魔法的な何か少女☆コマキ 最終話

 天翔コマキ、2億14才。妹スレイブです。

 妹スレイブの朝は早いです。
 なぜなら妹にはお兄ちゃんよりも先に起きて、こっそりお兄ちゃんの部屋に侵入し、お兄ちゃんのベッドに潜り込んで「ん~、むにゃむにゃ、お兄ちゃ~ん…」と体を押しつけてからの、「きゃっ!? コマキ、また寝ぼけてお兄ちゃんのベッドに潜り込んじゃった!?」でお兄ちゃんを起こすという、大事な仕事があるからです。

「きゃっ!? コマキ、また寝ぼけてお兄ちゃんのベッドに潜り込んじゃった!?」
「またかよ、コマキ…ったく、いつになったらその寝ぼけグセは直るんだ?」
「ごめーん、お兄ちゃん。てへへ」
「てへへじゃないだろ、コラ」

 お兄ちゃんは、照れ笑いするコマキのおでこを、優しくコツンって叩いてくれます。
 そしてそれを合図に、妹スレイブは陰嚢舐めに突入です。

「ごめんね、お兄ちゃん…コマキ、なめなめするから許して?」
「あ、コマキったら、そんな、あぁ…」

 全裸で寝ているお兄ちゃんのあそこは朝からギンギンです。でも、あえてその下の袋に舌を這わせるのが訓練された妹スレイブらしいです。
 コマキ、えっちなことはよく知らないから、お兄ちゃんの命令は勉強になります。
 袋をなめなめするときは、中に入ってる玉んこのような部分を転がすようにするのが肝心です。玉んこを優しく唇で咥えてチュッてしてあげるのも良いそうです。もちろん、おちんちんは右手でシコシコしてあげます。左手は添えるだけです。
 あと、陰嚢舐めするようになって初めてわかったのですが、801穴はウソでした。
 コマキ、いろんなこと覚えて立派な妹スレイブになります。

「よし、コマキ出すぞ」
「はい、お兄ちゃん」

 コマキはベッドの上にお座りして、頭を下げます。お兄ちゃんは立ち上がってシコシコして、コマキの髪にいっぱい精液をかけてくれます。
 
「ふぅ…今日もなかなかだったぞ、コマキ」
「てへへ。ありがと、お兄ちゃん」

 お兄ちゃんに褒められると、なんだか照れくさくて嬉しいのです。
 そして、コマキはベッドに正座したまま、つんって胸を突き出します。

「ん…あぁ、ブラか?」
「うん!」
「じゃあ、胸を開いて」

 コマキはパジャマのボタンを外します。
 朝から良い子に出来てたら、お兄ちゃんがコマキにブラを付けてくれるんです。
 今日はコマキもセリフ間違えてないし、陰嚢舐め舐めも、かなりテクニカルだったと自負してます。
 コマキは胸を開いておっぱいを見せます。お兄ちゃんは引き出しからコマキのブラを探してます。
 あんまり待たされると、コマキの髪からお兄ちゃんの精液が垂れてきて、ちょっと切ないです。

「あったあった。今日のブラはこれな」
「うん!」

 コマキのおっぱいはまだ小さいので、ブラは絆創膏で良いそうです。悲しいけど小さいのは事実なので、お兄ちゃんの言うとおりにしています。
 でも、今日の絆創ブラはコマキの好きなキャラクター物です。ハチミツしゃぶるクマさんの四角い絆創ブラを、お兄ちゃんが貼ってくれます。

「ちゃんとボッキした状態で貼らないと、授業中に不意に興奮したときピリって音立てて、男子に「天翔がボッキした」って言われちゃうからな」
「んっ、んっ、んっ」

 毎回お兄ちゃんはそう言って、コマキの先っちょをクリクリしてくれます。クマさんの顔が、ちょうどコマキの先っちょで丸くなるように、きれいにブラしてくれました。お兄ちゃんはブラ貼りの名人なんだよ。

「てへへ。ありがと、お兄ちゃん」

 鏡でブラを確かめます。
 とっても可愛くしてくれて、お兄ちゃん大好きです。

「そんなことより、もう時間ないぞ。早く準備しろ」
「え、あ、うん!」

 急いでコマキは着替えて、顔を洗って、お兄ちゃんの精液でアホ毛を作ります。
 アホ毛作りは手早くしないと精液が乾いちゃうので、時間との戦いです。最初にキュッて精液を馴染ませた髪を一束ひねって、根元にドライヤーをかけます。そしてピンと立ったところで、今度はブローを加えます。ブラシでくるくる絡めて、ドライヤーを当てながら伸ばしていきます。上手にブロー出来たら、クィン、キュって格好良くアホ毛がカーブします。
 アホ毛はひねってナンボです。でも一回転させるのは本当のアホのやることです。
 このへんの加減が難しいんです。コマキも最初はよく失敗して、豚のお尻みたいな頭になっちゃって、お兄ちゃんに精液のおかわりねだって怒られたりしたものです。だからアゲハとか読んで、いっぱいアホ髪の研究したんだよ。
 今日のアホ毛は、伸びすぎず、かといって卑屈に曲がりすぎもせず、凛とした良いアホ毛になりました。
 どこに出しても恥ずかしくないアホ毛というやつです。お兄ちゃんも「素晴らしくアホだな」って褒めてくれました。てへへ。

 それではコマキ、今日も元気に、学校へいってきまーす☆

魔法的な何か少女☆コマキ

~ 最終話 『ひり出せ☆コマキスペシャル』 ~

 学校へは、お兄ちゃんの自転車の後ろに乗っていきます。
 お兄ちゃんの背中にべったりしがみつくコマキを、みんな羨ましそうに見てます。
 でも、お兄ちゃんの自転車に乗るときは制服のセーラーの上をはだけなきゃならないから、コマキはお兄ちゃんの背中におっぱい当てるしかないんです。やらしいつもりじゃなくて、他の人におっぱい見られるの恥ずかしいから、当ててるだけなんだよ。本当だよ。
 でも、お兄ちゃん…こんなにぴったりくっついたら、コマキの胸、感じちゃうかなぁ?

