ランドセルは発情中

 ひとけのない木造の古びた校舎の一室で、この学園の制服を着た幼(おさな)い生徒がひざをつき、懸命に男の一物をしゃぶっていた。部屋の片隅の机の上には、彼女の赤いランドセルが置かれている。
「わたしの体を使って、先生に気持ちよくなって欲しいの」
 男の一物をなめる技術は稚拙(ちせつ)で、生理さえまだ来ていないと思われる年齢からも、男の物を舐めることに慣れていないことがうかがえた。それでも彼女はこの行為に対して心の底から喜びを感じているようで、とろけるような笑みを浮かべている。
「こんなこと、どこで覚えたんだ」
 男は困惑した表情で、自分の股間に頭をうずめている生徒にたずねた。
「夜に、ママがパパにしていたのを隠れて見てたことがあるの」
 彼女は男への奉仕をつづけながら答えた。
「先生、驚いてる? それは驚くよね。わたしだって、どうしてこんなことをしているのか自分でもわからないもの。
 なんだか急に、わたしの体を使って先生に気持ちよくなって欲しいって思いがわきだして、それがどんどん大きくなってきて、自分でも抑えきれなくなったの。
 わたし、先生が気持ちよくなってくれるなら、なんだってできるよ。わたしの体は、先生が気持ちよくなるためにあるの。だからわたしの体を使って、先生にいっぱい気持ちよくなって欲しいな」
(やはり原因は、あのキャンディーか。まさか本物だったとはな)
 男は快感のなかで思った。

ランドセルは発情中 ~先生の性奴隷になりたいの~

 雨が降っていた。
 六月の空を、梅雨(つゆ)のどんよりとした鉛(なまり)のような雲がどこまでも這(は)っている。
 クリーム色に塗られたモルタル造りの学園の校舎は雨に濡れ、暗い空の色をにぶく反射していた。
 昇降口にランドセルを背負った生徒があらわれる。彼は立ち止まり、空を見上げ、あいかわらず雨が降り続いていることを確認すると、残念そうに校庭を一瞥(いちべつ)してから傘を差してふたたび歩き出す。
 その校庭を進み学園の奥ふかくに向かうと、大きくそびえ立つ一本の桜の木と、朽(く)ちかけた旧校舎があった。
 桜の木は春でこそあでやかに咲き誇っていたが、春が過ぎ、梅雨の時期になった今では、校内のあちらこちらに植樹してある地味な木のひとつに成り下がっていた。桜の木は緑色の葉が生い茂り、連日降りそそぐ雨に打たれて濡れていた。その根元では、木の葉が傘となって雨がさえぎられ、コケのおかげでぬかるみの少ない地面を、オナガと呼ばれる青い色をした尾の長い中型の鳥が一羽、さえずりながら悠々と歩き回っている。
 もうひとつの目立つ存在である木造の旧校舎は、今では物置として使われていた。まれにしか使わない教材や運動器具。大きくてかさばる机やイスやスチールロッカー。そのようなものがうっすらとほこりをかぶって、教室や廊下などに捨てられたように置かれていた。
 この旧校舎も昔は子供たちであふれていたのだろうが、老朽化し新しい校舎がある今では人がおとずれることはほとんどなかった。生徒は窓ごしに見える大量の教材が授業を思い出させるためかこの場所に近づこうとはしなかったし、教師も用もないのにホコリっぽくてカビくさい物置に――しかもこんなうっとおしい雨の日に――わざわざ足を運ぶような物好きはいなかった。
 そのような生徒も教師もめったにくることはない旧校舎に、この学園の理科の先生である中島(なかじま)がひとりでいた。
 中島のいる部屋は音楽室か、あるいは放送室として使われていたらしく、窓ガラスは二重になっており、戸や壁も他の教室からくらべて厚くなっていた。旧校舎は全体が立て付けが悪くなっていたが、この音楽室だけは例外で、ガラス窓も戸も年期が入っているわりにはしっかりとしていた。
 そんな金がかけられた部屋も、いまでは理科の教材の入った段ボールや木の箱が置かれる物置になっていた。理科の先生である中島は、明日の授業にそなえてこの部屋に教材を取りに来ていたのだ。
 中島は抱えていた段ボール箱を机の上に置くと、大きく息を吐いた。ひたいに汗をかいている。
(若いつもりだったが、三十の歳を越えると体力が落ちるものだな)
 と、彼は思った。
 中島は長袖のワイシャツをまくっている腕で腰を三回たたき、大きく伸びをしたあと、振り返って窓から外を見た。開けはなたれた窓から、梅雨の雨が降り続いてるのが見えた。雨音にさえぎられて、校内にいる生徒たちの声もまったく聞こえない。
 今日のように風もない梅雨の日は、非常に蒸し暑い。中島は額の汗をぬぐうためにズボンのポケットに手を入れた。
