警察手帳 ファイル3 前半

ファイル3 前半

ドッンン!!

 会議室に怒りを込めた音が響く。

「一体どういうわけだ! 何をやっていたんだ!!!」

 会議室にあるホワイトボードの前の机に拳をのせたまま、女が叫ぶ。

 女というより少女といった方がしっくりくるだろう。

 外見は学生がスーツを着ているように見えるが、これでも20歳を過ぎている。

「対策本部長……そうはいっても……。現場は現場で一生懸命やっている訳で……」

 隣に座っている中年の警察官が対策本部長と呼ばれた女性をなだめる。

 その言葉に、さらに怒りをふるわせながら、女性は叫ぶ。

「これだけ、カメラや証言があるのに容疑者を特定できない、捕まえられないのどこに一生懸命という言葉をつかうことができるんだ!! 私が外国育ちだからといって日本語がわからないと思っているのか!!」

 そんな事は誰一人考えていないが、何を言おうと怒られるのは目に見えている。

 だから、会議に参加している大勢の警官、捜査員は何も言わずうつむくだけだ。

 ただ、その顔には全員不満が浮かんでいる。

 当然だろう。この会議室で一番年下でしかも女性に能無しと言われてるのだから。

 彼女の名前は『白金(しろがね) クリス』。

 警察学校をトップの成績で卒業し、海外の捜査機関にも留学経験もあるエリート中のエリート。

 おまけに父親は警察官僚と血筋、経歴ともに非の打ち所がない。

 こんな地方の警察署にはふさわしくない経歴だが、これは、現場での経験を積む名目で来ているにすぎない。

 体型は中学生に近いが、海外の大学を飛び級で合格。

 犯罪心理学、カウンセラーなどの資格も獲得し能力と学歴だけはここにいる誰よりも高い。

 母親譲りの金髪で警官というよりアイドルの方が似合っている容姿だ。

 そんな容姿のクリスがぴちっとした女性用のスーツを着て机の前に座っているとアイドルの一日所長のように見えてしまう。

 ただ、クリス自身は外見でそんな風に見られるのがたまらなく嫌だった。

 彼女は警察組織の中で出世したいと考えていた。

 しかし、警察という組織は現場での経験がないと上に行けないという暗黙の了解がある。

 カビの生えた悪しき風習で将来絶対に無くそうと思っているが、今は従うしかない。  

 さっさと終わらせて本部に戻ろうと思っていたのにこの始末だ。

 この近辺で大勢発生している原因不明の猥褻な事件。

 原因不明というより、容疑者がどうしてこんな事をしたかがわからないのに同様の事件が起こっている。

 この『連続猥褻犯罪発生事件』の対策本部長に任命された時は、さっさと犯人を捕まえて年齢だけで物を見ている老害を見返してやろうと思っていたのにうまくいかない。

 防犯カメラの映像からすぐに容疑者を特定することはできた。

 多数で発生しているのに必ず目撃証言や映像が残っている。

 身元を調べたが、社会での最底辺の中年男性といった所だった。

 何か特殊な技能を学んだ経歴やバックに犯罪組織がある気配もない。

 こんな男が、どうやってこんな多くの事件を起こしているのかはわからない。

 だが、これだけ証拠があるのだ。事情聴取をすればすぐに容疑者として身柄を確保できる。

 そう思って捜査員を派遣したのに、そいつらからの報告でその人物はシロだとされた。

 画像の人物と似ているが全くの別人だったという。

 最初は、ありえないと思い、再度持てるスキルを使い再度証拠を洗い直してみたが、その人物が犯人としかでない。

 しかし、捜査員からシロと報告されてしまっているので捜査本部全体ではアリスが主張する人物は容疑者から外れてしまっている状態だ。

「だから、言っているだろう。このカメラに写っているコンビニの店長! 他にも証言や映像などがある! 一刻も早く逮捕状を請求すべきだ!」

 彼女の主張に賛同はない。

「本部長! それは越権行為です。画像に映っているからと言って逮捕などはできません。これは外国やドラマの話ではないのです。そもそも、画像の人物とコンビニの店長は別人と報告があったではないですか!」

