マゾロイド 第三話

第三話

「まだかな?……遅い」

 黒井雄介は、曇り空の下、公園にたたずんでいた。
 いつもらなら、大勢の人でにぎわっている公園だが天気予報で、もうすぐ雨が降るといっていたため、わざわざ出歩く人は少ない。
 そのためまったくといっていいほど人はいない。
 雄介も本来なら、外には出ない。だが今日はそうは行かない。ドクターから連絡があったからだ。

「準備ができたよ。この前の公園で待っててね」

 何者か名乗らず、ただ一言だけですぐ切れたが、番号は間違いなかったため、急いできたのだ。

「まったく、時間くらい、いってほしいよな……」

 そんなふうに嘆いていても、誰も来ない。こちらから電話しようかと考えたが、いきなり電話するのも失礼な気がして、気が引けた。

「はあ、どうしよう……?」

「おや?何沈んだ顔押しているんだい?雄介様?いよいよ立派になった彼女に会えるというのに」

 突然、危機覚えがある声が後ろから響いた。後ろを振り返ると、制服を着た二人が立っていた。ヒナトと恭太が立っていた。
 日本人とフランス人のハーフであるヒナトは胸と身長は残念だが、そのほかのステータスが完璧な学校一の美女。そしてもう一人はヒナトの幼馴染の恭太だ。
 雄介は主に、気の弱い恭太を虐めて、それを正義感の強いヒナトが止めていたが、それも過去の話。
 ドクターと呼ばれる男に洗脳をうけ、すっかり惨めな変態に成り下がり、ヒナトは好きだった恭太の前で、嫌いだった雄介に喜んで犯された。

「ふふふ……。私にいたっては、今日が待ちきれなく、オナニーしながら歩いてきたんだぞ。ほら証拠だ!すれ違う人たちの蔑んだ目がきもちよかったよ。なあ恭太?」

 そういうと、ヒナトは顔を赤らめながら、短めのスカートを託しあける。そこには青と白のスプライトのパンツがあった。
 ただ、股間の部分には大きなしみが出きている。

「うん!ヒナトはすごいんだよ。歩きながらでもできるんだから!蟹股で、蛇行しながらだけど、写メ一杯取られてさ。まるでアイドルみたいだったよ!」

 そう答えた、恭太は荷物を持ちながら拍手をしている。
 恭太も洗脳を受けて、変態になりさがったはずだが、元々、ヒナトの執事や召使な奴だったため、対して変っていないように感じる。

「ふふ当然さ。マゾロイドに生まれ変わった私には造作もないさ。歩きオナニーなんて朝飯前。それより、恭太!何だ!アイドルみたいとは!ほめるならAV女優か変態アイドルだ!」

「ご……ごめん!ヒナト!そうだね。普通のアイドルにそんなことできないよ!あのまま続けていれば絶対AVにスカウトされてたよ」

 そういわれると、ヒナトは嬉しそうに、下着の中に手を突っ込み、そのまま見せ付けるように弄り始めた。

「そうだな!私としてはそれでもよかったが、雄介様との待ち合わせに遅れてしまうからな。クリをつねって我慢して、オナ走りできたんだからな。ははは」

 見た目は二人ともトップレベルなのに、やってることと台詞は、キチガイそのものだ。人がいたら間違いなく通報されるだろう。

(ぶっとんでるなあ。あの人が言っていたマゾロイドってやつもぶっ飛んでたけど、こうして実際に目にすると、ホントすごいなあ。あのヒナトと恭太が笑えるを通り越して、哀れな変態になってるんだから……)

