日本には家庭訪問というものがある。
海外にもあるのかどうかは知らないがとにかく日本には家庭訪問というものがある。
小学校中学校と義務教育の時期に行われるもので教師が直接自分の担当している生徒の家にいき両親を交え生徒の事をあれこれ言うのだ。
たいがいのところそれはたわいない話しで終始しする物だが問題を抱えている生徒の家ではそうはいかない。
白熱したバトルと言うのにふさわしいものになるのである。
現にこのアパートの一室でも教師と生徒の両親とで激しいバトルが開始されようとしていた。
「正直におっしゃってください」
20代後半といった感じの男性が若い女性に向かって悲痛な表情で訴えていた。
どうやらこの男性はここの主らしい。
「お父様のおっしゃりたい事はよく分かります。でも・・・・・・・・」
正直な所この女性はその後の言葉をどうつなげるべきか分からなかった。
彼女は名前を冨田真衣と言い今年大学卒業したばかりの22歳の新人教師である。
この就職難の時期直ぐに教師の口があったのは本当に幸運であった。
だから何としてもこの職業を手放したくなかったしそれなりに張り切っているのである。
しかしまさかこんな苦難が待ちかまえていようとは思わなったというのが正直なところであろう。
「うちの子は・・・・・・うちの子はみんなにいじめられているのではないですか?」
教師の言葉が続かないのを見てとった20代半ばといった感じの女性が横から口をはさんできた。
どうやら彼女は話しの主の母親らしい。
『いじめ』・・・・・・その言葉はこの部屋に重い空気を漂わすのに十分過ぎる程の力を持っていた。
「なんで・・・・・・なんでうちの子が」
重い空気の中ここの主は当然大きな声を上げた。
目にはうっすら涙が浮かんでいる。
「お父様興奮なさらないで」
真衣は必死になだめた。
『いじめ問題』・・・・・・そんなものは真衣にとって正直関係無い物だと思っていた。
テレビや雑誌で見ていてもそれは他人事だったのだ。
それが今や自分は教師になりその問題に直撃している。
どうすればいいかなんて解決策が真衣に分かるはずも無いのは当然の事だろう。
「今までうちの子はむしろみんなから好かれてたぐらいなんだ。それがどうして?」
主は机を叩きながら真衣に問いかけた。
「やはり小学生と言っても4年生ともなると」
「なると?」
「何か違うなというのが分かると言いましょうか」
主の激高に押されたのかまだ教師というものに慣れてないのか真衣は言ってはならない事を言ってしまった。
その言葉にいち早く反応したのは母親だった。
「違うって何がですか?」
顔は怒りでいっぱいになっている。
だが正直そんな表情でさえ母親の美しさは際だっており真衣が思わず見とれてしまう程だ。
「自分達とは何か違うんじゃないかという事がですね」
真衣の言葉を最後まで聞かず今度は主が声を張り上げた。
「あの子の何処が他の子と違うと言うんですか?」
その激高に押され再び真衣の口からは禁断の言葉が飛び出した。
「すいません!お気を悪くなされるかもしれませんが何と言っても指が三本しか有りませんし」
真衣は三本指を立てながら言っている。
「それで?」
「あの白目の部分が無い大きな瞳は不自然と言いましょうか」
その時真衣の後方にある扉が「ギギギ」という音を立てて開いた。
そこには話題の主である生徒の姿があったのである。
「ア・ッ・!・セ・ン・セ・イ・モ・ウ・キ・テ・タ・ノ・?」
彼はおやつの回転焼きを口にしながら挨拶した。
「正樹!あとで呼ぶからそれまでもう少し部屋に居てなさい」
と、主人である克也はそれまでとはうって変わった穏やかな表情で正樹に言った。
それに対し正樹は何かを感じたのか一礼してすぐに自分の部屋に戻っていった。
「親の言う事をよく聞く本当にいい子だ」
正樹の去った部屋で話しが再会された。
「ええ!正樹ちゃんが良い子なのはよく分かってます」
