かく

 私は凄く格上です。正確には私の守護霊が凄く格上と言うべきなんだろうけどとにかく無茶苦茶格上です。
 どのくらい格上かと言うと例えばですね。え~と・・・・・・・・・・・・・・・あっ!丁度良いところに!よく見ていてくださいよ。
 今、前からセミロングのかわいらしい少女がこちらに歩いて来てますね。高校生か大学生か微妙な年齢ですね。もちろん彼女とは初対面です。では行ってみます。

「あの~!すいません」

「はい?」

「お聞きしたいんですが昨日はSEXをしましたか?」

 変質者を見る目つきをしてますね。このままでは彼女は逃げてしまいますよね。でも大丈夫なんです。なんだって私は格上ですから。

「逃げちゃ駄目だよ!君は格下なんだから」

「えっ?そ、そうね。確かに私は格下よ」

「んで昨晩SEXしたの?」

「してないです」

 おっと!がっかりな回答ですね。でも焦らないでください。

「そうなの。んんとね、じゃあオナニーはしたんでしょ」

「それもしてません」

 またまたがっかりですね。でもご安心を。

「いいや!昨晩君はいっぱいオナニーしたんだよ。格上の僕が言うんだから間違いないよ」

「そうね!しょうがないですね。じゃあ、いっぱいオナニーしました」

 ほらね期待する展開になってきたでしょ。

「格上の僕が言うんだから間違いないけどその時気持ちよさのあまり大声を張り上げていたんだよね」

「そうね!確かにそんな気がしてきました」

「ではその時の声をここで再現してみてよ」

「えっ?」

「嫌とは言わせないよ。だって君と僕ではどっちが格上?」

「あなたです・・・・・・・・・・・」

「そうだろ。じゃあ昨晩を思い出しておもいっきり大声を出してよがってみようか」

「はい」

ぴちゃ!ぴちゃ!ぴちゃ!くちゅ!くちゅ!

「あん!・・・・・んっ!んっ!いい!いい!凄くいい!おま@こ気持ちいいよ!もう駄目!いっちゃう!いっちゃう!いくぅぅぅぅぅぃ!あぁぁぁぁぁ」

 町中でこんな大声出してよがるとは立派な変態女ですね。
 もちろん分かってらっしゃると思いますが彼女は普段こんな事はしません。これは僕の格が凄く高いから出来るんです。
 しかし『おま@こ気持ちいいよ』はあきらかに彼女の行き過ぎですよね。
 えっ!さっきから言ってる格てなんの事だって!
 すいません!そう言えば説明してませんでしたよね。
 それは一週間前に遡ります。
 たしかその日は隣町で花火大会が開催され仕事帰りの電車は浴衣姿の人達でごった返していました。

(浴衣姿というのも新鮮味があっていいな~。くそう!俺も彼女がいたら絶対今日は会社休んだのに)

 そうです。私ははっきり言って全くもてません。
 自分で言うのもなんですが容姿はそんな悪い方じゃないと思うんですが悲惨なほどもてないんです。
 性格?・・・・・いえいえ!決して悪い事ないはずです。
 自慢できる事は別にないですがここまで女性に縁がないのは酷すぎます。
 とにかく私は女性に縁がありませんでした。あの日までは・・・・・・・・・・・。

(あの子なんか俺の彼女だったらいいのにな。あっ!あの子でも、あの子でも・・・・・・)

 そこから健康な男性ならたいていこうなりますよね。

(あの子なんかと出来たらいいな!・・あっ!あの子でも、あの子でも・・・・・・・・)

 私は時を忘れてハレーム状態の妄想にふけていました。
 もちろん下半身は立派なテントを貼っていました。・・・・・・・・・・ホント立派なんですよ。
 問題はそれからです。
 『いい加減にしてください』と言う声で妄想から現実に引き戻された私が最初に見たものはなにやら睨み付けている女性の顔でした。
 きりりとした目によくとおった鼻筋、もちろん美人の部類に入る人でしたが痴漢にでもあってるのか少し顔が紅潮していました。

(何が悲しくて痴漢なんかするのか?でもその手のビデオよく見るけど・・・・・)

 なんて馬鹿な事を思っていた私の右腕に急激に痛みが走りました。

「痛っ!」

 思わず後ろを振り向くとがっしりした体型のおじさんが私の腕をひねり上げてました。

(なんで?)

