放送委員は目立たない ~学級支配編~
ワタルの学校が、タチバナ社による高品質オーディオ設備一式のモニター対象として選ばれ、導入が決定されるまでは「お茶会」から4日とかからなかった。
スピード感を重んじるタチバナの社風において、現場の聞き取り調査が早々に完了したというのは大きなプラス要素である。とはいえ、導入にあたっては学校側の合意を得る必要があるため、タチバナ社の一存で決められる問題ではない。それなりの費用がからむこともあり、学校内での稟議が通るかどうかが危ぶまれていたが、それも意外なほどにスムーズに進んだ。
具体的には、ワタルが説明会と称して関係する教員を一堂に集め、タチバナ社の高品質スピーカーを持ち込んで音質の違いを体感してもらったことが決め手となった。最初のうちは頑なに設備の交換など不要だと固持していた教員が多かったが、スピーカーから流れる音楽を聴くうちに音響設備の向上がどれだけ学園全体にとってメリットをもたらすかを実感し、ものの10分もする頃には満場一致でタチバナ製スピーカーの導入に賛同する結果となったのだ。通常であれば数千万の費用が必要となる最先端機材を、タチバナ社による全面バックアップにより工事費を含め数百万の金額で購入できるということも魅力のうち一つであった。
導入に際しては、現場で最も放送機器に携わるポジションとして放送委員の意見が大きく取り入れられることになった。特に何の権限も持たない一生徒にそれだけの影響力を与えるという異例の事態にも関わらず、不思議とそのことに反対する者は現れなかった。
もともとワタルの学校では放送設備は放送室が最も充実してこそいたが、職員室や守衛室を通じても当然放送は行われることから、機器もある程度分散して配置されていた。その中でも大元を制御するマスターコントロールパネルは守衛室に設置されており、守衛室での操作一つで放送室からの放送は簡単に遮断できるようになっていたのだが、今回の設備の一新に際して、操作権限を一括で管理できた方が利便性が高いという合理的判断に基づき、マスターコントロールパネルも含めたほとんどの設備が放送室に一元化されることとなる。
また、放送システム自体に関しても全体的な見直しが行われ、今までは放送室のマイクを通じた音声やmp3データをリアルタイムでスピーカーから流すだけの単純な機構であったが、ハイレゾ対応の収録設備をはじめとして、ワイヤレスマイクを通じた遠隔放送や、事前に録音したデータをタイマーで指定した時刻に自動再生する、教室ごとに別々の放送内容を同時に流すといった複雑な操作も可能となる。当然、スピーカー自体も全面的に見直され、可聴域外の音波を含めた高音質な放送はもちろんのこと、指向性スピーカーによる特定の範囲への放送や、学校外でも数キロ程度の距離ならば届けられる広域放送にも対応する見込みだ。
なお、現実のオーディオの仕組みと矛盾する記載があった場合、この世界独自の物理法則が存在すると脳内補完してほしい。
……
「──って、学校の外まで放送範囲を拡張するってことは、学校を中心にご近所一帯まで支配領域を拡大するってこと?」
導入する設備の詳細を詰めるための作戦会議が行われているワタルの部屋の中で、ハッピーターンを齧りながら不思議そうな表情でミドリが尋ねる。確かに支配範囲を拡大する上で広域放送は効果的かもしれないが、流石に音波が届く距離は無限ではない。当然、距離が離れれば音波は拡散する以上、学校を起点とした支配には限界があるのだ。
「いや、今のところは学校外でそこまで目立った行動を起こすつもりはないよ。ただ、校庭とか校舎内で異常な行動をしているところを近所の人が目撃してしまう可能性があるからね。うちの学校や通学路で今までとは違う光景が繰り広げられても、それを異常事態だと思わない程度の暗示を与えるのが一番の目的かな……本当は全校生徒の自宅まで命令を飛ばせるくらいのことができればいいんだけど、流石に電車通学の生徒とかもそれなりにいるしね」
