想い出の催ペットたち

　根暗だった秀輔の思春期を、甘く鮮烈に彩ってくれた、魅惑の催眠ペットたちの記憶

想い出の催ペットたち　５

－５－　吉浜家に久しぶりに唯香さん、杏奈さん、真尋さんの３人が集まった。最近では唯香さんは企業訪問。杏奈さんはイベント会社のインターンシップのために忙しかったようだ。真尋さんも小学校の音楽教師を目指しているので、教育実

－４－　夜の８時を過ぎたころ、吉浜孝輔が家に帰っていく。家の窓はカーテン越しにほとんどの部屋に灯りがついている。それを見て、孝輔の足取りが少し軽くなる。　思えば父の転勤があって、両親が家を空けるようになってから、根暗

－３－「あ、シュー君………。ゴメンね。勝手に上がりこんじゃってます」　吉浜秀輔が玄関のドアを開けて、靴を脱ぎながら廊下に上がろうとしていると、階段の上、孝輔の部屋から、北岡唯香が顔を出す。最近は吉浜家に入り浸りとなっ

－２－「……シュー君………。………あの、………今日ってコー君………」　真っ赤な顔で吉浜家の玄関に現れた北岡唯香は、身を縮めるようにしてモジモジと立ちすくんでいた。「一日中、外出だよ。フットサルで埼玉まで遠征って言っ

－１－「……あ、唯香さん。いらっしゃい」　北岡唯香が３度目のチャイムを鳴らした時、ドアを開けてくれたのは吉浜秀輔君だった。唯香は、出迎えてくれたのが、恋人の孝輔ではなくて、その弟だったことに少しだけガッカリしつつも、