見習い退魔師ユカリ 3

3.自慰と淫夢

 私の目にはオチンチンを生やしてる母が射精の大爆発で猛烈なアクメに敗れたように見えましたが、もちろん錯覚だったに違いありません。男性器に擬態した触手が私の気を浴びて消滅すると、疲れ果てた様子の母は安らかに寝息を立ててグッタリしていました。乱されていた巫女服を着せると、私は母を背負って倉庫から運び出します。おじいちゃんとは言え男性に、半裸の母を運ばせるわけにはいきません。

 ――ママのお乳が当たって、刺激的だわ。私、何考えてるんだろ、嫌らしい……

 そんな事を考えてしまった私は苦笑します。でも今日の魔物退治はいつになく刺激的でした。ピーンと屹立したまま戻ってくれない乳首とクリトリスは「私を触って」とウズウズしちゃってますし、完全お洩らし状態のアソコは今なおドクドクと淫汁を拭きこぼしてパンツから流れ落ち、歩きながらボタボタ水たまりを作ってしまうのを気にせねばならないくらい。おじいちゃんも、それに気付いてないわけはないと思うんですけど。

「ユカリちゃん、ご苦労さんじゃったのう。わしが風呂をわかしたげるけえ、ゆっくりつかればええ」

 恥ずかしいオシッコお洩らし状態の私にとって、それは渡しに舟の提案でした。ビチョビチョになって股間に張り付いてるパンツを一刻も早く始末したかったのです。わが家は何と今だに薪で焚く五右衛門風呂です。母を寝室に運んで寝かし付けると、おじいちゃんが風呂焚きに席を外してくれたので、彼の目を盗んでパンツを脱ぎ脱衣所のかごにコッソリ入れました。何の変哲もない白いパンツは、もう絞ったら大量に液体が取れそうな濡れ雑巾状態で、臭いが漂ってるみたいなのに私は変な気持ちを覚えずにはいられません。

 ――これオシッコなんかじゃないよ。全部私のアソコが出したエッチなお汁。あー、イヤラシー

 脱衣所でそんな自分に呆れながら、セーラー服も脱いでしまうと、バスタオルで裸を隠して入浴準備完了。たまにおじいちゃんがボケたフリをして覗いて来るので、一応防御バッチリです。果たして、風呂焚きを終えたおじいちゃんが脱衣所まで言いに来ました。わざとらしく、入口のドアを開けて。

「ユカリちゃん、風呂が焚けたぞ。おっと、これは失礼」
「もう! 又覗くんだから」
「ユカリちゃんも、立派なオトナじゃのう」

 全く油断もスキもありません。普通に戻ったおじいちゃんはとても優しい男の人なんですけど、エッチなのが玉に傷。私や母がお風呂に入ってるのをしょっちゅう覗こうとして怒られてます。でも今日はカッコイイ活躍を見せてくれたので、ちょっとくらいなら見せてあげても、ナーンチャッテ。後から思えばとんでもなく危機感が欠如していました。

 ――あーん、私今日はどうしちゃったんだろう? 絶対我慢出来ないよお……

 おじいちゃんでも、お風呂の中だけは覗かせるわけにいきません。特に今日は絶対に。恥ずかしいんですけど、イケないコトをしちゃうのが目に見えてましたから。それはお察しの通り、自分の体を弄って気持ち良くなってしまう自慰行為でした。

 自分の家なのにおかしなくらいドキドキしながら、風呂場のガラス戸を開けた私。絶対ヤバイと思いながら、恐る恐るシャワーを体にかけて汚れを洗い落とそうとしたのですが。

 ――乳首とクリちゃんが、石みたいにピンピンになってる!

 自覚してましたが、もう半日も異常に硬直して戻らない女の子の泣き所は深刻で、胸に当てがったシャワーの水流が当たる感触だけでもたまりませんでした。そして、一番汚れており湯舟につかる前に清めておくべき股間にシャワーを当ててしまった時の衝撃的な心地良さと言ったらもう言葉にもなりません。アソコを洗う手指の動きがいつしか快楽を求める浅ましい自慰行為に変わり、私はシャワーを浴びせながら夢中で乳首とクリを弄っちゃってました。

 ――どうしてこんなにイイの? 私、もう、もおっ!

