第五話:海水浴編(下)サヤ、アキ、サトミ
サヤ
声の方を見ると、男女2人のライフガードが立っている。
怒鳴ってきたのは女の方だ。ショートカット。背は高め。水泳で鍛えたのであろう、健康的に引き締まった身体。顔も鼻が高くてまあ美人。
よし、こいつもヤろう。
「特にあなた!その水着は一体どういうつもり?裸と変わらないじゃないの!」
やっぱりあそこまで布地が少ないのはまずいのか。
じゃあ、改めないといけないな。俺の能力だと各個撃破しかできないから、どっちかを先に改める必要があるが…ヒス女がアオイに意識を集中している間に男を追い返すのが正解だな。
なかなかイケメンのマッチョだが、テキトーな指示で追い返す。俺の女達がヒス女になじられる筋合いはないから、さっさと済ませないといけないからな。
「第一、ここは日本なのよ!?」
「それが?」
「すいません。すぐ改めるんで…」
ぐいっとヒス女の目の前に顔を突き出して、
「瞬きしないでくれますか?」
とりあえず、俺の指示に従うように命じて、目を開けさせる。
「静かにして。あと、駐車場行くから俺に付いてきて」
さて、車でライフガードさんを頂くことにしましょうか。
イジりかたはちょっと悩んだ。いつもみたいに単純にセックスハッピーな女の子にしてもいいんだけれど、俺の女達に恥をかかせているのを反省してもらった方が良い気もする。…そうだね。なんであんな邪魔をしたのか、納得できる理由がないと、この子も困るよね。
ライフガートの子を起こすと、サッと血の気が引いていく。
「お名前は?」
「あ、サヤ…です…」
「サヤさん、なんであんなことしたの」
ぐいっと、サヤを自分に引き寄せると太ももに手を滑らす。
「触って欲しかったの?」
「はい…」
「俺の連れて来た子は楽しそうだったのに、自分が混じれなかったのが嫌だったんだ」
「すみません…」
身体がこわばっている。自分がどんなに自己中だったか思い出すといたたまれないのだろう。まあ、とりあえずトップスは剥いで、胸は揉ませてもらおう。
「俺が黒い水着の子とエッチしていたのは見えた?」
「あ、見えたというか、ビニールシートの下で何やってるだろう、と」
「で?」
「えっと、ビーチボールで遊んでいるときに胸とか首筋にキスしたり、ボトムの下に手を伸ばしたりしてたから」
「嫉妬したと」
「すいません…」
「とりあえず、下も脱いで、四つん這いになってこっちにお尻向けて」
「はい…」
こっちに引き締まったお尻を向けてくれたので、手でヴァギナをいじってあげる。
「俺がビニールシートの下でエッチしてたとき、他の子は邪魔してなかったでしょ?」
「……」
「むしろ、君みたいな馬鹿が邪魔しないようにわざわざビニールシートで隠してくれた訳で」
「すいません…本当にすいません…」
「今だってさ、君と車で二人きりでも、他の子は邪魔してこないでしょ」
「本当、私どうかしていて…」
「今日はエッチな海水浴するからって、みんな水着を新調したりして楽しみにしてたのよ?あんな邪魔されたら嫌でしょ」
「ひっく…ひっく…ごめんなさい」
あらま、泣かせてしまった。
「ありがとうは?」
「…」
「メソメソばっかしてないでさ。胸とヴァギナいじってもらって感謝の言葉もないわけ?」
「あ…ありがとうございます…ひっく…ごめん…なさい」
俺も水着を脱いで、膝立ちになると、挿入態勢を整える。念のためにコンドームを持ってきていて、助かった。
「サヤさ、君、美人だし身体がなかなか健康的でそそるから、ハメてたげるけどさ、あとでみんなに謝んないとダメよ」
「ヒック…はい…ごめんなさい……ヒック…ちゃんと謝ります…」
「ちゃんと誠意が伝わるようにね」
グイっと腰を進める。
「悪くないね」
「ひっく…あ、ありがとうございます」
突きながらもうちょっと虐めてみる。
「最近、エッチしてるの?」
「してないです…」
「だから余計に俺とエッチしたい気持ちが押さえられなくなったのかな」
「ごめんなさい…本当に、自分がなんであんなことしたか…」
泣いてる女の子に入れるのも興奮するもんではあるんだな。トモコちゃんみたいに痛がられるのは興ざめ要素だけど、泣きながらも感じてくれてるなら、支配欲と加虐心が満たされて中々いい。でも、アキとかユミには合わないかな。
「感謝の言葉が足りないよ~」
「あ、ありがとうございます…あんっ…とても、気持ちいい、っです…」
