高平アナが何か喚いてるけど、僕には何にも聞こえない。
 お兄様のF-2支援戦闘機は僕の手から滑り落ち、片翼を折って床に不時着した。
 大事なプラモを壊してしまっては、お兄様にこっぴどく怒られる。
 僕は慌ててプラモを拾い上げった。そしてテレビで真っ赤な花になったお兄様を見た。それからプラモを見て、テレビを見て、プラモを見て───、わけがわかんなくなって、悲鳴を上げた。

< つづく >



 チャリンコをかっ飛ばして校門前。別に俺の力を使えばそのへんの車を捕まえることもできたんだが、そんなことは校門に着くまで思いつきもしなかった。
 頭の中はエロスでいっぱいだ。

「んんん……いくぞぉ……やー!」

 俺は超能力を思いっきり解放した。
 ジャージ姿でチャリンコに跨る俺を怪訝に見ていたやつらも、あからさまにシカトしてたやつらも、クスクスと遠巻きで笑ってたやつらも全部、俺は一瞬で支配してやった。

「───おはよう、諸君!」

 右手を高く挙げて、俺は学校に向かって叫ぶ。
 窓辺に、玄関に、校庭から職員室から登校途中の坂道からも、敬愛の笑顔を浮かべた生徒と先生たちが殺到してきて───

「おはようございます、陽平さま! あなたの学校へようこそ!」

 一人漏らさず、俺への忠誠を誓うのだった。

「ん…あぁ…陽平さま…」
「ひっ、そこ…あっ、あっ、いい、です…」
「あぁッ! 陽平さま! 陽平さまぁ!」

 とりあえず同じクラスの貴族階級に属する女3人を、黒板前に並べて犯していく。今はリーダー格で気の強い女王様、木口に挿入しているところ。

「あっ、あっ、陽平さま! いいッ」

 彼女の長い黒髪を掴んで、黒板にそのキレイな顔を押しつけ、スカートをめくり上げた尻にバックからぶち込んでる。
 気取った嫌な女だったが、だからこそ一度は犯してみたいと妄想していた。
 念願叶った興奮で、一気にブラウスのボタンを剥ぎ取って、春海よりはやや小さいおっぱいを揉みしだく。腰の細さとか無駄な肉のない感じは、ツンとしたコイツに相応しいシャープな感じだったが、抱いてみるとその細さが女のか弱さに思えて、この甘い声とか、泣きそうな表情とかも、かわいいとすら思えた。
 まったく、女ってのは抱いてみないと真の価値がわからないよな!
 彼女の仲間で背の高いスポーツ少女の道下は、俺の足元にぺたんと座り込み、さっき俺が中出ししてやった精液をアソコから垂らしながら、俺と木口のセックスを放心して眺めている。
 同じく遊び人系の黒川は俺に手マンされ続け、今も木口の隣りで嬌声を上げて3度目の潮を吹いてみせたところだ。
 いつも威張りくさってた木口グループと、こんなことして遊べるなんて最高だぜ。
 教室の他の連中は、今も一応授業中だ。だが、教師も生徒も俺たちのセックスに釘付けだ。男子は机の下でいきり立つ男子棒を持て余し、女子は女子で女子穴を持て余して、誰も彼もがモゾモゾしている。
 悪いが男子ども。俺はお前らに女を分けてやるつもりはないぞ。
 女子ども、俺に抱いて欲しけりゃ、もう少し女を磨いてから来いよ。気に入ったら、そのうち抱いてやってもいいぜ。

「あ、あの、陽平さま。そろそろ授業の方も……」
「ん?」

 おずおずと、遠慮がちに担任の藤田が近づいてくる。
 まだ若いくせにクソ真面目で厳しいところが売りの女教師で、サボりがちでクラスからもちょっと浮いてる俺のこと、いつも腫れ物を見るような目で見てた。
 見た目は悪くないのだが、相性が良くないっていうか、コイツのことは俺もどうしても好きになれずにいた。
 そんな彼女も、今は俺の忠実な奴隷だ。でも、その殊勝な態度が、なぜかムカついたりもするんだけど。
 俺って結構、根に持つタイプっていうか、嫌いなヤツはとことんだからな。

「授業なんてどうでもいいよ。それよりお前も抱いてやろうか?」
「え、あ、はい! ありがとうございます!」
「よし、それじゃ教卓に腹ばいになって尻を向けろ」
「はい……こうでしょうか?」

 むっちりとした尻を俺に向け、顔は生徒たちの方に向けて藤田は腹ばいになる。
 ベルトを外して、藤田の色気のないスカートをずり下げる。そしてこれまた色気のないガードルパンツもずり下げると、つるんとした美尻があらわになった。

「藤田、男は?」
「います……でも、もう別れますからぁ。私には陽平さまだけですぅ」
「あぁ、そう」
「んんっ、はぁ、あっ、そんなに優しく触っていただけるなんて…」

 感触を楽しみながら藤田の尻を撫でる。大っ嫌いな教師だったが、剥いてしまうとそこには劣情をそそる体が。
 ちょっと触れられるだけですぐにびしょ濡れになったアソコに、俺は自分のをあてがった。

「いくぞ」
「あぁ、はい…ありがとうござ、いっ、あぁ! 入ってくるぅ!」

 ズブリと、藤田の柔らかい膣に包まれる。ほほう。大人のマンコってのもなかなかだ。この締めつけ感はキツすぎずユルすぎず、優しい包容力に満ちていて、具合がいい。これが年上の魅力ってやつか。
 俺は藤田の尻を掴んで、グイグイと打ちつけた。

「あぁッ、あっ、あっ、あっ」
「どうだ藤田? 俺のは気持ちいいか?」
「気持ちいいです! 陽平さまの、すごく固くて逞しくて……」
「お前、俺のこと嫌ってたろ? そんな男に抱かれて気持ちいいのかよ?」
「そんな…! 私は、陽平さまのことを愛しております。私の主人は陽平さまですから、抱いていただけると、とても、嬉しくて気持ちいいんです! あぁ、もっと、もっとぉ!」
「へー、そうなんだ」

 俺は藤田の命令を書き換える。
 奴隷となった洗脳を解き、普段の彼女に戻してしまう。

「んっ、んっ……え? え、いや、なに!? なにを、んんっ、してるのよ、これぇ!? いやっ、いやぁぁ!」

 藤田はセックスによがっていた声を途端に荒げ、絶叫を上げる。
 だが、俺は彼女の体に自由を許していない。洗脳を解く代わりに、体の自由は奪っていたのだ。

「いやっ、いやっ、やめなさい、あなた! みんな、助けて! 先生を助けて!」
「無駄だよ、先生。コイツらは俺の命令にしか従わない。あんたの味方なんていねぇよ。さ、みんな。藤田コールよろしくー」

 クラスメートたちは、俺の腰の動きに合わせて「ふーじーた」、「ふーじーた」のコールを始める。藤田は「ひっ」て短い悲鳴を上げて、体をガタガタ震わせる。

「いいか、先生。この学校は俺が支配した。あんただけが正気を保ってるけど、自由は許さない。いつでも俺にセックスさせるし、俺の命令に体は逆らえない。毎日セックスしてやるよ。気持ちよくって俺に惚れちまうまで、毎日犯してやるからな」
「いや……いやぁ……」

 まだ震える体を強引に犯していく。俺に抱かれることで強烈な快楽を与えられる彼女の体は、必死でそれを拒もうとしていても、アソコの濡れ具合や熱は正直に反応している。

「出すぞ、先生! 他の生徒は妊娠禁止だけど、先生だけは特別だ。たっぷり中出しして、妊娠させてやるよ!」
「やだ! やめて、やめ…! それだけは、許してぇ!」
「妊娠コール、よろしくぅ!」

 藤田が泣き叫び、みんなが「妊娠」コールする中、俺は思いっきり藤田の中に射精する。

「んーっ!? …ふっ、ふっ…あ…あぁ…」

 引き抜くと、藤田の中からどろりと俺の精液が流れ落ちてきた。教師に中出し、妊娠予約つき。すっげぇスケベな光景だ。大満足だぜ!

「木口、俺のをきれいにしろ」
「はい!」

 木口はその薄い唇がめくれるくらい強く俺のに吸い付き、まだ担任の味がするだろうカリ首でチュウチュウと音を立てる。
 教室支配、完了。だがこんな程度じゃ、まだまだ全然終わらない。
 学校全部を支配するんだ。そして、ルールは俺が決める。
 女子は常に下半身は裸とする。
 当然、全員俺の奴隷だ。一人一人面接してクラス分けした。2、3年の先輩女子でも、キレイどころは俺のクラスに編入させる。男子はいらねぇから出て行け。
 そうやって選出したところ、総勢60名の大クラスになったから、1年男子総掛かりで図書室をとっぱらって普通教室に改造した。
 今日からここは「陽平クラス」だ。美少女のみが選ばれ、俺に寵愛されることが許される貴族教室。
 俺の学校ハーレムだ。

「んっ、んっ、陽平さまのおチンポ、美味しい……」

 ちなみに今、俺のチンポを美味そうにしゃぶっているのは、みんなの憧れ、生徒会長の久遠先輩だ。長い髪をかき上げ、あくまで上品に俺のを咥え、奉仕している。
 彼女がこのクラスの委員長。
 昨日、陽平クラスを立ち上げて記念の乱交パーティーやって、男を知らない女子にはフェラから仕込み、彼氏のいるやつには別れのメールを打たせ、独占を完成させた。
 夜通しのエッチでだいぶ初日の興奮は収まってきたが、超能力の副作用なのか俺の性欲は前にも増してパワーアップしており、今日も朝からギンギンだ。

「よし、久遠。横になれ」
「はい…よろしくお願いします」

 教卓代わりに置かれたベッドの上に久遠先輩は仰向けになり、俺が命令するより先に両足をカエルのように広げる。

「いくぞ」
「はい……んんんっ!」

 めりめりと、男が割り入ってくる感触に久遠先輩は苦しそうに顔をしかめる。
 しかし、いったん奥まで入れて何度か出し入れするうちに、すぐに痛みを快楽が越えて、スケベな声を出すようになった。

「あっ、あっ、あぁーんっ、あっ、あっ、陽平さまぁ」

 腕を俺の首に回してキスをねだる先輩に、ねっとりと舌を絡ませてやってから、俺は赤い首輪を取り出す。

「はい、久遠先輩は申告どおり処女でしたー。あなたを俺の上級奴隷と認め、赤い首輪を贈呈しまーす」
「うっ、うわっ、あっ、ありがとうございますぅ、あっ、あっ」

 ピストン運動を続ける俺に翻弄されながら、久遠先輩はポロポロ涙を流して俺に感謝する。
 処女を俺に捧げた美少女は、上級の奴隷として赤い首輪をはめることを許される。非処女だったものは中級として白い首輪だ。その他、抱く気にもならない女子や男子は下級で首輪なしだ。
 久遠先輩は涙を流しながら、首を持ち上げて白い喉を俺に捧げる。その無垢な首に真っ赤なバンドを巻くと、とても淫靡で背徳的な気分に俺も興奮する。
 教室から沸き上がる拍手。でも白い首輪の木口や他の奴隷たちは、寂しそうに唇を尖らせる。
 仕方ないだろ。俺、処女厨なんだから。

「さあ、中に出してやるぞ。受け止めろ」
「はい、陽平さま! 陽平さまの精液、体の一番奥でしっかりと受け止めて、私、陽平さまの色に染まりますぅ!」

 たわわな胸を鷲づかみにして、ピストンの速度を増す。
 悲鳴に近い嬌声を上げて、久遠先輩がエクスタシーに達する。その瞬間に、奥まで押し込んでたっぷりと朝一番の精液を注ぎ込んでやった。

「あぁっ、あぁっ、あぁーッ! イ、イク~ッ!」

 腰がしびれるような快感。生徒会長の初めての男になったという達成感が更に俺の興奮度を上げて、自分でも驚くほどの量の精液が彼女の中が弾けて、逆流してくる。
 久遠先輩は初めてのエクスタシーに失神。素晴らしくバランスの良い肢体を見下ろし、俺は近くいた生徒に俺のペニスをきれいにするように命令する。
 そして、ベッドの上に立ち上がってクラスメートたちに宣言する。

「さ、授業を始めようか。陽平クラスの今日の1時限目は保健体育。2時限目も3時限目も保健体育で、4時限目は保健体育な」
「はいッ!」

 今日もスッキリいこうぜ!

「はい、それじゃ整列ー」

 上体操着、下全裸の陽平クラスメンバーたちが整列する。1時限目の保健体育は、体育館で体力測定だ。

「それじゃ、まずはスリーサイズの測定だ。全員、おっぱい!」
「はい!」

 俺の号令で、全員が白い体操着をまくり上げる。当然、中はノーブラだ。女子校生たちのおっぱいが、いっせいにプルンと揺れる。
 さっそく、右の子から計測していく。元隣のクラスの可愛い子ちゃん、小山。赤首輪の子だ。

「バスト78、ウエスト64、ヒップ81」
「うー、ウエスト、もう1回測ってくださぁい」
「ダメダメ、へこませたら。ちゃんと普段の状態で計らないと。はい、それじゃキュキュッてね」

 小山の体に直接、おっぱいに「78」、お腹に「63」、尻に「81」と黒マジックで記入する。

「それじゃ、次の子」
「はーい」

 2年のギャル系の白首輪の先輩だ。かなり締まった体をしてる。

「バスト76、ウエスト58、ヒップ79」
「よっしゃ、ウエスト60切りだぜ!」

 場内が「おおおー」とどよめいた。
 そんなにすごいことなんだろか?
 俺的にはバストがあれば多少のウエストは関係ないのだが、女ってのは、とにかくウエストばっかりな。
 
「へへっ、あたし夏の間、結構サーフィン行って鍛えたし」

 まあ本人の努力を買って、ウエスト60以下の子は赤マジックで数字書いてやることにする。すごく嬉しそうにしてた。隣の小山の方を見て、「ふふっ」っと自慢げに髪をかき上げる。
 小山は、ツンと、自分の赤首輪を強調するように喉を反らせた。

「次は、私の番ですね…」

 さっき処女を散らしたばかりの久遠先輩が、モジモジと、恥じらいながら一歩前に出た。
 見ただけでもわかるくらい、素晴らしい体である。他の女子もシンとして、俺の計測の行方を見守った。

「バスト87、ウエスト59、ヒップ89!?」
「ええええーッ!?」

 まさに黄金の数字を叩き出す久遠先輩に一同は唖然。そしてパラパラと会場に沸き起こる拍手。

「やだ、そんな恥ずかしい…。早く次の人に行ってください」

 全サイズを赤字で記入されながら、久遠先輩は恥ずかしそうに、でも満更でもないような感じで注目を集めていた。
 赤首輪の子たちが、羨望と尊敬の眼差しで久遠先輩に拍手を送っている。白首輪の子たちは、お付き合い程度に手を叩き、つまらなそうに顔を背けていた。
 赤VS白の対立構造が、徐々にハッキリし始めている。なかなか面白い現象だ。
 次々に計測を進めていく。女の体って、ホントいろいろだ。確かにバストでかい子が良いとは思っていたが、こうして数値化してみると、全体のバランスというか、完成度が大事なんだなって思えてきた。
 胸が大きくてもお腹周りがだらしないのはダメだよなって思えるようになってくる。ひょっとして、処女かどうかだけじゃなく、体つきによってもランク分けしていく必要があるのかもしれない。
 そして、ダントツだと思っていた久遠先輩にも強力なライバル出現。
 同じく3年生のちょっと怖い感じの先輩、吉嶋さんだ。

「バスト87、ウエスト59、ヒップ89!?」
「ええええッ!?」

 まさかの同数字だった。しかも、久遠先輩よりもやや引き締まった感じの尖った胸やピンとした褐色の肌は、気の強そうな顔立ちと相まって、健康的な輝きを放っていた。
 お淑やかな大和撫子的な柔らかさのナイスバディ久遠先輩とは、数字的には同じなのにまったく違う魅力がある。
 数字だけじゃない。女の身体は数字だけでは計れない。
 俺、いい勉強させてもらってる。

「ふんっ」

 赤マジックで記入しているとき、吉嶋先輩は見せつけるように髪をかき上げ、白首輪を主張した。
 白グループから沸き上がる拍手。そして、吉嶋先輩はジロリと久遠先輩を睨みつけた。
 久遠先輩は余裕の笑みと拍手で返す。吉嶋先輩は、ムッと顔をしかめて目を逸らす。
 ますます面白くなってきたぞ。

「よーし、それじゃ今日は赤組と白組に分かれて体力測定しよっか!」
「はいッ!」

 全ての計測を終えてから、俺は邪魔な上着も脱がせ、全裸にさせてからクラスを2チームに分けて、いくつかの種目を用意する。
 首輪対抗戦にクラスメートたちも敵愾心を剥き出しにして目を燃やす。俺はまず、両チームのリーダーを決めることにした。

「そんじゃ赤チームのリーダーは……久遠でいい?」

 赤チームで唯一の全赤マジック記録を持つナイスバディ、久遠先輩に注目が集まる。
 久遠先輩は、落ち着いた様子を微笑みを浮かべる。

「みなさんが私で構わないとおっしゃるなら……お引き受けします」

 自然と沸き上がる赤チームの拍手。久遠先輩は「ありがとう、みなさん。一緒にがんばりましょう」と、じつに慣れた感じで声援に応える。
 そして白チームは……俺が視線を向けると、自然とみんなの視線は同じく白唯一の全赤マジックボディ、吉嶋先輩に集まる。

「チッ……ったく、リーダーなんてガラじゃないんだけどなぁ」

 金色に近い髪をボリボリ掻き毟りながら、吉嶋先輩は聞こえよがしにボヤく。

「わかったよ。あたしもぶっつぶしてぇヤツがいるから、引き受けてやる」

 最後のは、久遠先輩の方を見ながらだ。あからさまな宣戦布告に、白チームも沸き上がる。
 やべえ。俺までテンション上がってきた。

「それじゃ最初の競技はこれ! 跳び箱対決~!」

 まずは5段からだ。ちょっと運動神経の悪い女子なら飛べないレベル。

「それじゃ、誰からにしよっか?」

 まずは先攻の赤組に代表を聞く。すると久遠先輩が真っ先に手を挙げた。

「最初はみんな緊張してると思いますから、私から跳ばせていただきます」

 リーダー慣れした久遠先輩は、率先して代表を引き受け、スタート位置に立つ。
 軽く屈伸して、関節をほぐして、スタート姿勢になる。
 体育的なその動作にも女の子らしさやお淑やかな感じを醸し出すのはさすがだ。全裸だけどな。
 いつでもどうぞ、という感じで久遠先輩は微笑みを浮かべる。俺が笛を鳴らすと、タッと軽く走り出す。
 そして、パッカーンと両足を大きく広げ、恥じらいもなく、むしろ見せつけたいのというくらいに赤字で「89」と書かれた尻を高く上げ、毛の黒々としたアソコも、清楚な感じのアナルも広げて、楽々と5段をクリアした。
 赤組から沸く声援。我が校の誇る才女は運動神経まで抜群らしく、涼しげな顔で片手を上げて声援に応える。
 面白くなさそうなのは、白組の面々だ。目の前で完璧美少女に美しく力をアピールされて、同クラの木口なんかも唇を噛んでいた。
 ふふふ、なんか楽しいぜ。燃えろ燃えろ。

