インタビューその1 溝口誠一 「では、鈴谷さん。女性誌の記者のあなたが私にインタビューを申し込まれた理由は何でしょう」 鈴谷真理子が溝口誠一にインタビューを申し込んだきっかけは、アイドルと恋愛についての記事を準備してい
もっと読む「精神操作」
蛍光灯パニック!
「だからさ、ハルカの奴にびしっと言ってやったんだけど……ん、あれ?」 昼休み、クラスメイト達との雑談の途中、綾瀬アカリはふと違和感を覚えて教室の天井に目を向けた。 「どうしたのアカリ、急に上なんか見ちゃって」 「あ、い
もっと読むレタッチ 後編
後編 「貴方が槙村航太君ね。陸上部は今、貴方の噂でもちきりよ」 航太と澄華の前に立っているのは、陸上部のキャプテンで3年生の姉川ツカサ先輩。アスリートとしての能力、キャプテンを任される人格もさることながら、抜群のプロポ
もっと読むレタッチ 中編
中編 タブレットに入っている、「レタッチ」というアプリは、基本的には直感的な操作を繰り返しながら、使い方を覚えることが出来る。メニューには一般的な操作法説明のリストはあったが、それほど懇切丁寧に使い方を教えてくれている
もっと読むレタッチ 前編
前編 「ゴン………ゴンゴン」 航太の部屋の壁を叩く音がする。 「ほーい」 「ゴン、ゴンゴン」 航太がデスクトップから目を離さないまま、気の無い返事をしていると、また壁が叩かれる。槙村航太の部屋は2階にある。そして音は
もっと読む奴隷の部屋4 後編
後編 「あふ……? きゃあ! もうこんな時間!? ……やだ、どうして?」 その日、目が覚めたのは午前10時半を回った頃だった。 すぐに自分が仕事から帰った服のまま、着替えもせずに寝ていたことに気づく。 それに、この
もっと読む奴隷の部屋4 前編
前編 「それじゃ私はあがりますね」 「ええ、おつかれさま」 「おつかれさまです!」 閉店後の片付けも終わって、受付や雑務を任せている佳奈ちゃんに手を振って送り出す。 その後も私はパソコンに向かって事務作業にかかりっき
もっと読むマインドダイバー 第4話
最終話 本物の気持ち 結局そのまま時は流れて、すっかり冬の気配の色濃くなった12月の半ば。 「秀ちゃん、ちょっといいかな?」 放課後、俺の机に来て優那が誘ってきた。 ……この数ヶ月の間に、少しだけ変わったことがいく
もっと読むマインドダイバー 第3話
第3話 サトリの血と、優那の笑顔 2週間後の朝、その異変は突然訪れた。 ラッシュアワーの混雑した改札でスーツ姿の男と肩が触れた。 いや、それ自体は別になんでもない。 朝の通勤通学の時間帯に誰とも体が当たらないなん
もっと読むマインドダイバー 第2話
第2話 解き放たれた少女 「んっ、はむ、ぬぷっ……ほら、覚内くんの、もうこんなに大きくなったわよ」 「ちょっ! みっ、水希っ!」 翌日の放課後、俺と水希はまたもふたりで屋上にいた。 昨日と同じように、水希がいきなり俺
もっと読むマインドダイバー 第1話
第1話 妖怪の血を引く少年と笑わない女の子 「……ん?」 それは6月もはじめのある日。 俺、覚内秀明(かくない ひであき)が放課後に真っ直ぐ家に帰る気にもなれず、校舎の屋上でうだうだしていたときのことだった。 誰か
もっと読む奴隷の部屋
「ふうぅ、疲れたぁ」 夕方というにはもうだいぶ遅い時間に部屋に戻ると、バッグを投げ出してスーツを脱いでいく。 そして、テレビのリモコンを拾い上げた。 『…………犯人は犯行直後に車道に飛び込み、トラックにはねられて死亡
もっと読むつい・すと 3日目・??5
3日目・??5 熔融 (……あれ) 抱きかかえた身体がやけに重く感じて、あたしは胸元に抱いた首を引き離そうとする。 「きゃっ」 だけど、その身体はやっぱり完全にあたしに寄りかかっている。あたしの力では支えられなくて、