真衣は出来る事ならこの場を逃げ出したいくらいだった。
無責任な話しだがなぜ自分がこの場にいるのかさえ分からなかったくらいだ。
「でもなぜか言葉もカタカナですし・・・・・・・」
問題発言なのは分かっていた。でもそれを押さえられる力は残念ながら今の真衣には無かったのである。
「それがどうしたと言うんだ!」
正樹の怒りはまさに頂点に達しようとしていた。
「あぁ!可哀想な正樹!・・・・・なぜあんな良い子が」
母親である恵美はとうとう泣き出した。
「くそう!あいつら!全員首に埋め込んでやる」
泣いている恵美と怒り狂っている克也は妙にその場にマッチしていた。
一人浮いている真衣だけがその場では地に足がついてなかったのである。
「あの~お父様あまり過激な事は」
真衣はただただその場であたふたしていた。
最初からこの過激過ぎる一家は真衣の手に負える物ではなかったのだ。
「うるさい!だいたいお前が悪いんだ!・・・・・・・・・あっ!」
カタカタカタカタカタカタカタカタ・・・・・・・・・・・・・
突然克也の首に埋め込まれたチップが鳴りだした。
「どうなさったのですか?大丈夫ですか!お父様」
動揺する真衣を恵美は慌てる事は無いと右手を伸ばし制した。
「気になさらないでください。実は私も出来るんですよ。主人と一緒に奏でるハーモニーは最高だと仏蘭西の方はおっしゃってましたわ」
と、言うと恵美も音を鳴らし始めた。
カタカタカタカタカタカタカタカタ・・・・・・・・・・・・・
「あっ!お母様まで」
(家庭訪問て何処でもこんな感じなのかしら?私自信無くなってきたわ)
真衣が自信を無くすのにはまだ早かった。
音を聞きつけて再び正樹がやってきたのだ。
「ボ・ク・モ・!・ボ・ク・モ・!」
カタカタカタカタカタカタカタカタ・・・・・・・・・・・・・
こんな光景は普通の人間なら耐えきれないところだろう。
真衣は泣きそうになる自分を必死に励ましていた。
(頑張るのよ真衣!教師を辞めたら職は無いのよ!)
「先生もご一緒にどうですか?」
まだ幾分顔をこわばらせながら克也は真衣を誘った。
「いえ!私は結構です」
そんな事出来るわけないだろうという言葉を飲み込み真衣はやんわりと断りを入れた。
「やはり生徒の家ではまずいんですか?」
戸惑う真衣を尻目に三人のカタカタ演奏会は暫く続いたのであった。
ようやく止まった時は10分程過ぎてただろうか。
でも真衣にはその10分程が1時間にも2時間にも感じられたであろう。
「おかげさんで少しすっきりしました」
克也は大分表情が和らいでいる。
「すいませんね先生!私達ばっかり楽しんで」
恵美も大分落ち着きを取り戻したようだ。
「コ・ン・ド・ハ・、・セ・ン・セ・イ・モ・イ・ッ・シ・ョ・ニ・シ・テ・ネ」
もちろん正樹は凄く喜んでいる。
とってもほがらかな一家である。
「楽しそうなご家庭ですね。正樹ちゃんのおおらかな性格はこの辺から来るものだと思います」
などと言いながら真衣は完全に逃げモードに入っていた。
「そうですか!やはり先生から見てもそう思いますか!正樹は親思いの本当に良い子なんですよ」
話しが元に戻る気配を察知して真衣は迂闊な発言ををひどく悔やんだ。
「なのになんでいじめなんかに遭わなければならないんだ」
もはや打開策は無かった。
この時点で真衣は適当にあと一言二言だけ言って帰るしかないと考えたのである。
「少し正樹ちゃんが行動変えるだけでみんなの態度も違ってくると思うんですよ」
みんなの態度が違ってくる・・・・・・その言葉はいじめに遭遇している家庭にとっては大きな意味を持っていた。
「態度ですか?具体的にはどのような?」
真衣はこの一家三人の痛い程の視線を浴びている。
「正樹ちゃんを目の前にして言う事じゃないかもしれませんが、この前正樹ちゃんはいきなり緑色の液体を吐いたんですよ」
