髪射へび少女 第七話

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真里「うふふふ、うふふふ。」
雅美也「うう、うう…。」

同じ学年だった松田良子の、黒いヘアゴムでうなじにゆわえらている腰まで届いている黒髪を性器に巻きつけ、その性器をぼっきさせて興奮した雅美也の精液により、良子の髪がまた汚されてべとべとになった。太った良子の首にも精液が流れ出て顔にもかかり、口のなかにも雅美也の精液が侵入していた。目をさましながら良子は雅美也の精液をごくりと飲みこんだため、またも不気味に笑い始めるのであった。

良子「くくくく…。」

雅美也の背後では、雅美也を下僕にした雅美也の妹の同級生である真里が、雅美也を思い切り興奮させようとあやつっていた。
そこは、田崎研究所のなかに設けられていたおりの一室であった。同じ研究所のなかにその妹である暁子が来ていることを夢にも思っていなかった雅美也たちであった。

いっぽう、べつのおりにはもうひとり、良子によってへび女にされていた荻野奈美のそばに田崎博士がつき添っていた。奈美のショートカットの頭に液体のようなものをかけていた。田崎博士は、へび女の猛毒を消してもとの人間に戻すことができるようなワクチンの薬液をようやく外国の論文を参考にして作り出すことができたようで、薬液の実験が成功できるかどうかを試しているようすである。水鉄砲のような器具に薬液をつめこんで、それを髪に発射すれば、冒されていた猛毒に効き目があり、これでへび女になっていた者をもとに戻せると、ようやく研究が成果をみたようである。

田崎博士「よし、こっちにも、もうすこしだ。」

助手といっしょに、奈美の身体を裏返しにしてくまなく奈美の頭に薬液をかけていた。液が髪の毛全体にいきわたれば、猛毒が消えると思った田崎博士は精魂こめて液を発射し続けていた。

女性助手「先生、いま、彼女が息をしたようですわ。」
田崎博士「どうした、ん?」

奈美が、ようやく目をさまして気づいたようである。

奈美「はっ、ここは…、あたし、どうしていたのかしら。」
女性助手「よかった。気づいたみたいですわ。それに、まともにしゃべっていますし。」
田崎博士「おお、薬の効き目が出てきたようじゃ。」
奈美「あの、そういえば、たしか学校で、となりのクラスの女の子につかまって、その後どうなったのか覚えてないわ。」
田崎博士「あなたは、いままで、とにかく直ったようじゃな。まあ、なにが起きていたのかずっとわからなかったようじゃから、ちょっとべつの部屋にこの子をつれて説明してあげなさい。」
女性助手「わかりましたわ。」

博士の命令で助手が奈美を応接室につれていき、助手は一連の事件についてまた奈美がどうなっていたかを説明していた。

奈美「え?それじゃあ、あたしは…。」
女性助手「信じられないかもしれないけど、あなたはずっとそうしていたのよ。」

奈美は、助手の胸にとびついて泣き崩れていた。助手も、奈美の背中をなでてしっかり抱きしめていた。
その時だった。ガラスを大きく割るような音が聞こえた。
ガシャーッ!

田崎博士「な、なんだ、まさか…。」

博士はあわてて良子のいたおりのほうに走っていた。奈美のいたおりと全く別の場所で寝かせていたため、たどりつくのが遅れた。

田崎博士「ああっ!」

すでにおりのガラスが割られ、良子の姿も見えなくなっていた。目覚めた良子がへび女のままでまた凶暴になってガラスを割っておりから飛びだし、研究所の外にも出ていってしまったのである。まだ、夜中で外は明るくなっておらず、探そうとしてもすでに良子の姿はわからずじまいであった。奈美を治してもうひとりの少女にも薬液をかけようと思っていた博士だが、その時は遅れた。
博士はおりにも戻ってみたが、そのなかに人ひとりぶんしか入れないような穴があるのを発見した。

田崎博士「この穴は…、いったいどこへ、ああっ!」

懐中電灯を照らしてあててみると、へびの下半身が奥へ消えていくのが一瞬見えた。もともと、真里と雅美也がこの研究所にたどりつくためにつたっていたへび穴だったのである。

