僕と、生徒会長と、 0話

0話:ハカセ 富川源五郎

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 その頃第8研究室にて。ハカセはモニターを眺めていました。

「あ、この反応やばいかもしれん」

 悠用のモニターには、常人では理解できない、記号やら数列やらグラフやらが並んでいました。なんだかんだ言って、ハカセは天才なのです。

「んー。まぁ悠なら大丈夫じゃろ。世界の支配者になるんなら、これぐらいは耐えてもらわんとな。可愛い孫には旅をさせよ、じゃな。まあ悠の許可は取ってないけど。わはは、儂の計画聞いたら悠はびっくらこくじゃろうなぁ。喜ぶじゃろうなぁ。ふはははははは」

 ハカセに孫はいません。ハカセは童貞です。やっぱりハカセは変人なのです。
 ところで年をとると、昔のことを思い出したくなるものなのでしょうか。ハカセは意外と過去を振り返ります。なぜなら、研究者にとって失敗は、無限の可能性を秘めているからです。ハカセは自身特製の 『濃か! 甲羅』 を飲みながら、データの監視と開発を進めつつ、過去を思い出すのです。4つぐらいのことを平行してできなきゃ、天才とは呼べませんからね。

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 何度も言いますが、ハカセは天才です。
 半世紀以上も前のことです。ハカセはさっさと権威を手に入れるために海外へ行き、一カ月もかからずに大学院を卒業しました。いや、大学院どころか、大学、高校もです。
 ハカセが大学院を出るころには、文系から理系、雑学から芸術、スポーツまで、なんでもござれの万能研究者となっていました。しかし、彼に期待を寄せる人間は誰もいなかったのです。それはハカセ自身のコミュ力が無い所為でもありますし、ハカセ自身の性格が特殊な所為でもありましたが、なにより、研究者から除け者にされた理由は、ハカセの研究テーマです。ハカセは自分にとって分からない物、一番苦手な物をテーマにしました。それは人の感情、心の機微です。ハカセはこれさえ分かれば、愚鈍な為政者の代わりに世界を平和に導けると考えたのでした。だって、マッドサイエンティストと言えば世界征服じゃないですか。少なくともハカセは、そう考えていました。自分がおかしいという自覚は当時からあったんですね。つまりハカセの研究テーマは。

『人を洗脳する研究』

 東京オリンピックもやってないころの日本で、こんなこと研究してたら国際的に色々やばいです。ハカセ的には、全然外国人と仲良くなれなかった上に、日本に対して猛烈なホームシックを感じてしまったものですから、もう二度と海外には出たくなかったのです。そうすると、日本で研究をする以外なかったのですが、倫理的に明らかにアウトな研究。更に、余りにも飛び出た杭は全力で叩く人達により、追われるように、ハカセは学会から追放されます。
 若干16歳の青年は、せめてもの餞別に、とでも言わんばかりの山と、広い土地と研究所だけ国から受け取り、一人で孤独に自分の道を歩き続けました。

 そんなこんなで気づいたら、研究室も第5研究室までいっぱいいっぱいになりました。思えばここまで長かったなあと思うハカセ。55歳の冬のことでした。土地を切り売りしていたら、ある夫婦が引っ越してきました。須藤家です。
 須藤家には生まれたばかりの赤ちゃんがおりました。悠です。ハカセはとっくのとうにご近所の一帯から、悪い意味で確固たる地位を築き上げていました。せめてこの夫婦だけでも取り込んでやろうとハカセは考えました。実はハカセは孤独が嫌いなのです。もう一人はいっぱいいっぱいだったのです。おしゃべりしたいのです。でも、そんなことは周りの人には伝わりません。だってハカセコミュ障なんだもの。
 ハカセは自慢の発明品で悠をあやしに行きました。悠の両親はドン引きです。

