USBケーブル 2nd Connection

─2nd Connection─

 とりあえず、身近なモノでケーブルの使い方を練習した。

 面白いことに、テレビに接続すると、電源を入れてないにもかかわらず、番組が脳内へと流れ込んできた。しかも、複数のチャンネルを同時に認識することができ、見たい番組が二つ同時にやっていたとしてもまったく問題はない。さらに契約してない番組も、操作することによって見ることができた。
 冷蔵庫や電子レンジなどの家電製品は、接続してもあまり意味がない。せいぜい手で操作しなくて済むという程度だ。

 電化製品だけでなく、普通のモノでも試してみた。
 フォークギターに接続すると、そのギターの製作者・寸法・木材の種類などから、このギターのクセ・弾き方・調子などさまざまなことが理解できた。
 時価数百万という陶磁器にも接続してみた。……まあその結果わかったのは、これが贋作ってコト。オヤジ、騙されてるぞ…………

「──ま、これの力は本物ってワケか」

 これならば俺のしたいことができるだろう。

 まずはこの人気のない家に温もりがほしいな……

「もちろん淫乱な温もりだけどね☆」

 誰に言うでもなく、一人ぼやいてみる。
 やはり自分以外誰もいない家ってのは寂しいもんだ。

「さぁてと……メイド勧誘(無理矢理)でもしてくるかな」

「──というわけで学校へ来てみました」

 んー、俺は帰宅部組だから知らなかったけど……結構みんな部活頑張ってんだなぁ……

「えぇと……理沙は、っと」

 アイツは確か弓道部だったけな、のんびり屋だから(関係ない)。
 あと20分ほどで部活終了だろう。それまでどこかで時間潰すか。

「ちょっと」

「へ? 俺か?」

 暇だから飲み物でも買って待っていようかと思い、購買へ向かう途中。
 少しぶっきらぼうな声に呼び止められた。

「…………」

 一応周囲を見渡してみるが俺とそいつ──女の子だ──以外、人がさっぱりいない。

「俺か。何の用だい?」

「……アナタ、わたしに見覚えないの?」

 見覚えがないか、と言われても……
 緑色のカチューシャをしていて長い金髪。お嬢さま系の顔だち。表情は凛としていて、高飛車っぽい雰囲気だ。胸は……Cの85くらいか。
 襟のラインの色を見ると、一学年下ってことはわかるんだけど……

「んー、悪いけどないね。君みたいな可愛いコ、一度見たら忘れないと思うけど」

「っ! そ、そそ、そんなこと言ってごまかさないで……!」

 ぼん、という効果音でも付きそうなくらい、急速に顔を真っ赤にした少女。
 ごまかしたつもりはないんだがなぁ……

「一ヶ月くらい前、わたしにぶつかってそのままにしたでしょ!」

「…………はぁ?」

 言われてみればそんなことなかったような……ないよな。

「知らんぞ?」

「嘘おっしゃい!」

「だいたい、さっきも言ったけど、君みたいな可愛いコは一度見たら忘れないと思うよ(あとそのツンデレな性格)」

「くっ、またそうやってごまかす……それに今のは何か余計な言葉がはいってたような……」

 無駄なところで敏感だなぁ……

 俺、こんなとこで時間食ってる場合じゃないのに……ってやべっ! もう部活終わるじゃん!

「ちょっ! 逃げる気!?」

「あぁもうっ! 俺は急いでるんだよ! 今を逃したら明日までメイ……」

「メイ?」

 あ、あぶねぇー!! 言いそうになった!!

 ちっ、こうしてる間にも理沙は帰っちまうかもしれないのに……

 ────そうだ。

「……わかったよ。話を聞くよ。なんか飲みながら話そうか」

「さ、最初からそうすればよかったのに……あ、飲み物はいらないわ」

 それにしてもホント上から見下ろすような口調だな。俺年上なのに。

「そこのベンチでいい?」

「ええ」

 近くにあった3人掛けのベンチに座る。

「ちょ、ちょっと……そんなにくっついて座らないでよ!」

「せまいんだよ、いちいち文句を言うでない。
 それで? 君の名前は?」

「もうっ……わたしは1年C組の加藤美奈。アナタは西山聖司でしょ」

「そうだよ、なんで知ってるんだ?」

「アナタ、いろんな意味で有名だもの」

「そうかそうか、きっと一年生の間でこう言われてるんだろ?」

『ねぇねぇ知ってる? 二年生に西山聖司っていうすっごくカッコイイ先輩がいるんだって!』
『知ってる知ってる! クールでいいよねぇ!』
『あぁもう!! かっこいいなぁ……! あたし、告白しようかな』
『ダメよ! わたしが告白するのよ!』
『いや、私よ!!』
『あの人は私にこそふさわしいわ!』
『えぇい! こうなったらツンデレ度で勝負よ!!!』

