赤い靴『監禁』

『監禁』  2012年人身売買組織COSはある密告により世間の目にさらされた。  それに伴い自ら犯罪に荷担したと思われる国は証拠隠滅に奔走した。  この時、売買された女性達は例外無く抹殺される運命にあった。  もちろんC

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指と玩具 第七話

第七話  ・・・・・・・・・・・・何だ?  妙な視線を感じる。  俺は眠気眼で毛布から顔を出し、辺りを見回す。 「・・・・・うおっ!!?」  ベッドの上・・・ちょうど俺の足元の方からじっと俺を見つめている里香。 「・・・

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指と玩具 第八話

第八話 1  俺は午後の授業を――形式だけ受けながら、ずっと考えていた。 『分かった。もう、いいわ。・・・貴方は必要ない・・』  さっき確かに久須美はそう言った。  つまりこれは、俺が少なくとも少し前まででは”必要”であ

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指と玩具 第六話

第六話  翌日の朝。  俺は昨日と同じくらいの時間に登校してきた。  理由はいくつかある。  ―――懲りずに光の調教。  ―――あの女のこと。  ―――友美のこと。  ―――秋穂のこと。  ―――あわよくば新たな奴隷のこ

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指と玩具 第五話

第五話  ガラッ。  俺が扉を開けるのと同時にあずさがと目があった。 「おはよう!折笠君早いね!!」  元気一杯のあずさ。 「おはよう。楠本さんこそ早いんだね」  クラス中を見渡すが、来ているのはあずさと俺だけだ。 「私

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指と玩具 第四話

第四話 「ご主人様、お帰りなさいませ」  カードキーを使い部屋に入ると、普段着の里香が恭しく頭を下げる。  スーツ姿の里香も魅力たっぷりなんだが、普段着もなかなか。  薄い、胸にピンポイントのついたシャツに桜色のスカート

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指と玩具 第三話

第三話 「転校生の折笠聖夜君です。皆仲良くしてあげてね」  俺は次の日には学園へ通っていた。  この学園はもと女子校だったが数年前に共学となった。  とはいっても圧倒的に女のほうが多く教師も女が大部分を占めていた。  つ

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指と玩具 第二話

第ニ話 「ご両親が居なくて大変でしょうが、しっかり勉学に励んで頑張ってください」  俺は里香とともに某有名学園の校長室へ来ていた。  里香の仕事が休みの日に手続きを済ませようと思ったのだ。  ちなみにいうとあれから二週間

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指と玩具 第一話

第一話  俺には才能と力がある。天才というヤツだ。  神様が居るんなら感謝しよう。ハハッもっともそんなもの信じちゃ居ないが。  俺を産んだやつの事は分からない。気づいた頃には残飯が俺の飯だった。  腐ったパン。糸を引く飯

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劈頭

「悪魔はますます勢いを増してます」 「悪魔が・・・・・・・・」 「決戦は避けられません」 「そ、そんな!」 「口惜しい事に今の私の身体ではどうしようもありません」 「シスター!」 「あなた達二人には心底悪いと思ってます。

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DESIGN

 皆様、初めまして。  私は吉野葉月と申します。  今は午前七時、もう彰矩様を起こす時間です。  彰矩様は、私の主であり、この屋敷の持ち主であられます。  いつものようにノックしてからお部屋に入ります。 「彰矩様、おはよ

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赤い靴(改訂版)

【2003年1月1日AM5時20分】  暗闇を掻き消すように海の果てから一筋の光が伸びてきた。  それはとても綺麗で温かく感じられる。  私は目を細めながら光の出所を探った。 ――なぜか凄く懐かしい  やがてそれは太陽と

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雌伏

「弘志しっかりして」 「うっうっ・・・あっあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~」 「弘志!弘志!」 「くっ!お、俺にかまうんじゃない!逃げてくれ」 「負けちゃ駄目!このままではこいつの思うがままになってしまうわ」 『思うがまま?

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清濁

『どんなに抵抗しても無駄だという事がまだ分からないのか』 「卑怯者!」 『卑怯者?誰の事を言っているやら。お前達の方がよっぽどその名が相応しいんじゃないのか』 「なぜ直接私に攻撃を仕掛けないの?いつでも相手になるわ」 『

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喝破

『何をまだ悩んでいるんだ。人は苦痛には強く、快楽には意外にもろいものなんだ。でもそれを恥じるべきではないだろう』 「・・・・・・・・・・・・・・・・」 『いったい何が悪いと言うんだ。本当はお前も分かってるはずだ、それが人

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おやぢ 増殖 2日目

増殖- 2日目 -  バシィィィッ!!! 「ヒャウゥゥゥゥゥッッ!!!」  空気を切り裂くような音が部屋に響き、少女の悲鳴がそれに続く。 「さあ、もっと鳴きなさい。あなたの声をもっとよくきかせるのよ!」  美女が振り下ろ

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仮面王 第一章

第一章  深夜の怪人  世の中は不況だ不況だと騒がれているのだが、それでもここ成城の屋敷町ではそんな影響はまるで見られなかった。ここは比較的新しい住宅街で、華族という人はあまり見かけないが、産業や商業で大きくのし上がった

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おやぢ 増殖 1日目

増殖- 1日目 -  ゆっくりとその女性が振り向いた。  すっきりとしたショートカットが印象的な、美しい女性。  30台という年齢を感じさせないような張りが、その女性にはあった。 「いいですこと? ここは本来ならあなたの

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おやぢ 侵食

侵食 「おねぇちゃん? ねぇ、おねぇちゃんってば!」  美しい女性が言った。 「…………」  返事がない。 「おねぇちゃん、だいじょうぶ? おねぇちゃん!」  今度は目の前の少女に手をかけて、揺り動かしながら叫ぶようにい

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おやぢ 変態

変態  伊集院舞香の様子がおかしい。  相良葉子(さがらようこ)は不信をもってその行動をさぐっていた。  31才という若さで外科病棟の婦長を務める優秀な看護婦。  でもそれだけではない。  葉子の真価は、患者に対するあふ

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おやぢ 忠犬

忠犬  薄暗い家畜小屋のような部屋。  それが、彼の生息する場所だった。  あと何年かすれば、彼が生まれてから半世紀が過ぎたことになる。  普通の人間には、この部屋の様子は想像がつかないだろう……というか、想像したくない

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