「おや? ハンカチがないな」
 中島は胸や尻のポケットを両手でさぐったが、どこにもハンカチは入っていなかった。
 ハンカチはどうやら、脱いだ上着のポケットの中にあるらしい。
 そう思った中島は、部屋の隅に向かった。
 中島はハンガーを取ると上着のポケットに手を入れる。やはりそこにハンカチはあった。同時に指先に違和感を感じた。ポケットから取り出すとそれは、小さな紙袋だった。手書きの字で《女の子を性奴隷にしちゃう 魔法のキャンディー》と書かれている。うらがえして効能を読んでみると、惚れ薬の一種で、使い方は意中の相手に舐めさせるだけでいい。舐めた相手は、自分のことを性奴隷だと思いこむようになり、最初に目に入った人を自分のご主人さまだと思いこむ。効果はセックスをおえるまで。セックスが終わればを効果が消える、と書かれている。
 中島はどうしてこんなものが上着のポケットに入っていたのか悩んでいるうちに、ようやく自分でこのキャンディーを買いポケットに入れたことを思い出した。
 先日の土曜日。歓楽街で酒を飲み、いい気持ちでの帰宅途中、酔った勢いでどこかの露店でこのキャンディーを買ったのだ。それ以上のことは、記憶に霞がかかっていてはっきりしなかった。
「くだらないな」
 と、中島は鼻で笑った。
 女を性奴隷に出来る媚薬なんてこの世にあるはずがない。万一存在していたとしても、俺の手にはいるような品ではあるまい。
 冷静になって考えればその通りなのだが、このキャンディーを購入したときは酔っていて、正常な判断が出来ずについ信じてしまったのだ。
 誰を性奴隷にしようと思ったのかも分かっている。
 木村(きむら)めぐみ。
 中島が受け持つ教室の、胸の大きな女子生徒だった。
 中島はめぐみのことを大切な可愛い生徒のひとりだと思っている。しかしながら彼も教師である前に男だった。このキャンディーを購入した当時は、酒を飲んだことで心の奥に秘めていた男の性欲が顔を出していた。
 めぐみはあれほど大きい胸をしているのに、子供のためにまだブラジャーをつけていない。そのために、教室で友達とはしゃいだり、体育の授業を受けている時など、その大きな胸がはげしくあばれた。しかも年齢どおりの無邪気さで、中島の男の目をまったく気にしていなかった。
 そんな無垢な色気が中島の男の心を刺激し、酒に酔った勢いが秘めていた欲望が吹き出させ、このようなキャンディーを買わせたのだった。
 中島はキャンディーを手にして困惑していた。こんな物を校内に持ち込んでいるところを誰かに見られれば人格を疑われかねない。さっさと処分をしてしまいたい。
 食べてしまえばよいのだが、中島は甘い物は苦手だった。甘くないキャンディーもあるが、大抵のキャンディーは甘い物と相場が決まっている。甘さを見極めるために、中島はキャンディーを袋から取り出してみた。
 キャンディーは、両端(りょうはし)をねじった透明な紙に包まれた物が、一個だけ入っていた。惚れ薬と謳(うた)うだけあり、エッチなことを期待させるようなピンクがかった乳色(にゅうしょく)をしている。見るからに甘そうだった。かといって食べ物を捨てるのもしのびない。
 中島がキャンディーを見つめながら、さてどうしたものかと思案していると、あけっぱなしになって廊下が見える戸から女の子が入って来た。
「中島先生! ただいま~!」
 頭の両脇で結んだ髪を揺らしながら入ってきた生徒は、中島の担任のクラスの木村めぐみだった。中島がキャンディーを買ったときに思っていた、胸の大きな女の子だ。彼女は準備係という役についていて、授業に必要な器具を、旧校舎から教室や準備室へ運ぶ係だった。旧校舎から器具を運ぶことはめったにないので普段はわりと楽な係だが、そのぶん仕事のあるときには新校舎と旧校舎を何度も往復せねばならず、たっぷりと労働することとなる。
 ただ中島は、相手は幼い子供しかも女子と言うこともあって重い実験用具は彼が運び、彼女には軽い教材だけを新校舎の理科実験室へ運ばせていた。
 軽いといっても、なんども旧校舎と新校舎の間を往復しなければならないのだから楽ではない。さらに今日は梅雨の時期特有の蒸し暑さがあった。動き回れば自然と汗がにじみ出る。
(お、木村、戻ってきたか。仕事はおおかた終わったし、開放しても良いだろう)
 めぐみの帰還した声を背中で聞きながら、中島は上着を掛けたハンガーを部屋の隅に戻した。
「もう、帰ってもいいぞ」
 そう言いながら振り向いた中島は、息を飲んでめぐみに見とれてしまった。
