ポケガ 第5話

第5話

“お客様へのお詫びとポケットガールズ回収のお知らせ”

 朝起きたら、悪魔の世界からダイレクトメールがパンツの中に届いていた。
 
 ポケットガールズに深刻なバグが見つかったので、回収するっていうことが書いてあった。
 悪意を持ってそのバグを利用すれば法律に抵触する可能性があるっていうことで、ようするに人間世界に持ち込んで生身の人間も操作できちゃった今回の事件がきっかけらしいのだが、そのことについては具体的なことは一言も触れられていない。
 偏見かもしれないけど、悪魔のメーカーでも大人の事情やユーザーへの配慮とかあるんだなって、なんか感心した。
 
 とりあえずソフトの使用停止プログラムを配信したから、今日からポケットガールズは起動すらできなくなっているそうだ。でもソフトを着払いで送ってくれれば、無償で改訂版にデータを乗せ換え、ニンゲンドーグッズまで付けて返送してくれるそうだ。
 偏見かもしれないけど、まさか悪魔のメーカーの方がこっちのメーカーよりもバグ対応が親切だったなんて、なんかくやしかった。

 そしてさらにその手紙には、下欄に僕宛に手書きの文章が加えられていた。

“内崎魁斗様へ。上記の件ですが、人間界の業者では当社製品の返送は不可能ですので、勝手ではございますが内崎様のポケットガールズは回収の対象外とさせていただきました。お手数ではございますが、お手元のソフトについては内崎様の方で処分願います。どうか今後も口外無用にてお願いします”

 超達筆である。

「…これって、どういう意味なんだろう?」

 難解な文章に、僕は頭をひねった。

『つまりつまりー! 迷惑かけちゃったお詫びに、カイトくんだけは今までどおり好きに使っちゃってー! ていうことだと思いまーす★』

 さっきまで回収されるってビクビクしていたチルルが、画面の中で嬉しそうにクルクル回ってた。使用停止プログラムってのも、僕らのところには届いてないようだ。

 田中がこっちの世界に持ち込んで生身の人間をポケガにしちゃったこともそうだが、そもそも僕のところにソフトが届いちゃってること自体、向こうのルールでいえばとんでもないミスなんだろう。
 田中の最後を見てるから、僕もやばいかと思ってたけど、どうやら悪魔さんたち、意外と人間には優しいみたい。
 僕さえ黙ってれば、それでいいんだって。

 まあ、そういうことなら、今までどおりに使わせてもらうけど。

 ちなみに田中(アクマ)は、郊外の廃れたラブホテルを占拠してそこにポケガを集めていた。
 ここのところの行方不明事件の犯人はアイツだったというわけ。事件は、宗教とか集団暗示とか、そういったもので大勢を洗脳していた田中の犯行という線で報道され、捕まっていた人たちも解放された。
 しかも都合良く、田中のアパートからは洗脳とか催眠術系の本やエロゲがたくさん出てきたし、現金や荷物を持ち去った形跡も残っていたそうで、今も警察は田中を追跡中だとか。
 向こうの人たちは、事件の隠蔽も上手だ。
 これでしばらく催眠エッチ系の創作は厳しい目に晒されるんだろうけど、まあ、僕には関係ない話だし。
 ちなみに、勝ったマスターは負けたマスターのポケガを、レベルをそのままに引き継げるシステムだ。
 さすがに行方不明者扱いの人たちは全員解放したけど、普段どおりに生活していたポケガたちの中には、当然、僕好みの人もいるわけで。

 例えば、この凪原先生とか。

・『エロ悪の幹部』

 ここはとある高級マンション。
 その一室で、ボンテージ風のいやらしいスーツと、とんがった黒いマスクで顔を隠した凪原先生を、僕は椅子にくくりつけていた。

「…いい格好ですね、先生」
「んっ、お離し! なにをするんだい、あんたは…!」
「まさか悪の幹部の正体が担任の先生だったなんて、正義のヒーローである僕としたことが、全然気づきませんでしたよ。でも、おかげで憧れの先生に好き放題できてラッキーです」
「くっ…! どっちが悪か、わかったもんじゃないね!」
「この状況で、強気な態度は取らないほうがいいと思いますよ?」

 僕はきついスーツにポツンと浮き上がった乳首を指で弾く。先生は「あん!」と悲鳴を上げた。手は後ろに、足はM字にしてがっちり固定してあるから、どんなに抵抗しようと無駄だ。

「僕の奥歯をパンチでへし折った恨みは、まだ忘れたわけじゃないんですからね」
「そんな…! こないだもそのお返しだって、あたしのアソコの毛を全部剃ったばかりじゃない…!」
「でも今日だって、授業中に計算教えるフリして、ずっと僕のチンチン触ってたじゃないですか? ホント、悪の幹部はやることが汚いですよね」
「だって、あれは一生懸命悩んでる魁斗くんが可愛すぎるからいけないのよ!」
「でも知佳理には全部見られてたんですよ? 先生ばっかりずるいって、僕が怒られたんですからね。あのあと掃除当番サボって舐めっこして、ようやく許してもらいましたよ。その分の復讐もついでにやっちゃいます」
「そ、それはあの子の方がずるいじゃないのさ!」

 顔を真っ赤にしてイヤイヤする凪原悪の幹部に、僕は見せつけるようにハサミを取り出した。

「ひっ!?」
「それにしてもいやらしい服装ですよね…そこまでして男の目を惹きたいんですか?」
「違ッ!? これは、そういう制服なんだよ!」
「敵に捕まったら、すぐこういうことされるのは知ってて着てるんですよね?」

 ハイレグの股間を横にずらすと、あそこが簡単にめくれてしまう。

「いやあ!?」
「へー、凪原先生って悪の幹部のくせに、毛が生えてないんですね?」
「だって、だって、魁斗くんが全部剃っちゃったから! だからあたしはツルツルオマンコになったのに!」
「かっこわるーい」
「やだやだ! やめて、見ないで!」
「でも、そのわりにどんどん濡れてくけど」
「いやぁ…いやぁ……」
「これじゃあ、せっかくのスケベスーツが濡れちゃいますね。僕が切ってあげますよ」
「やっ!? やめっ、やめてえ!」

 チョキチョキと股の部分とタイツを切り取る。
 すっかり丸見えになったそこは、ますます濡れてツルツルの肌が輝かせている。
 スタイル良いし、今はマスクに隠れてるけど美人だし、優しい凪原先生のことは、僕も大好きだ。
 近頃はますます女に磨きがかかって、ほわんとしてた表情にも色気が宿ってきたし、張り出した胸やお尻も熟れてきて、今が食べ頃だって校長先生も言ってた。
 でも、凪原先生がすでに僕に食べられてることは誰も知らない。今の先生は、僕に囚われた悪の幹部なんだ。

「ついでにこっちも」
「やだ、やだぁ!」

 乳首のところも丸く切り取ってあげた。「びにゅう」ステータスの高い凪原先生の乳首とおっぱいは芸術品。
 それを僕は、好きなように汚せるわけだ。

「おしおきだ~べ~」
「あぁ!? やめて、やめてってばぁ!」

 僕はマジックで乳首の周りにドクロマークを描いてあげた。そしてあそこの上に「男子用トイレ↓」って書いてあげた。

「これ、油性だからしばらく消えませんよ」
「あぁ…ひどい、ひどい…」
「さーてと、それじゃトイレでも使わせてもらおっかな…っと」
「んんっ!?」

 僕はいきなり先生のあそこにチンチンをねじ込んだ。とっくにビショビショになってるそこは、キュッて僕のを吸い込むように締め付けてくる。

「なかなかの締まりですね…いい便器だなあ」
「んっ、違う、あたしのオマンコは、便器、なんかじゃ、んっ、んっ、んっ」
「おっぱいもでかいや。さすが悪の幹部ですね」
「あんっ、そんな、モミモミ、コリコリ、しないでぇ!」

 大人のマンコもいいものだ。
 ヌメヌメした中のひだが絡むようにまとわりついて、僕のを包み込んでくれる。
 美人で優しいみんなの凪原先生を、こんな風にイジメちゃって、なんだか悪いような気もする。
 僕は凪原先生を『エロOL』にして職員室のコピー機の上でセクハラレイプしたり、『エロ給食のおばさん』にして配膳室で揚げパン強奪レイプしたり、そんなことばっかりしてた。
 
「ひんっ! あんっ、あぁっ、そんなに、バコバコしちゃダメェ! あ、あたしは悪の幹部だけど、あんたの担任なんだよ! 教え子のくせに、担任をレイプしちゃうなんて、あぁ! ダメぇ!」

 でも、凪原先生が満更でもないことくらい、とっくに気づいてる。
 先生は大人だから、少しくらいアブノーマルなプレイの方が喜んでくれるんだ。

「さて…今日のフィニッシュは上の便器を使おうかな?」
「え…キャア!?」

 椅子ごと先生を床に倒した。自由の利かない体を倒される恐怖に先生は悲鳴を上げる。僕はその色っぽい唇に、遠慮なくチンチンを突っ込む。

「んんっ!? むぐ…ちゅぶ、んん…」
「それで…下の便器には、ふたをしようっと」
「んぐぅっ!?」

 あそこには、バイブを突っ込む。ちなみにこれは先生の私物だ。先生のくせにこんなの持ってたっていう件でも、僕は彼女にさんざんお仕置きをしてやった。

 なんでも田中のポケガの中でも、凪原先生みたいに田中の人間生活のフォローをやらされてたり、吉川さんみたいにまだレベルが低かったり戦闘用のポケガだったりしてた人たちは、ラブホテル監禁組と違ってレベル上がっても性の相手をしてもらえなかったそうで、いろいろと持て余して大変だったらしい。
 それは確かにかわいそうな話だけど、でも僕らの凪原ちゃんがバイブなんか使ってたという事実は、僕の少年心に衝撃を与えた。
 あの日、僕はバイブを没収して「先生は僕の女なんだから、勝手にこんなの使うな」って言って、押し倒してやった。
 先生は僕に犯されながら、「ありがとう」って泣いた。

「んんっ、んんっ、んっ、れろ、ちゅぶ、んんっ! んっ、んっ、んっ、ちゅっ、ちゅぷ、れろ、もう…ひどい子…ちゅぷ、じゅぶ、んんっ、そんなに、先生のお口にオチンチン押し込んで…んんっ、わ、わかったから、んちゅっ…もっと、吸えばいいの? ちゅぶっ、ちゅぶっ、ちゅうぅ」

 口は僕が無理やりチンチンを突っ込んで動かす。あそこにはバイブが刺さって振動してる。でも先生は、健気に僕のチンチンに舌と唾液を絡めて、懸命に吸ってくれた。さすがは僕の凪原先生。教師の鑑だ。

「んんっ、れろ、ん、ちゅ、ちゅぶ、じゅぶ、じゅぶ、じゅぶぅ」
「出る! 出るよ、先生!」
「んんんんっ! あぁぁ!?」

 “ヘヴン状態!!”

