亜種王 第5話

第5話 *  俺の上で嬌声を上げるウィルネを、突き上げる。 「あぁッ! 愛しています、アシュオウ様! 私の体は、アシュオウ様のモノです! この髪の毛の、ひとすじまで、全て、アシュオウ様のオナホです! どうぞ、私の体を、ア

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亜種王 第4話

第4話 *  ガキの頃から、自分は底辺の人間だという自覚はあった。  腹を空かせて泣いていた記憶しかない。他人より多くを食べるために、誰もが必死だった。兄弟すら信用できなかった。いつも汚い顔で食い物を探していた。  精霊

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亜種王 第3話

第3話 *  夜の森。深く誰も踏み込まないような奥地で、わずかな灯りに、ウィルネが立像のように佇んでいる。  鬱蒼とした森の中、俺の欲望に絡め取られた妖精だ。その神々しいまでの姿に目を十分に楽しませてから、俺はボイスコン

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亜種王 第2話

第2話 *  地上に出てみれば、まだ夜も明けてなかった。  PCを通じて、何千年も旅をしてきたような感覚が俺を戸惑わせる。  だが、世界は何一つ変わっていない。  大きく息を吸う。  何度もバイオテクノロジーに汚され、洗

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亜種王 第1話

第1話 * 最初、悪食の神がいた。 神は地上を食べ尽くし、身動きできぬ巨体となった。 それでも満足できぬ神は、人間を作って食べ物を集めさせた。 しかし人間は神の命令に背き、自分勝手に暮らし始めた。 次に神は、精霊を作って

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ポケガ 第5話

第5話 “お客様へのお詫びとポケットガールズ回収のお知らせ”  朝起きたら、悪魔の世界からダイレクトメールがパンツの中に届いていた。    ポケットガールズに深刻なバグが見つかったので、回収するっていうことが書いてあった

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ポケガ 第4話

第4話 『逃げて、カイトくん!』  言われるまでもない。ひたすら走って僕は逃げる。大声出して思いっきり走る。  逃げ切る自信は、はっきり言って無い。追いかけっこなんて久しぶりだし、マラソンだってクラスでも真ん中くらい。そ

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ポケガ 第3話

第3話 『全員整列!』  僕の部屋には、今、召喚した姉ちゃんと知佳理ちゃんがいる。  新しいモードを説明するのに、チルルが2人を集めてくれと言ったからだ。 『それでは、ただいまより『お着替えモード』の説明をするから、心し

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ポケガ 第2話

第2話 「“……市内を中心に若い女性の行方不明が多発しています。警察ではパトロールを強化するとともに、夜間の一人歩きや戸締まり、街角での勧誘などにも注意をするよう呼びかけており、また市民の皆様からの情報提供を―――”」

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ポケガ 第1話

第1話  単身赴任中の父さんを騙してニンペンドーDSiiを買ってもらった。ついでにコツコツと貯めてきた僕のクラブニンペンドーのポイントも、とうとう500を超えた。  これだけ貯めれば、会員特典限定のゲームがもらえるんだ!

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