第3節 「ふぁ~あ、あれ?ここどこ?」 小林が目覚めたようだ。 「俺の家だよ」 「あれ?阿久津君?何でここに?もしかして!」 バッと小林が被っていた布団の中をのぞいたので俺はすかさずに言った。 「何にもしてねーよ!」
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「今日、秋也の誕生日でしょ?だから、これ!開けてみてよ!」
みやかが差し出した袋に入っていたのは十字型の首飾りだった。
「それをしてれば吸血鬼に襲われたって大丈夫だよ!」
BLOOD DEMON 第2節
第2節 「いやぁぁ!」 スパァアン! 「うわぉぉぉぉ!!」「きゃあああああ!」 心地よい音が響いた瞬間、静まっていたギャラリーはまるで狂ったような興奮と共に発狂した。 ざわざわ「やっぱり、阿久津はすげーよ」「相手は
もっと読むBLOOD DEMON 第1節
第1節 ピーンポーン いつもと同じ時間。いつもと同じタイミングでチャイムがなった。 俺は急がずに身支度を整えて忘れ物はないかなどを確認して家を出た。 「はいはい。今出るよ、ったくいっつも早え~んだよ。あいつ」 ガ
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