My hand 第三話

第三話

 真菜が部屋を出て行ってから数十分たつ。
「なんでもできるのか・・・・・出会って二三日しかたってない女の子とセックスしちまった・・・」
 隣に聞こえては困るので俺は小声でつぶやいた。
 しかし浮かんでくる疑問がある。
 ・・・いったいこの力はなんなんだ。
 俺は顎に手を当てて悩む。
 いまのところ分かっていることは、俺が強く念じて右手を相手の顔の前にかざすと、相手の・・・認識っていうのか?まぁそういうものを書き換えられると言うことだ。
 しかし、あの石はなんだったのだろうか。
 何故、何回も洞窟へ行っている筈の真菜達が見つけられず、俺が少し調べただけで見つけられたんだろう。
 いまだ分かっていないことのほうが多い。
「調べてみるか・・・・」
 隣から俺の胃袋を刺激する味噌の匂いが聞こえる中、俺はパソコンを立ち上げ、俺が知っているできる限りの石の情報をキーワードにして検索をかける。
 しかし、それらしきものは見つからない。
「なんなんだよこの力・・・・?」
 俺は小さくぼやいて、少し両手を開いたり閉じたりする。
 が、今までと特に違っていることはない。
 力を使った反動もいまのところない、と思う。
 つまり今はただの便利な能力といえる・・・が、何が起こるかわからないため油断は出来ない。
 まあ時間はあるんだ。ゆっくりと調べていこう。
 能天気に考え俺は、真菜が呼びにくるまで、歓迎会で何をしようかエロいことを考えていた。

 どれくらい時間がたったのだろうか。
 コンコン。
 ひかえめにドアをたたく音が聞こえた。
「あーい」
 俺が返事をすると、扉が開き、真菜がひょっこりとポニーテールを揺らして顔を出した。
「そろそろいいわよ。来て」
 落ち着きのある声でそう言って、真菜は顔を引っ込める。
「分かった」
 俺もそれだけ答えて、パソコンの前から立ち上がった。
 考えた結果、まだ何をしようか決まっていないが、そんなのは後々決めればいいだろう。

 くつのかかとの部分を踏んで隣のドアの前に立つ。真菜は俺を待たずに部屋に引っ込んでしまったようだ。
 俺も真菜に習って2、3回ノックをしよう。
 コンコ―――ガチャ。
 まるでノックがくるのを待ってましたといわんばかりの速さでドアが開く。
 あまりの速さに俺は対処しきれずドアに小指を踏まれてしまう。
「うぐっ!」
 俺がうめき声を上げるとドアを開けた張本人、真菜は一度俺を見て、
「きたわね。入って」
 とだけ言って忙しそうに奥へと行ってしまった。
「無視かよ・・・」
 俺はさびしい気分になりつつ、真菜を追って部屋へお邪魔する。
 軽く見回してみると、間取りはあまり俺の部屋と変わらないようだ。
 しかし、今まで入ったことのある男の部屋とはなにかが違う気がする。
 そういえば人生は初の女の子の部屋だよなと思いつつ、閉まっているダイニングへの扉に手をかけた。
 俺が部屋に入ると、いきなりクラッカーの音がポンと弾けた。
『白鍵学園にようこそ!』
 笑顔を浮かべた二人の声が重なる。
 ちょっと真菜は口の端がひくついているが。
 俺は華やかな部屋の中でクラッカーから出たひもが体に絡みついたまま弱い笑いを浮かべた。
「いや、その・・まぁありがとう」
 恥ずかしさでどう返事をしていいのかわからず、とりあえず返してみる。
「私たち二人だけで人数は少ないけど、楽しんでね」
「他の子はいきなり予定が入っちゃってねー」
「ああ」
 かのと真菜が困ったような顔をして言う。
 俺としては二人でも充分ありがたい。というか数が多すぎてもやりにくい。いろいろと。
 恥ずかしがっている俺と対照的に俺の腹は素直なようで、テーブルの上に用意された和風の食事の匂いにつられ、お腹の音がなった。
「あははっ、水葉ちゃん、そんなにお腹すいてるの?」
「まったく。さめないうちに食べなさい」
「分かってるよ。それじゃ、いただきます」
 二人に返事をして、俺はテーブルを見渡す。
 俺と向かい合うようにかのと真菜が座り、俺が食べるのを待っている。
 香ばしい香りが漂ってくる豚肉のしょうが焼きに、ほうれんそうのおひたし。
 そしてさきほどから漂っていた味噌汁の香りが食欲をひきたたせる。
 完全に味噌汁の気分になっていたので味噌汁に口をつけてみると、ほんのり甘く、しかしさっぱりとしていて、口当たりの良い出来になっている。
 実を言うとあまり母さんから食事を作ってもらっていなかったので料理の技術はよくわからないが、かなりうまい。
「どう?」
 俺が三角にうまいことぱくぱく食べていると、真菜が不安そうに尋ねてきた。
「ん、うまいよ、おいしい」
 俺がそう答えると、真菜は顔をほころばせる。
「そう、よかった」
「真菜の料理はおいしくてね~、私もお世話になってるよ」
「・・・かの、あなたはもうちょっと料理を覚えなさい」
「は~い」
 どうやらかのは料理が苦手らしい。
 ・・・・・・ん?いいこと思いついたぞ?
 でもまぁとりあえずは飯を食ってからだ。
 腹が減っては戦は出来ぬ。