 めぐみは顔も姿も子供らしいものだったが、胸だけは例外で年齢に不釣り合いなほど巨大だった。蒸し暑い中歩き回ったために、ほおが上気している。汗をかいたために、制服のブラウス越しにブラジャーを着けていない胸を覆うキャミソールがうっすらと透けて見えた。そんな彼女に中島は、幼い中に芽生え始めた女の色気を感じていた。
 中島はすぐにその邪念をふりはらった。
(いかんいかん。いくら胸が大きいとはいえ相手は子供。しかも教え子だ。この歳でいまだに独身だからといって、子供に欲情するなんて……)
 汗がほおを流れる。その感触に、中島は自分がハンカチを探していたことを思い出した。
「そうそう。汗を拭くんだった」
 中島がハンカチで顔をぬぐおうとした時、めぐみがキャンディーに目を付けた。
「あっ、キャンディー! わたし中島先生のお手伝いで疲れちゃったなー。疲れたときには甘い物がいいんだよね?」
 中島はあわててキャンディーの空き袋をズボンのポケットにしまった。彼はめぐみに見とれていて、キャンディーを隠すのをわすれていたのだ。
 さいわいなことに、彼女はキャンディーそのものに目を奪われて空き袋のことは気にしていない。
(そうだ、手伝いをしてもらったお礼に、このキャンディーを木村にやろう。なぜそれのことに気がつかなかったんだろう)
 中島は一瞬、袋に書かれていた惚れ薬のことを気にしたが、そんなばかなはずがない、これはただのキャンディーだと思いなおした。
「ほしいならやるぞ。おれは甘い物は苦手だからな」
「ほんとう?」
 彼女はキャンディーを宝石でも見るような情熱をもって見つめていた。
 めぐみは差し出された中島の手から、おそるおそるキャンディーを受け取る。
「どうした? ただのアメだぞ。そんなにめずらしいか?」
 魅入られたようにキャンディーを見ているめぐみからの返事はなかった。
 めぐみは両端がねじってある透明な包み紙をほどくと、夢を見ているような声で「いただきまーす」と言いながら、キャンディーを口のなかにほうりこんだ。
 その時、強い風が校舎を吹き抜けた。雨が教室内に吹き込む。めぐみの両脇で結んだ髪が揺れる。彼女の制服のプリーツスカートが揺れて、太股があらわになる。中島はおもわずめぐみの太股に目を向けた。幼く脚線美と呼ぶにはまだほど遠いが、それでも女としての肉体がつくられはじめていることを彼は感じた。
 めぐみはスカートを手で押さえることを忘れたように、ひたすらキャンディーを味わうことに夢中になっていた。
 強い風は瞬間だけで、すぐにやんだ。めぐみのスカートもふたたび彼女の足を隠してしまう。
 めぐみの足を見つめていた中島は、その視線をキャンディーをほおばる口元に移動させた。
 めぐみは口の中でキャンディーを転がしていた。さきほどの風で舞ったのか、めぐみの口の中から発する甘ったるい香りが中島の鼻腔をくすぐった。
 中島は先ほど吹き込んだ雨のことが気になり部屋を見渡した。床が少し濡れていたが、雨が入ったのは一瞬だけだったのでしばらくすれば自然に乾きそうだった。
 桜の木の下にいたオナガも去ったらしく、いつのまにかそのさえずりも聞こえなくなっていた。
 ふたりは静寂に包まれていた。中島がキャンディーをなめるめぐみの舌の音が聞き取れるのではないかと思ったほど、それほど静かだった。
 校舎のスピーカーから、夕方を知らせるチャイムが聞こえて、しばらくのあいだ静寂をさえぎったが、その後ふたたび、ふたりを静けさがつつみこんだ。
 中島は恵美の口元をながめていたために、彼女の表情が少しずつ変化していることに気がついた。めぐみの瞳が潤(うる)み出した。ほおが赤く染まってゆく。息づかいも荒くなってきた。その表情は、中島に先日見たアダルトビデオの、男のチンポをしゃぶる女優の表情を思い出させた。
 中島の頭の中で、先日見たチンポをしゃぶるアダルトビデオの女優の姿が、めぐみの姿に重なって再生されていた。

 妄想に浸っていた中島が我に返ると、めぐみが自分のことを見つめていることに気がつき動揺した。
 めぐみはキャンディーを食べおわっていたが、あいかわらず瞳は潤み、ほおは紅潮し、息も荒い。そしてその視線は、一心に中島を見ている。
 めぐみに限らず女は、時に鋭い勘を働かせることがある。中島はそのことを経験から知っていた。中島は、よこしまな想像をしながらめぐみを見ていたことを見透かされたのだと考えた。
「すまんすまん。キャンディーがおいしそうだったんでな。ついみとれてしまった」
 うそをついた。苦しい言い訳だったが、しかしめぐみに対し『お前のことを先日見たエッチなビデオの女優に重ねて、いやらしい思いで見てたんだ』とはさすがに言うわけにはいかなかった。
