見習い退魔師ユカリ 5

5.人外に改造された祖父の男根

 おじいちゃんはニヤニヤと下卑た笑みを浮かべながら、ペニスを取り出して私に見せ付けていました。孫娘に露出して見せるなんて、それ自体あり得ない変質的な行為でしたが、私がショックを受けたのは、それが完全に普通の人間ではあり得ない物体と化していた事です。嫌らしい触手がビッシリと生えて蠢き、全体のサイズが何回りも増大して、女性として心底恐怖を覚えずにはいられませんでした。何しろ私はまだ男の人と経験した事すらない処女なんですから。

「怖いか? お前の母御は腰が抜けるほど喜んでおるのだが」

 そう言えば、ママが生やしているように見えた触手ペニスがちょうど目の前のソレでした。あの時私の気を浴びてすぐに消滅しましたが、全てお芝居だったんです。

「娘を犯して歓ばせたい、と言うこの男の邪な願望を叶えるため、女に性的歓びを与える事に特化した男根に改造してやったのだが、孫娘には早すぎたようだな。安心するが良い。今すぐコレを使って苦痛を与える事は本意ではない。母御のようにこのペニスに適応出来るよう、じっくり調教してやるからな」

 おじいちゃんの口を借りた魔物の言葉は、とても安心出来るようなものではありませんでした。さっき問答無用で3連続アクメを味わわされ、おじいちゃんの性調教テクに敵うわけはないと、オトナになり掛けた私の体が降参してるんです。でも相変わらず「見えない縄」で雁字搦めの私は体が動かせず、身じろぎしただけで股縄にクリちゃんをズリッと刺激されて絶対絶命でした。

「それにしても、その『見えない縄』を感じてしまうユカリちゃんの感度は本物だな。余計な物が見えないので、スッパダカで色っぽく悶えてるように見えるぞ。いやあ、絶景、絶景」

 ――そんな! 恥ずかしいよお。でも、やっぱり動けないなんて

「その縄はこの男が若い頃鍛えた亀甲縛りと言う縛り方らしいぞ。なかなか使える奴じゃ。ところでお前はまだ処女のようだな」
「当たり前です!」
「だが、自慰は大好きと見える。好色な女じゃ」
「な、何を……」

 言葉を詰まらせる私に言い聞かせるように、再び股間に伸びたおじいちゃんの指はクリちゃんを摘み、クリンと包皮をめくってみせました。あ、又、イカされるの、と危惧しましたが、すぐに指は離れます。

「夜な夜なココを弄りまくっておったと見える。おかげで皮がすぐめくれるし、一寸弄っただけで、呆気なく気をやりおる。ココが感じまくるのは、処女のくせに自慰に耽っておった証拠だな。陰核の感度は、使えば使うだけどんどん向上するものだ」

 身に覚えがあるだけに、私は口をつぐんで我慢するよりありませんでした。初めは痛みを感じる恐怖で、ハーフパンツ越しに机の角に擦り付けて快感を楽しむ程度だったのに、クリトリスの包皮が剥ける事を知ってしまったのが運の尽き。お風呂の中で体を清めると言う口実で、剥いたクリトリスにシャワーを当てる自慰行為が病み付きになってしまい、今では寝る前に剥けグリを指で直に弄ってアクメを楽しんでしまう毎日なんです。帰宅時ハーフパンツを忘れ生パンツで自転車に乗ってしまったため、ボウッとする程気持ち良くなってしまったのはお話した通りです。

「ユカリちゃんは、面白い夢を見るものだ。俺達魔物が夢を見せるのは知っているだろう? どうやらショタコンと露出狂の願望を持っとるようだから、調教に生かすとしよう」

 あの嫌らしい夢はやはり魔物に見せられたものだったんです。ショタコンと言う言葉の意味は不明でしたが、露出狂だなんて冗談じゃありません。私は制服のスカートをミニにしてはくクラスメイト達を軽蔑してるのに。黒いハーフパンツが覗けて不格好極まりないし、中には白いのを見せちゃってるとんでもない子もいて、何を考えてるのか不思議です。男の子にモテると思ってるんでしょうか? 発情した猫同然で、そんなのを目撃するとこんなエッチな子のためにまで危険を犯して退魔師を勤める事に疑問を感じたりもするんです。