 幸い周りに人がいないからいいものだが、雄介的には係わり合いになりたくないレベルだ。
 だが、そうもいかない。この二匹だけなのだから。あの人との接点は。

「ん?恭太!台だ!」

「あ……うん!わかったよ!ヒナト!」

 ヒナトに命令され、恭太が地面に四つんばいになり、そこにヒナトが片足を乗せて股を広げ、ピースにした手を突き出し、空いている手で、パンツを引っ張って食い込ませた。

「グロマンピース!イェィ!」

 そういうと、ヒナトは腰を突き出し、笑顔でポーズをとった。

「……なにしてるんだよ?」

 雄介は、ヒナトの何の脈絡もない行為にあきれて聞き返した。

「おや?待ち受け写真を撮りたかったのではないのか?雄介様?携帯をもっていたからそうだと。何背、このヒナト=グロマンコーは雄介様の彼女なんだからな。恋人を待ち受け画面にするのは当然だろ?」

 そういうと、ヒナトは笑顔で、下着を食い込ませた股間を突き出した。

「あは!ほらほら。オマンコくい!くぃ!好きなだけ撮ってくれ。それとあとで私も雄介様の写真を撮らせてくれ。待ち受けにするから。できれば勃起した姿で!」

 嬉しそうに、頬を赤らめて話しているが、雄介は正直引いていた。以前のヒナトならまだしも、ここまで変態に成り下がると、人とは思えない。
 家畜だ。そして、雄介は家畜とする性癖はない。

「そんな馬鹿なことはあとにしろ!任務について話せよ!」

 ついイラついて、ヒナトの股間を蹴り上げる。

「あぎゅ!ああ……。雄介さまぁ。愛情表現がきびしすぎぃ……。でも!このヒナト=グロマンコーにとってはご褒美だ!」

 そういって、痛がったと思ったら、胸を張って又、股間を突き出した。もっとしてほしいという意味だろうか。
 雄介は頭を抱えた。このままでは、いつまでたっても変態の遊びに付き合わされる。

(とっさとはいえ、こいつを彼女って言ったの間違えたかなあ。でもあの時は名案だと思ったし……)

「そういうのはいいから!馬鹿ヒナト!早く任務の話をしろよ!」

「む~。雄介様は真面目だな。まあそういうところに私のオマンコが濡れるがな!」

 そういいながら、ヒナトは舌なめずりをしながら、再び股間を弄り始める。
 以前は嫌っていた雄介に対して、完全にほれさせているのだから、ドクターの洗脳技術はすごいと思うが、できればヒナトの性格はもうちょっとまともにしてほしかったと思う雄介であった。

(まあ、あの人が望んでたのは生きてるダッチワイフみたいなものだから仕方がないか。ここまで惨めなら誰もこいつを人として扱わないし。良し!俺も開き直ってこいつを最大限利用しよう。このマンコ馬鹿はモノ!ヒナトって名前の使い捨てのオナホール!)

「とりあえず、この馬鹿をうまく使えるようにするか。この様子じゃあ、無理やりじゃあ、こいつのペースに飲まれるみたいだから……」

「ん?この馬鹿?誰ことだい?恭太は祖チンだが馬鹿ではないし、私は変態だし。まわりにはだれもいないぞ?」

 ヒナトは、きょろきょろと辺りを見回す。もちろん、スカートをまくって、股間を丸出しのままだ。

「お前のことだよ。丸出し馬鹿ヒナト。まったく、お前が服とかパンツとか着てくるとは思わなかったぞ。バカ犬のくせに。服は人が着るもんだろ?それになんだよ。ヒナト=グロマンコーって」

 そういって、ヒナトの髪を引っ張る。雄介は、とりあえず、ヒナトと遊んでその気にさせることにした。強引に言わせるより、のせて言い様に操ったほうがいいと判断した。

(普通、馬鹿にされたら怒るだろうけど、今のヒナトは喜ぶな。要するにこいつはかまってほしいんだ。ここまで変態で手に負えないと、あの人のほうでも手を焼いてたかもしれない。それを言い様に使いこなせたらきっと、俺の株も上がるぜ)

 そんな、ことを思っていると、予想通り、ヒナトは嬉しそうに乗って気だ。

「あぅ。そうだな!馬鹿とは私のことだったよ。いや……本とは私だって裸で来たかったんだけど、雄介様に会うまで、人のふりしろって命令されてね。ちなみにグロマンコーっていうのは改名したんだ。ぴったりだろ?」