「水葉ちゃん、これ何杯目?」
「3杯目」
「あなた・・・その体にどんな胃袋隠しているのよ・・」
 真菜に飽きられつつ、俺はかのにおかわりを要求する。
 しかし、さすがにこの一杯が最後だろう。
「はい」
「お、ありがとう」
 かのから手渡された、ほかほかと湯気の昇る白ご飯を箸の上に乗せ口の中に入れる。
 先ほどから咀嚼していた肉とからみあい実にうまい。
 行儀が悪いのは気にしないでくれ。
 最後の一口を箸で掴み、口の中へと入れる。
 もうすでにかのと真菜は食べ終えており、俺を見つめている。
「・・・そんなに見つめられると食べにくいんだが」
「ッ!あっあなたなんて見つめてないわよ!」
「私は水葉ちゃん見てたよ。口へ運ぶときの顔が幸せに満ち溢れてて可愛いっ」
 真菜は怒り、かのは笑った。
 うまいものはうまいんだから仕方がないだろう。
 ふと壁にかけてある時計をみると、長針が8を指している。
 口の中にあるご飯を飲み込み、行動に出ることにする。
「すまん、トイレ借りていいか?」
「ん、どうぞ」
 真菜にそう断り、俺は席を立ち、トイレに向かう。間取りは多分一緒なので迷うことはないだろう。
 そしてトイレに向かうルートを利用して、真菜とかのの前を通り、右手をかざした。
 心の中で強く念じる。

『俺はかのに料理を教えてるためにきた先生だ。真菜にとって先生は絶対で、何でも言うことに従う。
 なぜならそれがかのの為になるからだ。』

 いきなり目の前に俺の手が来たのにびっくりしたのか、真菜が驚いた顔をする。
 しかし俺の手が通り過ぎると真菜の瞳から力が抜け、光が消えた。
 心なしか全身の力も抜けている気がする。
 そして、まるで俺の命令を飲み込むかのように一度からだがぴくりと痙攣し、首がカクンと折れる。
 次にかのの前を右手が通り過ぎた。

『俺はかのに料理を教えてるためにきた先生だ。かのにとって先生は絶対で、何でも言うことに従う。
 なぜならそれがかのの為になるからだ』

 真菜の反応と同じく、かのの瞳から光が消え、無邪気な笑顔が崩れた。
 真菜と少し違うのは、真菜よりも全身の力が抜けていると言うことが容易に分かるということだ。
 力は人によってかかるかどうかが変わるのか?
 ほんの一瞬の出来事だった為、二人は同時に意識が戻り顔をあげる。
 少し不思議そうにあたりを見回すが、俺は何食わぬ顔でトイレへ向かった。

