第一話
俺の名前は●●。もう教師になって六年目になる。世の中には熱血教師やサラリーマン教師など色々いるが、俺はどちらかというとその間みたいなもので、上手に分かりやすく教えることで、ちょっとでも生徒たちの勉強嫌いがマシになってくれたらいいなと思いながら教えている。
それでも教師というのはなかなかストレスのたまる仕事で、特に俺の場合は人間関係に関するものが8割方を占めるだろう。人間相手の職業だから仕方ないのだが。
だが俺にはラッキーなことに、そんなストレスをアッという間に晴らしてくれる素晴らしい能力がある。
テレパスだ。
テレパスとはつまり他人の心を操る能力。俺はそれに合わせて他人の体もある程度操れるので、単にテレパスと呼ぶのはあれなのだが自分としてはこの言葉がかなり気に入っているので使っている。
皆さんは、そんな『テレパス教師』などというと、その能力を使って学校全体をハーレムにしたり、女子生徒と片っ端からHしたりというありがちなストーリーを想像されるかも知れないが、俺はむしろ『エロスのわびさび』といおうか、微妙なエッチさが好きなのである。だから実際にセックスまでいたることはむしろ珍しい。
俺は今、教卓の横の椅子に座りながら生徒たちの中間試験の監視をしているところだ。これだってつまらないが立派な教師の仕事なのだ。疲れている日はこんな風に、退屈にしながらジッと座っているだけでもストレスがたまるもんだ。
ちょっと発散するかな。
俺はひたいに気を集中させて、念をためる準備をする。そしてこの念を眉間から放出して他人の心に送り込むわけだが、ひたいが少し熱くなりだしたら念を固める。まずは一番前に座っている▲美に送ってみよう。
≪▲美、脚を広げろ。ただし無意識にやること。≫
▲美はそれほどの美人ではないが、とてもいい脚を持っている俺のお気に入りの生徒のうちの一人だ。俺は眉間から念を送る。一瞬、▲美の肩がピクッと動いて、それから膝がゆっくりと動き出す。▲美のすらりと伸びた脚の間から黒いパンティが現れる。おお、学生の癖に黒の下着とは。そんな大人じみたものを付けて、後から少しお仕置きしてやらんとな。俺はニヤリとしながらその下着をまじまじと見つめる。
エロスのわびさびだ。
ちょっとしたことだが、これでも結構なストレス解消になる。そしてこうして俺が人を操るときは、必ずその周りにマインドバリヤーを張って、周囲の人間から気付かれないようにしている。俺も所詮は教師の身。余計なことでスキャンダルを起こしたくはない。
▲美にもっと悪戯してやりたいところだが、これは中間試験。邪魔をしてはあげては可哀想というもの。俺は彼女の脚を閉じさせる。そこで俺は、その二つ右隣の窓際に座っている■子に目を向ける。■子は見た目はちょっと派手だが、根はわりに真面目なやつだ。こいつはこの教科が得意なので、すでに全部終わって窓の外を見ている。では、ちょっと俺のお相手をしてもらおう。
≪お前は俺にどれだけ見つめられても、その視線に気付くことが出来ない。≫
≪お前は突然エッチな気分になってくる。≫
≪とてもオナニーがしたくてたまらなくなってくる。≫
俺は更に、■子のアソコをいつもの二倍以上濡らすようにセットする。さーて、■子の欲求不満ショーの始まりだ。念が彼女の心の中に入ると、ただちにもじもじしながら前かがみになる。さーて、これからこいつどうするかな?普通の人間なら、みんながいる教室でオナニーをするなんて恥ずかしくてできるはずがない。もし誰かに見られたら、もう学校には来ることができなくなるかも知れないのほどの羞恥だ。すでに■子の欲求はかなり高まってきていると見えて、彼女の左手が太もものあたりをさすっている。当然その手はアソコを触りたいのだが、それはさすがに出来ない。後ろの席の生徒に見られたら大変だからだ。
もちろん、■子のまわりにはマインドバリヤーが張ってあるので、誰にも気付かれることはなく、気が済むまでオナニーをしても大丈夫なのだが、無論、彼女はそれを知るはずもない。必死で耐えている。左手をスカートの上からアソコの近くに持っていったり、腰をかすかに前後させたりしながらも、決して満足することは出来ない。この耐える姿がいとおしくてたまらない。今頃、こいつのパンティはビチャビチャに濡れまくっているはずだ。試験が終わるまであと15分足らず。最後まで楽しませてもらおう。チャイムが鳴るころにはスカートに愛液のシミが出来ているに違いない。
俺はその後、欲求不満で狂いそうになっている■子を観察することで、試験監督の時間を退屈せずに楽しむことが出来た。試験終了後、答案用紙を生徒たちから回収する際、■子が振り返った時に、スカートをチェックすると予想通りおしりに半径5センチほどのシミができていた。俺は思わずそれを見てニヤリとしてしまう。
