失楽園 カラダアライタオルノユミ

カラダアライタオルノユミ

回想1。

浴室。

「ご主人様~お湯加減はいかがですか?」
「ちょうどいいよ」
 今はご主人様の入浴タイムだ。
 広い湯船に仰向けになって半分浮いてるような状態のご主人様。
 枕のRINに抱きかかえられ巨乳を枕にしているご主人様の口元には笑みが浮かんでいる。
 右手にはケツマンコの愛様、左手にはマンコの亮子様、右足には哺乳瓶の響子、左足には名前も与えられていない『オナホ』の一人。
 それぞれが全身を使ってご主人様を愛撫している。
 キスの雨を降らせ、わき腹を撫で、胸を押し付け、指を口に含み、ご主人様に少しでも満足してもらおうとがんばっている。
 『オナホ』の子はそのなかでも一番熱心だ。早くご主人様に気に入られて『名前』と『仕事』を与えて欲しくて仕方がないらしい。一心不乱に奉仕している。
 最も大事なアソコにはクチマンコの沙耶香様が奉仕している。クチマンコと名づけられただけある素晴らしい舌技口技。見習わなくては。
 沙耶香様の頭の動きに合わせるようにご主人様の口から満足の吐息がもれる。
 と、ご主人様が軽く呻き、腰が大きく跳ねた。沙耶香様の喉が動く。射精したのだ。
「沙耶香、とっても気持ちよかったよ」
 ご主人様がクチマンコの沙耶香様に労いの言葉をかける。
 沙耶香様は嬉しそうに微笑みながら、お掃除フェラを始めようとするがご主人様に止められる。
「あ、沙耶香ちょっと待って・・・名前は?」
 ご主人様が右足に取り付いて夢中で愛撫していた『オナホ』の子に名を尋ねた。
 その『オナホ』の子の顔が喜びに輝く。
 ご主人様に名を尋ねられるということは、新しい『名前』と『仕事』を与えられることを意味するからだ。
「か、香織です」
「そう、カオリか・・・じゃぁこれからは『お風呂用タオルのカオリ』と呼ぶことにしようかな」
「ありがとうございます!今日は人生最良の日です!ううっ」
 お風呂用タオルのカオリが感極まって泣き出した。気持ちはわかる。私も『名前』を与えられたときにはやっと一人前になれた喜びで同じように泣き出してしまったから。
「さ、泣いてないでお風呂用タオルの初仕事だよ。キレイにしてくれるかな」
「はい!」
 涙をぬぐい、ご主人様の股間に顔を伏せていくカオリ。
「う・・・、なかなかうまいぞ。さすがお風呂用タオルだ。俺の目に狂いはなかったな」
 ご主人様に褒められカオリの頭の動きがどんどん加速していく。すでにお掃除フェラではなく、本格的な奉仕になっていた。
「ふふふ、初仕事で張り切ってるね。しょうがない、今回は特別だ。ザーメン出してあげるからちゃんとこぼさずに飲むんだよ」
 カオリの顔が更なる喜びで上気する。初仕事でご主人様の精液をいただけるとは、なんと幸運なことか。私の場合は14度目の『仕事』の時だったのに。羨ましい。
「よし、そろそろイくぞ!・・・ううっ!」
 ご主人様が自ら腰を使ってカオリの口に精液を吐き出した。
 カオリはご主人様の精液を一滴もこぼさずに飲み干してお掃除フェラに移行する。
 充分に清められたところでカオリがご主人様から離れる。
「のぼせちゃいそうだ。そろそろあがって体を洗ってもらおうかな」
 ご主人様が壁際に控えていた私を見てそう仰った。
「はい!ご主人様!」
 私は元気よく返事をしてボディソープで自分の体を泡まみれにしていく。
 やっと私の出番だ。
 この体でご主人様の体を洗うのが私『体洗いタオルの由美』の『仕事』なのだ。
 今日もこの自慢の身体でご主人様の心も体もキレイキレイしちゃうぞー!

< 続く >

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