「おはよ、ダーリン」
「お兄さん、おはよう!」

 同じ学校のみんなが、お兄ちゃんに手を振ってます。お兄ちゃんは、それにデレデレした顔で応えてます。
 
「おはようございます、お兄様」
「にぃに、おっはよー!」

 コマキたちの学校の1、2年生は全員、お兄ちゃんの「妹」です。3年生は「彼女」です。
 コマキは妹スレイブだから、全校生徒を洗脳するくらい、お兄ちゃんに命令されたらやっちゃうんです。
 妹が他にもいっぱいいるのは、コマキとしてはあまり喜ばしいことではありませんが、お兄ちゃんが嬉しそうだから、コマキは我慢するんです。
 チクンと胸が痛みます。コマキの胸で美味しそうにハチミツしゃぶってるクマの野郎が、ちょっぴり憎たらしくなりました。
 コマキは一生懸命、お兄ちゃんに胸を当ててるのに。
 もう、お兄ちゃんのハーレムマニア!

 ───学校だよ。

 学校に着いたら、すぐスカートを脱ぎます。
 そして外靴と一緒に靴箱の中に入れて、上履きに履き替えます。
 うちの学校の校則では、女子は校舎内ではスカートを脱がなきゃいけません。
 コマキは妹スレイブだから、お兄ちゃんに命令されれば、校則を改ざんするくらいのことはやってのけちゃうんだよ。
 
「コマキちゃん、おはよう」
「あ、おはよ、つぼみちゃん」
「おっはよ、コマキ!」
「えりかちゃんも、おはよー」

 同じクラスのつぼみちゃんとえりかちゃんにバッタリ遭遇しました。2人ともきちんとスカートを脱いで、コマキと教室まで一緒に行きます。

「つぼみー。今日はかわいいパンツ履いてるね?」

 そういってえりかちゃんが、つぼみちゃんのパンツを引っ張ります。

「や、やだ、えりかちゃん。そんな悪逆無道な」

 花柄のパンツからお尻がちょっと見えちゃって、つぼみちゃんが顔を真っ赤にします。彼女はシャイで引っ込み思案だけど、そんな自分を変えたいと思っている、おうちがお花屋さんで四字熟語に詳しい子なんです。

「えりかちゃんのパンツだって、かっこいいじゃん」

 ブルーにワンポイントのリボンがいい感じです。
 コマキがそういうと、えりかちゃんも満更でもなさそうに「やっぱりやっぱり? これ、あたしがデザインしたやつなんだ。コマキに似合いそうなのも、作ってあげよっか!」なんて、家がファッションショップでお節介やきなところもあり、将来はデザイナー兼スタイリストを目指しているという、えりかちゃんらしい元気な笑顔を見せてくれました。

 なんか2人とも良くできたキャラしてるし、コロコロ動く表情がアニメチックで、魔法的な何か少女としては、秘かなライバル心を燃やさずにはいられません。

「でも、コマキちゃんのパンツが、一番すごいよね」
「だねー」
「てへへ、そんなことないよぉ」

 校則では、1年生と2年生は可愛いパンツを履かなければなりません。逆に3年生は思いっきりセクシーなのです。
 でも、コマキはお兄ちゃんの妹スレイブなので、特別に下着は自由なのです。
 
「これって、なんなの?」

 つぼみちゃんが、コマキのパンツについてるボッコに触ります。

「ペニバンっていうんだって」

 お兄ちゃんが通販で揃えてくれた、コマキ用セクシー下着シリーズの第6弾です。

「ムサシ丸って名前付けたんだよ」
「へー、強そうだね!」

 えりかちゃんが、指でピンってコマキのムサシ丸を弾きます。コチンって、硬い音がしました。

「あん、やめて。ムサシ丸がもげたらどうすんのよ、もう」
「はいはい。でも、いいなー、早くあたしもこんなパンツ履いてみたい~!」

 同級生の羨望の視線を集めながら、コマキはペニバンを見せつけるようにして教室へ入りました。
 子どもっぽい下着の並ぶ中で、コマキのパンツだけが武士の顔をしています。えっへん。

 ───1時限目が始まるよ。

 今日は1時限目から、お兄ちゃんがうちのクラスにやってきました。
 お兄ちゃんはこの学校で唯一のお兄ちゃんなので、妹たちの授業参観に毎日忙しいのです。

「じゃあ、今日は君にしようかな?」
「ええっ!? わ、私ですか…」

 つぼみちゃんが、今日のお兄ちゃんのセックス妹に指名されました。
 コマキは、キィーってハンカチ噛みます。
 
「あっ、あっ、お兄さん、ダメ、ダメ…あっ…」

 つぼみちゃんは教卓の上でお兄ちゃんに裸に剥かれ、お尻を撫でられています。

「あん、あぁ、お兄さん…お兄さん…」

 つぼみちゃんは、教卓の上にうつ伏せにされて、お尻を突き出します。お顔が真っ赤です。

「えー、それじゃあ教科書の34ページを開いて」

 じつはうちのクラスの担任だった太田先生が、何事もないかのように、そのつぼみちゃんの背中に教科書を広げます。
 セックス妹がお兄ちゃんとセックスするのはセックス妹だから当然です。生徒はおとなしく授業を続けなければなりません。
 でも、コマキはお兄ちゃんが他の妹とセックスするの見るたびに、内心穏やかではないのです。

「それじゃあ、入れるぞ、つぼみ妹よ。兄のペニスがお前の中に入るからな」
「はい、お兄さん。来てください…あっ、あっ…入ってくる…あっ、あぁっ!」

 プチプチって、ここまで聞こえてきそうな気がします。つぼみちゃんの処女袋の緒はお兄ちゃんのおちんちんで破られ、破瓜の血があふれて、生々しい匂いがします。クラスの男子たちは、つぼみちゃんの処女散華にガッカリしたようなタメ息をつきます。
 コマキは、切なくなりました。

「あっ、痛っ、あっ、お、お兄さん、お願い! あっ、優しく、して、くださ、あっ、あっ、いっ、痛い…」

 ガクンガクンて、教卓の揺れる音がします。太田先生は授業を続けてます。でも、真面目に先生のお話を聞いてる人なんていません。
 お兄ちゃんにセックスされてるつぼみちゃんに、みんな釘付けです。

「ふえ~、すっごいねえ。あのつぼみが、みんなの前でアンアン言ってるー。ねえねえ、コマキも毎日あんなことされてんでしょ? なんたって、リアル妹スレイブ☆コマキだもんね」

 後ろの席のえりかちゃんが、ほっぺを真っ赤にして耳打ちしてきます。

「う、うん。と、当然じゃん? あれぐらい毎日されちゃってるよ。家にいるときの9割くらいは挿入されてるし」
「わー、やっぱりすごいな、天翔家は」

 ごめんね、ウソんこ。
 ついつい強がりを言ってしまいました。
 じつはコマキ、まだ処女なんです。

 実の兄妹でセックスなんてしちゃダメだってお兄ちゃんが言うので、コマキはいまだに男の味を知らないのです。
 コマキたち、ホントはウソんこの兄妹なんだよって教えてあげたいけど、それを言ったら、コマキもみんなと同じく、ただの妹になってしまいます。
 コマキはお兄ちゃんのリアル妹スレイブです。スペシャルでオンリーワンなリアル妹スレイブ☆コマキなんです。
 でもお兄ちゃんは、それだとコマキを抱いてくれないの…。 
 切ない想いに揺れる妹心に、お兄ちゃん、早く気づいて?