「それじゃ、次は白の───」
「あたし」

 吉嶋先輩が、スッと前に出てくる。有無を言わせぬ感じで、準備運動なしでスタート位置に立つ。

「いつでもどうぞ」

 涼しげなポーズを取っているが、その瞳は燃えている。俺が笛を鳴らすと、ダッと力強い踏み出して駆けだし、久遠先輩よりも速い助走で踏み切った。
 同じく赤で書かれた「89」の文字。大胆に広げられ、伸びきった太もも。ちゃんと手入れされてる陰毛も丸見えで、引き締まった尻肉に引っ張られてアナルも広がる。
 俺の股間がピクンと反応した。そして当然のように、吉嶋先輩も楽勝で5段をクリアした。
「キャー!」と歓声を上げて盛り上がる白組。しかし吉嶋先輩はクールに髪をかき上げ、俺に注文を出してきた。

「全然低すぎるんですけど。次、3段上げません?」

 俺が久遠先輩を振り返ると、彼女はスッと目を細めて微笑んだ。

「ええ。私も構いません」

 じつを言うと俺としては全員に跳んでもらってお股パッカーンしてもらうつもりだったのだが、さすがにこの空気に水を差すほど野暮なエスパーではないつもりだ。

 8段。
 ちなみに高校サイズの8段は俺も跳べる自信はない。
 しかし、彼女たちは違った。

 パッカーン。
 パッカーン。

 大胆な大股開きで、余裕で7段をクリアする。9段、10段と重ねてもクリア。彼女たちの健康的な肢体が無骨な跳び箱を瑞々しく越えていく姿は、俺の胸と股間を熱くする。
 11段も2人ともクリア。そして運命の12段。
 このへんを跳べるかどうかで、男のランクも変わるライン。女子で跳べる子なんてうちの学校にいるんだろうか。
 さすがに久遠先輩の表情も硬くなる。シンと静まり返る体育館。笛を鳴らす。しばしの沈黙の後、久遠先輩は片手を上げて、さっきよりも後ろの位置から助走を始める。
 跳ねる太もも。そして「89」の文字が高く上がって───、その尻は、跳び箱の上に着地してしまった。

「あああ……」

 落胆する赤組と、早くも勝利に沸く白組。しかし、当の吉嶋先輩の表情は、久遠先輩と同じく強張っていた。
 強者は強者を知る。久遠先輩が跳べなかったことを、吉嶋先輩もプレッシャーに感じているようだ。
 
「…よし」

 口元を引き締めて、スタート姿勢を取る。俺の笛と同時に、思いっきりダッシュする。高く上がる「89」と、いつもより広がったアナル。
 だが、その勢いのまま跳ぶと思われた寸前、太ももが跳び箱を掠って、尻を打ちつけて転んだ。
 うわ、痛そ。

「あぁああぁ……」

 白組から落胆の声と、胸をなで下ろす赤組。
 吉嶋先輩は悔しそうに舌打ちする。対する久遠先輩はどんな顔をしているのか、汗を拭くタオルでその表情はうかがい知れない。
 まさか初回から、リーダー対決でこんなに盛り上がるとは。

 その後の競技も、最初の対決が象徴するように一進一退が続いた。
 どちらかといえば白組の方が赤組よりも運動できる子が多く、バランスよく得点を稼いでいくが、赤組にもガチなスポーツ系少女が何割か含まれていて、その子たちが高得点を叩き出して白組と拮抗する。
 胸と尻の揺れる垂直跳びも、アナル丸見えの屈伸も、跳び箱に続く開脚シリーズ第2弾走り高跳びも、団体球技の全裸バレーも全裸バスケも、俺が見たかっただけのほふく前進リレーも勝負は熾烈を極め、とうとう5勝5敗のイーブンとなってしまった。
 ちなみにそろそろ昼休みの時間。俺も女生徒たちもいい加減決着つけたい空気だったため、次が最後の種目になりそうだった。

「次の競技は、そうだな……」

 疲労の色濃い生徒が多いが、相変わらずリーダーの久遠先輩と吉嶋先輩は涼しげな態度を崩さず、しかしこれで決着という意識はしているようで、秘かな火花がチリチリと弾けるのが見えるようだった。
 最後はやはり、リーダー同士の一騎打ちが相応しいだろう。そして、そのための競技といったら、これしかないだろう。

「次の種目は3Pだ! 両チームのリーダーと俺の3人でエッチして、より俺を満足させて方の勝利とする!」

 ……全員、ちょっと微妙な表情をしたから、俺の超能力を発揮してみんなのテンションを上げることにした。

「久遠会長! がんばってください!」
「吉嶋! あんたに任せたよ!」

 各チームの声援を背中に受けて、久遠先輩と吉嶋先輩が俺のいるステージに上がってくる。マットを敷いて仰向けになった俺の左右に、それぞれが膝をついて、股間に手を伸ばしてくる。
 今までの競技を見ているだけだった俺は、かなりの興奮を蓄えて勇ましくいきり立っていた。

「失礼します」
「あ、あたしも」

 2人が同時に左右から俺のに口をつけてきた。温かいベロに挟まれてすごく気持ちいい。チロチロと、あるいはねっとりと舌を押しつけられ、ブルッと腰が震えるほどの快感だった。

「んっ、れろ、ちゅぶ、ちゅっ、れろぉ、ん、ちょっと久遠、こっちはあたしの陣地だから、口つけないでよ」

 高校に入って以来、男がいなかったときがないというモテ女の吉嶋先輩は、さすがに男のツボを心得た動きで俺の陰茎を刺激してくれる。だが、それでも絶妙というほどの舌技ではなく、もっと上手い子も白組にいるのだが、それは男に奉仕させるタイプの彼女があまりフェラに慣れていないということなんだろう。

「んっ…んっ…ちゅ…んん…やだ、先っぽは私が舐めます。んっ、んっ」

 対する久遠先輩は昨日初めて男のを見たばかりだし、俺の仕込んだフェラも要領を得るものではなく、はっきり言っちゃえばその奉仕は拙いと言い切れちゃうレベルだ。
 まあ、才女とビッチがおそるおそる同時フェラしている光景は見た目にはすごくそそるんだけど、刺激に慣れてくるとじつは2人揃ってご奉仕は苦手競技なのだということが判明した。
 だったら、俺が積極的に2人の体で満足させてもらったほうがいいか。

「2人とも、そこに四つんばいになって並んで」

 素直に尻を並べて、恥ずかしそうな表情を俺に向ける先輩たち。まずは吉嶋先輩の尻を掴んで、猛りきった相棒を中に沈めこんだ。

「あぁッ! 陽平さまのチンポがッ!」

 ビクンと尻が跳ねて、俺の陰茎を逃すまいと強く締めつけてくる。ギュッ、ギュッと断続的な締めつけはまるで手で握られたみたいに強烈で、油断すると上り詰めちゃいそうな快感だった。

「あッ、あッ、陽平さまのチンポすごいッ、すごい、いいッ! 気持ちいい!」

 グイグイと、大胆に尻を振ってくる。じゅぐじゅぐ、アソコから汁を溢れさせて、でかい尻が蠢いて、キツいアソコが俺のを擦る快感のみならず、見た目にもすごくエロくて、興奮する。俺も大きく腰を揺すって、吉嶋先輩の中を堪能した。

「あぁん、いいッ、陽平さま! 陽平さまぁ!」

 年上の色っぽい先輩が、俺に服従して快楽に溺れる様は、じつに気持ちいいのものだった。どんどん俺の体に溺れさせて、俺なしでは生きれない体にしてやるぜ。

「あぁ…あの、陽平さまぁ…」

 隣で四つんばいの尻をクイクイと震わせ、久遠先輩が切ない声を上げる。
 おっと、忘れるところだった。これは2人の勝負だったな。
 吉嶋先輩からヌルリと抜き出し、すっかりホカホカになった相棒を、今度は久遠先輩の中に挿入してやった。

「んんっ、あっ、あつっ、熱いぃ!」

 さかりきった隣の女の体温を体の中に差し込まれ、久遠先輩はやけどしたみたいに全身を痙攣させて、背中をグゥンと仰け反らせたかと思うと、ぐったりと上半身をマットに落とした。
 肩で大きく呼吸して、背中に汗を浮き立たせ、小さな痙攣に体を震わせる。

「……なんだ、イッちゃったんだ」

 まあ、ついさっきまで処女だった人に、いきなりこんなプレイはきつかったかもしれない。張り切って3P勝負なんて言っちゃったけど、経験でハッキリ差がついてる以上、久遠先輩には不利だったかもな。
 正味のエッチでは、慣れてる人の方が気持ちいい。童貞の処女厨だった俺としては、この発見はコロンブス級だった。
 つーか、処女なんて最初の1回が楽しいだけで、あとはただの下手くそのエッチなんだよなあ。そう考えると今のランク制度もちょっとおかしいのかもしれない。
 それは後で考えるとして、この勝負は吉嶋先輩の勝ちということにして、さっさと彼女の中に出させてもらおうかな。
 ……と思ったら、久遠先輩のがギュギュっと締まって、俺のを逃がさんとばかり深く飲み込んできた。

「んんんっ……き、気持ちいい、気持ちいいです、陽平さまぁ…」

 快楽なのか苦痛なのか、きつく歯を食いしばって久遠先輩は腰を揺らす。これもまたぎこちない動きだが、さっきの吉嶋先輩がそうしたように、俺のをくわえ込んで出し入れを開始した。
 敗色濃厚と思われていた赤組の面々は、久遠先輩の執念の起死回生に沸き立つ。

「うぅ…気持ちいい……気持ちいいです……」

 確かに彼女の体は俺に触れられるだけでも快感を得るように命令されているが、セックスを知ってイッたばかりだし、さらには赤組を引っ張ってきて疲労困憊の彼女には、つらさの方が大きいだろう。動きも拙い。よがり声もわざとらしい。
 なのに、なぜこんなにも胸を熱くする。どうして彼女はここまで頑張れるんだろう。これが生徒会長の責任感というヤツなんだろうか。
 やべ、ちょっと感動してきた。

「なにやってんだよ、この下手くそ……陽平さま! こんなヤツよりあたしのマンコの方が気持ちいいです。今度はこっちに入れてください!」
「お、おう」

 隣の吉嶋先輩が怒ったように尻を久遠先輩にぶつけてくる。俺は彼女の勢いに気圧され、言われるがままに吉嶋先輩の尻に乗り換える。

「あぁぁッ、んんんーッ!」

 挿れた途端に軽くエクスタシーに達するのは久遠先輩と同じだが、地力と経験の違いがものを言い、両足を踏ん張って、吉嶋先輩は全身を使った大胆なピストン運動を開始する。

「はぁッ、はぁッ、はぁッ、はぁッ……」

 飛び散る汗と、溢れるマンコ汁。長い髪をなびかせて吉嶋先輩が腰を振る。彼女自身も相当無理をしているように見えるが、歯を食いしばり、アソコを締めつけ、俺への奉仕を続ける。その横で、むくりと久遠先輩が身を起こして尻を立てた。

「すみません…次、お願いします」

 小刻みに震える尻と、ひくつくアナル。一撃でとどめを刺せそうな弱々しさで自ら尻を差し出す健気さは、逆に俺のS心を刺激した。
 だが、その前に吉嶋先輩が怒声を上げる。

「あんたは引っ込んでな! んっ、処女のお嬢ちゃんに、あっ、陽平さまの固くて逞しいチンポの相手は無理だよ。おとなしく寝てろ!」

 俺のチンポを咥えながら、迫力のある一喝だ。しかし、久遠先輩は首を横に振る。

「……いや」
「青白い顔して、んっ、何言ってんだよ? セックス知らない女が、あんっ、陽平さまみたいに強い人の相手できるわけないんだよ」
「いや……私もする……」
「バカ。んっ、本当に、どうしようもない女だよな。負けず嫌いで、んっ、意地っ張りで!」
「違う! それ、ユキちゃんの方だもん!」
「なッ!?」

 え、なに?

「ユキちゃんの方こそ、負けず嫌いで、意地っ張りで……一人でカッコつけてるのは、ユキちゃんの方じゃない!」
「し、してねーよ! なんだよ、お前、急にガキの頃の呼び名で……」
「ユキちゃんだって、つらいくせに。なのに……私を休ませるつもりで、一人で頑張る気なんでしょ!」
「ッ!? バ、バカ言ってんじゃねーよ! これはあたしとお前の勝負で……」
「勝負なんて、したくないくせに! いつも逃げてばっかりだったくせに!」
「……ゆりっぺ……」

 ゆりっぺ?

「陽平さま。次は私です」
「え、あ、あぁ…」
「んんんー!」

 久遠先輩は、今度は達しても持ちこたえる。そして、吉嶋先輩がしていたように、全身でピストン運動を繰り返す。

「ほら、私もできるよ、んっ、んっ、ユキちゃん一人で、背負い込む必要ないんだよ、んっ、んっ」
「背負い込むなんて、あたしは……」
「ユキちゃんは、いっつもそう。小学生の頃から、本気を出せば何をやっても一番になれたくせに、面倒くさがって。なのに、トモダチのためなら、一人で無茶して」
「な、なに言ってんだよ。一番は……お前だろ。あたしがあんたに勝てるものなんてないって」
「私は、一番になりたくて、んっ、頑張ったんじゃないもん! ユキちゃんの、あっ、隣りに立ちたかっただけだもん。なのに……ユキちゃんが、その前に勝手に道を譲って」
「ち、違うよ。ゆりっぺが、すごい頑張ったからでしょ。あたしは、あんたみたいに立派な人間じゃないし、負けて当然なんだよ。買いかぶるなって……あ、あぁぁぁッ!」

 俺は隣の吉嶋先輩の尻に移った。どうやら俺と関係ないところで話を進んでるみたいだし、俺は俺で2人の話を聞きながら美少女の体を堪能することにした。

「ユキちゃんは、今も私の憧れだよ。引っ込み思案だった私を外に連れ出してくれたのはユキちゃんだった。頼もしくて、カッコ良くて、頭も良くて何でもできて、大好きだったの、すごく! なのに、ユキちゃんは何があっても私たちには頼ってくれなくて、一人で背負い込んで……私は、そんなユキちゃんが頼れる人になりたいと思ったの。だから、お勉強も運動もがんばったんだよ! なのに、どうして逃げちゃうの! なんで、私から離れていったの!」
「あたしは……んっ、そう、逃げた、の…あぁっ、だって、あの頃のゆりっぺ、すごく必死で、あたしに食らいついてくるくらい、強くなって……あぁ、ゆりっぺは、すごい子だったんだって。あたしよりもみんなに頼られて、成績だって良くて……あたしは負けちゃうんだって、んっ、思ったら、怖くなったのよ!」
「……そんな……」
「あたしは、本気出すのが怖かった。だって、負けたときが怖かったから。んっ、んっ、だから、あんたのそばにいるのが辛くて」
「違う! 違うよ! 今でも、本気だしたらすごいのはユキちゃんじゃない! 私は知ってるよ。だって、今でも必死で頑張らないと、本気のユキちゃんには勝てる気しないもん!」
「バカ。買いかぶりだって、言ってるだろ……」
「でも、今日は、んっ、私、嬉しかった。ユキちゃんが、ちょっとだけ本気見せてくれたもん。跳び箱の失敗は、わざとらしくて頭きたけど」
「なっ!?」
「なにィィィ~ッ!?」

 俺の方が驚いたわ。そうだったのか。吉嶋先輩は俺と白組の視線をチラチラ気にしながら、「そ、そんなわけねーじゃん」と頬をますます赤くする。

「私はいいよ。ユキちゃんがそういう子だって、知ってるもん。んっ、でも、私は、逃げないよ。んっ、ちゃんと陽平さまとセックスして、ユキちゃんと勝負したい。そして、私のこと認めて欲しいの。逃げないで欲しいの。私、ずっとそのために頑張ってきたんだから! んんっ」
「あっ、あぁぁ! が、頑張るも何も、十分だろ! あんたは生徒会長で、勉強もスポーツも一番で、眩しいくらいで……あたしなんかがいなくても……」
「いやっ! ユキちゃんがいてくれなきゃ意味ないもん。私はユキちゃんに認めて欲しいの!」
「じゃ、じゃあ……そこまで言うんだったら、教えてやるよ! あたしがあんたから離れた本当の理由!」
「え?」

 俺に挿入されながら、吉嶋先輩は隣りで四つんばいになってる久遠先輩にググッと顔を近づけた。
 
「んんんんーッ!?」

 そしてキス。接吻だ。吉嶋先輩が久遠先輩にキスをした。
 真っ赤な顔で、怒ったみたいに、吉嶋先輩は言う。

「……ホ、ホラ、これでわかったろ! あたしみたいに気持ち悪い女が、あんたのそばにいちゃダメなんだ。こんな変態女のことなんて……忘れてくれよ。お願いだから」

 俺に犯されながら、ボロリと吉嶋先輩は涙をこぼす。俺も思わず胸と股間が熱くなった。
 だが、そんな彼女の顔を、今度は久遠先輩が両手で挟んで唇を近づける。

「んんんんー!?」

 キスである。むしろディープな。
 あっけに取られる吉嶋先輩からくちゅりと唇を離して、久遠先輩は色っぽく目を潤ませる。

「だから、勝手に逃げないでってば……私の気持ちも、ちゃんと受け止めて?」
「ゆりっぺ……」

 どうでもいいけど、「ゆりっぺ」はやめね?

「ん、んんっ、ユキちゃん…」
「ゆりっぺ、はぁ、ゆりっぺぇ」

 濃厚なキスを始める2人に、俺は上下に体を合わせるように命じた。俺の考えを察した2人は感謝の言葉を並べて俺の前に体を横たえる。
 久遠先輩が下。その上に覆い被さって吉嶋先輩が尻を向ける。仲睦まじいキスを続ける2人を交互に俺は犯す。

「はぁぁ、ユキちゃん、ちゅ、大好き」
「ゆりっぺ…好きだよ、大好き」

 白と赤の首輪の2人が、幸せそうに絡み合う。
 俺は感動していた。処女だのなんだの、小さいことにこだわっていた自分を恥じた。
 てか、どうせ俺が今度とも独占するんだから、男がいようがなんだろうが、関係ないじゃないか。
 
「みんな、ゴメン! 首輪は外してくれ! 白も赤もこれからはない。あとであらためて全員に金色の首輪を配る。奴隷天使だ! みんな、俺のスペシャルな天使たちだ!」

 歓声が沸き上がり、白の女も赤の女も首輪を投げ捨てる。

「みんなで愛し合おう。この2人みたいに! 敵も味方もない。みんな平等な肉奴隷天使たちだ! 一つになって愛し合おうぜ!」

 全員が抱き合ってキスをする。木口と小山も抱き合って舌を絡め、股間をまさぐり合う。
 目の前で繰り広げられる超レズビアンショー。興奮する。凄まじい多幸感に股間も限界に近づく。

「あぁッ、ユキちゃん! ユキちゃん、私…!」
「うん、ゆりっぺ! イこう! 陽平さまのチンポで、一緒にイこう!」
「ああッ、ああッ」
「あああああーッ!」

 2人の膣の中に、盛大に射精した。頭が真っ白になって蕩ける瞬間、俺は陽平クラスが一つとなり、同じ絶頂に包まれた幸福を実感して、ひとすじの涙を流すのだった。

 まあ、そんな話はどうでもいいんだけど、俺の学校支配はますます進化する。
 女子はとりあえず、何着るにしても下半身は裸であれ。男女交際は基本禁止だが、まあ、俺がブスと認めた女となら誰でも付き合っていいぞ。陽平クラスの女が俺のモノなのは当然だが、他クラスでも素質のあるものはいつでもうちのクラスに引き上げてやる。女を磨く努力は怠るな。
 陽平クラスは今度も俺の決めたカリキュラムをこなしてもらう。
 朝はご奉仕の授業、2日に一度は全裸プール授業、昼は食堂貸し切りで女体盛りパーティで、夜もみんなでお泊まりだった。
 むしろ学校というより俺の城だ。王である俺の気まぐれと性欲によって運営される高校生活は死ぬほど楽しい。
 だが、俺の超能力はまだまだこんなものじゃない。学校程度で満足するような俺でもない。

 いくぜ……全国制覇だ!

