夏。
これ以上ないほどにクソ熱い、夏。最高気温35℃、最低気温28℃の夏。
見知らぬ東京訛りの人が尋ねてきて、1週間ほど泊めて欲しいと頭を下げた。
迷惑代として、と差し出された3枚の諭吉先生。それに加えて家事や雑用の手伝いをしますとその東京人は言った。
さてどうしようか、と彼女は激しい東京訛りで離す男を見つめた。
見た目は悪くない。肩まで届く髪の毛。女の子に近い中世的な顔立ち。肉付きも薄くて肌もあまり日に焼けていない。人畜無害な高校生といった感じだ。
上目遣いでこちらを見たときの困った顔といい、お願いしますと頭を下げられたのといい、無下に断るのも何となく後味が悪い気がした。加えて部屋は余っているし諭吉先生の魅力も捨てがたい。1週間という明確な期限が提示されていることも大きかった。
「貴方、野球は好き?」
「はい、しょっちゅう見てます」
「どこのファン?」
「阪神ッス」
「よっしゃオッケ。泊めてあげる」
「ありがとうございます」
「冷蔵庫の中身は適当にあさっていいわ。お金も貰ったしね。寝るときは居間のソファを使うこと。変な毛とか臭いとか残されるとヤだからお風呂は一番最後ね。毛布は貸してあげる。今ちょっと親は仕事でいなくて妹との2人暮しだけど、変なことをしたらすぐに追い出すからね。後は……そうね、週末に洗濯の手伝いと部屋の掃除をしてもらうから」
「了解しました」
「ところでアンタの名前は?」
「勇輝です。橘 勇輝」
「そ。私は橘 夕菜っての。よろしくね、勇輝君」
夕菜が手を差し出した。
「ほら、何を呆けてるの。交渉成立の握手よ、あくしゅ」
「あ、はい。しばらくよろしくお願いします」
雄輝ははにかんだ顔で手を差し出し、握手をした。
***
彼女こと橘 夕菜は今年で21になる大学生だった。夕菜には明菜という名前の年子の妹がおり、4LDKのそこそこ広いアパートに2人で暮らしている。ちなみに親はいるが仕事の都合で海外へと出張していた。
夕菜はすらりとした長身で、男と比べても中くらいの背はあった。目鼻立ちもくっきりとしており、普通にしていると少し釣りあがった目が勝気な印象を与える。その分、時々にぃと猫のように口端を吊り上げて微笑む時の笑顔がなんとも愛らしく、異性も同性もひきつける要因になっていた。だが彼女の身体で最も大きなインパクトを与えるのはその大きな胸であり、普通に背筋を伸ばすだけで型崩れしていない綺麗なおわん型の胸が、衣服を突き上げるように自己主張していた。
ちなみに彼女の妹の明菜も彼女と同様に胸が大きく、容姿もかなり似通っている。夕菜はストレートヘアを好み、明菜はポニーテールが好きだった。それに明菜の方は夕菜よりも背が低い。といっても女性の平均からすれば普通と呼べる程度の背丈であったが。
彼女たち姉妹には共通の悩みがあり、胸の大きさからくる肩こりと電車に乗るたびに男からいやらしい目で見られることだった。
それが原因で夕菜も明菜も、高校に進学する頃には軽い男性不審となっている。そのために男と付き合ったことはないし、男性に対する免疫もほとんどない。だから初対面の勇輝を家に置くと決断したことも、普段の彼女の思考パターンではほとんどありえないことであるはずだった。
「くれぐれも釘を刺しておくけど、変なことをしたら即刻たたき出しますからね」
「はい。安心してください。僕は近所では評判の紳士ですから」
「いい返事ね。期待を裏切ったら駄目よ」
そんなやりとりがあり、彼女は勇輝を泊めることにした。勇輝は都内ではなく埼玉に在住しており、年齢は見た目のとおりとのことだった。
勇輝は炊事洗濯やトイレの掃除といった雑用を嫌がることなく引き受けてくれ、なかなかの拾い物だったと夕菜とその妹ともども好評であった。
「居候させていただいてますから」
「若いのにえらいわねぇ、部屋を散らかしっぱなしで片付けない明菜のアホにも見習って欲しいもんだわ」
