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雅美也「ぼくの髪の毛が、こんな女の子みたいに長くなって…」
夜中に洗面所の灯りをつけ、鏡で自分の姿を見た雅美也は、その長くなってしまった黒髪に驚いていた。背中のほうに片手を持っていってわしづかみにしながら、片側の肩から前に垂らすと、まさしく女の子顔負けの豊富なボリュームのある黒髪が自分の頭につながっていたのである。その洗面所に後ろから床をザザザッとはってきて現われた者がいた。ネグリジェを着ているために下半身がへびになっているのが見えなかったが、雅美也を恐ろしい目にあわせていた真里であった。
真里「おにいちゃん、その髪の毛とかしてあげようか」
雅美也「だっ、だれ?もしかして暁子、あっ」
自分のことを実の兄でもないのにおにいちゃんなどと呼ばれる筋合いもないのにと思った雅美也だったが、またかわいらしい二本の三つ編みを輪にした髪形をしている真里の姿を見て、性器が立ちそうになってくるのであった。
真里「うふふふ。いまは誰も起きてくることはないわ。おにいちゃんの姿にはだれも気づかないわよ」
雅美也「また、ぼくのことを…、あっ」
真里がすかさず、雅美也の髪の毛を握り始め、またヘアブラシをさしだしてとかし始めた。
真里「うふふふ。こうしてきれいにとかせば、すごくすてきな髪の毛になるわよ」
雅美也「ううっ、だんだん…」
雅美也は、自分の姿があこがれている長い髪の毛の女の子のような姿になってくるのを見てますます興奮してきてしまい、女の子を襲いたくなってくるのであった。
真里「ほら、モナリザのようなロングヘアの姿よ。もっとちがう髪形してあげようか」
雅美也「ああ、なんてきれいな自分…」
真里「そんなこと言ってるおにいちゃん、気持ち悪いわよ。そうだわ。こうしてあげる」
真里は、また雅美也の髪をとかしはじめると今度は三等分にしてまんなかの後ろの髪をとりだし、それに両側の前髪をそれぞれ左右から交差させながら巻きつけるポニー・テールのような髪にしていた。
真里「三つ編みしなくていいかしら。また明日の楽しみね。ほら、髪の毛も見えるし、女の子のようになった気持ちがするでしょ」
雅美也「えっ?うん」
真里「じゃあ、これで外出するわね」
雅美也「えっ?こんな夜中に」
真里「わたしといっしょに来るのよ」
雅美也「あっ」
雅美也はいままとめた髪を真里につかまれて床を引きずられ、二階にまた階段をそのままずずずっとあげられていって部屋のあいていた窓から外に出ていったのであった。そして、別の家の屋根につれていかれたようである。
真里「うふふふふ、かぎがかかっていても、魔力であけることができるのよ」
雅美也「あっ」
真里「ほら、いっしょにおはいり」
雅美也「この部屋は…」
その家は、雅美也の妹である暁子の同級生で、もちろん真里が転校してきたクラスの同級生でもあるが、そのクラスで真里と同じように髪の毛を長くしていた水無川芳美の家であった。その芳美がベッドに仰向けになって寝ていた。真里は静かにベッドに近づいて、寝ている芳美のふとんをはぎだし、雅美也に芳美の寝間着姿を見せたのであった。芳美は髪の毛を耳の上に黒いヘアゴムを巻いていたツイン・テールにして前に垂らしながら寝ていたので、その両方の黒髪も腹の上にひろがって見えていた。事実、雅美也はさきほど芳美を夢のなかで襲っていて、その時の夢精で濡らした下半身の下着と寝間着がまだ乾いておらず、その状況も真里に見られていたのである。
真里「おほほほ。あなたが見た夢をこれでこんどは夢ではなくてほんとうにできるようになるのよ。つまり、おにいちゃんがやりたいと思っていた夢が、わたしがあなたをへびにしたことでほんとうに実現するのよ。うれしいでしょう」
雅美也「もしかして、この女の子のことを…」
真里「そうよ。襲ってこの子もへびにするのよ。わたしたちはもう人間じゃない、妖怪の世界だから殺さなければ許されるのよ。いえ、へび女のおきてにしたがって、襲わなければいけないのよ」
雅美也「あっ」
真里が、雅美也の着ていたパジャマを下着ごとぬがしてしまった。
真里「ほうらほら。しっかりべとべとになってるじゃない。おちんちんも立ってきてるわ。夢のなかでは背中から襲ってたみたいだけど、このまま前のほうからでも襲えるわよ」
雅美也「どうして、ぼくの夢のなかのことがわかるの?」
真里「うふふふ。さあ、その立ったおちんちんから精液がとびださないうちに、あの子の髪の毛を…」
雅美也「うっ」
真里は、雅美也に自分の三つ編みにしている髪の毛を近づかせてまた雅美也の意識をもうろうとさせていた。
真里「これで、あなたも女の子を襲いたくなってきたでしょう」
雅美也「あっ、ああ…、う、うふ、うふふふふ、この女の子を襲える、ぼくはへび、この子もへびに…、うふふふ」
とうとう、雅美也も芳美の姿を見て興奮するようになった。芳美の腹の上に横たわっている二本のツイン・テールの髪の毛を両手でまずそれぞれなかほどからすくいあげ、自分の性器を少女の顔に近づけるとその性器に髪の毛を左右から巻きつけはじめた。
真里「うふふふ、くくくく、おにいちゃんもこれで、悪魔の仲間入りよ」
芳美の髪の毛を巻いていくと、性器がますます大きくふくらんで立ちはじめ、真里が雅美也の背中に痴漢のように抱きつきはじめてまもなく、雅美也の性器から精液がとびだしていた。
どっくーん、じゅるじゅるーっ!