 スカイタワーの頂上に俺は立つ。
 まだ建設中ではあるが、タワーというシンボル性が俺の舞台として相応しいと思い、この場所を選んだ。
 東京がだいたい見える。360度のパノラマでこれから相手にする国を俺は見渡す。
 いくぜ。俺の能力を食らえ、ニッポン。今日から俺が支配者だ!

「うぅぅぅ……やー!」

 両手を天高く突き上げ、俺は超能力を全解放する。



 CM明けのスタジオは、本番とはいえプロたちの慣れた雰囲気で、さほどの緊張感は感じられなかった。

「はい、それでは今日はスペシャルなゲストに来ていただいてるということでですね、このコーナーに行ってみたいと思います」
「はい」

 蝶ネクタイの男が隣のキャスターと笑顔を交わし、毎朝、どこかのチャンネルで行われているコーナー名をテロップとともに流す。

「陽平さまの、『今日の穴、どんなアナ~』ということでですね、なんと今日の穴は、当番組のメインキャスター、高平アナウンサーなんですねえ」
「あっ、あっ、あぅんっ、みなさま、ごらんください! 陽平さまのおチンポ、私の穴にぶっすり刺さってますぅ!」

 メイン席に座る俺の上に、カメラを向いて跨る高平アナが、俺のを咥えた腰を揺すりながら笑顔を浮かべる。

「高平アナが陽平さまの穴になるのは今月2回目ということなんですがぁ、今回はちょっと趣向を変えていまして、後ろの穴を使っているんですねえ」
「んっ、んっ、はい、そのとおりです! 私も初めてで緊張したんですが、ローションを使うと、意外と、スムーズにですね、ズブズブ入っちゃうので驚きましたぁ!」
「生田アナもお手伝いしたんですよね?」
「はい。私は陽平さまのおチンポをおしゃぶりしたのと、高平アナの穴にローションを塗る手伝いをさせていただきました」
「え、ホント。ちょっと指嗅がせてくれる?」
「やだあ、もう、犬塚さーん」

 大仏みたいなジジイが変態じみたことを言って、スタジオが爆笑する。
 俺はそういうのは完全に無視して、ピストンのペースを上げる。

「どうですか、高平さん。後ろの穴は初めてというお話でしたが?」
「はいっ、最初は、やっぱり抵抗もありましたけど、んっ、でも、入れていただくと自分でも新世界って、いいますか、まったく新しい感覚なのに、ずっと前からこれを待ってたみたいな、んっ、素晴らしい朝を迎えた気持ち、ですぅ!」
「なるほどー。でも、そんな高平アナなんですがぁ、じつは恋人がいらっしゃるんですよね?」
「もー、テレビで言わないでくださいよぉ」
「じつは、モニターが繋がっています。高平アナの恋人、ミュージシャンのポンカンさんです。ポンカンさーん!」
「……どうも」
「うっそぉ!」

 わざとらしく高平アナは口に手を当てて驚いた表情を見せる。
 じつはリハまでやってるんだがな。

「いかがですか、恋人が朝のテレビでアナルを犯されてるのをご覧になって?」
「斬新な気分ですね」
「もー、なんで出てきちゃうのぉ?」
「高平アナも恥ずかしがってるようですが、恋人として、彼女に一言」
「今度、俺にも使わせろよ」
「あははっ、もう、バカ」
「さて、ポンカンさんは今週新曲を発表されたそうで。それがなんと、陽平さまの夜の番組、『勝ち抜き彼女』のエンディングテーマに選ばれたとか」
「おー、あの深夜放送にも関わらず、視聴率30%を越える超人気番組ですよね?」
「毎週、街角でスカウトされたカップル8組の彼女の方が、下着審査や陽平さまの好みでランキングされて、最終的にエッチまでされた彼女の彼氏に賞金200円が贈られるという番組なんですが、とにかくもう、その辺を歩いてる素人娘たちのあられもない格好とエッチがモザイクなしで楽しめるとあって、世のお父さんたちや非リア充のみなさんに大人気の番組なんです」
「先週の中学生の子、可愛かったですよね~。しかも処女だったし。ウヒ!」
「ではさっそく聞いていただきましょう、ポンカンさんの新曲で『君がNTRの夏』どうぞ!」

 切ない系のフォークソングが流れる中、俺の興奮も徐々に上がってきて、スクール水着(言い忘れたけど、チャンネルごとに女子アナの制服は決まっているのだ)を胸元もはだけさせ、おっぱい丸出しにして床に手をつかせる。

「おおっ、盛り上がってまいりましたね!」

 大仏みたいな男がはしゃぐ中、キャスターテーブルをどけさせ、俺と高平アナの結合している尻がカメラによく見えるように横を向く。

「あっ、あっ、あっ、あっ」

 歌に合わせて尻をパンパンと叩き、高平アナもカメラに向かってよがり顔を見せて喘ぐ。カメラの横では、ADが次のカンペを出して手を回していた。
 くそ、もう時間がないのか。次のコーナーは潰すわけにはいかないのに。
 高平アナの尻に食い込む俺の指。熱くなっていく股間。尻から飛び散るなんかの液体。ヒートアップしていく俺らの交尾に、スタジオも息を呑む。

「あっ、あっ、あっ、イキます! イッちゃいます!」

 徐々にカメラが高平アナの顔にズームアップ。そして、絶頂に達した彼女が叫ぶ。

「CMのあとは、今日の犬っコロですぅぅぅ!」

 犬っころのような格好で、高平アナは潮を吹いて絶叫する。癒し系のこのコーナーは、俺も毎朝楽しみにしているのだ。犬、かぁいい~。

「ほら、もっとそこに舌をチロチロさせて」
「ふぁい…ん、れろ、れろ、れろ…」
「おつかれさまでした~」

 無事に番組も終了して、お天気キャスターの子に掃除フェラさせている俺に、ディレクターが近づいてくる。

「いやぁ、今日もすばらしいエッチをしていただいて、ありがとうございました。高平も「アナルから天国が生まれるかのようでした」と申してました」
「まあ当然だな」
「それで、あのー、今後のコーナーの予定なんですが」
「あぁ、また気が向いたときに気が向いたアナを犯しにくるぞ。前からそうだろ?」
「ええ、ええ、そうなんですけど、まあ、女子アナも仕事しながら犯されるのは大変と申しますか、その、負担といいますか、もちろん、好きなときに好きなだけ犯す権利が陽平さまにはございますけど、たとえばニュース番組などでは、ちょっと……」
「何が言いたいんだよ?」
「つまりその、アナでもタレントでも、指定してだければ、担当番組以外の枠で彼女たちを犯す番組をそれぞれの局で設けて、まあ、例えば深夜放送などでどうかと、陽平さまに伺いする方向で…いえ、他局の方から、そういう形式が良いんじゃないか、という話が持ち上がりまして」
「めんどくせぇな」
「はっ、もうしわけありません」
「俺がいつ、どこでどのアナを犯すのかわからないところが面白いんだろ。何言ってんだよ」
「いや、返す言葉もございませんが……ですが、その……」

 ゴチャゴチャとうるさいディレクターに、俺は超能力を発揮する。

「いいから、俺の言うとおりにしろ。それが最高に面白い番組で、お前らはそのために働いてるんだ。わかったな?」
「……はいっ、ありがとうございます!」

 目をとろんとさせて、ディレクターは仕事に戻る。
 まったく、大人はいろいろと細かいことに口うるさい。ついでに、同じ命令を超能力で全局の制作担当者たちに与える。お前らの都合なんて知ったことか。俺は犯したいときに犯したい女を犯す。それがテレビとかネットとか、みんなの見ている前なら、なお最高だ。

「春海」
「はい、陽平さま」

 俺はマネージャーの春海に命令して、カメラとPCを用意させる。今からネット生放送で、このお天気お姉さんを犯してみようと思う。
 視聴人数が多すぎて鯖落ちさせること数回。とうとう俺専用チャンネルとして独立したアカウントで、俺は「仕事明けのお天気お姉さんを犯してみる」とタイトルを打ち込んだ。
 四つんばいにしたお姉さんの顔をアップで、後ろから突かれているところを生で放送する。よがり狂うお天気キャスターのアヘ顔は、あっというまにコメントで埋まった。
 ちなみに、今日も1日快晴だってさ!

「そろそろ学校へ行こうか」

 リムジンの後部座席で春海を座位で抱きながら、運転手に学校行きを命令する。テレビ局を発進したリムジンは、ゆっくりとハンドルを切って母校へと向かう。

「どうだ、春海。今日の俺のチンポは?」
「ひゃ、ひゃい、今日も、最高のおチンポです! 陽平さまのおチンポ、美味しいです!」

 あの日、一番最初に犯して淫乱奴隷になれと命令して以来、俺の忠実なシモベとなった春海。昔はいつもツンツンしてた生意気な幼なじみも、今や24時間俺のチンポのことばかり考えている淫乱牝豚だ。ポニーテールを揺らして、でかい尻を俺の膝の上で振っている。
 あれから半年くらいか。この尻も、男の味を知ってからちょっとでかくなった気がする。処女だった春海は、俺に抱かれることでいやらしい体に成長し、そして身も心も俺に捧げて夢中になっている。
 じつは俺も、コイツのこと意識してた時期があった。
 中学に上がったあたりから、春海は男子にモテるようになった。周りからそういう評判を聞くようになり、俺も遅まきながらコイツが美少女だと気づいて、そうなると幼なじみであることが誇らしいというか、妙に照れくさくなったり、なんだか勝手に「俺の嫁」みたいに錯覚しちゃってたこともあったんだ。
 でもコイツはそれを知ってか知らずか、徐々に俺を避けるようになり、別々の高校に上がってから、本当に疎遠な関係になっていたんだ。
 まあ、リアルの幼なじみなんてそんなものかと、俺は諦めてたけど、まさかそれがこんな形で手に入るなんてな。

「陽平さま、んんっ、陽平さまぁ~ん」

 唇に貪りつき、ヨダレを流し込むように俺を求める春海は、芸能人でも行きずりの美女でも好きなだけ抱けるようになった今となっては、もう俺の中でも抜群にイイ女ってわけではなくなったが、幼なじみという思い出補正もあって、やはり特別な執着があった。なので、彼女には俺のそばにいる権利を与えている。
 要するに秘書っていう名の小間使いだ。
 俺のことを避けてた春海を、俺の言いなりにしてそばに仕えさせているのは、俺的にもかなり気分が良かった。そして、俺のことを避けてきた恨みを、こんな形で返すこともできるしな。

「春海、そろそろお前の学校に着くぞ」
「ええ? でも、私は、まだ……」

 イク寸前だった春海は、いいところで動きを止められたことに戸惑いを見せる。
 しかし俺はそれを無視して車も止めさせる。春海は生意気にも俺よか偏差値の高い私立に通っていた。その校門前に車をつけて、俺はまだ膝の上で濡れた尻を振っている春海を、車の外に突き飛ばす。

「きゃあッ!?」

 コロンと転がってノーパンの尻を丸出しにする春海。何人か校門前にいた生徒たちも、驚いて立ち止まった。

「よし、行け」
「ま、待ってください、陽平さま! もう少し、もう少しだけお慈悲を───」
「じゃあな、しっかり勉強しろよ」

 すがる春海をシカトして、俺は車を発進させる。腰が抜けた春海は追いかけてくることもできず、悲痛な叫び声を上げる。

「行かないで! もっと、私におチンポを~ッ!」

 あぁ、面白ぇ。あの春海があんなバカになってまで俺を欲しがる姿なんて、想像したこともなかったぜ。
 あとでまた、どんな風にイジメてやろうかな。

「おはようございます、陽平さま!」

 俺の学校に着くと、校門前には久遠先輩と吉嶋先輩を先頭に、60名の奴隷女生徒たちが整列して俺を迎える。そして、教室の窓から国内はおろか海外から選りすぐった同年代の美少女たちが手を振って俺を出迎えてくれた。

 うちの高校は、今年度から女子校になった。
 男子はどっかに転校させて、ついでに興味のない女子どももどっかにやって、近くのマンションもついで乗っ取り、全寮制の女子校に改造してやったのだ。
 教師も当然、美女ばかり。制服は相変わらず下半身裸体。
 先日、学校名も変更した。ここは陽平大奥高校。略称はヨウオク。俺の認めた美少女しか入学できない、現代の後宮なのだ。

「おはよう、諸君」

 俺が片手をあげて軽く挨拶するだけで、黄色い悲鳴が沸き上がり、何人かの生徒は失神してしまう。スウェットにつっかけサンダル姿の俺なのに、まるで来日したばかりのスターみたいに猛烈な歓迎っぷりだ。

「陽平さま。ご登校、おつかれさまです。先にお風呂になさいますか、それとも朝食になさいますか?」
「メシにしよう。今日はパンが食いたい」
「はい、そうおっしゃるかと思い、焼きたてのクロワッサンを取り寄せてあります。厨房には、陽平さまがお席につくタイミングに合わせて卵を焼くように指示しておりますので、まっすぐ食堂へお向かいください」
「うむ」
「陽平さま、今朝のテレビ観ました。とても男らしくて…大胆なエッチでした」
「おう。あとで吉嶋のアナルも犯してやるよ」
「ふふっ、楽しみにしてます」
「……あの、陽平さま……」
「わかってるよ、久遠もな」
「あは、ありがとうございます!」
「ったく、ゆりっぺの甘えん坊は直らねぇな」
「ふーんだ。ユキちゃんだって、昨夜は寝言で「陽平さま~」って言ってましたのよ」
「なっ!? ウ、ウソつくなよーッ」
「こらこら、俺を挟んでイチャつくなって」

 左右から俺の両腕を絡めて身を寄せてくる2人は、金色首輪の奴隷天使となって以来、元の親友(というかそれ以上の関係)に戻って、2人仲良く学校の代表として俺の大奥を統括してくれている。
 これでも一応、頼りになる2人だった。

「グッドモーニン、マスター!」
「ヨーヘイ、オハヨ! アイシテル!」

 校舎の中に入ると、金髪の少女たちが俺に絡みついてくる。たぶん北米か南米クラスの子たちだ。
 さらにオセアニアクラスもアジアクラスの子たちも便乗して集まってきて、玄関前はちょっとした騒ぎになる。

「ちょっと、あなたたち。また勝手に教室を抜けだして!」
「陽平さまは朝食に向かうところだよ! みんなは授業があるでしょ!」

 世界中から美少女を集めてきたおかげでワールドワイドになった俺の大奥なのだが、風習も文化も違う連中が集まると、学校内もかなり自由な雰囲気になってしまった。
 あと文化の違いというより、単純にまだ世間を知らない選りすぐりの美少女ばかりとなれば、当然それぞれにライバル意識もプライドも高く、俺の愛を巡って、こんな風に毎朝大騒ぎになるのだ。
 
「仕方ないわね……『ストップ』!」
「ッ!?」
「ソンナ……チョット挨拶のキスしただけダヨ……」
「ダメよ。陽平さまへのキスやペッティングが許されるのは、陽平さまが許可を与えたときだけです。ここは日本なのですから、女性はたしなみを持って行動しなければなりません」
「……ユリコもユキも、ヨーヘイにくっついてる……」
「うるさい。あたしたちは特別なの。な、ゆりっぺ?」
「ね、ユキちゃん」

 彼女たち2人には、『ストップ』の権利を与えている。
 この学校の生徒ならば、彼女たちのストップにより、体は一切動かなくなる。暴走しがちで、時には教室間紛争にまで至る多国籍学校を束ねる以上、多少の武力は必要なのだ。
 というようなことを彼女たちに要望されて、俺は彼女らにこのような特権を与えてやった。

「それじゃ、罰だよ。お尻こっちに向けて」
「うう……」
「えい!」

 ピシリ、と北米クラスの真っ白い尻に、久遠先輩のムチが走る。

「陽平さまにご迷惑をおかけしたこと。私たちの制止に逆らったこと。あなたたちはムチ打ち2回とします」

 赤くとてもいやらしいムチのあとが2本ずつ、彼女たちの尻に走る。他のクラスの子たちは1本ずつだ。
 ムチも彼女たちを始めとする金色首輪の天使組だけが所持を許されている。学校は彼女たち陽平クラスを代表するメンバーによって統制され、平和に運営されているのだ。

「それでは、食堂へどうぞ」
「うむ」
「キャッ!?」
「アン!」
 
 でもまあ、涙目の子たちがあんまり可哀想だったから、痛々しいお尻を撫でてやってから俺は食堂へ向かった。
 久遠先輩たちも、優しい目をして微笑んでいる。

 メシを食ったあとは、各クラスの授業参観だ。今日はアジアクラスをお邪魔することにした。

「イラッシャイマセ、陽平サマ!」

 顔立ちも肌の色も異なる少女たちだが、みんな同じ制服に身を包み、下半身を裸にして瞳を輝かせていた。国籍も民族もバラバラだが、みんな俺の奴隷ということでまとまっている。
 世界は一つ。俺の奴隷。

「それじゃ、とりあえずフェラからな」
「ハイ!」

 まずはフェラから始めるのが俺のお約束。そのへんのことは知り尽くしているクラスのみんなは、クラス委員長のフェイリンを先頭にして、教卓の上でパンツ下ろして待ってる俺の前に整列する。

「陽平ご主人様。貴方を敬愛する奴隷である私たちが、心を込めてご奉仕いたします。どうか至らぬときは遠慮なくお叱りください。その代わり、上手くできたときはお褒めの言葉をいただきたく、お願い申し上げます」
「うむ」

 きっちりと、まるで練習してたかのように滑らかに恭しく叩頭するフェイリンに、俺は鷹揚に頷き返し、早くせよと言わんばかりに剛直を主張する。
 フェイリンは頬を赤くして、「まるで天を衝く龍のようです」と、そっと両手を添えて祈るよう顔を下げる。
 そして、ネトッと舌を絡ませてくる。
 瓜実のような輪郭に、スッキリとした目鼻立ち。上品な家庭に生まれた少女だが、その舌は意外と長く、生来に器用な子なのか、大胆によく動いた。
 小さな口をすぼめて、舌だけを伸ばして俺のを愛撫する。簡単にくわえ込んだりしない。舌だけで丹念に俺を悦ばせることに執着し、そして、それを極めたといってもいいレベルで愛撫してくれる。
 チロッ、チロッと裏スジが強めに刺激される。尿道あたりをベロベロと高速で舐め回す。よくこんなに動くもんだと感心するくらい、休みなく工夫された動きで俺のを高めていく。
 もちろんトップバッターだから、俺を最後までイかせたりしない。寸前で微妙に動きを緩くして、俺が収まるのを待っている。広いおでこの上目遣いが可愛いといつも思う。

