呪いのふたなり少女 第六話

第6話

由里に、とうとう危機が迫っていた。

野梨子「あの、みんなどうやって新しい仲間を作れるの?」
尋美「うふふふ、そういえば、まだおかあさんがいたわ。おかあさんのこと、襲ってみる気ある?」
野梨子「おばさんを襲うんですか?」
圭織「いい方法があるわ。」

先に、母親の寝ている部屋にふたなりになった少女たちは忍びこんだのであった。

悦子「ほら、野梨子、スカートと下着をぬいで。わたしたちもみんなぬぐわ。」

その場にいたふたなりの少女たちは全員服をぬいで裸になってしまったのである。

野梨子「みんな、まあ。あらあら…?」
香代「まあ、野梨子ったらおちんちんがもうおったっているわ。」
悦子「ほんとだ。わたしたちのはだかみて、いちばんすけべってことね。」
尋美「さっそく、野梨子のおちんちんをおかあさんに…。」
圭織「うふふふ。これでここにいるみんなが…。」

言われたように野梨子は尋美たちの母親の身体の上をまたがり、和式便所でかがむようにして性器を口もとに近づけていったのであった。その時、部屋の灯りを尋美がつけて、母親も目をさましていた。

由里の母「はっ、きゃあーっ!」

驚いて叫んだ口のなかにズボッとその性器を入れた。野梨子の両方の腕や手首をまわりにいた少女たちがつかみはじめた。

尋美「ほら、わたしのおっぱいをもんで。あなたはわりと男性ホルモンもたまっているみたいだわ。」
圭織「うふふふ。この子が興奮すれば、精液が流れて母親も飲み込んで仲間になるわね。」

階下のほうが騒がしくなってきたため、由里も寝られないから静かにするよう、注意しようと起き上がっていた。広い居間も灯りがついていた。だが、その居間に出てきて由里が見た光景はあまりにおぞましいものであった。

由里「きゃあ、みんなはだかになって、おかあさんにねえさんたち、それに悦子や香代、野梨子まで、いったい揃ってなにをしてるのよ。」
由里の母「おほほほ、由里も寝間着や下着をぬいで加わりよ。楽しくてたまらないわよ。」
尋美「ほんと、すごくきもちいいわ。」

後ろから、由里の母、いちばん上の姉である尋美、悦子、香代、野梨子の順で先頭に男がのりうつっている姉の圭織がいて、両手をみんな前の者の肩にかけていたかと思うと、下半身はやはり同じ者のお尻にひとりずつ男の性器を挿入している姿が目に入り、由里はまた驚いてしまった。

由里の母「ほら、由里はおちんちんがまだないから、いちばん前の、圭織の前に立つのよ。」
圭織「くくくく。」

由里を狙おうとしている圭織に乗り移っている男が、手を口にあてて不気味に笑っていた。

由里「みんないったい、へんなことやめてよ。どうしてそんなからだに、わたしはいやよ。」
尋美「なにいってるの?おとなしく由里も仲間に加わるのよ。」

姉たちに男の性器がはえているのを初めて見た由里は、明らかにここにいる者はみな本人ではないと思ったが、こんな化け物のような者たちがどうしてここにいるのか、不思議で仕方なかった。

由里「いやあ。」

由里は、もう自分の部屋に戻ろうか、このまま寝間着姿でも逃げ出そうかと思ったが、躊躇しているうちに男の乗り移った圭織が近づいてきた。

圭織「うふふふ。」
由里「いや、圭織ねえさんは特に昨日、うちの学校にまで来た時からおかしいわ。あんたは圭織ねえさんじゃない。そんな、男のものがあるわけないから、男が化けているのね。本物の圭織ねえさんはどこに行ったのよ。」
圭織「教えてやろうか、おまえに。」
由里「きゃっ、いまの声は、やっぱり男?きゃあーっ!」

由里は、外へはみんながいるために出られないと思って自分の部屋に戻ろうと急いで階段を上がった。しかし、自分の部屋に入ろうとする時に圭織に背中からつかまってしまい、そのまま部屋のなかに押し出されてベッドに倒されていた。

圭織「うふふふふ。もう、おまえもふたなりになるんだから、このさいほんとうのことを教えてもいいわ。」
由里「ほんとうのことだかなんだろうが知りたくない、出てってよ。あんたはだれなの?」
圭織「そんなこときくんだったら、やっぱり知りたがっているだろうが、ほら。そこの鏡を見てみな。」
由里「あっ。」

圭織の、前に垂らしている二本の三つ編みの姿が、うつっていた顔が圭織ではなく、尋美たちといっしょに殺したはずのあの男の顔だとわかったのである。また、圭織のほうに顔をあげた由里は行き場もないという感じになった。

由里「はっ。あんた、ほんとうに殺されたからって、圭織ねえさんになりすましてまで。」
圭織「うふふふ。おまえのおねえさんの身体にこのとおり乗り移っているのさ。」

男は、その身体にかかっていた三つ編みの髪の毛を背中にはらっていた。

由里「ほんとうに、最低。」
圭織「さあ、そうだな。おまえを仲間にする前に、おまえを思い切り抱きしめてやるよ。くくくく。」
由里「きゃあーっ!」

圭織の顔がとうとう男の顔に変わりはじめた。しかも、三つ編みのおさげの姿のまま、より気持ち悪いと見られる顔になって。

圭織「くくくく。」
由里「いやっ、いや!」

圭織の身体を借りている男がとうとう正面から由里にとびつき、由里の腕の下を自分の両腕をかいくぐらせて由里のセミロングの髪をわしづかみにしながら自分の胴体もすりあわせて由里に抱きついてしまった。