 僕がそのマスクに精液を吐き出すのと同時に、先生もバイブの刺さったあそこをブルブルさせてイッた。
 赤い唇についた白い精液を、うっとりしながら舐め取る先生に僕は言う。

「またあとで、たっぷりお仕置きしてあげるね」

 先生は、嬉しそうに目を細めた。

「ええ…楽しみにしてるわ」

 淫乱な微笑みを見せる彼女のバイブを強にしたまま、僕はベランダへと向かった。

 復讐しなきゃなんない人が、まだいるんだ。

・『エロ婦警さん(オプション:アイマスク)』

 そのまんま婦警さんだった。
 あのとき、僕を逮捕しようとした婦警の如月さんが、こっちにお尻を向ける格好で四つんばいになり、目隠しをした状態でベランダの外の柵に手錠で繋がれていた。

「や、やめて! こっちにこないで!」

 僕が近寄る気配を察して、すでに紅潮してる頬を引き攣らせるようにしながら、悲鳴を上げる。
 きっちりとした制服のお尻が、下着の線をくっきり浮き立たせている。

「こんなことして、ただで済むと思ってるの…警察を、バカにしないで!」
「ふーん。まだそんな生意気な口を聞くんだ?」
「あっ…!?」

 わざと見下すような口調で言ってやったら、それに怯えるように如月さんはお尻を震わせる。
 彼女の期待どおりに、僕はDSiiの画面を開く。

「その格好で、よく僕に偉そうなこと言えますね? 今までさんざん調教してやったんだから、僕からは絶対に逃げられないんだってこと、わかってますよね?」
「あぁ…ぁ…」
「如月さんは僕のペットなんだ。僕の淫乱警察犬なんだよ。犬は犬らしく、しつけしてあげる」
 
 パァン!
 タイトなスカートに張り詰めるお尻を、僕はダイレクトモードにしたムチアイコンで思いっきり叩いてやった。

「あぁッ!?」

 “ヘヴン状態!!”

 ビクンビクンと如月さんが痙攣する。
 たった一撃。これだけで彼女は軽く達してしまう。彼女の「どえむ」数値は、はっきり言って異常。変態のレベル。
 ドSっぽい顔してるくせに、女ってわからないもんだ。そして彼女は、「しょたこん」の数値もすごく高いんだ。
 如月さんは僕のような子供にイジメられるのが大好きだ。しかも車の中で子供に犯されるのが好きで、できれば2名くらいの少年に口とあそこを同時にヤられるのが理想らしい。
 一体どんなきっかけでそんなのに目覚めてしまうのか、僕には検討もつかない。そんな過去でもあったのかしら。
 まあ、今は僕のポケガだから、どうでもいいけど。
 ドMの如月さんのために、僕はよくこうやってタッチモードでSMしてあげてる。『エロバニーガール』で目隠し監禁プレイとか、『エロチャイナドレス』で両手縛って凌辱プレイとか、『エロ兵士』で拷問プレイとか、いろんなシチュエーションな試してみたけど、やっぱり如月さんは真の変態道を突き進んでる人だから、婦警という自分の職業を汚されながら犯されることを好んだ。

「お願い…もう許して。もう、私を帰して…」
「ダメだよ。あなたはこの僕を逮捕しようとしたんですよ? この程度で許されるわけないじゃないですか。もう1発いきますよ」
「あぁッ!」
「そんなに大きな声出して、周りの住人に気づかれたらどうすんのさ。ホラ、もう1発」
「あぁッ!」
「もう3発」
「あぁッ! あぁッ! あぁ…あ?」
「ごめん、1発忘れた」
「あぁぁんッ!?」

 僕にお尻を叩かれるだけで、如月さんは何度も痙攣し、ストッキングをびしょびしょにする。それが楽しくて僕はお尻を叩きまくる。
 制服を着た婦警さんのエロい姿と悲鳴に刺激され、先生に出したばかりのチンチンもボッキしてきた。

「あぁ…許して…もう許してください、魁斗様…」

 熱に浮かされたような声を出す如月さんのスカートをまくり上げる。びしょびしょに濡れたストッキングをビリビリに引き裂く。
 本物と寸分違わないけど、これはポケガの衣装だから破っても平気だ。シミの広がる下着も一気にずり下げる。
 ひやりとした外気に当てられたアソコが、湯気を立てそうなくらいに汁を帯びてヒクヒクしていた。

「やめて…私を犯さないで…」
「如月さん、こんなに濡らして何言ってるんですか? 犯されたくて仕方ないのは、あなたの方でしょう?」
「濡れてなんか…私、濡れてなんか…」
「しょうがないな。ホラ、この音聞いてください。くちゅくちゅ言ってますよ。これ、このいやらしい音」

 僕は如月さんのアソコを、タッチペンで掻き混ぜる。温かい汁がどんどんと溢れてくる。

「あぁ、いやぁ! 許して、魁斗様! 私のアソコをくちゅくちゅしないでぇ!」
「スケベな婦警さんだな…こんな子供におもちゃでイジメられて感じるなんて、あなたヘンタイでしょ? 写真撮って、警察に投書しちゃおうかな?」
「あぁっ、それだけは! それだけはお許しください! 何でも言うこと聞きますから! 何でもしますから!」
「それじゃ、如月さんが入れてよ」
「え…?」
「如月さんが、この格好で僕のチンチンをマンコに入れて、腰振って最後までイカせてよ。そうしたら、許してあげる」
「…はい…はい、やります…やらせてください…」

 如月さんはジャラリと手錠に繋がれた手を伸ばし、お尻をこっちに寄せてくる。如月さんは目隠ししたままだから、照準を合わせるところまで手伝って、そのままお尻を突き出すように命令する。

「あぁぁ!?」

 “ヘヴン状態!!”

 自分で入れた瞬間に、イッてしまう如月さん。
 恥ずかしい格好で挿入を強制され、羞恥に唇を噛みながら、それでも如月さんは簡単に達しちゃう。
 すでに何度もイキまくってる彼女は、ムチの跡の残るお尻を真っ赤にして、汗の玉を浮かべる。かなり体力を消耗したようで、肩で呼吸して体を沈めた。
 でも、僕はまだまだ満足していない。

「…誰が休んでいいって言ったの? 早く命令どおりにしなよ。腰振って」
「は…はいぃ」

 ゆっくりと、腰が動く。この屈辱的なセックスに、如月さんはやはり感じまくって、ビクビクとアソコをひくつかせていた。
 ギュウギュウと良く締まる。日本の警察は世界最高レベルの締め付け率を誇る。本当にいやらしい婦警さんだ。踊るマンコだ。もっともっとイジメてやれ。

「婦警さん、そんなのじゃまだまだイケないよ。もっと早く。ハリアップ!」
「あぁんっ!?」

 タッチモードのお尻をムチで叩いた。如月さんはビクンっと跳ねて動きを早くした。
 彼女の性感が達するたびに、アソコがきつくしまる。腰の動きを懸命に速める。僕の機嫌を損ねないように、いやらしく腰を振り続ける。

「あぁッ、あぁッ、魁斗様の少年チンポが、私のいやらしいオマンコを貫いてるの…あぁっ、私、こんな子供にセックスで支配されてるぅ…あぁッ、あぁっ! あぁん!」
「いいよ…その調子。もうすぐイクからね」
「はいっ、はいぃ!」

 ぐちゃっ、ぐちゃっ、パン、パン。
 如月さんのお尻とアソコがエロい音を立てて僕のチンチンを飲む。僕は時々彼女のお尻にムチをくれてやりながら、存分に婦警さんのエロ奉仕を満喫する。
 今日は天気も良いし、風も気持ちいい。絶好のベランダレイプ日和だと思った。

「さあ、もっと振って! もっと!」
「はい、魁斗様! んんっ、んんんんっ!」

 強烈な締め付けとピストンで僕のチンチンがしごかれる。
 せり上がってくる精液の塊を、僕は予告なしで婦警さんの腰にいきなり打ち付け、その奥で射出する。

「うりゃ!」
「あぁ!? あぁ! あぁぁぁ!」

 “ヘヴン状態!!”

 ビクンビクンと、まるで釣り上げられた魚のように大きく痙攣して、如月さんは今日一番の快感に達した。
 ずるりと、抜き取ったアソコから大量の精液がこぼれるのを、僕は満足して眺める。
 目隠し手錠レイプで中出しされた婦警さん。これはホント、記念写真でも撮ってやりたい光景だ。撮って署長の家にでも送りつけてやりたいと思った。なんかこう、警察への挑戦状みたいな感じで。
 まあ、やんないけどね。
 立ち上がると、如月さんは慌てて僕を呼び止める。

「あ、あの、魁斗様! お願いします! 手錠を、外してください…!」
「どうしたの、そんなに慌てて?」

 如月さんは、顔を赤くして唇を噛む。

「おしっこ…出ちゃいそうなんです。だから…」

 どんどん真っ赤になっていく。そういや、こんな寒いところにずっと繋がれてたら体も冷えるよな。
 でも僕はその可愛い表情に、また新しい意地悪を思いついてしまった。

「ここで出しなよ」
「え…?」
「婦警さんが人ん家のベランダに手錠で繋がれておしっこするところ、見てみたいなあ」
「そ、そんな恥ずかしいこと、できません!」
「どうして? 僕の命令なのに?」
「え、それは…そうじゃなくて…その…」
「出せよ」
「んっ!?」

 僕に軽くお尻を蹴られただけで、如月さんはビクンとする。
 唇を舐めながら「でも」と「あの」を何度も繰り返し、やがて意を決したように顔を上げる。

「…あの、魁斗様…もしも…もしも本当にここでおしっこしたら、私のお願いを聞いてくれますか?」
「お願い? なに?」
「明日は、ミニパトで学校までお迎えに上がりますから、そのとき…」
「あぁ、いいよ。パトカーの中で如月さんを犯してあげる」
「はぁ…ッ!」

 ブルブルと期待に体を震わせ、如月さんが唇を噛む。

「…出します。私、魁斗様の見ている前で…ベランダおしっこ、します!」
「うん」

 婦警さんの制服で、スカートまくりあげたお尻と、精液こぼれるアソコを丸出しにして、如月さんが力み始める。
 アソコがヒクヒクと震え、お尻の穴が絞ったり緩んだりを繰り返す。彼女の歪んだ願望が、彼女の中の羞恥と常識を少しずつ崩していく様が、その性器から見て取れる。

「んんっ……出ます! おしっこ、出ます! あぁ!」

 シャアア、とベランダのコンクリートを婦警さんのおしっこが叩く。彼女のエロい悲鳴をBGMに、流れ出るおしっこがストッキングに跳ね、床を流れ、それでも勢いは衰えることなく、大量にアソコから噴射されていく。

「あぁッ! 見てますか、魁斗様! これが私のおしっこです! いやらしい淫乱婦警の私が、魁斗様のために出したおしっこですぅ!」

 僕はDSiiをクリックし、彼女のポケガの耳をアップにして、マイクに囁くように言ってやった。

「くっせーな」
「ひどいぃぃぃッ!」

 “ヘヴン状態!!”