「そう考えると、放送範囲として想定すべきは、学校の様子を目視できそうな範囲一帯と、あとは最寄駅から学校までのルートを重点的に抑える必要がありそうね。流石に遠くのビルの屋上とか展望台まではカバーできないから、校舎内はともかく、校庭で極度に目立つ行為は控えた方がいいかも……」
「まあ、幸いにもうちの学校は外部からの覗きを想定してるのか、高台からの視線は植林である程度ガードできてるみたいだから、そのあたりも問題ないかな。監視カメラの存在も確認してみたけど、学校内や敷地周辺には設置されていないから──」
二人で思いつく限りのリスクを列挙し、それを潰すことを念頭に設備の仕様を決めていく。不本意ながら、ミドリの協力者としての姿勢もだいぶ板についてきたものだ。
「……総合すると、これで学校内に関しては事実上完全に掌握できているとことになるね……正直、ミドリがいなかったらここまで到達するのは卒業までかけても無理だったと思う」
「えへへ、ありがと──って、本当は喜んでいい事態じゃないことは分かってるのに……はぁ。……そしたら、私はこれからどうしたらいいの?」
「んー……ひとまずは、しばらくは静観しつつ、変わったこと──例えば、催眠音波が通じていなさそうな様子の生徒がいないかとか、そのあたりに気を配っておいて欲しいかな。もしかしたら、旧式設備から一気に音質が変わることで、違和感に気付く人が出てくる可能性もあるしね。気付いたことがあったら、教室の中とかでもいいから早めに伝えてね」
「え、教室で話してても大丈夫なの? 誰かに聞かれたら困るんじゃない?」
「ああ、これまでも一応『日常的なハプニングだと認識するように』とか『特定の原因を疑わないように』みたいな暗示は与えていたけれど、それでも催眠音波で操られているという事実を知ってしまえば、強く意識して逆らってくる可能性があったから、催眠音波については隠しておく必要があったんだ。でも、これだけ催眠音波の効果を上げれば、表層的な思考だけでなく『深層意識』にも今までより強力に訴えかけて催眠音波の存在を受け入れないようにできるからね」
「しんそう、いしき……っていうのは?」
「簡単に言えば、普段意識の表にまでは出てこないけれど、心の奥底から思考を操っている『裏の意識』っていうところかな。人間は、自分が意識している範囲だけで思考しているって思っている人もいるけど、実際にはこの『深層意識』が望んでいることを実行するように、表の意識に影響を与えているんだ。例えば、テスト勉強を始めようとすると急に部屋の掃除がしたくなることとか、あるでしょ? それは、深層意識の中で『テスト勉強したくない』っていう気持ちが、表層的な思考に表れているわけだね。
この深層意識に暗示を強く刻み付けることで、こちらから直接思考や記憶を弄るような命令を下さなくても、暗示の内容が達成されるように、本人の中で思考や記憶なんかを勝手に調整してくれるようになるんだ。例えば「催眠音波の存在を受け入れたくない」っていう暗示を送り込めば、仮に日常生活の中でその内容が耳に入ったり、目撃したりしても意識からシャットアウトされたり、他の説明で辻褄が合うように自分の中で説明づけてくれる。極端な話……もしもミドリがみんなに僕の研究のことを知らせようと必死に助けを求めても、みんな他のことを考えて生返事で流されたり、あるいはギャグと受け取られて爆笑されたりして──まあ、どうあれ数秒後には完全に忘れ去られているだろうね」
「さらりと怖いこと言わないでよ……。っていうか、それだけの影響力があるなら、いっそ学校中の人間をワタルに忠誠を誓う奴隷にだってできるんじゃないの……?」
「そりゃ、やろうと思えばできなくはないけど別にやりたくはないからね。そもそも、僕の命令に従順に従うようになったら、サブリミナルがどの程度の効果を発揮しているのか判断しにくくなるだろ」