 そういって、下着をずらして、マンコを露出させる。確かに、この間見たときより、使い込まれてる感じがする。

「今の私はヒナト=グレゴリーではない。ヒナト=グロマンコー!ちなみに、恭太は祖チン恭太だ。略してチン太!だからこれからは、マゾロイドに変身していない時はそう呼んでほしい!」

「ハイ!そうです!僕の名前は祖チン恭太!略してチン太って呼んでください!」

 四つんばいで、ヒナトに踏まれていた恭太が叫んだ。

「ふ~ん。俺に会うまでね。と言うことは俺に会ったら、人のふりしなくていいのか?」

「そうだ!と言うか、その後の事は全部雄介様に従えと命令を受けた。だから私達は何でも言うことを聞くぞ!命令に従って任務をこなせと言われる」

 雄介はほくそ笑んだ。予想どおり、ヒナトがいろいろしゃべりだしたからだ。

「そうか。そうか。ところでお前達任務ってのは何だ?俺は何も聞いていないんだけど……。もしかして、忘れてはいないだろうな?お前ら馬鹿だから」

「ふふふ……安心してくれ!そういう大事なことはきちんとオマンコの中に刻み込んでるから忘れないよ。任務については教えたいのだが、そのために、変身許可をくれないか?」

「変身許可?」

 又わけのわからないことを言い出したヒナトに、つい聞き返してしまった。

「否、任務については、マゾロイドの変身しないと話せないんだ。今はマゾロイドじゃなく人だから。雄介様が許可をくれたら私達は変身できるんだ」

「へえ。それじゃあ、さっそく、へん……あ!」

 すぐにでも任務のことを知りたい雄介は、変身許可をしようとしたが、視界の隅ににあった遠くのベンチに男二人が座ろうとしているのが見えた。
 距離は遠いからこっちには気がついていないようだが。

「……。おい。馬鹿ヒナト。その変身って騒がしいか?」

「ん?騒がしいかどうかは良くわからないが、周囲にマゾロイドの存在を知らしめるために、大きな声で目立つようにすることになってるぞ。もちろん、こんな服も着ない!」

(まずいな。ここでそんなことをさせたら、騒ぎになるかも)

 こんなところで騒ぎになるのは、雄介の望むところではない。と言うか、こんな変態と係わり合いを持っていると知られたくない。
 場所を変えようかと思ったが、ふと面白い考えが頭を浮かんだ。

「おい。馬鹿ヒナト。お前は俺の命令なら何でも聞くんだよな」

「ああ。当然じゃないか。私は優秀だぞ。ここでSEXしろといわれれば、すぐにでもしよう!」

 そういうと下着に手をかけて、脱ごうとする。

「馬鹿!違うよ!早とちりするな!」

 雄介は、ヒナトの頭をたたいて止める。

「ん?違うのかい?変身許可でも、SEXでもないならなんだい?」

(まったく……こいつの頭の中はそれしか入っていないのか?……そういうふうに洗脳されたんだっけな。こいつが恥をかくのはいいけど、俺まで巻き込まれたくないからな)

「変身前に、人払いだ。せっかく変身しても周りに人がいたら、任務について離せないだろ?ほら!あそこのベンチにいる奴らだ。あいつらを追っ払って来い」

「何だ。そういうことか。任せておけ!あんな奴らあっという間に追っ払ってやろう。じゃあ一緒に来てくれ。ぜひ私の勇姿と優秀さをそばで見せたい!」

(やっぱり、そうきたか。だがごめんだぜ。一緒に行けば俺も変態にされるからな)

