エロいと楽しい 第一話

第一話:ユキエ、サトミ、アキ

 学部時代のサークルの飲み会があるので、池袋に行く。人数は俺―ケン―を含めて6人。みんな気の良いやつらだ。男が2人混じっているが気にしない。アオイやマヤとの関係で、男に見られながらヤルのには慣れたしな。

 フクロウの像のある待ち合わせ場所で集まり始めた段階で、もう結構盛り上がってしまう。久しぶりだからな。今回の飲み会の趣旨は「地方に就職したサトミとユキエが東京に帰ってきたので、一緒に飲もう」というもの。シンプルだ。

 このメンバーだと、一応、俺が先輩ということになるが、率先して場所の予約を担当した。普通の居酒屋だが、暗めでテーブルがほぼ個室なところだ。店員がテーブルに来たとき以外、他人に見られる心配はない。壁は薄いし、個室に扉はないから、あまり大声で変なこと言うわけにもいかないけどな。

 みんなでドリンクの注文をすませた後、さらっと頭をいじる。男二人、シンゴとユウキは状況を不思議に思わず受け入れるように、秘密を守るように、また俺が許可を出すまでは手を出さないように、そして事態を素直に楽しめるようにしてやる。

 女三人はいつも通りの調査と改変だ。アキには性体験が数回しかなく、それも毎回ちゃんとゴムを使っていたということが分かったので、中出しすることを決める。

 いじり終わったら、すぐ「女の子の胸とかいじってエロエロしたから」という理由で、廊下から(比較的)見にくい位置に俺と女の子たちが移動し、男二人は(比較的)店員に対応しやすい席に座らせる。俺の左にはサトミ。右にはユキエとアキだ。

ユキエ

 まずは右に座らせたユキエを後ろから抱きしめながら、服の上から胸を揉んでイチャイチャする。

「ヤダー、ケンさん、そんなに胸触りたいんですか」
「ユキエちゃん、思ったより胸あるね~、ちっちゃくてスレンダーだから、胸ないのかな、とか思っていたけれど」

 ユキエはサークルでも一番の美人と評判だった女の子だ。とても頭が良いけれど、話しかけにくいクールビューティーとの評判。そのせいか男同士の飲みで「サークルの誰かと一回寝れるなら、誰にする?」みたいな話をすると、ユキエがいつも一番にきていた。近寄りがたい高嶺の花と思われていたらしくて。話してみると結構普通だったりするのだけどね。

「『思ったより』は余計ですよ!」
「ゴメン、ゴメン。ねえ、彼氏にはユキエちゃんの胸のことをどういってくれてるの」
「そういうこと口に出して話したりしないんですよ…気を使ってくれているんだと思うんですけど。でも、彼、あまり胸を責めてくれないんですよ…ちっちゃい胸だと燃えないのかなぁ」

 こんなことをしている間も、一応まわりの人は楽しそうに近況報告とかして盛り上がっている。

「ちっちゃくないって。ユキエちゃん、ブラ外してシャツを少したくし上げてよ。直接揉みたいから」
「ケンさん、ストレートですね。でも、それ良いですよ。彼氏とか、超まどろっこしくて」

 ユキエが外したブラは、ユウキに放ってやる。

「ユウキ、それやるよ。ユキエのブラだったら、ヌきネタに使えるだろう」
「あ、ありがとうっす」
「ちょっと、ケンさん!私のブラ勝手にあげないでよ!」

 うるさいな。ユキエの胸を両手でつかんで、思いっきりこねる。

「キャッ!」
「どうしたら、一番気持ちいい?こういう風に、乳首をつねるのは?」
「それ、ちょっと痛いです。指で乳首を転がしてくれた方が…」
「分かった。あのさ、気持ちよくしてやるから、ブラみたいな細かいこと気にすんな」
「はい…」
「どうしたら気持ちよくなるか、自分から積極的に言うんだぞ。気持ちよくなりたいだろ?」
「はい…」

 そのまま、ユキエの指示を受けながら、じっくりとユキエの胸を責める。店員がお酒を持ってきたときだけ、ユキエにシャツを下げさせたけれど、後ろから抱きしめるのは止めなかった。だって、抱きしめているのは気持ちいいのだもの。