 わけも分からずもう一度前を向いた私の目に飛び込んできたのは先程の女性でした。それもどうやら私を見ているようです。

(なんで?なんで?)

 そうです。どうやら彼女は私を痴漢と勘違いしたようです。
 もちろん冤罪です。

「違いますよ。誤解です」

 今から思うと実際彼女に痴漢行為をしていたやつがいたのかもしれません。
 でもあの時彼女の中では痴漢イコール私だったのです。

「あっ!こいつ立ってるぞ」

 どこからともなく声が飛んできた瞬間彼女だけでなく車内のみんなが私を痴漢にしてました。
 誓って言います。あの時テントを張っていましたが私は痴漢ではありません。
 私が降りたい駅は3つ先でしたが強引に次ぎの駅で降ろされ駅長室に連れて行かれました。

「なんべんも言ってるように誤解ですよ!私は何もしていません」

 まるで人生の扉が一つずつ閉ざされていくような嫌な気分でした。

「まあね!こういう事は証拠らしい証拠があるわけじゃないからあなたの気持ちも分かるんですけど」

 何が分かると言うんだろ?また一つ扉が音を立てて閉められてしまいました。
 『もう駄目だ!すべて終わった』と思った瞬間でした。何かが違う奇妙な感覚を感じたのです。

(あれ?なんだろう?なんか変だ?????)

 それがなんなのか気づくのに時間は要しませんでした。

(あれ?みんな動きが止まっている)

 しかも私もどう頑張っても声が出ないんです。
 どうやら私の動きも止まってるんじゃないでしょうか。
 えっ!なんでそんなに落ち着いてるかですって!
 そりゃその時は心臓が飛び出るほどびっくりしましたよ。
 でも本当にびっくりするのはその後だったんです。

『情けない!』

(えっ!)

『情けなすぎる!』

 突然私の心に訴えかけるものがありました。

『お前は・・・』

(・・・・・・・?)

『お前は何をやっとるか!』

 とうとう私が錯乱したのかとお思いでしょうか今しばらく聞いてください。

『わしの顔に泥を塗りおって』

(誰?・・・・・・私?・・・・・・独り言?)

『何を錯乱しておる!だいたいお前は昔から・・・・・・・・・・・・』

 そこからとっくに忘れていた昔の事まで遡り説教が始まったのでした。

(独り言に説教される私はなんなの?)

『ばかもん!独り言じゃない。だいたいお前は昔から・・・・・・・・・・・』

 また説教が始まったのです。
 このままほっとくと話しが凄く長くなりそうなのでちょうど10歳の時の説教まで進んだところで聞いてみました。

(すいません。もの凄~く反省してます。謝っても謝りきれません)

『そのとおりじゃ!だいたいお前は昔から・・・・・・・・・・』

(あの~それでこれが独り言じゃないとするとあなた様はどちらさんで?)

『何を言っとる!お前の守護神に決まっているだろうが!そんな事も分からんのか!』

 分かるわけがない・・・・・・・・・・。

『わしは第25代宗右衛門都大路・・・・・・・・・・・・・・・・・・と言ってそれはそれはもの凄~く位の高い守護神なんじゃ』

(位の高い守護神?)

