「へえ、勉強になるなぁ……じゃあさ、『問11の答え』は何だった?」
「……は?」
 突然会話に横入りしてきた男子に、女子たちは一瞬面食らったように停止する。
 ──そこには、何が面白いのかニヤついた笑みを浮かべる浩一が立っていた。