ぼく達は支配者 第2話

第2話 遼達、家畜を手に入れる

【1】

 ぼく達は小泉先生を支配することで能力を把握することにした。都合が良い事に今日は金曜日だから、小泉先生のおうちで明日明後日と色々お試しするってぼく達5人で決めたんだ。
 ぼく達が相談し終わっても小泉先生はめそめそ泣いていたから、とりあえず思いっきりお尻をパーで力を込めて叩いた。
 パン!! 小泉先生のお尻に真っ赤な手形ができた。
 パン!! 小泉先生のお尻がぷるんと揺れて、真っ赤な手形が増えた。
 パンパン!! 2連続で叩くと、小泉先生はおしっこをおもらししてしまった。

「小泉先生、大人なのにおもらししちゃったの?」
「魚里がパンツ脱がせてて良かったね!!」
「うわー……臭い!!すっごい臭い!!」
「これはお仕置きしないといけないんじゃないかな?」
「そうだね、お仕置きしようよ!!」
 ぼく達はおもらしした小泉先生を見て、興奮してしまった。大好きな先生、去年先生の28歳の誕生日にケーキをプレゼントした時にぼく達の頭を撫でてくれた小泉先生がこんな風になっちゃうなんて夢みたいだと思ってしまった。
 だから、ぼく達は自分を止められなかった。止めたくなかった。
「じゃあ……『床に手を着いて四つん這いになれ』!!そして『許可するまで喋るな』!!」 キンッ!!
 よいしょっと……僕は犬みたいに床に這いつくばってる小泉先生を椅子にした。ぼくのお尻の下で震えている先生の身体はおしっこの臭いの中でも良い匂いがしている。僕はまた携帯電話を取り出して電話帳からお姉ちゃんの番号を呼び出す。時間的にまだ学校には到着していない筈だ。
 三原くんたちが人差し指を小泉先生のお尻の穴に入れて中を弄ったり、おちんちんの代わりに生えてるおまたの毛を引っこ抜いたりして遊びながらおうちに電話しているのを横目に、ぼくはお姉ちゃんに電話を掛けた。

「プルルップルルッ……どうしたの、遼?あと10分くらいで学校に着くわよ?」
「お姉ちゃん、ごめんなさい。今日から日曜日まで保健の小泉先生のおうちにお泊まりしようってことになったから、『お迎えは止めて引き返して』!!あと『お泊まりする許可ちょうだい』!!」 キィンッ!!
「…………はい、分かりました。遼は……日曜日まで保健の小泉先生のおうちに……お泊まりしても……問題ありません…………」
 もう慣れて来たから簡単なものだ。お姉ちゃんがお迎えに来たら先生で練習ができないもんね。何だか自分がちょっと凄くなったみたいな気がして嬉しくなり、また小泉先生のお尻をパーでお馬さんみたいに思いっきり叩いてみた。お尻が震えると同時に派手な水音が聞こえて来た。多分またおもらしだろう。先生の下半身を弄って遊んでいたみんなが飛び退いた。

「じゃあ、先生。そう言うことだからさ、まずおうちにぼくたちを連れて行く前に『床のおしっこは口で全部綺麗にして』!!それと……『おしっこは我慢しちゃダメだからね』!!」
 ついさっきまで大好きな先生だったはずなのに、ぼく達は小泉先生を虐めるのが楽しくなってきた。

                      ジュルルッ……
   ジュルルッ……

 そんな僕たちが大好きだった美人の小泉先生は吐きそうな顔で床の自分のおしっこを吸っては残りを舌で舐め取っていた。先生の無様としか言いようがないのにぼくたちに逆らえない姿を見て、おちんちんがますます固くなってきた。

「おい、魚里!!こんなの見付けたから今度はオレたちにやらせろよ!!お前ばっかり先生で遊んでてずるいぞ!!」
 ぼくが先生の顔だけ使った床掃除を先生の上から見て楽しんでいる間、みんなは保健室を漁っていたらしい。時任くんは先生のお化粧ポーチ、伊府峰くんは≪クリスマスオーメント(保健室用)≫と書かれたお道具箱より結構大きいサイズの箱、三原くんは保健体育の先生用教科書、南河原くんは転んだりして服が破れた時用の保健室備え付けソーイングセットをそれぞれ持っていた。
 それもそうだと思い、僕は先生の上から下りるとみんなに先生を使う順番を譲った。みんなの後ろに立って先生を向くと、先生が床を舐めながら顔を真っ青にしているのが見えた。お化粧も涙と汗と舐め取り損ねて着いたおしっこでどろどろだ。さっきから床を舐めながらおしっこを漏らしているので、先生の床舐め掃除もこのまま一生終われなさそうだ。