田崎博士「とてもこのなかには入っていくことはできないが、それにしても恐ろしい…。」

良子がまた外で暴れ出していたらたいへんになると、博士はあわてふためいていた。そこへ、助手が戻ってきた。

田崎博士「き、君がわたしにお風呂に入っておけなんて言うから、時間を損してのがしてしまったぞ。」
助手「申し訳ありません。」
田崎博士「まあよい。起こったことはしかたないから。それより、あの女の子は…。」
助手「とりあえず、また寝かせました。あ、それから、さっき来たもうひとりの暁子ちゃんという子が同じ部屋のとなりで寝ていましたが、ちょうど目がさめたところで、いまトイレに行っています。」
田崎博士「わかった。その子の話を聞いてみよう。」

応接室で、暁子の説明をひととおり博士は聞いていた。

田崎博士「やっぱり、恐ろしいへび女たちがふえ続けているようじゃな。」
暁子「ほんとうに、わたし…。」

両親のこと、同じ学校の同級生たちのことなど、侵略されていた身内のことを思い出すと泣いてしまう暁子だった。

田崎博士「とにかく、いまあなたの住んでいる近くでなにが起こっていたかわかった。そうだな、できたら、あなたに手伝っていただけないかな。」
暁子「はい、なんでもしますわ。」

暁子が身体を硬直させて、急に晴ればれしい表情になった。

田崎博士「まず、そうだな。あなたは動物、犬は苦手ではないかな。」
暁子「えっ、犬ですか?まあ、大きいのは苦手ですが、小犬ならかわいいと思います。」
田崎博士「おお、それならよかった。ちょっとこっちへ。」
暁子「はい。」

博士は、まず厨房に行って食器棚の下にある食料品の入ったケースから、どうやら犬のペットフードと見られる缶詰をとりだして、さらに一階にある駐車場のとなりに降りていた。そこには、まさしくむく犬がつながれていて、博士はそのペットフードを与えていた。

田崎博士「ほら。」

犬は特にほえたりすることもなく、博士にさしだされたペットフードを軽くたいらげるとまたお礼をしているかのように両手をだしていた。暁子は見ていて、この犬は非常にすなおそうだと思った。

田崎博士「どうですか、抱いてみますか。」
暁子「はい。」
田崎博士「そしたら、鎖を離しますよ。」

博士がつなげていた鎖から犬をはずして抱きあげ、暁子に受けさせた。

暁子「まあ、かわいいわ。」
田崎博士「それはよかった。うちの研究所の女の子たちはみな、猫のほうならかわいいと言うんでな。」
暁子「まあ、わたしは犬のほうが好きだわ。うちではみんな動物は興味がなさそうなので飼ったこともないけど。」
田崎博士「よし、それじゃあ、さっそく車を出すから、そのまま待っていなさい。」
暁子「はい。あ、荷物を忘れてたわ。」

田崎博士が自動車を駐車場から出し、また携帯電話で助手を呼んで暁子の持ってきた制服などが入った荷物を後部座席に運ばせ、犬を抱きながら暁子も助手席に入って、博士も運転席に入ると自動車を出発させた。

助手「気をつけて行ってらっしゃいませ。」
田崎博士「もうひとりの、残っている女の子のことをしっかり、頼むよ。」
助手「はい。」

研究所をあとにして、田崎博士の運転する自動車は暁子の町に向かった。

暁子「そういえば、犬の名前、なんていうんですか?」
田崎博士「コロとつけたな、たしか。」
暁子「まあ、コロ…。」

その名を呼ばれたコロという犬も、舌を出して暁子の顔をなめたりするのであった。

暁子「うふふ…、なんだか、つらいことも忘れてなごんでくるみたい…。」
田崎博士「まあ、しばらくそうしていなさい。すぐに、たいへんなことが始まるから。」
暁子「はい。」