「あはは。そんな、夕菜さんだってまだ十分若いでしょうに」
「いやいや。5歳くらい違ってくるとやっぱ世代の差を感じるわよ。私なんかもうすぐ就職して学生生活も終わらせないといけないしねー」
「まだまだそんなこと言うのは早いですよ。ほら、胸だってこんなに張りがあって触り心地がいいし。何よりこの大きさは反則ですよ」
「やんっ、ってコラ。いきなり人のおっぱいを揉んだら駄目でしょうが。殴るわよ!」
「え。綺麗な女の人の肉体の歳を測るのは、おっぱいを揉んで張りを確かめるのが一番なんですよ。やましい気持ちでやってるわけじゃないですから」
「へぇ。そうなんだ。先に言ってよ、もう。怒って叩き出すところだったじゃないの」
「すみません。にしても本当に夕菜さんは魅力的ですよ。ほら、触られると気持ちいいでしょう? 乳首もだんだん尖ってきてるし、僕の手でいっぱい触られれば触られるほどどんどん気持ちよくなってきますから」
「うん……はぁ…すごい……いいよ。……ぁ」
「いいですよ。もっとリラックスしてください。息をゆっくり吸って、止めて、ゆっくりゆっくり吐いて」
夕菜は少年に言われた通りに息を吸い、止め、少年に言われたリズムで吐いた。深呼吸を繰り返すたびに彼女の大きな胸が上下し、少年の手が夕菜の胸肉の中に深く食い込むようにおっぱいを弄ぶ。弱いタッチから徐々に荒々しくこねあげられ、夕菜の呼吸には徐々にあえぎ声が混じり始めていた。
「ぁ……はぁぁ……ぁぁあ、はぁぁ……」
「ゆっくりすって、止めてー、ゆっくりゆっくり吐いて……」
少年が胸を揉み、指示を続ける。夕菜はいやらしい胸の肉から燃え上がるような快感の熱を感じながらも、少年の言葉どおりのリズムで呼吸を繰り返した。少年の手の動きがが牛の乳を引き絞り、搾乳するような激しさに変わる。だがその刺激を夕菜の脳は甘美な快楽として受け止め、少年が胸を揉むたびにその呼吸は乱れていった。
「どんな感じです、夕菜さん?」
「すごい、キモチイイです……あ、あぁぁっ、あは、はぁぁぁ……」
いつしか夕菜の瞳はどろり濁り、唇からは無意識のあえぎ声がこぼれだしていた。
それからわずか1分後に夕菜は胸への愛撫だけで絶頂に達し、あまりの快楽に力が抜けたためにかくりと膝を落とした。
「……ちょっと、シャワー浴びるてくわ」
「はい。ごゆっくりどうぞ」
愛液によってびしょびしょに濡れた下着の不愉快さに気づいて、夕菜はのろのろと立ち上がった。その身体を勇輝が横から支えてくれたので、お返しに彼女は少年の頬にフレンチなキスを返した。
衣服を脱ぎ、産まれたままの姿でシャワーを浴びながら、夕菜は不思議な少年のことを考えた。
勇輝と話していると今まで知らなかった世間の一般常識や、大げさに言えば今まで考えもしなかった人生の楽しみが新しく開拓されていく。
それがとても心地よくて気持ちよくて、気づくと彼女の手は自分の胸に伸びており、先ほど少年にされたように荒々しく胸をこね上げていた。
身も世もないあえぎ声が浴槽に響く。
少年に聞かれるだろうか、と思うと背筋がゾクゾクとあわ立ち、逆に声は大きくなっていた。
***
勇輝を居候に置いて、はや4日目が経った。
「ただいまー」
夕菜が大学から帰宅すると、居間の方からぐちゅ、ぐじゅ、という水と粘膜がこすれあう音と、なまめかしい女の嬌声が聞こえてくる。
その水音をBGMに夕菜は靴を脱ぎ、スカートの中に両手を差しこんでショーツを下におろす。
尻から太股、からくるぶしまで純白のショーツが移動した。
脱ぎたてのショーツが夕菜の手のひらの中で、くしゃりと丸まった。彼女はそれを適当に折りたたんで鞄の中にしまい、今しがた脱いだ靴を丁寧に揃えると居間へと歩き出した。
「あ、お帰りなさい夕菜さん」
「うん、ただいま勇輝君と明菜」
「ぁ、あはっ、はぁ、はぁ、お、おかえり姉さん……」