 彼は、以前コンビニに事情聴取に来た捜査官だ。自分が別人と報告したのにそいつが犯人だと叫ばれて許せるはずがない。

「そもそも、画像も我々が変質者として確保した人物に話をしていた風にしか見えませんし、それだけで犯人とは……。それとも本部長お得意の心理学で相手を変態にしたとでもいうのですか?」

 その言葉にクリスは奥歯を噛み締める。

「(このバカは心理学を催眠術と勘違いしていないか? 心理学で人の頭の中を読めたり、書き換えたりできると思ってるのか?? )」

 こんな低レベルの警官しかいない現状に、クリスは頭を抱えた。

 自分の実力不足で経歴に傷がつくのは仕方がない。

 だが、他人が勝手につけた部下が足を引っ張られて失敗するなど許せるはずがない。

 こいつらを全員クビにして一人で捜査した方がまだまだしだ。

 そんな事を考えていると、会議室に備え付けられている電話が鳴った。

 一人の警官が受話器を持ってクリスに渡す。

『会議中失礼します。例の事件について、犯人を知っているという方が来られまして……捜査を指揮している人物と話をさせて欲しいそうです。会議中とお伝えしたらそちらに行きたいと……よろしいでしょうか?』

 その言葉に、驚き立ち上がる。

 犯人が分かれば、いくらこの無能(部下)でも逮捕できるだろう。

 本来なら会議室に通さず、取調室でしっかり聞きたい所だ。

 だが、ここで退席すれば会議は中止だ。

「お姫様は、会議で偉そうな事をいわせれば満足する」

 ここに集められる部下の捜査員が、影でそんな事を言っているのをクリスは聞いた事がある。

 要するに、知識だけの頭でっかち。親の威光で今の地位につけれた小娘だと侮られてるのだ。

 何も方針が決まらない状態で会議を中止させれば増長する。

 クリスは、その提供者を会議室に呼ぶことにする。

 そこで情報を聞いて捜査員全員に自分が情報から導きだした答えを知ってもらわなければならないと考えた。

 「今すぐここに呼んでくれ」

 そういって、電話を切ると、捜査員全員に新たな証言者がここに来て話をする事を伝えた。

 それと同時に、早く終わらないかなというような顔色をした者をしっかりと心の中の無能ノートに書き込んだ。

 やがて、会議室のドアがノックされる。クリスはどうぞと言って入室を促す。

「(そういえば、提供者がどんな人か聞くのを忘れたな。一体誰なんだ?)」

 そう思いながら会議室のドアを見ていると、男が入ってきた。

 コンビニの店員の服を来た太めの中年男性だ。

「(え……あ……あれ? あれって確か、私が容疑者として上げた……でも、別人だって……うん。うん……やっぱりあれ画像に残ってる人と同じ……同じ人物よね……??)」

 まさか、自分が一番の容疑者と思っている人物が入ってくるとは思わず、思考が停止している。

 全員が入ってきた店長に注目していると。店長は懐から手帳らしき物を取り出す。

「え〜と。私はこういう者です。皆さんにお伝えしたい事があります。とりあえず、いう事を聞いてくださいね。騒がず何も疑問に思わないでください。」

 その言葉を聞くと、クリスは意識がTVの電源が切れたかのように真っ黒になった。

***************

 …………。

 「(……あれ? 私……確か、会議室で……でも、ここ取調室よね?)」

 はっきりしない意識の中、クリスは自分が取調室の椅子に座っているのを理解した。そして机を挟んで対面に、男が座っている。会議室に入ってきた男だ。

 男は、黒のレースの下着を広げながら遊んでいる。

「オー。それにしても、ガキのくせにこんな下着履いてるんだな。というかよくサイズあったなあ」

 その台詞に、クリスはある事に気がついた。男がもて遊んでいるのは自分が履いていた下着だ。

「え? な……なんで? 私の下着……えええ!! は……裸!! 何で私裸なの!!!」

 意識がハッキリしだして理解する。クリスは今裸だ。何も来ていない。

「あ……。目が覚めた。いや〜。他の人は大丈夫だったのに、なんでこのガキだけかかりがわるいんだろう?」

 声を出した事に気がついた店長はじろじろと覚醒したクリスを眺める。

 「誰がガキだ。というか返せ!! 見るな!! ってあれ??」

 クリスは立ち上がって下着を取り返そうとしたができない。なぜなら自分の腕が後ろ手に組まれ手錠を使って椅子とつながっているからだ。

 申し訳程度に膨らみ、私は女性ですとなんか主張している乳房丸出しな上、股間すらも隠せない。

 「なんで?? どうなってるのよ??」

 一体いつ、こんな事をされたのか全くわからないクリスは、身体を激しく動かす。

 しかし、手錠がしっかりつながっているためはずれない。

 そのかわり椅子ごと倒れそうになった。

 