 僕にイジメられて、もう一度ヘヴンに達した放尿中の如月さんを見捨てて、僕はベランダの窓を閉める。

 さて、おしおきタイムも終了だ。
 今日も僕は頑張った。2人も連続してお仕置きプレイして疲れた。
 疲れを癒すには、うちに帰って温かい食事が一番だな。
 僕は愛する妻の待つキッチンへと帰る。

・『エロ嫁』

「おかえりなさい、ダーリン!」

 裸エプロンで駆け寄ってくる彼女のことを、知らない男は日本にいないだろう。
 それくらい有名なアイドルタレントの沢下菜緒が、僕の嫁。
 いまだに、夢のような光景だ。

『…あ、そうだ。ねえねえカイトくん。そんなことしてなくてもポケガは写真からでも作れるし、グラビアアイドルとだってヤリ放題なんだよって、あたし言うの忘れてた?』

 セックスばかりだと右手が鈍っちゃいそうだし、たまには憧れの菜緒ちゃんのグラビアでコッソリ…と、してたところで、いつの間にか開いてたDSiiにそんなこと言われたときの僕のツッコミっぷりは、言うまでもないだろう。
 僕はチルルが泣くまで突くのをやめなかった。僕も泣きながらチルルを連打した。

 そしてさっそく、菜緒ちゃんの写真からアバターを作って、延々とレベルを上げた。上げまくった。
 でもまさか、こんなに簡単なことで本当に菜緒ちゃんが僕のポケガになったのかって不安で、如月さんに頼んで事務所まで連れてってもらって彼女の出待ちしたときは、心臓が破裂しそうだった。
 プレゼントに花束とか買っちゃって、バカかって感じだった。
 でも事務所から出てきた菜緒ちゃんは、僕を見た瞬間に大声で叫んだんだ。

「私の王子様だ~!」

 いきなり抱きつかれて、事務所のワゴン車に連れ込まれた。そしてそのまま、車の中でセックスしてしまった。
 いつもテレビや雑誌で眺めてた菜緒ちゃんが、僕だけのポケガになった瞬間だった。そして今は、僕の嫁として裸エプロンで出迎えてくれる。

「ダーリン、もっとチューして。ただいまのキスしてぇ」
「いいよ。菜緒ちゃん、ベロ出して」
「んー。ほらぁ、ちゅっちゅぅー」

 裸エプロンの菜緒ちゃんが、舌をペロペロさせて、僕に体を押しつけながら、濃厚なキスをねだる。
 僕はその甘い舌を吸い、絡め、すべすべの背中やお尻を撫で回す。

 このマンションは彼女のものだ。
 ポケガでレベルアップしたおかげで、容姿関連のパラメータや「あいきょう」、「えんぎりょく」それに「えあーりーでぃんぐ」能力までぐんぐん上昇した彼女は、今や押しも押されぬ売れっ子タレントになっていた。
 その彼女が、少しでも僕の近くにいたいからという理由で、この街の高級マンションに引っ越してきた。
 当然、部屋のキーカードを貰ってる僕には、いつでも使っていいよと彼女は言ってくれている。広くて防音の効いたこのマンションは、僕とポケガたちの秘密基地になっていた。

 そうしてさんざんキスをした後、彼女は甘えた声で言う。

「ダーリン…菜緒、ダーリンのためにゴハン作ったんだよ。食べてくれる?」
「もちろん食べるよ。お腹ぺこぺこだよ」
「はーい! それじゃここに座って」

 キッチンテーブルの椅子を引いて僕を座らせ、そして鍋に火をかける。いい匂いがキッチンを漂う。
 楽しそうに鍋を掻き混ぜる彼女の、楽しそうに揺れるお尻もじつに美味しそうだった。グラビアの仕事でも水着以上は絶対脱がない彼女の、みんなが想像を巡らせてる秘密の部分を、僕はもう何度も生で見てるんだぜ。
 僕のクラスには彼女の写真を下敷きにファイルしてるやつもいる。初めての夢精の相手が彼女だったってやつもいる。
 そんな彼女の手作り料理を、裸エプロンの本人に給仕してもらう。すごい優越感だった。

「今夜はカレーだよー!」

 スパイシーな香りで食欲をそそる。満面の笑顔でカレー皿を差し出す彼女に、僕は幸せを感じる。

「それじゃ、菜緒が食べさせてあげるね」

 そう言って彼女は僕の膝の上に腰掛ける。僕と向かい合うようにして、スプーンを差し出して「あーん」とお約束の口を開けた。

「あーん」

 僕の口の中にカレーが入ってくる。僕の好みに合わせた甘口で、肉だって大きい。

「おいしい?」
「おいしー!」
「えへへ。いっぱいあるから、お腹いっぱい食べてね?」

 実際のところ彼女の手料理はいつもカレーなのだが、美味しいのは確かなので僕に文句はなかった。
 菜緒ちゃんに直接スプーンで食べさせてもらう。彼女の口でフーフーしてもらい、彼女のエプロンから覗くピンク色の乳首を鑑賞して、お尻の感触を楽しみながら食を進める。

「お水飲む?」
「うん」

 もちろん水は口移しだ。コップの水を含んだまま差し出される彼女の小さな唇を、僕は遠慮なく貪って水を吸う。そのまま、舌を絡め合う。

「あっ、ふぅん、んっ、ちゅぷっ」

 水が無くなっても僕らはキスを続ける。互いの頭をかき抱いて、僕らの唇が濃厚な音を立てる。
 やがて菜緒ちゃんが、息を荒くして唇を尖らせる。

「ぷはぁっ…はぁ、はぁ……もう、ずるいよ、ダーリン」
「何が?」
「だってぇ…菜緒だってお料理頑張ってるに…ダーリンのキスの方が、ずっと美味しいんだもん」

 僕の胸を指でグリグリしながら、菜緒ちゃんがスネる。さすがアイドルはどんな表情を作っても男心を刺激して止まない。愛おしい僕の嫁を抱きしめ、僕はキスを再開する。

「じゃあさ。いいこと思いついた」
「ん? なぁに、ダーリン…?」
「カレーも口移しで食べたら、もっと美味しいんじゃない?」
「あー、それいいかもー! ダーリン天才ー!」

 天才というよりただのバカッパルなわけだが、僕らはさっそくキスカレーを試してみる。

「はぁっ、んっ、くちゅ、ちゅむ、ん、あん、美味しいね…最高…」
「あぁ。はむ、美味しいよ、菜緒ちゃん…」

 菜緒ちゃんが噛んだカレーを僕の中に押し込んでもらう。お返しに、僕の唾液に塗れたカレーも菜緒ちゃんの口に押し返す。何度も互いの口の中を往復し、少しずつ飲み込んでいく。
 時間をかけて、ゆっくりと菜緒ちゃんの手作りカレーを食べていった。菜緒ちゃんの口の周りはカレーだらけだった。僕もそうだった。でも、どちらもキスを止められない。菜緒ちゃんのお尻も、胸も、揉んだり撫でたりしながら、キスカレーを食べ続けた。

 甘いエッチが好きな菜緒ちゃんとは、いつもこんなシチュエーションで楽しんでる。
 女優さんもやってるだけあって、彼女の『お着替えモード』のハマり方は半端なかった。
 たとえば『エロお姫様(欧州編)』で敵国の王子である僕と恋に落ちたり、『エロ義妹』で義兄である僕と禁断の恋に落ちたりとか、ドラマチックなシチュエーションだと1、2時間は平気でアドリブの演技が続いちゃう。
 しかもそんな彼女に付き合って僕まで演技力が鍛えられたのか、こないだの『エロベルサイユ』では、身分違いの恋に苦しむ僕たちの迫真の演技はとうとう3時間を超える大河ドラマになり、特に革命前夜の別れの足コキシーンなんかは涙なしでは見られなかったと、マリー・アントワネット役のチルルもマスカラを溶かしていた。
 まあ、そんなことがあったから、最近では『エロ嫁』とか『エロ女子校生』とか、あまり演技の広がらないシチュを選ぶようにしている。

「はぁ…もうなくなっちゃった…ダーリン、おかわりするぅ?」

 体を落ち着かなさそうにクネクネさせながら、菜緒ちゃんは上気した頬で切なそうに僕を見る。すっかり固くなった僕のチンチンに、すっかり熱くなってる彼女のあそこを押しつけてくる。

「いや…そろそろデザートにしようかな? あるよね、デザート?」
「うん、あるよ。もちろんあるよ」

 そう言って菜緒ちゃんは、キッチンテーブルに仰向けになって、エプロンを自分でめくり上げた。

「デザートはこれ…菜緒のオマンコです」

 トロトロに濡れたピンク色のアソコが、ぱっくりと開いて僕を待っていた。
 実際のところ彼女のデザートはいつもオマンコなのだが、美味しいのは確かなので僕に文句はなかった。
 僕はそのオマンコに、チンチンを馴染ませるように愛液を塗りつける。

「あっ、あっ、ダーリンっ、それ、ビクビクきちゃう…」
「今日もエッチなオマンコだね、菜緒ちゃん…みんなのアイドルの菜緒ちゃんのオマンコがこんなにエッチだなんて、ファンのみんなが知ったらどう思うかな…?」
「あん、いいの。他の人なんていいの。だって菜緒がオマンコ見せるの、ダーリンだけだもん」
「ホント? 菜緒はモテるから、いっぱい芸能人とか言い寄ってくるんじゃないの? 僕、心配だな」
「そんなわけないよぉ。菜緒はね、共演してる俳優さんにデート誘われても、大物ディレクターさんに仕事やるって言われても、イケメン気取りの芸人さんにアドレス聞かれても、みんなに死ねって言ってやってるんだよ」
「そ、そんなこと言って、テレビの仕事なくなったら困るんじゃない?」
「なんで? 全然困らないよ?」

 そう言って菜緒ちゃんは、満面の笑みを浮かべた。

「菜緒のお仕事は、ダーリンのお嫁さんだもんっ」

 …さすが、アイドル。
 今の表情だけでイキそうになってしまった。

「菜緒ちゃん!」
「あァんッ!?」

 彼女の濡れたあそこに、いきなりチンチンを挿入する。エプロンの胸元を絞って、おっぱいを丸出しにする。
 こんな格好するだけで億単位のお金を稼ぐだろう彼女の体を、僕の欲望のためだけに使う。
 最高だ!

「菜緒! あぁ、気持ちいいよ、菜緒!」
「ひゃぁん! ダーリン、強いよぉ! 菜緒、そんなにズンズン突かれたら、ひゃっ、ひゃん! いいよぉ! イッちゃいそうだよぉ!」
「いいよ! イキなよ! 何度でもイッていいよ!」
「やだ、やだ! ダーリンと一緒がいい! ダーリンと一緒に気持よくなりたいぃ!」

 僕が突き上げるたび、大きな胸がぶるんぶるん跳ねる。アイドルの整った顔が快感に歪む。大きな口を開けて、叫ぶ。
 僕は夢中になって腰を振る。テーブルがガタガタと揺れる。菜緒ちゃんのおっぱいを鷲掴みにする。吸う。噛む。菜緒ちゃんの甘い悲鳴をいっぱい楽しむ。キスをして、舌を吸う。菜緒ちゃんの「好き」と「愛してる」の囁きが、たくさん僕の耳に入ってくる。

「菜緒! イクよ! 僕、もうイクよ!」
「あぁぁッ! きて、きて! 菜緒もイク! イク! 中に出して! 菜緒に、ダーリンの赤ちゃんちょうだい!」
「出るッ!」
「あぁぁッ!? イク、イク、イクゥ!」

 “ヘヴン状態!!”