その言葉に反応しあきらかに克也恵美の表情が変わった。
「おお!正樹あれをやったのか!あれはおもしろいからな」
何か思いだしているのだろうか?克也は必死に笑いを堪えながらしゃべっている。
「ひぃひぃ!あの緑の!ひぃ~」
恵美は耐えられないようで笑い転げている。
「恵美!先生の前で失礼じゃないか。・・・・・くつくっくっ」
「だってあなた!あの時の正樹ったら吐き続けて止まらないんですもの。駄目!お腹痛いわ。ひぃ~」
何がおかしのか分からないがとにかくこの一家では大うけらしい。
「じゃぁ先生!クラスのみんなもさぞかし大爆笑だったでしょ」
満面笑顔の克也に対し真衣はますます暗い顔になった。
しかし真衣は意を決したかのようにおもいきって言ってみた。
「あの~普通こういう事をなさいますと気味悪がられると申しましょうか」
「えっ?」
克也は一瞬自分の耳を疑った。
真衣の言っている事は理解できなかったのである。
「怖がられると申しましょうか」
などと、更にびくびくしながら真衣はなんとか言葉をつないでいる。
「大爆笑ではなかったのですか?」
克也は愕然とした。
恵美は嗚咽をあげ正樹は寂しげにカタカタ音を鳴らしている。
「正樹がこんなおもしろい事をしているのに・・・・・・・・・あいつら!やっぱり全員埋め込んでやる」
「ひど過ぎるわ!みんな正樹の奴隷にするべきよ」
「ド・レ・イ・!・ド・レ・イ・!」
過激な一家である。
「だいたい先生はその時何をなさっていたんですか?正樹がおもしろい事をしているんですから率先して笑って場を盛り上げるべきでしょ」
実はその時一番気味悪がっていたのは真衣であった。
あの時もう少しで胃に入っている物をもどすところだったのである。
「大変失礼なんですが私もおもしろいとは・・・・・・・」
ついつい本音を言ってしまうのはやはり真衣が慣れてないからであろう。
ともかくこの真衣の発言は克也に更なる衝撃を与えた。
「えっ!先生何をおっしゃてるんですか?こんなおもしろい事をお気にめさないと」
「本当にもうしわけないんですが私にはいったい何がおかしいのか理解出来ません」
「そうか!なるほど!先生であるあなたの感覚がずれていたから生徒がそんなんなんだ」
何か思いついたのか克也は恵美に隣の部屋からバッグを持ってくるように命じた。
それは黒一色で統一されたスポーツバッグのような物で中から今まで真衣が見た事もないような様々な物がでてきた。
「あの~それは?」
一体何が起こるのか不安を感じた真衣は恐る恐る聞いてみた。
「これらは全て仏蘭西製の品々ですよ」
「仏蘭西?」
「たとえばこれですけど」
克也はバッグから取り出した物の中から奇妙な動物の絵が描かれた置物を手に取った。
「うわぁ!綺麗ですね」
時々青く光るその物体は普通の感覚で言うと凄く怪しい物だろう。
しかしなぜか心が落ち着き目が離せないのだ。
ピカッ!
「ひっ!」
急にその物体から閃光がほとばしり真衣は思わず声を上げてしまった。
「はっはっはっ!みなさんこれを見ると最初はびっくりなさいますよ」
克也、恵美、正樹の三人は真衣を見ながら笑っている。
「お父様!びっくりさせないでくださいよ。まだ心臓がどきどきしてますわ」
よっぽどびっくりしたのだろう。真衣は左手を心臓の辺りに持ってきて堅く目を閉じた。
「びっくりさせてごめんなさいね。先生には悪いかなと思ったんですが」
「バ・ッ・ド・!・バ・ッ・ド・!」
真衣は大きく深呼吸した。
「ふぅ~!ホントやめてくださいね。私こういうのは弱いんですから」
「ヨ・ワ・イ・!・ヨ・ワ・イ・!」
「それにしてもどうしたのかしら?頭が何故かぼ~としますわ」
それは頭に霧がかかったような奇妙な感覚だった。
「とにかくですね。服を脱ぎますからそれからまたお話しをいたしましょ」
真衣は上着に手をかけるとさも当たり前のように脱ぎ始めた。
スルッスルッバサッ!