 「あ〜あ〜。危ない。危ない。ほら、おとなしくしなさい」

 手帳をクリスの目の前に手帳をかざしながら、店長がいうとクリスの動きがぴたっと止まった。いくら力を入れようとしても身体が動かない。

「ふん!う〜ぅ〜。なんで?? 一体何をしたの!!」

 まるで脳の指令が身体の筋肉に届いていないようだ。

 頭では動かそうとするが手足は全く動かない。

 力なく垂れ下がっている状態だ。

「う〜ん。肉体は効くんだけどなあ。町中で噂の変態事件の原因を適当な正犯罪者予備軍にさせて逮捕させる事はやってくれないんだよねえ……」

男の言葉に、クリスはかっと目を見開く。

「え……。そう……やっぱり一連の事件の犯人は貴方だったのね!! 一体何したの!!」

 動かない身体で気丈に睨みつけるクリスに店長は手帳を見せる。

 玩具の警察手帳としか見えず、本物の警察手帳とは全然違う。

「これを見せるとみんないう事を聞いてくれるんだよね。どんなことでも。でも、君はちょっとちがうんだよね。適当に犯人をでっち上げてよ」

 いつもなら、どんな人間でも素直にいう事を聞いたのだが、クリスは違った。

「はあ? なにいってる!! えん罪なんてできる分けないじゃない!! バカな事を。貴方頭おかしいのか?」

 クリスの台詞に店長は困った顔をする。

「これだもの……。どうしてなんだろうねえ? とりあえず、感度アップ」

 何を言ってるんだろうとこの男の精神構造の異常っぷりに呆れていると、クリスの身体が震えた。

「え? ええっ?? あああぁぁ〜〜〜〜!!!」

 背骨につららが差し込まれたかと思った瞬間、体中がむずがゆくなった。

 誰も触れられていないのに全身なで回されている。

 それも皮膚だけじゃない。口の中、耳、鼻の奥などは小さい舌でなで回されているような感覚だ。

「あっひいい! おおうぅ! おっ!! にゃぃい〜〜〜」

 身体の自由がきけばのたうち回っていただろう。

 だからよりいっそうつらい。

 感覚で脳がかき回されていると勘違いするほどだ。

「感度アップすると皮膚が空気に触れてるだけでも感じるんだよね。湿気や水分が多い所は嘗められてるって感じるみたい。人体の不思議だねえ〜♪」

 椅子に座ったまま悶えるクリスを博物館の展示品のように店長は見る。

「あぎゅ! おふうう!! あああぁあ〜。あ”ぁ”ァア〜〜〜!!」

 首を前後に振りながら悶えだしてるクリスにはそんな言葉は届かない。

 むしろ、音で耳の奥を羽箒でなでられてるように感じでしまい余計につらい。

「あ! ちょっとやり過ぎかな。これ以上やると壊れそうだから……気持ちよく感じるまで感度下げて」

 店長がそういうと、感覚の嵐が治まってくる。

 しかし、収まっていない。

 代わりに細かな感覚がちょっとずつちょっとずつ絶え間なく襲うようになった。

「はあ……はぁ……ひっぐぅ! な……なんだったの?? !!くうぅうんぅ〜!!」

こんな事はどんな薬でもできない。感覚を鋭くさせるだけなら薬でもできる。しかし、こんな即効性はありえない。

「うんうん。このくらいかな。こんな風に肉体はすぐできるんだけどねえ。どうしてかわからない? 君。結構頭いいんでしょ? 外国の大学でたって他の刑事がいってたよ。小さいのにすごいねえ」