「うほおっ!」
「あッ!? お兄さん、熱い…ッ!」

 でも、お兄ちゃんはつぼみちゃんのお尻に精液をかけるのに夢中で、コマキの方を見てもくれないです。

「ふぅ…よし、今日は調子いいみたいだから、次の妹の具合も見てやろうか。君、こっち来て」
「えええー!? あたしもぉ!?」

 揺れる妹心に気づくどころか、お兄ちゃんはよりによって、えりかちゃんを次のセックス妹に指名したのです。
 教卓の上には、くったりしたつぼみちゃん。頬が上気して、同級生のくせに色っぽいです。
 そして、お兄ちゃんはその反対側からえりかちゃんをうつ伏せます。お兄ちゃんの精液だらけになったつぼみちゃんのお尻をすぐ横に見て、えりかちゃんが「あわわ」って真っ赤になります。目とかバッテンにして、本当にあの子たちったらアニメ顔で羨ましいです。コマキはえりかちゃんのシャーペンの芯をケースから出して、全部へし折ってやりました。
 お兄ちゃんはえりかちゃんの心の準備なんてお構いなしに、制服を脱がせてしまいます。
 クラスの美少女2人を裸にして、お兄ちゃんはご満悦です。そう、まるで小さな天守閣のように、全裸美少女が教卓の上に2体、しゃちほこっているのです。

「続いて36ページ開いてー」

 太田先生が、つぼみちゃんの上の教科書をめくります。お兄ちゃんの精液がネバーって糸引いてます。
 
「んっ、やんっ、兄ちゃん、ダメぇ…ッ」

 お兄ちゃんは、えりかちゃんのお尻の穴を舐めてます。えりかちゃんは、普段なら絶対出さないような可愛い声で、お兄ちゃんに甘えます。
 コマキは、ムカムカしてきます。
 お兄ちゃんは、コマキの処女だけもらってくれないの。他の子ばっかり犯すの。
 リアル妹の処女なんて、お兄ちゃん欲しくないのかな…。

「やっ、兄ちゃん、それ大きいよぉ…ダメ…あ、あぁぁッ!」

 ズグンッて、かっこいい音を立てて、お兄ちゃんのおちんちんがえりかちゃんの大事なことろに突き刺さりました。

「あぁーッ!?」

 えりかちゃんのアゴがぐいって仰け反って、ものすごくやらしい悲鳴を上げます。お兄ちゃんのが奥まで突き刺して、ゆっくり引き抜くと、お尻がガクガクって震えて、内もものあたりにツツツって血が垂れました。
 クラスの貴重な美少女2人の処女んこを目の前で奪われ、男子たちは絶望の淵に身を投げるような呻き声を立てます。
 そして、置いてけぼりの処女んこコマキは、1人で唇を噛みます。

「あっ、あっ、いや、兄ちゃん、痛いよ、痛い、あっ、あっ、痛いぃ! んっ、んっ、あぁぁッ!」

 コマキ、悲しくなってきます。いっそ、まいんこんとろうぇーぶで、お兄ちゃんもみんなも記憶を奪って猿まで退行させてやりたいです。
 でも、お兄ちゃんの指示がないと、妹スレイブのコマキは魔法的な何かが使えません。
 無力で大人しい妹スレイブは、ただ指を咥えて、処女をお兄ちゃんに捧げる幸せなクラスメートたちを眺めているしかないのです。
 ううん。そんなことありません。
 ムカつくから、コマキも参戦します。
 あの2人をお兄ちゃんよりも徹底的に凌辱してやろうと思います。コマキ、負けず嫌いですから。
 いくよ、ムサシ丸☆

「お兄ちゃん、コマキも手伝う!」
「お、おう? いや、手伝うって、おま…」
「えーい!」

 コマキは、ムサシ丸をつぼみちゃんの中にぶち込んでやりました。

「ひやあああッ!?」

 つぼみちゃんは、白目を剥いて絶叫しました。

「コマキ、お前、何勝手なことしてんだよ!」
「勝手じゃないもん、お兄ちゃんのお手伝いだもん! ホラ、つぼみちゃん、ムサシ丸の味はどう!? お気に召したかしら!」
「痛ッ、あっ、あっ、やぁ、やめて、コマキちゃん!」

 つぼみちゃんは可愛らしく泣き声を上げます。
 コマキは、なんだかムカムカします。
 この2人だって可愛いけど、コマキだってかなり可愛いんだから。負けてないんだから。
 お兄ちゃんに処女散らされたくらいで威張らないで欲しい。処女んこだって凌辱くらいできるんです。お兄ちゃんのパートナーはコマキなんです。
 いくらこの2人がアニメチックだからって、コマキだって負けないです。いずれはコマキも愛機ムサシ丸とともに「ぺにばん!」とかそんな感じのタイトルでアニメ化されて、主演やってやります。日曜の朝にやります。見ててください。
 決め台詞は、ペニバンだから恥ずかしくないもん!

