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…ちゅんちゅんと鳥の鳴き声が聞こえてくる。
暗闇の中から僕の意識が段々と浮かび上がってきて、僕は目を覚ました。
目に映るのは、見慣れた僕の部屋の天井。背中にはベッドの感触。
「なんだ…、夢だったのか…」
僕は、まだ半分寝ぼけながらぽつりとつぶやいた。そうだよね、サソリロボに襲われたり、未来から来た裸の美女に助けられたり、洗脳されて僕の奴隷にされた姉さんとエッチなことしたり、トワさんとやっぱりエッチなことしたり、2人まとめて色んなエッチなことしたりって、そんなことがあるわけないよね。でも、ずいぶん生々しい夢だったなぁ…。
僕は上半身を起こして軽く伸びをしながらあくびをした。その時、僕の横に何か『いる』のを感じた。不思議に思って『それ』を見ると…。
「………んが」
まさにアゴがかくんと落ちた。そこにいたのは、すやすやと眠っている姉さん。しかも全裸で、体中に白い液体がべとべとと付いている。ま、まさか…夢じゃなかった!?
ふと気づくと、僕も全裸。あれが夢じゃなかったとすると、おそらく昨晩は両手で微妙に数え切れないぐらい射精したのに、朝だからかしっかりと立っている僕の息子。元気すぎるよ…。思わず僕は頭を抱えてしまう。
ということは…と姉さんの反対側を見ると、そこには誰もいなかった。あ、あれ? てっきりトワさんが寝ているかと思ったんだけど。トワさんがいたら夢じゃないことが確定なんだけど、これでは…でもどう考えても僕の仕業だよなぁ、この白いの。
僕が姉さんを起こすか起こすまいか迷っていると、姉さんが
「……んんぅん…、ごしゅじんさまぁ…」
と幸せそうな寝言をもらした。やっぱり『奴隷』のままなんだ、姉さん。これで夢じゃなかったのが確定だな。なんてこった。
しかし、昨日の僕は初めてのエッチに舞い上がって、ずいぶんハイテンションだったことを思い出してしまう。姉さんが従順なのをいいことに、言いたい放題だったなぁ。いけないいけない。こんなことじゃ、トワさんの願う独裁者に一直線じゃないか。
とりあえず僕は、体が、特に股間がベタベタするので、シャワーでも浴びてこようと思った。姉さんを起こすとまた「シャワーですか? ご奉仕させてください!」ってややこしいことになりそうだから、起こさないように慎重にベッドから降りて、裸のままでなるべく音を立てずに部屋から出た。わざわざちょっと先の浴室まで服着るのも面倒だから。
おそらく誰にも会わないと確信しつつも、僕はこそこそと浴室へ向かって歩いていると、キッチンの方から何か物音がしていた。姉さんは僕の部屋で寝ているんだから、可能性があるとすればトワさん。しかし常識の通用しないあの人のことだから、何をしでかしているか想像がつかない。何か変なことをしていたら、やめさせた方がいいかな。
トワさんは僕が裸であることを気にしないだろうから、僕はそのままキッチンにこっそりと向かった。そして身を障害物にうまく隠しながら、様子をうかがう…。と、そこには、
「ふふふん~、ふん~ふっふふ~ん♪」
と、楽しそうに鼻歌を歌いながらキッチンで料理に勤しむ女性の姿があった。リボンで綺麗に束ねられた髪は長いけど色は黒だから、明らかにトワさんじゃない。
おまけに、やはりというかなんというか、全裸にエプロンだけ、という悩ましい格好をしていた。ここからは背中しか見えないから、誰かはわからないけど、おかげで美しいカーブを描く背中も、鼻歌に合わせてふりふりと小さく振られるヒップも丸見えで、その…とっても魅惑的だった。
でもそれがいけなかった。その裸エプロンの女性に見とれていると、緊張が途切れたのが災いして、僕はうっかりその場にあった物を倒してしまった!
ゴトン!と派手な物音がして、女性がぱっとこっちを振り向く。
「……!」
「すっ、すいません! 覗くつもりじゃなかったんです!」
と思わず自分の家なのに言い訳しながら頭を下げてしまう僕。
でも…あれ? 振り向いた女性の顔、どっかで見たような…?
恐る恐る顔を上げると、その女性はおたまを手に持ったまま、うるうるとした瞳でまるで恋する乙女のような表情で僕を熱く見つめていた。頬も赤く染まっている。
そして、その女性がゆっくりと口を開いた。
「…あ、あの…、もしかして、あなたが私の『ご主人様』…ですか?」
あ、やっぱり…。裸エプロンの時点でおそらくそうだろうなーとは薄々思ってたけど。
それにしても、その女性は姉さんに妙に似ていた。髪の長さが全然違うので別人だということは断言できるけど、どことなく似ている。年齢もそう変わらないように見える。
「た、たぶん…?」
僕がどぎまぎしながらその女性にあいまいな返事をすると、女性はぱっと駆け寄ってきて僕をいきなりぎゅっと抱きしめた。エプロン越しに顔が、胸に! おっぱいが、おっぱいが顔にぃ!