「明菜さん、挨拶するときはちゃんと繋がったところを見せるのが礼儀でしょう?」
「あふぅ、はぁぁ、今、しようと思ってたところなのっ」
息を乱し嬌声をあげながら言う明菜――夕菜の年子の妹だ――は勇輝に背を預ける形で座っており、太股を大きく開いていた。藍色のミニスカートが股間を隠してはいる。勇輝は時折突き上げるように腰をゆすり、明菜はそのたびに見も世もない嬌声をあげた。
夕菜が玄関で聞いたぐじゅぐじゅとした水音はスカートに隠れた明菜の股間から聞こえてきており、勇輝の指摘に従って明菜はスカートのすそを掴み、その中身が姉に良く見える高さにまであげた。
「はいよく出来ました。ご褒美にかき回してあげるね」
「は、あふぁぁ、だ、駄目だよ雄輝クン、そんなに激しく中をかき回したらぁぁぁっ」
「何を言ってるんですか、明菜さんの腰の方がスケベで淫乱でしょう。ほら僕が動かさなくてもいやらしいお尻がいやらしく動いてる」
「そんな意地悪言ったらだめっ、はぁ、あはぁぁ!」
異様なシチュエーション。
ノーパンになった夕菜の目の前で、彼女の妹が犯されている。
勇輝がソファに座り、股を開いている。その上に勇輝に背を向けた形で明菜が座り、大きく開いた太股の中で股間が肉の槍に奥まで貫かれている。勇輝の両手は幼子におしっこポーズをさせるような形で明菜の太股を掴んでおり、正面に立つ夕菜の目には男と女の結合部が丸見えだった。
勇輝が腰をゆするたびにぐちゅぐちゅと淫らな水音が奏でられ、ぷちゅと白濁した本気汁が明菜の子宮から分泌される。上の口からは身も世もない喘ぎが断続的にこだまし、明菜の肩甲骨まで届く三つ編みがゆらゆらと踊った。
夕菜は目の前で繰り広げられる痴態に少し眉をあげ、はしたない自分の妹を叱ることにした。
「だらしないわよ明菜。ほら、よだれが口から垂れてる」
「だってっ、だって勇輝クンの固くて太いのがあたしの中をぐりぐりってかき回して、奥をずんずんって突いてくるんだよっ。頭が真っ白になって力が抜けるんだもんっ」
「コラ粗忽者、言い訳スンナ、まったく。勇輝君も注意してあげないと駄目でしょ。年上だからって遠慮したら駄目よ」
「はい、気をつけます」
「言葉じゃなくて行動で示さないと駄目よ。まったく甘いんだから」
こつんと勇輝の額をちょっぷで小突き、夕菜は妹の顔に口を寄せた。
「ほら、こういう風に口からよだれが出たら、舌を出して舐めとってあげるの。だけどそれだけじゃまた新しく垂れてくるかもしれないでしょ。だから唇をちゃんとふさいで、舌を入れて根元から唾をすすってやるの。そうしないと完全に綺麗にならないでしょ。昨日勇輝君に教えてもらったばかりなのに、忘れたらだめでしょ」
「ふぁい、姉さん」
舌を伸ばし、明菜の頬と口元を伝った唾液を夕菜が舐めあげる。そして宣言したとおりに夕菜は妹の唇をふさぎ、口腔に溜まった唾液を嚥下した。
姉妹同士でのディープキス。お互いの唇からすすりきれなかった唾液が垂れてくるが、それに対しては不可抗力の例外という意識が働いている。それよりも1人で垂らすみっともないヨダレの方が問題だった。完全にすすって、綺麗にしなければいけない。
ぐちゅ、くちゅちゅ、ちゅるっ……ちゅ……ちゅっ…
ぐちゃ、ぎゅちゅ、じゅ、じゅ、じゅっ
上はねっとりとした女同士のディープキスによって、下は膣奥まで男の肉棒に貫かれ、粘膜同士のこすれあう淫らな音が室内に響いた。
何度も達しているのだろう。がく、がくと明菜の身体が小刻みな振動を繰り返す。勇輝が居候した時点で処女だった身体も、ホームステイ2日目あたりからはかなりこなれてきていた。もちろん絶頂の感覚も何度か味わっているし、最近では昂ぶってイキっぱなし状態になるほどに感度が上がっていた。
「んっ!」
「はぁうっ!」