「さあ、つぼみちゃん受け取って、コマキの妖精の種! どう? お兄ちゃんのと、どっちが大きい? ムサシ丸とお兄ちゃん丸、どっちがあなたの心の大樹なのかしら! 言ってごらん!」
「ム、ムサシ丸、大きいですぅ~!」
「なんだと~!」

 お兄ちゃんは激昂して、えりかちゃんの体をぐるんと回転させます。

「もっと深く! もっと深海まで潜るようにえぐってやるぜ、えりか妹! どうだ! 俺のはどうなんだ、えりか妹ぉ!」
「あぁ! 深い…! あたしの中で兄ちゃんのが…ズンズンしてるよぉ!」

 コマキだって、負けてられません。

「よいしょお!」
「きゃあ!?」

 つぼみちゃんの体をひっくり返して、さらに担ぎ上げてやりました。コマキよくわかんないけど、たぶん駅弁ファックとかいうやつです。みんなのヒロインつぼみちゃんを、コマキが駅弁してやりました。

「さあさあ、つぼみちゃん! どうかしら、こんな風にみんなの前で犯される気分は! 今のあなたの気持ちを、『い』から始まる四字熟語で言ってごらん!」
「い、一心不乱ですぅ! 一世一代の、淫乱行為で、陰核爆発しそうですぅ!」
「くっそぅ、負けてたまるか、えりか妹、いくぞ!」
「あぁッ! 兄ちゃん、ダメぇ! そんなに突かれたら、感じちゃうよぉ!」
「コマキたちも行くよ、つぼみちゃんっ」
「いやぁぁ!」
「わっしょい、わっしょい!」
「兄ちゃん! 兄ちゃん!」
「オラオラ、わっしょーい!」
「ムサシ丸ぅぅ!」

 コマキとお兄ちゃんは、駅弁しながら教室を練り歩きます。
 太田先生が淡々と授業を進め、女子は顔を真っ赤にして、男子はすすり泣く教室の中、天翔兄妹のワッショイコールだけが、いつまでも鳴り響くのでした。

 ───放課後だよ。

「お兄ちゃん…起きてる?」

 夜、コマキはお兄ちゃんのお部屋に顔を出しました。
 お兄ちゃんはベッドの上に寝ころんで、コマキに背中を向けたままマンガ読んでます。
 コマキのこと無視するから、勝手にお部屋の中に入っちゃいました。
 そんで、床に正座して、お兄ちゃんの背中に向かってペコリと頭を下げました。

「ごめんなさい、お兄ちゃん。バカなコマキを許してください」

 お兄ちゃんは、こっちを見てもくれません。すごく怒ってます。コマキは、悲しくなってしまいます。

 コマキ、どうしてあの2人を悪堕ちなんかさせちゃったんだろ。

 あのあと、すっかりテンションの上がってしまったコマキは、つぼみちゃんとえりかちゃんを交互にムサシ丸して、お口でしゃぶらせて、たまたま近くに落ちてた双頭バイブを使って、2人にテーマソングを歌わせながらレズビアンプレイさせました。
 思ったとおり、2人はバイブが相当気に入ったみたいで(双頭だけにね☆)犬みたいな格好でバイブを両方から差したまま、パンパンと給食の時間までお尻をぶつけあってて、彼女たちに淡い想いを寄せていた男子たちの心の花も、ぽっきりとへし折られました。
 それからコマキは、彼女たちにもペニバン着用を義務付け、それぞれセフレとかコブラとかそんな名前を付けた彼女たちのペニ棒で、クラス中の女子を手当たり次第にレイプさせて、教室に破瓜の花を咲かせてやりました。
 2人とも、とても活き活きと働いてくれて、コマキはそんな2人にコマキーナ様って呼ばせて、手下にしてやることにしました。
 そして、学校中の妹を淫乱レズビアン化させて、男子の心をへし折っていく作業の手伝いをさせることを約束させたのです。

 でも、その過程のどの段階なのかはわかりませんが、どうやらコマキはお兄ちゃんの中の超えてはいけない一線を超えちゃったみたいで、すっかりお兄ちゃんはふてくされて、口をきいてくれなくなったのです。
 
「…お兄ちゃん…ごめんなさい…」

 お兄ちゃんに嫌われてしまっては、妹スレイブは生きていけません。コマキはとっくに兄堕ちしちゃってるんです。
 許してくれるまで、ここで正座しているつもりです。

「ぐすっ……えっ、えふっ…」

 でも、いくら待ってもお兄ちゃんはこっち見てくれませんでした。ずっとマンガ読んでて、コマキなんていないフリです。
 涙がぽろぽろ出てきちゃいます。今朝はあんなにキマッてたアホ毛もヘナヘナだし、することもないので「号泣なう」なんてついったーにつぶやいてしまいます。

 そのうちマンガ読み終わったお兄ちゃんが、大あくびして、コマキに言いました。

「下脱いでこっちこいよ」
「あ、はい!」

 慌ててコマキはパンツ脱いで、ベッドに上がります。お兄ちゃんはいつものように、うつ伏せになってお尻を上げるように命令します。
 コマキは、お兄ちゃんの言うとおりに、お尻を上げます。この格好だとお尻の穴がお兄ちゃんに丸見えで、いつも恥ずかしくなるんだけど、妹スレイブ的には「喜んでー!」って言わなきゃならない場面です。
 お兄ちゃんは、コマキはリアル妹だからセックスしちゃダメって言います。だから、いつも代用品のお尻の穴を使ってえっちしてくれます。
 コマキが処女んこ貰ってくださいってワガママ言ったら、優しいお兄ちゃんはお尻の穴を使うことを教えてくれたんです。
 コマキのお尻の穴は、お兄ちゃん専用のアナルホールなんです。

「もっと足広げろよ」
「う、うん。ごめんなさい」

 お兄ちゃんがコマキのお尻の穴にローション塗ってくれます。ぬるぬるして「ひゃー」ってなります。お兄ちゃんは、ちゃんと奥までぐりぐり塗ってくれるので、嬉しいけど恥ずかしいです。

「入れるぞ」
「うん」

 ヌププッて、おちんちんがお尻の中に入ってきます。
 う~。
 だいぶ慣れてきたけど、やっぱりまだきついです。おなかをグイーって押されるみたいで、苦しいです。
 でも、お兄ちゃんが動き始めたら、コマキはそれに合わせてアンアン言うことにしています。

「あ、あん、あん、あん、あんっ」

 ヌプヌプ、えっちな音を立てて、お兄ちゃんのおちんちんがコマキのお尻を出たり入ったりします。
 お腹の奥がジンジンします。乱暴に出したり入れたりされたら痛いです。コマキ、お尻の穴はあんまり好きじゃありません。