 でまあ、ユキエの胸を責めつつも世間話に花を咲かせる。サークルOBの誰それがうざかったとか、そういうレベルの話。

 そのうち乳首も固くなってきて、声の調子からもユキエがだんだん出来上がってきたのが分かったので、聞いてやる。

「いい声出してるね。下の方も濡れてきた感じ?」
「そうかもしれません…」
「ちょっと見せてよ」

 ちなみに、俺は自分の顎をユキエの右肩に預けている状態。

「あ、脱ぎますね」
「ここで脱いだら面倒だろ」

 左手で、スカートとパンツを一緒に前に引っ張る。すると、愛液で濡れたユキエのヴァギナに店の照明が反射してけっこうキレイにキラキラ光っている。

「すっごーい。きれいじゃない。丁寧に刈り込んであるし」

 いつの間にかアキが覗き込んでいて、感想までいってきた。

「うわ、アキがこういうの見たがるとは思わなかった」とユキエがいうのに合わせて、私も「人の濡れたヴァギナを見る機会って少ないんじゃないの。女の子がさ」と聞いてみると「そうですね~。私、前彼とのセックスは暗いところでやってましたし、オナニーも電気消してやりますから、自分のもこういう状態のは見たことないですよ」だと。

 サトミまで「えっ、私も見せてくださいよ」と、覗き込んでくるし。

 俺たちも見たいです、という男子陣の声は無視して、ユキエに「ほら、こういう風にヴァギナを俺に見せつけるようにしてろ。いじってやるから」と、左手でスカートとショーツを持たせる。こんなことしたら、スカートもショーツも延びてしまいそうだが…細かいことだな。

 やっぱり、何が気持ちいいか喋らせながら、左手でユキエのヴァギナをいじる。クリトリスは敏感すぎるらしくて、最初は触らないで欲しいとのことなので、指で中をいじる方向でしばらく責めてみる。

 最初はヴァギナをいじってユキエの反応を見るだけで楽しかったが、一方的に奉仕するのもちょっと飽きてくる…。店員が食事を運んできて、ユキエを責めるのも小休止したので、店員が出て行ったのに合わせてサトミの肩を叩いて頼んでみる。

「サトミ、ちょっと俺のペニスをとりだして、手コキしてくれよ。ユキエをいじっていたら、出したくなった」
「あ、ハイハイ、すぐしますね」
「話しながらでいいからさ。でも、丁寧に、エロくね」

 といいつつ、俺はユキエの胸とヴァギナをまたいじりはじめる。

「ハイハイ、任せてください…ウワー、固くなってますね。バックル外しますね、じゃないとケンさんのペニスを外に出せそうにないです」

 サトミは顔は結構かわいいと思うのだけれど、ちょっとポッチャリなのがいけなかったのかサークルの「一回ヤリたい女」ランキングにはあまり出なかったのだけれど、人当たりが良くて、嫌みにならない程度に世話焼きだから、男女問わず好かれていた。

 実はサトミには一時期惚れていたんだよね。そのときはサトミに彼氏がいたから、アプローチは結局しなかったんだけど。サトミが別れたと聞いたときにはもう俺に彼女がいたし。というわけで、サトミに手コキさせるというのはユキエを責めるのとは別の意味で特別な感慨がある。

「サトミ、いいよ、その感じ。すごく気持ちいい」
「そうですか。もうちょっと激しくやりますか」
「いや、それはちょっと待って」

 自分が盛り上がってきたので、ユキエにキスをする。舌を入れると、当然のように絡め返してくる。ユキエの口と舌を堪能し終わると、ユキエの耳に小さな声で、

「そろそろクリちゃん責めるから、遠慮なくイっちゃってね」といってやる。

「やさしく、やさしくお願いします。すぐ痛くなっちゃうんで」

 と、真剣な目で言われるので、本当に「そーっ」と親指でいじってやる。

「アァッ!」
「いい感じ?」
「もっと、もっとやさしくお願いします」

 面倒くさいなぁ、ユキエのクリちゃんは。もう少しゆっくりいじってやると「そんな感じがいいです。すぐイっちゃえそう」と耳元でささやいてくれるので、こっちはサトミに「もう少し激しくして」と頼む。「ハイハイ。すぐ出させてあげますよ」という心強い返事。

 「声押さえてね。まわりに聞かれると面倒くさいから」とユキエにささやいてから1分もせずに、俺もユキエもイっていた。

サトミ

 俺のペニスの汚れはサトミがウェットティッシュで奇麗にしてくれた。自分とユキエも雑談に戻る。サトミは俺のペニスをコキながらも、残り3人の話の話にちゃんと相づちを打っていたみたいだ。昔っから複数の事務を同時処理する能力はすごかったが。ユキエはイった後にすぐ飲んでるけれど大丈夫なのか。自分はヤった後に酒飲むとすごい回るんだが。