妹の甲高いあえぎとほぼ同時に、夕菜もまた背をのけぞらせ、嬌声を上げた。夕菜のスカートの中、ショーツを脱いでむき出しとなっている女の園を、妹のしなやかな指が蹂躙している。
ディープキスと男女の痴態で興奮し、濡れた股間に明菜の指が差し込まれ、敏感な部分をこすっていた。
「そうそう明菜さん、そうやってお姉さんのお×んこを手で擦って汚れの具合をチェックしてあげるのは、外から帰ったときのエチケットですからね」
「んっ、はいっ。姉さん、どう? あたしが姉さんのアソコ、今日も綺麗にしてるか診てあげるからね」
「あはっ、はぁぅぅ」
「どうしたの、そんな感じた声をあげちゃって。指を挿れる前からぬかるんでるじゃないの。人のことをだらしないって言っといて、今日もたくさん汚してるんだから世話ないわね」
「だって帰ったらすぐに勇輝君に犯してもらおうって考えてずっと想像してて、勇輝君の言いつけ通り学校オナニーも言いつけ通りに我慢してたのに、帰ったら夕菜のアホが目の前で勇輝君の太くて固いお×んちんで犯して貰ってるんだもん。濡れない方がおかしいわよ」
「明菜さん、仕返しだからってあんまり虐めると可哀想ですよ。ほら、またかき回してあげますから機嫌を直してください」
「ああっ、嬉しいっ。あふぅ、はあぁぁ。もっと、もっと勇輝クンのでいっぱい犯して、明菜を勇輝のモノにしてっ」
「ず、ずるいよ勇輝君、今日は朝から明菜ばっかりしてっ。勇輝君の性欲処理は2人でするって決めたでしょっ。明菜が1人だけ勇輝君のを独占するなんて許さないからっ」
「……ふぅん。ストップ、明菜さん。お姉さんのアソコに突っ込んでいる指を抜いて」
「あ、はいっ」
「ふぁぅ……な、なんで抜くの?」
「何か勘違いしてません、夕菜さん?」
「あ、あふあぁぁっ!」
勇輝が言いながら、ぐちゅりと腰を突き上げた。明菜はのけぞるようにおとがいをそらし、そしてびくびくびくっと身体を痙攣させた。男の肉棒と玉が連動し、膣内の奥深くへと白濁した射精液が送り込まれる。その一部は明菜の膣に収まりきらず、結合部からとろとろと粘性の高い白濁が垂れた。
置いてけぼりを食らった夕菜は、目の前で繰り広げられる光景にぐびりと喉を鳴らした。興奮に火照った頬で妹の媚態を見つめ、自分の股間へと手をもぐりこませた。
「夕菜さん。自分で慰めるのはまだ禁止してますよ?」
「は、はいっ!」
雷に打たれたように夕菜は反射的に高い声を上げ、自分を慰めようとした手を引っ込めた。もじもじと太股をこすり合わせ、彼女は御主人様の機嫌を伺う子犬のような顔で、自分の妹を犯す勇輝を見つめた。
「いいですか。確かに2人がいい子にしてたら平等に可愛がってあげるって言いましたけど。逆に言えばいい子にしてなければ可愛がってあげないってことです。それに明菜さんと夕菜さんのどっちのお×んこを”使う”のかは、僕が決めることです。きちんと自覚してください。2人の身体は僕の性欲処理のためにあるんです。そうだよね、明菜さん?」
「ぁ、はぁ。はい、はいそうですっ、あ、あふ、ぁ、明菜の身体は、髪の毛から爪先まで勇輝クンのモノですっ」
何度も逝かされたばかりの敏感な膣内をぐちゅぐちゅとかき回され、あえぎ声を上げながら、明菜ははっきりと言い切った。
「そうそう。それを忘れずに、いい子にしてたら気持ちよくしてあげますからね」
「はいっ、あは、あはぁぁぁ。気持ちい、キモチイイですぅ。明菜のアソコは勇輝クンのモノですぅ。アソコだけじゃなくて、髪の毛も、唇も、お尻も胸も他の全部も勇輝クンのですぅ!」
「いい子だ。ほら、机に手をついて。繋がったままで体勢を変えてください。上手く出来たらこのままバックで犯してあげるから」
「は、はいっ」
勇輝が太股から手を離すと、後背騎乗位の支えがなくなったために肉槍がより深くをえぐった。甲高い声をあげ、くたりと首を落とす明菜。勇輝の手が高らかにあげられた。
ぱしーん! ぱしーん! ぱしーん!