「どうだ? 気持ちいいか、コマキ?」
「き、気持ちいいです。気持ちいいよ、お兄ちゃん! あん、あん、あん、あんっ」

 でも、気持ち良くないって言ったらお兄ちゃんが怒るので、いつもコマキは気持ちいいですってウソんこ言います。
 コマキが弟だったら良かったのに。
 それだったらアナルえっちも不自然な行為じゃないし、きっと感じまくりでした。めくるめくBLの世界を生で堪能できました。
 でも、コマキはアナルがあんまり気持ち良くないダメな妹です。感じないコマキが悪いんです。
 だから、お兄ちゃんにはいつも悪いなって思いながら、感じているフリをしてるんです。

「そっか、気持ちいいのか。尻の穴で感じるなんて、やっぱりコマキは変態妹スレイブだな」
「う、うん。コマキは、お尻の穴で感じちゃう、変態妹スレイブです。あん、あん、あん」

 お兄ちゃんは、いつもコマキに気持ちいいかって聞いて、コマキが気持ちいいって言ったらニヤニヤします。ひょっとしたら、コマキが感じてるフリしてるの知ってて言わせてるのかなって、思うときあります。
 でも、優しいお兄ちゃんがそんなことするはずないので、やっぱりコマキの考えすぎだと思います。

「気持ちいいだろ、コマキ? 処女も奪われずに代用アナルなんかで実の兄にセックスされて、嬉しいんだろ?」
「う、うん、嬉しい! コマキ、実のお兄ちゃんにアナルホールを開発される処女んこ妹になれて嬉しい! あん、あん、あん、気持ちいいよぉっ」

 お兄ちゃんは、ぐりぐりぐりぐりコマキのお腹の中を執拗にかき混ぜます。時々痛いところに当たって苦しいですけど、コマキは一生懸命アンアンあえぎます。

「そらよっと」
「きゃっ!」

 ぐるんと体をひっくり返されました。そしてゴロっとお尻から転がされて、天井にお尻向けられました。
 まんぐり返しっていうそうです。変な格好だけど、お兄ちゃんはこの格好でコマキのお尻の穴を突くのが好きなんです。
 お兄ちゃんがコマキの上を跨いで、お尻の穴を貫きます。さっきとおちんちんの当たる場所が変わって、またきついです。この格好は息も苦しいです。

「ほらほら、コマキはこの格好大好きなんだろ? 肛門広がってエロエロだもんな?」
「う、うん! コマキ、まんぐり返し大好きだよ。いっぱいお尻広がって、おちんちん気持ちいいもん。て、てへへ。あん、あん、あん、あんっ」 

 お兄ちゃんがコマキのお尻をパンパン突っつきます。ヌチョヌチョって変な音して、ローション飛び散って、すごくいやらしいです。

「あん、あん、あん、あんっ」
「はっ、はぁっ、はっ、はっ」

 お兄ちゃんはコマキのお尻の穴でも、感じてくれるみたいです。
 いつかコマキも、アナルで感じるようになれるかな。コマキがもっとエッチな大人の女になったら、お兄ちゃんは本当のセックスしてくれるかな。
 その日が来るまで、コマキはお尻の穴で頑張るつもりです。

(…………)

 ガサって、天井裏で物音がしました。
 また、あの人が覗いてるんです。
 コマキは目を合わせたくないから、ギュッと目をつむってアナルえっちに集中します。

「あん、あん、あん、あんっ」
「出る! 出るぞ、コマキ! お前の尻の中に!」
「あっ、あっ、あっ…あーん!」

 ボトボトって、お腹の中にお兄ちゃんの精液が落ちてきます。このときだけは、なんだかお腹が溶けちゃいそうで、一瞬マジで気持ち良いです。さすがお兄ちゃんの精液です。

「はぁ…はぁ、はぁ、はぁ…」

 アナルえっちが終わると、いつもコマキはへとへとです。お兄ちゃんのおちんちんが入っていたあとは、お尻のあたりがずっと拡がってる感じで、精液がお腹の中に溜まってるのも、なんか不思議な感触です。
 お兄ちゃんは、さっさとティッシュでおちんちん拭いて言いました。

「ふー…それじゃ、俺はネットして寝るから、お前は帰れよ。宿題もちゃんとやっとけ」
「あ、う、うん!」

 お兄ちゃんがパソコン使ってるときは、邪魔したら怒られます。コマキはお兄ちゃんに渡された宿題ノートとパンツを持って、すぐ部屋を出て行きます。

「あ、あのッ、お兄ちゃん。コマキとアナルえっちしてくれて、ありがとう…」

 お兄ちゃんはパソコンの画面眺めて、コマキのことはもう無視です。
 あんまりしつこくしたらウザがられるので、コマキは大人しく退場です。

「…おやすみ、お兄ちゃん」

 明日はまた陰嚢舐めとか頑張ろう。そしたらお兄ちゃん、機嫌直してくれるかな?
 直してくれるといいな。

 ───コマキのお部屋だよ。

 部屋に戻ったら、すぐに宿題に取りかかります。
 ビデオのRECボタンを押して、位置を確認して、カメラの前でぺこりとご挨拶します。

「えと、コマキです。こんばんは。今日もよろしくお願いします」

 ひらひらとカメラに向かって、手を振ります。それから、ちゃんとカメラに見えるようにパンツを脱いで、お尻の下に敷きます。

「コマキ、2億14才。処女です。お兄ちゃんのことが大好きだけど、コマキは血の繋がった妹だからって、お兄ちゃんはアナルセックスしかしてくれません。でもいつか、お兄ちゃんが兄妹の壁を越えて、コマキと本格的で濃厚なセックスしたくなるように、コマキは大人の女性目指して頑張ることを誓いました。えと、ここまでが前回までのあらすじです」

 ここでノートを開いて、次のセリフを確認して、後ろに隠します。

「あと、さっきもアナルえっちしてきたばっかりなので、まだお尻の中に精液が残ってます。今からその証拠をお尻の穴から出しますので、見ててください」

 お尻を両手で開いて、パンツの上に広げます。すると、とろりってお兄ちゃんの精液が垂れて、パンツに染みを作ります。
 すっごく恥ずかしいけど、お兄ちゃんからの宿題ノートに書いてあるとおりにコマキは頑張ります。

「コマキは、お兄ちゃんが大好きなので、早く本当のセックスがしたいです。だから、今夜もお兄ちゃんとセックスするために大人のトレーニングを開始します。モニターの前のお兄ちゃんたちも、コマキといっしょにトレーニングしてください。お願いします」