「そうそう。悪いことしたら謝る。嬉しいことしてもらったら感謝する。常識だよ」
「はいっ、あ、お名前は…」
「俺?ケン」
「ケンさんが、あっ、優しくて、あん、良かった…エッチしてもらえて、ぇ、とっても嬉しい…」
シた後のものを口でキレイにさせ砂浜に戻ることにする。謝らせたあとは、仕事に戻してあげようか。ライフセーバーの仕事をあんま邪魔するのもよくないし。
「俺に腕に絡ませてきて」
「あ、はい」
「いかにも『私はついさっきまでこの男にハメられてました』って風情で」
「え、それってどんな…」
「『さっき、凄いハメられてたなぁ、幸せだなぁ、後でもっとハメられたいなぁ』って考えながらペタペタくっついてくりゃいいんだよ」
「…はい」
「それはくっつき過ぎ。俺が歩きにくいのはダメ」
お昼
「ケンさん、お誕生日おめでとうございま~す」
パチパチパチパチパチ。
正直、ビックリした。俺は自分の誕生日とか宣伝しないからな。そのせいか祝ってくれる人も少ないから、女達を連れ出すのを自分へのご褒美にしたんだが。
でも、海水浴場のビニールシートで食べてて、ホールのショートケーキが出てくるのとは思わないだろ?近くのケーキ屋で予約してたのを、アキが一人抜けて取りにいっていたらしい。
「いや、これちょっと感動するぞ、おい」
とつぶやいたのは、
「さー、さっさと取り分けましょう」
「私切りまーす」
「アオイさんは甘いのいけます?」
「平気」
「一応、全員にイチゴが乗るように切りましょう。エイッ」
「失敗したのがケンさんのでいいですよね」
「そこは一応乗っけておこう。一応誕生日なんだし」
「いや、失敗しないし。調理部出身なめんな」
聞こえていたのだろうか?
食べ終わったら、アキお勧めの「蜘蛛の巣城」のDVD(俺が世界のクロサワを見たことないのはありえないから、らしい)をもらったり、きれいな言葉をかけて育った美しく(?)育った細菌の写真集とかを貰ったりする。
「こんなプレゼントなんていいって。ケーキも食べたし、皆が遊んでくれるだけで十分」
「まあまあ、そんなこと言わずに」
「ごめんなさい。私は何も準備してなくて…」
「トモコちゃんは『はじめて』をおいしく頂かせてもらったから、十分以上だって。ありがとう」
「あ、私も昨日一杯身体で払ったからそれでOKってことで」
「サトミはダメ」
「昨日ホテル代もレストラン代も払わしといてまだ言いますか?」
「それは別の話だし。むしろ襲われてペニスをかなり搾取されたのは俺だし」
左脇のサトミとしばしにらみ合うと、サトミがしなだれかかってきた。
「でも、今日は私、身体しかケンさんに上げられるもの無いから、これで我慢して」
上目遣いで見つめられると、ユミの3分の1くらいは効く。
「じゃあさ、エッチのときさ」ゴニョゴニョ、と耳元に囁く。
「うわー!何言わせるんですか!……ま、良いですけど」とりあえず商談成立。
アキ
「ケンさ~ん」
なんじゃ、せっかくウトウトしてたのに。
「ゴムボート独り占めは酷いですよ」
「無理矢理乗り込むな。濡れる」
「えへっ」
「『えへっ』とかいうな。似合わない」
結局、ドタッとアキにのしかかられてしまった。
「アキ、お前…」
「なんですか?」
「つくづく巨乳だよな」
胸の上半分があらわなので、谷間が覗けまくる。
「でしょ?もっと覗き込んでもいいですよ」
「ありがと。お前、自分のおっぱい恥ずかしがらなくなったな」
両胸を掴んで優しく揉んでやる。
「ケンさんにだいぶ自信つけさせてもらいました」
「そーだなー。だいぶエッチしてるしな」
「おかげ様で」
「でも、人前では最初の時以外やってないよな?」
「そうですね~」
「それ、着たままできる?」
「ズラせばいけますよ」
つーわけで、ゴムボートの上でアキを貫かせてもらった。
「あんま動くな。目立つぞ」
「だって…久しぶりだし…トモちゃんやアオイさんのを見てたら…」
「アホか」
「ケンさんにいわれる筋合いだけはないです。繋がってるとこは隠れてるし、誰もまさかヤってるとは思いませんよ」
アキは上半身を持ち上げると、騎乗位になりやがった。しかも、岸に手を振ってる。
「やっぱりトモちゃん可愛い~。驚いて手で口隠しちゃってますよ。ケンさん、ちゃんとトモちゃん気持ちよくさせてあげてくださいね。さっきのだけじゃ、処女のあげ損です」