『そうだ!だから必然的にお前も位が高い。嬉しいだろ!はっ!はっ!はっ!』 

 全然嬉しくないですよね。
 何か良い事があったら別ですがそんなに今までも良い事なかったしおまけに現在痴漢にされているんですから。

(あの~嬉しいんですが今も見てのとおり冤罪で痴漢にされてますし私自身ぼろぼろなんですけど)

『あの女むかつくな!よりによってお前の事を痴漢扱いしおって。わしを痴漢扱いするのと同じ事だぞ』

(はぁ)

『はぁじゃない!あんな格下のやつが遥か格上のわしらを痴漢などと』

(あの~ひとつ質問があるんですが)

『なんじゃ?早く言え!辛気くさいな!だいたいお前は昔から・・・・・・・・』

(ああ!すいません!すいません!私が悪うございます。格上って?)

『当然わしらはあんな女より遥か位が高いんだから格上にきまっとろうが』

(格上?格上?)

『あんな格下女は喜んでけつを差し出すべきだろ』 

 ホント無茶苦茶言ってますね。でもこれが実は無茶苦茶じゃなかったんですよ。

(そんな無茶苦茶な!)

『無茶苦茶じゃない!今までさぼってた分を含め今日から本格的にお前を守るからな!これからは格上人生を歩むがいい』

(さぼってたって・・・・・・・・・)

 ともかくこの時から私の格上人生が始まりました。

「君の言いたい気持ちは分かりますが相手の女性もああ言ってますし・・・・・・・。」

 急に止まっていたものが動きだしましてちょっととまどったんですがなぜかこんな格下相手にいつまでも話してられるかという気持ちになっちゃたんですよ。

「でも本当にやってないんですよ」

「ええ!ですから先程から何回も言ってるように・・・・・・・・」

「格上の私の言う事が信じられないの?」

「あの女と私とどっちが格が上?」

「それは比べようがありません。あなた様でございますよね」

「当然だよね。ではあなたと私では?」

「それも比べようがありません。あなた様です」

「他のみなさんはどう思われます?」

「それは当然あなた様です」「もちろんあなた様だ!」「あなた様に決まっている!」

「流石みなさん分かってますよね。私はみなさんやあの女より格上です」

「格上だ!」「格上だ!」「格上だ!」

「私は絶対痴漢なんかやってないんです。格上の私が言うんだから間違いないです」

「間違いない!」「間違いない!」「間違いない!」

「ではなんで私はいつまでもここに居るんでしょ」

「冤罪だ!」「冤罪だ!」「冤罪だ!」

 それからだいたい10分くらいで解放されたんですが本当に身の潔白が証明されてよかったです。
 皆さんが安堵なされた様子が目に浮かぶようです。
 たしかに痴漢物のビデオなどをレンタルした事はありますがあんな事をやってみたいと思った事はありません。
 実際の現場を中途半端な距離から見て女性が嫌がる姿は見てみたいですが、実践するのはちょっとね。

 とにかく格上になったおかげで私は九死に一生を得ました。
 でも本当にその力を思いしるのは夜になってからでした。
 私は遂に強姦というものを見たのです。
 場所は私の家にほど近い小学校の裏手でここは夜になるとほとんど人通りもないところなんです。

「あら~!やられちゃってるよ」

 いつもの私ならば迷う事なく中途半端な位置に陣取り見物していたでしょう。
 でも格上となった私はなぜか分かりませんがあの時自信に満ちあふれ気がつくと2人の直ぐ前で立っていました。

「なんだ~お前は」

 いきなり怖いですね。もっと穏やかな表情は出来ないものでしょうかね。

「あっ!お楽しみのところすいません。もっと近くで見たかったもので」

 男なら当然の願望ですよね。

「ふざけるな!この野郎」

 私がふざけてるように見えますか?とんだ言いがかりですよね。

「私はただ激しいSEXというものを見たかっただけで他意はないんです」

 突然男は私に襲いかかってきました。今度は男を襲うつもりでしょうか?

