シンニィというオタ仲間の助けを借りて、高校生一輝は好きな子と気の合う2人になれるのか?

回路

 河川敷の土手、電車が川を渡るところが一番良く見渡せる位置まで来て、僕は腰を下ろした。手にはファミチキ。川向こうでは草野球の掛け声が響いている。僕が、湿った草の上に腰かけると、制服のズボンを通して生暖かい、雑草の湿り気が

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