第十九話 カエデ
■女性登場人物振り返り
アユム
アオイの妹。大学2年生で、イジったときは処女だった。アオイほどではないが大きな胸の持ち主。
第15話で初登場。ケンのことを慕う(義)妹として、お姉さんたちと同じく、ケンが好きにエッチできることになった。
第18話にエッチシーンあり。
カエデ
アオイの姉で世界的なモデル。180cmごえの長身にアオイよりも大きい巨乳の持ち主。
第15話で初登場して、エッチシーンあり。ケンのことを甘やかす(義)姉になり、妹たちや母と同じく、ケンが好きにエッチできることになった。排卵日にはケンとの中出しセックスを求めて性的に発情するようにしてある。
ユミ
ケンの妻その1。ケンと同じ大学院の院生。ケンの子を妊娠中。
ケンが二人目に頭をいじった女性で、手足のほっそりした美人。胸はほぼないが、お尻は健康的。
他の子のいじり方に加えて、「ケンがユミに対して性的に興奮したり、ケンにエッチなことをされると強い愛情を感じる」「ケンのペニスを5割ほど大きく誤認し、奥に入れられれば入れられる(と認識する)ほど感じる」という修正が加えられている。第2話、第3話、第8話、第10話、第12話、第15話にエッチシーンあり。
カエデ
朝起きると横に素っ裸のアユムちゃんが寝ていた。おかげで、今日はアオイの結婚式で、昨晩から結婚式が開かれるホテルにアユムと泊まり込んでイチャエロしていたのを思い出した。処女をもらった日の後も3回ほどデートしてエッチにはだいぶ慣れてきていたのので、昨晩は初めての中イキもさせてあげられた。
とりあえずアユムの脚の間に手を伸ばしてイジると、すぐ濡れてくる。イジっているのが俺であるはずだと脳が認識しているのだろう。Gスポットを刺激して起こしてあげようと指を入れようとしたそのとき、スマホのメッセージ通知が連続で鳴る。カエデお姉さんからだ。
「成田で体温測ったら今日排卵日みたい」
「ケンくんの一番濃いのが欲しいから、今朝はアユムとしちゃだめだからね!」
「アユムにも送っておくから、こっそりエッチするのもダメだからね!」
「今日はスケジュールギリギリだけど、なんとかエッチする時間作るからね★」
「あー、お姉ちゃん、ケン君とエッチするの楽しみすぎでドキドキする!」
続いてアユムの携帯の通知も鳴り、「あ、お姉ちゃん……」と言いながらチェックしている。どうやら朝エッチは難しそうだ。
アオイとタカシの結婚式は人前式スタイルだった。人前式ははじめてだけど、なかなかいいね。アオイの腹はまだ目立たないけど、注意深く見れば妊娠してるかな、というのは見てとれるし、そのお腹の中にいる子が自分のものだと思えば、感慨もひとしおである。
カエデさんは結婚式と披露宴の間で一発できないかともメッセージで提案しきたけど、ユミと落ち合わなきゃいけないからダメ、と断ってある。お楽しみはもうちょっと後でね。
そろそろホテルにつきそうだとユミのお母さんから連絡があったので、車止めまでユミを迎えに行く。アオイとヨミは研究室が違うので直接の接点はそこまである訳ではない。けれど、同じ研究科の同期ではある、誘うなら普通は夫婦一緒だよね、ということでユミも俺と一緒に披露宴に招待されている。正確にはユミは結婚式にも招待されていたんだけど「準備の時間考えたら、そんなに早く起きれない」というユミの判断で、ユミは披露宴から参加することになった。
「お義父さん、運転お疲れ様です」
車止めに止まったベンツの運転席に向かって声をかける。
「ケンくん、今日はユミは調子がいいみたいだけど、無理しすぎないようにみてやってくれよ」
「もちろんです」
ユミのお父さんは、普段はジャガーに乗っているのだけど、ユミの妊娠を知ってすぐ、乗り心地が良くて安全性が高いからとベンツを買い足した。一人娘のユミにとにかく甘いのである。
ドアを開けて、お腹がだいぶ大きくなってきた妻をエスコートする。
「おっ、ピンクにしたんだ」
「うーん、マタニティドレスだとサイズ合うのの選択肢が少なくてさ」
まあ、嘘だろう。準備時間もあったし、自分がピンクを着たくて選んだに決まっている。まあ、アオイのドレスは純白にしたと聞いていているし、色かぶりの問題はないだろう。新婦が白いドレスというのは、ユミにも言っておいたし。
「ユミ、凄いキレイだよ。最高に似合ってる」
ほっぺにチュウをしてあげると、
「ん。」の返事。ユミのこの「ん。」は「私のキレイさを褒めるという当然の義務を果たしたのは聞き取ってあげたよ」位の意味である。
「お義母さんもお疲れ様です。それじゃ、いこうか?」