「あっ!危ないです。格上の私を傷つけたらどうするんですか」

 男は急に動きを止め考え始めました。

「格上の私がずっと格下のあなた達のSEXを見てあげようと言うのだから本当は感謝しなきゃいけないでしょ」

「それは理にかなってますけど・・・」

「『けど』じゃないです。だいたい貴女もいけません」

 彼女は涙目で私を見つめました。

「はっ?」

「だいたいこんな暗い夜道をわざわざ歩こうというんだからそれなりの覚悟は出来てるはずです」

 さらに涙目になり心優しい私は少し彼女がかわいそうになってきました。

「まあ、この男があなたの好みに合わないから嫌がってるんでしょうが強姦なんて今時珍しく男らしい行為じゃないですか」

 更に涙目!みなさん私の事ひどいと思ってるでしょ。でもここからが私の優しさの見せ所です。

「本当はあなたは今日ラッキーなんです。凄くついてますよ。あなたもそう思ってるでしょ」

「えっ!」

「『えっ!』じゃないですよ。ずっと格上の私が言うんだから間違いないでしょ」

「それはそうですけど・・・・」

「あなたも『けど』とか言ってはいけません。凄く嬉しい事だからもっと喜ばなきゃいけないでしょ」

 その時の彼女の満面の笑みと潤んだ目を皆さんにも見せたかったです。

「あなたは彼に愛情すら感じているんです。夢に描いていた理想の人ですよ。さあ!彼にいっぱい愛してもらいましょう」

「はい!」

 彼女は喜んで彼に抱きついていきました。これで一つ犯罪が減ったわけです。
 強姦が見たかったのに愛ある青姦にしてしまうなんて本当に私優しいでしょ。
 ともかくこの時私は格上なんだなと自覚する事が出来たのです。
 さあ!今こそよく確かめもせず私を痴漢扱いしたあの女に謝罪してもらいましょう。

 ほらあの反対側の歩道を歩いているのが例の彼女です。
 きりりとした目によくとおった鼻筋そして妙に色っぽい口元、間違いなく彼女です。
 では早く道路を渡って彼女に声をかけてみましょう。
 どうやら帰宅途中でしょうか?それにしても弁当で夜をすましてしまおうとは少しずぼらですね。