「いや。お前らだけでいくんだ。俺は遠くから見ておくから。それとも、お前は俺がそばにいないとこんな簡単なこともできないのか?」

「そんなことはない!どんな状況でも私は任務を実行するぞ!そういうことなら、チン太!あれを雄介様に渡すのだ!」

「うん!わかったよ!ヒナト!」

 そういうと、四つんばいになっていた恭太が、立ち上がって、荷物から小型のポータブルパッドを取り出し、自分は小型ビデオカメラを取り出した。

「これを見ていれば、どんなに遠くにいても、私の勇姿が見られるぞ!チン太が撮った映像がリアルタイムでみれるのだ。命令だって出せる優れものだぞ!」

 受け取って、スイッチを入れると、ヒナトと雄介が写ってる画像が出てきた。

(すっげえ。やっぱり世界制服をたくらむだけはあるなぁ)

「良し。わかった。それじゃあこれで見ていてやる。いって来い!」

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「前方10mにターゲット確認!ふふふ!雄介様。ところで服は着てもいいのかな?ヒナトは命令なら裸でもやるのだが……」

「(ば~か!どんだけ見せたいんだ!この露出狂!それじゃあろくに話もできずににげられるだろうが。……でもそうだな。今のうちスカートの丈を短くしておけ。パンツは見せてもいいから)」

「?追い払うのだからそれでいいのでは?まあ、私としてはすぐ逃げられるより、みっともない姿を見てもらってからのほうがいいしな。了解だ。スカートはこんなぐらいでいいかな?」

 そういうと画面の前のヒナトは、股上5cmまで、スカートの丈を短くした。ばっちり下着が見える。

「(良し良し!いいぞ。馬鹿ヒナト。いいか?さっき言ったとおりにするんだぞ)」

「当然!まかせておくといい!」

 そういうと、ヒナトは、ベンチに座っている男二人組のところまで駆けていった。

「おい!ちょっといいか?」

 いきなり、声をかけられた男達は、ちょっと驚き、ヒナトを見て、さらに驚いた。
 何背、見た目はとびきりの、金髪美女が、パンツ丸見えのスカートの丈で、目の前にたっているのだ。
 驚いて声も出ない男達にヒナトはさらに畳み掛ける。

「私は、ヒナト=グレゴリー!又の名を、この公園の警備員!丸出しパンツのヒナト!」

 そういうと、ヒナトはスカートのフックをはずし、スカートを脱ぎ捨て、下半身をパンツ丸出しにして、敬礼をした。

「え!な!」

「変態!変態だ!」

 男達は至極当然の反応をする。だが、ヒナトはかまわず、話を続ける。

「変態ではない!これが警備員の制服なのだ。このぐちょ濡れパンツが正義のしるし!怪しい者ではない!」

 そういって、警察手帳を見せるように、自分の学生書をみせる。

「何言ってるんだ?こいつ?!」

「お……おい!こいつヒナトって言ったっけ。ヒナトっていったらあのヒナトじゃねえの?この公園でたむろってた、不良グループを叩きのめした……あの……」

 確かに、ヒナトは過去そういうことをしている。ただそのときは、こんな変な格好もしていないし、警備員でもなかった。
 ただ、公園でタバコをすっていた奴らを注意視したら、襲い掛かってきたので、返り討ちにしただけだ。

「そうだ!そのヒナトだ!この公園で悪さしたから、この正義のぐちょパンの前に散ってもらった!」

 そういうと、ヒナトは上段蹴りをして、足を上げたままのポーズになった。
 たいした運動神経と柔軟性だが、今は、染み付きパンツを見せ付けてるようにしか見えない。

「「…………」」

ベンチに座っている男達は、あっけに取られて声も出ない。

「まあ、当然だよな。しかし、あのヒナトが、あんな行為するとはな。しかも喜んで。すごいよな。ホントに、何でも言うこと聞くかな?」

 遠くから、その画像を見ていた雄介は、ヒナトの無様な姿を見て、高笑いをしたくなった
 。いつも偉そうにしていた、ヒナトが、自分の命令どおり、惨めな姿を晒している。

「(これは、たまらないな。ヒナトなんてもうどうでもいい存在のゴミでも、好きに操れるって言うのはすごい面白い。ドクターはこれを、何回もしているって言うのはうらやましい限りだぜ。いつか俺も誰でも自由に操れるようになりたいぜ)」