「きゃーっ! 間違いない、あなたがご主人様ね! こんなに大きくなって…!」
女性は嬉しさのあまりか、僕を必要以上にぎゅっと抱きしめる。まるで再会を喜ぶかのように。
柔らかなおっぱいに顔をうずめられて窒息しかけながら、僕は女性の言葉の違和感に気づいた。「こんなに大きくなって」って?
僕は頭をフル回転させて、記憶を辿った。姉さんに似た、どこかで見たような女性の顔。待てよ…、あれは、たしか………アルバムにあった『母さんの顔』!!
僕は必死でおっぱいから顔を離すと、やや酸欠気味なのも気にせず叫んだ。
「ま、まさか、母さん!?」
「やだ、母さんだなんて。今はあなたのど・れ・い☆ ちゃんと沙奈って呼び捨てて欲しいわ。でも、ご主人様がお望みならメス牛でも…」
僕の目の前で、おちゃめにウインクまでしてみせる母さん。ノリは姉さんと大違いだな…。おかげで、感動の再会で少しうるっときたのが吹き飛んじゃったよ。
それはともかく、この言動はトワさんの洗脳銃の仕業なのは確定として、トワさんが行方不明だった母さんを連れ戻してくれたのか!? でもそれにしてはおかしい。母さんが失踪したのは僕が生まれた直後。あれから軽く10年以上経ってるのに、母さんの容姿は若いまま。というより、アルバムに残された僕を生んだ直後の写真と全く同じなのだ。世の中には老けない体質の人もいるけど、いくらなんでもおかしすぎる。
と、突如帰ってきた母さんについて僕が色々混乱していると、キッチンに別の人の気配がした。
「ああ陛下、おはようございます。お母君とは再会できましたか。わざわざ連れてきたかいがあります」
そう言ってにっこりと微笑むトワさん。今更突っ込む気力もないけど、ベルトと洗脳銃のホルスターと腕時計以外には全く身に着けている物がない。たぶん、未来は裸で過ごすのが当たり前なんだろう。そう思うしかない。
そんなトワさんに、僕は思わずこう答えた。
「あ、どうもありがとう…じゃなくて!」
「なんですか?」
「母さんをなんで、どこから連れてきたの!? 今までずっと探しても見つからなかったのに!」
「ああ、そのことですか」
トワさんはやはり当然のことのように、僕に向かって語り始めた。
「伝記によれば、あなた様は幼少時代にお母君がおらずに大変さびしい思いを抱かれていたとか。そこで、お母君が失踪する直前の時間に、この…」
トワさんは腕時計のような装置を指差した。公園でサソリロボの残骸を処理するときにも使ったやつだ。
「携帯型タイムマシンで一旦戻って、お母君をちゃんとメス奴隷化してから連れてまいりました。良かったですね、十数年ぶりの再会ですよ…」
「奴隷化は余計だよ!」
トワさんのおせっかいにツッコミを入れる僕。なんてことしてくれるんだ、母さんにまで…。
ここで、僕は妙なことに気づいた。母さんが突然『失踪』したのって、その後全然見つからなかったのって、もしかしてトワさんが母さんを『今』に勝手に連れてきちゃったせいじゃないのか!? そうだとすれば全ての辻褄が合う。
…あ、なんか腹立ってきた。命を助けてくれたのはいいけど、その後は僕の意思なんか関係なくやりたい放題じゃないか。未来の流儀は押し付けてくるくせに、後の支配者のはずの僕がやめてって言っても聞かないし。何が独裁者だ。全然違うじゃないか。
それに、僕の未来を勝手に決められてたまるか!
その怒りをぶちまけようとした僕は、ふと冷静になってある策を思いついた。言っても聞かないんだったら…。
「…まあそれはともかく」
僕は内心を悟られないように極力落ち着き払ってから、トワさんの腰のホルスターを指差して言った。
「その洗脳銃さ、トワさんにしか使えないの?」
「いいえ、これはトリガーを引いた者の言うことを、催眠状態に落とした目標に刷り込むための物ですから、あなた様でも扱えますが…なにか?」
まず第一段階クリア。トワさんにしか使えないのなら別の作戦を使わなきゃならなかった。
「いや、実はさぁ…、クラスに好きな女の子がいてさ。姉さんや母さんみたいに奴隷にしてみたくなっちゃったんだけど…、それ、貸してくれない? へへへ」
なるべくトワさんが喜びそうな感じで、好色そうに演じてみた。ちょっと過剰だったかもしれないけど。とにかく、うまくいくといいけど…。
「まあ、さすがは陛下。やっと女を支配する良さに目覚めてくださいましたか!」
当のトワさんは胸の前でポンと手を叩いて喜んでいる。かかった!