 トイレから帰ってきてから、俺はさりげなく言った。
「なぁ、真菜、かの、服を脱いでくれないか。あ、下着は脱がなくていいから」
 普通ならばそこで警察呼ばれるだろう。
 しかし、力を使えば話は別。
「・・・かののためだしね」
「りょうか~い」
 かのは素直に、真菜は少し躊躇するように言った。
 羞恥心は消えていないので、二人とも恥ずかしそうな顔をしつつ、上着に手をかけた。
 いまさらだがやっぱりこの力は本物だ・・・
 二人とも顔を赤く染めながら俺の目に体が触れないように上着を脱いでいく。
「いっいくらかののためとはいえ、こっちみないでよっ!」
 俺が真菜を見ると、脱いだ服で上半身を隠すようにして真菜に言われた。
「上着で隠すなよ、それじゃぁかのの練習の意味が無くなる」
 俺はもっともらしいことを言う。
 言っていることはめちゃくちゃだが、この力が働いている間は多分大丈夫だ。
「うぅ・・・分かったわ」
 上着をたたんでいすに置き、真菜は俺と眼を合わせないようにぷいっと横を向いた。
「これでい~い?」
「ん?おぉ、かわいいなぁ、かのは」
 上着を脱ぎ終えた俺にかのは真っ赤な顔で聞いた。
 羞恥心より料理がうまくなりたいという思いのほうが上なんだろう。
 はっきりいうと、かのの胸は一般女性の平均以下だ。
 しかし、それを包む白いリボンのついたブラジャーととても似合っていて、むしろそれがいいのではないのかと思える。
 真菜のブラジャーは先ほどと同じような、水玉のブラジャーだ。
 っ!・・・いかん、俺の息子が反応し始めた。
「下も?」
「下も」
 真菜が恐る恐る俺に聞いた。
 かのはすでにスカートに手をかけている。
 俺が返すと、真菜は軽く俺を睨んでから脱ぎ始めた。
 スカートがまるで羽のようにぱさりと足元に落ちる。
「かの、俺の言うとおりに出来たから料理がうまくなったぞ、・・・・多分」
「ほんと?やったー!」
 かわいらしいリボンのついた白い純白のパンツをはいて、俺の指示を待っているかのにそう伝えると、かのはうれしそうにはにかんだ。
「真菜もかわいいよ」
「・・・・ありがと」
 真菜はこっちも見ずにそう答える。
 俺はかのへ言う。
「えっと、これから練習を始めるんだけど、道具の気持ちを分からないと料理ってうまくなれないんだよ。だからかのはなべの役をやってくれ。俺はお玉の役をする」
「?」
「つまりな、なべをお玉でかき回すだろ?それを実践してみるんだよ」
 俺自身料理をすることは少ないので、それらしいことをもっともらしく言ってみる。
 間違ったことを言っているのは分かってる。
「あっ!確かに」
「私それやってないけど、ご飯作れるよ?」
 かのは納得し、真菜は疑問を口にする。
「いや、今日は俺が先生だろ?だから俺の言ったとおりにやってくれ」
「・・・分かったわ、で、何をすればいいの?」
 真菜はしぶしぶといった感じで俺のほうを向いた。
「えっとな、二人とも、そこのテーブルに手をかけておしりをつきだしてくれないか?」
「はーい」
「こう?」
 二人はテーブルに手をかけ、俺に向かっておしりをつきだした。
 かのは爛々としてやっているが、真菜は動きが少々ぎこちない。
「ん、えっと、もう少し前傾姿勢で・・・」
 俺はできるだけまじめな声を出し二人に指示する。
 真菜やかのが体を動かすたびにおしりが動き、二人のショーツがワレメに食い込むのが見える。
「じゃぁちゃんと出来ているかどうか確かめるから、そのまま動くなよ」
 そう言って二人の下にもぐってみると、二人の体を動かす微妙な振動に合わせて、胸が揺れている。
「ごめんね、真菜ちゃん、私に付き合ってくれて」
 かのが申し訳なさそうに真菜に言った。
「えっ!いえ、かのは気にしなくていいのよ。何故こんな練習を思いついたのか・・・」
 そういった後、真菜はちょうど目があった俺を睨んだ。
