「店長!これでばっちりなのです!」
「うむ、後はこの町に、この店を見つける奴がおるかどうかじゃの」
 白髪の老人と、三つ編みの少女が見上げる先。そこには『魅惑の店 ムラタ』という派手な看板が掛かっていた。