 中島の言葉が聞こえないかのように、めぐみはひたすら彼を見つめつづけていた。
 きまずそうにしている中島に、突然めぐみが「中島先生! 大好き!」と叫んで抱きついてきた。
 中島は一瞬とまどったが、これは子供にありがちなスキンシップだろうと思いめぐみに応えた。
「おれも木村のことが好きだぞ」
「本当!? 嬉しい!」
 めぐみは満足したようにそう言うと、中島から腕を放した。
 どうやらエッチなことを想像しながらめぐみを見ていたことはばれていないようだ。俺の勘違いだったらしい。と、中島は安堵した。
 しかし、安心したのもつかの間だった。
 めぐみは熱い視線を中島からそらさずに後ずさりをすると、すこし離れてから足をとめ、その場で服を脱ぎはじめた。
 制服のブラウスに指を這わせ、えりもとから順番にひとつひとつボタンをはずしてゆく。
 めぐみは、はだけたブラウスを両手で開くと床に脱ぎ捨てる。肌に着ている白色のキャミソールが見えた。胸のカップなどついていない、きわめて子供向けの下着だ。
「なにをしているんだ!」
「わたしの体は、先生がきもちよくなってもらうためのものなの。
 わたしの体を使って、先生に気持ちよくなって欲しい」
 めぐみは両手を腰の脇にそろえて、プリーツスカートのホックをはずした。スカートが足にそって床にすべり落ちる。白いショーツがあらわになる。キャミソールもショーツも、いかにも子供が着ていそうなもので、けっして色っぽい物ではなかった。だが、そんな色気のない下着を着ている子供が、男の目の前で制服を脱いでゆく行為が、背徳的な淫靡をかもしだしていた。
 めぐみは中島を見つめ返すと、甘える声で言った。
「わたし、中島先生とエッチなことがしたいな」
「なにを言い出すんだ!?」
 中島はとまどいながらも、めぐみの体から目を離せなかった。相手は幼い子供だ、しかも教え子なんだ、と自分に言い聞かせつづけたが、彼女のキャミソールを押し上げる、同年代の子供とは比べ物にならないほどの大きな胸の魅惑から目がそらせられない。
 身動きしない中島に向かい、めぐみがゆっくりと近づく。
 めぐみは中島の目の前に立つと、腰を落としてひざ立ちになった。
「わたしの体を使って、先生に気持ちよくなって欲しいの」
 めぐみはそういうと、中島のズボンのファスナーに手を掛けて、しずかに下ろした。
「!?」
 おどろいている中島をしりめに、めぐみは小さな手を動かし、ファスナーの奥から中島の男性自身を取り出した。
 めぐみは、中島の男性自身をしゃぶりはじめる。
「こんなこと、どこで覚えたんだ」
 中島は困惑した表情で、下着姿で自分の股間に頭をうずめているめぐみにたずねた。
 中島も教師である以上、保健の授業の時間に性教育があることは知っていた。しかしフェラチオまでは教えていないはずだ。
「夜に、ママがパパにしていたのを隠れて見てたことがあるの」
 彼女は中島への奉仕をしながら答えた。
「夜寝ていてたら、おしっこがしたくなって目を覚まして、おトイレが終わった後、自分部屋に戻るために廊下を歩いていたときに、パパとママの寝室から大きな声がして、おどろいて何をしているのか寝室をのぞいたことがあるの。
 あの時は、何をしているのか分からなかったけれど――こういうのって、本能って言うのかな――今ならば、パパとママがなにをしていたのか理解できるよ」
 めぐみはさらに言葉をつづけた。
「先生、驚いてる? それは驚くよね。わたしだって、どうしてこんなことをしているのか自分でもわからないもの。
 なんだか急に、わたしの体を使って先生に気持ちよくなって欲しいって思いがわきだしてきて、それがどんどん大きくなっていって、自分でも抑えきれなくなったの。
 わたし、先生が気持ちよくなってくれるなら、なんだってできるよ。わたしの体は、先生が気持ちよくなるためにあるの。だからわたしの体を使って、先生にいっぱい気持ちよくなって欲しいな」
(やはり原因は、あのキャンディーか。まさか本物だったとはな)
 めぐみの話を聞いて、中島はそんなことを考えていた。
 めぐみの技術は、稚拙そのものだった。それでも、こんな幼い子供にフェラチオをさせていること、しかも学校の敷地内で教え子と性行為をしているという危険な興奮が、中島の気持ちを盛り上げる。背徳感が中島の心を浸食し、彼の男性自身を激しく怒張させた。
 めぐみは子供の小さな口を精一杯開けて、大人の中島の物を懸命に含んでいる。
「先生……気持ちいいんだ?」