 でも先生はぼく達に逆らえない。もうこんな人は先生じゃない。いや、そもそも人間じゃない。こいつは卑しい雌の豚だ。こんなのは人間なんて言えない。
 今日この時から、『こいつ』はぼく達の家畜だ。

【2】

「なあ、魚里、三原、伊府峰、南河原。コレ使って先生に契約書書いてもらおうぜ!!」
 先生の鞄から化粧ポーチを見付けて来たオレ、時任 間(トキトウ ハザマ)はみんなに提案した。色々な液体が入った高そうなビンとかウチの母さんがまつ毛を弄るのに使ってたハサミみたいな道具とかの詰まったポーチの中から、オレは先生の真っ赤な口紅を取り出してみんなに見せた。
「契約書?」
 南河原が不思議そうに聞き返して来る。他のみんなもどういうことかと俺と口紅を見詰めて来るので、まず俺は先生のお尻を左右に広げて肉の陰に隠れていた肛門を丸出しにさせた。
「おい、先生!!『床のおしっこを舐め取りながらで良い』から『両手で尻の肉をこのまま広げてろ』!!」 キィン!!!
 魚里のやり方を真似て『声』を出すと、先生が両手でお尻の肉をしっかりつかんだ。当然先生は床に顔をくっ付ける姿勢になり、自分で作った床のおしっこの水たまりを先生は顔で拭きながら舐めることになった。
芋虫みたいにうねって保健室中を転がる先生を追い掛けてその尻に手を当て、オレは口紅を先生の肛門に力ずくで突っ込んだ。
「……………………ッ!!!!!」
 凄く痛かったのか先生がのたうち回る。床を舐めていたせいで大声は出せなかったようだけど。
「オラッ!!暴れんな!!暴れんなよ!!」
 オレは無理矢理に捻じ込んだ口紅を先生の肛門に差し込んだまま何度も前後させると、今度はそのまま引っこ抜いた。
「ヒイッ!!」
 先生がビクンっと身体を揺らして倒れてそのまま動かなくなってしまったが、丁度いい。肛門から取り出した口紅の先端は茶色っぽいアレがこびり付いていたので、手早く肛門の周りにも口紅をしっかりと塗りつけてからゴミ箱に捨てた。
「ああ、大体分かってきたぞ」
「俺も俺も!!」
 魚里と伊府峰がオレの考えを理解できたようで、2人は先生の机から真っ白なコピー用紙を取り出した。2人は何やら話しながらそれに机の上にあったボールペンでさらさらと書き込んで、こっちに示してきた。

『家畜契約書
 わたくし、小泉 三咲は全ての人権を捨て去り、今後は家畜としての一生を歩むことをここに誓います。
 ご主人様たちの命令に従わなかった場合、どのようなお仕置きをされても構いません。
 新西暦3982年 11月11日』

 薄い紙にボールペンで走り書きしただけの契約書だが、先生はそれを見せると更に絶望した顔でもがきだした。だが、先生の手は自分の尻をしっかりつかんでいるので床を転がるだけだし、そもそも魚里の命令で立ち上がることはできないみたいだ。
 普通の契約書なら後は拇印を押すだけだけど……この契約書には拇印は押さない。俺は契約書を受け取って先生の背後に立つと、肛門、そしてその内側にこの契約書をぐりぐりと押し付けて口紅で肛門印をしっかりと取った。先生の肛門のしわまでハッキリと分かる。
「先生、これは大事な契約書だから『絶対に捨てたり破いたり汚したりしないで大切に保管しろよ』。そして『毎日朝起きたらコレをハッキリ声に出して読め』!!」 キィィンッ!!!!
 オレは机の上にあったクリアファイルにこの契約書を挟むと、さっきまで先生だった『オレたちの家畜』の三咲に命令した。こんな意に沿わない恥ずかしい契約書を自分で保管しているのに処分できず、しかも毎日自分の身分を再確認するハメになる命令を受けているのに、この家畜は涙を流す以外何もできない。
 ただ泣きじゃくるこの家畜を見ていると、オレは何だか興奮してきて尻を蹴り飛ばしてみた。尻の蹴った所が真っ赤に染まり、「ぷぅううぅうう~~~」と言う間抜けな音が聞こえた。この家畜は肛門を弄りまくられた影響なのか大きい方が出そうになってるみたいだ。とりあえず保健室に沢山置かれている保健室便りを5枚重ねで三咲の尻の下辺りに敷いておく。
「出したくなっちゃったのかー。でも家畜の三咲が人間のトイレを使うのはおかしいからさぁ……『ここで残さず出しちまえ』!!」 キンッ!!
 俺は『声』で三咲に命令した。それと同時に肛門が内側から膨らみ、茶色くて硬そうなブツがムリムリムリムリと肛門から溢れ出して来る。便秘だったのか凄い量と臭いだ。
 最初の方の部分はさっきしっかり塗り込んだ肛門の真っ赤な口紅がくっ付いているのが分かる。