トワさんはホルスターから洗脳銃を抜くと、僕の手にそれを握らせた。
「使い方は簡単です。良く狙って、トリガーを引くだけ。体のどこに当てても構いませんが、できれば頭を狙った方がより深く催眠状態になります。あとはお好きなように暗示を刷り込むだけです」
「ふーん、ありが…と!」
僕はレクチャーをするトワさんの不意をついて、彼女の額めがけて迷わず洗脳銃を発射した! 緑色の光線が金髪に覆われた頭を貫くと、トワさんは一瞬目を見開き、そしてとろんとうつろな目をして動かなくなった。
母さんは突然の出来事に驚いているみたいだけど、今は構ってる暇はない。僕はトワさんに向かって話しかける。
「トワさん、聞こえる?」
「………はい、聞こえます…」
「君は僕を守るという任務を果たしたんだから。タイムマシンで未来に帰ろうね」
「………未来に…帰ります…」
「そして、僕を独裁者にするようなことは忘れちゃおうね」
「………はい…」
よし、これで後はこの銃で姉さんと母さんを元に戻せばいいな…あれ? でも母さんはどうしよう。トワさんに過去に連れて帰るよう命令したら、『今』が変わっちゃうかもしれないし。まあいいか、僕も将来は独裁者にならないようにするんだし。これで未来は変わるんだ。
「僕が姉さんと母さんを元に戻したら、母さんを元いた時代に返してきてね。そしてトワさんはそのまま未来に戻るんだ」
「………はい、その通りにします…」
ふう、これで一安心かな。僕は軽く額の汗をぬぐった。
その時だった。
「…などと言うとお思いでしたか?」
トワさんが急ににっこりと微笑んだ。うつろだったはずの目には光が戻っていて、おまけに目だけは全く笑っていない。
突然の出来事に愕然とする僕にトワさんは素早く近づくと、持っていた洗脳銃をがっしりと握り、力任せに僕から奪った。うわ、なんて力だ!
僕は恐怖心に震える指でトワさんを指差しながら、脅えたように言った。
「な、なんで…!? 確かに当たったのに…」
「確かに頭を狙えと申し上げましたが、一つだけ、ご説明する必要もないと思って申し上げてなかったことがあるのです」
トワさんは一息ほど間を置いてから、僕に告げた。
「この洗脳銃が効くのは、知性を持った『生命体』だけです。残念ながら、私は人工知能によって制御される護衛用セクサロイド…この時代風に言うならロボットです。この時代はロボット技術が未発達と知っていたので、お教えしなくともあなた様が誤ってロボットの洗脳を試みることはあるまい、と判断したのですが…」
「そ、そんなぁ!」
僕は泣きそうな声で叫んだ。
今にして思えば、トワさんが来た時にはあのサソリロボは完膚なきまでに破壊されていた。トワさんは裸な上に武器らしい武器を持っていなかった。銃だって洗脳することしかできないのに、あそこまでできたということは…素手で倒したということになる。そうだったんだ、トワさんはそもそも人間じゃなかったのか…!
ふと気づくと、冷たい目をしたトワさんが僕に洗脳銃を向けていた。狙いはぴたりと僕の頭に。
「と、トワさん…!?」
「姉君や母君をあてがって、女を支配する喜びに自然に目覚めていただこうかと思ったのですが、よもやこのようなことをなさるとは…。残念です」
ため息混じりにトワさんが言う。
僕は力なくその場にへなへなと座り込んでしまった。逆転を狙った渾身の攻撃をかわされ、もう僕には逃げる策も気力もない。せめてもの抵抗で、両手を前に出してやめてほしいというポーズを見せることしかできなかった。
「や、やめようよ…、銃を下ろしてよ…。ほら、僕の命令なんだからさ…」
「あなた様の行動は未来の改変につながりかねません。それは断固として阻止せねばなりません。ですから…」
トワさんは再びしっかりと、僕に銃の狙いをつけた。
命乞いをするかのような僕の視線と、僕を冷たく見下ろすトワさんの視線が交錯する。
「私は未来を守るため、何でもします」
そして、引き金が引かれた。
……………
…………
………
……
…
ぼんやりとした意識が戻ってくる。僕はよいしょと立ち上がると、首をくきくきとひねってから、辺りを見回した。
周りにいるのは、冷静に突っ立っている全裸のトワさんと、心配そうな表情の裸エプロンの母さん…いや、沙奈。さっきから何も変わってない。
変わったのは、僕だ。さっきまでのばかげたようなことを考えていた『僕』は消え去り、新しい『僕』になった。いや、消え去ったというのは違うかな。『考えを改めた』というのが正しいかも。
以前と違って、より欲望というものに、特に性欲に対して忠実になったように感じる。おいしそうな料理があったら食べたくなるのと同じレベルで、目の前にいい女がいたら、支配して、犯したくなる。
全ての人間が僕よりも格下のようにも感じる。僕の好きな風にその身体を、命さえももてあそぶことに、何のためらいも感じなくなっていた。でも、違和感は全くない。これが、僕なんだ。
僕は軽く息を吐くと、トワさんに話しかけた。口調は優しく、でも心は込めずに。
「…ふう。ごめんね、トワさん。色々お膳立てしてくれたのに、台無しにしようとしちゃって。もうあんなバカなことしないから、許してよ」
「いえ、許すも何も、私はあなた様のためにやったまでですので。あなた様が全てを支配する、輝かしい未来のために…」
僕の足元にひざまずいて、両手で銃を僕に捧げるように差し出すトワさん。僕はそれを当然のように受け取ると、引き金のところに指を通して銃をくるくると回してみせた。
そう、この洗脳銃が僕の欲望をかなえてくれる。どこまでも深い支配欲と、限りない性欲を満たすための大切な道具だ。