腕を出して、ユミに腕を絡めてもらい、ホテル内の待合室に向かう。
「そういえば、お母さんとはどれくらいエッチした?」
「1回だけだよ。ほら、ユミの実家にいってお義父さんに紹介してもらった日」
「卵子残っているうちにもっとエッチしといた方がいいんじゃないの?」
ユミのこの発言は狂っているように思うかもしれないが、それなりの経緯がある。
まず、こないだからユミのつわりが重くなって、エッチなことを気持ち悪がるようになった。頭を弄ってあるから押せばエッチできるし、無理矢理でもヤれば愛情を感じてはくれるんだけど、エッチの最中に「ちょっと吐き気がしてきた」とか言われるとさすがに萎えるので、エッチなことはしばらく控えることにしたわけだ。
そうしてしばらくすると、他の人とのエッチに時間を割いて自分を構ってくれないと文句を言いはじめた。それなりに時間は使っているつもりだし、もう1人妻もいて、他の女性ともたくさんエッチをするからたとえ「正妻」でも俺の時間を独占できないのは納得してもらっているはずなのに、スネられてしまった。
そこで、もうちょっと頭をイジって、俺が他の女に無責任中出しをして孕ませることに誇りを感じて、ユミのプライドが満足されるようにした。
今のユミの脳内序列は、
4. ケンに選ばれてセックスできた女性
3. ケンとセックスできて孕めた女性
2. どんな女とでも孕ませセックスできる優れた雄であるケン
1. そのケンに最初に孕まされるだけでなく「正妻」に選ばれて一番愛されている自分
となっている。
俺が他の女とセックスしたり孕ませたりすると、ピラミッドの裾野が大きくなった分、自分の格が上がったと感じて満足するのだ。
予想外だったのは、ユミが自分の母親についてもマウントに組込みたがって、母をこの序列の中で「ケンとセックスできた有象無象の女よりは孕んだ分上だが、自分よりは下」の位置に置きたがったことだ。
ユミのお母さんはアキやアオイと違って、ユミを産んだのが20代後半で、すでにアラフィフである。年齢にしては見た目を保っているとはいえ顔と体の劣化はあるし、そんなに頻繁にセックスしたい相手ではない。というか、ユミやお父さんの目の前で奉仕させるシチュエーションで興奮したから抱けたというところで、まだ閉経してないからといってわざわざ抱くつもりはない。
ので、声を低めて回答する。
「正直さ、僕たちの子どもが生まれた後、どれだけ生ハメセックスを我慢できるかは自信ないんだよね。ユミをデカチンでヒイヒイいわせてイかせまくるのを我慢するのはとてもつらい」
「んん?」
「僕たちが子だくさんになるのは目に見えているから、お義母さんには僕の子を孕んでもらうよりユミの子をなるべくたくさんベビーシッターしてもらう方が嬉しいかな」
「むー。まあ、ケンがそう言うならいいけど」
いいんかい。
披露宴の中で新郎新婦に挨拶に行くときに、ユミから遠回しな“アオイもお腹大きくなってるけどまだ私ほどじゃないよね”=“私の方が先にケンに孕ませられてるから偉いんだからね”マウントが行われたが、アオイは軽くいなした。
そして、席に戻るとカエデさんからメッセージが来ていた。
「アオイがお色直しで席外したら、ケンくんもすぐ移動してね。902号室!」
「は~い」
こちらとしてもカエデさんとエッチはしたいんだよ。
カエデさんの予約していた902号室(アユムちゃんと泊まっていた901号室の隣だ)で、ダブルベッドで横並びに座ってから、カエデさんとキスしようとしたら、
「今日はキスはダメ。お化粧直している時間ないから」
と、断わられてしまった。
「じゃあ、お姉さんのおっぱい見せてよ」
「いいよー」
カエデさんは、さっと肩紐降ろして腕を抜いて、ブラもさっくり抜いでしまう。ぽろん、とアオイを超える巨乳が出てくるのだから、俺は大興奮である。
「でかい! きれい!」
「その順番かぁ」
「でもお姉さんブラしないんじゃなかったっけ?」
「ドレスの都合でブラしなきゃいけないときもあるんです」と説明してくれるが、俺はまともに聞いていない。
「エッロいわぁ」と言いながら、口を遠慮な乳首に寄せてレロレロと舐める。
「ちょっと、それ、くすぐったいってば」
「じゃあ、どう舐めなられるのが好き?」
「もっと舌の腹を使って広めに…… そうそう、それキモチいい」
カエデさんが美巨乳なだけでなくて、胸でも感じられる人だったとはラッキーだ。しかも自分の性感を分かっていて教えてくれるのは凄くありがたい。
「舐めるだけじゃなくて、少し吸って…… うん、それイイ」
指示に従っていると乳首もきっちり勃起してくる。
「ケンくん、エッチなこと上手なんだね」