いっぽう、良子を襲って研究所から真里と雅美也も、最初に入ったへび穴の入口に戻っていた。

真里「今日は、そうだわ。おにいちゃんのおかあさんたちもへびになったし、わたしたちの学校にしのびこんで来るといいわ。」
雅美也「え?暁子の学校?でも、自分の卒業した学校で顔も知られているし…。」
真里「だいじょうぶよ、わたしたちのクラス担任は今年入ってきたばかりの若い先生で、おにいちゃんのことは知らないはずよ。」
雅美也「そうか、それならいいや。」

さらに、真里の携帯電話が鳴っていた。

真里「今日はどうするかって?気が早いわね。とにかく、うちのクラスは女の子がひとりをのぞいてみんなへび女になったんだから、そろそろ男の子たちのほうも?いいわよ、うふふふ。」

田崎博士の運転する自動車で、助手席にいた暁子の抱いていた犬であるコロがほえだした。

コロ「ワン、ワンワン。」
暁子「まあ、初めて鳴きだしたわ。」
田崎博士「ん?よし。」

急に、博士が車を左折させて細いあぜ道に入りこんでいた。

暁子「ど、どうしたんですか?」
田崎博士「ほら、コロが左のほうを向いてほえているじゃろ。へび女がいることを知らせているんじゃよ。」
暁子「この犬、へび女がいることがわかるんですか?」

田崎博士の車は、農家の横にある鳥小屋に入っていた。そこには、まさしくへび女にされていた良子の姿が、しかも着ていた制服までぬいでいて下着姿になり、胴体をへびのように伸ばして小屋のなかにあったにわとりをぐるぐるまきにして苦しめていたのである。

田崎博士「こりゃ、見てられん、暁子さんとやら、後ろの座席にあるケースをあけて一個だけでいいから銃を持ちなさい。」
暁子「は、はい。」

少し距離を離れたところに車を止めて、ふたりとも車外に出て、後部座席の後ろに置いていたジュラルミンのケースをあけた。銃を取り出したふたりが、少しずつ鳥小屋に近づいていた。暁子の少し後で犬のコロもゆっくり歩いてきた。

田崎博士「よし、後ろから髪の毛を狙って撃ちなさい。こうやって…。」

田崎博士に指導を受けて、いっせいに良子の髪を目がけ、向けていた銃から薬液を発射させていた。二人とも、狙い通りに良子の髪にあたりはしたが、にわとりを巻いていた胴体がはずれてきて大きく髪を振り乱すようになり、また大暴れしそうになっていた。

暁子「どうしたのかしら。」
田崎博士「さっきの女の子に比べると、髪の毛があんなに長くて多いために何発も撃ってやらないといかん。引き続き撃ち続けなさい。」
暁子「はい。」

しかし、胴体をちぢめながらもなおその場にのたうちまわっているだけで、なかなか倒れない良子のため、銃に入っている液もふたりともすぐ使いはたして、新たに車のケースから銃を取り出そうとしているうちに、良子が博士たちのほうを目がけて襲いかかろうと向かってくるのであった。

良子「がおーっ!」

まるで、怪獣のような良子の叫び声であった。

田崎博士「うわっ!」
暁子「あぶない!」

だが、そのときにタイミングよく、犬のコロがとびだして、向かってくる良子にとびかかっていたのであった。

良子「ぎゃあーっ!」

とくにかみついていたわけでもないが、犬は苦手なようで、もともとへびは犬が苦手とも言われていたが、ついにショックからか、良子はその場に横になって倒れてしまった。

田崎博士「よし、いまだ。コロ、こっちへ来い。暁子さんもあの子の髪に思い切りかけて。」
暁子「はい。」

ふたりでようやく良子の髪をくまなく銃に入っていた薬液をかけて、うろこだらけになっていた良子の身体もそのうろこや模様が消え、伸びていた胴体も元のようになった。

田崎博士「これで、もとの人間に戻ったかな?」
暁子「まあ、あんなところに制服がぬぎすてられてるわ。この人の着ていたものね。」
田崎博士「それなら、着せてやりなさい。農家の人はどうやら留守みたいだな。家の人には危害が加わらなかったようだな。」

暁子が、良子の制服を着せた後、田崎博士といっしょに気絶している良子の身体を運んだ。暁子にとっては、自分より年上で身体も大きく、太っているために運ぶには少し苦労したという感じだった。