「おっ!これはなかなか!良い物を持ってらっしゃる」
「着痩せするタイプですね」
「オ・ッ・パ・イ・!・オ・ッ・パ・イ・!」
三人の視線は真衣の胸に集中している。
「嫌ですわ!恥ずかしいじゃないですか」
真衣の顔はみるみる赤くなってきている。
まさか家庭訪問に来てこんな事をするなんて思ってもみなかったので当然と言えば当然だろう。
「ソ・レ・ホ・シ・イ・!」
最初に動き出したのは正樹だった。
小さな口からトカゲのような長い舌を出すと乳首をペロリと嘗めたのだ。
「あんっ!正樹ちゃん駄目よ!」
真衣は軽く正樹を突き飛ばし両腕で胸を隠した。
「こら正樹!先生の身体は後でお父さんがいただくんだから手を出したら駄目じゃないか」
「正樹には真理子がいるでしょ」
両親二人に怒られるのは流石にこたえるのか正樹は半べそ状態になった。
「お父様お母様!正樹ちゃんを怒らないでやってください。無邪気な子供のする事ですから」
自分の為に目の前で生徒が怒られているのを見るのはいい気がしないものである。
真衣は両手を広げ気にしなくていいという事をアピールした。
「私の胸は嘗められる為にあるんですから本当に気にしなくていいんですよ。ただいきなりでしたのでびっくりしただけです」
正樹はまだしょげかえっている。
「まっ!先生がそうおっしゃるなら。・・・・・・正樹!物事には順序というものがあるんだよ。先生が淫乱な雌豚になるまで我慢しなければ駄目だよ」
克也はそう言いながら正樹の頭をなでている。
「そうよ!人間我慢が大事よ」
恵美もそんな事を言いながら克也と共に正樹の頭をなでている。
どうやらこれがこの一家のしつけらしい。
「ゴ・メ・ン・ナ・サ・イ・!・ゴ・メ・ン・ナ・サ・イ・!」
正樹は長い舌を出して首を振りながら反省している。
「ところで先生話しは戻りますが例の正樹の『緑のゲロゲロ』の件ですが」
どうやらこの一家では正樹が緑の液体を吐き続ける行為を『緑のゲロゲロ』とネーミングしているらしい。
当時の光景が蘇り真衣は再び不快な気持ちに襲われた。
「あれはやはりやめていただいた方が」
真衣の言葉が終わらないうちに克也は一枚のカードを取り出すとテーブルに置き人差し指で真衣の手前まで運んだ。
「あの~これは?」
カードには左手に傘を持ったピエロが笑っている姿が描かれている。
「その絵をよ~く見てください」
集中して見ていると真衣はカードからピエロが飛び出し心に入っていくかのような錯覚に襲われた。
まるでピエロが身体の中で踊り狂っているかのようで凄く楽しい気分になってくるのである。
「では正樹!もう一度先生に『緑のゲロゲロ』をお見せしなさい」
「ハ・イ・!・パ・パ」
ゲロゲロゲー!
生徒の口から多量の緑の液体が流れ出る・・・・・・・・・・それはたしかにとても笑える光景では無い。
でもこの時の真衣にとって『緑のゲロゲロ』は凄く愉快にしてくれる芸であった。
おもしろくておもしろくてしょうがないのだ。
「ひぃ~!いやん!いやん!おもしろ過ぎる~!お腹痛い~!先生お腹がよじれるよ」
ゲッ!ゲッ!ゲー
「あっ!あっ!ひぃぃ!ひっ!正樹ちゃんもう勘弁して!先生笑い過ぎて息が出来ない」
「ははは!どうです!おもしろいでしょ?正樹の『緑のゲロゲロ』は」
克也と恵美も笑い転げている。
「あ~!正樹ちゃん。まだ出してる。いつまで続くの?・・ひっひっひぃ~」
こんなに笑うのは何年ぶりだろう?
