君に決めた!

 某RPG風ショートストーリー・・・

○月×日 日曜 天気晴れ 昼

 女トレーナーのハスミは港町へと向かう街道に居た。
「う~ん・・・道具落ちてないかな~。そろそろ皆疲れたよね」
 ハスミは立ち止まって携帯のようなものを開いた。ボタンを数回押すと地図が表示された。
「え~っと・・・町まであと30分ぐらいかな」

 と、自転車に乗った青年が向かいからやってきてハスミに声をかけた。
「やあっ!俺の名はオレンジ!俺とバトルしようぜ!」
「えっ?い、いえ、今はちょっと・・・」
 オレンジは気にする様子も無く自転車を畳んでリュックにしまった。

「ダメダメ!戦いたくなかったら俺の直線上を通ったらダメだろ?キミ素人?」
「ち、違うわよ!たまたまよそ見してたから・・・お、お願い!今回は見逃して!」
「分かったよ・・・キミの名前は?」
「あ、ありがとう!私ハスミ!これでもジムリーダーを目指してるの!」
「へぇ~・・・」

 オレンジはハスミの身体を見渡した。
 健康的に焼けた肌。まだ若いのにやけにグラマーな体型。活発なショートヘアに元気の有りそうな顔。
 オレンジはニッと笑った。
「よし!君に決めた!」
「ええっ!?結局バトルなの!?」

 オレンジとハスミは腰につけたボールを手にした。
 まずハスミのボールからモンスターが現れた。
「がんばって!ちぃちゃん!!」
「ちこーっ!!」

 オレンジのモンスターのスピードスター!ちぃちゃんは倒れた・・・
「う、ウソ・・・強い・・・」

 ハスミが次のモンスターを出そうとしたとき、オレンジはハスミにボールを投げつけた。
「きゃっ!?」

 ハスミはボールの中に吸い込まれてしまった。
「なっ、なによこれーっ!!出しなさいよーっ!!」
 ボールが揺れる。一回・・・
「出してよーっ!!」
 二回・・・
「ね、ねえっ!!出して!!お願い!!」
 三回・・・
「な、何で出られないのーっ!?ってか何で私が捕まったのよーっ!!どんな改造したのよーっ!!」

 ボールの揺れが止まった。オレンジはガッツポーズを決めた。
「やった!ハスミを捕まえたぞ!!」

 オレンジはそのボールを手に取ると、ハスミをボールから出した。
「う・・・な、何がどうなってんの?」
 ハスミは状況が飲み込めず、きょとんとしていた。
「このボールはエロ博士が開発したものでさ、モンスターに出来るなら人間にも出来るはずだってこと。言っとくけどこのボールは100%逃れられないぜ。今この瞬間からお前のトレーナーは俺なんだよ」
「そ、そんな・・・ふざけんじゃないわよ!!」

-パアアン!-
 ハスミは平手打ちをした。

 オレンジは怒ることもなく笑っていた。
「いいね。その表情。躾甲斐あるよ」
 オレンジはリュックからコードのついたヘルメットを取り出した。
「ついにこれを使うときが来たか・・・わざマシン裏01・・・」
 ハスミはオレンジのただならぬ雰囲気に危険を察知した。
「じ、冗談じゃないわよ!!私以外で勝手にやってれば!!」

 ハスミは全速力で逃げ出した。

「ハスミ!!止まれ!!」

 オレンジが叫ぶと、ハスミの身体がビクンと硬直した。
「え?・・・な、なんで・・・か、身体が・・・動かない・・・」

「ハスミ!!戻れ!!」

 オレンジに言われ、ハスミは言われた通りにオレンジの元に歩いていった。
「か、身体が・・・勝手に・・・い、いや・・・何これ・・・どうなってるの?」

 ハスミが戻ると、オレンジは上着の内側をハスミに見せ付けた。
「俺は全バッチを持ってるから。命令に逆らえないだろ?」
「う・・・な、何でそんだけ実力がありながら・・・こんなところで・・・」
「お前みたいな女を捜してたんだよ。ほら、これを被って」

 ハスミは震える手でヘルメットを被った。
 オレンジはヘルメットから伸びたコードを小さな機械に接続した。そしてスイッチを入れた。途端にハスミは抵抗した。
「っ!!や、やだぁっ!!なにこれっ!!な、何かが頭の中に入ってくるよおっ!!いやぁぁぁっ!!!!」

 オレンジは立て続けにオレンジは02~10までを覚えさせた。

 機械が終了を告げる音を出した。
 オレンジがヘルメットを持ち上げると、ハスミは涎をたらしながら虚ろな瞳で宙を見つめていた。

「おいハスミ!起きろ!」
「う・・・ん・・・」

 ハスミは数回瞬きをし、ようやく意識を取り戻した。
「っ!!わ、私に・・・何をしたの?・・・」
 どうやらもう怒りより恐怖が強くなってしまったようだ。

「ハスミ!!ストリップだ!!」
「え?・・・ストリップって・・・・・・あ、あれっ?」
 ハスミがオレンジの言葉を理解する前に、ハスミの身体は上のウェアのファスナーに手をかけていた。
「な、何?ストリップって脱ぐことでしょ?違うの?」
 ハスミは焦らすように胸や腰を撫で回した。そして徐々にファスナーを上げていく。