 髪が重力に従いたれているので、いつもとは少し違う雰囲気だ。
「よし、じゃぁ下着をおろすぞ」
 俺は二人の下を這い出て言った。
「はーい」
「・・・うん」
 俺の指示はちゃんと聞かないと駄目だと思っているのか、二人は素直に返事をする。
 しかも、俺が脱がせやすいように、おしりをさらに突き出すようにする。
 俺はしゃがんでかののショーツに手を伸ばした。
 白いショーツを掴んでみると、とてもさわり心地がいい。
 多分高いやつなんだろう。
 ゆっくりとひざの辺りまでおろす。
 その際かのの肌に触れたが、とてもなめらかですべすべだった。
 ショーツをおろすと、そのかわいらしいおしりがあらわれた。
 そのおしりのスジは前まで続いていて、その曲線美に俺の肉棒は反応してしまう。
「みっ水葉ちゃん・・鼻息が・・・」
「あ、悪いっ!」
 知らないうちにかのに近づき鼻息が荒くなっていたらしい。俺は盛っている犬か。
 ちょっと反省。
「水葉のえっち」
 真菜にも冷たく言われる。
「いっいや、どうせこれからたくさん触るから慣れてもらうかと思って・・・」
 どんな言い訳でも今は正当化される。
「あにゃ?そうなの?・・・水葉ちゃん、ありがとっ」
 かのが俺に明るく言う。
 ちなみに二人ともずっと俺におしりを突き出したポーズのままだ。
 普通だったら腕が疲れてくるはずなのに、そうならないのは何か特別な力でも働いているのだろうか。
「それじゃ次は真菜だな」
 真菜のおしりの前に移動する。
 移動するついでにかのの小さいおしりに一回触れた。
「ひゃっ・・・・」
 先ほどの俺の言い訳が効いているのか、かのは少し声を上げただけで何も言わない。
 真菜のおしりを改めてみてみると、かのよりもショーツがおしりに食い込み、水玉がゆがんでいる。
 俺はそのゆがんでいる部分をつまんで、食い込みをゆっくり直した。
「んぅ・・」
 違和感がなくなりすっきりしたのか、真菜は小さく声を上げた。
「それじゃ、下げるぞ」
 俺はそう言って、真菜のショーツをひざの辺りまで下げた。
「よし、それじゃ今から白鍵水葉のお料理教室始めるぞ」
 俺が立ち上がってそういうと、
「いぇーい」
「・・・まだ始まってなかったの?」
 かのと真菜がそれぞれの反応を返した。
「いや、ごめん、今までのは下準備だよ。料理でも大切なとこ」
 ごまかすように俺は言った。
「そう・・・・・で、次は何をするの?」
「俺がなべをかき混ぜたり、いろいろするから、ただそのポーズを保っているだけでいいよ」
 俺はそう言って、右手でかののおしりに触り、左手で真菜のおしりを触った。
『ひゃっ!』
 二人とも同時に声を上げた。
 そのまま俺はやわらかいおしりを優しくなでまわす。
 すべすべのお知りの上を手が気持ちよく滑っていく。
 おしりのかたちを確かめると、俺は二人のおしりのスジにそって指を動かした。
「あっ!・・・これっ・・も・・練習よね・・・」
「んぁっ・・・・・水葉っ・・ちゃん」
 二人の体は震え、声を出して反応した。
 指を、二人の小さなおまんこに入れてみる。
「ひぅあっ・・!何これっ・・!」
「あぅあっ!」
 かのの体がびくっとはね、二人は声を出す。
「新しい感覚だろ?これが重要なんだ」
 的外れなことを言いつつ、かのに快楽を説明する。
 重要ってのはあながち間違いでもないしな、うん。
 ゆっくりと出し入れしていると指にねばっこいものがついたような感触がした。
 どうやら愛液が出てきているらしい。
 俺は指を速い速さで何回もピストンさせた。
 もちろん、かのの処女膜には気をつけている。
 愛液がいい潤滑油になり、指が気持ちよく滑ってゆく。
 途中で指を二本にしてみたり。
「ぅぁあっ!あっ!んぅっうぁ・・・!」
「んぁっ!こっ・・・これっなっに・・!!!あっあっあっ・・・ひぅぁあぁぁぁぁぁ!!!」
