07. 遠回りして帰ろう その時みんなは疲れきって眠っていた。 部屋にある時計の針が12時を指し示し、静かなメロディが流れだす。 そしてそれが鳴り止んでしばらく経つと、突然...本当に突然に淫魔君が叫び出したん
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僕は今、病院のベットの上で外を眺めている。
半年前の家族旅行、僕は後ろの席で眠っていたんだ。
そして目が覚めた時にはもうお父さんも、お母さんも居なくなってた。崖から車が落ちたんだって。
おまけに僕の腰から下は何も感じなくなって歩けなくなっちゃってたんだ。
本当だったら”僕も死にたい”って思う所なんだけど、そんな時は母さんが言ってた言葉を思い出す。
「どんな時でも前向きに生きなさい」って。
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06. 月がとっても暗いから あれから、一年がたった。 僕には友達が一杯出来て、街を歩くといつも誰かが声を掛けてくれる。 このマンションにも何人かが一緒に住んでいて、僕の世話を焼いてくれるんだ。 マンション全部が
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05. マンションこわい あれから二週間がたった。 春蘭さんも初めの頃は、淫魔君の淫気を欲しがって僕の股間にしがみついて離れなかったり、ちょっと目を離した隙に周りにある物を手当り次第におまんこの中に突っ込んだりしちゃ
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01. 淫魔君登場 僕は今、病院のベットの上で外を眺めている。 どんよりと曇った夕方の空は、僕の心の中みたいだ。 半年前、家族で行った旅行の帰り、僕は後ろの席で眠っていたんだ。 そして目が覚めた時にはもうお父さん
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