 
 痙攣して締め付ける菜緒ちゃんの膣内に、僕は精液を吐いた。ギュッ、ギュッて、咀嚼するみたいに菜緒ちゃんの膣が脈動して、僕のを搾り取っていく。僕は最後の一滴まで、残さず彼女の中に出し切った。

「ダーリンの精液、今日もたくさん貰っちゃった…早く赤ちゃん、できるといいなぁ…」

 幸せそうに下腹を撫でる彼女にキスをして、僕は今度は寝室へと向かった。
 そろそろ回診の時間なのだ。

・『エロ入院患者』

 薄暗いベッドの上で、知佳理ちゃんが体を起こした。

「せんせい、いらっしゃい」
「知佳理ちゃん、具合のほうはどうだい?」
「はい…」

 病院の簡素なパジャマを着た彼女が、自分の体を胸に聞くように手を当てて、ポツポツと語り出す。

「今日も、時々胸が苦しくなったり、急に心臓がドキドキしたり…」

 パジャマの下の小さな胸が上下している。ショートカットの白い肌と、いつものおとなしい表情が、彼女を病人らしく見せている。

「切なくなるときや、嬉しくなるときもあって、そして、たまにお腹の下のほうがムズムズとするんです…」

 でも、彼女は本当の病気じゃない。その病名を僕は知っている。

「それは、どういう時に起きますか?」
「はい…同じクラスの、内崎魁斗くんのことを考えた時です」

 彼女の病名は、恋わずらい。またの名をカイト症候群。うちのポケガは全員罹ってる。全員、治療不可能なのだ。

「なるほど…これは重病ですねえ」
「お願いします、せんせい…私を治療してください…何でもせんせいの言うとおりにしますから」

 難しい顔を作る僕に、泣きそうな顔で知佳理ちゃんがすがる。
 
「せんせい…」

 真っ直ぐな瞳が濡れている。
 子犬のようで、可愛くて、放っておけない彼女の瞳。時に鋭く、真摯に僕だけを捉えて、離してくれない彼女の瞳。
 彼女の「めぢから」はすごい。どんなコスを着せても、どんなシチュで抱いても、彼女のこの瞳の表情は、どのポケガよりも光っている。
 菜緒ちゃんも、そんな知佳理ちゃんのことを「絶対売れる!」って高く評価してて、しつこく自分の事務所にスカウトしてるそうだ。でも知佳理ちゃんは僕のそばにいたいからって、その誘いを断わってるらしい。
 彼女は僕だけの知佳理ちゃんだ。その一途な瞳に、僕は喉を鳴らす。

「と、とりあえず、診察してみましょう。胸を開いて」
「はい」

 恥ずかしそうにしながら、知佳理ちゃんは僕に背を向けて、パジャマの前を開いていく。

「どうせだから、上は脱いじゃいましょうか?」
「え? で、でも」
「医者の言うことが聞けないんですか?」
「い、いえ、すみません。脱ぎます。脱ぎますから…」

 チラチラと、こちらに赤くなった顔を見せながら、知佳理ちゃんは上を脱いでしまう。
 白くて、少年みたいに細い背中があらわになる。触ってみたい欲望にかられる。

「そのまま。まずは背中から触診してみましょう」
「しょ、触診ですか? は、はい…」

 パジャマを胸に抱いたまま、背中を丸めて知佳理ちゃんは目を閉じる。僕はその白い肌に手を伸ばし、スッと背すじにそって指を滑らせる。

「きゃうん!?」
「じっとして、動かないで」
「す、すみませんっ、はい…」

 つるつるの肌。張りがあって、でも柔らかさも温かさも極上。指触りがすごくいい。

「はっ、くぅん、んっ、あん、あんっ」

 すべすべして気持ちいい。触れるか触れないかで手の平で撫でると、ぞくぞくっと体を震わせて、肩をすくめる。この反応も女の子って感じで可愛い。背中も、肩も、脇腹も、撫でて、指でなぞって、そのたびに几帳面に反応を返してくれる素直な知佳理ちゃんの体を存分に楽しむ。

「はふっ、せん、せ…あぁ、せんせぇ…」

 背中の愛撫だけでトロンとしてきた知佳理ちゃんに、僕は仰向けになるように指示する。

「うう…」

 恥ずかしそうに、胸を隠す知佳理ちゃん。

「どうして隠すの? 医者に診せるんだから、恥ずかしがることないんだよ?」
「だ、だって…私の胸、ぺったんこだから…せんせいの患者さんの中で一番小さいから、恥ずかしい…」

 モジモジと、手ブラで小さな胸を隠して、顔を真っ赤にさせる知佳理ちゃん。
 巨乳率が高い僕のポケガの中では、確かに知佳理ちゃんの胸は小さい。かなり小さい。残念なことにチルルにすら負けてる。
 でも、そんなことは関係ないんだ。僕は知佳理ちゃんの胸が好きだ。大好きだ。
 最近では、ある意味これがジャスティスって気もしないでもないんだ。

「知佳理ちゃん、手をどけてごらん」
「あっ…あ…」

 僕は知佳理ちゃんの手をとって、静かにどけていく。
 淡い色の米粒みたいな乳首が、消えちゃいそうなくらい薄い乳輪をキュッと一生懸命にすぼめて、とんがっていた。健気な、僕の可愛い知佳理おっぱい。

「きれいだよ。本当に」
「あ…あう……」

 何も言えないくらい顔を真っ赤にして、知佳理ちゃんが顔を背ける。

「最高だよ、知佳理ちゃんのおっぱい。可愛くて、僕は大好きだなぁ」
「あ、あの、もういいですっ、ありがとうございます! もう言わないで!」

 真っ赤な顔を両手で隠す知佳理ちゃんのおっぱいを、さらに僕は顔を近づけて観察する。

「ピンク色の乳首がぷるぷるしてる。ホント、近くで見るときれいだよ。とっても美味しそうだ。食べちゃいたいね」
「いやあっ、せんせ、もういいですってばっ。もう、許して!」
「これは、さっそく診察してみないとダメだね。ねえ、診察していい?」
「え、ええ? し、診察…って、私の、そこを、ですか?」
「うん。ここ。知佳理ちゃんのおっぱい。僕が診察したら、大きくなる方法がわかるかも」
「大きくなる…方法ですか? はい。魁斗くんは大きいおっぱいが好きみたいだから、私も大きくなりたいです」
「それじゃ、診察するよ。いい?」
「はい…せんせいに、お任せします」

 真っ赤な顔を隠したまま、コクコクと頷く知佳理ちゃんの了解を得て、僕は診察を開始する。
 もちろん、舌で。

「ひゃあん!?」

 ビクン、と知佳理ちゃんは体を仰け反らせた。

「ダメだよ、暴れちゃ。これは診察なんだからね」
「は、はいっ、でも、くすぐった、んんっ、んんんっ、あっ!」

 ビクンビクンと跳ねる知佳理ちゃんの乳首を、舌でチロチロとくすぐる。知佳理ちゃんはシーツを掴んで、顔を真っ赤にして、乳首を舐められただけで乱れまくってる。唇をギュッと絞って、懸命にエッチな声を我慢してるけど、やっぱり堪えきれなくて、急に吐き出す大きな悲鳴が可愛いんだ。
 さんざんに舐めまくる。そして、ぐったりしてしまった彼女を見下ろす。
 力を失い、顔を上気させて肩で呼吸する彼女は、妙に色っぽくてドキドキする。

「知佳理ちゃん…わかったよ。君に足りないのは女性ホルモンだ」
「んん…はい…どうしたらホルモン増えますか…?」

 荒い息をしながら、ちゃんとエロ患者さんを続ける彼女に、僕は治療法を宣告する。

「たくさんエッチするしかないだろうね。もちろん、医者である僕と」
「えっちですか…はい、せんせいの言うとおりにします…」

 僕は素直な彼女のパジャマの下に手をかけた。
 恥ずかしそうにしながら、知佳理ちゃんは腰を浮かせた。

「もうかなり濡れてますね」
「いやぁ…ごめんなさい、せんせい…」

 僕はその両足を持ち上げて、股の間にチンチンを挟んだ。そのまま、ぐちゅぐちゅと、彼女の愛液を馴染ませるように擦った。

「んっ、んっ、んっ、んっ」

 そのまま、ゴロリと横に倒すようにして、彼女のツルツルの割れ目の感触をチンチンで楽しむ。

「んっ、んっ、これで、いいんですか? せんせい、これで、ホルモンでてますか? んっ、んっ」
「あぁっ、出てるよ! ビショビショに出てるよ!」

 くちゅ、くちゅ、と僕と知佳理ちゃんの間で音がする。僕はさらに知佳理ちゃんの細い体を転がす。団子みたいに足を丸めてうつ伏せになった彼女の股に、しつこくチンチンを擦りつける。

「んっ、んっ、んっ、せんせっ、すごい、エッチな音…ッ、恥ずかしいです!」
「知佳理ちゃん! 君も動いてごらんっ。頑張って、エッチな音立ててごらん!」
「はいっ、はい…ッ」

 知佳理ちゃんも腰を揺すり始める。ぷるんとしたお尻と背中が、波を打つようにリズミカルに踊る。

「はぁっ、せんせ、熱いですっ、私、体が熱いです!」

 可愛い知佳理ちゃんの腰を押さえつけるようにして、揺する。挿入寸前の淫らな行為に没頭する。まるで子供同士の危険な遊びに耽るような背徳感に神経を蕩かせる。
 興奮しきった頭が、目の前でキュッキュッと健気に力を入れて窄まる穴に釘付けになった。

「熱いのかい? だったら、熱を計らないといけないね」
「う、ああ…熱…私、熱がありますか…?」
「体温を計るには、ここが一番だ」
「ひゃ!?」

 いきなりお尻の穴を撫でた僕に、知佳理ちゃんは悲鳴を上げる。

「そこは、あの、せんせい、違います。そこはダメです」
「ここでいいんです。ここを使って計ります」
「で、でもそこは汚いですから!」
「医者の言うことですよ、知佳理ちゃん!」
「え…あぅ…はい、せんせい…ごめんなさい…」

 お尻の穴を使うなんて、さすがに知佳理ちゃんも本気で驚いたみたいだけど、それでも最後はコクリと頭を下げる。知佳理ちゃんはよい子。

「自分で拡げて。僕が体温計を入れやすいように」
「は、はい…」

 うつ伏せになった知佳理ちゃんが、両手で自分のお尻を拡げる。僕はその中心に彼女のアソコの汁で濡れたチンチンを当てて、少しずつ埋めていく。

「ん……んっ、んっ!」

 ビク、ビクと知佳理ちゃんが震えて、歯を食いしばる。僕は「もう少しの我慢だからね」と言って、さらに深く埋めていく。
 そして…ぴったりと、彼女の中に埋まる。
 
「はぅ…、うう…ッ」

 大きく息を吐き出す知佳理ちゃん。ここは不思議な感触だった。深くて、狭い。僕の根元を締め付ける彼女の括約筋は苦しいくらいなのに、奥の方には広がりがある。前の穴に入れたときより、ずっと深く彼女の中に潜ってる気がする。これで彼女を余すことなく自分のものにしたっていう、征服感に満たされる。

「知佳理、ちゃん…!」

 お尻の穴がギュウギュウと僕のを締め付けてくる。取られちゃいそう。

「せんせい…!」

 シーツをギュッと握りしめて、知佳理ちゃんが喘ぐ。僕はそんな彼女の小さなお尻の中を、ゆっくりと往復する。

「あぁッ! あぁッ! あぁッ!」

 きつい。でも気持ちいい。すごく熱くなってる知佳理ちゃんの体。抱いてると火傷しちゃいそうなくらい。

「知佳理! 知佳理!」
「あぁーッ!?」

 “ヘヴン状態!!”

 知佳理ちゃんは指が白くなるくらいシーツを握りしめ、足をパタパタさせる。僕は知佳理ちゃんのお尻を貪り続ける。
 
「すごい…気持ちいいよ、知佳理! 君のお尻は最高だ!」
「あぁっ、せんせっ、せんせえ! あぁっ、あぁーッ!」

 “ヘヴン状態!!”

 “ヘヴン状態!!”

 普段のエッチでも出さないような大声で、知佳理ちゃんはイキ続け、乱れる。全身にギュウって力が入って、僕にお尻を突き出してきたり、逃げるように仰け反ったり、見たことない彼女の乱れっぷりに僕も興奮する。

「気持ちいい! 気持ちいいよぅ、せんせえ! せんせえーッ!」

 “ヘヴン状態!!”