 中島は黙って彼女の頭をつかむと、欲望を口のさらに奥へと押し込んだ。
「うっ!?」
 めぐみは思わずむせこんで口を放す。
「す、すまん。深すぎたか」
「ううん。先生が気持ちよくなってくれるならば、わたし、がんばる」
 そう言うとめぐみは、今度は自分から深くチンポを口にくわえた。
 子供の小さな口で成人の物を入れることは苦しいのだろう。それでも懸命に、わずかでも深くくわえようとしている彼女を、けなげでいとおしく思った。
「ううっ……そろそろ出る。口を放すんだ」
「んんっ! いやっ!」
 めぐみは中島のチンポをくわえて離さなかった。
「だめだ! もうがまんができん!」
 中島は精液を、めぐみの口の中に放った。
 めぐみは、ようやく口からチンポを離した。中島が放った精を、むせながらも、どうにか飲み込む。
「大好きな中島先生のだから、がんばって全部飲んだよ」
 その言葉を聞いて、中島は彼女を自分の物にしたいという気持ちで、自分の心の中がいっぱいになるのを感じた。
(木村とのセックスか……。キャンディーの効力はセックスをしなければ消えないと袋に書いてあった。俺がセックスをしてやらなければ、木村は一生このままだ。俺を思って発情しつづけるだろう。
 こんな幼い子と、しかも教え子と、セックスなんてできるはずがない。しかし木村を救うには、それしかないんだ)
 この気持ちは彼女を救うためなのか、それとも幼い教え子とセックスをするための自分への口実なのか、中島自身わからなかった。
 中島は窓ぎわまで歩くと、ガラス窓を閉じ鍵を掛けた。そして、ほこりっぽい、色があせて白っぽく見える黄色いカーテンを閉める。さらに廊下側に向かい、すべての戸を閉めた。
 中島は思った。
(この部屋の窓のガラスは二重になっているし、部屋自体が防音になっている。老朽化しているとはいえ、外への音をかなり遮断するだろう。しかもこのあたりには人が滅多に来ない。すこしくらい大きな音を立てたところで、誰にも気づかれないはずだ)
 窓も戸もすべて閉め切った教室はいっそう蒸し暑くなった。
 それでもふたりの行為の音が外に漏れるよりはましだ、と中島は思った。
 中島は振り返ってめぐみを見た。めぐみはフェラチオをすませたあと、その場でひざ立ちのままになっていた。
 めぐみの全身が、しっとりと汗に濡れている。
 中島はめぐみを立ち上がらせると、今度は中島がめぐみの前でしゃがみ込んだ。目の前に立っているめぐみの体に手をのばす。キャミソールの裾をつかむと、ゆっくりとまくり上げた。やがて、彼女の幼い子とは思えない大きな胸があらわになる。
「先生はわたしの胸が好きなの?」
 中島の食い入るような胸を見る視線に、めぐみが問う。
「いいよ。わたしの体は先生のものだから。だから先生の好きなようにしていいよ」
 めぐみは手を胸の前に持ってゆくと、中島の手からキャミソールのすそを譲り受ける。彼女が自分で胸までまくり上げている姿になる。
 中島はゆっくりと彼女の胸に手を当てると、おそるおそる、すくい上げるように揉み始める。中島の太い男の指が、めぐみの胸にめり込んだ。
「痛くはないか?」
 中島は、成長期の胸は敏感だという話を思い出して訊ねた。
「ん……だいじょうぶだよ、先生」
 キャンディーの影響か、あるいはもともといやらしい胸なのか、めぐみは痛がるどころか、快感をおぼえている様子だった。
 安心した中島は、めぐみの胸をわしづかみにした。めぐみの胸が中島の手の中で思い通りにゆがむ。めぐみの大きな胸を好きなように出来ることに、彼は興奮した。
 中島の腕はしばらくのあいだめぐみの胸を遊んでいたが、やがて胸から離れると、彼女の着ているキャミソールをつかんで頭から脱がせてしまった。
 キャミソールを床に捨てた中島は、その手をみゆきのショーツへ伸ばした。彼の指がめぐみの足を這い、ショーツを下ろしてゆく。中島は足からショーツを抜かせると、床に落とした。
 しゃがんでいる中島の目の前に、直立しているめぐみの秘所があらわになった。年齢に不釣りあいな巨大な胸とは違い、めぐみの秘所は歳相応の――毛も生えていないような――幼い子供のものだった。どう見ても男の一物がはいるようなものではない。
「やはり、入れるのはむりか……」
 されるがままになっていためぐみが、中島の言葉を聞いてあわてて床にひざをつき、しゃがんでいる彼の顔に自分の顔を近づけた。
「えっ!? そんなのいや! わたし、先生とエッチがしたい!!
 体が……体が先生のを欲しいってうずいているの!! 中島先生以外とはしたくないし、中島先生じゃなくちゃだめなの!