不満そうに口を尖らせるワタルを見て、ミドリは目の前の少年が空恐ろしくなる。この男にとって、支配することは目的なのではなく、あくまでサブリミナル技術の研究をスムーズに進めるための手段に過ぎないのだ。
……
翌週の水曜の昼休み前には、学園全域における高品質音響設備の全面導入が完了した。
といっても「あまり大々的に生徒たちに知らせることで押しつけがましさを感じさせてはタチバナ社のイメージダウンに繋がりかねない」という総合アドバイザー響ワタルの意見に基づき、校内での告知はほとんど行われていないため、ほとんど生徒たちの間で話題に上がることはなかった。試しにミドリからさりげなく友人たちに新しい音響設備に関する話題を振ってみたことがあったが、よほど興味をそそられない内容だったのか「そうなんだ。それより昨日のバラエティー番組で見たんだけどさ……」と即座に話題を逸らされる始末。
設置後、タチバナ社による最終チェックこそ実施されたが、それが終わった後は実質的にメーカーはノータッチだ。社内関係者や教師陣も「新しい設備が導入されたが、操作を覚えるのが面倒だし難しいことは放送委員に任せてしまえば大丈夫だろう」と急速に放送設備に関する興味を失ってしまったため、実態としては全権が響ワタルに一任された格好となる。授業中などにワタルが放送機器を遠隔操作するためのリモコンを弄っていても、放送委員の業務の一環であるため誰も気に留めることもない。
昼休み。恒例のお昼の放送と学食での食事を終えて、12時30分頃にワタルは自分の教室に戻ってきた。お昼の放送も実のところ事前録音した音声をタイマー設定で全校放送することができるため、もはや昼休みのたびに放送室に籠る必要はなくなったが、導入直後ということもあってある程度の動作確認や試験収録もしておきたかったのだ。
ワタルが自席に戻ると、幼馴染の立花ミドリが正面に立って声をかける。
「お帰り、ワタル……機材の動作は、特に問題なかった? ……えっと、もう教室の中で話していても大丈夫なんだよね?」
特に急を要する話題があるわけではないが、導入直後に何かトラブルがあった時のことを考えるとなるべく常にワタルの視界内にいた方がいいだろう。それに、その方が何か異常を察知した際に即座に対応しやすい。そう考えての行動だった……少なくとも、ミドリの中では。
ミドリが自分の正面に立ったことに気付いて、ワタルが妙に上機嫌になる。なんだか、悪戯に成功した子供のような表情だ。
「うん、流石に天下のタチバナ社の機材だね。品質も操作性もバッチリだし、初期不良もなかったよ」
「そう、良かった……えーと……私の方でも少し教室の様子を見ていたけど、特にワタルのことを気にしていたりとか、放送機材が変わったことを気にしている生徒もいないみたい。でも、もちろん全校生徒の様子をチェックできてるわけじゃないから、暫くの間はワタルも周りに気を付けてね」
「うん……教えてくれてありがとね、ミドリ。お礼に僕からも忠告しておくけど──くすくす、ミドリも周りには気を付けてね?」
「へ? それって、どういう──」
ニヤニヤしながら自分を見つめるワタルに対して、頭の上に疑問符を浮かべるミドリ。その後ろから、ミドリのスカートを狙って伸びているクラスメイトの手にはまったく気づいていなかった。
「──スキありぃっ!」
「ふぇ……?」
可愛らしい声とともにミドリのスカートの正面が大きくめくれ上がり、淡いブルーのショーツが目の前のワタルに晒される。お喋りについ夢中になっていたせいて、普段なら反応できるはずのスカートめくりに全く気付くこともできず、おへそまで完全に丸見えになることを許してしまった。
「……きゃぁぁっ!?」
あまりの恥ずかしさのためか、完全に思考と行動がフリーズしてしまったためか、ワタルの目の前で遠慮なくめくれ上がる制服のスカートを抑えることすら忘れて立ち尽くす。結果、ミドリのお気に入りの下着はたっぷりと幼馴染の少年の目に焼き付けられる結果となった。数秒後、スカートが重力に従ってふわふわと戻りきった後、ようやく思考が動き出したミドリは、自分のスカートをめくり上げた犯人を真っ赤になって睨みつける。