 それからコマキは、パジャマの上着のボタンも外します。ときおりカメラの方を見て恥じらいの表情を浮かべてってカッコ書きで指示されてますが、言われなくても十分恥ずかしいです。

 コマキは、こうして時々お兄ちゃんから宿題を貰って、カメラの前でやらしいことをさせられます。
 お兄ちゃんが、こんなビデオをいっぱい撮ってどうしてるのか、コマキは知りません。
 コマキ的には、こんな恥ずかしいの観るのはお兄ちゃんだけにして欲しいし、ニコニコとかようつべは勘弁してくださいってお願いしてます。
 お兄ちゃんは、「そんなもったいないことはしない。せいぜい予告編を流すくらいだ」って言ってました。
 とりあえず、ああいうところに無修正で流出されてることはないようなので安心してます。
 でも、何らかの形でお金にはされてる気がします。
 なぜなら、さっき見たお兄ちゃんの部屋のモニターもいつの間にかタッチパネルになってたし、このビデオカメラだって今日から最新型にモデルチェンジされてるし、コマキの部屋の四隅にお兄ちゃんが設置したスネーク型の自動追尾カメラだって、どう見ても軍事用だからです。
 コマキはお兄ちゃんに24時間撮影されています。お着替えもお風呂上がりも一人えっちも、全部ダダ漏れ少女です。
 世の中には、コマキのそういう姿をお金を払ってでも見たい人がいるようです。大人って怖いね。
 でも、コマキは妹スレイブ修行中の身なので、おとなしく宿題に集中するのです。

「えと、今日は素股のトレーニングです。準備しますので、モニターの前のお兄ちゃんも、紳士スタイルになって少々お待ちください」

 そして、タンスからいつものヤツを取りに行きます。
 あ、忘れるところでした。

「今日のコマキの絆創ブラはクマさんだよ。かわいい?」

 カメラの前に引き返して、コマキの絆創膏おっぱいを見せてあげます。今日のブラには自信あるので、コマキも笑顔になっちゃいます。

「それじゃ、ちょっと待っててね」

 カメラに手を振って、押し入れからいつものヤツを取り出します。
 金髪の女マネキンに、透明のペニバンを履かせたヤツです。

「今日もお兄ちゃんの代わりにジュリエッタで練習します。モニターの前のお兄ちゃんも、ジュリエッタになったつもりで、コマキのトレーニングのお相手、お願いします」

 そしてジュリエッタを仰向けに寝かせます。ちゃんとカメラの下に頭を潜らせます。こうしてジュリエッタとカメラの視点をシンクロさせることが大事だそうです。よくわかんないけど、お兄ちゃんは天才カメラマンなので、いうとおりにします。

「あの、始めていいですか? では今から、ジュリエッタで素股の練習始めます」

 ジュリエッタの透明ペニバンの上に足を開いてしゃがんで、コマキの大事なところを真・ムサシ丸に押しつけます。
 冷たいです!
 思わず「ひゃん」って声が出ちゃいました。カメラの向こうのお兄ちゃんたちに謝ります。

「ごめんね。冷たくてびっくりしちゃった。てへへ」

 気を取り直して、もう一度、真・ムサシ丸に挑みます。
 
「ふっ、んん…」

 今のは、色っぽい声を出しなさいっていう、お兄ちゃんの宿題ノートに従っただけです。
 真・ムサシ丸は氷のように硬く冷たい名刀です。おちんちん的にも、お兄ちゃんのよりずっと大きいです。
 ムサシ丸からバージョンアップされてるのは、ガラスのように透明なところです。これだと、こうやってコマキの大事なところを押しつけても、向こう側から大事なところが拡がってよく見えます。アナルホールに入れたときだって、かなり3次元少女の真実に迫った映像が撮れたと言って、お兄ちゃんもとても喜んでくれました。

「んっ、んっ、んっ、お兄ちゃん…。お兄ちゃんも、コマキと一緒にね? あっ、んっ、ちゃんと、ジュリエッタの気持ちになって、コマキと一緒に、素股のお勉強、してね? コマキ、がんばるから。んっ、んっ、あっ、あっ」

 真・ムサシ丸の先っちょを指先でさわさわしながら、大事なところを擦りつけます。これをお兄ちゃんのおちんちんだと思って、ちゃんと喜ばせるつもりで素股なさいって、ノートに書いてあります。

「あっ、あんっ、ね、一人にしちゃ、やだよ? んっ、コマキだけ、こんな恥ずかしいこと、できないよ。んっ、んっ、お兄ちゃんも一緒、あっ、お兄ちゃんも一緒じゃなきゃヤダ、あっ、あっ、あっ、あっ」

 擦りつけてるうちに、なんだかコマキも熱くなってきちゃいます。
 本当のお兄ちゃんや、カメラの向こうのお兄ちゃん(あるいは、おっさん)に見られながらジュリエッタと素股してると思ったら、なんだか興奮してきちゃいます。
 濡れちゃいました。

「あっ、あん、くちゅって、いったよ。聞こえた、お兄ちゃん? コマキの大事なところ、濡れてきたよ。あっ、あっ、お兄ちゃん、コマキ、本気だかんね? 本気で感じてんだからね? だから、お兄ちゃんも、コマキを一人にしないで。一緒に、気持ち良くなって。ね、お願いっ。あっ、あっ、お願い、あっ、あっ、おにい、ちゃぁん、あっ、あっ、気持ちいい! 気持ちいいよぉ、お兄ちゃーん!」

 マジ、気持ちよくなってまいりました。
 自然とスピードが上がっちゃいます。
 すごいえっちです。素股、意外とやります。
 ジュリエッタと真・ムサシ丸に、ちょっとだけ心変わりしてしまいそうです。

「はぁッ! はぁ、はぁ、はぁ!」

 コマキ、もうすぐエクスタシーです。
 でもここままイッちゃったら、絵的にちょっと物足りないような気もします。
 コマキ、これでも結構、場数踏んできましたから、その現場のカンが言ってるんです。

「お兄ちゃん…もっとこっち来て? コマキ、一人じゃ怖いから、もっと近くで見てて? ね?」

 コマキは、ビデオを三脚から外して、ジュリエッタのお腹に乗せて、上から片手で固定しました。そして、コマキの大事なところがアップになって、なおかつ、この細っちい内股の腱とかの動きもじっくりと観察できる角度と距離で、再び素股を再開しました。

