満員電車で会いましょう 満員電車で会いましょう ~山田リィナ~

~山田リィナ~

 山田リィナは今日もいつものように満員電車に乗っての登校。
『う~・・・相変わらずやだな~~このギュウギュウ電車・・・・』

 さわさわ

「あっ!!」
『え~ん(T_T)今日もまた誰か私のお尻触ってるよ~~・・・でも、中には下着の中にまで手を入れてくる輩もいるから”さわさわ”されるだけならまだ良い方かもしんない・・・(そりゃ”さわさわ”されるのももちろん嫌だけど・・・時には妥協も必要かなって、私って大人だわ)まあ、下着の中まで入れてきたら流石の私でも痴漢には痛い目を見てもらってるけどね(これでも結構しっかりしてるのよエッヘン)』

 さわさわさわ・・・

『でも、この痴漢もしつこいわね(怒)こういうのってほっとくと図に乗り出すから、いい加減手をあげてやろうかしらね!』
 その瞬間。

 スルッ

「えっ!?」
『ウソ!!パンツに何か入れられた!?うぶって訳じゃないから何入れられたか大体察しはつくんだけど、まさかこんなとこで!?もう犯罪じゃない!!
(お尻触ってる時点で犯罪なんだけどね・・・)
とりあえず、パンツの中の物取って絶対ホシをあげてやる!!(刑事ドラマの見すぎかな・・・)』

 パゥオォォーーーー~~~、キキキーーーーーーーーーーーーーッ

「げっ!!」
『最悪・・・』
 下着の中の物を取ろうと思った瞬間、電車のちょっとした減速でただでさえ”ギュウギュウ”で動きにくかったリナはいよいよ身動きがとれなくなった。

 カチッ

 スイッチの音が聞こえた。

 ヴィィィィィィィィ・・・・・・・・

『やだ~・・・・動きだしたよ~(TT_TT)しかもスイッチの音からしてこいつあからさまに後ろにいるし~・・・超むかつくー!!』

 それから五分位が経過した。

 ヴィィィィィィィィ・・・・・・・・

「ハァ・・・・・・ハァ・・・・・・」
『やだ・・・話には聞いてたんだけど、これって本当に感じるんだ・・・何かアソコが熱いよぅ・・・どうしよう・・・』
 さらに・・・

 ヴィィィィィィィィ・・・・・・・・ヴィィッ!ヴゥゥィン!ヴゥゥィン!ヴゥゥィン!

「ふぁぅんっ!!」
 急に下着の中の振動が強くなった。
『今まで弱い振動だから我慢出来てたのに・・・バイブってこんなに動くの!?』
 幸い?リィナは顔を下に背けたので周りにはあまり気づかれてないようだが・・・結果、腰が引けた体制になりお尻は痴漢の突起物にあてる格好となった。
『やだ!?この人勃ってるよぉ~・・・・』

 ヴゥゥィン!ヴゥゥィン!ヴゥゥィン!ヴゥゥィン!
 
「フゥワゥンッ!!ハァ・・・フゥワゥンッ!!ハァ・・・」

 ツゥゥゥゥゥゥーーーー・・・・

 パンツは”弱い振動”の時にはすでにグチョグチョになっており、”強い振動”によりその液は、太ももを一筋二筋と伝いはじめる。

 ヒクッ・・・ヒクッ・・・

『やだよ~・・・腰がヒクヒクなっちゃう・・・』

 少々気丈なリィナも自由に動けない上、未知の快感によって思考が鈍ってきていた。
 目もトロンとなり、更に本人は濡れたパンツを痴漢の突起物にこすりつけている事さえ気づいていない。

 ヴゥゥィン!ヴゥゥィン!ヴゥゥィン!ヴゥゥィン!