 “ヘヴン状態!!”

 彼女の小さなお尻の穴を犯し、暴れる体を抱きしめる。きつすぎる締め付けに我慢ができなくっていく。
 そういや僕、知佳理ちゃんの体温を計ってるんだったけ? 
 でも、もうそういうのどうでもいいや。知佳理ちゃんのお尻すごい。最高!

「出る! 出るよ、知佳理! 君のお尻にお薬を出すから、受け取って!」
「はい、せんせえ! 私にお薬ください! せんせいのお薬、いっぱい! いっぱいぃ!」
「うあっ!? すごい…ッ! あぁッ!」
「あああぁぁぁッ!」

 “ウルトラヘヴン状態!!”

 ギュゥゥと根元を締め付けてくる知佳理ちゃんのお尻に、僕は大量の精液を注ぎ込んだ。

「熱い…熱い…」

 ピクピクとお尻を震わせる知佳理ちゃんを抱きしめ、僕は最後の一滴まで彼女のお尻の中にだした。
 知佳理ちゃんは、蕩けたような目で僕を見上げ、微笑みを浮かべた。

「せんせえ…私、ずっとせんせいのところで入院しててもいいですか?」

 もちろんだ。
 可愛くて色っぽい彼女を、僕は力一杯抱きしめる。

 でも、さすがに僕もたくさん汗をかいてしまった。ちょっとお風呂で流しておこう。

・『エロソープ嬢』

 そもそもソープ嬢だけでエロいだろっていうツッコミはこのさい抜きにして、僕は全裸になってバスルームのドアを開ける。
 姉ちゃんと吉川さんの2人が、同じように全裸で僕を迎え入れてくれた。

「魁斗、いらっしゃーい!」
「1名様、ご案内ー!」

 泡塗れになった2人に、左右から抱きしめられ、お風呂椅子まで案内される。
 かつてはライバル関係にあったらしい2人も、僕のポケガとなった今ではすっかり仲良しだ。たまに2人で遊びに出かけたりもしてる。
 ポケガ同士が仲良くしてくれるのは、マスターである僕としても喜ばしいことだ。
 せっかくだから、今日は現役JKソープ嬢として、2人一緒にサービスしてもらおうと思うんだ。

「それじゃ、お体洗いましょうねー」

 吉川さんが、姉ちゃんの胸にボディソープを垂らす。そして姉ちゃんのおっぱいをわさわさ揺らす。姉ちゃんの谷間でブクブクとシャボンが出来た。そのおっぱいで、姉ちゃんが後ろから抱きついてくる。

「おっぱいスポンジ、入りまーす」

 柔らかいおっぱいで背中をマッサージされる。ムニュムニュでヌルヌルの感触に、乳首だけが少し固くコリコリしてて、なんだか幸せな気持ちになっていく。
 ちなみに姉ちゃんのボンバーおっぱいは、ポケガになってから4センチも大きくなったらしい。すごい。これ、僕のおっぱいだぞ。僕の自慢の姉ちゃんだ。

「それじゃ、私はお股洗いしまーす」

 吉川さんは僕の手を自分の股に挟んで、あそこを擦りつけて洗ってくれた。シャワシャワとした毛の感触と生温かい女の子の場所を、僕の腕に擦りつけてお尻を振っている。うわー、これもエロい!

「どう? 魁斗、気持ちいい?」
「気持ちいい。姉ちゃんも吉川さんも、すごくエロいよ…」
「ふふっ、魁斗の方こそ、お姉ちゃんの働いてる風俗に来るなんて、エロい弟だよね」
「えー、違うよね? 魁斗くんは私に会いに来てくれたんだよね?」
「違うでしょー。魁斗は私が目当てだもんねー」

 シャカシャカ、ムニムニ、ゴシゴシと2人のソープ嬢に体洗いされ、僕も頭がぼーッとしてきた。これ天国…!

「それじゃ、こっちも洗ってあげちゃう」

 吉川さんが僕の正面に回り込んで、僕の股間に顔を埋めた。
 そして、僕のチンチンについた泡を落として、ぱくりと口に咥えた。

「んっ、んっ、んっ、んん…っ、魁斗くんのチンチンも、私が、じゅぶっ、キレイキレイしてあげる、んんっ、ちゅぶ、ちゅぅっ」

 じゅぶ、じゅぶといやらしい音を立てて飲み込まれる。
 それだけじゃなく、変な形をした風呂椅子の溝から石鹸のついた指を潜らせ、僕のお尻の穴まで触ってくる。

「あっ、そこ…!」

 思わず、僕の腰が跳ねる。でも吉川さんは「いいから座ってて」と言って、フェラとお尻イジリを続ける。僕は慣れない強い刺激に「あっ、あっ」と女の子みたいな声を出してしまう。吉川さんは、それを面白がってるみたいで、執拗に僕のお尻の穴を攻めてくる。
 吉川さんの猫みたいなつり目が、妖しく微笑んだ。

「魁斗、次はこっちに来て。マットで遊ぼ?」

 姉ちゃんがエアーマットにローションを塗りたくって僕を呼ぶ。
 吉川さんがジュポンと僕のチンチンから口を離した。ホッと一息ついた僕の手をとって、マットまで案内される。ちなみにソープ嬢の衣装は全裸にマットとお風呂椅子だけだ。小道具のみで衣装と言い切る強気さが、このソフトの恐ろしいところだ。

「ここに横になって」

 ぬるぬるするマットの上に仰向けになる。姉ちゃんが、僕の上に重なり、下から上へ体を擦りつけてくる。

「うああ…っ」

 姉ちゃんの柔らかい体が、ローションでヌルヌルになって気持ちいい。何度も往復されてチンチンがギンギンになっていく。

「私も失礼しまーす」

 吉川さんが横から入ってきた。僕の体を横向きにして、前から姉ちゃんが、後ろから吉川さんがマッサージしてくれる。2人のヌルヌル女の子に体を包まれ、夢見心地で快感に溺れていく。

 ヌルリ!

 そのとき、僕のお尻の中に何か入ってきた。突然の刺激にビクンと体が跳ねる。
 吉川さんが、僕のお尻の穴に指を入れたんだ。

「ちょ、それ…!」
「ふふっ、どう、魁斗くん? お尻の穴、気持ちいいんでしょ?」
「ダメ、そこやめて…」
「ほーら、くにくにー」
「うああっ!?」

 お尻の中で指が動かされ、ビリビリと体が痺れる。全身の力が奪われるような刺激に、呻き声が出る。

「ちょっと吉川ー。私の弟イジメないでー」
「イジメてないよー。魁斗くん、さっきここ気持ちよさそうにしてたもん。魁斗くんの弱点、大発見だぜー。ふふふっ」
「そう? だったらいいけど」

 よくないって! 気持ちいいけど、刺激強すぎなんだって!
 でも、止めて欲しくないような、変な気持ちもあったりもして、僕は吉川さんのお尻マッサージに翻弄される。
 さらにギンギンと痺れるチンチンが、柔らかいものに包まれた。

「魁斗は、これも好きなんだよねー」

 姉ちゃんが、ヌルヌルおっぱいでチンチンを挟んでくれた。
 僕が思わず「あふん」と声を出してしまうくらい、好きなプレイだ。

「んっ、んっ、んっ、んっ、んっ、んっ」
「ねえ、魁斗くん、気持ちいい? 魁斗くんの大好きなエロいこと、私たちがいっぱいサービスしてあげるからね」

 姉ちゃんの胸で絞られるこの至福。お尻の中をくりくりされる、この斬新な刺激。
 激しい刺激に挟撃されて、僕はもう絶体絶命である。
 ていうか、もう出てたのである。

「きゃあ!? びっくりしたー」
「あははっ、もう魁斗くん、いきなりすぎー」

 何が起こったのか、僕にもわからなかった。
 とにかく、すごい感覚に翻弄されて、気がついたらもう出てた。
 何この敗北感…。
 なんだこの情けない1人ヘヴン…。

「魁斗、流してあげるからおいで」

 姉ちゃんと吉川さんに挟まれてシャワーを浴びる。広い浴槽に3人で入って、キスしたり触りっこしてイチャイチャを再開する。
 2人の女の子の柔らかい肌に抱きしめられ、そのうち僕のがまたムクムクと蘇ってきた。

「それじゃ、今度はここでしよっか?」

 吉川さんが、僕の目の前に立って、僕の顔の近くでアソコを広げる。
 姉ちゃんが「さんせー」って言って、シャワーで濡らした床に仰向けになる。
 その上に、吉川さんがお尻を強調するようにうつ伏せに覆い被って、2人のオマンコをぴったり重なった。

「魁斗。うちは魁斗専門店だから、いっぱい中出ししてオッケーだよ」
「好きなオマンコで出していいからね?」

 僕の前に、温かそうなオマンコが2人前で盛られる。
 さっきの屈辱を返すときが来たようだ。

「あぁっ、いいっ! すごい、魁斗…!」
「あぁん! はぁ、固いッ、あぁっ、魁斗くん! 魁斗くん!」

 僕は姉ちゃんと吉川さんを交互に突きまくった。僕が一番好きなプレイは、年上の女の子をエッチして泣かせることだ。しかも一度に複数を。そのことを2人の体に刻み込んでやる!
 姉ちゃんのオマンコは、柔らかく包み込むように、僕のを奥へと誘い込む。
 吉川さんのオマンコは、姉ちゃんのよりギュッてきつくて、奥の方にあるザラザラが先っちょに擦れて、そこに押しつけるようにするのが気持ちいい。
 2人のアソコの違いを楽しみながら、僕は何度も往復する。
 感じやすい姉ちゃんはもう何度も達している。吉川さんもこの姉ちゃんのエロい反応やエッチな雰囲気に呑まれたのか、いつもより激しくイキまくってる。
 額に流れる汗。股間にあふれる愛液。
 何度も彼女たちのエクスタシーを味わって、僕も限界に近づいていく。

「出すよ! 2人の中に出すよ!」
「あっ!? あぁぁぁ!」

 “ヘヴン状態!!”

 姉ちゃんの中に精子を出す。最後まで出し切る前に抜いて、吉川さんの中に突っ込む。

「あぁ! 私のにも、入ってくる…!」

 “ヘヴン状態!!”

