エピローグ やっぱり振り回される彼と相変わらずな彼女 あの事件の後、僕は自分から羽実に告白することにした。 「あのさ……僕、羽実のことが、すっ、好きなんだ。だから、つ、つきあってくれないかな……?」 羽実が僕のことを
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我が家には、ちょっとした小悪魔がいた。
僕の平穏な日常をかき乱すのが趣味みたいなその小悪魔は、実は僕の双子の妹でもあったんだけど。
ツインズ! 第8話
第8話 告白 そして、その日……。 「陸くん、放課後ちょっといい?」 休憩時間に、羽実がそっとそう言ってきた。 「いいけど、どうしたの?」 「うん、ちょっとね……」 僕が聞き返したら、羽実は頬を染めて言葉を濁すと、
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第7話 禁断の女子更衣室 あれから4日が過ぎても、空は妙にふて腐れたままで、あまり僕に絡んでこようとしなかった。 その分、僕の日常は平和といえば平和なんだけど。 だけど、胸の内でどんなことを企んでるかはわからないし
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第6話 女子会へようこそ 亜希、明日菜、羽実の順に交代で、しかも妹としてうちにお泊まりするという、わけのわからない出来事があって、そして、ようやく今日は日曜日。 「空ー!陸ー!羽実ちゃんたちが来たわよー!」 お昼ご飯
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第5話 妹交換日記 3日目 「あっ、おはよー!」 「おはよう、陸くん!」 「陸くーん!」 「おはよう!……ちゅっ!」 「……ちゅっ!」 「私も……ちゅっ!」 朝、教室に入るとまたもや女の子に囲まれてキスの集中砲火が待っ
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第4話 妹交換日記 2日目 「なにしてるの、陸?早く行くよ」 「わかってるよ」 少し前を行く亜希に急かされながら、学校に向かう。 僕だって、早く学校に行きたいのは山々なんだけど、亜希と僕じゃ歩幅が違うから、そうやって
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第3話 妹交換日記 1日目 あの調理実習の日から1週間が経った。 あれから、空は特に変わったことをする気配はない。 だからといって、全く油断できないんだけど。 それに、毎朝の恒例行事はそのままだし。 「お、来たな
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第2話 誰得?の調理実習 そして、それから1週間が経った。 「おはよ、陸。……ちゅっ」 おはようの挨拶と一緒に、涼しげな眼差しを僕に向けて亜希がキスしてくる。 「あっ、おはようっ、陸!……ちゅっ!」 明日菜が元気よ
もっと読むツインズ! 第1話
第1話 おはようはキスから? ――あれは、中学2年の冬のことだった。 その日、いつものように僕たちの家に亜希と明日菜と羽実の3人が遊びに来ていた。 「あのね、あたしねっ、今、催眠術の練習してるの!」 空が、いきなり
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プロローグ モテ期の裏には…… 「うううっ!えぐっ、ひっく……!」 「もうっ!りくったら、もうなかないの!」 「うん……んっく、ひぐっ!」 「もう~、ほんとうにりくってばなきむしなんだから!」 * * * 「まあっ!また
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