 男の台詞は尊敬ではなくバカにしている。

 クリスはそう感じて、これからどうすべきか必死に小さい快感に耐えながら考える。

「(ふう……ふう……。一体どういう原理かわからないけど、身体はこの男のいうとおりになっちゃう。きゃん!! ああ……。何なのよ……。だめだめ落ち着いて。こういう時は……相手が絶対的に有利なら……要求はできる限り聞いて解決の糸口を探すのよ……できるだけ自尊心を満たすように……ひぎゅうう!!!)」

何 を言うべきか考えているクリスの乳首を店長は思いっきりつねった。

「こら! 人に聞かれてるのに考え事しない! 親にどういう教育されてるんだこのガキ!!」

 軽くつねっただけだが、今のクリスには乳首をペンチでつぶされてるように感じてしまう。

「アギャああああ!! いただぃい!!! あ〜! あ〜! わからないいいぃ!! わからないよぅう!! ごめんなさいいい!! ちぎれちゃうう!!」

 絶叫だが、身体は動かない。涙目になりながら声を上げるクリスを見て店長は満足して指を離す。

「そーか。そーか。わからないかあ。それじゃあ理由は置いといてこの幼児体型で遊ぼうか」

そういうと、店長は今度は優しく小さな乳房をなぞり始める。

「あふっぅ……ひゃぁあ……。なにこれぇえ……」

 ソフトタッチだが、得られる快感は今までに味わった事がなかった。

「ふふふ。今度は感度はそのままで快感だけアップしてみようか。これなら痛みは全く感じないし凄く感じるようになるんだよ」

 そういってプックらと膨らんだ乳首を店長が舐めた。

「あひゃああ!!! はーはーはぁあー。 嘘ぉ……なんでこんにゃぃい……」

 快感で頭を貫かれたようなショックにクリスは腰が砕ける。

 ブルブルと震え自分の身体が自分の物ではない感覚だ。

「さ〜あ。一杯遊ぼうね」

 そういって店長は服を脱いでそそり立ったチンポを揺らしながら舌をべろべろ動かす。

「あ……ああぁ……いやあ……」

 乳首を舐められただけであれなのだ。

 全身なめ回されるなどを想像しただけでどうなるか……。

「やめっ……やめっあひゃあ!!」

 拒否の言葉を言った瞬間、股間の奥を舐められたように感じた。

 だが、実際に舐められた訳ではない。

「(な……なに?!? 股間……というかお腹の奥?? もしかして、濡れてる?? あああ……だめ!! 意識したら!!!)」

 自覚した瞬間、自分のオマンコの中でマン汁があふれている。

 まるで、中にオイルを流し込まれていじくられているようだ。

「あひっ! あああぁああ……。いやあぁ……動いて! 動いてよおぉ……」

腰をくねらせながら悶えても事態は解決しない。こうして、取調室に悲鳴と喘ぎ声が2時間響き続ける事になる。

******************

 二時間後……。

 取調室の机の上で身体を大の字にしてひくついているクリスの姿があった。

「ウウゥう……あひっ! おうっぅ!! もうだミェェ……」

 全身精液まみれなのに乳首とクリは飛び出さんばかりに勃起し、プルプルと震えている。

 眼球は上に上がり、口は半開きだ。

 おまけに鼻からは精液でできた鼻提灯が膨らんだり縮んだりしている。

 