 おねがい先生! わたしとエッチして!」
 懇願するめぐみを見ながら、中島は思った。
(俺とセックスをする以外にキャンディーの効果を消す方法はない。
 やはり、木村とセックスをするしかないのか)
 中島は立ち上がると、部屋のすみに置かれていた机をいくつか運び、一列に並べた。それからズボンとトランクスを脱ぐと、並べた机の上にあお向けに寝た。
「木村、俺の体にまたがるんだ」
 全裸のめぐみは、これからすることが理解できたのか、小さくうなづくと、机で作られたベッドにのぼった。
 めぐみは足を思い切り大きく広げて、あお向けに寝ている中島の腰にまたがる。おそるおそる腰を落としはじめた。さすがに怖いのか、その動作はゆっくりとしたものだった。めぐみがかすかに震えているのが、彼女に触れている中島の足に伝わる。
「やめてもいいんだぞ」
 中島がめぐみを上に乗せたのは、彼女の調子でセックスができるようにという中島なりの配慮だった。
「ううん。わたし、先生のが欲しい」
 めぐみはそう言うと、意を決したように小さくうなづき、中島の怒張した男根つかんで自分の秘所に当てた。
 中島の肉茎が彼女の淫裂を割って進入する。
 ところが、中島の先がわずかに入ったところで、めぐみは小さなうめき声を上げて動きをとめてしまった。
 実は、中島は巨根だった。中島は自分の一物が大きなことを、ひそかな自慢としていた。そのために、まさか、このことが裏目に出るとは今まで思っても見なかった。
 木村の幼い体では、平均的な大人の男のチンポでも入れるのはむずかしいだろう。ましてや俺の物がとても入るとは思えない、と中島はおもった。
 ところがめぐみは、中島の心配をよそに、痛みをこらえ、いまにもこぼれ落ちそうな涙を目にためながらも、中島の物を自分の中に入れようとしていた。
 見かねた中島が上半身を小さく起こした。
「もういい。やめるんだ、木村。おまえの小さなあそこでは、おれの物は入らない。このままではおまえのあそこは壊れてしまうぞ」
「壊れたっていい! 先生に気持ちよくなってもらいたいの! わたしの体を使って、先生に気持ちよくなってもらわなきゃいけないの!!」
 めぐみは中島に抱きつくと、腰を押しつけて、彼の一物を押し込もうとする。
 中島の目の前で、めぐみは大きなうめき声を上げた。目に溜まっていた涙が流れ落ちる。
「木村! 聞き分けるんだ! お前が本気なのは、その必死なそぶりからわかる。だがあそこが壊れてしまったら、もう二度とおれの物は入れられないんだぞ。だいいち、そんなふうにむりやり入れられても、俺は気持ちよくなんてない!」
「気持ちよく……ない……?」
 めぐみの体の動きが止まる。
「そうだ。いまの木村の体では、俺を気持ちよくさせることはできない。
 木村が成長すれば、いずれは俺の物を入れられるようになるだろう。その時になったら、何度だってセックスをしてやる。
 だから、俺とセックスをしたい気持ちを堪えるのはつらいだろうが、入るようになるまで我慢するんだ」
 めぐみは中島を見つめた。
「先生がそういうのならば、わたし我慢する。
 先生が気持ちよくなれないのならば、しかたないもんね。
 そのかわり、わたしのあそこが先生の物をいれられるようになったら、たくさんセックスしてね」
「約束しよう。だから今日はあきらめろ」
 めぐみは、しぶしぶ頷いた。
 中島は腕を伸ばして、めぐみの頭をなでた。
「いい子だ」

 その翌日。
 学園の教員である中島は、一時間目の授業をしていた。授業は彼の専門科目である理科だった。この授業のため、昨日めぐみとふたりで旧校舎で準備したのだ。しかし、かんじんの授業の方はまったく進んでいなかった。
「中島先生! ちゃんと授業をしてください」
「あ、ああ。すまんすまん」
 中島は終始そわそわして落ちつかない様子で、授業は上の空だった。しまいにはクラス委員長の生徒に注意され、あわてて我に返り授業を再開するしまつだった。
 その原因は、教室にいるめぐみにあった。中島の視線の先にあるめぐみは、顔が赤く、息が荒い。
 朝、中島はそんなめぐみの異変に気がつき、風邪でも引いているのかと訊ねたのだが、めぐみは『風邪なんて引いていないよ、平気』と弱々しい声で答えるだけだった。
 めぐみは平気だと言うが、昨日のこともあり、中島は彼女のことが心配でならなかった。そのために授業に身が入らず、遅々としてすすまなかった。
 そして、ついに中島が心配していた事態が起こった。
 突然、めぐみが激しい叫び声をあげたかと思うと、ふるえながら体をのけぞらせ、そのあと力が抜けたようにイスの背もたれによりかかった。
 中島は持っていた教科書を投げ捨てると、めぐみの席に駆けつけた。めぐみは意識がもうろうとしている。中島はめぐみを抱き上げると、「木村を保健室に連れていく。その間、授業は自習にする」と言い放って教室を出た。

 保健室の先生は見あたらなかった。
 中島はめぐみをベッドに下ろした。
「やっぱり風邪なのか?」
「ううん、ちがう。
 だいじょうぶ、しんぱいないよ」