 僕の精液を受け止め、2人とも全身を痙攣させ、激しいエクスタシーに達した。その震えるオマンコから精液がこぼれ落ちるのを見ながら、僕は勝利の喜びを噛みしめる。
 汗をかき、シャワーを浴びて、汗をかく。
 その無意味さすら愛せるくらいに。

 そしてバスローブでリビングに戻って、フルーツ牛乳を一気飲みして、ひと息ついた。
 今日もいろいろ頑張ったな、僕。
 でも、やりたい盛りの性欲がこんなもので落ち着くと思うなよ。
 ポケットガールズでレベルの上がったこの僕にも、ポケガたち全員を満足させるだけの性的な意味でのパワーアップが為されている。
 彼女たちを公平に愛してあげるのも、マスターの大事な仕事だから。
 
 さあ、僕のポケガたち。
 全員集合だ。
 

・『エロ牧場』

 僕の前で、羊毛のビキニをまとった女の子たちが、期待に目を輝かせている。
 荒く編んだだけの大胆なデザインが隠す部分は本当に最小限で、彼女たちの魅力的な体は、裸よりもエロく見える。
 そして、みんなもその恥ずかしい格好をした自分の体を僕に見せつけるように、エッチなポーズを取りながら僕を待っていた。

「みんな、ミルクの時間だよー」
「メェ~!」

 バスローブを脱ぎ捨てた僕の股間に、かわいいヒツジたちが一斉に集まってくる。
 如月さんが必死な感じでチンチンの先っちょを咥えてくる。知佳理ちゃんと凪原先生がチンチンの根元近くに舌を伸ばしてくる。
 姉ちゃんと菜緒ちゃんが左右からおっぱいを押しつけるようにして、僕の胸や脇腹をチロチロ舐めたりさすったりしてくれる。
 そして吉川さんは、やはりそこに行くかって感じで、僕のお尻の穴を舐めている。

 総勢6名のポケガヒツジたちが、飼い主の僕のミルクを欲しがり、必死になって奉仕してくれてる。
 彼女たちはいつも腹ペコだ。そして僕の精液ミルクが大好物なんだ。
 如月さんが、じゅるじゅるヨダレを垂らしながら僕のカリ首を舐め回す。
 知佳理ちゃんが、ペロペロと小さな舌で懸命に僕の根元を愛撫する。
 凪原先生は僕の袋をぱっくり含んで、口の中で転がしてくれる。
 姉ちゃんは太ももの付け根あたりをチロチロと舐めている。
 菜緒ちゃんは僕にしがみついて、乳首をチュウチュウ吸っている。
 吉川さんは、僕のお尻の中に舌を伸ばし、いやらしい音を立ててほじくる。

 僕の可愛いポケガたち。
 僕を一生懸命愛してくれる、大事な人たち。
 彼女たちの熱心な愛撫を受けて、僕はこの上ない幸福感に包まれる。

『わんわん!』

 DSiiの中で、チルルが犬の着ぐるみをかぶって、肉球の手でポスンポスンと画面を叩いてた。
 僕が拾い上げると、嬉しそうに尻尾を振る。

「チルルも一緒に遊ぼっか?」
『わん★』

 そう、大事な人はもう1人いる。僕の大事なパートナー、チルル。
 彼女のリクエストに応え、僕はDSiiの音量を上げて画面をみんなの方に向ける。

『わんわんわん!』
「メェ~!?」

 牧羊犬チルルの登場に、ポケガヒツジは蜘蛛の子を散らすように逃げ出した。僕はチルルを連れてみんなのあとを追い回す。

『わんわんお! わんわんお!』
「メェー! メェー!」

 小さな尻尾のくっついた、今にも解けそうな小さなビキニ。お尻をフリフリしながら逃げていくヒツジたち。
 アルブスの少女のテーマを口ずさみながら、それを追いかけていく僕とチルル。
 リビングから隣の部屋へ逃げて、キッチンで一度迷子になって、玄関先まで逃げて引き返してくる。
 ドタバタ走り回ってるうちに、案の定、お尻の大きな凪原先生ヒツジの毛糸が千切れて、はらりとビキニパンツが落ちてしまう。

「メェ~!?」

 片手でお尻を隠しながら、ひょこひょこと逃げていく先生ヒツジ。そのうち姉ちゃんヒツジや如月さんヒツジまでパンツ落としちゃって、お尻丸出しで逃げていく。

『わんわんわーん!』
「メェー!」

 やがて彼女たちを、ベッドのそばまで追い詰めた。ここが彼女たちの寝床である。
 お尻を僕に向けた状態でみんなを一列に並べ、チルルが一仕事を終えた雄叫びを上げる。

『わおーん★』
「よーし、みんな揃ってるなー。それじゃ、毛刈りを始めるぞー」

 まず最初に、知佳理ちゃんヒツジのウールビキニのパンツを膝まで下ろした。そして、ビキニトップも持ち上げて小さなおっぱいを丸見えにした。

「メ、メェ…」
「ホラ、じっとして。そのまま」

 恥ずかしそうにする四つんばいの知佳理ちゃんのあそこに、チンチンを押し当てる。まだあまり濡れてないそこに先端を擦りつけ、それを繰り返して濡らしていく。

「メっ、メっ…メェっ」

 ビクビクとお尻を震わせる知佳理ちゃんヒツジ。僕はすっかりほぐれたソコに、チンチンを埋めていく。

「メェ~!」

 グンと知佳理ちゃんが喉を反らした。僕はゆっくりとしたストロークで彼女を犯す。
 高まっていく性感が、すぐに彼女の肌を火照らせていく。僕は彼女の小さなお尻をがっちりと押えて、パンパンと腰を打ち付ける。

「メッ、メッ、ん、メェッ…! メェ~~ッ!」

 “ヘヴン状態!!”

 背中を仰け反らせて、知佳理ちゃんヒツジが達した。
 次に僕は、隣の姉ちゃんヒツジのお尻を抱きかかえる。

「メェ…」

 お尻丸出しにして逃げてる間に興奮してたのか、そこはもう垂れてくるくらいに濡れていた。僕は残されたビキニトップも背中の糸を引き千切り、乱暴に姉ちゃんを裸にする。そして、僕のをねじ込む。

「メェ~~ッ!?」

 “ヘヴン状態!!”

 エッチで敏感な姉ちゃんヒツジは、入れられただけでもうイッてしまうんだ。でも僕は容赦しない。何度も何度も姉ちゃんの中で出し入れする。

「メッ、メェっ、メェ~! メ、メェ! メェ! メェ~ッ!」

 “ヘヴン状態!!”

 ホカホカでビショビショの姉ちゃんヒツジのオマンコを、好き放題に犯す。
 姉ちゃんを抱いてるときって、いつも悪いことしてるような、それでいてもっと悪いことしてやりたいような、ちょっと危ない気持ちに興奮する。不思議な悦びを感じるんだ。
 これって、きっと姉弟でセックスした人じゃないと、わかんない感覚なんだろうな。
 僕と姉ちゃんは、特別な関係なんだ。

「メェっ…! メェッ! ……メェ~!」

 “ヘヴン状態!!”

 やがて、ぐったりとした姉ちゃんを横たえて、隣の吉川さんヒツジに移る。
 
「メェッ♪」

 吉川さんは、嬉しそうにお尻をくいって持ち上げる。僕はそのお尻のビキニをツルンと脱がせる。
 大きすぎず、小さくもなく、きれいな形をしたすべすべのお尻。
 彼女は「びしり」のステータスが高い。キュッと引き締まってて、僕も思わず見惚れちゃう。
 じつは姉ちゃんのおっぱいに秘かなコンプレックスを抱いている彼女は、僕に褒められたことのあるこのお尻を武器にするべく、つま先立ちとかスクワットとか、日々努力しているらしい。
 だから、こうやって僕にお尻を見せながらするエッチが嬉しいんだって、そんな健気なことをプレーンエッチ(僕の造語。お着替えなしでする普通のエッチのこと)のときに言っていた。
 その自慢のお尻を、僕は愛でるように撫でる。

「メェ~ん…」

 彼女も嬉しそうにウットリとする。くねくねと揺らして、もっと味わってくれと言わんばかりにお尻をアピールしてくる。
 そういうところ、可愛いと思う。僕のために努力して、褒められたら嬉しいって、単純だけど素直な人なんだなって思う。
 姉ちゃんとケンカしてたときは怖い人かと思ってたけど、じつは全然そんなことないんだ。
 吉川さんは結構気がつくっていうか、ここのマンションの掃除とかも率先してやってくれてるし、日用品の補充とかたまに洗濯もしてあげてるみたいで、家主の菜緒ちゃんからも信頼されている。彼女が一番この場所を大切にしてくれてるんだ。
 何でも本当はいいところのお嬢さまなんだけど、優秀な兄姉と比較されて、家ではいつも寂しい思いをしてたとか。だから、今は年上や年下やいろんな人がいる仲間に囲まれて楽しいって言ってた。その言葉を聞いたときは、僕もちょっとウルってきた。

 そう。僕たちは仲間だ。強い絆で結ばれている。
 だから僕は、おもむろに彼女のお尻の穴に人差し指を突っ込んでやったんだ。

「メェーッ!?」

 いきなり指を入れられ、彼女は驚きの声を上げた。当たり前だ。こんなところに指を入れられて驚かないヤツなんていないんだ。

「メッ、メェっ、メェ~ッ!?」

 ざまあみろ、吉川ヒツジめ。僕はお風呂場の恨みをまだ忘れていない。
 もしもあれで僕が変な趣味に目覚めてしまったら、どうするつもりだったんだ。もしも僕がポケットボーイズとかを買うようになってしまったら、君らの方こそどうするつもりなんだ。
 たっぷりと復讐させてもらうぞ、吉川。

「メェ! メェ! メ、メェ!」

 グリグリと指を動かす。腸壁をこする。指をグッと押し込んで、ちょうど子宮のあたりを指で擦ってみる。

「メエェ!? メェ! メェェェ!」

 吉川さんは、ぞわぞわと鳥肌を立てて、体を仰け反らせた。僕はそこを集中的に攻撃する。グリグリする。コスコスする。

「メェ…ッ、メェッ、メェェ…メ、メェんっ」

 やがて彼女の声も甘くなってきた。ビクンビクンと体が痙攣を始め、お尻の穴も僕の指を締め付けて限界が近いことを教えてくれる。
 僕はいったん指を抜いて、人差し指と中指の2本を入れた。親指はマンコ側から挟むように刺激した。

「メェェッ!? メェッ、メェッ…メェェェッ!」

 “ヘヴン状態!!”

 すぐに指が千切れそうほど体を緊張させて、吉川さんは崩れ落ちた。仕返し完了。でもこれ吉川さんも気に入ったみたいだから、また遊ぼうね。
 僕は指を一度洗ってから、次の如月さんヒツジに向かう。

「…メェ…」

 従順な如月さんヒツジは、黙ってお尻を差し出した。
 強気そうな顔をして、この人は本当にエッチの時だけ豹変する。いや、正確には僕の前でだけ、大人しくて従順な婦警さんになってしまうんだ。
 僕が乱暴にビキニを引き千切っても、彼女はじっとされるがままだった。

「…ずいぶん、おとなしいヒツジだな」
「メェ…」
「これじゃ面白くない。次に行こっと」
「メェ!?」

 目を丸くして驚く如月さんヒツジを放って、僕は隣の凪原先生ヒツジのビキニを脱がした。先生は嬉しそうにお尻をくねらせ、僕に向かって突き出してくる。
 すでに濡れそぼってるソコに、僕は遠慮なく挿入した。

「メェ!」

 入れた瞬間、キュッとしまって僕のを歓迎してくれる先生のオマンコ。教師とのふれあいの瞬間。男と女として繋がってる喜び。僕たちの深い信頼関係をエッチで確かめ合う。
 彼女はとても良い先生だ。僕だって良い教え子だ。日本の教育現場は、言われるほど悪くはない。だって、僕らには凪原先生の「男子用トイレ↓」があるんだから。
 ですよね、校長先生!