「ふははははははは。どうじゃ悠。これが儂の新発明 『キリト! アリ? ギリギリッス』 じゃ。読み聞かせてやろう」

 おい、発明しろよ。調子に乗ってハカセは自作の絵本を読み聞かせました。内容はこうです。天才科学者のキリト(ハカセ)の自叙伝(予定)です。タネ本のアリときりぎり○では、最後に蟻さんがキリギリスを助けるのですが、キリト(ハカセ)は世界を征服した後最後に、にっくき学会の連中をけちょんけちょんにしました。まさにいじめられっこの発想です。
 エロがアリアリで、とてもじゃないけど0歳児に読み聞かせる内容ではないまさにギリギリッス、な内容に悠の両親はハカセを出禁にしようかと思いましたが、悠はきゃっきゃと喜びました。
 息子が喜んでいるならいいかと、この時点から割と放任な両親。驚いたのは絵本を描いた当のハカセです。だって今まで自分の発明品で、喜んだ人の姿を見たことがなかったものですから。
 この日から、ハカセの研究方針がガラリと変わりました。もう完成間近だった洗脳のテーマを凍結してまで、悠を喜ばせるためだけにその頭脳を奮い続けました。こう言ってはなんですが、まさに才能の無駄遣いです。
 数えきれないぐらいの発明品を説明していたら時間がたりないので、一つだけ紹介します。
 例えば『時間機械』です。一見ただの目覚まし時計です。ですが、ハカセの声が目覚まし音なんです。時間になると、ハカセの声が届きます。

「ふはははははははははははわしじゃよ。起きろ悠! あたーらしーいあさがきた。きー」

 悠がハカセの歌ネタに対し拒絶感があるのは、この時計のせいかもしれません。厄介なことにこの時計、悠からでは操作できません。ハカセの遠隔操作で動きます。手動です。遠隔操作なのに悠ちゃんはなにもできないのでした。
 当時小学3年生の何も知らされていなかった悠にとって、強烈な寝覚めの音声です。悠はその時コンサートにいるのかと思ったそうです。最初に起こされたときは午前4時。この老人は早起きを明らかに勘違いしています。まぁハカセ本人は毎日1時間でも寝ることが出来れば十分らしいので、ハカセ的にはこれでも遅起きなのかもしれません。

 こんな人と付き合っていては当然、悠に友人はいませんでした。というか、近所一帯からブラックリスト認定されているおじいちゃんです。心無い大人は悠も同類だとみなし、あの子に近づくなと自分の子供に教育します。その子供への教育が、他の子どもにも伝染します。
 幼稚園児の頃から悠は友達がいませんでした。興味本位で悠と一緒に、ハカセの家に行ってくれる子はいました。でも次の日からその子は、悠とはお話しをしてくれませんでした。
 悠は小学生になりました。この頃になると、周りの子、大人は、悠をハカセ係だと思うようになりました。ハカセのせいで近所の人も色々被害を受けていたのです。それが、悠が生まれてからは、悠がこの地に来てからは、だんだんと自分達に迷惑がかかることが少なくなっていきました。日本人の悪い癖です。臭いの物には蓋をすることに決めたようです。その蓋が、たまたま悠だっただけ。
 更に悠は一人ぼっちになりました。でも悠はさみしくありません。だって悠は小さい頃からハカセのくだらない発明品が好きだったからです。悠にとって、ハカセは大の親友だからです。

 悠は中学生になりました。ハカセからしたら自慢の孫です。顔つきもどんどん大人に近づく悠。そろそろ反抗期の時期かな。儂も悠から離れて、洗脳の研究を再開しようかな。ハカセはそう思いました。でも、思うだけ。ハカセは自分でも気づかぬ間に、すっかり悠に依存してしまっていたのです。
 悠は中学二年生になりました。ハカセは悠が心配です。何か暗い顔をしている。悠は最近、めっきり研究所に来なくなったのです。ハカセは反抗期かな、と思い込みました。悠はハカセと話しづらそうでした。ハカセはその意を汲んだつもりで、悠に構うのを泣く泣く諦め、洗脳の研究を再開しました。でもそれは間違いだったのです。
 そして、ハカセの長い人生の中でも最悪な出来事が起こりました。