これこそエロスのわびさび。
俺はそのシミの周りにマインドバリヤーを張っておいてやった。これで家に着くまでは誰にも気付かれないだろう。
これはもう今日最後の教科で、生徒たちは帰宅の用意を始めている。俺はこれでも割りに律儀な性格なので、ちゃんと■子に御褒美を与えてやる。
≪トイレにいって思いっきりオナニーをしてこい。≫
≪お前は普段味わったこともないような気持ちよさでイクことが出来る。≫
≪そして、イッた後はすっきりして気分が爽快になるぞ。≫
そうそう、あと▲美にはまだ学生のくせに大人っぽい黒い下着をつけている罰を与えてやらねばならんのだが、こっちとしても目の保養をさせてもらったので、まぁ、今日はおあいこということでよしとしよう。
教室を後にすると、俺は職員室に戻った。回収したテストを机の上に置くと、早速採点に取り掛かる。嫌なことほど、さっさと片付けてしまったほうがあとあと楽だというのが俺の経験からの知恵だ。二、三人分ほど採点し終わった頃に、◎◎先生が戻って来た。彼女の席は俺の隣で、ときどき『ストレス解消』の手伝いをしてもらっている。当然、彼女はそのことを知る由もないが。
彼女は去年入ってきたばかりの新米教師で、俺より五つほど年下だが、なかなかやる気があって、どちらかというと真面目すぎるという感じだ。その真面目さとは裏腹?に、外見は典型的なアダルトビデオに出てくるような「女教師」タイプで、いつもスーツに膝上10センチくらいのスカートで、5センチ程度のハイヒールを履いている。当たり前だが、男子生徒にかなり人気がある。でも、本人は年下には一切興味がないようだ。ただの可愛い男の子たちと思っている。
◎◎先生は、今日の試験の解答を生徒達がすぐチェックできるようウェブサイトに答えをアップするため、自分の席のラップトップに向かってキーボードをたたいている。相変わらず、熱心な人だ。やる気のないオジン教師達も見習って欲しいもんだ。俺も真面目に採点するとしよう。
もうあれから一時間ほど経ったか、ほとんどの先生達は帰ってしまっていた。俺もなんとなく採点に疲れてきて、肩を回したりする。◎◎先生は相変わらず、パソコンの画面に向かったままだ。俺は何気なく◎◎先生の黒いスカートからスラリと伸びた脚に目をやる。こんな素晴らしい脚をして、しかもこんなスカートなんて男子生徒達からすれば、勉強の邪魔以外ありえないな。すると突然、◎◎先生は俺の視線に気が付いたのか、俺の方を見た。
げ、ヤバイ!
俺からすれば、そんないやらしい脚を惜しげもなく晒し出してる方が悪いのだが、そんな理屈は当然、通用しそうもない。
「●●先生、何か?」
彼女の心から、テレパスを通して不快の感情が感じ取れる。まずい。こんなことで俺の印象を悪くしたくない。俺はすかさず念を送る。
≪俺がお前の脚を見ていたのは、ただの勘違いだ。≫
≪さらに、お前はこんな時間まで残って採点している俺を偉いと思う。≫
すると、彼女の心からスーッと不快感が消えていく。そして俺の方を見ながら、ニコッと微笑んだ。
「そういえば、●●先生っていつもそうやって頑張ってらっしゃるんですね。本当に尊敬します」
「いえいえ、◎◎先生の熱意に比べれば、僕なんて本当になんてことないですよ」
俺は適当にいい人ぶってその場をうまく逃れた。ふーっ、危機一髪だったな。いくら念を使って好きなように他人の心を操れるとはいえ、少しでも人から悪く思われるのは嫌なものだ。それに念の使いすぎは、頭痛の元なのでできるだけセーブしたい。世の中そんなに都合のいいことばかりではないのだ。俺はそんなことを考えながら机に向かいなおした。
う~ん、さっきちょっと彼女の極上の脚を拝見したせいか、なんとなく採点に集中できなくなってきたな。頑張って遅くなる前に全部終わらせてしまいたいのに・・・。
そう思って、よく考えてみると、俺のような若い独身男性の隣にピッチリとした七分袖のブラウスに、膝上のタイトスカートを着て仕事をするなんて、かなり無神経な態度じゃないかという気がしてくる。自分でも立派な脚を持っていることは分かっているだろうに。しかもその脚を見た俺を悪く思うなんて、ちょっと考え直してもらわないとこちらとしても困る。ここはひとつ先輩として教育してやらんといかんな。俺はムラムラした気持ちを論理武装している自分に気付きながらも、ちょっと◎◎先生で遊ぶことにした。◎◎先生も少し休憩が必要だろう。
俺はまず周囲にマインドバリヤーを張ると、念を送る準備をする。さーて、なにから始めようかな・・・。
≪男はみんな、お前の脚が大好きだ。≫
≪だから惜しげもなく見せてやるのが、親切というものである。≫
≪特に、●●先生は内気なので自分からすすんで見せてやろう。≫