「…いいぞっ、フェイリンはさすがだな」

 俺が頭を撫でてやると、行儀正しいフェイリンが、子どもみたいな顔して微笑む。
 そして、後ろの子にバトンタッチ。褐色の肌をした女の子だ。

「シ、シアンです……ヨロシクお願いデス」
「うむ」

 シアンは、まだ編入されて間もない子なのか、よくあるご奉仕活動なのに緊張した様子だった。不器用そうに俺のを両手に掴むと、バクっと思い切って咥えてきた。
 俺の表情を伺いながら、自信なさげにゆっくりしたリズムで顔を前後に動かし始める。そしてそのまま、ずっと同じ動きを続けている。
 単調で味気ない奉仕だった。しかし、俺が叱るよりも早く、フェイリンが吊り目がちな目を光らせる。

「シアン、ダメ。それじゃ陽平ご主人様は嬉しくない」
「ふぇ?」
「顔を引くときは、もっと強く吸う。口の中でも舌は動かさないとダメ。手も怠けさせないで、シコシコかクリクリ。それ絶対」
「ふ……吸って、シコシコ? クリクリ?」
「こうする」

 シアンから一旦俺のを奪って、パクリとフェイリンはくわえ込んだ。そして、ズズズと音がするほど強く吸ったかと思えば、頬の肉がグニグニ動くほど俺のを擦りつけ、舌を出して絡ませ、なおかつ指で根元をしごいたり袋の下をクリクリをイジったり、先ほどとはまたうって変わったテクニックを披露してみせた。

「オオー」

 シアンも、その後ろにいた女の子たちも思わず歓声を上げる。俺も油断するとあっという間に出してしまいそうだから、グッと歯を食いしばって我慢した。
 フェイリンは、照れくさいのか頬を赤くして、しかし真面目な表情は崩さないままシアンと後ろの子たちに向かって、俺のチンポを握りながら演説する。

「陽平ご主人様は世界中の女を抱いてる。私たちはもっと勉強して、私たちにしかできないやり方でご主人様を悦ばせなければならない。今のは基本。出来て当たり前。これくらい出来なければ他の教室とは戦えない。私たちは、欧米よりも、日本の首輪女たちよりも、陽平ご主人様を悦ばせる生徒になる。そうでなければ、この学校で生きていく意味はない。違うか?」

 シアンも、他の子たちも、フェイリンの言葉に神妙に頷いている。正直、そこまで気合い入れなきゃならないことかとは思うが、俺のことを思ってのことだから、気の済むようにやらせておくことにする。
 俺は俺が気持ち良ければそれでいいのだ。

「シアンは、張り子で練習する」
「ハイ!」
「陽平ご主人様。次の子にやらせてもよいですか?」
「うむ」

 各教室には、俺の陰茎の形をしたプラスチック模型が置いてある。シアンはそれを持って、俺の横に跪いて咥える練習を始めた。
 次の子が前に出る。後ろに髪を結んだ真面目そうな子だ。
 だが、その眼はフェイリンの情熱に当てられたのか、激しく燃えていた。凄まじい奉仕熱だった。

「フェイリン、ワタシのも見てホシイ。ダメなとこ教える」
「わかった」

 次の子は、パクリと咥えるとバキュームのように俺のを吸い込み、舌も手も優しく動いた。さっきのフェイリンと同じことをしてみせた。
 しかしフェイリンは、顔を厳しくする。

「基本は出来て当たり前と言った。お前の工夫がない」

 俺のを咥えてた子は、顔を赤くして、そのまま逡巡しているようだった。
 しかし、やがて意を決したように、おもむろに上半身の制服をたくし上げると、驚く俺とフェイリンの見ている前で、その小さく尖った乳房の先端を俺の先端に押しつけ、クリクリとマッサージを始めた。

「おほ」

 可愛らしい少女の扇情的な奉仕光景と、そのくすぐったさに思わず声が漏れる。
 フェイリンも頬を緩ませ、「それ面白い」と笑った。

 そんな感じでひとしきりフェラ奉仕を楽しんだ後は、みんなで乱交だ。
 体つきも肌の色も、抱いたときの反応もいろいろだ。
 アジアは広い。世界はもっと広い。だが、俺に抱かれてしまえば同じだ。心の底から快楽に溺れて、夢中になって腰を振り、俺への愛で幸せになる。

「あぁッ、あぁーッ! 陽平、ご主人様ァ! ご主人様ァーッ!」

 あの生真面目なフェイリンだって、ご覧の通り、誰よりも大きな声を出してよがり狂ってる。
 机に手をついて、夢中になって尻を振り、やがて絶頂に達して崩れ落ちるフェイリンを、他にも多数の女子が失神している床に並んで寝かせる。そして今度は、机の上で仰向けになって足を広げるシアンの方へ向かった。

「陽平サマ……シアンは、もっと勉強して、陽平サマのイチバンのペットになる」

 自信なさげだった彼女にも、明確な目標が生まれて、その瞳にも強い光が宿っていた。
「あぁ、がんばれ」と、優しく激励を与えて、俺はズッコンバッコンとシアンを犯した。

「はひゃぁ!? ひゃあ! あぁ! ひぃああぁぁ!」

 それじゃ、昼は南米クラスで遊ぼうかな。
 真面目で熱心なアジアや日本もいいんだけれど、やっぱりエッチは明るくだよね。
 今日も存分に我が生徒たちの奉仕を楽しみ、俺は学校をあとにした。

 米空軍より寄贈を受けたV-22が東京上空を旋回する。
 本当はもっと高速の戦闘機が欲しいところだが、都内ではなかなか滑走路が確保できないし、俺の体力的にも距離的にも通学に利用するにはハードすぎるので、垂直離着陸の可能な本機を俺のチャリ代わりに使うことにしていた。
 多少は俺も操縦を覚えたが、まだ離着陸は難しいので、そこは同じく米空軍より寄贈を受けた美人パイロットに任せることにする。

「OK、タッチダウンよ、マスター」
「サンキュー、アリシア」

 金髪のパイロットにキスをしてヘリポートに降りる。ここはスカイタワー屋上。最上階を住居に改造して、俺んちにしていた。
 屋上まで春海たちが迎えに出ている。俺は帰宅の接吻を秘書たちと交わしながら、暖かい我が家へと帰ってきた。

 360度パノラマの西側から、直射日光が俺のデスクを照らす。白い裸体で組み上げられた俺のチェアも、赤みがかった太陽のせいでオレンジ色に染め上げられていた。
 俺の帰宅を知ったときから椅子としてスタンバイしている彼女たちは、某集団アイドルチームの一つだ。
 かつて全員抱いてやろうと自宅に招いたのだが、衣装を脱がしてしまうと性欲そそる美少女はほんの一部で、あとは全然レベルの低い女ばかりでがっかりしたものだ。
 世界中を飛び回って、本物の美女、美少女を抱いてきた俺としては、彼女たちの「どこにでもいる女の子」レベルには、親近感どころか失望感しか抱けない。
 せいぜいアイドルよりも大道具係がいいくらいだろうと思い、彼女たちには交代で俺んちの家具をやらせている。
 右手の肘おきになっている尻をピシャリと叩いて、腰掛けた。
 肘あて及び背もたれには、この中でもレベルの高い子を担当にしている。背中に当たる胸の感触と、俺の手のひらで時々ビクンと震える尻やアソコの感触は、椅子の中でも一番大事なところだからだ。
 まあ、現役アイドルを椅子にするのはそれなりにいい気分だった。
 こんな奴らに騙されてCD10枚も買っちゃったのかと思うと、今でも口惜しいけど。

「陽平さま。政府より問い合わせが来ております」

 スーツ姿のお姉さんたちが、書類を手に報告を始める。
 彼女たちは政府より寄贈を受けた国家公務員たち。もちろん、容姿重視で俺の選んだクールビューティたちだ。
 別に国家レベルで権力者になるつもりはなかったが、俺の思いどおりにいろいろ動かしていくとなると、どうしても権力は持つ必要になる。まあ、世界中で好き勝手やってるんだから当たり前だが。
 この超能力は俺の気の向くままに使うためにある力だし、面倒なことは政治家とか官僚とかで勝手にやれと言ってるのだが、権力の好きな連中は、今日もしつこく俺にお近づきたがってくるのだ。
 
「先日、理事就任をお断りした国連が、今度は陽平さまに特別顧問の席ではどうかということで、調整に入りたいそうです」
「断る」
「アジア圏の各首脳が来日して、陽平さまを囲んだサミットを開催なさりたいそうです」
「断る」
「中近東の某国が、王族の会員制クラブで少女接待したいと内密に打診してきてます」
「重大な関心を持って前向きに検討していく」

 次々に上がってくる案件に適当に返答していく。今日も世界中からモテモテの俺だ。
 しかし全部の相手をしていたら俺の楽しむ時間がなくなる。だいたいの案件を蹴飛ばして、適当なところで本日の公務終了とする。

「あと各国に今月の奉納金を忘れるなと言っておけ。以上。風呂に入るぞ」
「はい」
「椅子、帰っていいぞ」
「はいッ!」

 仕事も終わったし、あとはお楽しみタイムだ。椅子係のメンバーは解体し、別れの挨拶代わりに新曲の1フレーズを俺の前で披露して帰っていく。難しい話のときは後ろに控えていた春海も、表情を明るくして服を脱ぎ始めた。
 クールビューティたちも脱ぎ始める。風呂係の美女たちも準備を始めて、俺の服を脱がしにかかる。
 総勢、28名の俺の世話係だ。全国から選りすぐっただけあって、非の打ち所もない美女軍団だ。彼女たちに比べたら、そこらのアイドルタレントも人間椅子みたいなもんだ。
 美しいものだけが俺のそばにある。この俺にふさわしいモノだけが。
 とても良い気持ちで彼女たちに服を脱がせてもらっていた。まさに王侯貴族の気分だ。
 しかし、ふと窓の向こうに汚れがついているのが気になった。
 鳥のフンか、あるいは接着に使った何かが垂れたのか、夕焼けに目立って影を落とすその汚れは俺の癪に障った。こう見えても俺、きれい好きである。

「おい、藤田ッ! 窓が汚れてるぞ!」

 隣の用具部屋に向かって怒鳴った。ゆっくりとドアが開いて、メイド服を着た女が現れる。
 かつての担任の藤田だ。俺の家でメイドとして働かせていた。
 もちろん、コイツに下した命令はそのままだ。俺の超能力に精神までは侵されていない。しかし、体は命令に逆らえない。
 彼女だけ正気を残したまま、俺のすぐそばで奉仕させていた。彼女が憂鬱そうに毎日働いている姿を見るのが、とても気分が良かったからだ。
 俺が窓の汚れを指すと、藤田は小さな声で「申し訳ありません」と呟いて、脚立を広げてその上に立った。
 メイド服の下から、Tバックの白い下着がよく見える。下着も当然、俺の指定だ。そして窓を開け、上空の強い風にスカートを靡かせながら、のろのろとした手つきで汚れを拭う。ますます尻が丸見えだった。
 かつての担任が、恥ずかしい格好で俺の命令に嫌々従う姿は、情欲をそそる。
 ムカつく教師だったけど、スタイルはかなり良いんだよなー。

「…終わりました」
「おう、ご苦労」

 藤田はうつむき、全裸で剛直をそそり立たせる俺から目を逸らす。

「それじゃ、お前にも仕事した褒美をやらないとな」
「…え?」
「机の上に手をついて足を開け」
「え、え、あっ、いやっ」

 心は拒んでも、体は抵抗できない。藤田は命令どおりの姿勢になって、俺に尻を向ける。短いスカートをまくり上げて、ヒモみたいな下着をずらして、俺の先端を押し当てる。

「いくぞ」
「…やっ…やめて、もう、本当に、お願い…」

 何度も俺に犯されて、俺が「やめて」と言われてやめる男じゃないことは十分承知のくせに、藤田は今日も懇願の声を震わせる。
 それが余計に俺を奮い立たせるって、いつになったら気づくんだろうな?
 遠慮無く、俺はまだ濡れてないソコに強引に割り入っていった。

「いやあああッ!」

 痛みで悲鳴を上げる藤田の中を何度も出し入れする。苦しそうな声を出す藤田も、徐々に中を湿らせてくちゅくちゅと音を立て始める。

「もう濡れてきたのかよ。ホント、せんせーはヘンタイだな」
「違っ、これ、違う…ッ」
「はいはい、黙れスケベー。みんな、このスケベに妊娠コールよろしくー」

 俺が手拍子すると、それに合わせて俺の取り巻き美女たちが妊娠コールを始める。盛り上がっていく俺の射精欲。フィニッシュを目指して腰の動きを速めていく。

「イクぞ!」
「うっ…う、う……」

 藤田の中にたっぷり出して、最後の一滴まで注ぎ込んでから抜き取る。どろりと濃い精液が、担任の膣の中から流れ落ちる。

「よーし、今日も藤田はシャワー禁止な。朝まで俺の精液を腹に抱えて寝ろ。明日はちゃんと仕事してくれよ、せんせー?」
「…うっ…うぅっ……」
「そんじゃ、俺たちは風呂に入ろうぜー!」

 今日も担任イジメて気分の良くなった俺は、美女たちを引き連れて下の大浴場階へ移動する。
 一度に全員入れる巨大風呂。夜景を眺めながらの乱交入浴が俺の楽しみだ。

「陽平さま、こちらへどうぞー」
「うむ」

 巨大マットの上に横になると、ローションと泡でヌレヌレになった少女たちが絡みついてくる。柔らかい体がくすぐったくて、ニヤけてしまう。イチャイチャと愛撫されたり挿入したりして遊んで、体を洗わせてからジャグジーへ。
 ローションプレイから泡風呂プレイへと贅沢な乱交を楽しんで、巨大浴槽に移ってまったりと夜景を楽しむ。
 洗い場で何人か失神してる女たちはいるが、残った女たちは俺の体をマッサージしたりドリンクを飲ませたり、甲斐甲斐しく俺の面倒を見てくれる。

「んっ、んっ、んっ、ぷはぁ」

 俺の股の間に顔を沈め、水中フェラしたり息継ぎしたり、忙しそうに奉仕しているのは春海だ。
 ホント、コイツってチンポ好きな。まあ、そういう女にしたのは俺だけど。
 春海が息継ぎしようとするタイミングで、頭を押さえつける。そのまま強引に何度も腰を突き上げて、春海の口に射精する。

「うぐっ、げほっ、ごほっ、げほっ……」

 顔を上げた春海の口から、俺の精液がだらりと垂れてお湯に落ちる。みっともなく鼻からお湯出してむせる春海に、俺は笑って頭を小突いた。

「ったく、しょーがねえなぁ、お前は。こぼさず飲めって言ってんだろ、バカ。ハハハッ」
「あ、あはは……。ごめんなさい、陽平さま……こほっ」

 追従の笑みを浮かべる春海と周りの女たち。俺が何をしようと彼女たちは喜び、幸福とする奴隷女たちだ。

 どこまでも幸せな毎日だ。
 見晴らしのいい場所を独り占めして、世界中の美女を独り占めして、権力を独り占めだ。

「そこに俺の像でも建てようか。世界一でっかいやつ」

 窓から見える夜景の向こうに、ライトアップした俺の姿を立たせよう。俺の権力を象徴し、東京の新しい名所となるだろう。

「すごーい」
「それ絶対に素敵です、陽平さま!」

 ついでに、俺の万博でもやって世界中の人間を集めようか。
 セックスとエロ遊びの祭典やって、新しい奴隷と世話係も選出しよう。派手な祭りになるぜ、きっと。
 女たちも歓声を上げて喜んでいる。適当な女を2、3人抱き寄せ、風呂の中でセックスを始める。

 最高の毎日だ。俺は王。世界は俺のもの。
 俺に不可能はない!

 ───ぐしゃ。

 ……変に胸騒ぎがして、目が覚めてしまった。
 全然眠れた気がしないし、なんだか体の調子もよくない気がする。
 なんだか最近、疲れてるのかもしれない。
 父さんも母さんも相変わらず入院中だし、そっちの面倒も家のことも一人でやらなければならないのだから、中学生の僕には荷が重すぎるんだ、きっと。
 お兄様が帰ってきてくれたら全部何とかしてくれるんだろうけど、そんなことを頼るわけにはいかないし。
 お兄様は、僕に任せたっておっしゃってたんだから。
 パジャマを着替えて、まずは日課のお兄様の部屋の掃除から始める。
 お兄様は忙しいみたいで、もう1年以上も帰ってきてないけど、いつ戻られてもいいように、僕は毎朝きれいに掃除している。
 弟として、当然の仕事だ。
 お兄様の部屋はプラモデルやフィギュアが多い。戦闘機と美少女が大好きで、1個1個磨いていくのは大変だ。それに、もしもキズ1つでも付けたらお兄様は激怒するので、細心の注意を払わなければならない。
 といっても、毎日やってるんだから、もう慣れたものだけど。
 それに、これをやってると心が落ち着くような気がする。お兄様の気持ちがわかるというか、今では1個1個のプラモにも愛着も湧いている。この作業は結構好きだ。
 寝起きのときの心苦しさも、もうなくなっている。今日もお兄様の部屋をきれいに掃除して、朝ごはんを食べて、学校に行って帰りに病院に寄って、いつもどおりの1日を過ごそう。
 お兄様の部屋のテレビをつけて、朝の報道番組を流す。7時のアナウンスが流れるまでは掃除の時間。僕は時間に正確だ。そういう几帳面なところは僕たち兄弟似ているって、昔、隣の春海姉ちゃんに言われたことがある。
 お兄様、元気にしてるだろうか。テレビではよく活躍を見てるし、お兄様が出ている番組は必ず録画しているから、元気なのはわかってるけど、やっぱりたまには直接お会いしてお話をしてみたい。
 今、スカイタワーの近くに建設されている『陽平像』は、来年の春には完成するし、それに合わせて陽平万博が大々的に開催されるそうだ。それが一段落したら、実家にも顔くらい出してくれるかもしれない。
 万博が始まったら、僕も行ってみようと思う。ひょっとしたら、お兄様にも会えるかもしれない。
 そんなこと考えながらF-2支援戦闘機を磨いていると、なんだかテレビが騒がしくしていることに気づいた。
 見ると、乳首のところに穴の開いたいつものスクール水着を着た高平アナが、涙を流して緊急ニュースを読み上げているところだった。

『テレビをご覧の皆様……ッ、最悪の、ニュースをお伝えします! 昨夜未明、スカイタワーの下で発見された転落死体の、続報です! 警視庁は、ついさきほど、DNA検査の結果、間違いなく私の……私たちの王、陽平さまだということを、発表いたしましたぁ!』

 絶叫のような声で泣き崩れる高平アナの後ろで、真っ赤な花のような映像が映される。
 緊急映像だからか、あるいはモザイク嫌いなお兄様への配慮なのか、上空から映されたアスファルトの上に、大きく弾けた血の跡と、飛び散った白い肉片が水風船を落としたみたいに広がっている映像が、はっきりと映し出されていた。

『繰り返し、お伝えします! 昨夜未明、ひぐっ、昨夜未明、スカイタワーの───』

 耳がキンキンして、テレビの音が聞こえなくなる。高平アナが何か喚いてるけど、僕には何にも聞こえない。
 お兄様のF-2支援戦闘機は僕の手から滑り落ち、片翼を折って床に不時着した。
 大事なプラモを壊してしまっては、お兄様にこっぴどく怒られる。
 僕は慌ててプラモを拾い上げった。そしてテレビで真っ赤な花になったお兄様を見た。それからプラモを見て、テレビを見て、プラモを見て───、わけがわかんなくなって、悲鳴を上げた。

