- 梓 - 「あーずーさーちゃん!一緒にお弁当食べよ!」 いつものように、お気楽な調子で梢がやってくる。 彼女、高崎梢(たかさき こずえ)と、あたし、伊東梓(いとう あずさ)とはこの学園の中等部の頃からの腐れ縁だ。
もっと読むカテゴリ:ヒミツの購買部
惚れ薬。それを口にすると、最初に見た者に恋してしまうっていう不思議な薬。
そんな、夢みたいな魔法の薬を売っている店が、どこかにあるらしいんだって。
ヒミツの購買部 梢
- 梢 - 「うーんっ、風が気持ちいいーっ!」 ぐっと伸びをした私の頬を初夏の清々しい風が撫でていく。 もう、桜はすっかり散ってしまったけど、枝には青々とした葉が伸びて、緑のトンネルを作っていた。 ところどころ、柔
もっと読む