僕はダイニングにある椅子を引いてどっかと腰掛けると、近くにいた沙奈の腰を抱き寄せた。「あんっ」と小さく甘い声をあげて、沙奈が僕の裸身にぴったりと密着する。発情したメスの香りが、今の僕には心地よい。
僕は足を組むと、ひざまずいたままのトワさんに向かって言った。いや、半分命じた。
「トワさん、それじゃ僕をこうしてくれたお礼に、足にキスさせてあげるよ」
「はい、喜んで…!」
言ってることは理不尽そのものだけど、トワさんは実に嬉しそうだった。やっぱりね。
彼女は僕に好色で無情な独裁者であってほしがっていた。だから、これぐらいの『サービス』はしてあげなきゃね。
トワさんはいそいそと僕の足元にやってくると、組んでぶらんとなっている足を、まるで神聖な物を扱うかのように両手で持ち、そして足の甲にキスをした。口付けの感触よりも、女を従えているという支配欲を満たせた喜びに、僕はぞくぞくと身を震わせた。
そこで僕は、下にいるトワさんに向かって、少しにやにやしながら言った。
「でもね…」
「はい?」
トワさんが不思議そうな顔をして、僕を見上げる。
「僕に銃を向けたことのおしおきは、しないとね…」
「そ、そんなっ…!」
さっきまでの笑顔が急激に曇っていく。少々意地悪かもしれないけど、さっきは嫌な思いをさせられたんだから、ちょっとは仕返ししとかないと。
「怖かったんだよ? トワさん。僕がやめてって言っても聞いてくれなかったし」
「それは、その…、申し訳ございませんでした…」
しゅんとなってうつむいてしまうトワさん。僕のためにやってくれたのに自分でもひどいとは思うけど、それはそれ。今まで散々振り回されたし、ちょっといじめたくなっちゃった。それにしても、綺麗な人はどんな顔をしても綺麗だな。
「罰として、しばらくはエッチなことは全部おあずけだからね」
「えっ…」
「精液を飲ませてもあげないし、もちろんセックスもなし。あ、自分でいじるのもだめだよ。守れなかったら罰の期間を延長ってことで」
「そ、そんな!」
それを聞いたトワさんの顔が真っ青になっている。さすがは未来の世界の美女型ロボット。芸が細かい。
あはは、思った通りだ。僕とのセックスが最高の物なんだから、それを取り上げるのが最大の罰。あのすごく具合の良かったおまんこやお尻の穴を味わえないのは残念だけど、しばらくしたら許してあげればいいか。
「じゃ、僕は今から母親との久々の再会を祝って、ここでセックスしてるから。トワさん、ちゃんと見ててよ」
「きゃあ、ご主人様ありがとうございますっ! 今までさびしい思いをさせてしまった分、いっぱい、いっぱいご奉仕しますね!」
感激しながらぎゅっと抱きついてくる沙奈と正反対に、落ち込んだ表情で部屋の隅っこに控えるトワさん。ちょっとやりすぎたかな。まあいいか、どうせ僕が何をしても恨むようなことはないんだろうし。僕だったら絶対にそう設計する。
「今日は一日中沙奈とセックスするからね。今まで会えなかった分、何回も、何回もするから。そうだ、沙耶香が起きてきたら、一緒にお尻を並べて後ろから犯してあげるよ。沙耶香も、沙奈そっくりのいいメス奴隷に育ったんだよ」
「嬉しいです、ご主人様ぁ! 親子揃って犯していただけるなんて。ではご主人様、出産直後の熟れたおまんこも、まだバージンのお尻の穴も、た~っぷりとお召し上がりください♪」
僕の目の前に回って、茶目っ気たっぷりにエプロンの裾をぴらりとめくってみせる沙奈。僕を生んだ直後だから沙耶香とそう歳は違わないはずなのに、やはり2人も子供を生んだせいか、おまんこから漂うムンとした色気は段違いだった。沙耶香と違って他人に見せる気がないせいか、陰毛の処理がおざなりなのがまた逆に淫靡さを増しているのかもしれない。ま、これは僕が今度親孝行で剃ってやろう。
「ふふ、そこを僕が通って生まれてきたんだね。そして今から、沙奈の子宮に僕の精子が帰っていくんだ。ねえ、どう思う『母さん』?」
冗談めかして僕が言うと、沙奈は『母さん』の一言に背徳感を感じて興奮したのか、ぞくぞくと体を震わせ、白い肌をより朱に染めて熱っぽく僕に答えた。
「ああ、嬉しい…! またご主人様がお腹に帰ってきてくれるなんて…。お願いします、いっぱいおチンポから射精して、また私を孕ませて…ご主人様を生ませて…!」
「あははは、ご主人様は僕ひとりで十分だよ。それよりも、僕、妹が欲しかったんだ。今まで貰えなかった誕生日プレゼント代わりに、妹を生んでよ」
「ああ、生む、生むわぁ。ご主人様のためにたくさん生むの! だからご主人様ぁ、たくさん、たくさん種付けしてください…」
喋っているだけで興奮したのか、沙奈のおまんこはもうとろとろになっていて、愛液が腿を伝って筋を作っているほどだった。
あ、そういえば僕の精子で生まれるんだから娘になるのかな。ま、どっちでもいいや。どうせ僕の奴隷になるんだし、一緒かな。
僕はにやりと笑うと、沙奈を壁に手を付かせ、物欲しそうに僕らを見ているトワさんを横目に、沙奈の中へ、僕の生まれたところへと、まずチンポを帰らせていった…。
あの日から、僕の生活は一変した。
まず、『抱き枕』がないと眠れなくなった。もっとも、『抱き枕』といってもクッションじゃなくて、女なんだけど。僕に愛されるためにより忠勤に励むようになったトワさんに洗脳銃を預けて、適当に『抱き枕』の調達に行ってもらうと、寝る前には4、5人ほどのそれなりに見栄えのいい『抱き枕』がうつろな目をして僕の部屋にいる、という寸法だ。
