堕楽の家で
そうだな、沙奈の心はもうしばらくいじらずにおくか。
感情はそのままにしておいてやるさ。そのかわり、体には快感をたっぷりとすり込んでやる。
きっと、その方がこいつとってはずっと苦しいはずだから。
沙奈、おまえは自分で腰を動かすのを止めることができない。
動けば動くほどどんどん気持ちよくなっていって、何度イっても中に出されるまで止まることができなくなる。
だけど、今の気持ち、それを忘れるな。
美奈と恭子おばさんをいいようにして、そして、おまえまでも弄んでいる俺への恐怖と嫌悪。
そして、小さいときからおまえが俺に持っていた好意も。
俺がそう念じると、沙奈が、ひぐっ、と短く叫んで体を震わせた。
じっくりと見せてもらうぜ、沙奈。
相反する感情と、そしてこれから俺とセックスするたびに感じる快感に、おまえの心がどこまで保つか。
胸の内でにやつく俺をよそに、沙奈の体を上下させる動きが大きくなっていく。
「んくううううっ!あっ、ああっ、やあっ、なんでこんなにっ!?あっ、あああっ、いやああっ!」
その動きに合わせて、沙奈のアソコからぐちゅぐちゅと音がする。
いやだという叫びとは反対に、その動きは激しくなっていって、チンポがリズミカルに沙奈のアソコを出入りしているのがわかる。
いつもやり慣れている美奈や恭子おばさんよりもきつく感じるのは、やっぱり初めてのせいだからなのかな。
それでも、沙奈の中は温かくてとろとろに湿っている感じがする。それくらい沙奈も感じてるんだろう。
「あっ、あくうっ、んんっ!あんっ、あっ、んくうううっ!」
「ずいぶんと気持ちよさそうだな、沙奈」
「本当に。これであなたも一人前の女ね、沙奈。お母さん嬉しいわ」
「いやっ、こんなのおかしいっ!ああっ、でもっ、止まらないっ、止まらないのっ!あああっ、あああああああーっ!あ……」
沙奈の体がきゅっと反ったかと思うと、一瞬、霞んだように瞳が濁る。
それでも、体の方は動くのを止めない。
「……あ、わたしっ!?あっ、あああっ!くうううぅっ、あくうっ!」
すぐに瞳に光が戻り、また歯を食いしばって喘ぎ始める。
「ふうん、そんなに気持ちいいのか?」
「いやあっ、それはっ!ああっ、いああっ!」
「でも、今イったんだろ?」
「こっ、こんなのでイクなんてええっ!ああっ、でもっ、気持ちいいいいいいっ!」
沙奈の体がまた一瞬固まってびくっと震えた。
「ひぐううううっ!またイクううううっ!こんなのっ、ダメなのにいいっ!いあああああああっ!」
「何度でもイっていいんだぞ」
「いやあああっ!なんでっ!?こんなのいやなのにっ、からだっ、止まらないっ!気持ちいいの止まらないいいいいっ!ふあああっ、イクっ、またイっちゃうううううっ!」
「うふふ。沙奈ったらすごい。本当に気持ちよさそう」
「なによ、お姉ちゃんったらがっついちゃってさ。だから経験のない女はヤなんだよね」
「いやあああっ、ああっ、そんなこと言わないでえええっ!あうっ、くうううううっ!」
何度もイっては体を固まらせて、それでも沙奈は腰を動かすのを止めようとしない。
それどころか、体の動きはますます激しくなっていくみたいだ。
沙奈がイクたびにぎゅっとチンポを締めつけてくるもんだから、さすがに限界が近づいてきていた。
「くっ、そんなに激しくしたら俺も気持ちいいじゃないかよ。もう出してしまいそうだぜ」
「いやっ、だめっ!中はだめっ!あうっ、ふあああっ!」
「でも、動いてるのはおまえの方じゃないか」
「本っ当に馬鹿なんだね、お姉ちゃんは。好きな人とセックスして、そんなに気持ちよさそうにしてて、それで中はダメなんて。セックスの意味わかってんの?」