 ユウキの就職がまだ決まらないので、就職決まった組がいろいろアドバイスして、俺も「いっそ院にくれば。お前、実験とか結構好きだったじゃん」とか適当なこと言ってみる。

 で、食うもん食って腹ごしらえすると、また遊びたくなってきた。

「サトミ、そのウーロンハイ、口移しで飲ませてよ。色っぽい感じで」
「あ、ハイハイ。いいですよ」

 サトミがウーロンハイを口に含むと、唇を絡ませながら移してくれる。これ、楽しいけれど…気をつけないとムセるな。

 ついそのまま、キスを続けながら抱きしめてしまう。右手をサトミの尻にまわすと、柔らかそうなのが服の上からも伝わってくる。学部のときから、サトミのお尻は楽しそうだと思っていたんだよな~。

「サトミの中に入れたくなった。ショーツ脱いでよ」
「あ、ハイハイ。するんですね。ちょっと待ってくださいねぇ」

 座りながら、器用にショーツを脱ぐ。純白で、かわいいレースがついている。

「シンゴ、サトミのショーツ欲しいか?」
「あ、それは結構欲しいです」

 ほれ、と投げてやる。

「あの、それ、今晩彼氏の家に泊まるのでせっかく履いてきた勝負パンツなんですけど!」
「いいじゃん。彼氏に会ったら、すぐスカートに手を入れさせてさ、『あなたとすぐにしたかったから、ショーツ履かずにきちゃった』みたいな適当なこと言えば。勝負パンツよりも勝負ノーパンの方がウケるって」
「あ、そうですね、ケンさん賢い。えへへ、彼氏と1ヶ月会ってないんで、喜ばしてあげたかったんですけどね。それでもいいや」

 なんぞといいつつ、サトミは俺のズボンからまたペニスを取り出す。積極的なのは良いことだ。

「どういう体勢でやります?バックルだけじゃなくてベルトもとっちゃったほうが良いですかね」
「ああ、ズボンは自分で下げるよ。俺の膝の上にまたがってこっち向いて」
「あ、ハイハイ」

 ズボンを下げると、ちょこん、とサトミが俺の膝の上に座ってこっちを向く。二人の間に俺の半勃ちのペニスが、ちょこん、とある。

「ペニちゃん、まだちょっと元気足りないですね~。ちょっとキスしましょうか」

 と言ってきたので、またディープなキスをする。さっきのキスだけじゃ勃たなかったんだから、それじゃ足らんだろ、と思っていたら手でもペニスをしごいてくれて、すぐガチガチになる。

 口を離して「ゴムはめて、自分から入れて」と、財布から出したコンドームを渡すと「あ、ハイハイ」と言いながら、クルクルっとはめてくれる。

 そして、サトミは腰を上げると、俺のペニスをつかんで自分の中に誘導して、スルっと根元まで呑み込んでしまう。

「あは、全部入っちゃいました」サトミが俺を抱きしめながら言う。「私けっこう濡れるの遅いんですよ。なかなか濡れなくて、彼にクンニ頼むことも多いんです。でもケンさんが入れたいって言ったら、すぐジュワって濡れちゃった」

 そりゃ、そういうふうに頭をいじったからな。そこらへんが気になっているようなら、もうちょっといじらなくちゃいけないかもしれない。

「なぜ、そうなるのか気になる?」

 冷静に調査をしつつも、俺の手はサトミのスカートの中に入って、サトミの尻をもてあそぶ。うわ、やっぱり柔らかくて楽しい!

「イエイエ。ケンさんとするときはそうなる、ってだけじゃないですか?人に言っても分かってもらえない気がするから、言いませんけれど。でも、すぐ濡れてすぐに奥まで満たしてもらえるのも楽しいな♪って思って」

 よし、模範解答だ。

「俺さ、サトミの尻いじりたいからさ、腰の動きはサトミがやってくれる?」
「ハイハイ、いいですよ~」

 …うわ、気持ちいい。腰の上げ下げのときに微妙にひねりを加えてくるのがいやらしい。俺は両手で尻の柔らかさを堪能しつつ、ペニスへの刺激をゆっくり堪能することにする。

 サトミの顔も火照っていて、出し入れを繰り返すほど真剣になってくる。押し込む力も段々と強くなってくる。

「ケンさん、サトミのお尻いいですか?」
「いいよ~。すっげー柔らかい」

「そうですか~」かなり嬉しそうだ。そして、「もっと、キスしたいです」と頭を傾けてくる。舌を絡ませながらも、腰をねじ込ませてくるを止めない…こいつの体、すごく柔軟だな。