流れ出た精液はもちろん巻きつけていた芳美の両方の黒髪にも深くはいりこんでべとべとになり、また垂れてきた精液も芳美の顔を直撃してさらに髪のはえぎわに流れていこうとするのであった。
そのとき、芳美も一瞬だけ目をさましていた。
芳美「はっ、あっ、うっ!」
芳美は、目の前に男の性器があるのを見て驚き、叫ぼうとしたところにずぼっと自分の髪の毛が巻かれたままの性器を口に入れられてしまった。
雅美也「くくくく、くくくく」
ショックのあまりに芳美もまた目を閉じてしまったが、しばらくすると芳美の顔にもうろこがあらわれ始めていた。
真里「うふふふ、これで芳美ちゃんもへびになったわ」
そして、芳美がふたたび目ざめた時は表情もうつろになっていた。さっそく、雅美也の性器を口に加えてしゃぶり始めたのである。
雅美也「あっ、あああ…」
芳美はまた自分の髪の毛を巻きつかれた雅美也の性器から、指で髪の毛をはずすために雅美也の性器に心ならずも手をふれさせてしまったのであった。そして、すっくと上半身を起き上がらせたのであった。
真里「もういいわ。おにいちゃん、芳美ちゃんの顔や着ている寝間着、それに髪の毛もおにいちゃんの精液ですっかりべとべとになってるわ。おにいちゃんはいったんベッドから下がって」
雅美也「はい」
真里の命令には従順にいいなりになっている雅美也であった。
真里は、芳美のベッドに近づいていた。
真里「うふふふふ、うふふふふ。芳美ちゃんも今夜からへび女よ。おにいちゃんはわたしがへびにして、おにいちゃんが芳美ちゃんをへびにしたけど、男には権利がないの。だから、芳美ちゃんはわたしの下僕。いいわね」
芳美「はい。わかりました」
うつろな表情で、首をたてに振りながら答えた芳美であった。
真里「芳美ちゃんは、きょうだいとかいるの?この家にほかに住んでいるのは」
芳美「パパとママだけです」
真里「じゃあ、さっそくふたりをへびにしてらっしゃい」
芳美「わかりました。真里さま」
ベッドからツイン・テールの髪のまま芳美が抜け出すと、となりの両親が寝ていた部屋を開き始めた。そして、芳美は母親の寝ていたふとんにまず股をかけてネグリジェからパンティーをぬぎかけ、母親の頭の上に精液が直撃するよう垂らしていたのである。
芳美「くくくく」
次に、芳美は父親の寝ているふとんにもぐりこんでいた。父親が目をさまし、身体がおかしいと思い始めてふとんをはぐと、驚く光景を目にした。
芳美の父「な、なにをしているんだ。芳美、あっ」
芳美は、父親のパジャマと下着をはいで性器をぴちゃっ、ぴちゃっとなめはじめていた。それも、ニュルッと出て来たへびの舌であった。
芳美「くくくく」
芳美が父親に正体を見せた。
芳美の父「うわあーっ!おい、たいへんだ、あっ」
芳美の父親は、寝ていた芳美の母親つまり自分の妻を起こそうとしたが、その母親も芳美に洗脳させられていた。
芳美の母「おほほほ、あなたもおとなしく芳美の手下になるのよ」
芳美の父「やめろー、うわあーっ!」
芳美の母「うふふふ」
ついに、母親が父親の身体をおさえつけてしまい、芳美がまた後ろ向きで父親の身体をまたいでツイン・テールの髪の毛を性器にまきつけ、興奮させながら自らも興奮した精液を父親の頭に直撃させてしまったのである。
芳美「うふふふ、ママもパパもへびになるのよ」
この光景を、雅美也も真里にしっかり見せられていた。
真里「うふふふ。ほらね、女の子はあのようにかんたんにへび女になりきれるのよ。今日はこれでいったん帰るから、次の夜も楽しみにしているのよ」
いっぽう、田崎博士の研究所ではその日に女子生徒たちも帰宅していて、夜中もこうして寝る間も惜しみながら少女にとりついた悪性のものを取り除こうとするワクチンやウイルスなどの研究を続けていたが、なかなかいい方法が見つからないでいた。