「あっ、お兄ちゃん! お兄ちゃん! やだ、さっきより、すごく…ひゃぁん!? なんだか、お兄ちゃんに抱っこされてるみたい! あっ、あっ、コマキ、コマキ、あっ、気持ち、いいよぉ、お兄ちゃん! お兄ちゃん! お兄ちゃんも、ちゃんと、気持ち良く、なってる? あん、コマキ、だけなんて、やだからねっ、ねえ、お兄ちゃん! あっ、あっ、お願い、お兄ちゃん、一緒に!」

 派手に、ガタガタとカメラごとジュリエッタを揺らしてやります。くちゅくちゅと、コマキの大事なところが恥ずかしい音を立てます。
 コマキ、もうすぐハジケちゃいそうです。

(…………)

 ガタって、天井裏で物音がしました。
 あぁ、またかって、コマキは素股しながら思いました。
 案の定、天井裏から、ぼっさぼさの髪の毛で顔が半分隠れた女の人が、コマキを覗いています。

(私の名はオールドミス。天井裏から天翔兄妹を見守る者)

 いつものように、オールドミスがテレパシーでコマキに話しかけてきます。
 はい。
 オールドミス先生は、なぜかうちの天井裏に住んでいるんです。

 あの事件のあと、お兄ちゃんのオールドミス奴隷になったオールドミスは、お父さんお母さんに見つからないように、我が家の天井裏に隠されていました。
 絶対すぐバレると最初は思いましたが、うちのお父さんも小学校の校長とかやってるわりに無頓着な人で、天井裏で一人えっちするオールドミスのエロ声が聞こえても、「またネコがさかってんぞ、コマキ。見に行くか!」くらいしか言わないし、本物のお母さんはコマキが来る前にとっくに家を出ちゃってるらしく、食卓にいつも座ってる我が家のお母さんはお父さんの古いダッチワイフなので、いるもいないも最初から関係ない感じなのでした。
 そんなわけで、コマキたちのオールドミス隠蔽工作は意外にも上手くいきました。
 そして、あまりにも上手く隠しすぎちゃったせいで、とうとうお兄ちゃんまでオールドミスの存在を忘れてしまったんです。
 それゆえオールドミスは、完全に放置されてしまったアイデンティティを保つために、「自分はそもそもそういう存在なのだ」と思いこむようになり、そのことをコマキにいちいち報告してくるようになったというわけです。
 よくある話ですよね。

(天翔☆コマキ。魔法的な何か少女よ。私は常にお前たち兄妹を見ている。天井裏から)
(はいはい、わかったわよ。今、素股してんだから、あとにしてくれる?)

 仕方なく、コマキも時々テレパシーで話し相手してやってます。
 言い忘れましたが、そういうこともできるんです、コマキたち。

(私はオールドミス。かつてセックスの向こう側を見た女)
(うっさいなぁ。コマキ忙しいって言ってんでしょ)
(天翔☆コマキ。お前に大事な話がある。私はセックスの向こう側で宇宙の真理を覗いた。宇宙の始まりと終わりの全てを知り、そして忘れてしまった)
(あんね、素股してんのよ、コマキは。そんでこのカメラの向こうでも、大勢のお兄ちゃんたちがコマキの素股に注目してんの。コマキもお兄ちゃんたちも、宇宙の真理どころじゃないの! 邪魔しないでよ!)
(私はオールドミス。終わりが来るのを知っている)
(つーか、あなた最初はゴールドなんとかって名乗ってなかった?)
(ゴールド…? わからない。私はオールドミス。天井裏に住む者。私はオールドミス。天井裏に住む者。私はオールド裏。天井ミスに住む裏。私は天井裏。オールドミスは天井裏。天井裏に住む天井裏…)
(わかったから、天井裏でバタバタしないで! なんなのよ、もう。あなたは何が言いたいの?)
(それを天翔☆コマキに思い出して欲しい)
(コマキに?)
(かつて私は、あなたに魔法的な何かの真理を語った。でも天井裏に住むオールドミスにはそれが思い出せない。だから代わりに思い出して欲しい)
(はぁ? なんでコマキがそんなことしなきゃならないわけ?)
(私にはそれが必要なの。魔法的な何かは宇宙の真理と繋がっている。そして、私の記憶がミッシングリンクとなっている。その失ったリンクを私はあなたに話したはず)
(えー、急にそんなこと言われても、コマキ頭悪いし)
(お願い、天翔☆コマキ。もしも思い出してくれたら、天井裏で一番でっかいネズミの好物を教えてあげる)
(知りたくないし、駆除しといてよ)
(わかった、駆除する。だから思い出して)
(んー、あんときオールドミスが言ってたこと……なんだっけ……おへそでお茶がボルケーノ?)
(ハッ!? …あ、いえ、それ違うわ)
(う~ん、他に何か言ってたっけ?)
(お願い…思い出して…魔法的な何かの秘密を…宇宙の真理を…天井裏の埃臭さを…)
(あ、魔法的な何かウェーブは、人生のウェーブ?)
(それだ! それこそが真理! 魔法的な何かウェーブは人生のウェーブ! 魔法的な何かウェーブは人生のウェーブ! 魔法的な何かウェーブは人生のウェーブ! 略して、マホウェーは人生!)
(ねえ、コマキそろそろ素股に集中していい?)
(天翔☆コマキ、礼を言う。これで宇宙を破壊する方法が見つかった。明日、お前がそのウェーブを生み出す。お前がひり出したウェーブで、宇宙が終わる)
(コマキが?)
(お前はあのとき、ダークホールの力を身に受けた。宇宙最大のウェーブが、お前の小さな体に宿された。だが、お前はまだまだヒヨっ子。その力をウェーブにするだけの人生の荒波をくぐり抜けていない。処女だし)
(しょ、処女だけど、ほとんど非処女だもん!)
(Aカップだし)
(お店の人はB付けても平気って言ったもん!)
(しかしそんな天翔☆コマキも、明日、一つの荒波をくぐる。それにより、生まれ出でる必殺のコマキスペシャルが、宇宙をメタメタに破壊するだろう)
(どういうこと? 明日、なんかあったっけ?)
(兄がお前に脱糞を命じる)
(んなわけないじゃん!?)
(間違いない。オールドミスは天井裏から見た。お前の兄は今、脱糞動画でオナニーしてる)
(ウソよ! コマキ、そんなこと絶対しないもん! お兄ちゃんがそんな命令するわけないもん!)
(間違いなくする。なぜなら、脱糞はコマキが最も嫌い、兄が最も好むプレイだからだ。だからこそ兄は妹のそんな姿をカメラに収めたいと思うだろう。ていうか、もうその準備も始めているようだった。洗面器とか)
(そんなわけない! あの優しいお兄ちゃんが、コマキに脱糞なんて、させるわけないんだから!)
(臆するな。ひり出せ、コマキスペシャル。あなたの手で、私を孤独に追いやったこの憎き宇宙を終わらせるのよ)
(いいから、もう寝てよオールドミス。あなたとこれ以上話すことなんてない)
(明日、宇宙が終わる。全てが解き放たれて塵と失くなる。それはとても喜ばしいこと)
(あんね、見てわかんない? コマキ、そろそろイキそうなの! あっちいってて!)
(忘れないで、天翔☆コマキ。マホウェーは人生。あなたのウンコで宇宙がやばい。だからひり出すのよ、思いっきり…思いっきり……思いっきり……)