「あああっ、ダメよっ、ダメに決まってるじゃないっ!でもっ、止まらないのっ!ダメなのにっ、止まらないのおおおぉっ!」
極限まで感じてしまったからなのか、それとも無理矢理動きを止めようとしたからなのか、沙奈がももで俺の体をぐっと挟み込む。
しかし、それがかえって俺のチンポを沙奈の奥深くまで貫かせてしまう。
「くうっ!そんなにしたらっ、本当にっ」
「いああああああああっ!いやああっ、出てるっ、中にでてるうううううっ!」
俺の胸に手をついて、沙奈が体を仰け反らせるような格好になった。
そして、そのままの姿勢で、びくっ、びくびくっと何度も体を震わせている。
「あっ……出てるっ、まだ……出てるっ!わたし、中に出されて、あ、ああ……」
涙を流して震わせていた沙奈の体から急に力が抜けたかと思うと、そのままぐったりと俺の上で気を失ってしまった。
* * *
3週間後。
学校からの帰り道。
俺の少し後から黙ってついてくる沙奈。
「なんだ?おまえ、今日は部活ないのか?」
「う、うん。今日は練習は休みよ」
顔を伏せて、俺と目を合わせようとしないようにして答える沙奈。
「なんだ、俺のことが怖いのか?」
「あっ、当たり前じゃないのっ!私たちや、母さんにまであんなことしてっ!」
俺の言葉に、沙奈は顔を上げて睨みつけてくる。
でも、そんなものはもう俺にはこれっぽっちも気にならない。
「じゃあ、俺のことが憎いか?」
「そっ、それは……」
「そうだよな。毎日あんなに気持ちよさそうに俺とセックスしてるもんな」
「くっ……」
唇を噛んでまた顔を伏せる沙奈。
そんな様子を見ていれば、口では嫌がっていても、こいつがもう俺から離れられないのは一目瞭然だ。
俯いてまた黙りこくった沙奈と歩いていると、向こうから美奈の無邪気な声が聞こえてきた。
「あっ、おかえり、進吾お兄ちゃん!」
「おう、ただいま」
ぱたぱたと足音を立てて美奈が駆け寄ってくる。
しかし、俺の後にいる沙奈の姿を見つけると途端に不機嫌そうな顔になった。
「なんだ、お姉ちゃんもいるの」
「うう……」
あからさまに邪魔にされて、沙奈は俯いたまま数歩下がる。
「まあいいや。さあ、おうち帰ろ、お兄ちゃん!」
美奈が、俺に腕を絡ませて、並んで歩きはじめる。
その後から、沙奈はうなだれたままついてきていた。
そして、俺たちの家。
「ただいま!」
「お帰りなさい美奈。あら、進吾さんと沙奈も一緒だったの?」
玄関まで出迎えに来た恭子おばさんは、裸エプロンといういでたちだった。
「すごいや、本当に裸エプロンなんだね、恭子」
「だって、この格好でお出迎えするように言ったのは進吾さんですよ」
「それはそうだけど、でも、お客さんが来たらどうするの?」
「うふふ、大丈夫ですよ。そろそろ進吾さんが帰ってくる時間だと思って、さっき服を脱いでおいたんですから」
そう言って、恭子おばさんはふふっ、と声をあげて笑う。
「ねえねえ!私もお兄ちゃんの言いつけ守ってるよっ、ほら!」
そう言うと、美奈が自分の制服とスカートを思いっきりめくり上げる。
そこは、ブラもつけてないしショーツも穿いてなかった。
「おう、えらいぞ、美奈」
「うふふっ!でもね」
美奈が、小悪魔っぽい笑みを浮かべると、沙奈の方に近づいていく。
「お姉ちゃんはきっと言いつけを守ってないよ!」
「いやっ、やめてっ、美奈!」
嫌がる沙奈の制服を、美奈は強引にめくり上げる。
美奈の言うとおり、沙奈は下着を身につけていた。
「まったく。お姉ちゃんはどうしてお兄ちゃんの言うことが守れないのかな~」
「そ、それは……下着をつけないで学校行くのって、やっぱり恥ずかしいし……」
沙奈が、顔を真っ赤にしてうなだれる。
美奈と恭子おばさんがそんな格好をしているのは、俺がそうするように命令したからだ。