女性助手「先生、今日のところはもうお休みになったらいかがですか?」
田崎博士「そうもいかないよ。生徒さんを一刻も早く助けなければ、へたすると手遅れになり、命にもかかわってくるかもしれないし」
真里につれられていた雅美也は夜があけないうちに自分の家の部屋に戻されていた。
夜明けを向かえると、雅美也が昨夜夢精で濡らしていたという寝間着も下着もいつのまにか乾いていて、伸びていたはずの髪の毛が見られなかった。もとの姿に自分は戻ったというか、あれは夢だと思うようになっていた。
暁子「行ってきまーす」
暁子もいつも通りに自分の学校に通っていった。教室に入ってみると、この日は真里と芳美が欠席するという連絡が入っていた。
暁子「真里ちゃんに芳美ちゃんが…」
へび女の危険がとりあえずまだ真里の学校には迫ってこないということになったが、暁子のまわりで恐ろしいことが起ころうとはまだ気づかないようすであった。
雅美也もいつも通りに電車に乗って学校に向かっていたが、ふたつ目の駅から乗ってきたあるセーラー服姿の女子生徒を見てこうふんしはじめていた。雅美也よりひとつ上の学年でやはり女子高校に通っている長原桂子といった。事実、雅美也好みの超長い髪の毛で背が高く、ふたつに分けてそれぞれ三つ編みに結っていたが、結っている最初のもとのところが首より肩のほうに近いややゆるめの編み方で少し太めな形のおさげになっていて、結んだ黒いヘアゴムも太いちょうちょう結びであり、ちょうどお尻の位置で結んでいて毛先がスカートの下裾をひきずるほどあった。その桂子がちょうど雅美也のいるところのまんまえに立ったため、雅美也はその後ろ姿を間近に見て興奮してしまい、性器が立って精液が出かかってくるのであった。実は、この桂子を見かけたのはこの時が初めてではなく、この学年になってから数回あって、いつも同じようなおさげ髪の結い方でおそらく校則で三つ編みと決められているのであろう。その見かけるたびに興奮していたのである。
雅美也「はあはあ、ああ、なんて長い三つ編みのおさげ、いいなあ」
桂子はもちろん、雅美也の存在に気づいたことはいままでにも全くなかったが、次にまた乗り換えた電車でも同じ車両に入ってしまった。そして、座席があいていたところに桂子がすわって後ろに垂らしていたおさげ髪を前のほうに両方とも垂らしはじめた。このため、その毛先がまたスカートの前のほうまで垂れている姿を見て雅美也はまた精液の出たまま、下着が濡れたままで桂子の多少ルーズな三つ編みの髪の毛を見続けていた。
だが、その興奮している雅美也の姿を真里がまたひそかにつけ狙っていたのである。しかも芳美もいっしょにつれていて、これでふたりは自分の学校を病気でもないのに勝手に欠席していたというわけであった。
真里「ほら、あのとおりあの男は長い髪の毛の女を見て興奮するのよ。こういう男がほかにもいるわ。芳美ちゃんはそういう子を狙って襲うのよ」
芳美「わかりましたわ」
雅美也も、まさか学校をさぼって真里と芳美も近くにいたことなど、まず気づきはしなかった。
そしてまたその夜を迎えた。
雅美也は、特にこの夜は夢など見ていなかったため、夢精をすることはなかったが、通学途中で見かけた長原桂子のことを思い出すとまた興奮して性器が濡れてくるのを感じた。
雅美也「どうしよう、あの女の子、いつも同じ時間に乗っていたんだろうか。また会うたびに興奮してしまったら…」
しばらくして、雅美也はまた頭が重くなってくるのを感じた。起き上がるとまた背中になにかがばさっとかかってくるようだった。
雅美也「もしかして、また?」
雅美也はあわてて洗面所に降りて電灯をつけ、鏡を見るとやはり自分の姿が昨夜と同じロングヘアになっていたのに気づいたのである。そして、真里がまた髪形を変えて現われ始めた。今度はうなじにピンク色のリボンでひとたばに髪をくくって背中に垂らした姿だった。