 やっぱり今日の私は普通じゃありませんでした。軽く摘んだ尖りをクリクリ擦るだけで目くるめくような素晴らしい快感が生じて頭の中が真っ白になり、たちまちイッチャッタんです。その瞬間ビシャッとお汁が出ちゃいましたが、オシッコではありません。気をやると沢山潮を吹いちゃう体質の私には、お風呂のシャワーは手放せないオナニーグッズでした。

 私大伴ユカリは、中学の頃覚えてしまった自慰行為が癖になってしまったイケない女の子です。退魔師になるための厳しい修行で遊ぶ暇もない毎日、お風呂や寝床で密かに楽しんでしまうのはご褒美のようなものだと無理矢理自分を納得させていました。高校に上がり、自分の容姿が男性にとって魅力的である事を自覚してから、この悪癖には拍車が掛かるばかり。一度気をやって落ち着き湯舟につかりながら、私は今日の事を思い返していました。

 おじいちゃんに母が消えたと言う異変の連絡を受け、体育の授業中だったので急いで着替えてから、自転車に乗って帰宅したのですが、不穏な胸騒ぎと同時に私は実に怪しからぬ気持ちを覚えていました。それは実際に魔物退治に挑む事による異様な興奮で、修行で雑魚を退治した時の比ではありませんでした。何しろ現役最強の退魔巫女である母をかどわかした魔物なんですから。実際にはなぜか結界がうまく働かず、油断していた母がスキを突かれただけだったので、見習いの私でもアッサリ退治出来たのですが。

 私がいつも欠かさずスカートの下に着用してるスパッツを、慌ててはき忘れたのも災難でした。強力な魔物退治を予想して異様に興奮した私は、サドルにまたがりこぎ出した途端エロティックな感触に悩まされてしまいます。直ばきのパンツ1枚で自転車に乗るのは、中学の時それが気持ち良くて目覚めてしまった私にとっては自殺行為でした。早く帰ろうとグイグイ速度を上げていると、パンツ1枚でサドルに密着したアソコから快感が迸り、いつしか私はクリトリスを押し潰すように腰の位置をずらす自転車オナニーに耽っていました。母を助けようと急行してる時にやってしまうなんて、本当に罪深くて絶対言えませんけど、それが却って性的興奮を煽ってぼうっとしちゃうくらい気持ち良く、降りた時にはもうパンツがビショビショでした。

 ――おじいちゃん、覗いたりしてないよね? アン、クリが凄い! 私、もうダメえ……

 おもらし状態の私が、魔物の触手を退治したのはお話しした通りです。触手に嬲られる快楽に敗れた母の痴態を思い浮かべながら、私はどうしてもさらなる自慰行為がやめられません。何しろ異常な欲情で凝り固まった尖りが、ちっとも治まってくれないんですから。グッタリとのぼせ上がった私が風呂を出ると、おじいちゃんに声を掛けられました。

「香澄さんはまだ寝とる。わしが晩御飯を作ったから、ユカリちゃんも食べたら早う寝るとええ。疲れとるじゃろう?」

 確かにクタクタに疲れていましたけど、お風呂で3回も自慰行為による絶頂を味わってしまったため、だなんて口が裂けても言えるわけがありません。おじいちゃんが作ってくれたお茶漬けをサラサラとお腹に入れて、自室で布団に入り横になると、あっと言う間に睡魔が訪れました。このところほとんど毎晩クセになっちゃってるオナニーもやるヒマがない速攻の眠りで、やっぱりとても疲れちゃってたみたいです。

 私は妙に生々しい夢を見ていました。とてもエッチで嫌らしい夢で、魔物が見せる淫夢と言うものがあると、昔おじいちゃんから教わりました。でも初めはそんな禍々しいものではなく、学校の制服を着た私に、小さな男の子がタッタッと駆け寄って来ます。眼鏡をかけており、私が好きなコナン君みたいでした。ところがこの子がイタズラっ子で、楽しそうにパッとスカートをめくってしまったのです。

「コラ!」
「詰まんないの。パンツ見せて」

 私はなぜか、その子の言う通り黒いスパッツを脱ぎ捨てて、白パンツを見せてあげました。

「パンツちょうだい」

 私が大人しくパンツを脱いであげると、「おっぱい見せて」「おまんこ見せて」と男の子の要求はエスカレートし、とうとう私は全裸で仰向けになって大きく股を広げ、性器を指でくつろげ見せ付けていました。いつの間にか学校の教室でストリップショーを演じていた私は、クラスメイトや先生に見られているのに気付いてとても恥ずかしく思いました。

「オナニー見せて」

 なぜかその子の声しか聞こえず、私は当然のように自慰行為を始めてしまいます。夢の中とは思えない生々しい快感でしたが、どうやら寝ながら本当に指を使っちゃってたみたいです。そしてとうとうクライマックス。まるでクジラみたいにビューッと豪快に歓びの潮を吹き上げると、無音の観衆が驚いています。

「おねーさん、すごーい」

 生々しい淫夢の幕切れは、私の潮吹きを喜んだ男の子がパチパチと拍手する音でした。

< 続く >

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