 恐ろしいことを呟きながら、オールドミスの声はファーナウェイにフェードアウしていきました。
 コマキは、そんなの本気にしません。
 オールドミスは前から頭おかしいし、そんな彼女の言うことなんてウソに決まってます。
 お兄ちゃんが、明日コマキに脱糞プレイさせるなんて。
 コマキのお兄ちゃんは優しいから、そんなことコマキにさせないもん。

「あっ、あっ、お兄ちゃん、コマキ、もう…ダメだよっ! お兄ちゃん、お願い! 一緒に! コマキと一緒にッ……来てぇぇ!」

 ビクンビクンて、体の中に秋鮭を放り込まれたみたいにコマキは震えて、エクスタシんこに達しました。
 
「はぁ…ありがと、お兄ちゃん。明日もコマキと一緒に、えっちのトレーニングしてね?」

 そしてカメラ目線で真・ムサシ丸にチュッして、コマキの宿題完了です☆
 お兄ちゃん、褒めてくれるかな?

 ───そんで次の日だよ。

「う~んッ…う~んッ…」
「がんばれ、コマキ! もう少しだ! がんばって、ひり出すんだよぉ!」

 コマキは今、コマキの部屋のテーブルの上にしゃがんで、ウンチ出すところです。
 妹スレイブなんだから、お兄ちゃんがウンチ見たいときは、いつでもどこでも出しちゃうのは当然ですよね☆
 お兄ちゃんは、ちゃんとコマキのウンチをキャッチできるように、下に黄金の洗面器を置いてくれます。さらに、ちょっぴり恥ずかしいけど、コマキの異臭がしてもバレないように、テーブルの四隅にお香を焚いてくれてます。
 なんだかエロ動画のための儀式めいた演出に見えて照れくさいけど、お兄ちゃんは優しいからコマキが出しやすいようにいろいろ考えてくれてるんです。
 だからコマキも、お兄ちゃんの期待に応えるように、頑張ってすごいの出さなきゃ。

「ん~~ッ」
「いけいけ、コマキ! 天翔家の生き様見せてやれ! ひり出すんだよ、お前の全てを! スペシャルなやつを!」
「はい、お兄ちゃん! ん~~ッ!」

 見せてやります、コマキの全てを。
 とびっきりすごいのひり出して、お兄ちゃんに「コマキもいつの間にか大人の女になってたんだな」って言わせてやります。
 
「んんん~~ッ!」
「いいぞ、コマキ! お前の肛門がヒクヒクしてきたぞ! これは、すごいのが出てきそうだ! コマキスペシャルだ! 黄金色のコマキスペシャルを、早くお兄ちゃんに見せてくれ!」
「はいッ!」

 ひくひくしてるの、自分でもわかります。お兄ちゃんがすごい興奮してます。コマキも興奮してきます。

(……ひり出せ……ひり出せ……コマキスペシャルで宇宙を壊せ……)

 天井裏では、お香に燻されたオールドミスがバタバタしてます。
 そうです。コマキスペシャルです。
 コマキがこれを出すことによって、宇宙は終わりを迎え、コマキはちょっぴり大人の女に生まれ変わるんです。
 なんだか全然意味がわからないけど、もう、どうなってもいいんです。お兄ちゃんが、コマキのすごいの見たいって言うんだから、見せてあげるんです。
 ぐんぐん迫ってきます。すごいのが押し寄せてきます。お尻の穴がすごいです。ぱくぱくしてる感じです。
 お兄ちゃんが、コマキのお尻にカメラを乗り出します。
 天井のスネーク型自動追尾カメラも、コマキのお尻の穴に集中します。
 全宇宙が、今、コマキのお尻の穴に注目しています。
 もうすぐ出ます。いっぱい出ます。コマキのスペシャルなあれが、ビッバンしちゃいます。

「あッ、あッ、出ちゃう、出ちゃうよ、お兄ちゃん! 妹のお尻の穴から、コマキスペシャル出ちゃうよお!」

 コマキの小さなお尻が震えて、膝もがくがく、地球もがくがく、お月さまもぶるぶるです。

(来る! 来る! 恐怖の必殺技、コマキスペシャルが落ちてくる!)
「な、なんだ地震か!? ちっ、こんなときに。構うなコマキッ。続行だ! ひり出せ、コマキスペシャル!」

 もうすぐです。もうすぐアレが出てきます。
 来た。
 コマキの中で、何かが終わりと始まりを告げました。
 めくるめく衝撃が腸内を伝います。とてつもない快感の予感にアドレナリンが溢れます。
 ありがと宇宙。そしてバイバイ宇宙。
 コマキ、いっぱい楽しかったよ。
 たくさんのお友だちと、家族のみんなと、お兄ちゃんと出会えた全てに感謝してる。
 愛してる。
 この想いをぜんぶ腸に詰めて、コマキはいっぱいコマキスペシャルするよ。
 見ててね、みんな。
 渾身の力をお尻に込めて、黄金色に輝くコマキスペシャルを、今───

「ひり出すわけねーだろ」

 たまたま近くに落ちてた10tハンマーで、お兄ちゃんをペチャンコにしてやりました。

< おしまい☆ >

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