「──というワケで一番ツンデレな君が、俺への告白権を得た、ということだな?」

「まるっきりちっがーう!!!!!」

「よく叫ぶ子だなぁ……だから胸が中途半端なサイズなんだよ」

「なっ……! なんなのよアナタ!!!」

「美奈こそなんなんだよ。俺に用事があるんじゃないのか?」

「下の名前で呼び捨てにしないで! 初対面なのに! ……って何この手は!?」

「何と言われても……ただ普通にベンチの背もたれに右手を掛けてるだけだ」

 それがたまたま美奈の肩にかかってるだけで……ね。

 ────接続♪

「あっ……!」

 ──接続、完了。対象、リード開始できます。どうしますか?

 リード開始。終了後直ちに分析開始。

 ──アイ・サー。リード開始。・・・終了。分析開始。

「どうしたの? 美奈」

「え、あ、いや……そ、それよりも何なのよ! さっきからセクハラ紛いなことばかり……!」

「えぇ? 全然セクハラじゃないよぉ」

「その気持ち悪い口調やめて! だいたいわたしはアナタに宣戦布告しに……」

 ──分析完了。どうしますか?

 情報を俺に送信。そのままこちらの命令コードが発信されるまで待機。

 ──アイ・サー。

 さて、ここからが難しいぞ……

「宣戦布告?」

「そうよっ! さっきも言ったけど、一ヶ月前……え?」

「なに? どうしたの?」

「……あ、アンタ、わたしに何かしたでしょ?」

「なにって?」

 ……恐らく、”美奈”を俺が理解する為に引っ張りだしている”美奈の情報”を伝って、俺の考えが流れ込んでしまっているのだろう。
 これが、単なる無機物に接続を施すのと違う点だ。相手に流れ込んでしまう……ここでいかに悟られないか、が難しいところだ。

「だ、だって……え? なにこれ? ……目の前にわたしがいる……?」

 ち、俺の視覚が流れ込んだか……
 マズイな、早く理解し終わらないと……

「あ、あ……くっ!」

「おい、大丈夫か?」

 慣れてないとやっぱりダメみたいだな……動物か何かで練習すればよかったか。

 ──対象、危険度60%。安全の為にも切断を勧めます。

 あと少しだ。待ってろ。

 ──アイ・サー。……危険度75%。

 …………終わった!!

 ──マスター、解読完了。対象、危険度ダウン。0%になりました。どうしますか?

 操作モード。タイム10分。

 ──アイ・サー。10分後切断します。

「ふぅ……なんとか間に合った。あぶなかったな」

「…………う」

 ……気絶してるだけか。危険な賭けだったが、まあ結果オーライだ。
 理沙にやるときはもう少し練習してからにするか。

「さて、ちょいと君の中身、曝け出してもらうよ」

 目をつむり、集中する。

 ・1-C、加藤美奈。
 ・身長156.2cm。体重44.6kg。
 ・3-サイズ、84・51・86。

 身体についてはこんなとこか。
 ……ん?

 ・27日前、西山聖司と廊下でぶつかり一目惚れ。今日告白しようとしたが、意地っ張りな面が邪魔をしてなかなか告白できない。

 ………………は?
 さっきの俺の一人芝居に近い内容じゃないか、コレ。

「なぁんだ、当たってたんジャン」

 ってそうじゃなくて。

「それならなおさら……メイドがぴったり??」

 よし決定。

「さぁて、切断まであと7分。思いっきり俺好みにしちゃうぞぉー」

◇    ◇    ◇

 ………………

 …………

 ……

「……ん。あれ? ここは?」

「家だよ、美奈」

「ご、ご主人さま! いつ帰ってきたの!?」

「今だけど? っていうか気絶したおまえを運んでやったんじゃないか」

「え? あ、そうだっけ……ゴメン、ご主人さま」

「ま、いいさ。それより早く着替えてこいよ」

「わかったわ、ご主人さま。ちょっと待っててよ」

「……ふふふ」

 俺は結局、美奈の根本的な性格…………ツンデレは残しておいた。
 大まかに言えば以下のように”美奈”を改竄した。

 ・自分は西山聖司のメイドであり、西山聖司は御主人様である。
 ・西山聖司の言うことは絶対である。
 ・西山聖司を『御主人様』と呼ぶこと。ただし敬語は使わなくてもよい。
 ・自分はメイドなのだから、主人である西山聖司に最大限の奉仕をすること。