繋がったまま明菜の尻の上部が打ち据えられ、絶頂のために弛緩した明菜がそのたびに苦痛の声を漏らした。だがその声は勇輝が打ち据えるたびに甘いものが混じり、10回を数える頃には明菜は無意識に尻を振り、男を誘うようにしていた。
「はあっ!」
「気を抜かない。続けて」
「ごめんなさい勇輝クンっ、明菜のアソコで気持ちよくなってください」
「そうそう。犬みたいに明菜さんを犯すのを、夕菜さんにじっくりと見てもらうんだよ」
「はいっ。姉さん、見てて。これからあたしの身体を勇輝クンに性欲処理に使ってもらって、どぴゅどぴゅってまた白いのをたくさん中に出してもらうからっ」
「……っ」
ごくり、と夕菜の喉が鳴った。勇輝の言いつけどおりにテーブルに手をつき、明菜が犬のように這う。勇輝は明菜のブラウスごしに両胸を掴み、荒々しく捏ね上げながら、腰を上下させた。
「あ、あぁ、ぁ、あぁっ、あああっ!」
「明菜さんのアソコ、ちょっと前は処女だったのに、もうかなりこなれてきたね。いい具合だ」
「んっ、はぁ、ぁ、あぁ、あぁっ、だって、勇輝クンに毎日毎朝毎晩犯してもらって、性欲処理に使ってもらってるんだもんっ。おぼれるくらい精液を飲ませてもらって、勇輝クンで染め上げられてるもんっ」
「ダメだよ明菜さん。あんまり可愛いこと言うと、また中に出したくなってくるじゃないか」
「はぁぁっ、出して、いっぱい、いっぱいだしてっ。明菜のアソコは、勇輝クン専用だからっ。いつでもどこでも、勇輝クンが精液を出したくなったら明菜の身体を使ってっ。勇輝クンに気持ちよくなってもらうために明菜の身体はあるからっ」
身体を震わせ、犬のように這いながら明菜は服従の言葉を男に告げる。結合部からは明菜の愛液と先ほど出したばかりの男の精液が漏れだし、明菜の太股から膝まで淫らな流れを作っていた。
勇輝は腰の動きを激しくし、パンパンと尻に打ち付ける音が部屋に響いた。無意識かそれとも意識してか、明菜は感じすぎて力の入らない身体で、腰だけは上下左右に動かして男の精液を搾りとるためにグラインドさせていた。
「また、出すよっ。中がいい? それとも精液かけられるのがいい?」
「なか、なかにっ、お願い勇輝クン、いっぱい出してっ。明菜を孕ませてっ」
「了解」
どくっ、どくっ、どくっ、どくっ
2度目とは思えぬほどの量が男の肉棒から吐き出され、明菜の膣はうねうねと蠕動して内側へ内側へと男の子供を孕むために精液を誘導する。ふぅぅと勇輝は息を吐き、腰を何度か円を描くように動かして射精の余韻を楽しんだ。そのまま彼はびくびくと震える肉棒の先から出る白濁の残滓を一滴も漏らさぬよう、明菜の奥へと挿入したまましばらく呼吸を整える。
「夕菜さん」
男に呼ばれ、夕菜はびくっと身体をすくませた。それまで自慰をすることも許されず食い入るように痴態を見つめたためか、夕菜の身体は熱く火照り股間からは大量の蜜がしたたっている。頭がぼぅっとしていた。考えるのは男に犯されることだけ。性欲処理の道具でいいから勇輝のモノを受け入れ、今しがた犯された妹のように自分の身体を使って欲しかった。
「明菜さんが、自分の妹が目の前で犯されるのを見て、どう思いました?」
「あ、あたしも同じくらい……もっと激しく犯して欲しいって、思った」
「ふぅん。でも僕に夕菜さんの要望に答える義務はないよね?」
「そんな、意地悪言わないでっ、お願い勇輝君、私を使って。私の身体で、私のいやらしいココにその勇輝君の太くて固いのを突っ込んで、私の穴を使ってオナニーしてください、お願いしますっ!」