 ベッドに横たわるめぐみは、うわごとを言うような声で答えた。
 中島はめぐみを見た。あいかわらず、ほおが赤く、息は荒い。目にはうっすらと涙が浮かんでいた。
「ならば、やはり昨日のことが原因なのか?」
 めぐみは観念したような表情をしてから言った。
「中島先生、ほんとはね、先生のおちんちんを入れられるように特訓していたの。
 ――見て」
 めぐみは、ベッドの上で上半身を起こすと、スカートをまくる。
 中島の目に、彼女のショーツが不自然に盛り上がっているのが見えた。
「このふくらみは……。まさかとはおもうが……バイブを入れているのか?」
「学校に来る前、自分で入れたの。
 だって、先生のおちんちんを一日でも早く入れられるようになりたかったから」
「こんなものを、どこで手に入れたんだ」
「ママから、だまって借りてきたの」
「とにかく、バイブを抜くぞ」
 中島はめぐみのショーツを下ろした。彼女のあそこには、たしかにバイブが刺さっている。中島はバイブの端をつかむと、ゆっくりと引き抜きはじめた。中島の手に、バイブの振動が伝わる。
「ん……んん……」
 バイブを動かすたび、めぐみがうめき声をあげた。
 中島はようやくバイブを引き抜いた。バイブは愛液に濡れ、蛍光灯の明かりをにぶく反射しながら振動をつづけていた。
(たしかに俺のチンポよりは小さくて細い。だが、それにしたって、バイブを入れるなんて)
「こんなものをしていては、生活に支障をきたすのは当然だろう」
「でも、先生のおちんちんを早く入れられるようになりたかったの。少しでも早く、先生にわたしの体で気持ちよくなって欲しいかったの」
 めぐみは情熱がこもった声で答えた。真剣な表情で中島を見つめつづける。そのまなざしは、中島の一物を早く入れられるようになることを心から願っていることを証明していた。
(いまだに信じられないが、俺が昨日食べさせたキャンディーのせいで、木村は真性の性奴隷になってしまったんだ。
 このままでは、俺とセックスをするために、木村がどんなむちゃをするかわからない。
 すべて、俺の責任だ。
 俺が木村を救わなければ)
 中島は、めぐみの両肩をつかんで言った。
「わかった。でもこのバイブは使わないこと。
 その替わり、明日、おれが新しいバイブを与えてやるから」
「え? 先生がバイブをくれるの? それならば、今日は我慢する」

 その日の夜。
 中島は、アダルトショップに入っていった。

 翌日。
 中島は教室で授業を受け持ちながら、ときどきポケットに手を入れてはなにかを動かしていた。それに合わせるように、つくえに座っているめぐみが体を小さく振るわせる。
 実はめぐみのあそこには、リモコン操作で動いたり止まったりするバイブが入っていた。中島は、ポケットに隠しているリモコンで、めぐみに刺さったバイブを操っていたのだ。
 今朝。中島の連絡により早めに登校しためぐみは、中島に新しいバイブを入れてもらった。彼女はバイブをあそこに入れたまま、授業をうけていた。
 中島は、めぐみになるべく負担がかからないように気を付けながら、バイブのスイッチを入れたり切ったりしていた。
 これが中島が考えた、めぐみにできるだけ負担をかけず、かつ、めぐみの気持ちも体も満足させる方法だった。これならば中島がめぐみの状態を見つつバイブを動かすので、昨日のように止まることなく動きつづけるバイブによって気絶してしまうような心配はない。大きさも、昨日めぐみがつけていた物よりも小さかった。しかも、中島の手でバイブを作動させているので、めぐみも中島に調教されている気分になれる。
 しばらくバイブを動かしているうちに、中島の気持ちに変化があらわれて来た。はじめはめぐみの性欲を抑えるためにバイブを動かしていた中島だったが、こうして自分の手でリモコンをいじっているうちに、めぐみを調教していることが快感になってきたのだ。バイブのリモコンのスイッチを動かす自分の指先ひとつで、めぐみを思いのままに感じさせることができる。そのことが楽しくなってきたのだ。さらに、教師である自分が授業中に生徒を調教しているという背徳感も、中島の気持ちを昂揚させた。
 調教することが快感になった中島は、めぐみが苦しそうにしていても、バイブを止めずにしばらく放置するようになった。
 しかし、さすがにやりすぎたらしい、めぐみのほおに汗が流れているのを中島は気がついた。責める中島にとっては短い間でも、責められるめぐみにとっては気の遠くなるほど長い時間だった。
(しまった! やりすぎたか)
 中島はあわててバイブのリモコンのスイッチを切る。
 バイブの振動が止まったことに気がついためぐみが、教壇の中島をに向かって首を振る。それから潤んだ目で、懇願をするように中島を見つめた。その瞳は、バイブでの調教をつづけて欲しいと訴えている。
 そんなめぐみを見て、中島も興奮をしていた。彼はリモコンのスイッチをふたたび入れた。さらに出力を『最強』にする。
 めぐみは強く目をつむり、唇を噛んで、今にも漏れそうなあえぎ声を懸命に抑えて、必死に快感に堪えている。