 ま、だいたいこんなもんだ。
 ツンデレな年下メイドさんもいいもんだな……

「おまたせ、ご主人さま」

 そう言って戻ってきた美奈は…………裸エプロンだった。

 ほどよい大きさの胸の谷間が見え、下は歩くたびに陰毛がチラチラ見えていた。
 俺も性経験はあるが、こういういやらしさは初めてだ。

「おぉ、似合ってるぞ、美奈」

「そ、そう? まあそんなのはどうでもいいのよ。
 ほら、下脱いでよ、ご主人さま。帰ってきたんだからご奉仕させて」

「あぁ、悪いな」

 そう言って俺は下をすべて脱いだ。

 まだ勃っていない柔らかなペニスが、美奈の目の前に曝け出される。

「わぁ、まだちっちゃいわね。かわいい」

 美奈は両手で包み込むようにしてペニスを持ち、大切なものを扱うように優しく揉みほぐした。
 そして、亀頭の先端に優しくキスをすると、そのままくわえこんだ。

「ん……ちゅ、あん……」

 口の中でコロコロとペニスを転がす。

 上から見ていると、美奈の乳首がエプロンで見え隠れし、その真上で美奈がペニスをくわえている姿があるものだから、イヤでも興奮せざるをえない。

「あ……ふふ、ご主人さま、興奮してるんだ? おっきくなったわよ?」

 そう言うと美奈は、半勃ち状態のペニスを手でしごき始める。ペニスがだいぶ大きくなると、先程のようにくわえた。

「あん、ちゅぱ……くちゅ、ん、はっぁ……」

 まだフェラに慣れていないのだろう。ひたすら舐めているだけで、顔を上下させない。
 だがそのぎこちなさと、煽情的な格好なども相まって、俺はいっそう興奮した。

「く、いいぞ美奈……あとでご褒美やるからな」

「ちゅ、れろ……ん、ありがたく……あ、ぴちゃ、受け取っておくわ……
 でも……ちゅ、くちゅ……はぁ、ん……そんなのいらないのに……ぺろ、ちゅ……」

「なんでだ?」

「あ、……ちゅく、あむ……わ、わたしも……くち、じゅ、れろ……気持ちいいから……あん、はっぁ……」

 しゃべりながらも、一生懸命にフェラをする美奈。その姿は、まさに『御主人様に奉仕をするメイド』だった。

「そうか。じゃあえっちなご褒美はいらないんだな?」

「んんっ、じゅるっ……や、やだ……れろっ、くりゅ……ほ、ほしい……ちゅぽ……くち……」

 や、やばい……気持ちいい……
 ……っく。

「おい、美奈。もういいぞ」

 かなり気持ちよかったが、表情にはそれを出さず、あくまでクールを装い、美奈の顔を引き剥がした。

「あ……な、なんで? わたし、ちゃんとできてなかったの?」

「いや、よかったぞ。だから……」

 美奈を立ち上がらせ、そのまま手をソファーの縁にかけさせる。
 こちらに尻が突き出され、濡れた陰部が丸見えだ。

「や、やめてよ……ご主人さま。恥ずかしいじゃない……」

「……ご褒美だ」

 わざとクリトリスを指ではじく。

「ああぁあぁぁぁぁあああっ!!」

 はじいた途端、美奈の強烈な喘ぎ声とともに、アソコから蜜が物凄い勢いで湧き出た。

「おぉ、すごい洪水だな、美奈のま○こは」

「ばか……い、言わないでぇ……」

 そのまま顔を美奈のアソコに近づけ、一舐めした。

「あぁ、き、汚いからやめてよ……ご主人さまにそんなところ……」

「汚くないさ。おいしいよ、美奈のココ」

「ばっ……! な、なな、何言ってんのよ! そんなこと……はあぁ!!」

 美奈のクリトリスを舌で剥き、こねくりまわしてやった。
 甘酸っぱい、女の子特有の匂いが充満する。

「じゅ、ぴちゃ……んん、うまい」

「あぁ、んっ、っはぁ、気持ちいいよぉ……ん、なんでっ、……っぁあ、こんなに気持ちっ、っふぅ、ああぁ、いいのっ……っぁ」

