・6月27日(金) 「ん……」 胸の上に何か乗っている。 それが、きゅっと柔らかいものを押しつけて僕の首に回る。 目を開けると、佳織さんがしがみついていた。パジャマ越しの胸を挟むように。 「……
もっと読むカテゴリ:人妻人形日記
僕が好きになった女性は、隣に住む奥さんだった。
叶うはずのない恋。そして子供時代に芽生えた密やかな人形愛。二つの歪んだ欲望はある日、偶然たどり着いたサイトで一つに絡み合う。
“E=mC^2”
それは催眠・マインドコントロール専門の小説サイトだった。
(※ノクターンノベルズにXPJbox名義で投稿したものを新たに改稿・加筆しています)
人妻人形日記 五週目④
・6月26日(木) 腕の中で佳織さんがもぞもぞと身じろぎする。 その拍子に目が覚めて、そして彼女のパジャマの中に入れっぱなしになっている手が、彼女の生乳を鷲づかみにする。 「んっ」 佳織さんが鼻
もっと読む人妻人形日記 五週目③
・6月25日(水) 僕の腕の中で愛しい人が身悶えている朝。 彼女の乳房も僕の手中で柔らかく形を変えて、心地よい感触と暖かさで楽しませてくれる。 「あっ、んん、はぁ……」 色っぽく開かれた唇。
もっと読む人妻人形日記 五週目②
・6月24日(火) 「んんっ、ふっ」 枕元の艶めかしい声で目を覚ました。 昨夜、あのまま眠ってしまった僕の隣で、佳織さんは夢を見ているらしく鼻にかかった吐息を漏らしていた。 うなされている、というよ
もっと読む人妻人形日記 五週目①
・6月23日(月) 「なんなの?」 職場の給湯室で、ジト目の小田島に迫られる。 「なんでメール無視すんの?」 長い人生の間にメールの一つや二つ空振りしたところで何が困るっていうんだ。 そして
もっと読む人妻人形日記 三週目①
・6月9日(月) 「美味しいです。こういうの久しぶりです」 「ふふっ、そう? 喜んでくれてよかった」 肉じゃがに舌鼓を打つ僕の目の前で、佳織さんが笑っている。 ここ2週間ほどのことなのに、すっかり僕の
もっと読む人妻人形日記 三週目②
・6月13日(土) 今日は出勤日だった。 午前中で現場の仕事は片付いたので、事務所に戻って報告書をまとめる。たいした業務ではないので2時にはだいたい片付いていた。 休日出勤は振替もあのるで、早く上がれる
もっと読む人妻人形日記 四週目①
・6月16日(月) 仕事終わりが近づいてきても佳織さんからの連絡はない。 夫婦みたいな甘いメールのやりとりをしていたこの数週間がどれだけ幸せだったかを噛みしめる。 画面を開いて過去のメール画面を見て
もっと読む人妻人形日記 四週目②
・6月20日(金) 最後の晩餐に佳織さんはワインを出してくれた。 「ちょっとだけね」 控えめに自分のグラスにも注いで、照れくさそうにしている。 乾杯でもするのかと思ってグラスを差しだすと、く
もっと読む人妻人形日記 四週目③
・6月21日(土) 「ふ……ふ……ふ……ふ……」 ソファに手をついて、僕に背中を見せる格好で四つんばいになった佳織さん。その下着を脱がせて、彼女を完全に裸にした。 そしてお尻を抱いて挿入している。
もっと読む人妻人形日記 二週目②
・6月5日(木) 「僕の催眠人形」 ソファの上に、佳織さんを横たえる。 今日もマッサージして、彼女の体に触れて、艶めかしい吐息を上げさせているうちに我慢ができなくなってしまった。 虚ろな瞳を天井に向
もっと読む人妻人形日記 二週目①
・6月2日(月) 「おーい。生きてるかー?」 モニターの前で、小さな手がちょうちょみたいにヒラヒラする。 「え、生きてるよ」 慌てて顔を上げると、経理の小田島愛が大きな目を丸くした。 「いや、
もっと読む人妻人形日記 一週目②
・5月30日(金) 「ん……はぁ……」 もう3日目になるマッサージを、佳織さんはリラックスして受け入れてくれる。僕の指や手のひらに合わせて、佳織さんの筋肉や関節が皮膚の下で動くのを実感できる、至福の時だ。
もっと読む人妻人形日記 一週目①
・5月26日(月) 今日も一日中、妄想に取り憑かれていた。 考えないようにしようと思うのに、気がつくと僕は催眠術のことばかり考えている。 あのサイトを見てしまってから、僕の中で変なスイッチが入りっぱなし
もっと読む人妻人形日記 序
僕の初恋の相手は、姉からもらった人形だった。 あれは間違いなく恋であり、初めての劣情だった。 当時、2人の姉は弟の僕を妹のように扱っていた。僕に自分たちのおさがりを着せてみたり、女の子みたいな言葉遣いをさせ
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