そして僕は、その『抱き枕』を好きなだけ抱いてすっきりしてから寝るようになったから、心地よい疲労感と共に眠りにつけることができるようになった。もっとも、翌朝の僕の部屋は毎回すごい光景になってるけどね。
今がまさにそんな感じ。昨晩トワさんが連れてきたOL4人組が全裸で、僕の部屋のあちこちで気絶したように眠っている。大体の人は足をだらしなく広げて、中には四つん這いのまま頭だけ床に突っ伏した姿勢の人もいるや。そして、おまんこやお尻の穴や口から僕の精液を垂れ流しながら。さすがに暗示で感度を10倍にして3回ずつ中出ししたのはやりすぎだったかな。でも「もっとしてもっとして」って言ってたのはOLさんたちの方だし…。ま、記憶の処理も含めて後始末はトワさんに任せておけばいいか。
ぐっすり眠ったので、僕の体力は完全回復。朝から元気に僕のチンポも反り立っている。
そんなチンポの処理は…、
「ちゅるっ、じゅっ、じゅるっ…、んっ、んふっ、んんっ…」
メス奴隷の一人である沙耶香の役割だ。毎朝僕の部屋に来てフェラチオで僕を起こすのが彼女の日課だ。そのために、沙耶香には僕の精液が大好物になってもらった。もっとも、僕の精液が嫌いなんて言う奴隷はいないけどね。
沙耶香の雰囲気は以前とずいぶんと違う。性格を優しく丸く幼くしたのが、見た目にも出ているようだ。それに、
「んちゅっ、んっ…、あんっ、お兄ちゃぁん…、朝のミルク、早くちょうだぁい…」
沙耶香は僕の『妹』になった。姉にいじめられていたせいか、前から妹が欲しかったし、姉にはもう飽きちゃったから。沙奈が僕の妹を生んで、それがちゃんと僕の奴隷として使えるようになるまでは、沙耶香に妹代わりになってもらおうと思う。別によそから調達してもいいんだけど、『年上の妹』というのも滑稽だし。
僕は懸命に奉仕する沙耶香の頭を撫でてやった。それだけで沙耶香はとろんと嬉しそうな顔をする。あのツンケンしていた『姉』よりも、こっちの方が断然いい。
そして僕は、目線で今から射精することを伝えると、沙耶香はすぽっと僕のチンポを咥え込み、舌でちろちろと先端を刺激しておねだりしてくる。ふふっ、上目使いで真剣にほおばる顔がちょっと間抜けで、そこがまた可愛い。
僕はそんな可愛い妹に、朝の新鮮なミルクをたっぷりと飲ませてやった。何度も勢いよく、沙耶香の口内にミルクを注ぎ込む。
あらかた出尽くすと、沙耶香は僕のチンポから口を離し、口の中で散々味わってから、名残惜しそうに精液をごくりと飲み込む。まだ足りないのか、舌を使って口の中の隅々まで精液の残滓を探しているのが見て取れた。
そして、とびきりの笑顔で僕に向かって礼を言う。
「お兄ちゃん、毎朝と~ってもおいしいミルク飲ませてくれてありがとね☆」
こうして僕の朝は始まる。
沙耶香の口に一発出してチンポが柔らかくなっているうちに、僕はトワさんを呼んだ。パンパンと2回手を叩けば、どこからともなくすぐやってくる。
「陛下、お呼びでしょうか」
部屋のドアを開けて入ってくるトワさんは、何の変哲もない服を着ていた。正確には着させている。これからすることに、裸だとちょっと問題あるからだ。
「それじゃ、出すから口あけてね」
「かしこまりました」
いつものことだから、これだけで伝わる。トワさんは僕の前に正座するように座ると、上目遣いで僕を見ながら、綺麗な口を開けた。
そこに僕は、柔らかいままのチンポを入れる。そして、勢いに任せてそのまま放尿する。
トワさんは僕の尿を全くこぼすことなく飲んでいく。今のトワさんは僕の便器だ。
別にいじめているわけじゃない。セクサロイドであるトワさんの舌のセンサーには、尿で僕の健康状態をはかる機能もある。それに、トワさんの燃料は有機物なら何でもいいらしい。とりあえず一緒に食事はしてもらってるけど、その気になればその辺の草でも、生ゴミでも構わないそうだ。だから尿を飲ます行為は、僕の健康診断でもあり、トワさんの燃料補給でもあるのだ。
ただ、いつものように裸でいられるとうっかり勃起して別の物が出てしまいかねないので、朝はなるべく、それもエロくない服を着てもらうようにしているのだ。
僕が尿を出し尽くすと、トワさんは舌で最後のしずくまでぬぐってくれる。その刺激に、僕はちょっと快感を感じた。
トワさんは少し目を閉じて口元をちょんちょんと指先で押さえるようにぬぐった。その優美な仕草にちょっと見とれてしまう。そして、いつもの真面目な姿勢で僕に検査結果を報告する。
「健康状態、問題ありません。全ての数値は正常の範囲内です」
「そう、ありがと」
僕は軽くお礼を言った。そういえば尿検査の直前で射精しているわけだけど、さすが未来の科学はちゃんと精子とタンパク質を見分けるようだ。
「では私は庭の植木の水やりがありますので、これで」
そう言ってトワさんは僕の部屋を出ていった。まっとうな服を着ているうちに、外回りの仕事をやってもらわないと。裸で外を歩き回られたら、いくら洗脳銃があっても、目撃者ひとりひとりの口を封じていくのは一苦労だ。
トワさんの話では、未来ではドーム都市の建設や気象コントロール技術の発達で、服を着ないのが当たり前なのだそうだ。逆に、服を着るのはセックスにちょっとしたスパイスを与えるためだそうで…。今で言うコスプレセックスみたいなものかな。トワさんが服を着るのに抵抗していたのがこれでよくわかった。ということは、トワさんは今『セックスをするような服装で』外を歩かされているわけで…、ある意味羞恥プレイになるのかな、これは。そういえばちょっと頬が赤かったような気もするけど…?