なんでこんなおもしろい事を以前は気味悪いだなんて思ったんだろう?
真衣は不思議に思いながらも目の前の行為に対し笑い転げた。
ゲッ!ゲッ!ングッ!
ようやく緑の液体が止まったのはそれから2分くらいしてからだった。
「あぁ!おかしかった。笑い過ぎて死ぬかと思いましたわ」
まだおかしいのか真衣の肩は小刻みに揺れている。
「そうでしょ!本当におもしろいでしょ『緑のゲロゲロ』は」
「ええ!あれ以上見せられると本当に危なかったですわ」
しかし安心するのはまだ早かったのだ。
正樹は真ん中の指を立てると左右に振り首を再び下に向け長い舌を精一杯に出した。
「フ・ェ・イ・ン・ト・!・ゲ・ー」
再びおびたただしい量の液体がその長い舌をつたって流れ出した。
「ひぃ~!正樹ちゃんもうやめて~!先生死んじゃうよ」
「あはあはあは!いつの間にそんな大技を!はっ!ひぃ~」
「ママもう駄目~!正樹ちゃん勘弁して!あはっ!ははっ!ひぃ~」
緑の液体を吐き続ける生徒とそれを見て悶絶しながら笑い転げる先生と両親!
そんな異常な光景は再び3分近く続いた。
「ウ・チ・ド・メ・!・ゲ・ー」
三人はすっかり放心状態になっていた。
「正直なところ『緑のゲロゲロ』がこんなにおもしろいものだとは思いませんでしたわ」
真衣はすっかり『緑のゲロゲロ』の虜になっている。
「どうです先生!正樹は本当に性格の明るい良い子なんですよ。クラスの人気者になる事はあってもいじめられるなんてありえないんですよ」
克也は全裸になっている真衣を前に真剣に訴えた。
「お父様のおっしゃるとおりです。今度もう一回みんなの前で『緑のゲロゲロ』をやって頂戴ね」
真衣も挙げ句の果てにはとんでもない事を言っている。
「ははは!先生はすっかり『緑のゲロゲロ』の虜ですな」
克也はよっぽど嬉しいのか真衣がこの家に訪問してから一番の笑顔を浮かべながら話している。
「ええ!思い出しただけでも笑いがこみ上げてきて酸欠状態になりますわ」
「ははは!そうでしょ!そうでしょ!」
克也はすっかりご満悦だ。
「私ったら笑い過ぎて下半身がぐちょぐちょになってしまいましたわ」
真衣は人差し指と中指で陰部をいじり始めた。
くちょくちょくちょ!
「あっ!これは気がつきませんですいません」
克也はそう言うとバッグからバイブのような物を取り出した。
「あふぅん!お父様それは?」
「これは『PT400-Ⅲ』と言いましてどんな女でも雌豚に変えるというすぐれ物のバイブですよ」
それは紫一色に統一されたごくシンプルな形の物だった。
「でも私バイブはやった事ないんで少し怖いんですが」
真衣は少し心配そうだ。
「はは!安心してください。これはなんたって仏蘭西製ですよ!そこらのバイブとはわけが違いますよ」
と、克也は言いながらスイッチを入れた。
ウィィィィィン!ウィン!ウィン!ウィン!
克也の右手に持たれたそのバイブはまるで真衣を誘うかのように複雑な動きを始めた。
「あぁ!それを見ているとたまらなくなってきましたわ。少し貸していただけるかしら?」
真衣は震える手で克也からバイブを受け取ると陰部に一気に突き刺した。
ウイ!ウイ!ウィィィィン!ぐちょぐちょぐちょ!