指示に従っているだけだけど、誉められて悪い気はしない。
続けてもう一つの乳首も感じさせてあげていると、カエデさんが俺の股間に手を伸ばしてまさぐってきた。
「ねえ、あまり時間ないから、中にね、しよう? ね?」
新婦の姉として綺麗めではあるものの華美さを抑えたドレスを胸をはだけ、ショーツを抜いだ股間もスカートをたぐり上げたM字開脚で晒し、弟の俺の挿入を待っている。
(ボン、キュッ、キュッ、なボティなせいで、そもそもドレスをちゃんと着ててもセクシーになってしまうのは避けられてなかったけど)
同じく下半身だけ裸になった俺も準備万端である。
「お姉さん、こないだ触ったときももしかしてと思ったんだけど、下の毛ないんだね。剃ってるの?」
「うん、アメリカの方だとモデル仲間みんな剃ってるから一緒にブラジリアンワックス行ってるよ。衛生的だし、エッチでしょ?」
「うん、エッチだし、お姉さんに似合っている」
アユムちゃんが剃ってたら興醒めだけど、エロいカエデさんにはツルツルのヴァギナも似合う。
ペニスを侵入させていくと「これ、これ」とお姉ちゃんが喜ぶ。「排卵日だと分かってからこれが欲しくてたまらなかったの」
「そんなに弟の子どもが欲しいの?」
「そんなんじゃないって、ただ女の子のリズムで興奮しているだけで」
「じゃあ、外に出してもいい?」
「ダメ。そんな萎えること言うとお姉ちゃん怒るよ?!」
「やっぱり、僕の子欲しいんじゃん」
「むうぅ。あまりお姉さんをからうものじゃありません」
「少なくとも、お姉さんの体は僕の子欲しがってるよね」
ペニスを奥まで入れきった。このエロい姉は、なかなか入れ心地がいい。
「まあ、それはあるかも。動かすのはゆっくりでお願い」
「はいはい」ゆっくりと抜きはじめると
「もっとゆっくり」と要求がくる。
「これくらい」
「もうちょっと…… そう、それくらいがいい!」
「ンン…… イイ…… これイイ……」
「そんなにいいの?」
カエデさんに何度も指示されて、ご希望のペースは維持できるようになっている。
「挿入のキモチよさっ…… だと…… イチバン、かもっ…… ンンン!」
「何回か軽くイっちゃってるでしょ」
「うんっ! イってっ、るっ!」
素直でかわいい。
「お姉ちゃんの中、気持いいし、僕もそろそろイきたいんだけど、このスピードだとイききれなそう」
「じゃっ、もう、ケンくんのっっ、ペースでもっっ、いいから」
「いや、このペースでもお姉さんが煽ってくれたら、イけると思う」
「あおっ、る?」
「カエデお姉さん、アオイを孕ませたペニスで排卵日マンコにこのまま中出して、孕ませていいんですよね?」
「もちろっんっ。堺家の女は、ケン、君、がいくらでもっっ、ンン、孕ませていいんだから」
「出して、って言って」
「ケンくん、お姉ちゃんにっ、出してぇ」
「スーパーモデルを孕ませて」
「ケンっくんっ、スーパーモデルなのにっ、エッチなお姉さんを孕ませってっ」
「排卵日マンコ」
「お姉ちゃんの排卵日マンコにセーエキ全部出して、孕まっせっ」
「あー、出る…… いい…… いいわ…… ふぅ。お姉ちゃんみたいにいい女に求められて中出しするのむっちゃキモチイイ」
「良かった! お姉ちゃんも気持ちよかったよ。またシようね」
「また次の排卵日に?」
「排卵日はする。でも他の日もしようよ」
予想外に盛り上がっちゃったけど、アオイの化粧直しが終わるまでには、二人ともなんとか披露宴の会場に戻ることができた。
読ませていただきましたでよ~。
カエデさんエロい。
それにしてもユミの序列。ケンより自分が上なんでぅねw
みゃふさん
いつもご感想ありがとうございます。カエデさんは書いているうちにどんどんエロくなっていきました。これまでの女の子はケンが性欲を向けてからそれを受け入れて楽しむパターンが多く、(トリガーありとはいえ)自発的にエロいパターンは珍しかったからかもしれません。
ユミは自分至上主義なのでケン自分はもちろんケンより上です。
コメントするのは初めてですが十年来の読者です。相変わらず最高でした!「堺家の女は…」の台詞がいいですね。次も楽しみです。
韮さん
ご感想ありがとうございます。10年来のファンとまで言われると、連載期間の長さに我ながらあきれるとともに照れますね。これまでキャラクターの名字は出さない方向だったのですが、アオイの結婚式と家族の話を書くとなると避けられなくなりました。それが評価の高いセリフにつながったというのは、とても興味深いです。
今後もゆるりと更新を続けていくつもりですので、気長にご応援いただければ、幸いです。