真里「うふふふ。おにいちゃん、今夜はどんな髪形にしたい?」
雅美也「あっ、あの…」
真里「それなら、三つ編みしてあげるわ。一本の三つ編みにね。ちょっとおとなしくして」
雅美也は、いわれたとおりにじっとしていた。真里が雅美也の髪をまたていねいにブラッシングして今度は三等分すると、そのまま毛束をきっちりと交差させて毛先を太めの黒いゴムでゆわえていた。
真里「ほら、できたわ。うれしいでしょ」
一本の三つ編みに結われた雅美也を真里によって前に垂らせられ、鏡でその姿を見てまたぼおっとなるのであった。背中にはらっても首の両側に少しふくらんだ毛束が見えていた。
雅美也「うふふふ、少し遠くなるけど、行くわよ」
また真里に片腕をつかまれて部屋の窓から雅美也は連れられていったのであった。
真里「うふふふふ。けさの電車に乗っていた女の子、あなたのかわりに芳美ちゃんといっしょにあとをつけていったわ。通っている学校がまずわかったから帰りにも学校から出てきたところを後ろからつけていたら住んでいるところがわかったわ。その人のところよ。まさか、わたしたちみたいな女の子があとをつけていたなんて、気づくことはないだろうと思うから」
雅美也「ええっ?あっ」
その、長原桂子が住んでいるという家の窓が開けられ、真里が雅美也を連れて侵入していた。
真里「おほほほ、今夜はその女の子を襲ってへび女にするのよ」
真里が、桂子の寝ていたふとんをはいで、寝間着姿で仰向けになっている桂子の姿を雅美也に見せていた。けさの、あるいはいつもの通学中の電車での時と同じようなルーズな三つ編みの結い方をした二本のおさげ髪が胸から腹より股のあたりまで横たわっていた。雅美也にとっては、三つ編みのおさげが最もこうふんしてくる髪形で長さももちろん長いとより興奮するのであった。
雅美也「くくくく」
少女のそうした姿を見て興奮するともう心がへびになりきってしまう雅美也だった。夜中になるとまず身がへびになり、髪の長い少女を見ると心もへびになるという特異な性格で妖怪になったような男であった。それも、女のような男である。
真里「おほほほ、いまよ」
真里がまた雅美也のはいていたパジャマと下着をぬがせて性器を露骨にあらわさせ、寝ている桂子のベッドにまたがらせてしゃがむと性器を桂子の顔に近づけ、桂子の三つ編みの髪の毛を左右からまた自分の性器に、しかも前夜の芳美の時よりもより深い位置にまきつけていた。また、巻いた回数も芳美より多く、なるべく性器の上に髪が重ならないようにしてじかにふれるところが多くなるようにまきつけたのである。
より興奮した雅美也の性器が大きくしかもまっすぐ天井を向いてたちはじめていた。
どびゅーっ、じゅるじゅるじゅるー、じゃあーっ!
流れ出ていた精液はまさに潮を吹くような光景であった。そして、出て来た精液がそのまま桂子の三つ編みの髪の毛に大量にかかって、髪を覆うほどになったのである。しかも、流れた精液が編まれている髪の毛から頭のほうまでつたわっていたのである。顔のほうにはあまり精液が落ちてこなかったが、それでも性器の亀頭が桂子のほほにじかにふれ、そこから出た液が流れ落ちて桂子の顔を覆うようになっていた。
桂子「うっ、ううっ、あっ」
桂子も目ざめたようだが、また叫びそうになるとすぐに開いた口のなかにずぼっと性器を入れてしまい、桂子に叫ばせないようにした雅美也であった。
雅美也「いひひひ。いつも、こんなことがしてみたかったんだよ。おまえの編んだ髪の毛をこれにまきつけるのが夢だったのさ。おまえもへび女になるんだよ」
桂子「ううっ、うう…」
もだえる桂子の顔や腕にも、へびのうろこがあらわれ始めていた。
真里「うふふふ」
後ろでは真里がまた片手を口にあてながら不気味に笑っているのだった。
< つづく >