昨日の晩、3人の前でそうするように命令した。ただし、装置の電源は切って。
もう、美奈と恭子おばさんは装置の効果がなくても無条件で俺の命令に従うほどに従順になっている。
ただ、沙奈だけはまだ装置なしで命令したことには従わないことがある。
でも、沙奈が俺のものになってないというわけじゃない。
「恥ずかしいって、そんなことでお兄ちゃんの言いつけが守れないの!?ねえ、お兄ちゃん、こんなお姉ちゃんにはおしおきがいるよねぇ?」
「うーん、そうだな。じゃあ、今夜は、沙奈だけ俺のチンポなしだな」
「えっ……!?」
そう言って俺を見たときの、沙奈のはっとした表情。
そして、すぐに唇を噛んでうなだれる。
その様子を見ただけで、沙奈がもう俺とのセックスなしではいられないことがよくわかる。
表向きは嫌がっていても、沙奈はもう俺から逃れることはできない。
その証拠に……。
「んっ、ああんっ、ずんずんきてるよっ、お兄ちゃん!」
その晩、俺に抱きついてアソコで俺のチンポを咥えている美奈。
最近いつもやっているように、装置の力を使って気持ちよくなるように感度を上げているから、もう4、5回はイってるはずなんだけど、それでも体を揺らす美奈の動きは鈍くなるどころかますます激しくなっていく。
「あうっ、イクうっ!わたしっ、またイっちゃうようっ!あっ、ふわああああああああっ!」
美奈が、体をぶるぶるっと震わせたかと思うと、ぎゅっときつく抱きしめてきた。
同時に、アソコもぎゅうっとチンポを締めつけてきて精液を搾り取ろうとしてくる。
「んんんっ!あっ、出てるっ、お兄ちゃんのがいっぱい出てるよおおおっ!んっ、んくうううっ!んっ、んむうっ!」
大きな声が出そうになるのを堪えるように、美奈は固く俺に抱きついて肩を甘噛みしてきた。
快感に、目に涙を浮かべて何度も体を震わせる美奈。
「んくっ!はあぁっ、ふああああぁぁ……。ああ、こんなにいっぱい……」
少しの間喘いでいた後、ようやく体をどける美奈。
トロンとした顔で、自分のアソコから流れ出ている白濁液の量を確かめている。
「よかったわね、美奈。じゃあ、今度は私に」
恭子おばさんが後から耳元で囁くと、くるりと向きを変える。
「進吾さん、今夜はバックからお願いしますね」
顔をこっちに向けて、恭子おばさんはこしをくいと突き上げてきた。
「ああ。わかったよ、恭子」
俺は膝立ちになって恭子の方に向きを変えると、その腰を両手で挟んで、まだまだ元気な息子をその裂け目に当てて先っぽでなぞる。
「あっ、むふうっ!……もう、焦らさないでください」
「悪い悪い。じゃ、いくぞ」
「はい……ああっ、はあああんっ!」
ぐっと腰を押しつけてアソコに宛っていたチンポを中に押し込むと、恭子おばさんが甘い声をあげて体を反らせる。
もうすっかり慣れ親しんだ、温かくて心地いい感触にチンポが包まれた。
「うふうんっ、いいわっ、進吾さん!やっぱりっ、固くて大きいっ!あっはあんっ、ああううんっ!」
俺が腰を動かし始めると、たちまち恭子おばさんも腰を振り始めた。
「あんっ、もっと奥まで突き挿してっ、あんっ、くふうんっ!」
夢中になって腰を動かしている恭子おばさん。
俺は、それに合わせて腰を動かしながらちらっと沙奈の様子を窺う。
沙奈はベッドの下、部屋の隅っこで膝を抱えていた。
なんて物欲しそうな顔してるんだよ。
沙奈は、口を半開きにしてはぁはぁと荒く息をして、どんよりと濁った瞳で俺たちの方を見つめていた。
まったく、あれじゃ餓えた獣だな。
そんなに俺のものが欲しいってのに、素直になれないってのもご苦労なこった。
まあ、素直になれないようにさせてるのは俺だけど。