「んー。ちゃんと立場を弁えてますか? 答えてください、夕菜さんの身体は、一体誰のモノですか?」
「勇輝君のっ、勇輝君のモノです。髪の毛もアソコも胸も口もお尻も全部、勇輝君のです」
「はいよくできました。これから朝起きるときと夜寝るときに10回ずつ、今の言葉を復唱するようにしてください。そうしたら気が向いたときに使ってあげますから」
「はい、分かりました」
「うんうん、素直でいい返事ですね、じゃあ早速夕菜さんの口を使ってあげましょう。明菜さんと僕ので汚れたこれを綺麗にしてください」
「はいっ」
勇輝は明菜からモノを引き抜き、ぐったりと力の抜けた明菜の身体をうつぶせにさせた。
弾んだ声で夕菜が答え、妹と愛液と男の精液とがブレンドした肉棒にほお擦りをし、舌を出しておいしそうに舐めあげ始めた。
男が肉棒を引き抜いた後の明菜のお×んこからは、ごぽぉと注ぎ込んだ大量の精液が流れだし、鼻につく獣臭をあたりにたちこめさせていた。すんっ、と鼻を鳴らし、夕菜はその淫らな匂いを胸に吸い込む。
口腔に男のモノを含んでぴちゃぴちゃと舌を使い、ぬめった精液をすすりとった。汚いなんて微塵も思わない。いや、むしろ頭がくらくらとし、熱に浮かされたようにぼうっとなる。その感覚がひどく心地よくて、気を抜くとぐちゅぐちゅに抜かるんだ彼女の股間から愛液があふれ出しそうだった。
あぁ、と夕菜は内心でため息を吐く。
気持ちいい。
気持ちいい。
キモチイイ……!
こんな快楽がこの世にあったなんて、思ってもみなかった。勇輝と出会わなかった今までの人生がすごく可哀想に思える。勇輝の性欲処理をし、勇輝に気持ちよくなってもらうための道具として使って貰っている今がとても気持ちよくて心が満ち足りる。こうなるために産まれてきたという気すらしてくる。
「綺麗になったね。えらいえらい」
勇輝が夕菜の頭を優しく撫でる。クセのない黒髪が、勇輝の手の中でサラサラと踊った。夕菜は満面の笑みを浮かべ、道具である自分の使用主を誇らしい気持ちで見返した。
「わん」
飼い主に答えるように、冗談めかして夕菜は鳴いた。目の前の男の肉棒にちゅっちゅっとキスをし、上目遣いでちらちらと御主人様を見る。おあずけを喰らった犬のように眼前で昂ぶる餌への期待に瞳を潤ませ、はぁはぁと浅く荒い劣情の息を吐き出した。
「よしよし。綺麗にできたご褒美に夕菜さんのお×んこを使ってあげます。嬉しいですか?」
「わんっ」
「じゃあ、明菜さんみたく犬みたいに犯してあげますからね。ああ、そうだ。ついでに僕に犯されている間のうちに、僕と明菜さんので汚れたお×んこも綺麗にしてください。手を使わないで、その舌と口だけでね」
勇輝の視線の先にはくたりとだらしなく身体を弛緩させた彼女の妹が横たわっていて、股間ではひくひくと蠢く花弁が、どろりとした白濁と愛液とに彩られていた。つん、と鼻につく性臭。夕菜は勇輝の精液の匂いに陶然としつつも、視覚的にグロテスクに蠢く妹の性器と分泌物とを舐めるという行為に一瞬ためらった。
「……ぅ、わんっ」
「あれ、イヤでした? だったらご褒美はなしにしましょうか。残念だな、せっかく明菜さんのあそこを失神するまで使ってどろどろした精液を妊娠するくらいたくさん注ぎ込んであげるつもりだったのに。ああ、残念だなぁ」
「妊娠……勇輝君の精液で、妊娠……? あたしのお×んこの中に、勇輝の赤ちゃんができるの?」