「サトミ、もうイくわ」
「ハイハイ。でも、キスやめないでください」

 …本当に、キスが好きだな、こいつ。なんぞと思いつつ、サトミの歯の形を探っているうちに、射精する。

「ごめんな、先にイっちゃって」
「イエイエ。私、イきにくいっていうかイったことないんで、気にしないでください」
「そうなの?」
「でも、イかなくたってエッチは興奮しますし、楽しいですよ。男の人すごく可愛くなりますし。ケンさんもすごく可愛かったですよ」
「そっか。それなら良いんだけど」

 サトミは立って自分のヴァギナから俺のペニスを抜くと、さっきまでと同じように左に座る。頼まなくてもコンドームの処理やペニスの掃除までしてくれるのは、さすが世話焼きと評されるだけある。

アキ

 俺とサトミがそんなことしている間、他の4人は映画の話で盛り上がっていたようだ。シンゴとアキが邦画好きなのに対して、ユウキとユキエはさほどでもないらしくて、シンゴとアキに邦画の魅力について説得…というか説教されているみたい。酒が入っているせいか、変な盛り上がりだな。

「まあ、まあ、アキ。邦画の魅力を語るのは、俺にハメられながらにしてくれ。スカートとショーツ脱いでからこっち来い」
「フフフ、ケンさんいきなりエロすぎますよ」

 といいつつ、アキは素直に脱ぎ始める。おお、アキのショーツもゲットか、と盛り上がりかける男性陣を「ダメだ、アキの場合は蓋が必要だから」となだめる。ユキエの足を踏まないように、慎重に足をすすめてくるアキの股間は…けっこう毛深い。

「みんなの方見ながら俺の前に立ってよ」「フフフ、何でですか」「いいから、いいから」

 俺も立ち上がると、アキのシャツを巻き上げる。席とテーブルの間が狭い中でアキと俺が前後に立つと、けっこうきついんだけれどね。

「みなさま、アキさんは巨乳という定評があるところですが、実際どんなもんだか、ちゃんとみてみることにしましょうかねぇ」

 冗談っぽく言いつつ、ブラまであらわにすると、「ほー」という感心の声が上がる。やっぱり大きい。そして、後ろからブラを外してポロっと出てきた乳房は…

「うわー」「すごっ」「だよねー♪」「…」

 更に大きく見える。アキの場合、ブラで「寄せてあげて」するより、むしろブラでいくらか押さえている感じなのかな。服の上からでも明らかな巨乳だから、サークルの「一回ヤリたい女」ランキングでは2位近辺を争っていた。

「アキ、合宿のお風呂で見たときよりも、一回り大きくなっていない?」と悔しそうに聞くのはユキエ。「えっ、そんなことないですよね?!これ以上大きくなっても困っちゃうんですけど!」

 おお、けっこう慌てて気にしている。ユキエとは逆のコンプレックスがあるみたいだな。ちなみに、下半身も裸で、股間のヘアもきっちり見えていることには突っ込みがこない。俺が話を振らないからな。

 アキの胸の話で盛り上がっているそばで、俺はまたズボンをズリ下げ、バックからアキのヴァギナにペニスを擦り付ける。皆にも俺の固いペニスが丸見えな訳だが、そこにも突っ込みはこない。

 ヴァギナがグチュグチュに濡れてきたのが感じられたので、アキの股を少し広げさせて、俺のペニスをアキのヴァギアに入れつつ、アキを俺の上に座らせる。すぐに根元まで入ったが、けっこうキツいな。

「あ、ドリンク来ましたよ」とユウキが声をかけるので慌ててアキのシャツを下ろす。「モスコミュールの人!」「はーい」なんぞと言いつつ、みんなに酒を配分する。俺も中ジョッキを受け取る。

 一応、店員からは、アキが俺の上に座っていることしか分からないはずだ。スカートを履いていないのはテーブルに隠されて見えないはずだし、まさか俺にハメられているとは思うまい。せいぜい、女の子がちょっと羽目を外して、ノリで男の子の上に座っているくらいにしかに見えないはずだ。