< つづく >



 チャリンコをかっ飛ばして校門前。別に俺の力を使えばそのへんの車を捕まえることもできたんだが、そんなことは校門に着くまで思いつきもしなかった。
 頭の中はエロスでいっぱいだ。

「んんん……いくぞぉ……やー!」

 俺は超能力を思いっきり解放した。
 ジャージ姿でチャリンコに跨る俺を怪訝に見ていたやつらも、あからさまにシカトしてたやつらも、クスクスと遠巻きで笑ってたやつらも全部、俺は一瞬で支配してやった。

「───おはよう、諸君!」

 右手を高く挙げて、俺は学校に向かって叫ぶ。
 窓辺に、玄関に、校庭から職員室から登校途中の坂道からも、敬愛の笑顔を浮かべた生徒と先生たちが殺到してきて───

「おはようございます、陽平さま! あなたの学校へようこそ!」

 一人漏らさず、俺への忠誠を誓うのだった。

「ん…あぁ…陽平さま…」
「ひっ、そこ…あっ、あっ、いい、です…」
「あぁッ! 陽平さま! 陽平さまぁ!」

 とりあえず同じクラスの貴族階級に属する女3人を、黒板前に並べて犯していく。今はリーダー格で気の強い女王様、木口に挿入しているところ。

「あっ、あっ、陽平さま! いいッ」

 彼女の長い黒髪を掴んで、黒板にそのキレイな顔を押しつけ、スカートをめくり上げた尻にバックからぶち込んでる。
 気取った嫌な女だったが、だからこそ一度は犯してみたいと妄想していた。
 念願叶った興奮で、一気にブラウスのボタンを剥ぎ取って、春海よりはやや小さいおっぱいを揉みしだく。腰の細さとか無駄な肉のない感じは、ツンとしたコイツに相応しいシャープな感じだったが、抱いてみるとその細さが女のか弱さに思えて、この甘い声とか、泣きそうな表情とかも、かわいいとすら思えた。
 まったく、女ってのは抱いてみないと真の価値がわからないよな!
 彼女の仲間で背の高いスポーツ少女の道下は、俺の足元にぺたんと座り込み、さっき俺が中出ししてやった精液をアソコから垂らしながら、俺と木口のセックスを放心して眺めている。
 同じく遊び人系の黒川は俺に手マンされ続け、今も木口の隣りで嬌声を上げて3度目の潮を吹いてみせたところだ。
 いつも威張りくさってた木口グループと、こんなことして遊べるなんて最高だぜ。
 教室の他の連中は、今も一応授業中だ。だが、教師も生徒も俺たちのセックスに釘付けだ。男子は机の下でいきり立つ男子棒を持て余し、女子は女子で女子穴を持て余して、誰も彼もがモゾモゾしている。
 悪いが男子ども。俺はお前らに女を分けてやるつもりはないぞ。
 女子ども、俺に抱いて欲しけりゃ、もう少し女を磨いてから来いよ。気に入ったら、そのうち抱いてやってもいいぜ。

「あ、あの、陽平さま。そろそろ授業の方も……」
「ん?」

 おずおずと、遠慮がちに担任の藤田が近づいてくる。
 まだ若いくせにクソ真面目で厳しいところが売りの女教師で、サボりがちでクラスからもちょっと浮いてる俺のこと、いつも腫れ物を見るような目で見てた。
 見た目は悪くないのだが、相性が良くないっていうか、コイツのことは俺もどうしても好きになれずにいた。
 そんな彼女も、今は俺の忠実な奴隷だ。でも、その殊勝な態度が、なぜかムカついたりもするんだけど。
 俺って結構、根に持つタイプっていうか、嫌いなヤツはとことんだからな。

「授業なんてどうでもいいよ。それよりお前も抱いてやろうか?」
「え、あ、はい! ありがとうございます!」
「よし、それじゃ教卓に腹ばいになって尻を向けろ」
「はい……こうでしょうか?」

 むっちりとした尻を俺に向け、顔は生徒たちの方に向けて藤田は腹ばいになる。
 ベルトを外して、藤田の色気のないスカートをずり下げる。そしてこれまた色気のないガードルパンツもずり下げると、つるんとした美尻があらわになった。

「藤田、男は?」
「います……でも、もう別れますからぁ。私には陽平さまだけですぅ」
「あぁ、そう」
「んんっ、はぁ、あっ、そんなに優しく触っていただけるなんて…」

 感触を楽しみながら藤田の尻を撫でる。大っ嫌いな教師だったが、剥いてしまうとそこには劣情をそそる体が。
 ちょっと触れられるだけですぐにびしょ濡れになったアソコに、俺は自分のをあてがった。

「いくぞ」
「あぁ、はい…ありがとうござ、いっ、あぁ! 入ってくるぅ!」

 ズブリと、藤田の柔らかい膣に包まれる。ほほう。大人のマンコってのもなかなかだ。この締めつけ感はキツすぎずユルすぎず、優しい包容力に満ちていて、具合がいい。これが年上の魅力ってやつか。
 俺は藤田の尻を掴んで、グイグイと打ちつけた。

「あぁッ、あっ、あっ、あっ」
「どうだ藤田? 俺のは気持ちいいか?」
「気持ちいいです! 陽平さまの、すごく固くて逞しくて……」
「お前、俺のこと嫌ってたろ? そんな男に抱かれて気持ちいいのかよ?」
「そんな…! 私は、陽平さまのことを愛しております。私の主人は陽平さまですから、抱いていただけると、とても、嬉しくて気持ちいいんです! あぁ、もっと、もっとぉ!」
「へー、そうなんだ」

 俺は藤田の命令を書き換える。
 奴隷となった洗脳を解き、普段の彼女に戻してしまう。

「んっ、んっ……え? え、いや、なに!? なにを、んんっ、してるのよ、これぇ!? いやっ、いやぁぁ!」

 藤田はセックスによがっていた声を途端に荒げ、絶叫を上げる。
 だが、俺は彼女の体に自由を許していない。洗脳を解く代わりに、体の自由は奪っていたのだ。

「いやっ、いやっ、やめなさい、あなた! みんな、助けて! 先生を助けて!」
「無駄だよ、先生。コイツらは俺の命令にしか従わない。あんたの味方なんていねぇよ。さ、みんな。藤田コールよろしくー」

 クラスメートたちは、俺の腰の動きに合わせて「ふーじーた」、「ふーじーた」のコールを始める。藤田は「ひっ」て短い悲鳴を上げて、体をガタガタ震わせる。

「いいか、先生。この学校は俺が支配した。あんただけが正気を保ってるけど、自由は許さない。いつでも俺にセックスさせるし、俺の命令に体は逆らえない。毎日セックスしてやるよ。気持ちよくって俺に惚れちまうまで、毎日犯してやるからな」
「いや……いやぁ……」

 まだ震える体を強引に犯していく。俺に抱かれることで強烈な快楽を与えられる彼女の体は、必死でそれを拒もうとしていても、アソコの濡れ具合や熱は正直に反応している。

「出すぞ、先生! 他の生徒は妊娠禁止だけど、先生だけは特別だ。たっぷり中出しして、妊娠させてやるよ!」
「やだ! やめて、やめ…! それだけは、許してぇ!」
「妊娠コール、よろしくぅ!」

 藤田が泣き叫び、みんなが「妊娠」コールする中、俺は思いっきり藤田の中に射精する。

「んーっ!? …ふっ、ふっ…あ…あぁ…」

 引き抜くと、藤田の中からどろりと俺の精液が流れ落ちてきた。教師に中出し、妊娠予約つき。すっげぇスケベな光景だ。大満足だぜ!

「木口、俺のをきれいにしろ」
「はい!」

 木口はその薄い唇がめくれるくらい強く俺のに吸い付き、まだ担任の味がするだろうカリ首でチュウチュウと音を立てる。
 教室支配、完了。だがこんな程度じゃ、まだまだ全然終わらない。
 学校全部を支配するんだ。そして、ルールは俺が決める。
 女子は常に下半身は裸とする。
 当然、全員俺の奴隷だ。一人一人面接してクラス分けした。2、3年の先輩女子でも、キレイどころは俺のクラスに編入させる。男子はいらねぇから出て行け。
 そうやって選出したところ、総勢60名の大クラスになったから、1年男子総掛かりで図書室をとっぱらって普通教室に改造した。
 今日からここは「陽平クラス」だ。美少女のみが選ばれ、俺に寵愛されることが許される貴族教室。
 俺の学校ハーレムだ。

「んっ、んっ、陽平さまのおチンポ、美味しい……」

 ちなみに今、俺のチンポを美味そうにしゃぶっているのは、みんなの憧れ、生徒会長の久遠先輩だ。長い髪をかき上げ、あくまで上品に俺のを咥え、奉仕している。
 彼女がこのクラスの委員長。
 昨日、陽平クラスを立ち上げて記念の乱交パーティーやって、男を知らない女子にはフェラから仕込み、彼氏のいるやつには別れのメールを打たせ、独占を完成させた。
 夜通しのエッチでだいぶ初日の興奮は収まってきたが、超能力の副作用なのか俺の性欲は前にも増してパワーアップしており、今日も朝からギンギンだ。

「よし、久遠。横になれ」
「はい…よろしくお願いします」

 教卓代わりに置かれたベッドの上に久遠先輩は仰向けになり、俺が命令するより先に両足をカエルのように広げる。

「いくぞ」
「はい……んんんっ!」

 めりめりと、男が割り入ってくる感触に久遠先輩は苦しそうに顔をしかめる。
 しかし、いったん奥まで入れて何度か出し入れするうちに、すぐに痛みを快楽が越えて、スケベな声を出すようになった。

「あっ、あっ、あぁーんっ、あっ、あっ、陽平さまぁ」

 腕を俺の首に回してキスをねだる先輩に、ねっとりと舌を絡ませてやってから、俺は赤い首輪を取り出す。

「はい、久遠先輩は申告どおり処女でしたー。あなたを俺の上級奴隷と認め、赤い首輪を贈呈しまーす」
「うっ、うわっ、あっ、ありがとうございますぅ、あっ、あっ」

 ピストン運動を続ける俺に翻弄されながら、久遠先輩はポロポロ涙を流して俺に感謝する。
 処女を俺に捧げた美少女は、上級の奴隷として赤い首輪をはめることを許される。非処女だったものは中級として白い首輪だ。その他、抱く気にもならない女子や男子は下級で首輪なしだ。
 久遠先輩は涙を流しながら、首を持ち上げて白い喉を俺に捧げる。その無垢な首に真っ赤なバンドを巻くと、とても淫靡で背徳的な気分に俺も興奮する。
 教室から沸き上がる拍手。でも白い首輪の木口や他の奴隷たちは、寂しそうに唇を尖らせる。
 仕方ないだろ。俺、処女厨なんだから。

「さあ、中に出してやるぞ。受け止めろ」
「はい、陽平さま! 陽平さまの精液、体の一番奥でしっかりと受け止めて、私、陽平さまの色に染まりますぅ!」

 たわわな胸を鷲づかみにして、ピストンの速度を増す。
 悲鳴に近い嬌声を上げて、久遠先輩がエクスタシーに達する。その瞬間に、奥まで押し込んでたっぷりと朝一番の精液を注ぎ込んでやった。

「あぁっ、あぁっ、あぁーッ! イ、イク~ッ!」

 腰がしびれるような快感。生徒会長の初めての男になったという達成感が更に俺の興奮度を上げて、自分でも驚くほどの量の精液が彼女の中が弾けて、逆流してくる。
 久遠先輩は初めてのエクスタシーに失神。素晴らしくバランスの良い肢体を見下ろし、俺は近くいた生徒に俺のペニスをきれいにするように命令する。
 そして、ベッドの上に立ち上がってクラスメートたちに宣言する。

「さ、授業を始めようか。陽平クラスの今日の1時限目は保健体育。2時限目も3時限目も保健体育で、4時限目は保健体育な」
「はいッ!」

 今日もスッキリいこうぜ!

「はい、それじゃ整列ー」

 上体操着、下全裸の陽平クラスメンバーたちが整列する。1時限目の保健体育は、体育館で体力測定だ。

「それじゃ、まずはスリーサイズの測定だ。全員、おっぱい!」
「はい!」

 俺の号令で、全員が白い体操着をまくり上げる。当然、中はノーブラだ。女子校生たちのおっぱいが、いっせいにプルンと揺れる。
 さっそく、右の子から計測していく。元隣のクラスの可愛い子ちゃん、小山。赤首輪の子だ。

「バスト78、ウエスト64、ヒップ81」
「うー、ウエスト、もう1回測ってくださぁい」
「ダメダメ、へこませたら。ちゃんと普段の状態で計らないと。はい、それじゃキュキュッてね」

 小山の体に直接、おっぱいに「78」、お腹に「63」、尻に「81」と黒マジックで記入する。

「それじゃ、次の子」
「はーい」

 2年のギャル系の白首輪の先輩だ。かなり締まった体をしてる。

「バスト76、ウエスト58、ヒップ79」
「よっしゃ、ウエスト60切りだぜ!」

 場内が「おおおー」とどよめいた。
 そんなにすごいことなんだろか?
 俺的にはバストがあれば多少のウエストは関係ないのだが、女ってのは、とにかくウエストばっかりな。
 
「へへっ、あたし夏の間、結構サーフィン行って鍛えたし」

 まあ本人の努力を買って、ウエスト60以下の子は赤マジックで数字書いてやることにする。すごく嬉しそうにしてた。隣の小山の方を見て、「ふふっ」っと自慢げに髪をかき上げる。
 小山は、ツンと、自分の赤首輪を強調するように喉を反らせた。

「次は、私の番ですね…」

 さっき処女を散らしたばかりの久遠先輩が、モジモジと、恥じらいながら一歩前に出た。
 見ただけでもわかるくらい、素晴らしい体である。他の女子もシンとして、俺の計測の行方を見守った。

「バスト87、ウエスト59、ヒップ89!?」
「ええええーッ!?」

 まさに黄金の数字を叩き出す久遠先輩に一同は唖然。そしてパラパラと会場に沸き起こる拍手。

「やだ、そんな恥ずかしい…。早く次の人に行ってください」

 全サイズを赤字で記入されながら、久遠先輩は恥ずかしそうに、でも満更でもないような感じで注目を集めていた。
 赤首輪の子たちが、羨望と尊敬の眼差しで久遠先輩に拍手を送っている。白首輪の子たちは、お付き合い程度に手を叩き、つまらなそうに顔を背けていた。
 赤VS白の対立構造が、徐々にハッキリし始めている。なかなか面白い現象だ。
 次々に計測を進めていく。女の体って、ホントいろいろだ。確かにバストでかい子が良いとは思っていたが、こうして数値化してみると、全体のバランスというか、完成度が大事なんだなって思えてきた。
 胸が大きくてもお腹周りがだらしないのはダメだよなって思えるようになってくる。ひょっとして、処女かどうかだけじゃなく、体つきによってもランク分けしていく必要があるのかもしれない。
 そして、ダントツだと思っていた久遠先輩にも強力なライバル出現。
 同じく3年生のちょっと怖い感じの先輩、吉嶋さんだ。

「バスト87、ウエスト59、ヒップ89!?」
「ええええッ!?」

 まさかの同数字だった。しかも、久遠先輩よりもやや引き締まった感じの尖った胸やピンとした褐色の肌は、気の強そうな顔立ちと相まって、健康的な輝きを放っていた。
 お淑やかな大和撫子的な柔らかさのナイスバディ久遠先輩とは、数字的には同じなのにまったく違う魅力がある。
 数字だけじゃない。女の身体は数字だけでは計れない。
 俺、いい勉強させてもらってる。

「ふんっ」

 赤マジックで記入しているとき、吉嶋先輩は見せつけるように髪をかき上げ、白首輪を主張した。
 白グループから沸き上がる拍手。そして、吉嶋先輩はジロリと久遠先輩を睨みつけた。
 久遠先輩は余裕の笑みと拍手で返す。吉嶋先輩は、ムッと顔をしかめて目を逸らす。
 ますます面白くなってきたぞ。

「よーし、それじゃ今日は赤組と白組に分かれて体力測定しよっか!」
「はいッ!」

 全ての計測を終えてから、俺は邪魔な上着も脱がせ、全裸にさせてからクラスを2チームに分けて、いくつかの種目を用意する。
 首輪対抗戦にクラスメートたちも敵愾心を剥き出しにして目を燃やす。俺はまず、両チームのリーダーを決めることにした。

「そんじゃ赤チームのリーダーは……久遠でいい?」

 赤チームで唯一の全赤マジック記録を持つナイスバディ、久遠先輩に注目が集まる。
 久遠先輩は、落ち着いた様子を微笑みを浮かべる。

「みなさんが私で構わないとおっしゃるなら……お引き受けします」

 自然と沸き上がる赤チームの拍手。久遠先輩は「ありがとう、みなさん。一緒にがんばりましょう」と、じつに慣れた感じで声援に応える。
 そして白チームは……俺が視線を向けると、自然とみんなの視線は同じく白唯一の全赤マジックボディ、吉嶋先輩に集まる。

「チッ……ったく、リーダーなんてガラじゃないんだけどなぁ」

 金色に近い髪をボリボリ掻き毟りながら、吉嶋先輩は聞こえよがしにボヤく。

「わかったよ。あたしもぶっつぶしてぇヤツがいるから、引き受けてやる」

 最後のは、久遠先輩の方を見ながらだ。あからさまな宣戦布告に、白チームも沸き上がる。
 やべえ。俺までテンション上がってきた。

「それじゃ最初の競技はこれ! 跳び箱対決~!」

 まずは5段からだ。ちょっと運動神経の悪い女子なら飛べないレベル。

「それじゃ、誰からにしよっか?」

 まずは先攻の赤組に代表を聞く。すると久遠先輩が真っ先に手を挙げた。

「最初はみんな緊張してると思いますから、私から跳ばせていただきます」

 リーダー慣れした久遠先輩は、率先して代表を引き受け、スタート位置に立つ。
 軽く屈伸して、関節をほぐして、スタート姿勢になる。
 体育的なその動作にも女の子らしさやお淑やかな感じを醸し出すのはさすがだ。全裸だけどな。
 いつでもどうぞ、という感じで久遠先輩は微笑みを浮かべる。俺が笛を鳴らすと、タッと軽く走り出す。
 そして、パッカーンと両足を大きく広げ、恥じらいもなく、むしろ見せつけたいのというくらいに赤字で「89」と書かれた尻を高く上げ、毛の黒々としたアソコも、清楚な感じのアナルも広げて、楽々と5段をクリアした。
 赤組から沸く声援。我が校の誇る才女は運動神経まで抜群らしく、涼しげな顔で片手を上げて声援に応える。
 面白くなさそうなのは、白組の面々だ。目の前で完璧美少女に美しく力をアピールされて、同クラの木口なんかも唇を噛んでいた。
 ふふふ、なんか楽しいぜ。燃えろ燃えろ。