「メッ! メッ! メッ!」

 僕のを包み込んでくれる感触が気持ちいい。じゅぷじゅぷ音を立てて先生のアソコが飛沫を散らす。僕らは思う存分セックスを楽しむ。

「メェ!」
「きゃあ!?」

 いきなり、凪原先生の体が突き飛ばされた。そして、ニュポンと抜けた僕のチンチンが、如月さんに咥えられる。

「んぢゅっ、ぢゅっ、ぢゅっ、メ、メェッ、メェ…! ぢゅ、ぢゅぶ、ぢゅぶ!」

 僕の顔を見ながら、唾液をまぶしていやらしい音を立てる。媚びる瞳が「見捨てないで」と必死の願いで泣いている。

「んぢゅ! ぢゅう、ぢゅっ、んーっ、ぢゅっ、メェ、メェ…ぢゅっ、ぢゅっ、ぢゅぶ、ぢゅぅぅ…」

 ポロポロと涙を流しながらフェラを続ける、かわいそうな如月さん。そのさらさらの髪を、凪原先生がそっと撫でる。

「メ、メェ?」
「メェ…」

 髪を梳く凪原先生はまるで母ヒツジのような慈愛に満ちている。僕が「いいの?」と尋ねると「メェ」と凪原先生は微笑む。
 そして、如月さんにお尻を向けるように促すと、自分はスッと身を引いた。
 優しげな笑顔が「お先にどうぞ」と言ってるようだった。

「…わかった。如月さんから抱くよ」
「メェ!」

 如月さんヒツジは嬉しそうにお尻を振る。僕はその大きめのお尻を両手で抱える。
 そしてゆっくりその中へ―――

「メッ!」
「きゃあ!?」

 入ろうとした寸前、先生ヒツジがお尻で如月さんヒツジを吹き飛ばし、僕のチンチンを飲み込んだ。
 そして、気持ちよさそうに腰を振り始めた。

「メッ! メッ! メッ! メェッ!」
「メェ~ッ!」
「きゃあ!?」

 それを如月さんヒツジが突き飛ばし、2匹のとっくみ合いが始まる。
 なんなの、このコント?
 何やってんの2人とも? いい年してメェメェ言っちゃって、バカじゃないの?
 飼い主の僕がおいてけぼりじゃん。寂しいじゃん。

「うるさ~い! いいかげんにしないと、ジンギスカンにして食べちゃうぞ!」

 ビックゥ!
 と、関係ない他のヒツジさんたちまで体を震わせた。

「ホラ、ケンカしないで。仲直りのちゅっちゅして」
「メェ…ちゅっ」
「ん、ちゅう…」

 凪原先生と如月さんが、仲良く抱き合ってキスを始める。ちゃんと舌を絡めるように言うと、そのとおりに舌を出して角度を変えながら絡め合う。

「あん、ちゅ、ちゅぅ、んっ、メェ、ちゅっ、ちゅう」
「んんっ、ふぅん、れろ、ちゅう、ちゅっ、メッ、メェ~…」

 大人のキス。大人の女の人同士の赤い唇が濡れて、唾液の糸で繋がった舌が柔らかそうに互いの形を潰し合う。
 エロい。蕩けた目でキスをする2人はエロい。

「そのまま横になって。キスを続けたまま、こっちの足のふともも上げて」

 横向きに抱き合う2人の足を絡ませる。これで彼女たちの濡れたアソコが僕の前にあらわになる。
 さっきから我慢している如月さんのから、僕は挿入してあげる。

「メェェ!」
「キスを続けて。ちゃんと舌を伸ばして」
「メェ、ちゅ、ちゅう、うんっ、んんっ、メェ、メェッ、んちゅ、れろぉ」

 嬉しそうに舌を絡ませながら腰を揺らす。僕はしばらく彼女の中を掻き混ぜてから、隣の凪原先生の中に移る。

「メェ!」

 ギュッとあそこを絞めて喜ぶ凪原先生。僕は彼女の中をしばらく突いてから、2人に交互に挿入して公平に愛してあげる。

「ふっ、んんっ、メェ、ちゅぷ、メェェ、ちゅっ、ちゅっ」
「メェェッ、メェッ、あんっ、ちゅ、ちゅう、んっ、メェェ!」

 苦しそうにキスを続けて、ヨダレまみれになった口で甘い鳴き声を上げて、2人は高まっていく。
 僕はペースを速めて2人の中を掻き回す。

「メェ! メェ! メェェ!?」

 “ヘヴン状態!!”

 如月さんがビクビクっと痙攣して達した。

「メェェェ!」

 “ヘヴン状態!!”

 凪原先生がギュウウッとあそこを締め付け、潮を飛ばして達した。

 互いを抱きしめ合ったまま余韻にシビれる2匹の大人ヒツジ。
 残るヒツジさんは、あと1匹。

「メェ♪」
「んっ」

 菜緒ちゃんヒツジが僕に抱きついてキスしてきた。
 甘えんぼうの彼女はキスが大好き。そして複数エッチのときは、最後に抱かれるのが好きだと言っていた。芸能人的には、やはりトリが嬉しいのだとか。
 希望どおりにメインポジションにして上げた僕に、感謝の気持ちと、待ちわびた火照りを押しつけるように、情熱的に僕を抱きしめキスをしてくる。
 
「メェ…ちゅ、んちゅ、ちゅう、れろ、んちゅ、ちゅう、メェ~」

 舌を僕の口の中に入れてクルクルと器用に絡めてくる菜緒ちゃんの体を、僕は無遠慮に撫で回す。
 日々の手入れを欠かさない肌はつるつるすべすべで、無駄な肉がないのに柔らかく、お尻や胸の揉み心地も気持よく僕を楽しませてくれる。
 僕はその贅沢な体をころんと仰向けに転がした。手足を丸めて転がる菜緒ちゃんが「メェ♪」と嬉しそうに笑う。
 ヒツジビキニの胸を押し上げ、大きな胸をぷるんと揺らす。菜緒ちゃんヒツジが腕で挟むようにして、キュッておっぱいを強調する。乳首をクリクリすると「メェェ」って、くすぐったそうにする。

「いくよ」
「メェ♪」

 コクリと頷く菜緒ちゃんの、ビキニパンツはあえて脱がさずに股の部分を横にずらした。ムダ毛のないあそこがキレイに濡れて光っている。
 僕はそこに、ゆっくりと埋めていく。

「メェェ…ッ!」

 喉を反らせて菜緒ちゃんが息を吐く。童顔な彼女も、エッチの時の顔は大人っぽくて色っぽい。僕は彼女の体を存分に味わい、その表情を蕩かせる。揺れるおっぱい。締まるアソコ。
 何度抱いても、贅沢な気持ちになる。
 憧れの菜緒ちゃんを抱けるなんて夢みたいだって、そのたびに思うんだ。

「メェ! メェェ! んんっ、メェ! メェ!」

 僕もそろそろ限界だった。ラストスパートで菜緒ちゃんを犯していく。他のヒツジたちも僕たちの周りに集まってくる。最後の瞬間はすぐそこだ。

「出る! 出るよ、みんな! ミルク出すよ!」
「メェッ!? メェェ! メェェェッ!」

 “ヘヴン状態!!”

 菜緒ちゃんが体を仰け反らせて、跳ねる。ニュルっと彼女の中から抜き出して、その体に僕の精液を飛び散らせる。
 6匹のヒツジさんたちを順番に抱いてきて、溜まりに溜った精液は、菜緒ちゃんの顔にまで飛んで全身を白く染めた。
 その体に他のヒツジたちが顔を寄せる。汗と精液にまみれた菜緒ちゃんの体を美味しそうに舐め回す。
 ピチャピチャ、レロレロ、ちゅぴちゅぴ、メェメェ。
 放心状態の菜緒ちゃんは全身を舐められながら、時々ピクリと反応して声をだす。楽しいお食事の時間は、まだまだしばらく続きそう。

『わんわん!』

 牧羊犬チルルがニコニコ笑ってる。
 その頭をペンで撫でてやると、嬉しそうにハートを散らして尻尾を振る。

「チルルもおつかれさま。お手!」
『わん★』

 僕らは画面越しに、ハイタッチを交した。

 …そんな感じで、僕らはその後もDSiiで楽しく遊んでる。

 レベルもぎゅんぎゅん上がっちゃって、もう姉ちゃんや知佳理ちゃんなんかはほとんどの衣装を持っているし、いろんな組み合わせで6人のポケガたちを可愛がってあげている。
 エロ女子校生で生徒になった彼女たちに性のレッスンを施したり、エロメイド服(全6種)をそれぞれに着せておぼっちゃまプレイをしたり、エロFFでパーティ組んだ彼女たちにエロPKしたり、某世界的テーマパークのキャラクターに扮したみんなのエロクトリカル・パレードを見学したり、いろんなことをして遊んだ。

 使える機能も、かなり増えた。

 例えば『盗撮盗聴モード』の菜緒ちゃん視点で他の芸能人の着替えを覗いたり、『感染モード』で一時的に知佳理ちゃんと同じステータスになったクラスの女子を何人も抱いちゃったり、『リモコンモード』で催眠状態になった彼女たちに後催眠を仕込んだり、『ポケブロ』でアバターが自動書記するブログ日記で彼女たちの日常や僕への想いを読んでニマニマしたり、『ミニゲーム』でチルルやアバターのみんなと普通にトランプや麻雀したりして遊んでる。

 ポケットガールズはすごいソフトだ。
 最初から『リモコンモード』を使わせてくれればいいじゃんってツッコミもないわけではないけど、すごいゲームだ。

 今ではレベルアップのポイント配分も『オート』と『任意』から選べるようになって、自分好みにポケガの育成もできるし、『盗撮盗聴モード』から撮影もできるので、家でゴロゴロしながらいくらでもポケガを増やすこともできる。
 でも僕は、これ以上は人数も増やさずにいる。
 もうデュエルもないんだし、むやみに人数を増やすより、今のメンバーで楽しくやっていけたらいいなって思ってる。
 それに、これ以上増えたら育成やエッチばかりで1日が終わっちゃうし。

 みんなで楽しく遊ぶのもいいけど、彼女とおしゃべりする時間だって、少しはあったほうがいいから。
 
「チルル、起きてる?」
『あ、うん。待ってたー★ コタツ寄せていい?』
「うん」
『んしょ、んしょ』

 コタツを画面手前まで寄せて、僕の正面にチルルが座る。

『寒くなったねー』

 彼女の部屋のコタツには、いつのまにか布団が入って、彼女がお茶を飲む回数も増えた。お風呂上りの僕も、冷えないようにベッドの中に入ってる。
 人数の増えたアバターのために別室ができて、他のみんなは夜はそっちに移動している。
 僕たちは眠くなるまで、2人っきりでおしゃべりして過ごす。
 それが最近の日課だった。

 今日の僕たちの遊びについて。僕が遊んでないときのアバターの様子について。テレビの話。僕の知らないファッションの話。悪魔の歴史と裏事情。意外な人物と悪魔のつながり。

 彼女との会話は盛り上がる。最初の頃は全然落ち着かなく飛び回っていたチルルも、今はこうやってコタツの中にチョコンと落ち着いて、普通におしゃべりに夢中になってる。
 じつはチルルも、最初のうちはちょっと緊張してたんだって、こないだ白状してた。本当に変なやつ。ゲームのくせに緊張すんな。
 でも、こうしておしゃべりしてると、チルルがゲームのキャラだってことを僕も忘れちゃう。気の合う女子と普通におしゃべりしてるみたいな、楽しくて、でも逆にこっちが少し緊張してるような、不思議な気持ちになってしまう。
 僕らは、お互い変なのかもしれない。

『でもね…やっぱり、バグってるのかもしれないんだ』
「え、マジで?」

 チルルが最近気にしているソフトの状態。
 人間界に侵入できるというバグもこないだ見つかったところだけど、その他にもいろいろ気になるところがチルルにはあるみたいだった。