「お久しぶり!」

 あら?少し彼女の顔がひきつってますよ。

「あ、あなたは」

「覚えてくれてました。感激だな」

 なかなか律儀なとこありますね。

「あなたがいい加減な事言うからあの後大変だったんですよ」

「だからいったいなんなんですか!」

 怖い顔しますね。でも美人がするとぞくぞくっとするものがあるから不思議ですね。

「いやあ、あなたひょっとしてまだ私を痴漢だと疑ってるんじゃないかと思いましてねそれをはらしたいんですよ」

「警察を呼びますよ」

「気の強い人ですね。普通なら『あなたに迷惑をかけてごめんなさい』とか言うんですけど」

 彼女は本当にここで大声を出しそうです。こんな街中で大声を出されてまた痴漢扱いされたらたまりませんね。

「とにかくあなたの家でゆっくりSEXでもしながら私の疑いをはらしましょう」

 流石に彼女びっくりして声が出ないみたいですね。

「さあ格上の私が言ってるんだから早くそうしましょう」

「えっ!」

「だからあなたと私では遙かに私の方が格が上でしょ」

「それはそうだけど」

「格上の私が言ってるんだから間違いないです。あなたの家に私をひっぱりこんでSEXでもすればすべて分かる事です」

「そうね!たしかにそれで分かるけど」

「そうでしょ。このままだったらお互いすっきりしないものがありますから白黒つけた方がいいんじゃないですか?」

「分かったわよ」

 あら!かなり怒ってるみたいです。しかもさっさと一人で歩きだすなんて常識がないですよね。

「ちょっと待ってよ。普通大事なお客様を家に招待する時は腕とか組んだりするでしょ」

「・・・・・・・・・・・・・。」

 かなり不服そうな表情ですが組んできましたね。

「それにもっと身体は密着させるでしょ」

 おっ!意外に大きな胸してますね。弾力があっていい感じですよ。

「顔もこっち向けるでしょ」

 うわ~凄く怒ってますね。でもこの目で睨み付けられるとびりびりっと電気が走ります。

「彼氏はいるの」

「いないわよ」

「えっ!こんな美人なのに!きっと何かにつけてきつすぎるんですよ・・・・・・

 さらに怖い顔になりましたね。でも本当に美人は得ですね。びりびりきますよ」

「絶対あなたは痴漢だわ!」

「すぐに分かる事ですよ。それよりどこまで歩くんですか?」

「このマンションよ」

 でかいマンションですね。私のぼろアパートとえらい違いです。

「生意気なマンションに住んでますね」

 お~怖い!怖い!睨まないでもいいじゃないですよね。

「さ~中に入って徹底的に解明するから」

 おっといきなり抱きついてキスですか!積極的ですね。

「んっ、んん~・・・・ちゅっぱ、ちゅっぱ・・・・・・・ちゅるちゅる」

 いやらしい舌使いですね。流石に私も興奮してきました。

「は~・・・・んふっ!どう?これでもあなた痴漢じゃないと言い張るの?」

「困ったな!今のキスぐらいじゃ私が冤罪だって言う事を証明しているようなもんですよ」

(しまったわ私とした事が)

「ではよく聞いてちょうだい。私は乳首が特に敏感なの。キスの時手を休めずに乳首とか責めなさい。それであなたの罪がはっきりするわ」

「分かりました。そこまで言うならそうしましょう。ただしあなたはいつもの倍感じるんですよ。格上の私が言うんだから絶対ですよ」

「分かったわよ」

「ぶちゅっ・・・・ちゅるちゅる・・・・・・・・んふっんふっ・・・・・・にゅる」

(あんっ!いきなりつまむなんて気持ちよすぎ)

さわっさわっ

(あんっ!下半身も責めるなんてやっぱり痴漢よ・・・・・・凄くいい~)

「ふ~とろけちゃいそう。やっぱり痴漢でしょ。白状しなさい」

「え~と?何か言葉が出かかっているんだけどなんだったかな?」

「それよ!早く思い出しなさい」

「君のオナニーでも見たら思いだすかもしれないんだけど」

「えっ?」

 彼女戸惑ってますね。さてどうするんでしょうか?

「やっぱり今のままでは私の冤罪は決まりですね。でもいったいなんだったんだろうな口から出かかっていたのは?」

(きぃ~悔しい!ようし見てらっしゃい。濃厚なオナニー見せつけて絶対白状させるわ)

「ようく見るのよ・・・・・ぱさぱさ」

 おっと、とうとう服を脱ぎ始めましたね。
 なかなかいいプロポーションで私も満足です。

「ちゅぱっ!ちゅぱっ!・・・・・・・・・・・は~ん・・・・・・・・・・・んっんっんん~・・・・・・・・・あん!あん!あん」

 股を開いて見せつけながらオナニーする姿は興奮しますね。

「あっ!あっ!あっ!・・・・・・・・いい!いい!いい!」

 なかなかオナニーも上手ですね。今すぐ飛びつきたくなりますよ。

「あなたはこんな事をして本当に私を痴漢扱い出来ると思ってるんですか?」

「あ~ん!・・・格上の・・・・・あんっあんっ・・・・・・あなたが・・・・・・・・んん~・・・・・・・言うんだから・・・・・・・・いく~・・・・・・・・間違いないでしょ」

「それは当然ですがもっと激しくしないと真実は見えてこないですよ」

「あぁぁぁぁぁんん!いくっ!いくっ!いくっ!私のいやらしいところをもっと見なさい!あっあっあっ!あ~んもう駄目~・・・・・・・ぴくぴく」

 あら?いっちゃたみたいですね。

「は~は~・・・・どう?思い出した?あなた絶対痴漢ね」

「そんな事言われても今はあなたが一人気持ちよかっただけだから分かりませんよ」

(しまったわ私とした事が!一人で楽しんでいたわ)