 再度、自分の野望を確認した雄介は、画面に目をやる。

「(とりあえず、今はヒナトで遊ぶ……じゃなかった。やれることを確認するか。ヒナト!プランPだ。照れるなよ)」

「了解だ!私を誰と思ってるんだ?照れるどころか気持ちよくていきそうだよ」

「?」

 ヒナトの返答が、遠くにいる、雄介への返答だとはわからない、男達はますます混乱した。

「さて、自己紹介も終わったところで、用件だ。君達!今すぐこの公園から出て行ってくれないか?」

「な……なんでだよ!俺達、何も悪いことしてないぜ」

「いやいや!勘違いしないでほしい。今から私がこの公園で秘密訓練をするから、出て行ってほしいのだ。もちろんただとは言わない!ヒナトオマンコオープン!」

 そういうと、ヒナトはパンツを下ろして、股間を露出させる。そしてそこにあるおまんこには、折りたたまれた紙が、オマンコに挟まっていた。

「ウワ!脱いだ!何したいんだ?この変態!」

 男達が驚く中、ヒナトは嬉しそうに腰をくねらせ、挟んでいた、紙束を抜き取る。そしてそれを広げ、男達に突き出した。
 それは、一万円札が二枚。ただ、ヒナトのオマンコの中に入れられていたため、べとべとになっている。

「ここに、二万円ある!一人一万だ!これで、売ってくれ!」

「「はあ?!」」

「だから、この場所を一人一万で私に売ってくれ!足りないのか?むう……そうだ!では!私のオマンコもつけよう!」

 そういうと、蟹股で近づいてきた。

「私のオマンコを好きに使っていいのだぞ。見るだけじゃない!触ったり、なめたり、なんでもOKだ!おチンポだって入れてもいい!!」

 口を半開きにしてにじり寄るヒナトを見た男達は、ちょっと引いた。

「「……」」

「おい。どうする?」

「いや……。どうするって言われても。と言うか、ヒナトってこんな変態だったのかよ……」

「変態ではないぞ!平和的にお金で解決!丸出し警備員ヒナトだぞ!ほら!好きに使うといい!」

 真面目な顔で、腰に手を当てて、股間を丸出しにしているヒナトに完全にあきれてしまい、どうすればいいか困っている。

「(まあ、普通はそうなるよな。ヒナトがいくら美女だからって、いきなりあんなことすれば。しかし、ホントに何でもするな。せっかくだから、これからはヒナトはとんでもない変態として有名になってもらうかな)」

 今まで、優等生として、周りから褒め称えられていたヒナトが最低の変態として罵られる姿は、想像でも興奮した。否、もう想像ではない。現実になるのだ。

「ヒナト!いい調子だ。そのまま俺の言うとおりに行動しろ!まずは……」

「ふむふむ……。了解だ!さあ!どうする?お金とオマンコを使って立ち去るか?それとも私の正義のおしっこで追っ払われるか?選ぶがいい!おしっこビーム!」

 ヒナトはそういうと、お札を持った手を突き出して、チョロっとおしっこを噴出させた。

「ウワ!きたねえ!」

「こいつ、ホントに出しやがった!」

 男達は慌てて、ベンチから離れる。

「こいつではない!○○学園○-E学級委員長ヒナト=グレゴリーだ!趣味は露出とSEX!人呼んで正義のキチガイだ!あははは!!」

 そういうと、ヒナトは笑いながら、じょぼじょぼとおしっこを噴出し、ベンチに引っ掛けた。

「こいつ絶対、薬やってるよ!いこうぜ!かかわるとまずいよ」

「そうだな!おい!わかったから黙れ!というかこんな公園、汚くてもうこないから安心しろ!」

 二人は、汚らわしい物を見て気分が悪くなった。急いで立ち去ろうとすると、今度はヒナトが呼び止める。

「待て!お前達!お金を忘れてるぞ!今包んでやるからもっていくがいい」

 ふりかえると、ヒナトは自分のパンツにお金を丁寧に包んでいた。

「そんな汚いものいらないよ!」

 確かにお金はほしいが、あんなもの触りたくない。それが彼らの本音だった。
 だが、ヒナトは気にせず、彼らの前に立って、札が包まれた下着を差し出す。しかも得意げで。

「遠慮しなくていい。これでエロ本でも買って存分に楽しむがいい。何なら私がおかずになってやろうか?何、このヒナト=グレゴリー。そこらのAVより、いやらしいポーズをするぞ。もちろんモザイクなし!」