「やっ……ま、マナミ!? もう、何でそんな小学生みたいなことするのよ!」
沢口マナミは小学校時代からのミドリの友人のうちの一人であり、背丈も小さく顔つきも幼い少女だ。その見た目の通りと言うべきか悪戯っ子な性格の持ち主でもあり、小学校時代はたまにこうやってミドリのスカートをめくったりしたこともあったものだ。流石に進学してからはこんな子供じみた悪戯は鳴りを潜めていたため、完全にミドリも油断しきっていた。
マナミは可愛らしくぺろりと舌を出す。
「えー、だってミドリったらおしゃべりに夢中でこっちに気付いてなかったから久しぶりにビックリさせちゃおうと思って♪ でも、私の前であんな隙を晒すミドリも悪いんだよ? むしろスカート姿でぼんやりしてることの危険性を教えてあげたんだから感謝してよね!」
両手を腰に当ててエッヘンと胸を張るマナミの様子には、反省の色などかけらも見られない。その姿を見て、ミドリの中で怒りの炎がメラメラと燃え上がる。自分をこんな恥ずかしい目に遭わせながら平然としているなんて許せない。こんなマナミには、一度辱めを受ける側の気持ちを、身をもって理解させなければ。
「だったら──私にも感謝しなさいよねっ!」
「ふぇ……にゃぁっ!?」
今度はミドリの手がマナミのスカートの正面を掴んで大きくめくり上げる。子供らしいキャラクタープリントが教室の真ん中で晒され、黄色い悲鳴が小さく響き渡る。もともとミドリはスカートめくりなどするタイプの女子ではなかったのだが、今日は別だった。むしろ、今までされるがままに泣き寝入りしていたのがマナミを付け上がらせる原因だったのだ。
「な、何するのよぅ……!」
「ふん、隙があった方が悪いんでしょ? 当然の報いよ!」
顔を赤らめながら言い争う二人の様子を見て、ロングヘアのスレンダーな女子がおずおずと仲裁に割り込む。マナミの親友でもあり、暴走しがちな彼女に対するストッパーでもある綾瀬ユキだ。
「ちょ、ちょっと二人とも……男子も見てるんだし、そういう喧嘩はやめた方が……」
「うるさいっ! 邪魔するならユキもこうしてやるっ!」
「ひゃんっ!?」
マナミは叫び声と共に手を伸ばし、今度は仲裁に入ったユキのスカートを大きくめくり上げる。大人しいユキによく似合う純白の下着だった。
「ユキっ、大丈夫!?」
「どうしたの、何の騒ぎ?」
騒動を聞きつけてか、クラスの女子たちがぞろぞろと、事件の中心地であるワタルの机の周りに集まってくる。
「ふ、ふん! 私は何も悪くないもんね! 世の中、常在戦場なんだから! ほらほら、不用意に近寄ると危ないわよ!」
まるで自分の行為を正当化するかのように、近寄ってきた女子たちのスカートを片っ端からめくり上げるマナミ。
「あうー……なんで何も悪くないのにこんな恥ずかしい目に遭わないといけないのよ……! もう私知らない! みんなも同じ目に遭えばいいんだ!」
恥ずかしさで冷静な判断力を失ってしまったのか、心配して駆け寄ってきたクラスメイトのスカートに手を伸ばして、人生初のスカートめくりを敢行するユキ。
もはや、教室中が完全なパニック状態だった。
スカートをめくられた仕返しにめくり返す女子。スカートめくりをしている子を止めようとしてスカートをめくる女子。めくられる前に先制攻撃でめくる女子。
渦中の中心に位置しながら、まるで台風の目のように一人だけ何の被害も受けていないワタルは、ニコニコしながら目の前で次々と翻るスカートと、コース料理でも提供されるがのごとく順番に露わになっていく色とりどりの布を眺めていた。不思議なことに、めくられるスカートを抑えて隠す女子も、ワタルの前から離れようとする女子も一人としていない。その様子は、まるでクラスの女子全員の心の奥底に潜むもう一人の自分が「女子同士のスカートめくりで響ワタルの目を喜ばせたい」とでも望んでいるかのようだった。
<続く>
ついに学校の支配が始まったのでぅ!