「今のは無しよ!早く私とSEXしなさい」

「それじゃ私の無実を晴らしますか」

「絶対白状させるわ」

「あっ!・・・・・んふん」

(いきなり私の弱点の乳首を責めるなんてやっぱり怪しいわ)

「あん!痺れちゃう!やっぱりあなた痴漢でしょ」

「れろ、れろ、ちゅぱ、ちゅぱ・・・・・すーぎりっ!」

(あ~ん!クリストリスも責めるなんてやっぱり痴・・・・・・漢・・・・・・・よ)

「どう気持ち良いでしょ。いつもの倍感じるんだよ」

「あ~ん!そ、そ、そんな事ないわ。気持ち良いわけないじゃない。絶対白状させてみせるわ」

「へ~気持ちよくないんだ!でも本当かな?じゃ今から正直に心の中に思った事全部言うんだよ。君は格下だから当然でしょ」

「あん!わかったわよ!・・・・・気持ち良い~!痺れちゃう~!早く!早く入れて欲しい~」

 まったく女というのは嘘つきですね。

「やっぱり気持ち良いんじゃない。嘘ばっかり言ってたら駄目ですよ。私を痴漢にしたてあげようとしたのもあなたの狂言でしょ」

「あんあん!・・・・・・違うわ!・・・・・確かに・・・あふぅん・・・・・・・私は痴漢されて・・・・・いい!・・・・・・・・後ろを振り向くと・・・・・そこよ!そこよ!・・・・・あなたがいたもの」

「後ろにいたからって私が犯人とは決まらないでしょ。ひょっとして君が痴女なんじゃない?」

「そんな事あるわけないじゃない・・・・あぁぁぁ」

「まっ!ちん@をいれたら分かる事だよね」

「そうよ!それではっきりするわ」

ズボッ・・グイッ・・・・ギシッギシッギシッ

「ああん!素敵!いいわ!とってもいいわ!身体中が熱いの」

 いよいよ真実が分かりますね。

「もっと激しくして!無茶苦茶にして~」

「はい!ご要望どおり」

ギシッギシッギシッギシッギシッギシッギシッギシッ

「あああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!最高よ!もう駄目!頂戴!頂戴!あなたの濃いのをいっぱい頂戴」

「では」

どびゆー・・・・ぴくぴく・・・・・・・・・・・・・ひくっひくっ

「いつまでも失神している場合じゃないですよ」

「あ~もうこんな時間!気持ちよかった」

「やっぱり私冤罪のような気がするんですけど」

「えっ!これだけしたのに分からないの?あなたは絶対痴漢よ」

「そんな事言われてもね。今日一日じゃなかなか分からないから」

「それもそうね。きっといつの日かあなたを白状させてみせるわ」

 女の執念は怖いですね。
 あら?チャイムが鳴りましたね。

「ん?お客?友達?」

「ええ!そうよ!今晩良子と会う約束してたから」

 ひょっとして両手に花でしょうか?
 今日はとことんついてますね。

「早く着替えて!格下なんだからさっさとするんだよ」

 マッハのスピードですね。

「は~い!今行くね」

ガチャッ!

「ごめん待たして!早く上がって」

「あれ?彼氏?私お邪魔だったかな」

 うわ~不細工ですね。今日の一日が台無しになりそうです。

「いえいえ!私達はそんなんじゃないですよ」

「え~本当?じゃあ私彼女になっちゃおうかな?」

 なんでしょうかこの女は!
 ここは早く逃げるべきですよね。

「あつ!すいません。私これで失礼さしていただきます」

「え~もう帰るの?駄目よ」

 ますますおかしいですね。

「ごめんなさいね。ゆっくりしていきたかったんですが約束があるので失礼さしていただきます」

「絶対行っちゃ駄目よ!なんたって私の方が格上なんだから」

< 終 >

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