 馬鹿にされてる。男達はそう感じた。なので無視して、去ろうとする。するとヒナトは慌てて、追いかける。

「待て待て!わかった。もう2万つける。恭太!準備しろ!わかった。今日は忙しいんだな。私の電話番号も教えてやろう。○9○ー○○○ー○○○○だ!空いてる時間に呼び出してくれ!」

「……」

「こいつ、ホントに最低だな……。なに考えてるんだろう?」

「もちろん!正義とチンポとSEXのことを考えてるよ!むしろ、私は変な噂で勘違いされてるのが困ってるよ。私は町に愛される露出狂を目指してるのに、親がお金で警察を操ってなかったことにされてるんだから!」

「……こいつ、病院に連れてったほうがいいぜ。通報しようか?」

 あきれてものが言えない。男達はそんなことを体感すると思わなかった。

「ちちち!無駄だよ!ここいらの警察は私のことは無視するさ。親の命令で。むしろそんなことしたら、君達が警察でいろいろ注意を受けるぞ。それに、私はもう病院でも手遅れの烙印を押されたからな!どうだ!すごいだろ!」

 そういって、胸を張るヒナトはなんとも滑稽であった。そしてそんな姿を、遠くから眺めている雄介は大爆笑であった。

「(ははは!ヒナトのあの姿!あいつらヒナトのことを完全に残念な奴いや!汚らわしい奴って思ってるぜ!ヒナト!もういい!十分楽しんだ!最後に、お前の痴態をいろんな人に広めてもらうよう頼んでおけ!)」

「ん?もういいのか?ヒナトはもっとすごいこともやるぞ?」

「(馬鹿!もういいったらいいんだよ!お前は俺の言うことを喜んで聞けばいいんだ!何背お前は俺の彼女なんだから!ちなみに俺は惨めな女が好きだぞ)」

「!!そうだな!彼女!わかった!喜んで聞こう!」

 男達は、誰もいないほうをむいてしゃべるヒナトを怪しんだが、すぐやめた。どうせ脳内で変な幻覚を見てるのだろう。こいつは精神異常者だからと。

「さてさて……つい長話をしてしまったな。これ以上は訓練の時間が減ってしまう。さあ、早く行きたまえ!これから私!ヒナト=グレゴリーは彼氏と一緒にラブラブ特訓するんだから!」

 そういうとヒナトは、手を動かし、人多い払うジェスチャーをした。

「あ!早々!あと、知り合いにこの公園は、ヒナト=グレゴリーという丸出し警備員がパトロールしてるっていっておいてくれ。この公園で悪さしようならこのわたしがゆるさないからな!」

「はあ……」

「何言ってるんだよ!?お前がこの公園を汚している馬鹿だろ?この小便漏らし!」

「ははは!何を言ってるんだ?あれは正義のおしっこビームさ!何ならもう一回見せてあげようか?」

 ヒナトはにやっと笑って、腰に手を当てて股間を突き出す。男達は驚いて離れた。ホントに出されはかなわない。

「わかった!やめろって!たく!ヒナト=グレゴリーって奴はとんだ変態だな!」

「違う!」

 ヒナトは、変態と罵った男に向かっておしっこを放った。
 ただ、男と違い長い銃身を持たないため、軌道が安定せず、あたりはしなかったが。当然、男は激怒する。

「うわ!何しやがる!人として恥ずかしくないのかよ!?」

「私は変態でないではない!正義のオマンコ警備員!この公園の平和を守るヒナト=グレゴリーだ!そのために私は人をやめた!学校を卒業したら、この公園に犬小屋を建てて、24時間体制での警備をするつもりなのだ!そう!番犬になるんだ!すごいだろ!ワン!」