 真菜は快楽に打ち震えているが、かのはどうやらイってしまったようで、体を痙攣させ、大きな声を出した。
 真菜は俺とセックスしたことによって少し慣れたのだろうか。
 しかしいくら快楽に震えても二人はテーブルから手を離さない。
 その体の震えにあわせて、胸や、おしりがぷるぷると震えて非常に眺めがいい。
 一回イッたからといって俺は容赦はせん。童貞をすてた男は怖いぞっ!
「かのっ!それくらいでへばったら駄目だ!」
 俺は左手で真菜のおまんこを弄りながら、かのに言った。
「ひぅっ!・・ねぇっ、ちょっっとぉ!かっかの・・にっ・・話っし・・・かけてるときくらい・・・ひゃんぁぁあああ!!!」
 真菜が何か不満そうだったので少し奥まで突き入れた。
 その衝撃でひざががくがくと震え、真菜はイってしまったようだ。
 荒い息をする二人を無視して、俺は真菜のおまんこを弄る左手はそのままにかののおまんこに口を近づけた。
「はっ鼻息が・・・」
 かのがおまんこに近づいてきたことを感じたようで、こそばゆそうな声を出した。
「味見の練習だ」
 俺は一言言って、かののおまんこを愛液の舐め取るように舌を使い舐めていく。
「んぅっ・・・ぁぁあ!!わっ・・・わたしのっ!!ひぅっ!そこっ・・・おかしいぃよぉっ!」
 かのは泣くような声で感じだす。
 ・・・おまんこという名前を知らないのか?
「はお、・・・・じゃないかの、ここで一つアドバイスだ。お前のここな、おまんこっていうんだ」
「んぅっ!そうっ・・なのっ!んぁっ・・・おまんこっ!おまんこっ・・きもちっいいっ!」
 俺はかののまんこから口を離して言う。
 かのは快楽に打ち震え、大声で叫ぶ。
 ・・・やべ、あんまり声を出すと気づかれるかもしれない。
「あまり声を出したら駄目だぞ。せっかくの風味が失われる」
 なんの風味か俺も分からん。
 だが、かのと真菜は理解したようで、
「んぅっ!・・・んぐっ・・・ごめん・・んっっっ!」
「・・んくっ!ん~~!!!」
 口を固く結び、できるだけ声を出さないように努力し始める。
 ところどころ漏れている声もあるが、多分大丈夫だろう。
 今度は真菜のまんこに口を近づける。
「ひゃっ!!・・・・んぅっ・・ん~~~~!!!!」
 舌でぺろりと舐めると、真菜のおしりが上に高く跳ねた。
 少し面白いのでいろいろな舐め方をしてみる。
「んっ!・・・あう・・・ひぅっ・・」
 俺の舌の動きにあわせて真菜のおしりが揺れる。
「あはっ・・まっ・・ぁっ・・んっ!・・ちゃんっ・・・おもしろっ・・んあああああぁぁ!!・・・」
 かのが真菜のほうを向いて笑った。
 俺はその向いた瞬間に少し右手の動きを強くすると、かのは口を大きく開いてイってしまった。
 ここからは良く見えないので、真菜にかののイキ顔を見せるのは成功したかどうか分からないが、ちょっと大きな声が出てしまった。
「かっ・・んっ・・の・・すごっぃ・・顔・・・!」
 真菜は恥ずかしそうな声を出した。
 どうやら成功したようだ。
 ずっとまんこをなめていても別に俺はいいのだが、終わりが見えそうにもないし、俺の息子がさっきから存在を主張してきて痛いので、そろそろ本番に入るとする。
「よしっ、じゃぁ今から最後の仕上げに入るぞ」
「ふぇぇ・・・・わらひ・・・もうつかえた・・・」
 俺が指を抜き立ち上がり言うと、かのがろれつの回らない疲れた声を出した。
「かの、そんなこと言ってるうちは上達しないぞ」
「ふぅ・・そうよ、かの、がんばりなさい」
 真菜もかののことを思っているのか、かのに励ましの声を送る。
 俺はかののおしりを掴み、肉棒を取り出す。
 硬度はマックスだ。
「それじゃ、最初は痛いかもしれないけど、我慢しろよ」
 それだけ言って、俺はゆっくりとかののまんこに挿入をはじめた。
「・・・っ!!い・・・たぁ!・・・ぐぅっ!・・・・あぁっ」」
 かののまんこはその小さな体と同じように狭く、入っていくのも一苦労だ。