 いじめです。悠はいじめられていました。
 中学生にもなると、遠い学区から来る少年が大勢います。そういった少年らは、ハカセのことをなんとなく知ってはいたけど、その程度です。その親もなんとなくしかハカセの事を知りません。直接被害を被っていない人間では、さして老人に興味を持たないのは当然の事。何か変なことを研究してる人、ぐらいの認識です。悠に対する認識も変人と付き合っている変人と言ったところでしょう。そうなると思春期の少年らは、自分より下だと思うものに強く出ます。場合によっては加減を知りません。
 いつも、一人で帰る悠。誰にも、喋りかけられない悠。標的にならない訳がありません。
 思春期特有のストレスを発散させるため、いじめっ子達は悠に蹴る殴る、物を盗る。荷物持ち。パシリ。悠はいじめと呼ばれるようなものは一通りされてきました。学校の先生も、当然それらに気付いています。でも、学校の先生はハカセの事をよく知っています。中学校も散々ハカセの実験台にされたからです。だから、誰も悠を助けてはくれません。だって、あの変人の抑え役だから。あんな変人と付き合えるのだから、悠もきっと頭のおかしい奴に決まっている。あんな変人と関わりたくない。誰も悠自身を見ようとはしません。周りからの悠への認識は、ハカセありきの悠でした。

 悠は必死に耐えました。
 近所の交番にも助けを求めても、助けてくれません。ハカセのところの人間だから。
 両親にも話せません。自分の息子がいじめられていると言いたくなかったから。両親に迷惑を掛けたくなかったから。悠は自分が両親に愛されていることを知っています。でも両親は、ハカセとまともに付き合うことができている悠を、どこか自分らと違う存在だと思っている節がありました。子供ながらに、悠もそのことに感づいていました。
 話せる人は誰もいません。いじめられている原因のハカセになんて、とてもじゃけど話せません。
 悠は本当に、一人ぼっちになってしまいました。

 そんな悠にある日、友達ができました。
 中学二年生の6月中旬のことでした。いつものようにいじめられている悠。見かねた委員長が止めに入ります。

「あ、あんたらさぁ、須藤になんか恨みでもあるわけ? 見ててちょー不愉快なんですけど!」

 それは幼馴染の小宮山優子でした。
 幼馴染と言っても名ばかりで、ただ、幼稚園小学中学と一緒だっただけです。ハカセの研究所の近所、つまり悠の家の近所でもあるのですが、優子の両親は特にハカセに酷い目に遭わされたらしく、厳格に娘と悠を引き離し、厳しい教育を行っていました。
 優子は幼いながらも不満でした。どうして、自分と同じ人間を無視しないといけないのか。そのおじいさんと、悠は関係ないじゃないか。優子にはよく、わかりませんでした。優子は強烈に締め付けてくる両親に反抗するために、中学にあがると人には言えないことをしていました。もちろん近所だとばれるので、遠くの町に行っています。優子の秘密です。
 そんな優子は悠のことが小さい頃からずっと気になっていました。悠がいつも一人だったからです。でも周りの同調圧力に負け、何もできていませんでした。それでも、こんなに酷い目に合っている悠を、放っておくことが出来なかったのです。
 悠はその子のことを知っています。幼稚園時代からずっと一緒なのだから、美人な委員長を知らない訳がありません。誰かがいじめを庇ってくれたのは初めてのことでした。
 これがきっかけで、優子はすぐに悠と仲良くなりなした。話してみるととても気が合ったのです。すぐに二人は友達になりました。