暁子「どうするんですか、この人を。」
田崎博士「まだ、目覚めると危険かもしれない。申し訳ないけど、また暴れて外に出られても困るから、後ろの手だけでも縄でしばってトランクにいれておこう。残酷かもしれんが。」

こうして、へび女にされた者もワクチンの薬液によってもとの人間に戻るようになるとみられるいっぽうで、また新たにへび女が発生しようとしていた。
真里が、暁子の兄である雅美也を学校にまたへび穴をはわせて誘ったのである。しかも、出てきたところは教職員用の女子便所であった。
真里や暁子のクラス担任でもある若い女教師も髪の毛を長くしてふだんはアップにしていたが、便所で髪の毛を整えようとしてまとめていた髪の毛をほどき始め、便所内にある鏡を見てヘアブラシでとかしていた。その後ろ姿を見た雅美也が、さっそく女教師の背中に髪ごととびついたのである。

女教師「きゃあーっ!」

その場に倒された女教師を、雅美也は便所の一室にひきずっていた。そして、女教師の身体をうつぶせにして、雅美也はまたはいていたズボンやパンツをぬぎ、女教師の髪の毛をぼっきした性器にまきつけ、精液をとびださせていた。

雅美也「ふふふふ。」
女教師「くくくく。」

ちょうど、お昼休みであった。

良子をトランクに閉じ込めてふたたび町に向かった自動車は、ようやく都市部に戻ってきたようで、すでにお昼をすぎていたため、道路は比較的すいていた。

田崎博士「そういえば、おなかはすかないかね。」
暁子「いまは食欲ありませんわ。博士は?」
田崎博士「わしもすいてはいない。まあ必ずしも急がなきゃならないというわけじゃないんだから、食べたくなったらいつでも言いなさい。」
暁子「はい。」
コロ「ワン、ワン。」
暁子「あら、コロがまた鳴き出したわ。」
田崎博士「ん?こんどはこの右に入ったほうだな。だいぶ家がたてこんでいた狭いところだな。」

自動車は、その路地に入ってT字路にさしかかり、一旦停止した際にコロがまたほえたので、その角にある家にへび女がいるのだと思った。玄関を見ると表札が「長原」となっている。そう、雅美也が襲ってへび女にしたうちのひとり、年上の女子校生である長原桂子が住んでいる家である。ちょうど、空き地がその先にあったので博士は自動車をそこに止め、またふたりとも銃を持って車を降りていた。

田崎博士「ごめんください。」

出てきたのは桂子の母親だった。桂子も、両親をへび女にしているのである。

桂子の母「はい。」
コロ「ワン、ワン。」
田崎博士「よし、頭を目がけなさい。」
暁子「はい。」
桂子の母「きゃっ、なにするの?ううっ。」

桂子の母親も長い髪をアップにしてまとめていたので、そこをふたりとも狙った。母親はその場にがくっと倒れてしまった。

コロ「ワン、ワン。」
田崎博士「まだ奥にだれかいるようじゃ。」

コロもあがりこんで、その家の廊下を走っていた。すると、おふろ場に追ってきたふたりはたどり着いていた。

暁子「まあ、おふろにへび女がいるのかしら。」
田崎博士「また、女の人だったらおこられるから、暁子さんにそっとあけてもらいましょう。申し訳ないけど。」
暁子「いいえ。」

ふろ場の扉を開くと、まず脱衣所があるが、そこには男と女の両方の下着がぬぎ捨てられてあった。

暁子「まあ、いっしょに入ってるなんて…。」

浴室の扉をあけると、実に驚くべき光景が暁子の目に入った。

暁子「きゃあ。」
桂子「だ、だれよ、あんたは。」
田崎博士「すぐに髪の毛を目がけて銃を撃ちなさい。」
桂子「ぎゃあっ!」

暁子が目にしたふろ場の光景は、桂子が父親といっしょに入ってしかも桂子が胴体を長く伸ばしながら父親のやはりはだかになっている身体に巻きつき、桂子の三つ編みにしていた二本のおさげ髪を父親がそれぞれの手でわしづかみにしてひっぱりながら、桂子が父親の性器に口を近づけて、いわゆるフェラチオをしていたのであった。