「そうそう。さっき夕菜さんにしたみたくたっぷりと犯してね。妊娠したらお腹がぷっくりと膨らんで、産むまでの毎日毎時間ずっと僕に犯されている風に感じていられますよ。大変でしょうね。ずっと僕の分身が入っているんですから」
「ぁ、あ、あぁぁぁっ」
フルフルと夕菜の身体が小刻みに震え、彼女は自分の胸を強調するかのように両腕で自分の身体をかき抱いた。ノーパンの股間からは太股に伝うほどに発情したいやらしい液体が流れ、その顔は興奮のために耳まで赤くなっていた。瞳はどろりとした漆黒の色を宿し、自我の光は勇輝が言った行為への劣情と期待によって潤んでいた。
「お願いします、勇輝君。言われた通りにしますから、やめないでください。夕菜をたくさん犯してくださいっ」
「いやいや。犬に餌を与えて嫌がる芸を無理やり仕込むのは好きじゃないんで、気にしないでいいですよ?」
「や。イヤじゃないです。勇輝さんの精液をすするのも、妹のお×んこを舐めるのもイヤじゃないですっ」
「じゃ、好きなんですね? 僕の精液と明菜さんの愛液でぐちょぐちょになった明菜さんのお×んこを舐めて精液をすすって綺麗にするのが大好きなんですね、夕菜さんは」
「は、はい、そうです。私は勇輝君と妹のいやらしい体液をすするのが大好きで、妹のあそこを舐めて綺麗にするのも大好きですっ」
「どういう風に好きなんですか? 実演して見せてください」
「はい……あむ……ちゅちゅ」
うつぶせになった妹のどろどろになった性器に這い蹲り、舌を伸ばす。
今度は、嫌悪など感じなかった。勇輝に言ったとおり、妹のあそこを舐めて綺麗にするのは夕菜の大好きなことだったからだ。何でさっきはためらったのだろう。こんなに気持ちいいことを躊躇した自分が信じられなかった。
「んっ、あ……姉さん……?」
「明菜、綺麗にしてあげるからね……ちゅ、じゅじゅじゅっ」
「あふぅ、はぁ、だ、だめだって、そんなに吸ったらイッたたばかりなのに感じすぎてっ………ふあぁぁぁ!」
「じゅ……はぁむ……ふむ……全部、吸い出してあげるからね……明菜」
実際に舌を伸ばし、こくこくと愛液と精液とのブレンドした白濁液を飲み込みながら夕菜はにぃと笑った。
犬のように這い、エサを食べるように妹のお×んこに顔をうずめる夕菜の腰を勇輝は掴む。そしてぐちゃぐちゃになって太股まで愛液が垂れた夕菜の股間に肉棒を添えると、2、3度往復させて蜜をなすりつけてから一気に挿入した。
「ぁ、はぁぁぁぅ!」
勇輝に挿入されて奥を突かれたと同時に達してしまい、夕菜が深く息を吐き出した。
夕菜の身体からくたりと力が抜け、四つんばいになった手で身体を支えきれずにひじを突く。勇気はまだ達していなかったので肉棒を膣内の奥深くにうずめたまま夕菜のお尻をぱしんっと叩いた。叩くと同時に夕菜の膣が締めつけが強くなり、勇輝は面白くなって何度か叩いてやる。苦痛を与えるためではないので音は大きいが、痛みはそれほどでもない。むしろ彼の性欲処理の道具として生きる今の夕菜にとって、彼の与える刺激の全てが快楽であり、叩かれるたびに軽く達してしまっていた。
「ほら、口が留守になってますよ。やめて欲しいんですか?」
「はぁっ、ご、ごめんなさい……じゅ、ちゅちゅ……んっ、…ちゅっ……じゅる……あはぁっ!」
犬のように這いつくばって妹の性器に顔をうずめ、注ぎ込まれた生臭い精液と愛液とをすする。そうしながら高くあげた彼女の腰は男の両手に掴まれ、お×んこでぐちゃぐちゃと淫らな水音が響くほどに男の肉棒によって犯される。妹の股間をすする音に混じって夕菜の口から時折もれる高いあえぎは、男の肉棒の出し入れによって何度も逝かされているためだった。