「デュエルのせいかな?」
『うーん…そうかもしれないけど…』

 あのとき、チルルはデュエルモードの遮断壁を壊したし、僕がその状態で『お着替えモード』を使ったりもした。
 戦闘状態の姉ちゃんが着替えたらものすごいパワーアップしたし、そのおかげで僕らは助かったんだけど、でも本当はルール違反だ。あれもバグといえばバグなんだろう。

『そういうのとも違うような…』

 チルルは俯いて、声を小さくする。頬のグラフィックが赤くなってる。

「…チルル、どうしたの? 具合悪いの?」

 ふるふると横に首を振る。でも顔を上げない。なんだか心配になっていく。

『バ、バグってるのは、あたしなのかもしれないって思って』
「何それ? どういうこと?」

 チルルは、赤らんだ顔を少し上げて、上目遣いに僕を見る。

『…カイトくんは、あたしのことどう思ってる?』
「え?」

 どういう意味?
 チルルをどう思うって、そりゃ、ゲームのキャラだし、毎日顔を会わせてるけど、画面の中でしか会えないし、最近は仲良いけど、別に、変に意識したりなんか、するわけない。
 でも、そのことを言おうとしても、なんか変に緊張して、ドキドキして、上手く口が動かない。
 だから、僕は何も言えなかった。

『やっぱり、あたしがバグだ…あたしがゲーム壊してるんだ。ごめん』

 ギュウッてコタツの布団にしわが寄る。チルルが唇を噛む。

「ねえ、チルル。それってどういう…」
『あたし、カイトくんが好きなの。大好きなの!』

 まくし立てるように衝撃の告白をされて、心臓がドキンと跳ねた。顔が熱くなって、手が震えた。
 それから2人とも、無言だった。
 チルルの気持ちをどう思うのか、とか、僕はチルルをどう思ってるんだ、とか、考えた。
 ゲームなのに、とか、DSiiなのに、とか、そういう風には考えたくなかった。
 そして、僕はチルルを1人の女の子として意識してるんだって気づいた。

「僕も…好き」

 口にしたら、ホッとした。ドキドキはまだ止まらないけど、言えたって思って、安心した。

『…今、すっごいバグっちゃったよ。カイトくんのせいで』
「え?」

 チルルが顔を真っ赤にして、俯いたまま言った。

『…あたしに、タッチしてみ』

 言われるまま僕はチルルの頭をペンで軽くタッチする。
 なぜか、メニューウインドウが開いた。そこに表示されてるメニューは、1つきりだった。

 “タッチモード”

 ピコピコと点滅するそれに、心臓を鷲掴みにされる。
 チルルは、顔を伏せたまま上げない。僕はペンを持つ手を震わせている。こんなの、急に任されたって、どうしていいかわからない。
 でも、ペン先は確実にそこへ向かってる。僕は変だ。ヘンタイだ。恥ずかしそうなチルルを見て、股間はとっくに固く熱くなっている。

 タッチモード…開始。

『んんっ!』

 チルルの体がビクンと震えて、画面が白い光に包まれる。
 ピンク色のバックに光が降り注ぎ、大きくなったチルルの全身を、上から下へ、下から上へとカメラが舐める。
 チルルは、まだ赤い頬で困ったように笑う。

『これって…かなり恥ずかしいね。知らなかった』
「…僕だって、恥ずかしいよ」

 照れを隠して、とりあえず笑う僕ら。こんな風にチルルを見るのは初めてだから、緊張する。
 僕は、ほっぺたをペンで触れた。『ひゃん!』って悲鳴を上げて、チルルは肩をすぼめた。

「ご、ごめん、びっくりした?」
『ううん…大丈夫。平気』

 下画面でアップのチルルが、恥ずかしそうな上目遣いで僕を見る。

『あたしは平気…だよ』
「チルル…」

 僕はその唇をツンと突いた。「んっ」て体を震わせたチルルも、そのうち僕に向かって唇を突き出してきた。目をぎゅってつむって、まるでキスするときの顔で。

『んっ、んっ!』

 キスしたい。チルルとキスしたい。
 どうしようもない欲望が沸き上がって胸を苦しくさせる。小さなチルルの唇を何度も突く。繰り返す。くすぐるように動かしたら『あっ…』て色っぽい声出して唇を開く。柔らかそうなそこをペン先でくすぐる。『ふぁっ、あんっ』彼女の声が艶めかしい。

「チルル…」
『んんっ…!』

 画面をスクロールさせて、彼女の細い首をなぞる。優しく、丁寧になぞって、鎖骨をくすぐる。チルルは堪えきれないように甘い声を出す。それが嬉しくて、彼女の上半身をいつまでも撫で回す。
 胸に触れる。肌にぴっちりと重なってるアクマの衣装を、下げる。
 ぷるんと、小さな胸が跳ねた。

『…あの…あたし、ぺったんこなんだ…』
「いいじゃん。可愛いくていいよ」

 恥ずかしそうに隠すチルルの胸を、ペンで優しく撫でる。
 チルルは体をくねらせる。僕はその乳首もクニッてペンで転がす。

『んっ、あぁ!』

 僕はチルルのスーツを下げていく。真っ白なお腹と、縦長の小さなおへそと、そして、小さな割れ目まで下げて、膝のところでスーツを丸める。

『…ここも、つるつるなんだよ?』
「うん。可愛いよ」
『ひゃぅん!?』

 ペンでタッチすると、チルルは大きく反応した。僕は優しく、傷つけないようにそこを刺激する。

『あッ、あぁッ! カイトくん! カイトくぅん!』

 ビクン、ビクン。
 チルルは体を震わせる。
 下画面では、僕にアソコを触らせている。
 上画面では、モニターに手をつくようにして、僕に向かって唇を突き出している。

『カイトくん…カイト、好き! 大好き!』

 舌をモニターを舐めるように這わせている。その色っぽい仕草に我慢できなくなる。
 僕も舌を伸ばして上画面を舐めた。唇をつけた。
 キスしてる。僕らはキスをしている。

『カイト…カイトぉ…好き…好きだよぉ』

 くちゅくちゅと僕のペンでチルルのアソコがいやらしい音を立てる。僕らがふれあえる場所はここだけ。この細いペン先だけ。
 胸が苦しくなる。こんなに大好きなのに、僕らはモニター越しでしか愛し合えない。僕たちは2人で泣く。
 僕はパジャマのズボンを下げた。ボッキしたそれはバネ仕掛けのように飛び出す。DSiiをベッドの真ん中に持ってくる。
 そして、先端を擦りつける。

『カイトぉ! カイトぉ!』

 固いだけのモニターの感触。温もりのない体。
 はたから見れば、僕はDSiiでオナニーするヘンタイにしか見えないだろう。さぞかし滑稽に違いない。
 でも僕はこの上ない快感に震えている。幸せな気持ちに満たされてる。

『いいよ、カイト! もっとして! あたしを抱いて!』

 僕は今、大好きな女の子を抱いている。僕たちは愛し合ってるから、これは当然の行為だ。誰に笑われても構わない。
 チルルのあそこに僕のを擦りつける。下画面も、上画面も、チルルの全身をチンチンで愛撫する。チルルは僕に腰を突きだして震える。顔の上を通り過ぎてく僕のに小さな舌を這わせる。
 僕たちはセックスしてる。この小さなモニターでセックスしてる。
 幸せだ。切なくて涙が出るくらい、僕たちは幸せだ。

『あぁッ! カイト、あたし、あたし変になっちゃう…助けてよぉ!』

 僕だって限界だ。ギュウギュウと音がするくらい、先っちょをモニターに押し当てる。できれば、このままチルルを貫いてやりたい。彼女もきっとそれを望んでる。
 でも、その前に堪えきれない欲望がマグマみたいになってモニターに噴き出した。

『カイト! カイトぉ! うあぁぁぁッ!』

 “ヘヴン状態!!”

 全身をビクビク震わせるチルルに、ありったけの精液をかける。
 気を失ってしまいそうなくらいの快感だった。
 僕の精液の下で体を痺れさせるチルルは、きれいだった。

『カイ…ト……』

 僕はそのまま、パタリと倒れて、眠ってしまった。

 それから、数日。

 相変わらず僕はポケットガールズで遊んでいる。
 姉ちゃんや知佳理ちゃんや、みんなもますますレベルが上がってキレイになっていくし、お着替えの楽しみだって増えていく。
 僕はたくさんの女の子に囲まれて楽しく遊んでいるし、いつまでやってもポケガは飽きそうにもなかった。
 最高のゲームだ。僕の宝物だ。

 でも、あの日以来、ポケットガールズに深刻なバグが発生してしまった。

「…チルル。おーい、チルルー。朝だぞー」

 チルルがいなくなってしまった。
 朝、起きてすぐに電源を入れてチルルに呼びかける。
 授業中にも何度もモニターを開いて帰ってきてないか確認する。
 レベル上げて、みんなと楽しくエッチして、そうしたら遊びたがりのチルルが復活するかなって思っても、全然出てこない。
 夜、あの時チルルを抱いたベッドで、こっそり彼女に呼びかける。

「…チルル…」

 コタツはあの時と同じ場所で、彼女の湯飲みもそのままの位置に残ってる。
 僕のせいだ。僕が強引なやり方で抱いたから、チルルが壊れちゃったんだ。
 大事にしろって言われたのに。僕の宝物だったのに。

 僕のチルル。大好きなチルル。
 めちゃくちゃで、暴れんぼうで、キャラが全然固まってなくて、笑ったら可愛くて、本当は優しい子で、彼女も僕のこと好きだって言ってくれた。
 会いたい。彼女に会いたい。
 ボロボロ涙がこぼれた。布団をかぶって、声をあげて泣いた。
 気がついたら朝になっていた。

「―――それじゃ、今日からみんなと一緒にお勉強する、新しいお友だちを紹介します」

 凪原先生が、黒板の前に転校生の女の子を立たせて紹介してる。

 もちろん、僕はこのくらいのオチなんて、とっくの昔に予想していた。
 ポケットガールズは、だいたいいつもこんな感じのご都合主義システムで成り立っているんだ。
 今どきのユーザーなめんな。その程度で驚くもんか。泣いたのだって、当然演技さ。

「やっべ、すっげー可愛くね?」

 クラスの男子どもが、さっそく騒ぎ始める。
 まあ、確かに今の彼女も可愛いかもね。
 尻尾も羽根もなくなったし、今どきの女の子みたいな服着ちゃってるし、すらりと長い手足で頭身も伸びちゃってるけど、くりくりした目も、牙みたいな八重歯も、僕の知ってる彼女のままだ。
 だから、可愛いに決まってる。
 凪原先生は意味ありげに笑ってる。知佳理ちゃんは目を丸くしてる。僕をじっと見つめる転校生の潤んだ瞳が、嬉しそうに微笑んだ。
 バカ。みんなにバレるぞ。そんな顔すんな。僕までニヤけちゃうだろ。涙出るだろ。

「さ、まずはみんなにあなたの―――」
「カーイト!」

 空気読まないのは相変わらずの彼女が、我慢できずに僕に向かって大きく手を振った。
 騒然とする教室にもお構いなしで、いつもの百点満点な笑顔まで浮かべて、キュートなポーズを決めちゃった。

「可愛く撮ってね!」

 わかったよ。
 どうせコイツは、これからもそうやってマイペースを貫き通すし、僕のこともさんざん振り回してくれるに決まってるんだ。
 だったら僕も、これくらいのビーンボールなんて、軽くキャッチできちゃう男になりたいね。
 僕はポケガを起動して、彼女の笑顔にシャッターを切った。

『ただいま★』

 僕らのヘヴンは、終わらない。

< 了 >

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