「ふう。いや〜遊んだ。遊んだ。反応が面白いからやり過ぎちゃった。ごめんね」

 そういってチンポの先をクリスの舌に押し付ける。

「おおうぅ♪」

 それだけ、クリスは歓喜と快感の喘ぎ声を上げる。

 身体を動かそうという気すら起きない。動かしたら逝き狂う。

「(や……やっと終わった……。助かった……)」

 ようやく、この快感地獄から解放される。

 あまりに逝きすぎて何回逝ったかもう覚えていない。

 今、息を整えて呼吸するのすら気持ちいいのだ。

 店長はひと仕事終えたように椅子に座り、タバコを取り出して火をつける。

「ふー。それじゃあ、そろそろ帰るか……。でもその前に」

 そういって手帳を見せる。

「(あ……あの手帳……あれを見たらその通りになる……。記憶消されるのかな……でも……それで終わるなら……)」

 一体どういう原理かわからないが、あの手帳が一連の事件のキーだという事をクリスは理解した。

 もて遊ばれてる最中もあの手帳を見せられたらその通りになったのだ。

 自分だけ最初効きが悪かった理由もわからない。

 心理学の中に相手の気持ちと同調しないようなテクニックはあるがそれとも違う気がしている。

 いろいろ考えてるが、どれも確証がない。

「それじゃあ、クリスちゃん。今から逆レイプして」

 何を言っているかクリスは理解できなかった。

 だが、へろへろになったからだが立ち上がった事で理解した。

 悪夢が終わっていない事に。

「え? は? いや!! なんで!!」

 クリスは泣きながら首を振るが身体は座っている店長に股を広げながら抱きつく。

 動きだけ見れば、美少女が大きなぬいぐるみに身体を預けて抱きついている感じだ。

「あー。助けてー。事情聴取が終わって一休みしてたら、本部長っていうガキが迫ってくるー犯されるー」

 店長の棒読みの台詞も今のクリスに突っ込む余裕はない。

「(ダメ!! 今入れられたら……!!)」

 必死の抵抗を試みようとしても身体はいう事を利かない。

 それどころか手でチンポを掴み挿入するために位置調整をする始末だ。

「いやあああ!! だめ! お願い!! お願いします!! 誰にもいわないから!! 今までの事件も容疑者から外すから!! SEXはダメええ!!」

 首を振って叫ぶが身体は止まらない。

「いけないなあ。警察が犯罪を見逃すなんて……。警察官の信念はどこいったの?」

「そんなの知らないいぃ!! だめえ!! だめ! あ……!!!」

 叫び続けていたクリスだが、自分で腰を下ろして挿入した瞬間、背中がのけぞった。

「(は……はは……入っちゃった……。わかる。形が……くる……凄いの……気持ちいい。これ絶対……駄目だ……壊れる……)」

 まるで津波が目の前に迫る海岸に立っているような気分。

 どうする事もできず結果も理解してしまった。

 早く来てほしいのになぜかゆっくりに感じる。

 だが、それは確実に迫ってきている。

「あー。あー。……!!。 はは。来た! 来る! きたあああああ!!!」

 今までで一番の快感の波にクリスは飲み込まれた。

 もう何もわからない。

 どうすればいいかもわからない。

 いや、どうもできない。

 ただ、この波に身を任せるしかないのだ。

「あひ! はひ! あああ! んんぐうぅ!! おほおおっう!!!」

 人が出してはいけない声を出しながら腰を上下させるクリスに先ほどまで会議室でしていた凛々しい雰囲気はなかった。

 ただ、快感に身を任せて身体を動かす卑しいメスだった。

「いぐ! 逝くうう!! ああっあ! また!! また!! いぐううう!!」

 全身全霊で逆レイプをしている。それが店長の感想だった。

「おうおう。メスガキのくせに立派なレイプじゃないか。こりゃあ、敬意を表してたっぷり出さないとな」

 店長がにやけながらそういうと、クリスはその口にむさぼりついた。

「はむっ……グチュウチュ……レロレぉ……。なにぃ? いいよぉお……!!! ひゃあああああ!!!!」