「そろそろ……出すよっ」
「あ、はいっ、勇輝君。中にいっぱい出してください……はぁ…あ、あ、あ、あぁぁっ!」
どく、どく、どくと肉棒が爆ぜ、幾度目かの射精とは思えないほどの量の精液が夕菜の子宮へと注ぎ込まれた。ごぽごぽと子宮から白濁があふれ、その一部が夕菜の太ももを伝いどろりと流れていく。勇輝は最後の一滴までを夕菜の膣に注ぎ込むと、萎えた肉棒を差し込んだまま余韻を楽しむかのように満足するまで腰をぐちゃぐちゃと動かしてから引き抜いた。
それから、勇輝は姉妹を並べて2人の口で肉棒を綺麗にさせ、風呂に場所を移して身体を隅々まで洗いあい、泡まみれになった姉妹の巨乳を隅々まで堪能した。
***
そうして期限の1週間が瞬く間に過ぎ、勇輝は簡単な荷造りをした。夕菜も明菜も必死に引き止めたが、勇輝は頑として応じなかった。ただしその代わりにとでも言うべきか、彼は姉妹のそれぞれにいくらかの置き土産をしていった。
その1つはボイスレコーダーであり、その内容は聞くうちに深いリラックス効果を引き起こす特殊な波長の音波と、”自分は勇輝の奴隷であり、性欲処理のために生まれてきた存在であり、勇輝に尽くすのが自分の幸せである”ということを手を変え品を変えてヒアリングさせるというものだった。勇輝は毎日聞いてくださいと指示を残し、姉妹は次に勇輝が尋ねてくる日まで言われたとおり毎日欠かすことなくテープレコーダーを聞き続けた。
言葉は人の思考を形作り、習慣はそれに拍車をかける。
1年が過ぎ、365回もボイスレコーダーを繰り返し聞いた頃には、姉妹への暗示はより強固に、どのような術師でも解除困難なほど強固になっていた。
さらにもう1つの勇輝の置き土産が、姉妹の奴隷化に拍車をかけた。
子供である。
姉妹は妊娠していた。子供の性別は2人とも女だった。夕菜も明菜も堕胎という選択ははなから考えず、親の反対を押し切ってシングルマザーとなった。その結果、経済的に困窮したかというとさにあらず。妊娠の半年後、突如として彼女らそれぞれの口座に毎月、30万円の金が振り込まれはじめた。
その口座名義人は”奴隷の主”と書かれ、備考の欄には”調教費”と記載されていた。それは娘達が15年間の誕生日を迎えるまで続き、その額は累計で約1億円に達した。
やがて15年の歳月が過ぎ――
夏になった。
これ以上なく涼しい冷夏。最高気温25℃、最低気温15℃の夏。
1人の埼玉県民が橘家に尋ねてきて、1ヶ月ほどの間、奴隷の発育ぶりを確認したいと申し出た。
その男は肩まで届く髪の毛と、女の子に近い中世的な顔立ちをしていた。肉付きも薄くて肌もあまり日に焼けていない。人畜無害な高校生といった感じだ。
15年前と、同じ容姿だった。
彼は、僕は歳をとらないんですとこともなげに言い放ち、幾枚かの古ぼけた写真を夕菜に見せた。それはかつて、夕菜と明菜、それに勇輝という少年ととった記念写真だった。
夕菜は思わず涙を浮かべ、ご主人様の言葉と共にその男に抱きついた。
「娘と一緒に可愛がっていただけるんですか?」
「ええ。昔の夕菜さんみたく、いい女になってたらですけど」
「任せてください。物心つく前から、奴隷としての心得とご奉仕の基本をたっぷりと躾けていますから」
「そうですか、楽しみだなぁ」
そう言って彼は――勇輝は、夕菜の胸を思うがままにもてあそんだ。
< 終 >