圭織「いひ、いひひひひ。」
由里「うう…。」

もはや、どんなに抵抗してもむだとわかっていた。このまま由里はこうして相手の男が心ゆくまで自分に抱きついて離れるようになるまで、こうしているしかないのだろうか。そして、世の中でいちばん気持ち悪くていやだと思う男によって姉たちと同じような怪物にされてしまうのだろうかと思うと、くやしくてしかたがなかった。

圭織「へへっ、へへへへ。」
由里「いやらしい笑い方しないで、あのときもっと髪の毛が長かったわたしの身体のなかで髪の毛で首をしめ殺されて本望だったはずなのに、まだ物足りないの?どこまでやったら気がすむの?ねえさんたちや、ともだちまであんなからだにして、ほんと最低だわ。」
圭織「なんとでもいいな。もう、おまえもおなじようになるんだから。」
由里「そうなるかもしれないわね。ほんとうに、好きなものどうしだったらもっと気分よく抱き合えるのに、よくこんな自分のことを大嫌いな者を抱くことなんかできるわね。」
圭織「ひひひ。そのほうがおれにとっては気持ちがいい。」
由里「へんたい。ううっ!」
圭織「いひひひ。」
由里「ああ…。」

とうとう、由里はその場に気絶してしまった。
由里は寝間着や下着もずりおろされ、興奮した男の性器が由里の下着のなかに挿入し、勃起して由里の尻に精液が流れてゆき、由里のアヌスに男の精液が入りこんでいったのであった。

圭織「いひひひ。精液を飲ませるのは、少し待ってみようか。」

まだその夜が明ける前、気絶していた由里は目覚めていた。

由里「ここは、あっ。」
圭織「ひひひひ。」
由里「きゃあーっ!」

由里の寝かされていた場所はおふろ場のマットの上だった。そして、自分の仰向けの身体の上を男が乗り移っている圭織がまたがってやはり裸体だった。しかも、由里も寝間着や下着はみなぬがされて裸体にされていた。圭織は、もとの顔に戻っていたが、髪型を変えて両サイドの前髪をいちばん上からそれぞれ三つ編みに結ってほかの髪といっしょに背中におろしていた、由里も見たことのない姉の髪型だった。この男、長い髪の毛のこうした扱い方まで知っていたとは、よほど女のような性格の男だと由里は感じた。

圭織「うふふふ。わたしのおちんちんを、もうすぐ加えるのよ。」
由里「いやよ。」
圭織「人を殺した罪は重いのよ。みんなこうして罰を受けるのよ。」
由里「それだったら、こんなことしなくても、刑務所で過ごしたほうがまだいいわ。」
圭織「おほほほ。それぞれ、罰の受け方にはそれ相当の因果応報があるのよ。このように、嫌いな男に襲われるというのも一種の処罰。罪を犯した者に選ぶ権利はないの。」
由里「もとはといえば、勝手にあんたがわたしのことを好きになって、わたしはあんたを好きじゃないのに、どうしてこんな罰を受けなければならないの?おかしいでしょ。」
圭織「うふふふ。いずれにしても、もうじたばたしてもあんたのからだにはわたしのこころが入るのよ。」
由里「いやよ。ううっ…。」

由里が、身体を震わせはじめた。ついにその場を動くことができず、裸体になっている寒さにたえられなくて放尿をしてしまったのだ。
ぴちぴち、ぴちゃぴちゃ…。

圭織「はっはっは。人間である時に、最後にこんなサービスまで見せてもらってありがたいぜ。」
由里「ううっ、よりによってこんなことをあんたにみられるなんて…。」
圭織「さあ、こんどはおれの番だ。ひひひ…。」
由里「きゃあ…。」

圭織の顔が、男の顔に変わり始めた。嫌いな男に襲われなければならないという絶対にいやな宿命をどうして受け入れなければならないのか、納得しない気持ちのままで、由里は男の性欲を満たさなければならなかった。

圭織「くくくく。」

ついに、圭織の身体を借りた男の性器が由里の口のなかにずぼっと入ってしまった。由里のそれほど大きくもないおっぱいを飲み、由里の髪をわしづかみにしながら興奮して精液を由里の口に流しこんでいくのであった。

由里「ああ…。」

こどもの時からほとんど泣いたことのない強気な性格の由里も、とうとう涙を出さずにいられなかった。

圭織「いひひ、いひひひ…。」

圭織に乗り移った男は、由里の首をぎゅっとしめて精液が体内に入ったことを確認した。
由里の股には男の性器がはえてきているのが見えていたのであった。

いっぽう、ふろ場の外側では由里の母親や、長姉の尋美、また由里のもと同級生でふたなりになっている悦子、香代、野梨子も扉をあけながらそのようすを見ていた。

由里の母「おほほほ。もう、この男もこのくらい由里のことをはづかしめればじゅうぶんね。こんどはわたしが罰をくだす番よ。」
尋美「ええっ?」
由里の母「うふふふ。」

尋美も、また三人のもと同級生も、由里の母親が急に変化したのに驚きはじめたが、その後に由里の母親が指をあげて目から光線を放ち、その光線を受けた少女たちが苦しみ、もだえ始めていた。

悦子「ああっ。」
野梨子「うう。」
香代「なに、これ?」
尋美「く、苦しい。」
由里の母「うふふふ。」

< つづく >

★事態は急転?次回で最終回の予定です。

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