田崎博士「いくらなんでも、こどものあなたにとても見せられる場面ではないが、このさいそんなことも言ってられないな。あなたはなるべく女の子のほうを狙いなさい。身動きが両方ともできないうちに。」
暁子「はい。」

こうして、この一家三人とも気絶したままではあったが、へびのうろこや模様が消えてみなもとの人間に戻ったようである。もうすぐ、暁子の家や学校にも近い場所であるが、その学校では恐ろしいことが起ころうとしていた。

その日の授業がひととおり終って暁子のクラスも最後の礼につくところであった。さきほど、雅美也に襲われてへび女になった担任の教師も、髪の毛をほどいた姿のままだったので、ひとりだけ男子生徒に実はこの女教師にあこがれていた者がいてその姿にぼおっとなっていた。

女教師「はい。なにかみんなのほうで伝えておきたいことがありますか?」
栄美子「先生、最近、男子の掃除のやりかたが手を抜いていると思います。」
真里「わたしもそう思います。」
男子生徒a「おい、なんだよ。おれたちちゃんとやってるじゃねえかよ。」
芳美「あら、なんか男子便所がすごくくさいわよ。もちろんわたしたちは見られないけど、ほんとうにちゃんとやってるのかしら。」
明美「そうよ。今度からもう、教室も廊下も、女子便所も男子にやってもらおうかしら。」
男子生徒b「ふざけんなよ。なんで女子便所までおれたちが掃除しなきゃいけねーんだよ。」
女教師「はいはい。ちょっとみんな静かに。そうですね。たしかに男子の掃除のやりかた、最近あらっぽいですね。」
男性生徒c「先生まで、なんだよ。いくら女だからって、そんな女の味方ばかりしてどうするんだよ。」
女教師「言葉をつつしみなさい。いい?このクラスは女子のほうがちゃんと男子よりまじめに勉強ができています。だから、これから男子には遊ぶ時間を少なくさせて女子を自由にします。」

男子生徒たちが、ほとんど口を揃えてえーっという奇声をあげていた。

明美「そうよ。このクラスは女子が偉いのよ。」
男子生徒d「なんだい、急に女たちが、どうなってんだい?」
真里「うふふふ。」
芳美「うふふふ。」

すでに女子生徒も全員へび女になっていて、とうとう表情を不気味に変え、正体を現わそうとしていた。

男子生徒e「おい、女たちの首が急にみんな…。」
男子生徒f「先生も…。」
栄美子「くくくく。」

女子生徒たちの顔にうろこが現われ、目もつりあがって口が裂けてきていた。男子生徒たちはそれを見ていっせいに驚いたのであった。

男子生徒g「なんだ、うわっ!」

女子生徒たちはついにひとりずつ傍らの男子生徒の身体をつかまえ始め、男子生徒に首を近づけていた。

男子生徒h「離せよ。やめろよ。あっ、こんなところを。」
真里「ふふふふ。」

女子生徒たちは、それぞれ男子生徒の股間にも手を伸ばし、チャックもおろしてそのなかをまさぐりだしたのであった。さきほど、担任の女教師にあこがれていたという唯一の男子生徒も、その教師につかまっていた。

女教師「おほほほほ。わたしに襲われて本望でしょ。あなたが先生のことを好きなのはわかっていたのよ、うふふふ。これからたっぷり、気持ちいいことしてあげるわね。」

ちなみに、このクラスは男女同数であったが、暁子ひとりだけがもちろんいなかったので、担任の女教師に襲われている男子生徒以外全員がひとりずつ女子生徒に襲われていた。女子生徒の長い髪の毛をばっさりかけられて早くも意識がもうろうとなった男子生徒、おさげ髪をかぶせられた男子生徒、三つ編みの髪の毛をかけられている男子生徒も。
暁子のクラスは、こうして恐ろしい、へび女たちによる、女が男を支配する修羅場と化してしまったのである。

< つづく >

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