俺のやることに怯え、恐れながらも、俺とのセックスを求め、しかも小さい頃からの俺を好きだという思いも消せない。
こいつにとってはさぞジレンマだろうな。
しかし、俺が今まで受けてきた辛さを考えたらそのくらいの罰は必要だろう。
そんなことを考えていると、見られていることに気づいたのか、沙奈ははっとした顔で下を向く。
「進吾さん、もっと、もっと激しくして下さいいいっ!」
恭子おばさんがそう言って、腰を押しつけてきた。
「ああ、わかったよ、恭子」
俺も、とりあえず目の前のセックスに集中することにする。
「くふううんっ!奥までっ、深いとこまできてますうううっ!」
グラインドを大きくすると、恭子おばさんの体がきゅっと仰け反る。
「あふううっ、あっ、ああんっ!あふっ!?みっ、美奈!?」
「うふ、いっつもお母さんにやられてるから、今日はお返しだよ。ん、ちゅむ、ぺろ」
いつの間にか、美奈が恭子おばさんの体の下に潜り込んでその乳首に吸いつき、もう片方の乳首を指でいじり回している。
「んふうっ!やっ、今敏感になってるんだから乳首はダメっ!あんっ、はああああああっ!」
支えていた腕から力が抜けたのか、恭子おばさんの体が美奈の上に落ちる。
それでも美奈は乳首を吸うのをやめない。
「ちゅむ、ん……もうイっちゃったの、お母さん?んふ…ちゅぱ……」
「あくううううっ!やっ、そんなのっ、激しすぎよっ!あああっ、進吾さんもっ、ふああああああっ!」
俺がぐっと強く突いてやると、恭子おばさんが首を反らせて叫ぶ。
「あっ、ああっ!すごいのっ、いああああっ!」
「んむ、ん……お母さんのおっぱいとってもいやらしくておいしいよ。ん、ちゅ」
俺のチンポで突かれながら絡み合う恭子おばさんと美奈。
今や、この家の主人は紛れもなくこの俺だ。
恭子おばさんの旦那さん、つまり美奈たちの親父には自主的に”単身赴任”してもらった。
まあ、世間的にはそれを”別居”と言うんだろうが。
でも、この家にはちゃんと金を入れてもらっている。それも、快く。
あの装置の力を使えばそんなのは造作もないことだ。
俺の実家では、親父とおふくろが俺のことを気にすることなく、平凡な生活を送っている。
まあ、たまに小遣いくらいはせびりに行くけど。
とにかく、今では俺がこの家の主だ。
俺は、またちらりと沙奈の様子を窺う。
「……くっ、ああっ!」
さっきまで膝をかかえていた沙奈は、いつの間にか大きく足を広げて激しくオナニーを始めていた。
俺たちのセックスを見てるうちに、体の火照りを抑えられなくなってきたんだろう。
もう、こいつも俺とのセックスなしではいられない体になっている。
俺への恐怖や怒りも、吹けば飛んでいってしうだろうな。
もう、沙奈は蟻地獄に落ちた蟻みたいなもんだ。
あとは俺に食われてどこまでも堕ちていくだけ……。
「あああっ!イクっ、またイっちゃうわっ!ああああああんっ!」
「んふ、何度イってもいいんだよ、お母さん」
恭子おばさんと美奈の声が部屋の中に響く。
さてと、この家は手に入れた。次はどうするかな?
沙奈に命令して、学校の女どもをここに連れてこさせてもいいな。
あいつらもこの家だったら警戒せずに入ってくるだろう。
いったん中に入れば俺の思いのままだ。
そうすれば、学校の女たちに仕返しができるな……。
でも……。
「ああっ、お願いですっ!進吾さんの熱いのをっ、いっぱい注いでくださいっ!ああっ、はうううっ!」
「んちゅ、んむ……やぁ、そんな気持ちよさそうなお母さん見てると、私もまた欲しくなっちゃうよぉ~」
とりあえずは今のこの生活に飽きてからだな。
焦ることはないさ。このすばらしい生活はまだ始まったばかりなんだから。
< とりあえず続く >