 中島は、めぐみを調教することに快感を覚えている自分に気がついた。

 それから一週間。めぐみのバイブ調教は、毎日つづいた。
 そしてついに、この日が来た。
 中島とめぐみは、旧校舎の、ふたりがはじめてセックスをこころみた、あの教室に来ていた。
「こんなのどうかな?」
 めぐみは裸体にランドセルを背負って中島の前に立った。白い肌に赤いランドセルが映える。めぐみなりに中島を悩殺させる方法を考えたらしい。
 すでに二重になったガラス窓は固くとじられ、カーテンが閉められていた。初めてのセックスのときと同じように、机を並べたベッドの上に中島があおむけで寝ている。
 めぐみはランドセルを背負ったまま中島にまたがると静かに腰を落とした。
「ん……んん……」
 めぐみはあごを上げながら、小さなうめき声を出す。
 幼いめぐみの膣に、中島の巨根がのめり込んでゆく。
 中島は、自分の男根が狭い膣に締め付けられるのを感じた。
 しばらくして、めぐみの動きがとまった。中島は自分の物が最奥に当たった感触を知った。中島がふたりの接続部分を見ると、中島の男根は半分も入っていなかった。彼女の小さい体では、ここで限界らしい。
 中島はまたがっているめぐみの顔を見た。その表情から、幼い膣をむりやり広げられる苦しさが伝わってくる。それでも、めぐみの心が満たされていることが中島には分かった。
「ゆっくりと腰を前後させるんだ。そうっと、そうっとでいいぞ」
 めぐみはうなずくと、おそるおそる腰を動かしはじめた。
 最初はつらそうな、うめき声を出していためぐみだったが、しだいに声に艶(つや)がでてきた。
「まだ痛いか?」
「ううん、気持ちいい。やっぱり、先生のおちんちんがいい。バイブなんかよりずっといい」
 ヒロインははげしく腰を動かし、ついにあえぎ声を上げはじめた。
 中島も狭い膣で責められて、すでに射精寸前だった。
「そろそろ出そうだ。抜くんだ」
「精液が出るの? わたしの中に出して!」
「それはまずい。はやく抜いてくれ」
「いや!」
 めぐみは、中島の腰を手でつかむと、絶対に放すものかと強く力を込めた。
「もう我慢ができん。出る!」
「中島先生、わたしの中で出して! わたしの体で気持ちよくなったんだって、証明して見せてっ!」
 中島は、めぐみの中に射精した。
 同時にめぐみも、絶頂を迎えた。

「中に出してくれたんだね。あそこの奥が熱いよ。これって、先生が一番気持ちよくなったってことでしょう?」
 めぐみが、うつろな目で問う。
「ああ。木村の体はすばらしかったぞ。百点満点だ」
「あれ? もう、あの不思議な気持ちがしなくなった?」
 めぐみは、あれほど毎日寝ても起きても感じていた『心の奥からわき出る、中島先生に気持ちよくなって欲しい』という気持ちが、心から、体から、退いていくのを感じた。
「そうか、元に戻ったのか……。
 いままで、よくがんばったな木村」
 中島とめぐみは、机で作ったベッドから降りた。
 服を着始めためぐみをながめながら、中島は自分のことをこんなにも慕ってくれるめぐみを、愛(いと)おしいと感じていた。たとえそれが、キャンディーの効果によるものだったとしても、この一週間を思い返せば幸せだったと思った。
 できることならば、これからもめぐみの体を愛したいし、バイブ調教もつづけたかった。しかしキャンディーの効果が消えた今、めぐみの自分に対する気持ちも消えてしまったに違いない。
「よかったな。俺とセックスしたい気持ちが消えたのならば、もうバイブ調教をしなくてすむ。調教はおわりだ」
 するとめぐみは、首を横に振った。
「ううん。これからもバイブで調教してほしいな。
 ときどきは今みたいに、先生の物をわたしの中に入れて欲しい。
 だって、不思議な感覚が消えたって、先生に調教して欲しいって気持ちは変わらないから。
 それに先生、わたしの中におちんちんが入るようになったら、いっぱいエッチしてくれるって約束したよね?」
 中島はめぐみも自分で同じ気持ちであることに驚くとともに、うれしく思った。
「いいのか? ほんとうに俺でいいのか?」
「バイブで調教されるのが大好きな体にしたのは先生だよ? 責任とって、もっと調教してね」
「わかった。木村をそんな体にしてしまったのは俺のせいだからな。これからも、責任をもって調教をしてやる。かくごしろよ。
 それに実は、おれも木村を調教するのが楽しくなってきたんだ」
 それを聞いためぐみは、背負っていた赤いランドセルをおろすと、中からバイブを取り出した。
 そのバイブは今までの調教に使った物とは形のちがう細いものだった。
「あのね中島先生。昨日パパとママが夜にしているところを、またのぞいたの。そしたらパパが、ママのお尻の穴におちんちんを入れていた。だから今度は、お尻の穴を調教してほしいな」
 めぐみは、アナル用のバイブを中島に手渡しながら、笑顔でそう言った。

< おわり >

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