 そういうと、ヒナトは四つんばいになって吼えた。

「……おい……まともに相手すのやめようぜ。こいつ狂ってるんだから……」

「そうだ!私は狂ったバカ犬ヒナトだ!ワンワン!ウゥゥ~」

「な?ほら……」

 犬のまねをするヒナトを見て、片方の男は、もう手がつけられないといった顔になるが、おしっこかけられそうになったもう一人の男は怒りが収まらない。

「だけど……!?そうだ!おい!バカ犬!」

「そうそう!それでいい!私はバカ犬ヒナトだ!それでなんだ?」

 バカ犬と罵られたのに、満足したのか、四つんばいでうなるのをやめて、自信たっぷりに立ち上がる。

「お前。人間をやめたんだろ?何で服着てるんだよ!」

「う!痛いところをつくな。しかし、これは制服だからな……校則にも……」

「はあ?校則?それなら、学校にいってない今も守る必要あるのか?それともお前の学校では休みでも制服着用か?」

「お!確かにそうだな!よし!これから学校に行くときだけ制服を着ることにしよう」

 そういうと、ヒナトは嬉々として上半身に来ていた服を服を脱ぎ始めた。

「どうだ!これで正真正銘、全部丸出しオマンコ警備員!ビシ!」

 素っ裸になったヒナトは笑顔で、敬礼した。

「はは!ホントになったぜ!」

「当たり前だ!これが真の姿だからな!ああ……気持ちいい!この公園は私が守る!このオマンコにかけて!」

 そういって、嬉しそうにマンコを広げると、そこからたらっとマン汁がたれてきた。

「おいおい!まだだろ?それじゃあ、裸族じゃないか。警備員ならかっこいい帽子でもかぶらないと!」

 そういって男は笑いながら、地面に落ちていたヒナトのパンツを指差す。

「おお!そうだな!たしかにそうだ!ありがとう!」

 そういって、ヒナトは嬉々として、パンツをかぶる。

「親のお金で破廉恥行為!真・ヒナト=グレゴリー爆誕!」

 びしっと、テレビのヒーローがしそうな決めポーズを、ヒナトは裸(頭には縞パン)でやった。そんなヒナトを見て、男達は、笑っている。

「どうだ?かっこいいか?」

「ははは!ああ!ホント馬鹿だな。お前」

「お前ではないぞ!私はバカ犬ヒナトだワン!そしてこの公園の丸出し警備員!おお!そうだ!御礼をしないと」

 そういうと、ヒナトは恭太の荷物から、万札を取り出し、折りたたむと又、マンコに差込み、それを突き出す。

「10万ある。これはホンのお礼だ!私を真の姿にさせてくれたお礼だよ。何、お金なら家に腐るほどあるからな。さっきも言ったとおり、親のお金で破廉恥行為さ。ははは」

 男達は互いにうなずいて、ヒナトのマンコからお札を抜き取る。

(こいつ、救いようがないな。だけど金持ちで馬鹿はありがたいぜ)

「じゃあ、ありがたくもらっていくぜ。ありがとよバカ犬!」

「こちらこそだ!何かこの公園で困ったことがあったら、すぐに呼んでくれ。たとえば、トイレが一杯だったときとか、ご飯を食べ残して、ゴミ箱がなかったときとかな!」

 そういって、オマンコを突き出す。

「はは。わかったよ。友達にも教えといてやるよ。ヒナト=グレゴリーって本名でおしえていいんだよな?」

「ぜひ!お願いする!○○学園○-E学級委員長ヒナト=グレゴリーだ!趣味は露出とSEX!職業公園のオマンコ丸出し警備員!これも伝えてくれよ!こういうのは正しく認知されないとナ!写真もとっていくか?」