もっと読むつい・すと 昔話6
昔話6 あたしと俊ちゃん、そしてみんな いつから俊ちゃんが好きだったの、と聞かれたら、私は下を向きながら、こう答えるだろう。 ――最初から、かな。 小さい頃は、俊ちゃんと遊んでいた記憶しかない。本当はマコちゃんもい
もっと読むつい・すと 3日目・??4
3日目・??4 灼熱 「愛ちゃん」 改めて千晶に、後ろから抱きつかれた。 そのまま、千晶の手が、わたしのお腹に伸びる。すりすりとさすられた。 未だに膝立ちで身動きの取れないわたしは、千晶の言葉責めに、耐えるしかない
もっと読むつい・すと 3日目・??3
3日目・??3 傍観 カーテンを開けると、まるでそれが当然であるかのように、ナイトウェアショップは跡形もなかった。 代わりに目に入ったのは、輝くように明るく、それでいて暖かい白い壁。窓はない。それは、明かりの光量こそ
もっと読む堕天使の憂鬱
※このお話は、『悪魔の流儀』大門エンドの後日談です。 「あっ! 綾さんっ!」 キッチンの方から、梨央の大声が聞こえた。 それとほぼ同時に、ガシャン! と皿の割れる音も。 「もうー! 綾さんったら何してるんですか!?
もっと読む悪魔の流儀 倭文エンド side:綾
倭文エンド Side : 綾 ※このお話には、『黄金の日々』のネタバレがかなり含まれますのでご注意ください。 息をするのも忘れて、私は大門様の返答を待つ。 そのまま、じっと大門様の顔を見つめていると、ゆっくりとその
もっと読む悪魔の流儀 大門エンド side:綾
大門エンド Side : 綾 ※このお話には、『黄金の日々』のネタバレがかなり含まれますのでご注意ください。 息をするのも忘れて、私は大門様の返答を待つ。 そのまま、じっと大門様の顔を見つめていると、ゆっくりとその
もっと読むつい・すと 3日目・??2
3日目・??2 Side Rose 開花 気づいたら、目の前には暗い空が広がっていた。 (あれ……?) 状況を理解できずにいると、ゆらり、と揺れを感じる。 あたしは首をひねり、椅子の背もたれの後ろを見た。 (……え
もっと読むつい・すと 3日目・??2
3日目・??2 Side Carnation 想い 胎内を、熱い霧のような感覚が渦巻いていた。 叶にイク寸前まで高められ、しかし頂点に届き損なった俺の身体は、俺の意思など全く無視して、音のない悲鳴を上げ続けている。
もっと読むつい・すと 3日目・??1
3日目・??1 待ち合わせ 気づくと、目の前にはタンスがあった。 見下ろすと、俺は立っていた。水着のまま。 頭がぼうっとする。けれど、目の前にあるものが求めていることは分かった。 (着替えろ、ってことか……) そ
もっと読むつい・すと 3日目・夜1
3日目・夜1 盲従 コテージに戻ると、ちょうど奥から出てくるミリアと鉢合わせした。 「お帰りなさいませ、皆様」 しなやかな動きでおじぎをしたミリアは、顔を上げて話を続けた。 「皆様、よろしければ皆様がお持ちになってい
もっと読む催眠事件簿 第3話
第3話 20XX年 超能力の存在が確認され、地球人口の1割が何らかの超能力を持つ世界 そしてある日降ってわいたように身につけたその能力を悪用する人間も現れ始めた。 各国は法律などでそれに対処してきたがそれにも限界
もっと読む催眠事件簿 第2話
第2話 20XX年 超能力の存在が確認され、地球人口の1割が何らかの超能力を持つ世界 そしてある日降ってわいたように身につけたその能力を悪用する人間も現れ始めた。 各国は法律などでそれに対処してきたがそれにも限界
もっと読む催眠事件簿 第1話