 美奈は快楽のままに腰を俺の顔に押しつけ、俺は欲望のままに顔を美奈のアソコに押しつけた。

「ずずっ……おぉ、すげぇ。吸うと音がでるぞ」

「そんな……や、やめてよぉ……」

「やめていいのか?」

 そう言うと、アソコから顔を離した。

「やだっ! や、やめないで……」

「んー、でもそろそろ挿れたいんだよなぁ……」

「あ……わ、わたしも……ご主人さまの欲しい……」

 ……これで簡単に入れちゃつまらない。

「でも美奈はいやなんだろ? じゃあやめとくよ」

「そ、そんな! ばか! 欲しいの! ご主人さまのが欲しいの!」

「なにを?」

「あ、そ、その…………」

「ん? 聞こえないぞ?」

「ご、ご主人さまの……おちんちん……」

「それをどうしてほしいんだ?」

「わ、たしの……お、おま○こに……ください……」

「よくできました~☆」

 そう言って俺は、はち切れんばかりに巨大化した俺の分身を、美奈のアソコにあてがう。
 そしてそのまま蜜壷を中心に、円を描くように回して亀頭を濡らした。

「あ、あぁ……んっ、じ、焦らさないでよ……」

「わかったわかった……いくぞ?」

「…………うん」

「……っく」

 美奈の返事とともに、まだ処女だった美奈の膣へと挿入した。

「あぁ……くっ、熱い……」

「……思ったよりキツイな」

「っつ……しょ、処女じゃない方が……よかった……?」

「まさか。処女でよかったよ。気にするな」

「あっ、っふぅ……よ、よかった……」

 ──ズズッ……

「ああぁ!」

 亀頭の8割くらいが中に沈み込んだ。

「痛いか?」

「っく、痛いに……決まってるでしょっ……! っぁ! でも……う、嬉しい……っ!」

「よし、じゃあこのまま一気に行くぞ」

「っあぁ! き、きて……大丈夫……っ」

 美奈に了承を得、一気に腰を沈める。

「んっ」

「んああぁあぁぁあぁああぁあぁぁぁああ!!!」

 ぶち、という音とともに、美奈の膣内に俺のペニスが納まった。

「……く」

 物凄い締めつけだ。油断してるとすぐにイキそう……

「う……動いても……っふ、いいわよ……んっ」

「そうか? じゃあおかまいなく……」

「あぁん……くっ」

 ゆっくりとだが、ピストン輸送を開始する。
 美奈の蜜と、破瓜の血が潤滑油となって、さきほどよりはスムーズに動かせるようだ。

「あっ、んっ!」

「まだ痛いか?」

「だ、大丈夫よ……っ! んんっ! いいからっ、ああっ! ご主人さまは黙って、っくぅっ……気持ちよくなって……! ああぁん!」

「…………」

 対した忠誠具合だな……このケーブルの凄さを、改めて実感するよ。

 とりあえず今は──

「──お言葉に甘えて気持ちよくなりますか!!」

「あぁ! っくう、んんっ、あ、っはぁ、ん! あん! ああぁっく!」

 ──ぱんっぱんっぱんっ!

 ラストスパートをかけ、一気に美奈のアソコを刺す。
 もはや理性など吹っ飛び、腰を振ることしか頭にない。

「あん! はぁ! ん! き、気持ちよくなってきたぁっ! ぁああん!」

 それは美奈も同じようで、痛みなどもう感じず、快楽に溺れているようだ。

「い、いくぞっ!」

「んっ、あぁは! んぅ!! き、きてっ……!! あぁ!」

「…………っく!」

 ──ドピュっ、ピュッ! ドプっ!

「ああぁぁぁぁぁあぁあぁ!!」

 美奈の膣で精を開放し、子宮へと流し込む。

「はぁ、っは、はぁ……」

「っふぅ、んっ……」

 ────俺に忠誠を誓う、性メイド第一号。完成。

< つづく >

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