「ああ!」

 そういって、ヒナトは嬉しそうに写真に撮られていった。

「じゃ~な!バカ犬!」

「今度、残飯集めて持ってくるからな。そのゴミマンコにいれるためにな」

「ああ、そのときは掃除のお礼をするよ!こんなおいしい物なら大歓迎さ!はむ!」

 そういってヒナトは、自分のマンコに突っ込まれたぐちゃぐちゃの焼きそばパンを穿り出して食べている。
 男が持っていた食べ欠けを、面白がって、捨てると、ヒナトは躊躇なくそれを、自分のマンコに入れたのだ。

「ゴミはヒナトのゴミマンコに!なんだぞ!」

 にかっと嬉しそうにするヒナトを写真に撮りながら、男達は又、からかう。

「はは。この馬鹿ほんとにやりやがった」

「ゴミマンコか。でも後で、ゴミ箱に捨てるんだろ?それなら最初からゴミ箱にいれたほうが……」

「!ヒナトはそんなことしないぞ。もしゴミマンコが一杯になったら、食べ物は私のご飯にして、ペットボトルとかはきちんと資源ごみの日に、ゴミ清掃車に届けに行くのだ!地球に優しい変態!それがヒナト=グレゴリーだ!本とだぞ!」

 そういうと、自分の中にある残飯をちぎって食べ始めた。ここまでくると、笑えるを通り越して哀れに感じる。

(見た目はこんな美人なのに……勿体ねえ)

(こりゃそのうち、病院に隔離かな)

「ああ……。わかったよ。それじゃあ、俺達は行くぜ」

「せいぜい、訓練がんばりな。ヒナト=グレゴリー」

「はむはむ。うまい!オマンコ味のパンとはこんなにおいしいものだったのか……。ん?おお、そうか!ありがとう!友達にもしっかり私のことを教えてくれよ。では!」

 そういうと、ヒナトは蟹股で、敬礼をする。すると、ヒナトのマンコからぶりゅっと汚い音がすると、押し込まれていた焼きそばパンの焼きそばが噴出し、股間から垂れ下がった。

「ははは!これは恥ずかしいところを見られてしまったな。かっこよく決めたかったのに!あ!写真は撮らないでくれ!締りの悪いユルマンコなんて知られたくないのだ!ふん!」

 ヒナトが、力をこめると、ちゅるっと、垂れ下がっていた焼きそばが、引っ込んだ。だが次の瞬間、又汚い音と共に、吹き出て垂れ下がってしまった。

「おお!ど……どうしたのだ?おかしいな?嫌!違うんだ!今日はちょっと調子が悪いだけなんだ!見ないで!ヒナトのマンコはこんなだらしないマンコじゃない!」

 そういって手で顔だけ隠して、焼きそばがはみ出たマンコを揺らしている。男達は面白がってその姿を記録し始めた。
 さっきまで恥ずかしさのかけらも出さずに変態行為をしていたヒナトが、恥ずかしがっている。こっちの方が撮る価値がある。

「やめて!撮らないで!お願い!いや!いや!恭太!逃げるぞ!うわ~ん!」

 そのまま、手で顔を隠しながら、ヒナトは無様に逃げていった。恭太もそれについて走っていく。

「「……」」

 男達は、ヒナトたちが木陰に消えるまで、そのみっともない姿を見ていた。

「……おい。どうする?追いかけるか?たぶんあいつ、この公園のどこかで、焼きそば突っ込んでおなってるはずだぜ。やれるかも……」

「やめとけよ。あんな変態。ろくなマンコじゃねえよ。病気持ちの可能性大だぜ。やりたいなら、もらった金で風俗いくほうがいいいよ」

「そだな……。それにしても、あの、噂のヒナトがあんな変態だったとはね。かっこいいとか話してたやつに教えてやりたいぜ」

「教えてやればいいんじゃねえか?本人もそう願ってたし。電話番号も覚えてるから、写真で信じなければ、呼び出してみせてやろうぜ?」

「あ!それいいな。いやいや、汚かったけどいいもの見れたな!」

 そういうと、笑いながら、男達は、公園から去っていった。

< 続く >

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