そんなことを考えてると、横で沙耶香が少し指を咥えながら言った。
「いいなぁ…トワさん。お兄ちゃんのおしっこ飲ませてもらえて」
「…さっき白いの飲ませてあげたでしょ」
続いて僕は、昨晩の汗と汚れを洗い流しに、風呂場へ向かった。当然沙耶香も同伴だ。沙耶香が全身にボディソープを付けて、特に豊満なおっぱいを駆使して懸命に体を使って洗ってくれるので、僕のチンポはもう回復していた。
「じゃ、お兄ちゃんのおチンポ、沙耶香のおまんこの中で洗ってあげるね」
「それはだーめ。さっき口に出してあげたばっかりでしょ」
「ぶー、いじわるー」
それを目ざとく見つけた沙耶香を意地悪半分で止めると、ふくれっ面をしてすねてしまった。ご機嫌取りにクリトリスをいじってやると、すぐに許してくれたけど。
シャワーで泡を流して、沙耶香にタオルで水滴を拭いてもらうと、僕らは朝食を取りにダイニングへと向かった。必要もないので、何も着ずに。
後ろに同じく裸の沙耶香を従えてダイニングに入ると、キッチンの方では和気あいあいと調理する声が聞こえる。
様子をうかがうと、僕の気配に気がついたのか彼女『たち』がこちらを振り向いた。もちろん身に着けているのはエプロンだけ。調理場の正装だよね、裸エプロンは。
僕が全裸なのをとがめることなく、彼女たちがにこやかに口を開いた。
「あ、ご主人様。おはようございます」
「申し訳ございません、朝食の準備が間に合わずに…」
「急いで作りますから、もうちょっと待ってくださいね」
僕のための朝食作りに勤しんでいるのは、『母さん』こと沙奈と、『ママたち』こと亜希子と春華。この2人は近所でも評判の美人妻だったから、洗脳銃で僕のママになってもらった。今まで母親がいなかった分を取り戻すには、人数もいた方がいいと思って。沙奈が母親と言うよりは姉に近い見た目なので、もう少し母親らしい母親が欲しかった、というのもある。彼女たちには僕に対して実の子供以上の母性愛と同時に、奴隷としての忠誠心を持ってもらっている。母親として僕を愛し、奴隷として僕に愛されるのだ。
「あ、気にしないで。僕、そうやって裸エプロンで料理してるの見てるの好きだし」
「やん、ご主人様ったら♪」
「そんなにじっと見つめられたら、おまんこ濡れちゃいそう…」
「うふふ、ほんとね」
3人がくすくすと笑いながら調理を再開する。僕が選んだお気に入りの奴隷だけあって、みんないやらしい体つきをしている。沙奈のリボン、亜希子のおさげ髪、春華のウェーブのかかったショートヘアと一緒に、おいしそうな桃尻が3つ、エプロンに隠されずに揺れている。うん、いい眺めだ。
そんな光景を見ていると、むらむらといたずら心がわいてくる。朝食の前にちょっと『つまみ食い』したくなった僕は、こっそりと亜希子の後ろに回ると、お尻の割れ目にチンポを軽くこすりつけた。
「きゃっ!? もう、ご主人様ったら…。料理中は危ないですから向こうで待…」
「だーめ。こんなおいしそうなお尻してる亜希子が悪いんだから」
軽く抗議する亜希子に耳を貸さず、僕は亜希子の背中にぴったりと身を寄せると、背後から腕を回して、エプロンの横から手を差し込んで亜希子の胸をいじり始めた。
「あんっ、だめぇ…。ご主人さまぁ…」
「ふふっ、亜希子は胸をいじられると弱いよね」
「だって…、ご主人様が乳首をくりくり、って…。あんっ…」
僕の与える快感に身を震わせ、段々と力が抜けていく亜希子。さらに片手をおまんこの方に回していじろうとすると、そこはもうしっとりと湿っていた。
「もう濡れてる。相変わらず淫乱だね、僕の亜希子ママは」
「ああんっ、だってぇ…、ご主人様の指、気持ちよくて…」
僕と亜希子が楽しくスキンシップしているそんな様子を、残った2人の奴隷母がうらやましそうに見つめていた。
「あー、亜希子さんいいわねぇ。ご主人様、私にもぉ…」
「そうそう。ねえご主人様ぁ、春華もいじってくださいな…」
「…3人とも相手してたら、僕が朝ごはん食べれなくなっちゃうでしょ」
「でもぉ…」
「ねえ…」
ちょっと失敗だったかな。3人とも発情しちゃった。春華なんか、僕の顔とチンポを交互にちらちらと見ている。人妻をまとめて食べちゃいたい気もするけど、朝食が遅くなるのは困るから、ここは僕が引くことにした。