「あっ!ひっ!ひっ!ひっ!あんっ!あんっ!あんっ!あぁん」
床を転げ回る真衣のその口からは溢れんばかりの涎が流れ落ち、瞳はすでに正気を失っていた。
「おお!先生!見事な乱れっぷりですよ。・・・・なぁ!恵美!」
克也は腕組みをしながら真衣の乱れっぷりを観察し、しきりに感心している。
「ええ!素晴らしいの一言ですわ。実は初めて見た時から感じていたんですけどやはり私の目に狂いはなかったわ」
恵美は悶え狂っている真衣を指さし正樹に『あれが雌豚よ』と教えている。
「メ・ス・ブ・タ・!・メ・ス・ブ・タ・!」
「あんっ!あんっ!凄いよこれ!あぅっ!あはぁ~ん!あんっ!私本当に雌豚になっちゃうよ!ひぃぃぃ~」
そのバイブは真衣の身体だけでなく精神までも支配していった。
「セ・ン・セ・イ・ニ・マ・サ・キ・ノ・チ・ン・チ・ン・イ・レ・ル・!」
などと言いながら正樹は小学生と思えないほどの一物を真衣の目の前に突き出した。
「こら正樹!先生とSEXするなんて常識外れな事を言うな」
すぐさま克也は正樹を自分の前に引き寄せると教師とのSEXを引き止めた。
「そうよ!ここはお父さんにまかしておけばいいの」
と、言うと恵美は正樹を優しく抱きしめた。
「では先生これを見てください」
克也は全裸になり小瓶に入った液体を自分の一物の表面に塗ると真衣の目の前に突き出した。
(あぁぁぁ!なんて美味しそうなちんぽなの!欲しい!これが凄く欲しい!)
「あふぅん!お父様お願いです。そのちんぽ真衣にちょうだい!ちょうだ~い!」
真衣は克也の一物を握りしめ哀願している。
「ええ!他ならぬ正樹の先生だ!特別に入れても良いですよ」
正樹は爽やかな笑みを浮かべながら床に横たわった。
そして発情しきっている真衣は息つく間もなく克也の一物を入れ身体を上下に揺らし始めた。
「あぁぁぁん!いい!いい!真衣狂っちゃうよ!狂っちゃうよ!」
すでに狂っていると思われる真衣は更に激しく身体を動かしている。
「ひぃ~!気持ちいいの!お父様のちんちん凄く気持ち良いの!あんっ」
「セ・ン・セ・イ・メ・ス・ブ・タ・!・セ・ン・セ・イ・メ・ス・ブ・タ・!」
悶え狂いながら真衣は教師としての喜びを見いだしていた。
正直なところ教師としての仕事に情熱があってこの職業に就いたのではない。
この就職難の時期に働けるのであれば何でも良かったのである。
しかし今真衣は教師になって本当に良かったと思っている。
自分の生きる道はこれしかないと確信しているのである。
「いい!いい!真衣は雌豚よ!お父様の従順な淫乱奴隷よ!あふぅん~」
「セ・ン・セ・イ・メ・ス・ブ・タ・!セ・ン・セ・イ・ド・レ・イ・!」
「ちょうだい!ちょうだい!お父様のを真衣の身体にいっぱいぶちまけて~」
真衣は叫び狂っている。
「先生!先生!正樹をこれからもよろしくお願いしますよ。うっ!」
どびゆ~ぴゅっぴゅっ!
「あふぅぅぅぅぅぅぅぅぅん!あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~」
ぴくっぴくっぴくっぴくっぴくっ!
教師になって良かった!真衣は幸せにひたった。
こうして壮絶な正樹一家の家庭訪問は終わったのである。
それから2日後!
「今日の先生なんかおかしくない?」
教壇に立つ真衣を目の前に子供達は騒いでいる。
真衣は朝からずっと意味不明の事を口走っていた。
「なんたって先生はおちんちん入れてもらえるんですからオナニー専用やフェラ専用の方達とは格が違うんですよ」
そんな事を言いながらも真衣は凄く嬉しそうだ。
子供達の中で正樹一人が喜んでいる。
「では、つまらない勉強なんかやめて今からみなさんと一緒に素晴らしい所に遠足に行きます」
正樹が立ち上がった。
「ヨ・ウ・コ・ソ・フ・ラ・ン・ス・ヘ・!」
カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ・・・・・・・・・・・・・・・・・
< 終 >