 二人の会話はこんな感じです。

「あ、あの優子、む…胸があたってるんですけど」
「あててんのよ、ゆう君に」
「うーん、この大きさじゃなぁ」
「何が嫌いかより、何が好きかで自分を語れよ!!!」
「何だっけその漫画? ざん? 刹那で忘れちゃった。まぁいいかこんな漫画」
「おいあんた!!! ふざけた事言ってんじゃ…」
「やめろ優っちゃん!!!」

 二人は爆笑しました。二人とも週刊少年ジャ〇プが好きなんですね。夫婦芸の域に達しています。

 二人はとっても仲良くなって、お互い異性として意識するようになりました。優子は、自分の気持ちにも悠の気持ちにも気づいていましたが、こんな女は悠と付き合ってはいけないと思っていました。
 なぜか。それは、優子もいじめのターゲットになってしまったからです。いじめ、というと少し違います。いじめっ子達の内の一人が、優子の秘密を偶然知ってしまったのです。
 悠は全然気づきませんでした。いつも明るくエッチな話をする優子。裏ではいじめっこ達にいくつかの事を脅され、無理やりされていました。

 悠は、一時ほどよりかは、いじめられなくなりました。そうは言ってもからかわれたり、暴力を振るわれたりしそうになることもありましたが、そのたびに優子が庇ってくれます。悠はそんな自分を情けなく思いながらも、いじめっこ達に対する恐怖に打ち勝てなかったのです。

 優子と仲良くなって、1カ月、終業式のことです。悠は放課後忘れ物をしてしまったので、忘れ物を取りに行ったときに誰もいないはずの教室で、偶然優子が襲われている様子を見つけました。悠はすぐに思いました。優子が嫌がっていると。これは優子が自分を庇ったから。自分のせいでされているんだ、と。

 悠は勇気を持って、教室に飛び込み、いじめっこ達に歯向かいました。悠がいじめっこ達に反抗したのは初めてのことです。

「や、やめろ! 優子から離れろ!」

 いじめっこ達は一瞬驚きます。なにせいじめられっ子が女生徒を守るため、初めて自分達に対抗したからです。いじめっこ達は動きません。にやにやしています。まるで、これから何が起こるかを、分かっているかのようでした。

 優子は悠が助けに来たことに気付くと、大声で笑いました。狂ったように笑いました。優子は制服をのんびりと着ます。悠は何が起こっているのかわかりませんでした。その間、いじめっこ達は優子に何もしません。
 制服を着終わった優子が、悠に近づきます。優子は最高のネタばらしだ、という表情を浮かべます。優子が悠の頬を叩きました。

「随分と気づくのに時間かかったわね。この間抜け! こっちは二学期が始まっても気づかないのかと冷や冷やしたわ」
「……えっ? ……」
「演技よ演技。気づかなかった? 誰があんたみたいないじめられっ子と友達になるのよ。これだから童貞って面白いわ。あんたみたいなの、笑顔で手を差し伸べれば面白いように踊ってくれるんだもの。あーおもしろい。あははははっ」

 悠は信じられない気持ちでした。悠は言われたことの内容に脳が付いていけないのです。後ろで控えていたいじめっこ達も大笑いしています。
 その後は酷いものでした。いじめっこ達からは勿論、優しかった優子までもがリンチに参加したのです。悠は最後まで、優子が心の中で泣いていたこと、謝り続けていたことに気付けませんでした。

 悠の心は壊れてしまいました。

 悠は引きこもりになりました。ハカセが訪ねてきました。悠は無視します。ハカセの発明品の話しを聞いても、何も感じず、それどころか、何とも言えない不快感を抱いたのは初めてのことです。ハカセは諦めませんでした。ハカセは毎日悠の部屋の前にやってきます。
 数日後、悠は耐えきれなくなってドア越しに、ハカセに対して全てを話しました。

 その時のハカセの心境、察するに余り有ります。
 もはや、自分の命より、大切な存在となっていた悠。実の孫のように可愛がっていた悠。自分のせいで悠はいじめられていた。自分のせいで悠は引きこもっている。自分は全く気付けなかった。自分が悠にとっての、人生の重しだった。