 舌を絡ませながら唾液を吸い取る勢いでキスをしていたクリスは、オマンコに放出された精液でとどめを刺された。

 意識が真っ白になり完全に飛ぶ。

 だが、それでも身体は腰を振るのを止めなかった。

***************

 やがて、身体が完全に限界が来たのか、クリスの身体が動きを止めると仰向けで後ろに倒れた。

 最後まで力を残して締め付けていたオマンコの筋肉も力つき、チンポからずり落ちるように床に倒れる。

 だらしなく広がったオマンコからは精液だけでなくひくついている子宮口も見えた。

「ふう。満足満足。これだけ一人でしたのって久しぶりじゃないかなあ。メスガキのくせに性欲だけは大人顔負けとは。オマンコ婦警と同じで……警察の女って変態しかいなのかな。おーい。起きろ」

 倒れてるクリスの頬を叩くと、眼球が動いた。

「う……あ……。はひゃっ……おぉ……わ……私……終わったの……」

 声もろくに出せないほど身体は脱力しているが、意識は戻った。

 まだぼーっとしているがした事は覚えている。

 だが、もうどうでも良かった。

 犯罪を立証するとか、父親のような立派な捜査官になるとか今まで積上げてきたもの全部。

 その全部が快感の津波に流されていた。

「(きっと……報告にあった被害者みたいに……私も……変態にされるんだ……。あは……それもいいかな……だってどうしようもないし……気持ちいいし……)」

 クリスは床で大の字になって伸びているのにも関わらず、笑みを浮かべていた。

 だが、それを見た店長は考え込んでいた。

「えーと。メスガキさん。何か考えてるみたいですが、私が一番嫌いなのは生意気な女の思う通りにする事です」

 そういって、手帳をかざす。

「まず、お前の身体の感度は一生このままです。そして、一生逝く事を許しません。絶頂できません。快感は得られるけどそれだけです。こんな風に」

 店長が乳首を舐める。

 背筋から気持ち悪さと快感があがってくるが、快感だけゴール直前で止まってしまう。

「でもそれじゃあ、かわいそうだから、このチンポだけ。このチンポだけなら逝く事ができるようにしてあげる。ほらほら」

 店長がチンポの先でクリスの乳首を押しつぶすと、クリスの身体が大きくはねる。

「ひゃ! ああん!!! いくうう!! ……いい♡」

 今度は最後まで快感が貫いてくれた。

 先ほどの寸止めの後だったためか、ものすごく気持ちよかった。

 店長はそれを確認すると服を整え手帳をしまう。

「それじゃあ、他の捜査官の人たちはもう動いているけど、本部長も一緒に犯人をみつけてね。そうそう。わかってると思うけど、もし万が一、私を捕まえたら一生逝けないことになるからね」

 にやつきながら男は寝転がるクリスをみる。

 手帳は見せていない。

 この命令に強制力はない。

 だが、クリスは恐怖した。

 この男は自分に強制していない。

 逝きたければクリス自身がでえん罪をでっちあげろと言っているのだ。

 普通なら声を上げる所だが、身体はまだ、細かい快感に震えている。

 この状態で一生逝けない。それは死刑宣告に等しい。

「あ! でも、ずっとそのままじゃあさすがにかわいそうか……。じゃあ、代わりに」

 そういって店長は懐からタバコを取り出し火をつける。

 一口煙草を吸うと、そのタバコをクリスの肛門に吸い口の方を突き刺した。

「ぴひゃああ!!!」

 声というより鳴き声をクリスは上げる。

 ケツ穴からよだれのついたタバコの感覚が快感になると同時に煙と熱が腸内に伝わる。

「あひ! あああ!! あづっ!! あああぁあ!!」

 熱とこれからの結末を想像して叫ぶが身体は全く動かない。

「生意気なメスガキにはお灸をすえないとね。身体はタバコの火が消えるまで脱力したままよ。熱いかもしれないけど我慢してね。そのかわり、タバコをケツ穴ですいきった時は軽く逝けるはずだよ」