「それじゃ、次は白の───」
「あたし」

 吉嶋先輩が、スッと前に出てくる。有無を言わせぬ感じで、準備運動なしでスタート位置に立つ。

「いつでもどうぞ」

 涼しげなポーズを取っているが、その瞳は燃えている。俺が笛を鳴らすと、ダッと力強い踏み出して駆けだし、久遠先輩よりも速い助走で踏み切った。
 同じく赤で書かれた「89」の文字。大胆に広げられ、伸びきった太もも。ちゃんと手入れされてる陰毛も丸見えで、引き締まった尻肉に引っ張られてアナルも広がる。
 俺の股間がピクンと反応した。そして当然のように、吉嶋先輩も楽勝で5段をクリアした。
「キャー!」と歓声を上げて盛り上がる白組。しかし吉嶋先輩はクールに髪をかき上げ、俺に注文を出してきた。

「全然低すぎるんですけど。次、3段上げません?」

 俺が久遠先輩を振り返ると、彼女はスッと目を細めて微笑んだ。

「ええ。私も構いません」

 じつを言うと俺としては全員に跳んでもらってお股パッカーンしてもらうつもりだったのだが、さすがにこの空気に水を差すほど野暮なエスパーではないつもりだ。

 8段。
 ちなみに高校サイズの8段は俺も跳べる自信はない。
 しかし、彼女たちは違った。

 パッカーン。
 パッカーン。

 大胆な大股開きで、余裕で7段をクリアする。9段、10段と重ねてもクリア。彼女たちの健康的な肢体が無骨な跳び箱を瑞々しく越えていく姿は、俺の胸と股間を熱くする。
 11段も2人ともクリア。そして運命の12段。
 このへんを跳べるかどうかで、男のランクも変わるライン。女子で跳べる子なんてうちの学校にいるんだろうか。
 さすがに久遠先輩の表情も硬くなる。シンと静まり返る体育館。笛を鳴らす。しばしの沈黙の後、久遠先輩は片手を上げて、さっきよりも後ろの位置から助走を始める。
 跳ねる太もも。そして「89」の文字が高く上がって───、その尻は、跳び箱の上に着地してしまった。

「あああ……」

 落胆する赤組と、早くも勝利に沸く白組。しかし、当の吉嶋先輩の表情は、久遠先輩と同じく強張っていた。
 強者は強者を知る。久遠先輩が跳べなかったことを、吉嶋先輩もプレッシャーに感じているようだ。
 
「…よし」

 口元を引き締めて、スタート姿勢を取る。俺の笛と同時に、思いっきりダッシュする。高く上がる「89」と、いつもより広がったアナル。
 だが、その勢いのまま跳ぶと思われた寸前、太ももが跳び箱を掠って、尻を打ちつけて転んだ。
 うわ、痛そ。

「あぁああぁ……」

 白組から落胆の声と、胸をなで下ろす赤組。
 吉嶋先輩は悔しそうに舌打ちする。対する久遠先輩はどんな顔をしているのか、汗を拭くタオルでその表情はうかがい知れない。
 まさか初回から、リーダー対決でこんなに盛り上がるとは。

 その後の競技も、最初の対決が象徴するように一進一退が続いた。
 どちらかといえば白組の方が赤組よりも運動できる子が多く、バランスよく得点を稼いでいくが、赤組にもガチなスポーツ系少女が何割か含まれていて、その子たちが高得点を叩き出して白組と拮抗する。
 胸と尻の揺れる垂直跳びも、アナル丸見えの屈伸も、跳び箱に続く開脚シリーズ第2弾走り高跳びも、団体球技の全裸バレーも全裸バスケも、俺が見たかっただけのほふく前進リレーも勝負は熾烈を極め、とうとう5勝5敗のイーブンとなってしまった。
 ちなみにそろそろ昼休みの時間。俺も女生徒たちもいい加減決着つけたい空気だったため、次が最後の種目になりそうだった。

「次の競技は、そうだな……」

 疲労の色濃い生徒が多いが、相変わらずリーダーの久遠先輩と吉嶋先輩は涼しげな態度を崩さず、しかしこれで決着という意識はしているようで、秘かな火花がチリチリと弾けるのが見えるようだった。
 最後はやはり、リーダー同士の一騎打ちが相応しいだろう。そして、そのための競技といったら、これしかないだろう。

「次の種目は3Pだ! 両チームのリーダーと俺の3人でエッチして、より俺を満足させて方の勝利とする!」

 ……全員、ちょっと微妙な表情をしたから、俺の超能力を発揮してみんなのテンションを上げることにした。

「久遠会長! がんばってください!」
「吉嶋! あんたに任せたよ!」

 各チームの声援を背中に受けて、久遠先輩と吉嶋先輩が俺のいるステージに上がってくる。マットを敷いて仰向けになった俺の左右に、それぞれが膝をついて、股間に手を伸ばしてくる。
 今までの競技を見ているだけだった俺は、かなりの興奮を蓄えて勇ましくいきり立っていた。

「失礼します」
「あ、あたしも」

 2人が同時に左右から俺のに口をつけてきた。温かいベロに挟まれてすごく気持ちいい。チロチロと、あるいはねっとりと舌を押しつけられ、ブルッと腰が震えるほどの快感だった。

「んっ、れろ、ちゅぶ、ちゅっ、れろぉ、ん、ちょっと久遠、こっちはあたしの陣地だから、口つけないでよ」

 高校に入って以来、男がいなかったときがないというモテ女の吉嶋先輩は、さすがに男のツボを心得た動きで俺の陰茎を刺激してくれる。だが、それでも絶妙というほどの舌技ではなく、もっと上手い子も白組にいるのだが、それは男に奉仕させるタイプの彼女があまりフェラに慣れていないということなんだろう。

「んっ…んっ…ちゅ…んん…やだ、先っぽは私が舐めます。んっ、んっ」

 対する久遠先輩は昨日初めて男のを見たばかりだし、俺の仕込んだフェラも要領を得るものではなく、はっきり言っちゃえばその奉仕は拙いと言い切れちゃうレベルだ。
 まあ、才女とビッチがおそるおそる同時フェラしている光景は見た目にはすごくそそるんだけど、刺激に慣れてくるとじつは2人揃ってご奉仕は苦手競技なのだということが判明した。
 だったら、俺が積極的に2人の体で満足させてもらったほうがいいか。

「2人とも、そこに四つんばいになって並んで」

 素直に尻を並べて、恥ずかしそうな表情を俺に向ける先輩たち。まずは吉嶋先輩の尻を掴んで、猛りきった相棒を中に沈めこんだ。

「あぁッ! 陽平さまのチンポがッ!」

 ビクンと尻が跳ねて、俺の陰茎を逃すまいと強く締めつけてくる。ギュッ、ギュッと断続的な締めつけはまるで手で握られたみたいに強烈で、油断すると上り詰めちゃいそうな快感だった。

「あッ、あッ、陽平さまのチンポすごいッ、すごい、いいッ! 気持ちいい!」

 グイグイと、大胆に尻を振ってくる。じゅぐじゅぐ、アソコから汁を溢れさせて、でかい尻が蠢いて、キツいアソコが俺のを擦る快感のみならず、見た目にもすごくエロくて、興奮する。俺も大きく腰を揺すって、吉嶋先輩の中を堪能した。

「あぁん、いいッ、陽平さま! 陽平さまぁ!」

 年上の色っぽい先輩が、俺に服従して快楽に溺れる様は、じつに気持ちいいのものだった。どんどん俺の体に溺れさせて、俺なしでは生きれない体にしてやるぜ。

「あぁ…あの、陽平さまぁ…」

 隣で四つんばいの尻をクイクイと震わせ、久遠先輩が切ない声を上げる。
 おっと、忘れるところだった。これは2人の勝負だったな。
 吉嶋先輩からヌルリと抜き出し、すっかりホカホカになった相棒を、今度は久遠先輩の中に挿入してやった。

「んんっ、あっ、あつっ、熱いぃ!」

 さかりきった隣の女の体温を体の中に差し込まれ、久遠先輩はやけどしたみたいに全身を痙攣させて、背中をグゥンと仰け反らせたかと思うと、ぐったりと上半身をマットに落とした。
 肩で大きく呼吸して、背中に汗を浮き立たせ、小さな痙攣に体を震わせる。

「……なんだ、イッちゃったんだ」

 まあ、ついさっきまで処女だった人に、いきなりこんなプレイはきつかったかもしれない。張り切って3P勝負なんて言っちゃったけど、経験でハッキリ差がついてる以上、久遠先輩には不利だったかもな。
 正味のエッチでは、慣れてる人の方が気持ちいい。童貞の処女厨だった俺としては、この発見はコロンブス級だった。
 つーか、処女なんて最初の1回が楽しいだけで、あとはただの下手くそのエッチなんだよなあ。そう考えると今のランク制度もちょっとおかしいのかもしれない。
 それは後で考えるとして、この勝負は吉嶋先輩の勝ちということにして、さっさと彼女の中に出させてもらおうかな。
 ……と思ったら、久遠先輩のがギュギュっと締まって、俺のを逃がさんとばかり深く飲み込んできた。

「んんんっ……き、気持ちいい、気持ちいいです、陽平さまぁ…」

 快楽なのか苦痛なのか、きつく歯を食いしばって久遠先輩は腰を揺らす。これもまたぎこちない動きだが、さっきの吉嶋先輩がそうしたように、俺のをくわえ込んで出し入れを開始した。
 敗色濃厚と思われていた赤組の面々は、久遠先輩の執念の起死回生に沸き立つ。

「うぅ…気持ちいい……気持ちいいです……」

 確かに彼女の体は俺に触れられるだけでも快感を得るように命令されているが、セックスを知ってイッたばかりだし、さらには赤組を引っ張ってきて疲労困憊の彼女には、つらさの方が大きいだろう。動きも拙い。よがり声もわざとらしい。
 なのに、なぜこんなにも胸を熱くする。どうして彼女はここまで頑張れるんだろう。これが生徒会長の責任感というヤツなんだろうか。
 やべ、ちょっと感動してきた。

「なにやってんだよ、この下手くそ……陽平さま! こんなヤツよりあたしのマンコの方が気持ちいいです。今度はこっちに入れてください!」
「お、おう」

 隣の吉嶋先輩が怒ったように尻を久遠先輩にぶつけてくる。俺は彼女の勢いに気圧され、言われるがままに吉嶋先輩の尻に乗り換える。

「あぁぁッ、んんんーッ!」

 挿れた途端に軽くエクスタシーに達するのは久遠先輩と同じだが、地力と経験の違いがものを言い、両足を踏ん張って、吉嶋先輩は全身を使った大胆なピストン運動を開始する。

「はぁッ、はぁッ、はぁッ、はぁッ……」

 飛び散る汗と、溢れるマンコ汁。長い髪をなびかせて吉嶋先輩が腰を振る。彼女自身も相当無理をしているように見えるが、歯を食いしばり、アソコを締めつけ、俺への奉仕を続ける。その横で、むくりと久遠先輩が身を起こして尻を立てた。

「すみません…次、お願いします」

 小刻みに震える尻と、ひくつくアナル。一撃でとどめを刺せそうな弱々しさで自ら尻を差し出す健気さは、逆に俺のS心を刺激した。
 だが、その前に吉嶋先輩が怒声を上げる。

「あんたは引っ込んでな! んっ、処女のお嬢ちゃんに、あっ、陽平さまの固くて逞しいチンポの相手は無理だよ。おとなしく寝てろ!」

 俺のチンポを咥えながら、迫力のある一喝だ。しかし、久遠先輩は首を横に振る。

「……いや」
「青白い顔して、んっ、何言ってんだよ? セックス知らない女が、あんっ、陽平さまみたいに強い人の相手できるわけないんだよ」
「いや……私もする……」
「バカ。んっ、本当に、どうしようもない女だよな。負けず嫌いで、んっ、意地っ張りで!」
「違う! それ、ユキちゃんの方だもん!」
「なッ!?」

 え、なに?

「ユキちゃんの方こそ、負けず嫌いで、意地っ張りで……一人でカッコつけてるのは、ユキちゃんの方じゃない!」
「し、してねーよ! なんだよ、お前、急にガキの頃の呼び名で……」
「ユキちゃんだって、つらいくせに。なのに……私を休ませるつもりで、一人で頑張る気なんでしょ!」
「ッ!? バ、バカ言ってんじゃねーよ! これはあたしとお前の勝負で……」
「勝負なんて、したくないくせに! いつも逃げてばっかりだったくせに!」
「……ゆりっぺ……」

 ゆりっぺ?

「陽平さま。次は私です」
「え、あ、あぁ…」
「んんんー!」

 久遠先輩は、今度は達しても持ちこたえる。そして、吉嶋先輩がしていたように、全身でピストン運動を繰り返す。

「ほら、私もできるよ、んっ、んっ、ユキちゃん一人で、背負い込む必要ないんだよ、んっ、んっ」
「背負い込むなんて、あたしは……」
「ユキちゃんは、いっつもそう。小学生の頃から、本気を出せば何をやっても一番になれたくせに、面倒くさがって。なのに、トモダチのためなら、一人で無茶して」
「な、なに言ってんだよ。一番は……お前だろ。あたしがあんたに勝てるものなんてないって」
「私は、一番になりたくて、んっ、頑張ったんじゃないもん! ユキちゃんの、あっ、隣りに立ちたかっただけだもん。なのに……ユキちゃんが、その前に勝手に道を譲って」
「ち、違うよ。ゆりっぺが、すごい頑張ったからでしょ。あたしは、あんたみたいに立派な人間じゃないし、負けて当然なんだよ。買いかぶるなって……あ、あぁぁぁッ!」

 俺は隣の吉嶋先輩の尻に移った。どうやら俺と関係ないところで話を進んでるみたいだし、俺は俺で2人の話を聞きながら美少女の体を堪能することにした。

「ユキちゃんは、今も私の憧れだよ。引っ込み思案だった私を外に連れ出してくれたのはユキちゃんだった。頼もしくて、カッコ良くて、頭も良くて何でもできて、大好きだったの、すごく! なのに、ユキちゃんは何があっても私たちには頼ってくれなくて、一人で背負い込んで……私は、そんなユキちゃんが頼れる人になりたいと思ったの。だから、お勉強も運動もがんばったんだよ! なのに、どうして逃げちゃうの! なんで、私から離れていったの!」
「あたしは……んっ、そう、逃げた、の…あぁっ、だって、あの頃のゆりっぺ、すごく必死で、あたしに食らいついてくるくらい、強くなって……あぁ、ゆりっぺは、すごい子だったんだって。あたしよりもみんなに頼られて、成績だって良くて……あたしは負けちゃうんだって、んっ、思ったら、怖くなったのよ!」
「……そんな……」
「あたしは、本気出すのが怖かった。だって、負けたときが怖かったから。んっ、んっ、だから、あんたのそばにいるのが辛くて」
「違う! 違うよ! 今でも、本気だしたらすごいのはユキちゃんじゃない! 私は知ってるよ。だって、今でも必死で頑張らないと、本気のユキちゃんには勝てる気しないもん!」
「バカ。買いかぶりだって、言ってるだろ……」
「でも、今日は、んっ、私、嬉しかった。ユキちゃんが、ちょっとだけ本気見せてくれたもん。跳び箱の失敗は、わざとらしくて頭きたけど」
「なっ!?」
「なにィィィ~ッ!?」

 俺の方が驚いたわ。そうだったのか。吉嶋先輩は俺と白組の視線をチラチラ気にしながら、「そ、そんなわけねーじゃん」と頬をますます赤くする。

「私はいいよ。ユキちゃんがそういう子だって、知ってるもん。んっ、でも、私は、逃げないよ。んっ、ちゃんと陽平さまとセックスして、ユキちゃんと勝負したい。そして、私のこと認めて欲しいの。逃げないで欲しいの。私、ずっとそのために頑張ってきたんだから! んんっ」
「あっ、あぁぁ! が、頑張るも何も、十分だろ! あんたは生徒会長で、勉強もスポーツも一番で、眩しいくらいで……あたしなんかがいなくても……」
「いやっ! ユキちゃんがいてくれなきゃ意味ないもん。私はユキちゃんに認めて欲しいの!」
「じゃ、じゃあ……そこまで言うんだったら、教えてやるよ! あたしがあんたから離れた本当の理由!」
「え?」

 俺に挿入されながら、吉嶋先輩は隣りで四つんばいになってる久遠先輩にググッと顔を近づけた。
 
「んんんんーッ!?」

 そしてキス。接吻だ。吉嶋先輩が久遠先輩にキスをした。
 真っ赤な顔で、怒ったみたいに、吉嶋先輩は言う。

「……ホ、ホラ、これでわかったろ! あたしみたいに気持ち悪い女が、あんたのそばにいちゃダメなんだ。こんな変態女のことなんて……忘れてくれよ。お願いだから」

 俺に犯されながら、ボロリと吉嶋先輩は涙をこぼす。俺も思わず胸と股間が熱くなった。
 だが、そんな彼女の顔を、今度は久遠先輩が両手で挟んで唇を近づける。

「んんんんー!?」

 キスである。むしろディープな。
 あっけに取られる吉嶋先輩からくちゅりと唇を離して、久遠先輩は色っぽく目を潤ませる。

「だから、勝手に逃げないでってば……私の気持ちも、ちゃんと受け止めて?」
「ゆりっぺ……」

 どうでもいいけど、「ゆりっぺ」はやめね?

「ん、んんっ、ユキちゃん…」
「ゆりっぺ、はぁ、ゆりっぺぇ」

 濃厚なキスを始める2人に、俺は上下に体を合わせるように命じた。俺の考えを察した2人は感謝の言葉を並べて俺の前に体を横たえる。
 久遠先輩が下。その上に覆い被さって吉嶋先輩が尻を向ける。仲睦まじいキスを続ける2人を交互に俺は犯す。

「はぁぁ、ユキちゃん、ちゅ、大好き」
「ゆりっぺ…好きだよ、大好き」

 白と赤の首輪の2人が、幸せそうに絡み合う。
 俺は感動していた。処女だのなんだの、小さいことにこだわっていた自分を恥じた。
 てか、どうせ俺が今度とも独占するんだから、男がいようがなんだろうが、関係ないじゃないか。
 
「みんな、ゴメン! 首輪は外してくれ! 白も赤もこれからはない。あとであらためて全員に金色の首輪を配る。奴隷天使だ! みんな、俺のスペシャルな天使たちだ!」

 歓声が沸き上がり、白の女も赤の女も首輪を投げ捨てる。

「みんなで愛し合おう。この2人みたいに! 敵も味方もない。みんな平等な肉奴隷天使たちだ! 一つになって愛し合おうぜ!」

 全員が抱き合ってキスをする。木口と小山も抱き合って舌を絡め、股間をまさぐり合う。
 目の前で繰り広げられる超レズビアンショー。興奮する。凄まじい多幸感に股間も限界に近づく。

「あぁッ、ユキちゃん! ユキちゃん、私…!」
「うん、ゆりっぺ! イこう! 陽平さまのチンポで、一緒にイこう!」
「ああッ、ああッ」
「あああああーッ!」

 2人の膣の中に、盛大に射精した。頭が真っ白になって蕩ける瞬間、俺は陽平クラスが一つとなり、同じ絶頂に包まれた幸福を実感して、ひとすじの涙を流すのだった。

 まあ、そんな話はどうでもいいんだけど、俺の学校支配はますます進化する。
 女子はとりあえず、何着るにしても下半身は裸であれ。男女交際は基本禁止だが、まあ、俺がブスと認めた女となら誰でも付き合っていいぞ。陽平クラスの女が俺のモノなのは当然だが、他クラスでも素質のあるものはいつでもうちのクラスに引き上げてやる。女を磨く努力は怠るな。
 陽平クラスは今度も俺の決めたカリキュラムをこなしてもらう。
 朝はご奉仕の授業、2日に一度は全裸プール授業、昼は食堂貸し切りで女体盛りパーティで、夜もみんなでお泊まりだった。
 むしろ学校というより俺の城だ。王である俺の気まぐれと性欲によって運営される高校生活は死ぬほど楽しい。
 だが、俺の超能力はまだまだこんなものじゃない。学校程度で満足するような俺でもない。

 いくぜ……全国制覇だ!