 オレンジは地べたに腰を下ろして水筒のお茶を飲んでいた。
「へぇ~。そんなに身体に自身あるんだ~」
「あっ、あんたがやらせてるんでしょ!!」

 ハスミはウェアを脱ぐと、遠くに放った。
 そして下のウェアも焦らしながら脱いでいく。

「ふ~ん。脚・・・思ったより太いね」
「お、おおきなおせわよ!!この変態!!あんたなんか豆腐の角に頭ぶつけて死んじゃえ!!」
「そう怒鳴られても・・・どう見ても誘ってるようにしか見えないし」
「だ・か・らぁ!!あんたがさせてるんでしょ!!」

 ハスミは文句を言いながらも、妖艶にくねりながらついにブラとパンティーまで脱ぎ去ってしまった。靴下一枚で道路に立っているハスミ・・・

「おっと。次は02の誘惑ね」
「うっ・・・」
 終わった瞬間に逃げようとしていたハスミだったが、オレンジは間髪入れず次の命令を下した。
 ハスミはうっとりした表情でオレンジにじわじわと歩み寄り、オレンジの首に腕を回した。
「はふぅ・・・はぁ・・・このまま絞め殺したいわぁ・・・」

 上気した顔で恨み言をいうハスミ。

「やってみれば。次!03のフェラチオ」
「・・・何それ・・・そんなの知らないわよ」
「バカだなぁ。知らなくても出来るようにわざマシンを使ったんだろ」
「う、うぐ・・・」

 ハスミは、自分の身体が勝手に動くのを眺めるしかなかった。
 オレンジはカチャカチャとズボンのベルトを外し、合間からペニスを出した。
 四つん這いになりオレンジの股間に向かう口・・・
「・・・えっ?ま、まって!?も、もしかして・・・これを・・・咥える?い、いやっ!!それだけはいやぁぁっ!!んっ!!んんんんっ!!・・・」

 咥える瞬間、突然悲鳴が出なくなった。フェラチオに入る為だろう。
 そして軽く咥え、舌でカリの裏側を舐めていく。
(う・・・き、汚いよぉ・・・もうお嫁にいけない・・・いっそ殺して・・・)
 涙しながらも上目遣いでオレンジを見つめる。
 舌でふき取るように球の裏側も舐めていく。

「・・・04。発情」
 オレンジの喜ぶ顔を見ていると、ハスミの胸の奥がキュンとなった。そして胸の辺りと下腹部に飢餓感が生まれた。
(何で・・・こんなことさせられてるのに・・・あんまり嫌じゃない・・・それに何?この感じ・・・触れて欲しい・・・どうしちゃったの私の身体・・・変だよ・・・)

「・・・05。性感帯」
 途端にハスミの下腹部をズンッと衝撃が襲った。
 ハスミがオレンジのペニスを咥え込むたび、ハスミの膣がきゅうっと収縮する。
(ん・・・な、何?お腹の辺りが・・・熱い・・・頭の奥が痺れる・・・)

「・・・06。高める」
 オレンジがそう言うと、ハスミの感度がぐーんと上がった。ハスミの膝ががくがくと震え始め、口からはだらだらと涎が滴り落ちた。
(だ、ダメだ・・・こ、これ以上続けると・・・おかしくなる・・・私おかしくなる・・・)

「お、急に激しくなったな・・・う・・・も、もう出る・・・ちゃんと飲めよ!」
 オレンジのペニスが膨らみ、ハスミの口に大量の精液が注がれた。
-ごぷっ-
「っ!!ぐっ!!ん・・・」(く、苦し・・・息が・・・)

 ハスミは咳き込み、精液を吐き出した。

 オレンジはハスミの手の甲を踏みつけた。
「おいおい。マスターに逆らうなよ。もっと躾が必要だな」
 オレンジはハスミのお尻を思い切り叩いた。
-パチィン!-
「んあっ!」
 全身性感帯化しているハスミの身体中を快感が走り抜けた。

「何だ?叩かれてよがるなんてよほど変態だな。お前には後ろで十分だ」
 オレンジは再び勢いを取り戻したペニスを、ハスミのアナルにあてがった。

「そ、そんなとこ・・・きたな・・・い・・・」
 ハスミはようやく抵抗の言葉を言った。しかし・・・
「・・・07。淫乱・・・08。アナル・・・09。サディスト」
 オレンジにそう言われ、ハスミの理性は吹き飛んだ。
「んああぁぁぁっ!!入れて!!もう我慢できないっ!!私をおかしてぇぇっ!!そのふっといペニスで貫いてぇぇぇっっ!!!!」

 オレンジはニヤリと笑うと、ペニスを勢い良く挿入した。
「さすがエロ博士。この発明を利用したら結構上手く稼げるな」

 このオレンジと言う青年・・・数年後にその道のブリーダーとして名を馳せることになる。

 数週間後・・・

「イケ!!ハスミ!!」

 ボールから全裸のハスミが現れた。乳首にはピアスがつけられている。股間からは愛液が滴り落ち、表情は高揚している。
 ハスミは中年の男を見ながら惚けた様な笑顔で言った。
「はい。ご主人様ぁっ♪」

< Fin? >

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