「分かった。うん、いいわ…アキのすげえ熱い…やっぱ相性いいって…」
「あん…そこいいです…トモちゃん、水金でウチで勉強することになったんで、一通り終わった7時過ぎとかに来ません?うんっ、そしたら3人で…」
「いいねぇ。トモちゃん慣れてきたら、サユリさんも混じってもらおう」
「それ、凄く楽しみです…3人一緒にお口でしてあげますね…ああっ」
「すまん、もう出るわ…一緒にイケるか?」
「はい…もうぅぅぅっ!」
アキの中に注ぎ込む。ゴムボートで上半身を起こしたりなんかして、目立つだろうに。本当に積極的になってくれて、素晴らしい。ヴァギナのぐあいの良さだけで、俺としてはA評価なのに。
サトミ
順番的に次はサトミだよな。アキをゴムボートに残して、大きめの浮き輪で遊ぶサトミに向かう。
「サトミー、浮き輪入れて~」
「は~い」
「後ろからハメるから、ちょっと回すね」
サトミを浮き輪ごとクルッとまわすと、潜って浮き輪の中に侵入する。
「ケンさん、昨日あんなにシてくれましたから、他の娘優先してくれてもいいんですよ?」
「皆ちゃんと先にヤったから大丈夫。それに…」
サトミ後ろから抱きしめて、頬をすりすりする。
「サトミにまだ台詞言ってもらってない」
「マジで言わせるんですか?変態ですね」
「俺だから良いの」
水中でサトミの下腹部をさすって言う。
「サトミのここでどうしてくれるって?」
「あん…中で射精してもらったら、そこでケンさんの子どもを孕んであげます。それがケンさんへの今年の誕生日プレゼント」
やっぱ言わせるのはいいわ。産んだ後のこと考えるのは面倒くさいけど、孕ませるのはそそる。
「ありがとう。キスしよっか」
肩越しにキスをしながら、ボトムの紐をちゃっちゃかほどく。脱がしたボトムは…浮き輪とサトミの間に挟み込んどくか。サトミが下を穿いてないのが周りに分かるのも悪くない。
そして、サトミから文句が出る前に…
「あ、そこは…ダ…メ…で…あぁ!」
指を三本突っ込んで、昨晩見つけた敏感な所をガシガシしてやる。
「気持ちいい?」
「いい、です、けど…くっ…」
浮き輪にかじりついて耐えてる。耐えなくていいのに。
「イっちまっていいんだよ?」
「ダ…メ…」
ん?止めといた方がいいのかな?とりあえず。
「止めて…もっと、ゆっくりシてください…」
「つーても、あんま水面の上でイチャイチャできないし」
「ケンさんの入れてくれていいんで」
「そう?」
うんじゃ、さっそく。
「ほんと、指だけとかないですよ」
「そう?」
「刺激だけ強くたって…こういう風にゆっくり動いてくれた方がいいです」
「責められてるサトミも可愛いのに」
「私、Mじゃないんで~」
「せっかく可愛い所見つけたのに」
「今っ!とか、ペニスでも突いてるっ、じゃっ、ないですか。それくらいにっ、してっ、くださいっ…」
「は~い」
「うんっ、いいです。そう…」
「いいの?」
「いいです…うんっ、東京戻って良かった…」
「どういたしまして」
「はきゅぅ…」
どういう喘ぎ声だそれは。可愛いので、こめかみにキスしてしまうぞ。
「サトミにはそんなに会えないからな。ぜひとも孕んでおくれ。そろそろいきそう」
「うん。孕むぅ」
「おうぅ」
勝手に夢心地になってるサトミにしっかり種付けし終わると、ほっぺにキスする。
「ほれっ、水着着させてやる…本当に孕むと良いな。いまのは量が減っちゃってたけど、夜と合わせると結構注いだし…」
「でも、わたしここ数日安全日だったりするんですよね~」
「なにそれ…」
帰り際には、サヤを呼んで集合写真を撮ってもらった。ベンチに陣取ってトモコさんとアオイを両脇に抱え、アキには後ろから抱きついてもらい、サトミには広げた脚の間に腕をかけて俺に寄りかかってもらう。全員俺にヤらせる女なのが一目で分かる写真になったと思う。
サトミの勧めで、サヤと一緒の写真も撮ることにした。後ろから抱きつき、上と下の水着の下に手を入れ、首筋を舐めあげているところを撮ってもらう。俺にどんなエッチなことをされても逆らえない女なのがよく分かる写真になったと思う。
俺の脳内の予定では、車内でもエッチなことするはずだったんだけど、あまりに疲れたし、アソコも正直もう勃たなくなってたので、助手席で休ませてもらうことにした。ユミからの「誕生日プレゼントを足してあげられるかも」みたいな内容のおめでとうメールに邪魔された他はぐっすり寝れた。
< つづく >