でもやることはキャットファイトw
かわいいなぁ。
オーディオ機器に関する予防線を見て笑ってしまいましたでよw
きっとタチバナ社の製品にはとんでもない超技術が使われてるんでぅね。(みゃふはそこまでオーディオに詳しくないので矛盾があるかどうかはわからないでぅけどw)
それはそれとして、一つ気になったことが。
委員会という物は各クラスからは二人だして学校運営するものなのでぅが、今回の描写だと放送委員がワタルくんしかいないように感じられますでよ。一話での昼休みの放送が人気ないからワタルくんが一手に引き受けるのはいいとしても、昼放送以外にも放送委員の仕事はあるし(各種イベントでのマイク放送とか)ワタルくんが病欠だった場合に誰かが代役にならないといけないのだから、教師が放送委員に任せておけばいいと放り投げた場合、放送委員全員が操作を習熟しなければならないんじゃないだろうかと思ったのでぅ。
他の放送委員に対してのアプローチも欲しいと思った所でぅ。っていうか、ワタルくんは委員長じゃないでぅよね?
ってここまで書いて、確認のため一話を見直したら放送委員ワタルくんだけって書いてあるーw
そうか、この世界ではそれが当然だったんでぅね・・・
体育祭や入学式、卒業式などでの放送機器の設置や準備とか片付けとかも放送委員の仕事のような気もするんでぅが、ワタルくん一人で大変でぅね。(今となっては命令でどうとでもできるけど)
それにしても委員会メンバー少なすぎぃ!
であ、次回も楽しみにしていますでよ~
>みゃふさん
感想ありがとうございますー。
まあ、表向き明確な用途もなく学校に導入するにしては多分かなりオーバースペックな技術を使っていると思います。
これから学校内で好き放題する上でこれらの技術がどのように活用されているのか描写されるかは疑問ですが。
>他の放送委員
これに関しては、役職名こそ「放送委員」となっているものの、実態的には放送全般ではなくお昼の放送のみが業務内容になっていることが原因ですね。放送委員の名を冠していますが、実質的にはピンポイントで「お昼の放送委員」です。(それにしても一人は少なすぎですが)
要所要所で必要な、例えばイベント時の放送機材の設営などは当該のイベント委員などの人達が担当していることになります。あるいは放送機器の運営に関する別の委員会があるのかもしれません。
病欠時に誰がお昼の放送をするのかについては……きっと作中には出てきていないけれど副放送委員とかがいるんでしょう……おそらく……!(副委員の一人や二人ならヘッドホンで操れますし)
遂に学園内での本格的な実験が開始されましたね。
実験だけで本当にワタル君は耐えられるのでしょうか…これからのワタル君に期待ですね。
最近は自分が忙しくてろくにMC関連のことを考えられていなかったので、とても良い息抜きになりました。
P.S.自分が勝手にあげたネタを使ってくださりありがとうございます。自分も放送部だった頃のことを思い出させてもらう良い機会でした。
前回の返信もありがとうございました。私もネタが確立し時間が出来れば創作してみようと思います。
>月さん
毎度ありがとうございますー。
ワタルの場合、実験と言いつつも結局エロが絡みますからね。
ある意味では実験=実践ということになります。
新キャラは、基本的にストーリー展開に関わるほどの重要なキャラは出てこないと思います。催眠音波の存在を突き止めた女子と対決とかさせる系の頭脳バトルは書けそうにないですし。
外から失礼します。
寧ろそこで新たな登場人物が出て一悶着、というのも楽しそうかもですね?
Pixivで公開されているプロット学園祭の罠に繋がりそうな展開ですね。
とても楽しみです。
>匿名さん
感想ありがとうございます!
あのプロットは、実のところ細切れになって他の作品に取り込まれたりしています。
例えばエロハプニング喫茶のシチュは、ここに以前投稿した「可愛いスパイちゃん」で書いていたりしますね。
ただ、あの学園祭の罠をもとにした短編もいずれ書いてみたいとは思います。
ティーカさん
学校を丸ごと支配するって、
MCの物語上、ジャストサイズ感のある範囲ですよね。
僕も大好きなシチュエーションです。まさに王道だと思いますね。
大掛かりな計画を立てて準備をして、
他愛のないイタズラをしているのも、可愛らしくて好きなシチュエーションです。
楽しませて頂きました!
永慶
>永慶さん
感想ありがとうございます!
ええ、一人の人間が日常生活を送りながら支配できる領域としては学級~学園くらいの単位が一番好きです。
社会人なら「店」とか「会社」になると思いますが。
どれだけ強大な力や大掛かりな計画を立てても、結局やることは悪戯止まり、というのはまあ、私個人の好みです。はい。