≪それに彼には常にお世話になってるし、お触りもOKしてやろう。≫
そう念を送りながら、◎◎先生の脚の感度も若干あげておく。そうだ、あとどんな視線やタッチも直接ク○トリスに刺激が行くように設定するのも面白いな。よし、準備完了だ。
俺は、念が完全に◎◎先生の中に入り込むのを確認すると、視線をそっと彼女の脚に移した。しばらく眺めていると、◎◎先生が俺の熱い眼差しに気付く。無理もない、俺の視線が脚を伝って彼女のク○トリスを刺激しているからだ。すると◎◎先生は、
「●●先生、もしよかったら、もっと近くでご覧になって下さい」
と言って、彼女はさっきまで机の下に半分隠れていた脚をすべて出して、俺の方に向かって座った。おおお~、いつ見ても本当に綺麗な脚だ。まぁ、皆さんすでにお気付きだと思うが俺はかなりの脚フェチで、友人たちにはよく冗談で、これだけでメシが何杯でも食えると言っているくらいなのだ。
「あ、そんな、◎◎先生、いいんですか?じゃあ、お言葉に甘えて」
俺は席を立って、彼女の脚の前にしゃがみ込んだ。閉じた膝の間からかすかにパンティが見える。暗くて何色かまではよく分からないがかなりいい眺めだ。俺は飢えた狼のような目つきでつま先から太ももまで、じっくりと眺める。俺の焼けるような視線が、相当ク○トリスを刺激しているのだろう。彼女の膝がかすかに震えている。
「いや~、先生は本当に素晴らしい脚を持っていらっしゃいますね。実は、僕は前から先生の脚を心おきなく見るのが夢だったんです」
「そんな、それならもっと早くおっしゃってくれればよかったのに。こんな脚でよければ、触っていただいても結構ですよ。●●先生にはいつもお世話になってますし」
「え!本当ですか?そんな、なにか悪いですね~」
俺はわざとらしく驚いたフリをする。
「じゃあ、またまたお言葉に甘えて・・・」
俺は待ってましたとばかりに、◎◎先生の脚を弄ぶ。あ~、なんて気持ちがいいんだ!!まさに触り心地も逸品である。どうやら気持ちいいのは俺だけではなさそうだ。今や脚とクリトリスが直結している彼女は、俺の舐めるようなお触りに相当まいっている。この得体の知れない快楽に、彼女もかなり困惑している模様だ。それに、俺に脚を充分触らせてやりたいが、あまりに気持ちよすぎてはとても恥ずかしい。これを察知した俺は念で◎◎先生に、一度触らせると決めたら最後まで気が済むまで触ってもらうのが正しいことだと思わせる。これで心おきなく楽しめる。
もう10分ほど撫で回しているか。もう◎◎先生の口からは荒い息を通り越してあえぎ声が漏れている。自分でもそれに気付いているが自分からはやめることができないので、俺の愛撫でどんどん高まるばかりである。
「あ、ああ、あ・・・」
声の調子が速くなってきた。イキそうだな。◎◎先生は、イカないように椅子の肘掛をグッとつかんで必死に耐える。その肘掛を持つ細い腕がガクガクと震える・・・。
これぞ正にエロスのわびさび。
「◎◎先生、大丈夫ですか?顔が真っ赤だ」
「えっ、いや、だ、大丈夫です。あっ・・・」
そうそう、ちゃんと日頃お世話になっている人には「最後」まで触らせてあげないとね。親切は大変なものなのだよ。そこで俺はラストスパートをかけてやる。
「あ、ああ、あああああ、いや、うん!」
もう一押しだな。
「うっ、だ、だめ!! あああああ、ああああ~~!!!」
職員室中に響き渡る声で、◎◎先生は完全にイってしまった。彼女の頭が一瞬うなだれたところで俺はおもむろに念を送る。今の二、三十分ほどの記憶を消して、彼女を元の状態に戻す。さらに、何事もなかったかのように、ちゃんと机に向かって座りなおさせた。まだ、彼女の口からははぁはぁという息が漏れている。念が完全に染み込むと、彼女の意識が徐々に戻ってきた。ラップトップの前で、目をパチクリしている◎◎先生に向かって
「◎◎先生、お疲れですか?もう今日はお仕事終わりにして、お帰りなったらどうですか?」
と気遣ったように言うと、◎◎先生は
「えっ、あ、はい。そういえば、何か疲れたような、それでいてスッキリしたような、変な感じがします・・・。そうですね、今日はもう終わりにして帰ります」
と言って片づけを始めた。俺は股間の膨らみを彼女から見えないように隠しながら採点を続けるフリをする。俺も今日はこのくらいにして彼女が帰ったらすぐ帰ることにしよう。
こんな感じで、俺は念を使ってややもすれば退屈になりがちな毎日の生活にスパイスを効かせている。酒池肉林の学園生活を期待されていた方には申し訳ないが、小心者の俺にはこれが性に合っている。あと皆さんは、俺の固くなったアレをどうするのか心配?されているかも知れないが、俺にはいつもの解決方法があって、それは次回にお話しさせて頂くこととしよう。
< 続く >