「くっせぇよ、豚!!」
 大好きだった小泉先生。美人で優しい人気者の小泉先生。さようなら。
 はじめまして。俺たちの家畜の小泉三咲。俺たちの奴隷の小泉三咲。
 お別れの挨拶と自己紹介の代わりにと、俺は新しい一生を手に入れた三咲の尻をもう一度蹴り飛ばした。

【3】

「じゃあ次は俺達だな。」
 俺は伊府峰 春光(イブミネ ハルミツ)。そして、その隣に立つは南河原 宴(ミナミガワラ ウタゲ)くん。俺はさっき見付けたオーメントの箱から手のひらに沢山載る位のサイズの鈴を5個取り出し、コイツには3cmくらいに切った縫い糸を同じく5本用意してもらった。鈴をそれぞれ糸の端にしっかりと結び付ける

「先生、大丈夫?『もう床舐めを止めて立ちあがって良いよ』。大人なんだから『おもらしももう止めてね』」 キンッ!!
「……………………………はい…………………」
 まずは魚里くんの命令を解除する。先生は心が弱り切っているのか目つきも表情も虚ろだ。ただ、今ので俺と南河原が先生に助けてくれるのではないかと少し期待されているのだけは分かる。勿論、俺たちは………
「じゃあ、大人なんだから『そのまま直立不動のままでいてね』」 ギキンッ!!
 その期待を裏切る。当然だよね。
 先生の足元にある大きなアレの山は一先ず普段ゲロ袋に使われているビニール袋を棚から3枚くらい取り出して捨てた。アレを片づけてる時の南河原くんが本当に楽しそうだったのが凄く気になったけど気にしないことにする。とりあえずは先生で遊ぼう。
 鈴を結びつけた糸を先生のお股の毛の束にしっかりと1個ずつ結び付けていった。直立不動と命令したけど、先生はかすかに震えているようでさっきからお股の鈴が結んだ先からチリンチリンリンと小さく音を立てて揺れている。
「似合ってるよ先生。だから『もう動いて良い』けど『自分ではソレを外しちゃダメだからね』!!『その鈴を着けたまま俺達を先生の家まで車で連れて行って』!!」 キンッ!!
 ずっと恥ずかしい玩具扱いをされた後に助けてくれるんじゃないかと期待されていた僕達が嬉々として先生にこんなバカみたいなアクセサリーを着けさせたってことがトドメになったらしい。もう先生は泣きもしていない。完全な無表情のまま口からよだれが垂れるのも気にせず天井を見つめ続けている
 そんな状態でも人間は僕達の『声』の命令には従うらしく、ふらふらとおぼつかない足取りで下駄箱の方へと先生は向かい始めた。お股の鈴がチリンチリンチリンチリンと鳴り響いている。
 時計を見てるともう22時前。この学校に宿直制度はないので誰かに鉢合わせする可能性は凄く低い筈ではあるが、あんな状態の先生をほっといたらどうなるか分からないことは分かる。
「…………先生、壊れちゃった……」
 三原くんがそう呟いて先生を走って追いかける。俺と南河原くん、魚里くん、時任くんは上履きのまま窓から飛び出して昇降口までダッシュで向かい始めた。保健室は1階にある上に位置的に窓から昇降口に行く方が早く着ける。事実、俺たちは3分も掛からずに昇降口まで辿り着いた。
 だけどそれだけだ。壊れた先生をどうすればいいのかが分からない。あと5分もしない内に先生がこの昇降口に現れると言うのにどうしようもない。

『お困りのようだな!!と言うかお前らが困るまで俺ぁ待ってたんだぞ!!』
 そんな風におろおろしている俺たちの後ろから、聞き覚えのある声が聞こえて来た。その声の主の正体は勿論……
「「「「「4D(フォーディ)!!!!」」」」」
俺達は声の主の方へと一斉に振り向いた。そこにはあの浮かぶ玉
……ではなく、つるっとした未来的なヘルメットを被ったお兄さんが立っていた。

『さあ、チュートリアルのお時間だ!!』

< 続く >

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