第1話 20XX年 超能力の存在が確認され、地球人口の1割が何らかの超能力を持つ世界 そしてある日降ってわいたように身につけたその能力を悪用する人間も現れ始めた。 各国は法律などでそれに対処してきたがそれにも限界
もっと読むつい・すと 3日目・午後4
3日目・午後4 粗相 林を抜ける直前、木の間に立った俺達の目の前に広がったのは、静かな波の音を響かせた波だけだった。 たくさんいた男の観光客達は、一人たりとも残っていなかった。足跡すらなく、あたかも最初から、誰もいな
もっと読むつい・すと 3日目・午後3
3日目・午後3 誘惑 「……」 「……」 僕とシュンは、ダイニングの椅子に座っていた。 いつの間にか雨は止み、再びギラギラとした日光が窓から照りつけてきていた。ミリアちゃんが現れて、叶とちーを奥の部屋に連れて行った。
もっと読むつい・すと 3日目・午後2
3日目・午後2 改造 「この花に頭いじくられるの、すごく気持ちよくないか?」 一瞬の沈黙。 「……うん、気持ちいいね、すっごく。おまんこが、あっという間に濡れる」 顔を赤らめて最初に同調したのは、マコトだった。 「お
もっと読むつい・すと 3日目・午後1
3日目・午後1 会話 何とかコテージにたどり着き、俺達は建物内に入った。荷物はあまり濡れておらず、大惨事は免れた。直後、建物を豪雨が襲うのが聞こえる。本当に間一髪だった。 その時、下半身に異変を感じた。 「あっ?」
もっと読むつい・すと 3日目・午前
3日目・午前 忘我 俺達四人は、昨日の昼飯の時と同じ場所にシートを並べた。昨日と同様、日焼け止めクリームを塗る。 「やっぱり、いい手触りだな……」 千晶の背面をクリームで撫でながら、俺はつぶやく。 いい手触りは肌も
もっと読むつい・すと 3日目・朝
3日目・朝 閾(しきい)越え 深いところから戻ってくるのを感じる。全身に睡眠の余韻を残しつつ、意識が水面を抜けて目が開いた。……もう、朝だった。 胸元に千晶の顔があった。頭上の花から放たれていた明かりは、当然のように
もっと読むつい・すと 2日目・夜2
2日目・夜2 実践 ビビった。 あのマコトが。 あれだけ格好良くて、堂々としていて、ヘタすりゃ俺より男らしいときもあるマコトが。 「はい、ご主人様」と言った。叶に対して。 しかも、不承不承ではなく。 完璧に、
もっと読むつい・すと 昔話5
昔話5 私と真琴さん 私は首都圏の大学に合格した。高校を卒業して、私は北の大地から脱出して(嫌いではなかったけれど、女子中高生には退屈だった)再び上京した。 四月に入ってすぐ、私は入学者説明会に出席するために大学にい
もっと読むつい・すと 2日目・夜1
2日目・夜1 実演 風呂から上がって、俺は昨晩と同様、トランクスの上に浴衣を羽織った。 腰回りが細くなっていたので、トランクスを少しきつめに縛った。 「ねえ、俊ちゃん」 千晶から声がかかった。 「何?」 「もし、俊
もっと読むつい・すと 昔話4
昔話4 私と千晶さん 私が千晶さん達と出会ったのは、小四で同じクラスになったときだった。 それまでも女の子の友達はたくさんいて、その友達と同じように千晶さんも私の友達になった。多少、私が強引だった気もするけれど、別に
もっと読む羞恥心ゼロ地点へ
「つまりさ、処女が好きだという男の気持ち悪さというのは、女を人としてじゃなく、モノとして扱うことの気持ち悪さなんだよね」 清美のマンションで、ぼくは愚痴につきあっていた。 ぼくが、清美の話に付き合うのは、別に強制され
もっと読むつい・すと 2日目・午後
2日目・午後 変化 泳いで海岸に戻ったときには、マコトは既に堂々とした振る舞いになっていた。上半身の状態を気にすることもなく(おそらくまだ強がってはいるだろうが)、四人でお昼を食べよう、とみんなに提案した。俺と叶が頼ん