「わかったよ。ごめん。先にちゃんと朝ごはん食べて、セックスはその後にしようよ、ね?」
「だったらいたずらはやめて、向こうでおとなしく待ってなさいね、ご主人様。キッチンは狭いんだから。はい、行った行った」
沙奈が苦笑しながら、母親らしく子供を諭すように言った。同時に、手を振ってキッチンからの退場を命じる。こういうところはやはり、奴隷になっても二児の母なんだな、って思い出させる。
僕は素直に「はーい」と応じると、椅子に座って朝食を待った。
数分もしないうちに、人数分の朝食がテーブルに並ぶ。元々ほとんど出来上がってたのか、それとも食後のセックス目当てに奴隷母たちがピッチを上げたのかは謎だ。
庭で水やりをしているトワさんには沙耶香が窓越しに呼びに行き、キッチンの3人もダイニングにやってきた。それぞれがいつもの席について、
『いただきまーす!』
といつものように賑やかな朝食が始まった。
僕の向かいの席には沙耶香、その隣にトワさん。2人は普通に朝食を食べている。
僕の両隣には裸エプロンのままの亜希子と春華が、僕の両肩に触れるような距離で座っている。この2人は自分の食事の前にまず、
「はいご主人様、あーん」
「あん、ご主人様ぁ。私の方も食べて~」
僕に食事を食べさせるというママとして大事な仕事がある。僕は交互に、時々わざと一方の料理を取って軽く嫉妬をあおったりして、和やかに食べていった。
そして、沙奈はというと…僕の膝の上にいる。正確には、僕に向かい合うようにして、エプロンを外して全裸で、僕の腿の上で腰を上下にゆすっている。この前つるつるに剃ってあげたおまんこの中に、僕のチンポがじゅぷじゅぷと出入りしている。
「あんっ、ああっ、あはんっ、おいしい? メス母の、おまんこぉっ!」
結局僕は、朝食の一品として沙奈を食べることにしたのだ。さっき亜希子に挿入しそこねて、我慢できなくなったから。それと、沙奈を選んだのにはもう一つ理由がある。この姿勢だと都合がいいのだ。
沙奈は腰を動かしながら、自分のおっぱいを両手で上に持ち上げていく。そして、淫靡な笑みを浮かべて、僕に勧める。
「あんんっ、はい、おっぱいですよ…。おちち、たくさん飲んで、もっと大きく、元気に…っ、なってね、ああんっ!」
亜希子や春華にはできないこと。それは授乳だった。沙奈は体は出産直後なんだから、当然母乳が出る。そしてそれは元々僕の物なのだ。
だから、十数年の時を越えて、僕は母親の乳首に吸い付く。
「あああんっ! もっと、もっと飲んでっ! ちくび、乳首が吸われていいのっ!」
もっとも、子供にミルクを飲まれてこんなに感じてしまう母親はちょっと問題だと思うけど。まあ仕方ないよね、僕のすることが性感に直結してしまうエロい体にしてしまってるんだから。
僕は心まで赤ちゃんに戻ったつもりで、沙奈のミルクを味わう。赤ちゃんの頃には味わえなかった、僕のためのミルク。そして、母親を犯しながら飲むミルクは、格別の味だ。
「ねえご主人様ぁ~…。沙奈さんばっかりじゃなくて、こっちも見てください」
亜希子が甘い猫なで声で僕を呼ぶ。沙奈に吸い付いたまま、視線だけをそちらに向けると、亜希子はエプロンの肩紐を落として上半身裸になり、イチゴジャムを両乳首に塗りつけていた。
そして艶っぽい声で、僕を誘う。
「ふふっ、ストロベリーパイは、い・か・が?」
沙奈に対抗心を燃やしたのか、同じおっぱいという名の土俵で誘惑勝負を挑んできたようだ。面白い。そのアイデアを買って、ご褒美をあげよう。
僕は沙奈から口を離して、亜希子のパイにむしゃぶりついた。
「はあんっ、ご主人様ぁ! いいですぅ、あんっ、乳首いいですっ!」
「あっ、亜希子さんっ、ご主人様のミルクが、まだ終わって、ああんっ、ないんですよ…っ」
「うふふっ、ご主人様はもうミルクはけっこう、って…あん、そこ、いいですっ!」
僕を奪い取った余裕を見せた亜希子さんの顔が、快楽で塗り潰される。タイミングよく僕が乳首を甘噛みしたからだ。
そんな中でも沙奈は腰の動きをやめなかった。ぷるんぷるんと揺れる胸から母乳を滴らせながら。むしろ僕を取られた嫉妬心からか、動きを早めているような気がする。
僕が亜希子の乳首で遊んでいると、不意にとんとんと背中を突付かれた。何かと思い、一旦口を離して反対側に向き直ると…、
「………!」