「さて、そろそろ朝が来るの。大事な所を隠してやろう」

 魔物はやっぱり人間の女性には興味を持てないのでしょうか。調教を予想して身構えていた私は、アッサリ手を引き、下着を持って来たおじいちゃんにホッとしたのですが、ごく普通の白いブラジャーとショーツの裏地にとんでもない物が見えてしまってギョッとし、声を出しそうになっていました。

 ――アレはママにたかってた魔物だわ!

「魔物感度が高いユカリちゃんには見えるかな。下に着ける方が本体で淫魔と言う魔物じゃ。上のは分身じゃな。亀甲縛りの縄もコイツが出したもので、自由に動かすことが出来る。母御に付いた淫魔はすっかり成長したが、コイツはまだ幼い少年みたいな淫魔だから、仲良く育ててやるが良い。俺が『インマ君』と命名してやろう。ショタコンのユカリちゃんにはピッタリじゃな。一般人には見えぬから心配はいらぬぞ」

 見えてしまう自分の力が恨めしく思えるような、おぞましく気色悪い触手が裏地にビッシリ生えたブラとショーツを持って来たおじいちゃんは、アッサリ私の大事な部分に着せていきます。すると触手はすぐに蠢きながら私の体を侵食して来ました。両の乳房にはグルグル巻き付き、先端の乳首を絞り出すように細い触手に縛られました。女陰部の入り口にはまだ小さな本体が潜み、細い触手が器用に包皮をめくってクリトリスをキュッと絞り出して来ます。上下の敏感な3点を触手に縛られただけで、私はもう気もそぞろでしたが、それ以上の刺激はなく、おじいちゃんもサッサと私に触手付きの下着を着けると、自分の触手ペニスをしまって言いました。

「それでは、後は『インマ君』に調教してもらえ。そいつは本能的に人間の女を歓ばせる術を知っておるから、露出願望を満たしてもらって、精一杯愛液を出す事じゃ。女の体液がエサで成長するからの。この男は今から朝まで母御とタップリお楽しみじゃ、触手ペニスを使ってな。早くユカリちゃんも受け入れる事が出来るように、精々励みなさい」

 おじいちゃんが話している間に、フッと体を縛り上げた「見えない縄」の締め付けを感じなくなり、手も足も自由に動かせるようになりました。下級の魔物である淫魔は気を浴びせれば簡単に撃退出来た事を思い出した私は、このチャンスを逃すまいと即座に「臨兵闘者開陳列在前!」と唱えて気を発してみたのですが。

「そんな事をしても無駄だよ。この男が結界を張っているから、ユカリちゃんには手が出せないんだ。全く敵に回すと厄介だが、味方になると大いに役立つ男だな。あと布団は変えた方がいいぞ」

 おじいちゃんはそう言い残して、悠々と部屋を出て行きました。時刻を確かめると真夜中の三時くらい。触手付きのブラとショーツを脱いでも嫌らしい触手は体に食い付いたまま離れそうになく、私は諦めてそれを見ないようにすると、とりあえず下着は再び身に着けました。普通の人にはまるで見えないのですから、私だってノーパン、ノーブラで学校に行く勇気はありません。そう、後5時間たてば登校する時間でした。私はとりあえず体の自由を取り戻した事に安堵して、おじいちゃんに言われたようにビショビショに濡れた布団をまとめて隅に寄せると、新しい布団を押し入れから出して横になりました。すると程なく睡魔が訪れ、私は朝まで短時間の仮眠に入ったのでした。

< 続く >

感想を書く

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


reCaptcha の認証期間が終了しました。ページを再読み込みしてください。