 スカイタワーの頂上に俺は立つ。
 まだ建設中ではあるが、タワーというシンボル性が俺の舞台として相応しいと思い、この場所を選んだ。
 東京がだいたい見える。360度のパノラマでこれから相手にする国を俺は見渡す。
 いくぜ。俺の能力を食らえ、ニッポン。今日から俺が支配者だ!

「うぅぅぅ……やー!」

 両手を天高く突き上げ、俺は超能力を全解放する。



 CM明けのスタジオは、本番とはいえプロたちの慣れた雰囲気で、さほどの緊張感は感じられなかった。

「はい、それでは今日はスペシャルなゲストに来ていただいてるということでですね、このコーナーに行ってみたいと思います」
「はい」

 蝶ネクタイの男が隣のキャスターと笑顔を交わし、毎朝、どこかのチャンネルで行われているコーナー名をテロップとともに流す。

「陽平さまの、『今日の穴、どんなアナ~』ということでですね、なんと今日の穴は、当番組のメインキャスター、高平アナウンサーなんですねえ」
「あっ、あっ、あぅんっ、みなさま、ごらんください! 陽平さまのおチンポ、私の穴にぶっすり刺さってますぅ!」

 メイン席に座る俺の上に、カメラを向いて跨る高平アナが、俺のを咥えた腰を揺すりながら笑顔を浮かべる。

「高平アナが陽平さまの穴になるのは今月2回目ということなんですがぁ、今回はちょっと趣向を変えていまして、後ろの穴を使っているんですねえ」
「んっ、んっ、はい、そのとおりです! 私も初めてで緊張したんですが、ローションを使うと、意外と、スムーズにですね、ズブズブ入っちゃうので驚きましたぁ!」
「生田アナもお手伝いしたんですよね?」
「はい。私は陽平さまのおチンポをおしゃぶりしたのと、高平アナの穴にローションを塗る手伝いをさせていただきました」
「え、ホント。ちょっと指嗅がせてくれる?」
「やだあ、もう、犬塚さーん」

 大仏みたいなジジイが変態じみたことを言って、スタジオが爆笑する。
 俺はそういうのは完全に無視して、ピストンのペースを上げる。

「どうですか、高平さん。後ろの穴は初めてというお話でしたが?」
「はいっ、最初は、やっぱり抵抗もありましたけど、んっ、でも、入れていただくと自分でも新世界って、いいますか、まったく新しい感覚なのに、ずっと前からこれを待ってたみたいな、んっ、素晴らしい朝を迎えた気持ち、ですぅ!」
「なるほどー。でも、そんな高平アナなんですがぁ、じつは恋人がいらっしゃるんですよね?」
「もー、テレビで言わないでくださいよぉ」
「じつは、モニターが繋がっています。高平アナの恋人、ミュージシャンのポンカンさんです。ポンカンさーん!」
「……どうも」
「うっそぉ!」

 わざとらしく高平アナは口に手を当てて驚いた表情を見せる。
 じつはリハまでやってるんだがな。

「いかがですか、恋人が朝のテレビでアナルを犯されてるのをご覧になって?」
「斬新な気分ですね」
「もー、なんで出てきちゃうのぉ?」
「高平アナも恥ずかしがってるようですが、恋人として、彼女に一言」
「今度、俺にも使わせろよ」
「あははっ、もう、バカ」
「さて、ポンカンさんは今週新曲を発表されたそうで。それがなんと、陽平さまの夜の番組、『勝ち抜き彼女』のエンディングテーマに選ばれたとか」
「おー、あの深夜放送にも関わらず、視聴率30%を越える超人気番組ですよね?」
「毎週、街角でスカウトされたカップル8組の彼女の方が、下着審査や陽平さまの好みでランキングされて、最終的にエッチまでされた彼女の彼氏に賞金200円が贈られるという番組なんですが、とにかくもう、その辺を歩いてる素人娘たちのあられもない格好とエッチがモザイクなしで楽しめるとあって、世のお父さんたちや非リア充のみなさんに大人気の番組なんです」
「先週の中学生の子、可愛かったですよね~。しかも処女だったし。ウヒ!」
「ではさっそく聞いていただきましょう、ポンカンさんの新曲で『君がNTRの夏』どうぞ!」

 切ない系のフォークソングが流れる中、俺の興奮も徐々に上がってきて、スクール水着(言い忘れたけど、チャンネルごとに女子アナの制服は決まっているのだ)を胸元もはだけさせ、おっぱい丸出しにして床に手をつかせる。

「おおっ、盛り上がってまいりましたね!」

 大仏みたいな男がはしゃぐ中、キャスターテーブルをどけさせ、俺と高平アナの結合している尻がカメラによく見えるように横を向く。

「あっ、あっ、あっ、あっ」

 歌に合わせて尻をパンパンと叩き、高平アナもカメラに向かってよがり顔を見せて喘ぐ。カメラの横では、ADが次のカンペを出して手を回していた。
 くそ、もう時間がないのか。次のコーナーは潰すわけにはいかないのに。
 高平アナの尻に食い込む俺の指。熱くなっていく股間。尻から飛び散るなんかの液体。ヒートアップしていく俺らの交尾に、スタジオも息を呑む。

「あっ、あっ、あっ、イキます! イッちゃいます!」

 徐々にカメラが高平アナの顔にズームアップ。そして、絶頂に達した彼女が叫ぶ。

「CMのあとは、今日の犬っコロですぅぅぅ!」

 犬っころのような格好で、高平アナは潮を吹いて絶叫する。癒し系のこのコーナーは、俺も毎朝楽しみにしているのだ。犬、かぁいい~。

「ほら、もっとそこに舌をチロチロさせて」
「ふぁい…ん、れろ、れろ、れろ…」
「おつかれさまでした~」

 無事に番組も終了して、お天気キャスターの子に掃除フェラさせている俺に、ディレクターが近づいてくる。

「いやぁ、今日もすばらしいエッチをしていただいて、ありがとうございました。高平も「アナルから天国が生まれるかのようでした」と申してました」
「まあ当然だな」
「それで、あのー、今後のコーナーの予定なんですが」
「あぁ、また気が向いたときに気が向いたアナを犯しにくるぞ。前からそうだろ?」
「ええ、ええ、そうなんですけど、まあ、女子アナも仕事しながら犯されるのは大変と申しますか、その、負担といいますか、もちろん、好きなときに好きなだけ犯す権利が陽平さまにはございますけど、たとえばニュース番組などでは、ちょっと……」
「何が言いたいんだよ?」
「つまりその、アナでもタレントでも、指定してだければ、担当番組以外の枠で彼女たちを犯す番組をそれぞれの局で設けて、まあ、例えば深夜放送などでどうかと、陽平さまに伺いする方向で…いえ、他局の方から、そういう形式が良いんじゃないか、という話が持ち上がりまして」
「めんどくせぇな」
「はっ、もうしわけありません」
「俺がいつ、どこでどのアナを犯すのかわからないところが面白いんだろ。何言ってんだよ」
「いや、返す言葉もございませんが……ですが、その……」

 ゴチャゴチャとうるさいディレクターに、俺は超能力を発揮する。

「いいから、俺の言うとおりにしろ。それが最高に面白い番組で、お前らはそのために働いてるんだ。わかったな?」
「……はいっ、ありがとうございます!」

 目をとろんとさせて、ディレクターは仕事に戻る。
 まったく、大人はいろいろと細かいことに口うるさい。ついでに、同じ命令を超能力で全局の制作担当者たちに与える。お前らの都合なんて知ったことか。俺は犯したいときに犯したい女を犯す。それがテレビとかネットとか、みんなの見ている前なら、なお最高だ。

「春海」
「はい、陽平さま」

 俺はマネージャーの春海に命令して、カメラとPCを用意させる。今からネット生放送で、このお天気お姉さんを犯してみようと思う。
 視聴人数が多すぎて鯖落ちさせること数回。とうとう俺専用チャンネルとして独立したアカウントで、俺は「仕事明けのお天気お姉さんを犯してみる」とタイトルを打ち込んだ。
 四つんばいにしたお姉さんの顔をアップで、後ろから突かれているところを生で放送する。よがり狂うお天気キャスターのアヘ顔は、あっというまにコメントで埋まった。
 ちなみに、今日も1日快晴だってさ!

「そろそろ学校へ行こうか」

 リムジンの後部座席で春海を座位で抱きながら、運転手に学校行きを命令する。テレビ局を発進したリムジンは、ゆっくりとハンドルを切って母校へと向かう。

「どうだ、春海。今日の俺のチンポは?」
「ひゃ、ひゃい、今日も、最高のおチンポです! 陽平さまのおチンポ、美味しいです!」

 あの日、一番最初に犯して淫乱奴隷になれと命令して以来、俺の忠実なシモベとなった春海。昔はいつもツンツンしてた生意気な幼なじみも、今や24時間俺のチンポのことばかり考えている淫乱牝豚だ。ポニーテールを揺らして、でかい尻を俺の膝の上で振っている。
 あれから半年くらいか。この尻も、男の味を知ってからちょっとでかくなった気がする。処女だった春海は、俺に抱かれることでいやらしい体に成長し、そして身も心も俺に捧げて夢中になっている。
 じつは俺も、コイツのこと意識してた時期があった。
 中学に上がったあたりから、春海は男子にモテるようになった。周りからそういう評判を聞くようになり、俺も遅まきながらコイツが美少女だと気づいて、そうなると幼なじみであることが誇らしいというか、妙に照れくさくなったり、なんだか勝手に「俺の嫁」みたいに錯覚しちゃってたこともあったんだ。
 でもコイツはそれを知ってか知らずか、徐々に俺を避けるようになり、別々の高校に上がってから、本当に疎遠な関係になっていたんだ。
 まあ、リアルの幼なじみなんてそんなものかと、俺は諦めてたけど、まさかそれがこんな形で手に入るなんてな。

「陽平さま、んんっ、陽平さまぁ~ん」

 唇に貪りつき、ヨダレを流し込むように俺を求める春海は、芸能人でも行きずりの美女でも好きなだけ抱けるようになった今となっては、もう俺の中でも抜群にイイ女ってわけではなくなったが、幼なじみという思い出補正もあって、やはり特別な執着があった。なので、彼女には俺のそばにいる権利を与えている。
 要するに秘書っていう名の小間使いだ。
 俺のことを避けてた春海を、俺の言いなりにしてそばに仕えさせているのは、俺的にもかなり気分が良かった。そして、俺のことを避けてきた恨みを、こんな形で返すこともできるしな。

「春海、そろそろお前の学校に着くぞ」
「ええ? でも、私は、まだ……」

 イク寸前だった春海は、いいところで動きを止められたことに戸惑いを見せる。
 しかし俺はそれを無視して車も止めさせる。春海は生意気にも俺よか偏差値の高い私立に通っていた。その校門前に車をつけて、俺はまだ膝の上で濡れた尻を振っている春海を、車の外に突き飛ばす。

「きゃあッ!?」

 コロンと転がってノーパンの尻を丸出しにする春海。何人か校門前にいた生徒たちも、驚いて立ち止まった。

「よし、行け」
「ま、待ってください、陽平さま! もう少し、もう少しだけお慈悲を───」
「じゃあな、しっかり勉強しろよ」

 すがる春海をシカトして、俺は車を発進させる。腰が抜けた春海は追いかけてくることもできず、悲痛な叫び声を上げる。

「行かないで! もっと、私におチンポを~ッ!」

 あぁ、面白ぇ。あの春海があんなバカになってまで俺を欲しがる姿なんて、想像したこともなかったぜ。
 あとでまた、どんな風にイジメてやろうかな。

「おはようございます、陽平さま!」

 俺の学校に着くと、校門前には久遠先輩と吉嶋先輩を先頭に、60名の奴隷女生徒たちが整列して俺を迎える。そして、教室の窓から国内はおろか海外から選りすぐった同年代の美少女たちが手を振って俺を出迎えてくれた。

 うちの高校は、今年度から女子校になった。
 男子はどっかに転校させて、ついでに興味のない女子どももどっかにやって、近くのマンションもついで乗っ取り、全寮制の女子校に改造してやったのだ。
 教師も当然、美女ばかり。制服は相変わらず下半身裸体。
 先日、学校名も変更した。ここは陽平大奥高校。略称はヨウオク。俺の認めた美少女しか入学できない、現代の後宮なのだ。

「おはよう、諸君」

 俺が片手をあげて軽く挨拶するだけで、黄色い悲鳴が沸き上がり、何人かの生徒は失神してしまう。スウェットにつっかけサンダル姿の俺なのに、まるで来日したばかりのスターみたいに猛烈な歓迎っぷりだ。

「陽平さま。ご登校、おつかれさまです。先にお風呂になさいますか、それとも朝食になさいますか?」
「メシにしよう。今日はパンが食いたい」
「はい、そうおっしゃるかと思い、焼きたてのクロワッサンを取り寄せてあります。厨房には、陽平さまがお席につくタイミングに合わせて卵を焼くように指示しておりますので、まっすぐ食堂へお向かいください」
「うむ」
「陽平さま、今朝のテレビ観ました。とても男らしくて…大胆なエッチでした」
「おう。あとで吉嶋のアナルも犯してやるよ」
「ふふっ、楽しみにしてます」
「……あの、陽平さま……」
「わかってるよ、久遠もな」
「あは、ありがとうございます!」
「ったく、ゆりっぺの甘えん坊は直らねぇな」
「ふーんだ。ユキちゃんだって、昨夜は寝言で「陽平さま~」って言ってましたのよ」
「なっ!? ウ、ウソつくなよーッ」
「こらこら、俺を挟んでイチャつくなって」

 左右から俺の両腕を絡めて身を寄せてくる2人は、金色首輪の奴隷天使となって以来、元の親友(というかそれ以上の関係)に戻って、2人仲良く学校の代表として俺の大奥を統括してくれている。
 これでも一応、頼りになる2人だった。

「グッドモーニン、マスター!」
「ヨーヘイ、オハヨ! アイシテル!」

 校舎の中に入ると、金髪の少女たちが俺に絡みついてくる。たぶん北米か南米クラスの子たちだ。
 さらにオセアニアクラスもアジアクラスの子たちも便乗して集まってきて、玄関前はちょっとした騒ぎになる。

「ちょっと、あなたたち。また勝手に教室を抜けだして!」
「陽平さまは朝食に向かうところだよ! みんなは授業があるでしょ!」

 世界中から美少女を集めてきたおかげでワールドワイドになった俺の大奥なのだが、風習も文化も違う連中が集まると、学校内もかなり自由な雰囲気になってしまった。
 あと文化の違いというより、単純にまだ世間を知らない選りすぐりの美少女ばかりとなれば、当然それぞれにライバル意識もプライドも高く、俺の愛を巡って、こんな風に毎朝大騒ぎになるのだ。
 
「仕方ないわね……『ストップ』!」
「ッ!?」
「ソンナ……チョット挨拶のキスしただけダヨ……」
「ダメよ。陽平さまへのキスやペッティングが許されるのは、陽平さまが許可を与えたときだけです。ここは日本なのですから、女性はたしなみを持って行動しなければなりません」
「……ユリコもユキも、ヨーヘイにくっついてる……」
「うるさい。あたしたちは特別なの。な、ゆりっぺ?」
「ね、ユキちゃん」

 彼女たち2人には、『ストップ』の権利を与えている。
 この学校の生徒ならば、彼女たちのストップにより、体は一切動かなくなる。暴走しがちで、時には教室間紛争にまで至る多国籍学校を束ねる以上、多少の武力は必要なのだ。
 というようなことを彼女たちに要望されて、俺は彼女らにこのような特権を与えてやった。

「それじゃ、罰だよ。お尻こっちに向けて」
「うう……」
「えい!」

 ピシリ、と北米クラスの真っ白い尻に、久遠先輩のムチが走る。

「陽平さまにご迷惑をおかけしたこと。私たちの制止に逆らったこと。あなたたちはムチ打ち2回とします」

 赤くとてもいやらしいムチのあとが2本ずつ、彼女たちの尻に走る。他のクラスの子たちは1本ずつだ。
 ムチも彼女たちを始めとする金色首輪の天使組だけが所持を許されている。学校は彼女たち陽平クラスを代表するメンバーによって統制され、平和に運営されているのだ。

「それでは、食堂へどうぞ」
「うむ」
「キャッ!?」
「アン!」
 
 でもまあ、涙目の子たちがあんまり可哀想だったから、痛々しいお尻を撫でてやってから俺は食堂へ向かった。
 久遠先輩たちも、優しい目をして微笑んでいる。

 メシを食ったあとは、各クラスの授業参観だ。今日はアジアクラスをお邪魔することにした。

「イラッシャイマセ、陽平サマ!」

 顔立ちも肌の色も異なる少女たちだが、みんな同じ制服に身を包み、下半身を裸にして瞳を輝かせていた。国籍も民族もバラバラだが、みんな俺の奴隷ということでまとまっている。
 世界は一つ。俺の奴隷。

「それじゃ、とりあえずフェラからな」
「ハイ!」

 まずはフェラから始めるのが俺のお約束。そのへんのことは知り尽くしているクラスのみんなは、クラス委員長のフェイリンを先頭にして、教卓の上でパンツ下ろして待ってる俺の前に整列する。

「陽平ご主人様。貴方を敬愛する奴隷である私たちが、心を込めてご奉仕いたします。どうか至らぬときは遠慮なくお叱りください。その代わり、上手くできたときはお褒めの言葉をいただきたく、お願い申し上げます」
「うむ」

 きっちりと、まるで練習してたかのように滑らかに恭しく叩頭するフェイリンに、俺は鷹揚に頷き返し、早くせよと言わんばかりに剛直を主張する。
 フェイリンは頬を赤くして、「まるで天を衝く龍のようです」と、そっと両手を添えて祈るよう顔を下げる。
 そして、ネトッと舌を絡ませてくる。
 瓜実のような輪郭に、スッキリとした目鼻立ち。上品な家庭に生まれた少女だが、その舌は意外と長く、生来に器用な子なのか、大胆によく動いた。
 小さな口をすぼめて、舌だけを伸ばして俺のを愛撫する。簡単にくわえ込んだりしない。舌だけで丹念に俺を悦ばせることに執着し、そして、それを極めたといってもいいレベルで愛撫してくれる。
 チロッ、チロッと裏スジが強めに刺激される。尿道あたりをベロベロと高速で舐め回す。よくこんなに動くもんだと感心するくらい、休みなく工夫された動きで俺のを高めていく。
 もちろんトップバッターだから、俺を最後までイかせたりしない。寸前で微妙に動きを緩くして、俺が収まるのを待っている。広いおでこの上目遣いが可愛いといつも思う。