「今、結構ギリギリでしたよね。ケンさんがアキにハメ込んでいる途中とか見られたら、どうしようかと思いましたよ。端から見るとけっこうグロかったですからね」

 店員が去ったあと、シンゴがおどけたように言うと、ユウキやサトミも笑うし、ユキエなんか(そうそう)と言う感じで頷く。
 
「みんな、私の胸の話ばっかりしてるから、下の方は見てないかと思ったのに、しっかり見てたんじゃないですか!ひどーい」

 俺もちょっと意外だった。冗談半分ではあるだろうが、「グロい」とかいう評価をできるほど、認識しているとは思っていなかった。俺のいじり方だと、俺が他人とエロくしているときの反応は読みにくかったりするのだよな。この分だと研究室の皆もけっこう俺とアオイのエロを観察して、色々感想を感じているのかもしれないな…まあ、些細なことだからどうでも良いけれど。

「まあ、いいじゃないか。みんなエロいことには興味津々なお年頃なんだし」
「フフフ、そうですね」

 不機嫌がこれでコロッと治るのはいじったからというのに加えて、アキの自前の性格の明るさもあるんだろうな。

 その後、下からシャツの中に手を入れてアキの胸を後ろからいじったり、首筋を嘗めたりキスしたりするが、アキが邦画の魅力に関する説教を続けるのは止めない。ときには、「邦画って字幕がない他は韓国映画と別に違わなくね?」なぞと言って、アキをわざと怒らせたり。

 シンゴもそれなりに語るし、ユキエやトモミにユウキだって自分の見た邦画(ユウキは怪獣映画がほとんどのようだが)と洋画の感想くらいは言える。そういうときはアキのクリトリスをいじったり、腰を少し動かして、ペニスを動かしてやったりもする。でも、強くは責めない。繋がりっぱなしで他人も交えてくだらない話をする状態を心から楽しむ。

 でも、飲み放題のラストオーダーを注文したら、そうゆっくりもしていられない。俺は腰をズン、ズンと突き上げ始める。

「キャ、ア、イイです。そこ、ア、」

 入れっぱなしの状態を続けていたからすでに高まっていたのか、かなり感じてくれているようだ。「アキのなかに出すからね、出していいよね」と確認すると、もちろんオーケーの返事がある。

 俺がアキの中に出しはじめると、アキもすぐに続いた。アキの体が震えたと思うと、膣がギュっとしまって、射精中の敏感なペニスを締め付ける。そのせいで、射精の感覚が長引いて、いつもの倍は出したような気になってくる。

「ねえ、出されるの気持ちよかった?出したらすぐイったみたいだけれど」

 一緒にイって、俺もアキもけっこう息切れしたので、落ち着いてから聞いてみる。

「フフフ、ケンさんのですね、セーエキがですね、ゆっくり広がっていく感じがして、すごく暖かくて、気持ちよかったです。クセになっちゃいそうです」

「そう?」そんな嬉しいことを言ってくれる子にはほっぺにキスをしてやる。「アキの中もすごい気持ちよかったよ。特にアキがイったときに締め付けてくるのがすごかった」

 そういう俺たちを聞きとがめて、シンゴがからかってくる。

「そんなに相性いいんなら、つきあっちゃえばいいんじゃないですか?」

『それは、ない』

 俺とアキの声がハモってしまって、場が爆笑の渦に包まれる。

 爆笑が収まると、サトミに俺のペニスをまた奇麗にしてもらう。(世話好きなこいつはウェットテッシュも2つもっていた。精液入りのコンドームとかどこで処分するつもりなんだろう?わざわざ聞かないけど)アキには精液もついた股間の上にそのままショーツをつけさせ、スカートやブラを普通につけさせる。

 俺の飲み代はエロいことをしてやった女の子たちに払わせてやっても良かったんだが、今回は普通に割り勘にする。今日は2次会は無いとのことなので、皆にさよならをして、一人暮らしの自分のアパートへ。

 今日は収穫が大きかった。サトミはやたら上手だったし、ユキエは感度が良かったし、いじめると口数が減って可愛かった。会う機会は少ないけれど、次に会えるときにはどちらもちゃんと検査をすませてくれてるだろうから、遠慮なく中出しして、さらに楽しもう。

 …アキは中出しがとても気持ちよかったから、家に連れて帰って続けようとも思ったのだけれど、アキに少し惚れてしまいそうな気もしたから今晩はやめた。シンゴが変なこと言うのがいけない。変に意識してしまう。頭をいじった女の子が喜んでセックスしてくれて、楽しんでくれるのは恋愛感情とは関係がない。混同しないようにしないと、自分を傷つけてしまう。

 アキに関しては、俺の精液を抱えたまま家に帰っていくところを想像して楽しむことで我慢しよう。明日も、俺の精力を使う相手はいっぱいいるのだし。

< つづく >

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