「フゥゥンッ!ウゥンッ!!ハァン・・・」
『アァ・・・・・・もう・・・・ダメェ・・・・・・・・・・イクッ・・・・・・・・・』

 ヴゥゥィン!ヴゥゥィン!ヴゥゥヴィィィィィィィィ・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ”強い振動”から”弱い振動”に戻った。
「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・」
『やだぁ・・・・・もうちょっとだったのにぃ・・・・・』
 その時、後ろの痴漢がリィナの耳元に囁く。
「どう?イキたい?」
 快感に酔いかけていたリィナだったが、振動が弱くなったおかげで我を取り戻し反抗する。
「アンタ!!みときんしゃっ・・・・・ッハァン!!」

 ヴゥゥィン!ヴゥゥィン!ヴゥゥィン!ヴゥゥィン!

「ッアン・・・!ゥアン・・・!アン!!・・ッアン!!」
『せっかく・・・ッアン!反撃のチャンスだったのにィ・・・ッアン!!』
 ”強い振動”の為リィナは全ての言葉を言う事は出来なかった。

 ヴゥゥィン!ヴゥゥィン!ヴゥゥィン!ヴゥゥィン!ヴゥゥィン・・・・・・・

「ヒャンッ!ッヒャン!ッヒャァンッ・・・・」
『ダメ・・・・また・・・何も考えられない・・・・・・・』
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
 痴漢がまた耳元で囁いている。
『何?・・・・ッアン!何を言ってるの?・・・ッウン』

 ヴゥゥィン!ヴゥゥィン!ヴィィ・・・ヴゥゥィン!ヴィィ・・・ヴゥゥィン!ヴィィ・・・ヴゥゥィン!ヴィィ・・・ヴゥゥィン!ヴィィ・・・

 振動の強弱が交互に繰り返される。
「フィィ・・・ッファン!フィィ・・・ッファン!フィィ・・・ッファン!!」
 ”強い振動”の時は何を言ってるか分からなかったが、振動を強弱交互に切り替えられて徐々に痴漢が何を言ってるのか聞こえるようになってきた。
「・・・・・・・・ったのか?
 ・・・気持ちいいよ・・?
 なんで私・・・?
 でも・・・・・いいよな?
 誰・・・・・・・・れない。
 ・・・・・持ちいい・・・・
 ・・・・るな。
 ・・・えるな。
 ・・倒くさいだろう。
 面倒くさいだろう。
 考えるな。
 考えるな。
 考えるな・・・・・・・・・」 

 ヴィィィィィィィィ・・・・・・・・

「ハアァァ・・・・・ハアァァ・・・・ハアァァ・・・」
 いつの間にか振動は”弱い振動”だけになっていた。
『ああ・・・私何やってるんだっけ?・・・・確か学校に行こうと思ってそれで、電車に乗って、それから・・・・えっと・・・』
「何も考えるな」
『えっと・・・なんか考えるの面倒くさくなってきたかな・・・えっと・・・』
「考えるな」
『もう・・・いっか・・・・』

 ヴィィィィィィィィ・・・・・・・・

「ハアァァ・・・」
「アソコが気持ちいいだろう?」
『誰?』
「考えるな、ここに集中しろ」
 そういうと男はリィナのグジュグジュに濡れた場所に指を入れてくる。

 ズチュ・・・ジュプジュプ

「フゥァアン・・・」
「気持ちいいだろう?」
『気持ちいいよ~』

 ジュプ、ジュプ、ジュプ、ジュプ・・・・・

 男の指がリィナの敏感になった部分を生き物のように出し入れしてくる。
 気づくと振動の音が止んだ代わりに、今度は指と愛液がこすれあういやらしい音がリィナと痴漢の耳に響きわたる。

 ジュプ、ジュル、ジュジュル、ジュル・・・・

「アッ・・・アンッ・・・アッ・・・・」
「アソコをこんなに濡らして、いやらしい女だ」
『イヤラシイだなんて・・・』
「そんなに気持ちよかったのか?」
『気持ち・・・いい・・・・・・・・・』
「・・・・うん・・・・・・・」
「なんで気持ちいいかわかるか?」
『・・・・なんでだろう・・・・』
「お前が淫乱だからだよ」
『・・・・インラン・・・・・・・・・・』
「・・・淫・・・・・・乱・・・・・・・・・・・?」
「そうだ、お前は淫乱だ。
 いやらしいから、こんなに気持ちよくなれるんだよ」
「気持ち良い・・・淫乱・・・いやらしい・・・気持ち良い・・・・・・・・」
 夢遊病者のようにつぶやくリィナ。
「そうだよ、ほら、その証拠にもう一度ここに集中して」