次の瞬間、僕の唇は春華にふさがれていた。一瞬にして両手を僕の頬に当てて、優しくもがっちりと僕の頭を保持している。そして、春華によってふさがれた唇を割り開くように、春華の舌が侵入してくる。
それと同時に、僕の口の中に何かが、咀嚼された何かしらの食べ物が送り込まれてきた。なるほど、口移しで食べさせようとしたのか。春華は発情した瞳で僕を見つめながら、舌を絡めていやらしく僕に朝食を食べさせる。
あらかた僕がそれを食べ終わっても、春華はまだ口移し、もはやただのディープキスをやめなかった。目的と手段が入れ替わってしまったようだ。
すると、いつの間にか春華の後ろにやってきた沙耶香が、強引に背後から春華の肩を引っ張って僕とのキスをやめさせた。さらに、いらいらしたように言う。
「あーっ、もうずるいよお母さんたち! 沙耶香だってお兄ちゃんとチューしたいの!」
「だめよ沙耶香、ご主人様に朝食を食べさせるのは奴隷ママとしての勤めなんですから」
「もう朝食じゃなくてエッチじゃない!」
喧嘩というほどでもなく、軽く言い争う程度に沙耶香と春華が火花を散らす。
「あん、ご主人様…、ケンカするような2人はほっといて、今度は私が口移しで…」
そんな2人にお構いなしに、僕に媚びるように身を摺り寄せ、色っぽく自分の唇を指差している亜希子。
「私は最後で結構ですので、どうぞ奴隷たちとお楽しみください」
我関せずマイペースを貫きつつも、僕に熱い視線を送っているトワさん。
「あんっ、いくぅ、息子のおチンポでいくぅ! ご主人様のおチンポ、いいのっ、いく、いくぅ!」
快感で僕のチンポのことしか見えておらず、貪欲にきゅうきゅう締め付けてくる沙奈。
「お母さんもいつまでもお兄ちゃんのおチンポ独占してずるいー!」
「そうですよ、沙奈さん。そろそろご主人様のおチンポ、交代してください」
「ご主人様ぁ、キッチンでは私を選んでくれたじゃないですか…。だから、私を…」
「ですが、ご命令でしたらすぐセックスできますので、いつでもお呼びください」
「いいっ、おチンポいいっ! おチンポから精液出してっ、あんっ、メス母まんこに中出ししてっ、孕ませてぇ~~!」
賑やかで、楽しすぎる食卓。気持ちよくて、いやらしすぎる日常。
みんな、みんな僕の物だ。
たったこれだけの人数を支配しただけでこんなに楽しいんだったら、もっと多くの人を支配したらどれだけ楽しいんだろう。
全ての人間の上に君臨して、気に入った女を好きなだけ犯せたら、どれだけ気持ちいいんだろう。
僕には、それができる。それを可能とする肉体も、道具もある。
トワさんが僕の治療のために投与したナノマシンは、僕の肉体を完璧に治療する。死ぬような大ケガどころか、老衰すら『治して』しまうという。これで僕は時間すら手に入れた。
ナノマシンの作用による性欲の増進は、一晩で数十人の女と交わってもまだ萎えない絶倫さを僕に与えた。限界を知らないチンポで、僕は好きなだけ性欲を満たすことができる。
そして洗脳銃。これさえあれば、人の心ですら僕の物だ。気に入った女を僕を愛する奴隷にし、気に食わない奴を破滅させるのも自由自在。うまく使えば、莫大な財産も権力も手に入れられるだろう。もちろん美女という美女も。
問題は、洗脳銃ではひとりひとり撃っては暗示をかけていかなくてはならないこと。これはある程度の権力と財産を手に入れてから、洗脳の仕組みを誰かに研究させて広範囲に洗脳できる装置を作るしかなさそうだ。トワさんによれば、それができるのは22世紀に入ってからだそうだけど。
そう、そしてトワさん。未来からやってきた、僕の忠実な奴隷で護衛で便器でメイド…と言うよりは執事かな。セクサロイドという名のロボットである彼女の身体には、現代では未知のテクノロジーが大量に詰まっている。人と区別のつかない人工知能にロボット技術、環境に優しすぎる動力炉、時間を越えるタイムマシンも…。これらを解析して手に入れれば、誰も僕に太刀打ちできなくなる。きっと世界は僕の物となるだろう。
いや、未来はそうなるんだ。未来はもう、僕の物だ。
「あ、あ、あ、あ、い、いくぅ! いきますっ! あああっ、あーーーーっ!」
僕は既に定まった素晴らしい未来を思い浮かべながら、僕の上で淫らに絶頂する奴隷母の子宮めがけ、たっぷりと射精した。
< NEVER END >