もっと読むつい・すと 昔話3-3
昔話3-3 僕が僕であるためには(後編) シュンとちーが付き合うようになってからも、僕達は三人で頻繁に遊んでいた。ただ、恋人としての二人の時間を作るため、必然的に僕が輪に加わる時間は少なくなった。 中学校の卒業式を控
もっと読むつい・すと 昔話3-2
昔話3-2 僕が僕であるためには(中編) 叶を除く僕達三人は、同じ中学校に進学した。 叶への感情をはっきりと理解した僕にとって、春休みという時間は大きかった。これまで僕の中でよく分からなかったいろんなことが、時間を使
もっと読むつい・すと 幕間
幕間 あるマンションにて 水晶には、二人のニンゲンが映っていた。 右はオンナ。左はオトコ。……いや、「まだ」オトコと言った方が正しいかな。二人は海の岩場に腰掛けていた。 とても雰囲気はよかった。「まだ」オトコの方―
もっと読むつい・すと 2日目・午前
2日目・午前 特別 「綺麗だなあ……」 「そうだね」 目の前には青空と、僅かな雲。そして、広大な海。日差しは強く、おかげで海も青くキラキラと輝いている。 俺は砂浜にごく近い木陰で、ビニールシートを広げ、寝転がっていた
もっと読むつい・すと 昔話3-1
昔話3-1 僕が僕であるためには(前編) 僕は、レズであること以外は、普通の女の子だ。レズであることは特殊なことだから、大事な人以外には、必要なときにしか言わない。 けれど、他は余計なことを考えず、堂々としていればい
もっと読むつい・すと 2日目・朝
2日目・朝 異変 意識が、深いところから戻ってくる。 目を開けると、太陽光の明るさを感じる。朝だ。 その途端に尿意が襲った。俺はトランクスを手で探し、ベッドに寝転がりながら穿く。 「ん……」 千晶も目を覚ましたよ
もっと読むつい・すと 昔話2
昔話2 俺と千晶 「ちーあーきー。あーそーぼー」 俺と千晶との最初の記憶といったら、この言葉だ。それこそ、公園で会う度に言っていた。 そしてたいていの場合、俺と千晶は砂場で遊んでいた(稀にマコトも加わっていたが)。千
もっと読むエデン32
『私からの提案としては、以上です』 エデン32。 文明崩壊後の世界で、人類の生存を確保するために人工的に作ったシェルターの名前だ。 エデン32、エリア1、部屋番号1、通称大会議室。 そこで、四人の男女が、マザーか
もっと読むつい・すと 1日目・夜
1日目・夜 解放 「上がりましたー」 「クソっ」 マコトの手札がなくなり、俺はうなだれる。先に上がっていた千晶と叶が笑う。 七並べを四ゲームやったが、今日は運と調子が悪く、二回ドベを引いてしまった。そして千晶と叶は離
もっと読むつい・すと 昔話1
「昔話」には、性描写及びMC要素はありませんので、ご了承下さい。 お読みいただかなくても本編には差し支えありません。 昔話1 俺とマコト 出会った頃、俺――柳田 俊一(やなぎだ・しゅんいち)にとってマコト――平林 真
もっと読むつい・すと 1日目・夕
(はじめに) 当作品は必ず作品分類をご確認の上お読み下さい。但し、未完の限りにおいては、予定変更により分類が「空振り」となることもありますのでご了承下さい。 また、当作品はいかなる社会的問題をも提起し、または想起させ
もっと読む夢であいましょう 無双編
無双編 プロローグ 「峯さん・・・なに? あっ! きゃ~っ!」 峯俊也にいきなり身体を押された。会社の男性用トイレに押し込まれて相原友梨は叫んだ。 ブチッと糸がちぎれる音がしてスカートのホックが外れる。 怒りと困惑
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