 その日からハカセは、自分の人生を掛けて、必死に悠の心を助けようとしました。
 ハカセは、更に研究に打ち込み続けました。自分の持てる全ての力を振り絞って、一年かけて、やっと、一つの洗脳アイテムの開発に、成功しました。全てを0にするアイテムです。ハカセの人生最低傑作です。
 それは今も、ハカセの第7研究室に、厳重に納められています。

 その名は、『記憶改変装置』。一見ただの一眼レフカメラに見えますが、ハカセにとって初めての、完璧な洗脳アイテムです。使い方は通常のカメラと同じです。効果は、その名の通り、事前に用意をした偽の記憶を対象に植え付けるものでした。ちなみに、本当の記憶は装置に吸収され、装置の中に残ります。

 ハカセはこれを使い、悠をいじめた子たちに復讐しようと考えました。ハカセは悠に聞かせるため、悠の自室前まで訪ねて、正座します。ハカセは、普段の陽気な姿はどこへ行ったのか、鬼気迫った声と表情で悠に伝えます。すると悠は、引きこもって以来初めて人を自室へ入れました。ハカセに全てを話して以来、初めて悠がまともな感情を露わにしました。

「何を言ってるの? 復讐? あいつらを、二度とまともな思考ができない脳に変える? その顔見れば分かるよ。そのカメラ、本物なんだ。ハカセ、本気なんだ。本気で人の人生を壊すつもりなんだ。……この、ハカセの分からず屋!!」

 そう言うと、悠は思いっきりハカセの頬を叩きました。呆然とするハカセ。悠が、ハカセに全てを話して以来久しぶりに感情を表したかと思えば、事もあろうにいじめっ子達を庇うために。自分の、悠の人生を壊した、いじめっ子達の為に。ハカセを叩いたのです。ハカセには理解できませんでした。悠は目に涙を浮かべながら言います。

「違うんだよ! ハカセの発明品はそういう事のために使うんじゃないんだよ! 人を不幸にするんじゃなくて、人の幸せの為に使うべきなんだよ! なんで分かってくれないの!? 僕は、ハカセの発明品でどれだけ幸せだったか。楽しかったか。僕はハカセの親友で良かったって思ってる。お願い、目を覚ましてよぉ、はかせぇ」

 とうとう悠はわんわん、泣きだしました。
 ハカセも、己の頬に熱いものが伝わっていることに気付きながら、悠に無言で装置を使いました。
 そして今度こそ、本当に悠の意を汲んだハカセは、記憶改変装置の偽の記憶の内容を全て変えて、いじめっ子達に、優子に。その事件を知る関係者全てに。
 全てをなかったことにしたのでした。
 
 さて、物には心が宿ります。例えば有名なものはカタナです。鍛冶職人の魂のこもった一振りは、作った者の魂が、それを振るうものの魂が宿ります。ハカセは、自分の作ったその発明品が、半分だけ憎しみに囚われていることに気付きます。悠を助けたい気持ち、悠をいじめた者に対する憎悪。ハカセは悠が言った意味を理解しました。ハカセは今一度、自身の発明品が何のために、誰のために作っているのか、誰に使って欲しいのか。真剣に考え直すことが出来ました。
 
 ハカセは、悠のおかげで自身が修羅に落ちなかったことを、心の底から感謝して。ハカセは自分の夢を、悠に託したのでした。

――――

「ひぐっ。うぐっ。な、なんて優しい子なんじゃ悠は……ううう。ぶしゅ。ちーん」

 諸悪の根源が泣いています。大体あなたのせいです。

「儂、頑張るからな。お主が世界を征服するまで、儂! 生きる!」

 果たして悠はそれを望んでいるのでしょうか。

「うおおおヤル気出てきたぞい! 次の発明品はこれじゃああ! 世界はこの儂の手の中にある!!」

 果たしてハカセは、裸の観測者になれるでしょうか。

< 続 >

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