 男は手帳かざして命令するとクリスの身体は骨が無くなったように動かなくなった。

 そして、取調室のドアの方へ歩き出す。

「え? 嘘!! あああぁ!! お願い!! 取って!! あぎゃあああ!! お尻!! 中までぇえ!! ごめんなしゃいいい! すいませんんん!! 謝ります!!! 犯人もでっち上げます!! 何でもします!! だから取ってエエェエ!!!」

 いくら叫んでもタバコの火は止まらない。

 徐々にクリスの肛門に迫ってくる。

 そんな危機なのに手足や胴体は全く動かない。

 吸い口が完全に埋め込まれてるため、最終的には奥まで到達するだろう。

「いや〜。えん罪は駄目でしょ。全く、見た目だけでなく性根も警官失格だな。そこでしっかり反省しなさい」

 そういうと店長は取調室を出てドアを閉めた。

「あああぁああ!! まって! いかないで! いかないでください!! 何でもいう事を聞きます! 生意気な口もききませんん!! お願いします!! ご主人様と呼ばせてください!! あっづううううううう! 火!! 火がアァア!!! お尻の穴燃えちゃううう!!! あっ! あっ! いぐううぅうんんうぅう!!!」

 ドアのしまった取調室の中、でクリスは悲鳴を上げながら痙攣をして絶頂に達した。

 しばらくして、捜査官が取調室に入ると、全裸でケツから煙を立ち上げながらアヘ顔で倒れているクリスを発見し、救急車を呼んだ。

 裸で全身精液まみれ。おまけに肛門はタバコの火による熱傷。

 当然、何があったのか追求したが、クリスは病院のベットで泣きながら黙秘を続けた。

<続く>

4件のコメント

  1. 前半終了。
    クリスちゃんが酷いことにされましたでよ。

    意識改変がうまくいかずに肉体操作になったのは嬉しいんでぅけれど、痛々しいのは苦手なのでぅ(どの口が)
    体を動かせなくしてからの陵辱から逆レイプは良かったのでぅ。タバコはヤメテーw

    さて、前半ということなので当然後半もあるということ。
    前半で所轄のクリスちゃんをやったと考えると後半はクリスちゃんを更に酷いことにするのか、もっと上の方を操りに行くのか。
    酷いことをあまりせずにクリスちゃんが落ちていくのを期待したいところでぅw

    であ、次回も楽しみにしていますでよ~

    1. みゃふさん
      感想ありがとうございます。

      タバコはちょっとやりすぎかなと思いましたが思いついちゃたので。

      後半も当然あります。
      ネタバレになるので詳しくは言えませんが……。
      酷いことはします。

  2. 読みましたー。

    さて、効きには割と個人差があることが判明。効果が不安定で原因も不明、っていうのは結構使う側にしてみれば厄介ですね。

    そして、ついに署内で署員が犠牲に。おそらくかなりの大事件?なので捜査も一気に本格化しそうです。
    店長は捜査網から逃げ切ることができるのか……。
    次回も楽しみにしています。

  3. ザスカルさん

    警察署に乗りこむというダイナミックな行動力。
    展開が早くて、ブンブン振り回されるような読書感を楽しみました。
    クリスさんはとっても可哀想なことになってしまいましたが、
    操られ方に個人差があるというのは、とても重要な要素ですよね。
    深みが増して、ストーリーが一層の魅力を増したと思います。
    楽しませて頂きました!

    永慶

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