「んぅう!・・いったぁっ・・・んぅぅ・・・」
 当然かのも処女のようで、かのは苦しそうな声を出しながら、その痛みに耐えている。
 ふとももに明るく反射するひとすじの血が流れた。
「大丈夫か、これさえ我慢できれば、料理がうまくなれるからな!」
 俺はかのにエールを送り、ゆっくりと動き出す。
 真菜はかのと同じポーズをとったままかのを心配そうな顔で見つめている。
「んっ・・あっ・・いっ・・あ!・・うぅ・・」
 かのは苦しそうな顔をしながら、顔を上下に振る。
 顔に浮いた汗がかのの苦しみを表している。
「かのっ・・・もう少しだっ、がんばれ」
「そうよっ、かの、がんばって!」
 俺たちのエールが届いたのか、次第にかのの声から苦しさは消えていった。
 そして艶やかな声へと変わっていく。
「んっ!ぁあっ・・・みっひずはっひゃんっ・・・わらひっ・・・きもちひぃっ・・」
 俺はその声に安心し、さらに動きを速くしていく。
「あっあっあっ、んあぁっ!いっいっちばんっ・・・すっごひぃ・・・ひかりがっ・・・」
 かのがろれつの回らない声でオーガズムに近づいていく。
 そういう・・・俺もっ・・かなりやばい状態だっ!
「かのっ!これを受け止めればっ!お前は料理上手だっ!!」
「んっぁあぁ!ちょうらいっ!んっあっっっあっぁっぁっ・・・ぁんぁあああああああああぁぁぁ!!!」
 大きな声をだし、かのと俺は多分同時にイった。
 かのの体はビクンと痙攣し、かのの首はまるで失神したかのようにカクンと折れた。
 俺自身も、大きな声を出して大丈夫かなとかそんなことを考える余裕は無い。
 今日で二発目なので、あまり量は出なかったと思うが、まぁかののちっちゃい膣には十分だろう。
 真菜をほったらかしたまま、俺たちは荒い息をつく。
「・・・これで、かのは料理がうまくはずだ」
「・・・・・うん、ありがと」
 かのは疲れきってるようで、元気の無い返事を返した。
「・・・・ねぇ、私寒いんだけど、いつまでこの格好をしてればいいの?」
 真菜が俺たちに見かねたのか、冷たく言った。
「あっ、すまん、じゃぁ真菜は後一回俺が胸を揉んだらシャワー浴びてきてくれ」
 俺は真菜に謝って指示を出す。
 一回揉むのはなんとなくもったいない気がするからだ。
 バイキングで帰りに一杯ジュースを飲む気持ち。
 俺はいまだ体が小さく痙攣しているかののおしりから手を離し、真菜へ近づく。
「それはいったい何の意味があるのよ・・・?」
 俺は無言で真菜の胸に近づき、優しく触る。
「んんぅっ・・・・・・・」
 真菜は気持ちよさそうな声を一度だし、ひざをついた。
「じゃ、私はお風呂はいるから・・・かの、お疲れ様」
 最初のほうの言葉に感情がこもっていないのは、俺の力が働いているせいなのだろうか。
「ふぁい・・・おやすみぃ・・・」
 かのはセックスという初体験で疲れたようで、テーブルに手を着いたままあくびをする。
「かっかの!ここで寝ないでよっ、せめて、お風呂に入ってから」
「そっそうだぞかの!真菜と一緒にお風呂に入って来い」
 さすがに全裸で寝ては風邪を引くので、俺たちは必死に止める。
「ふぇ・・そう?・・まーちゃんいこっか・・?」
 かのは眠そうに立ち上がり、真菜の手を握った。
「・・・じゃぁ私たちはお風呂に入るけど、覗かないでよっ」
 真菜は俺に鋭く言った。
「わかってるよ、俺はもう帰るし」
 時計を見るともう十時だ。
 いろいろと調べたいこともある。
「ん、そう。・・・じゃ、おやすみ」
「ああ、今日はありがとうな。夕食おいしかった。おやすみ」
 俺は部屋はズボンをはき、部屋を出ようとする。
 精液がこびりついてとても気持ちが悪い。
 帰ってから風呂にはいろう。
「んぅ~~・・・水葉ちゃん・・・おやすみぃ・・」
「かっかの!あなたはねちゃだめぇ!」
 俺が部屋の扉を開けるとき、そんな声が聞こえた。