 グチュグチュ!グチョ!ギュチョ・・・・・・・・・・

「ッハフゥン!!」
「淫乱だから、こんなに気持ち良いんだよ」
『・・・・ワ・タ・シ・ハ・イ・ン・ラ・ン・・・・』
「うん!ウン!ウン!!うん!!!」
 頭の中は快感と男の言葉がだけが繰り返され、ただひたすら男の声にうなずく。
『ああ・・・気持ち良いよ~・・・私・・・もう・・・・』

 スッ

 男が指を離す。
「・・・・あっ・・・・」
『そんな・・・・』
「イキたいか?」
『イキたいよぉ~・・・』
 ひたすらうなずく。
「言葉に出して言うんだ」
『もう我慢できないよぉ~・・・』
「イカせてぇ~・・・・」
「イカせて下さいだろ!」

 キュッ!!

「・・・っ痛!!」
 男がリィナの敏感な部分をつねた。
『そんなぁ・・・・・・・・・・・でも・・・・・・・イキたいイキたいイキたいイキたい!!!!』
 痛みよりも快感による頂上に昇りたいという一つの想いしか浮かばないリィナ。
「ぁはあ・・・・イカせて下さい、イカせて下さい!イカせて下さい!!」
 涙を流しただひたすらに懇願するリィナ。
「・・・・ふん、仕方ねえな」

 ぐりぐりぐりぐり・・・・・・・

 つねた部分を激しく摩擦する。
「あぁっ・・・あんっ・・・あぁぅっ・・・」
『ああぁぁ・・・・気持ち良いよぉ~もう・・・・変になっちゃう!変になっちゃう!ヘンになっちゃうぅ・・・』
「はぁはぁはぁはァハぁはァハぁハァハァハァハァ・・・・・・・・・・・・・・・・」

 ヴゥゥィン!ヴゥゥィン!ヴゥゥィン・・・・・・・

 摩擦と一緒に振動が襲う。
「ヒャゥンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 ドクッドクッドクッドクッ・・・・・・・・・・・・・

 ヒクッヒクッピクッヒクッ・・・・・・・・・・・・・

「ハァハァハァハァハァ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・アァ・・・・・・・・・・・・』
 腰は縦に震え、口からはヨダレをたらすリィナ。
 その目に光は無く、意思は白い世界という快感の波をさまよっていた・・・・・
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』

 ピンポンパンポ~~~~~ン

『!!』
「終てーーーーーん。--駅ーーーーーーーーーーーーーーーぃ。
 お降りの際はぁお足元に~ぃお気をつけくださ~い」
「え!?もう終点!?」
『やだ!?私こんな混雑してるのに寝てたみたい!!昨日オナニーしすぎたせいかしら?あ~あ、電車で毎日痴漢さんに気持ちよくしてもらうのが楽しみなのに、寝ちゃうなんて今日は最悪~(>_<)』

 キキキキキキーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 プシュ~~~

 ワイワイガヤガヤ・・・・・・

 箱に詰められた人々が出て行く。
『折角今日はノーパンで電車乗ってたのに・・・・・・明日はちゃんと襲ってもらえるかなぁ~?』

 ジリリリリリリリリ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!

「いけね!ちょっと急がないと学校遅刻しちゃうよ~!!今日も一日がんばるぞ~!!」
 何も無かったかのように電車を出るリィナ・・・・

 ワイワイガヤガヤ・・・・・・・

「今回のは、なかなか良かったな」
 人ごみに紛れて男がつぶやく。
「とりあえず仕込みは終わったし、明日からたっぷりと楽しませてもらうかな・・・・ふふ」
 そう言って、街へと消えていく男・・・・・・・
 あとには、愛液で濡れた床と、ゴミ箱に捨てられたパンツだけが残った・・・・・・・

< 終わり >

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