「…いいぞっ、フェイリンはさすがだな」

 俺が頭を撫でてやると、行儀正しいフェイリンが、子どもみたいな顔して微笑む。
 そして、後ろの子にバトンタッチ。褐色の肌をした女の子だ。

「シ、シアンです……ヨロシクお願いデス」
「うむ」

 シアンは、まだ編入されて間もない子なのか、よくあるご奉仕活動なのに緊張した様子だった。不器用そうに俺のを両手に掴むと、バクっと思い切って咥えてきた。
 俺の表情を伺いながら、自信なさげにゆっくりしたリズムで顔を前後に動かし始める。そしてそのまま、ずっと同じ動きを続けている。
 単調で味気ない奉仕だった。しかし、俺が叱るよりも早く、フェイリンが吊り目がちな目を光らせる。

「シアン、ダメ。それじゃ陽平ご主人様は嬉しくない」
「ふぇ?」
「顔を引くときは、もっと強く吸う。口の中でも舌は動かさないとダメ。手も怠けさせないで、シコシコかクリクリ。それ絶対」
「ふ……吸って、シコシコ? クリクリ?」
「こうする」

 シアンから一旦俺のを奪って、パクリとフェイリンはくわえ込んだ。そして、ズズズと音がするほど強く吸ったかと思えば、頬の肉がグニグニ動くほど俺のを擦りつけ、舌を出して絡ませ、なおかつ指で根元をしごいたり袋の下をクリクリをイジったり、先ほどとはまたうって変わったテクニックを披露してみせた。

「オオー」

 シアンも、その後ろにいた女の子たちも思わず歓声を上げる。俺も油断するとあっという間に出してしまいそうだから、グッと歯を食いしばって我慢した。
 フェイリンは、照れくさいのか頬を赤くして、しかし真面目な表情は崩さないままシアンと後ろの子たちに向かって、俺のチンポを握りながら演説する。

「陽平ご主人様は世界中の女を抱いてる。私たちはもっと勉強して、私たちにしかできないやり方でご主人様を悦ばせなければならない。今のは基本。出来て当たり前。これくらい出来なければ他の教室とは戦えない。私たちは、欧米よりも、日本の首輪女たちよりも、陽平ご主人様を悦ばせる生徒になる。そうでなければ、この学校で生きていく意味はない。違うか?」

 シアンも、他の子たちも、フェイリンの言葉に神妙に頷いている。正直、そこまで気合い入れなきゃならないことかとは思うが、俺のことを思ってのことだから、気の済むようにやらせておくことにする。
 俺は俺が気持ち良ければそれでいいのだ。

「シアンは、張り子で練習する」
「ハイ!」
「陽平ご主人様。次の子にやらせてもよいですか?」
「うむ」

 各教室には、俺の陰茎の形をしたプラスチック模型が置いてある。シアンはそれを持って、俺の横に跪いて咥える練習を始めた。
 次の子が前に出る。後ろに髪を結んだ真面目そうな子だ。
 だが、その眼はフェイリンの情熱に当てられたのか、激しく燃えていた。凄まじい奉仕熱だった。

「フェイリン、ワタシのも見てホシイ。ダメなとこ教える」
「わかった」

 次の子は、パクリと咥えるとバキュームのように俺のを吸い込み、舌も手も優しく動いた。さっきのフェイリンと同じことをしてみせた。
 しかしフェイリンは、顔を厳しくする。

「基本は出来て当たり前と言った。お前の工夫がない」

 俺のを咥えてた子は、顔を赤くして、そのまま逡巡しているようだった。
 しかし、やがて意を決したように、おもむろに上半身の制服をたくし上げると、驚く俺とフェイリンの見ている前で、その小さく尖った乳房の先端を俺の先端に押しつけ、クリクリとマッサージを始めた。

「おほ」

 可愛らしい少女の扇情的な奉仕光景と、そのくすぐったさに思わず声が漏れる。
 フェイリンも頬を緩ませ、「それ面白い」と笑った。

 そんな感じでひとしきりフェラ奉仕を楽しんだ後は、みんなで乱交だ。
 体つきも肌の色も、抱いたときの反応もいろいろだ。
 アジアは広い。世界はもっと広い。だが、俺に抱かれてしまえば同じだ。心の底から快楽に溺れて、夢中になって腰を振り、俺への愛で幸せになる。

「あぁッ、あぁーッ! 陽平、ご主人様ァ! ご主人様ァーッ!」

 あの生真面目なフェイリンだって、ご覧の通り、誰よりも大きな声を出してよがり狂ってる。
 机に手をついて、夢中になって尻を振り、やがて絶頂に達して崩れ落ちるフェイリンを、他にも多数の女子が失神している床に並んで寝かせる。そして今度は、机の上で仰向けになって足を広げるシアンの方へ向かった。

「陽平サマ……シアンは、もっと勉強して、陽平サマのイチバンのペットになる」

 自信なさげだった彼女にも、明確な目標が生まれて、その瞳にも強い光が宿っていた。
「あぁ、がんばれ」と、優しく激励を与えて、俺はズッコンバッコンとシアンを犯した。

「はひゃぁ!? ひゃあ! あぁ! ひぃああぁぁ!」

 それじゃ、昼は南米クラスで遊ぼうかな。
 真面目で熱心なアジアや日本もいいんだけれど、やっぱりエッチは明るくだよね。
 今日も存分に我が生徒たちの奉仕を楽しみ、俺は学校をあとにした。

 米空軍より寄贈を受けたV-22が東京上空を旋回する。
 本当はもっと高速の戦闘機が欲しいところだが、都内ではなかなか滑走路が確保できないし、俺の体力的にも距離的にも通学に利用するにはハードすぎるので、垂直離着陸の可能な本機を俺のチャリ代わりに使うことにしていた。
 多少は俺も操縦を覚えたが、まだ離着陸は難しいので、そこは同じく米空軍より寄贈を受けた美人パイロットに任せることにする。

「OK、タッチダウンよ、マスター」
「サンキュー、アリシア」

 金髪のパイロットにキスをしてヘリポートに降りる。ここはスカイタワー屋上。最上階を住居に改造して、俺んちにしていた。
 屋上まで春海たちが迎えに出ている。俺は帰宅の接吻を秘書たちと交わしながら、暖かい我が家へと帰ってきた。

 360度パノラマの西側から、直射日光が俺のデスクを照らす。白い裸体で組み上げられた俺のチェアも、赤みがかった太陽のせいでオレンジ色に染め上げられていた。
 俺の帰宅を知ったときから椅子としてスタンバイしている彼女たちは、某集団アイドルチームの一つだ。
 かつて全員抱いてやろうと自宅に招いたのだが、衣装を脱がしてしまうと性欲そそる美少女はほんの一部で、あとは全然レベルの低い女ばかりでがっかりしたものだ。
 世界中を飛び回って、本物の美女、美少女を抱いてきた俺としては、彼女たちの「どこにでもいる女の子」レベルには、親近感どころか失望感しか抱けない。
 せいぜいアイドルよりも大道具係がいいくらいだろうと思い、彼女たちには交代で俺んちの家具をやらせている。
 右手の肘おきになっている尻をピシャリと叩いて、腰掛けた。
 肘あて及び背もたれには、この中でもレベルの高い子を担当にしている。背中に当たる胸の感触と、俺の手のひらで時々ビクンと震える尻やアソコの感触は、椅子の中でも一番大事なところだからだ。
 まあ、現役アイドルを椅子にするのはそれなりにいい気分だった。
 こんな奴らに騙されてCD10枚も買っちゃったのかと思うと、今でも口惜しいけど。

「陽平さま。政府より問い合わせが来ております」

 スーツ姿のお姉さんたちが、書類を手に報告を始める。
 彼女たちは政府より寄贈を受けた国家公務員たち。もちろん、容姿重視で俺の選んだクールビューティたちだ。
 別に国家レベルで権力者になるつもりはなかったが、俺の思いどおりにいろいろ動かしていくとなると、どうしても権力は持つ必要になる。まあ、世界中で好き勝手やってるんだから当たり前だが。
 この超能力は俺の気の向くままに使うためにある力だし、面倒なことは政治家とか官僚とかで勝手にやれと言ってるのだが、権力の好きな連中は、今日もしつこく俺にお近づきたがってくるのだ。
 
「先日、理事就任をお断りした国連が、今度は陽平さまに特別顧問の席ではどうかということで、調整に入りたいそうです」
「断る」
「アジア圏の各首脳が来日して、陽平さまを囲んだサミットを開催なさりたいそうです」
「断る」
「中近東の某国が、王族の会員制クラブで少女接待したいと内密に打診してきてます」
「重大な関心を持って前向きに検討していく」

 次々に上がってくる案件に適当に返答していく。今日も世界中からモテモテの俺だ。
 しかし全部の相手をしていたら俺の楽しむ時間がなくなる。だいたいの案件を蹴飛ばして、適当なところで本日の公務終了とする。

「あと各国に今月の奉納金を忘れるなと言っておけ。以上。風呂に入るぞ」
「はい」
「椅子、帰っていいぞ」
「はいッ!」

 仕事も終わったし、あとはお楽しみタイムだ。椅子係のメンバーは解体し、別れの挨拶代わりに新曲の1フレーズを俺の前で披露して帰っていく。難しい話のときは後ろに控えていた春海も、表情を明るくして服を脱ぎ始めた。
 クールビューティたちも脱ぎ始める。風呂係の美女たちも準備を始めて、俺の服を脱がしにかかる。
 総勢、28名の俺の世話係だ。全国から選りすぐっただけあって、非の打ち所もない美女軍団だ。彼女たちに比べたら、そこらのアイドルタレントも人間椅子みたいなもんだ。
 美しいものだけが俺のそばにある。この俺にふさわしいモノだけが。
 とても良い気持ちで彼女たちに服を脱がせてもらっていた。まさに王侯貴族の気分だ。
 しかし、ふと窓の向こうに汚れがついているのが気になった。
 鳥のフンか、あるいは接着に使った何かが垂れたのか、夕焼けに目立って影を落とすその汚れは俺の癪に障った。こう見えても俺、きれい好きである。

「おい、藤田ッ! 窓が汚れてるぞ!」

 隣の用具部屋に向かって怒鳴った。ゆっくりとドアが開いて、メイド服を着た女が現れる。
 かつての担任の藤田だ。俺の家でメイドとして働かせていた。
 もちろん、コイツに下した命令はそのままだ。俺の超能力に精神までは侵されていない。しかし、体は命令に逆らえない。
 彼女だけ正気を残したまま、俺のすぐそばで奉仕させていた。彼女が憂鬱そうに毎日働いている姿を見るのが、とても気分が良かったからだ。
 俺が窓の汚れを指すと、藤田は小さな声で「申し訳ありません」と呟いて、脚立を広げてその上に立った。
 メイド服の下から、Tバックの白い下着がよく見える。下着も当然、俺の指定だ。そして窓を開け、上空の強い風にスカートを靡かせながら、のろのろとした手つきで汚れを拭う。ますます尻が丸見えだった。
 かつての担任が、恥ずかしい格好で俺の命令に嫌々従う姿は、情欲をそそる。
 ムカつく教師だったけど、スタイルはかなり良いんだよなー。

「…終わりました」
「おう、ご苦労」

 藤田はうつむき、全裸で剛直をそそり立たせる俺から目を逸らす。

「それじゃ、お前にも仕事した褒美をやらないとな」
「…え?」
「机の上に手をついて足を開け」
「え、え、あっ、いやっ」

 心は拒んでも、体は抵抗できない。藤田は命令どおりの姿勢になって、俺に尻を向ける。短いスカートをまくり上げて、ヒモみたいな下着をずらして、俺の先端を押し当てる。

「いくぞ」
「…やっ…やめて、もう、本当に、お願い…」

 何度も俺に犯されて、俺が「やめて」と言われてやめる男じゃないことは十分承知のくせに、藤田は今日も懇願の声を震わせる。
 それが余計に俺を奮い立たせるって、いつになったら気づくんだろうな?
 遠慮無く、俺はまだ濡れてないソコに強引に割り入っていった。

「いやあああッ!」

 痛みで悲鳴を上げる藤田の中を何度も出し入れする。苦しそうな声を出す藤田も、徐々に中を湿らせてくちゅくちゅと音を立て始める。

「もう濡れてきたのかよ。ホント、せんせーはヘンタイだな」
「違っ、これ、違う…ッ」
「はいはい、黙れスケベー。みんな、このスケベに妊娠コールよろしくー」

 俺が手拍子すると、それに合わせて俺の取り巻き美女たちが妊娠コールを始める。盛り上がっていく俺の射精欲。フィニッシュを目指して腰の動きを速めていく。

「イクぞ!」
「うっ…う、う……」

 藤田の中にたっぷり出して、最後の一滴まで注ぎ込んでから抜き取る。どろりと濃い精液が、担任の膣の中から流れ落ちる。

「よーし、今日も藤田はシャワー禁止な。朝まで俺の精液を腹に抱えて寝ろ。明日はちゃんと仕事してくれよ、せんせー?」
「…うっ…うぅっ……」
「そんじゃ、俺たちは風呂に入ろうぜー!」

 今日も担任イジメて気分の良くなった俺は、美女たちを引き連れて下の大浴場階へ移動する。
 一度に全員入れる巨大風呂。夜景を眺めながらの乱交入浴が俺の楽しみだ。

「陽平さま、こちらへどうぞー」
「うむ」

 巨大マットの上に横になると、ローションと泡でヌレヌレになった少女たちが絡みついてくる。柔らかい体がくすぐったくて、ニヤけてしまう。イチャイチャと愛撫されたり挿入したりして遊んで、体を洗わせてからジャグジーへ。
 ローションプレイから泡風呂プレイへと贅沢な乱交を楽しんで、巨大浴槽に移ってまったりと夜景を楽しむ。
 洗い場で何人か失神してる女たちはいるが、残った女たちは俺の体をマッサージしたりドリンクを飲ませたり、甲斐甲斐しく俺の面倒を見てくれる。

「んっ、んっ、んっ、ぷはぁ」

 俺の股の間に顔を沈め、水中フェラしたり息継ぎしたり、忙しそうに奉仕しているのは春海だ。
 ホント、コイツってチンポ好きな。まあ、そういう女にしたのは俺だけど。
 春海が息継ぎしようとするタイミングで、頭を押さえつける。そのまま強引に何度も腰を突き上げて、春海の口に射精する。

「うぐっ、げほっ、ごほっ、げほっ……」

 顔を上げた春海の口から、俺の精液がだらりと垂れてお湯に落ちる。みっともなく鼻からお湯出してむせる春海に、俺は笑って頭を小突いた。

「ったく、しょーがねえなぁ、お前は。こぼさず飲めって言ってんだろ、バカ。ハハハッ」
「あ、あはは……。ごめんなさい、陽平さま……こほっ」

 追従の笑みを浮かべる春海と周りの女たち。俺が何をしようと彼女たちは喜び、幸福とする奴隷女たちだ。

 どこまでも幸せな毎日だ。
 見晴らしのいい場所を独り占めして、世界中の美女を独り占めして、権力を独り占めだ。

「そこに俺の像でも建てようか。世界一でっかいやつ」

 窓から見える夜景の向こうに、ライトアップした俺の姿を立たせよう。俺の権力を象徴し、東京の新しい名所となるだろう。

「すごーい」
「それ絶対に素敵です、陽平さま!」

 ついでに、俺の万博でもやって世界中の人間を集めようか。
 セックスとエロ遊びの祭典やって、新しい奴隷と世話係も選出しよう。派手な祭りになるぜ、きっと。
 女たちも歓声を上げて喜んでいる。適当な女を2、3人抱き寄せ、風呂の中でセックスを始める。

 最高の毎日だ。俺は王。世界は俺のもの。
 俺に不可能はない!

 ───ぐしゃ。

 ……変に胸騒ぎがして、目が覚めてしまった。
 全然眠れた気がしないし、なんだか体の調子もよくない気がする。
 なんだか最近、疲れてるのかもしれない。
 父さんも母さんも相変わらず入院中だし、そっちの面倒も家のことも一人でやらなければならないのだから、中学生の僕には荷が重すぎるんだ、きっと。
 お兄様が帰ってきてくれたら全部何とかしてくれるんだろうけど、そんなことを頼るわけにはいかないし。
 お兄様は、僕に任せたっておっしゃってたんだから。
 パジャマを着替えて、まずは日課のお兄様の部屋の掃除から始める。
 お兄様は忙しいみたいで、もう1年以上も帰ってきてないけど、いつ戻られてもいいように、僕は毎朝きれいに掃除している。
 弟として、当然の仕事だ。
 お兄様の部屋はプラモデルやフィギュアが多い。戦闘機と美少女が大好きで、1個1個磨いていくのは大変だ。それに、もしもキズ1つでも付けたらお兄様は激怒するので、細心の注意を払わなければならない。
 といっても、毎日やってるんだから、もう慣れたものだけど。
 それに、これをやってると心が落ち着くような気がする。お兄様の気持ちがわかるというか、今では1個1個のプラモにも愛着も湧いている。この作業は結構好きだ。
 寝起きのときの心苦しさも、もうなくなっている。今日もお兄様の部屋をきれいに掃除して、朝ごはんを食べて、学校に行って帰りに病院に寄って、いつもどおりの1日を過ごそう。
 お兄様の部屋のテレビをつけて、朝の報道番組を流す。7時のアナウンスが流れるまでは掃除の時間。僕は時間に正確だ。そういう几帳面なところは僕たち兄弟似ているって、昔、隣の春海姉ちゃんに言われたことがある。
 お兄様、元気にしてるだろうか。テレビではよく活躍を見てるし、お兄様が出ている番組は必ず録画しているから、元気なのはわかってるけど、やっぱりたまには直接お会いしてお話をしてみたい。
 今、スカイタワーの近くに建設されている『陽平像』は、来年の春には完成するし、それに合わせて陽平万博が大々的に開催されるそうだ。それが一段落したら、実家にも顔くらい出してくれるかもしれない。
 万博が始まったら、僕も行ってみようと思う。ひょっとしたら、お兄様にも会えるかもしれない。
 そんなこと考えながらF-2支援戦闘機を磨いていると、なんだかテレビが騒がしくしていることに気づいた。
 見ると、乳首のところに穴の開いたいつものスクール水着を着た高平アナが、涙を流して緊急ニュースを読み上げているところだった。

『テレビをご覧の皆様……ッ、最悪の、ニュースをお伝えします! 昨夜未明、スカイタワーの下で発見された転落死体の、続報です! 警視庁は、ついさきほど、DNA検査の結果、間違いなく私の……私たちの王、陽平さまだということを、発表いたしましたぁ!』

 絶叫のような声で泣き崩れる高平アナの後ろで、真っ赤な花のような映像が映される。
 緊急映像だからか、あるいはモザイク嫌いなお兄様への配慮なのか、上空から映されたアスファルトの上に、大きく弾けた血の跡と、飛び散った白い肉片が水風船を落としたみたいに広がっている映像が、はっきりと映し出されていた。

『繰り返し、お伝えします! 昨夜未明、ひぐっ、昨夜未明、スカイタワーの───』

 耳がキンキンして、テレビの音が聞こえなくなる。高平アナが何か喚いてるけど、僕には何にも聞こえない。
 お兄様のF-2支援戦闘機は僕の手から滑り落ち、片翼を折って床に不時着した。
 大事なプラモを壊してしまっては、お兄様にこっぴどく怒られる。
 僕は慌ててプラモを拾い上げった。そしてテレビで真っ赤な花になったお兄様を見た。それからプラモを見て、テレビを見て、プラモを見て───、わけがわかんなくなって、悲鳴を上げた。

< つづく >

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