 ―――――静寂。
 辺りは暗く、蝋燭の光しかない。
 その部屋は広く、いくつものモニターが置いてある。
 守衛室のようにも思えるが、豪華なテーブルや、年代物のワイン、温かそうな食事が置いてあるところを見ると、そうではないのだろう。
 部屋にいる一人は、制服に身を包み、モニターを見つめている。
 まるでファンタジーの世界から抜け出してきたかのような美貌で、胸は大きく、しかしたれている訳でもなく、その存在を主張している。
 腰まである長い髪は、かるくウェーブがかかっており、空に浮かぶ雲のようにふわりとしている。
 その少女は鋭い眼でモニターを見ているが、口元は緩み、つりあがっている。
 まるで、おいしそうな獲物を見つけたときのライオンが舌なめずりをするようだ。
 他の三人の容姿はとても可愛い部類に入るだろうが、全身に力が無く、まるで命令を受ける前のロボットのように立っている。
「あははっ・・・これ、あなたの息子さんでしょ?」
 制服を着た少女は言う。
 その視線の先には、水葉が廊下を疲れた顔で歩いている映像が映し出されている。
 問いかけられた少女の眼に光が宿る。
「はい。馬鹿な息子ではございますが・・・」
 年では水葉と同じくらいに見える少女はそう答えた。
「あははっ、この子、私のものにしていい?」
 制服の少女の問いに、水葉の母親と呼ばれた少女は即答する。
「はい。この世の全ての人間はお姉さまの物ですから」
「元先生にお姉さまと呼ばれるのにも慣れてきたわねぇ・・・」
 その答えに満足したかのように少女は何度も頷く。
「洗脳機、催眠電波、若返り装置、洗脳音楽・・・・人を操るものばかりね」
 それは発明したもののことを言っているのだろうか。
 制服を着た少女はとてもうれしそうに笑う。
「この洗脳音楽は私の思い出の品でもあるけど・・・」
 そう言って音楽のプレーヤーに触る。
「何故、少年のような穢れた性別に手を出そうと考えたのですか?」
 立っている裸の少女が質問した。
 どうやら完全に支配されているわけでもないらしい。
「ん~?私ねぇ、・・・・・・・っていうか私が男は穢れたものっていう風にしたんだけど・・・まぁいいわ、おちんちんがほしいなぁって」
 一息いれて少女は続ける。
「それで、そこの綾香に息子がいるって言う話を聞いたから」
 言っていることはおかしいが、少女たちはその一言一言を絶対に聞き漏らさないよう一心不乱に聞いている。
「初めての男の子だしねぇ・・・ゆっくり、本人も気づかないうちに私にメロメロにしちゃおうかな・・・」
 そう言って綾香のさほど大きくない胸をわしづかみにする。
「あの子見てると可愛いし」
 そのまま綾香の胸を揉み続けながら、少女は笑う。
「しかし、自由にさせていると、お姉さまと綾香のように、寝首をかかれることにもなりかねません」
 先ほどまで何も話さなかった、眼鏡をかけた少女が無機質な声で言った。
「・・・最低限の抑制はしているわ。それをかいくぐってくるのを見るのも面白いしね。それに、どうせ私に依存するのだから、私の持ち物である生徒の体は自由にしていいし」
 それにしても、と少女は言葉をつなぐ。
「この私が、寝首をかかれると言うの?」
 少女の声が低くなり、有無を言わせない声色になる。
「―――――あなたの感覚は元に戻り、私が『やめなさい』というまでイキ続けなさい」
 そう言って指をパチンと鳴らす。
 その瞬間。
「ひっ!んっぁぁぁぁああぁあああああああああああああぁぁ!!!!」
 眼鏡をかけている少女のひざが折れ、全身が痙攣しだす。
「あっあっあああああんぅぁあああああぁああっ!!!!」
 先ほどまで何の感情も感じられなかったその顔が快楽に歪む。
「思考を持たせると、話し相手になる分にはいいのだけど、こういうところは駄目ねぇ」
 眼鏡をかけた少女の体はイキ続けたまま床に倒れる。
「――――じゃね、私たちはもう行くから」
 制服を着た少女が、綾香から手を離し、外の扉に手をかけ、外へと出て行った。
 他の少女もそれに従い、その後を追う。
「っぁぁああああぁぁああああっ!!!」
 少女のあえぎ声が、暗闇にこだました。

< 続く >

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